JPH06291178A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06291178A
JPH06291178A JP7382293A JP7382293A JPH06291178A JP H06291178 A JPH06291178 A JP H06291178A JP 7382293 A JP7382293 A JP 7382293A JP 7382293 A JP7382293 A JP 7382293A JP H06291178 A JPH06291178 A JP H06291178A
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JP
Japan
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region
dielectric
semiconductor device
manufacturing
trench
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JP7382293A
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English (en)
Inventor
Genzo Kadoma
玄三 門間
Yuzo Kataoka
有三 片岡
Seiji Kamei
誠司 亀井
Yasushi Kawakado
保志 川角
Yukihiro Hayakawa
幸宏 早川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回のエッチング工程で深いトレンチと浅い
トレンチを同時に形成し、1回の堆積工程でそれらのト
レンチを同時に埋込むことにより、分離領域を簡単な工
程で形成し、半導体装置の高集積化および製造歩留りを
向上させる。 【構成】 半導体基体10の表面に絶縁膜13を形成
し、その絶縁膜にそれぞれ幅の異なる複数の開口部を設
け、半導体基体10をエッチングして開口部の幅に応じ
てそれぞれ異なる深さを有する複数の溝18,19を形
成し、さらに複数の溝に誘電体15を埋込んで絶縁分離
領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に素子間分離領域の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】単一の半導体チップに複数の半導体素子
を形成する場合、各素子形成領域を相互に絶縁する必要
がある。半導体集積回路における素子分離には、大別し
てPN接合によるジャンクション・アイソレーション
と、絶縁物を介在させるダィエレクトリック・アイソレ
ーション(誘電体分離)とがあり、後者には、LOCO
S法とトレンチ(溝)を用いたアイソレーションとがあ
る。半導体装置の高集積化につれて、誘電体分離が多く
利用されるようになってきた。これまで、半導体表面の
一部を選択的に酸化して分離領域を形成するLOCOS
法が一般的に行なわれてきたが、LOCOS法では分離
領域端にバーズビークが生じ、また深い素子分離を形成
できないという欠点があり、素子の微細化,高速化を制
限していた。そこでこれらの問題を解決するために近年
トレンチアイソレーション(溝分離)が注目されるよう
になった。
【0003】図13にトレンチアイソレーションを用い
たバイポーラトランジスタの断面図を示す。図示のバイ
ポーラトランジスタは通常以下の工程により作製され
る。すなわち、P型基板10にN+ 埋込み層11を形成
した後、N- エピタキシャル層12を形成する。その後
コレクタ周辺にP型基板まで達する深いトレンチアイソ
レーション22を形成する。そしてコレクタ抵抗を下げ
るためのN+ 不純物層38を形成する。その後ベースと
コレクタを分離するためLOCOS法によって選択酸化
領域を形成し、さらにベース26,エミッタ層36を形
成してバイポーラトランジスタを形成する。図13のト
ランジスタはコレクタ周辺の他の素子と分離する領域に
トレンチアイソレーションを設けることにより隣接する
素子との距離を短かくできるので、微細化が可能とな
る。またN+ 埋込み層より深くトレンチアイソレーショ
ンを設けることにより、寄生素子の発生を抑えることが
でき、トランジスタの高速化が可能となる。
【0004】バイポーラトランジスタにおいては隣接素
子との分離距離を短かくしかつ寄生素子の発生を抑える
ため、P型基板まで届く深いアイソレーションと、ベー
スとコレクタ間を分離しかつエピタキシャル層が連続す
る浅いアイソレーションが必要である。
【0005】しかしながら上記従来例では、ベース,コ
レクタ間の素子分離をLOCOS分離法による酸化膜3
1で行なっている。そのため、LOCOS分離法に伴う
前述したバーズビークの発生のために、コレクタとベー
ス間の分離幅は1.5〜2.0μm程度が限度であり、
単体素子の微細化を制限していた。またLOCOS分離
法はバーズビーク下で結晶欠陥が発生するという欠点が
あった。
【0006】このような、トレンチアイソレーションと
LOCOS法との併用に伴う欠点を解決するために、例
えば、米国特許4,236,294号、3,745,6
47号、3,975,818号および3,978,51
5号等に示されている通り、NPNトランジスタの素子
分離領域をトレンチで形成し、かつ、ベース・コレクタ
間に、新たにサブトレンチ領域を形成する方法が提案さ
れている。
【0007】図14はその一例を示すものである。P-
基板10にN+ 埋込層11,Nエピタキシャル層12お
よび熱酸化膜層13を順次形成し、図14(a)に示す
ように、ベース・コレクタ間分離のための、N+ 埋込層
に達する浅いサブトレンチ18をエッチングによって形
成する。次にサブトレンチ18をCVDSiO2 24で
埋込み、図14(b)に示すように、素子分離のための
- 基板10に達する深いトレンチ19をエッチングに
よって形成する。ついで、図14(c)に示すように、
ベース領域となるP層26、それぞれエミッタ領域およ
びコレクタ領域となるN+ 層36,38を形成し、さら
にCVDSiO2 24によってそれらの表面を覆うと同
時にトレンチ19を埋込む。最後に図14(d)に示す
ように、ベース,エミッタおよびコレクタのそれぞれに
電極39を形成して、浅いトレンチ分離領域20および
深いトレンチ分離領域22を有するNPNトランジスタ
が作製される。
【0008】しかしながら、上記従来例では、トレンチ
を形成するために2回のパターニングおよびエッチング
を行なわなければならず、次のような欠点があった。
【0009】(1)同じトレンチのパターニング・エッ
チングを行なうのに、マスクが2枚必要であり、製造コ
ストが上昇する。
【0010】(2)2回のパターニングを行なうため、
アライメントのずれにより、コレクタ,ベース容量Cbc
が、変動する。
【0011】(3)素子分離用のトレンチおよび、サブ
トレンチ形成後、それぞれ、そのトレンチの埋め込み工
程が必要となり製造コストが上昇する。
【0012】さらに、トレンチ・アイソレーションには
以下に述べるような問題が生ずることがある。すなわ
ち、トレンチ・アイソレーション上面の絶縁膜に生ずる
凹みおよび狭いトレンチ内に生ずる“す”の問題であ
る。
【0013】図15は素子間の分離のためのトレンチ・
アイソレーション22の例を示す。トレンチ内面および
Nエピタキシャル層12の表面に絶縁膜(熱酸化膜)2
1を形成し、トレンチ内に誘電体24を埋込んだ後、エ
ッチバック法等でトレンチ内に埋込んだ部分以外の誘電
体を除去し、その後さらに絶縁膜25を堆積させて素子
分離領域を形成したものである。この時トレンチ22内
に埋込まれた誘電体24の段差により、絶縁膜25上に
凹部27が形成される。
【0014】凹部27は激しい段差を生じさせ、特に多
層配線を形成する際に、半導体装置の歩留りを低下させ
る原因となる。
【0015】また、図16に示すようにトレンチ内に埋
込まれた誘電体24の上部に熱酸化法により熱酸化膜2
9を形成しても、段差は残り、配線を形成する際に歩留
りを低下させてしまう。
【0016】さらに上述した凹部を平坦化しようとする
場合は、SOG等の有機絶縁物を塗布したり、埋込み用
誘電体を非常に厚く堆積させるといった手法が用いら
れ、後工程も含めて素子分離領域の形成方法が非常に複
雑になるという欠点があった。
【0017】また、特に幅の狭いトレンチ・アイソレー
ションでは“す”の発生の問題があった。
【0018】図17(a)は、図14に示した浅いトレ
ンチ18および深いトレンチ19の内面に厚さ約100
0Åの熱酸化膜21を形成し、さらに、減圧CVD法に
よってポリシリコン33を約10,000〜15,00
0Å堆積してトレンチ内を埋めこんだ状態を示す。
【0019】その後、反応性イオンエッチングにより埋
込み部分以外のポリシリコン33をエッチングし、常法
を用いて、ベース領域26,エミッタ領域36,および
コレクタ領域38を形成し、酸化膜37を設けて、図1
7(b)に示すようなトレンチによる素子分離を用いた
バイポーラ型トランジスタが得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、図16に示すように幅が狭く、浅いトレンチ
を、通常の減圧CVDによるポリシリコン膜で埋込もう
とするとき、トレンチ内部に「す」35ができることが
多く、でき上がった半導体装置の信頼性を落としてしま
う。
【0021】さらに、P−N接合分離では、N型エピタ
キシャル層内のP型領域(NPNトランジスタのベース
あるいはPNPトランジスタのエミッタ,コレクタ)と
P型分離領域との間での寄生素子(P−N−Pトランジ
スタ)が動作する可能性があるために、パターン設計時
に十分な間隔を必要とする。これは半導体装置の微細化
にとって大きな障害となる。
【0022】またトレンチ分離では、分離領域のトレン
チ内に酸化膜あるいは多結晶Siを埋め込む工程がある
が、トレンチの断面形状の制御が難かしいこと、また、
トレンチ内を均一に埋めきれずに空洞が残ることがある
ために、ウェハーに他の工程で応力がかかった場合に反
りを発生させることがある。
【0023】本発明は上述した技術課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は高集積化に対応可能な素子分離
領域をより簡単に形成し、歩留りを向上させることにあ
る。
【0024】また、本発明の目的は、1回のエッチング
工程で深いトレンチと浅いトレンチを同時に形成し、1
回の堆積工程でそれらのトレンチを同時に埋込むことの
できる方法を提供することにある。
【0025】さらに本発明の他の目的はトレンチ分離領
域の表面を平坦に形成する方法を提供することにある。
【0026】本発明のさらに他の目的はトレンチ分離領
域内を完全に埋めこみ、「す」を発生させない方法を提
供することにある。
【0027】本発明のさらに他の目的は、トレンチ分離
領域において応力の発生のないトレンチ分離方法を提供
することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による半導体装置の製造方法は半導体基体の
表面に絶縁膜を形成する工程、該絶縁膜にそれぞれ幅の
異なる複数の開口部を設ける工程、前記半導体基体をエ
ッチングして前記開口部の幅に応じてそれぞれ異なる深
さを有する複数の溝を形成する工程、および該複数の溝
に誘電体を埋込んで絶縁分離領域を形成する工程を有す
ることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明による方法は半導体基体の
表面の第1の領域に該半導体基体と化合物を形成する物
質を導入する工程、該第1の領域および該第1の領域以
外の第2の領域の半導体基体表面を露出し、その他の基
体表面をマスク材で覆う工程、前記半導体基体をエッチ
ングして前記第1の領域に浅い溝、前記第2の領域に深
い溝を形成する工程、および前記浅い溝および深い溝に
誘電体を埋込んで絶縁分離領域を形成する工程を有する
ことを特徴とする。
【0030】本発明による方法は半導体基体の表面に形
成した絶縁膜に開口部を設ける工程と、前記開口部内に
絶縁膜を形成する工程、前記開口部に誘電体を埋込む工
程、前記誘電体上に不純物層を形成する工程、前記開口
部に埋込まれた以外の前記誘電体を除去する工程、およ
び前記半導体基体を熱酸化し、前記誘電体上部に熱酸化
膜を選択的に形成する工程を有することを特徴とする。
【0031】本発明による方法は半導体基体にそれぞれ
幅の異なる複数の溝を形成する工程、前記半導体基体表
面に熱酸化膜を形成して幅の狭い前記溝は前記熱酸化膜
で充填し、幅の広い前記溝には未充填部分を残す工程、
および前記未充填部分に誘電体を埋込む工程を有するこ
とを特徴とする。
【0032】本発明による方法は第一導電型の半導体基
体に第二導電型の埋め込み領域と、第一導電型の埋め込
み領域を形成し、前記半導体基体上に第二導電型のエピ
タキシャル半導体層を形成する工程、前記エピタキシャ
ル層表面から前記第一導電型の埋め込み領域に達する第
一導電型の拡散領域を選択的に形成する工程、前記第一
導電型の拡散領域および前記第一導電型の埋め込み領域
を陽極化成して多孔質化する工程、および前記多孔質領
域を酸化することにより誘電体化して前記第二導電型の
単結晶層側面を誘電体で分離する工程を有することを特
徴とする。
【0033】
【作用】本発明によれば、トレンチ形成に際し、トレン
チの幅によって形成されるトレンチの深さが異なること
を利用して、素子分離用のトレンチと、サブトレンチを
1回のパターニング,エッチング工程で形成し、かつそ
のトレンチの埋め込みを1回のCVDで行なうため、製
造コストの低減を実現し、かつ、トランジスタの特性安
定性を図ることができる。
【0034】さらに、本発明によれば、半導体基板内部
に選択的に主半導体形成物質との化合物を形成し、その
後トレンチ形成の基板エッチングを行なう際、主半導体
形成物質と、主半導体形成物質との化合物のエッチング
速度の差を利用することにより1度のエッチング工程で
深さの異なる分離用トレンチを形成することができる。
【0035】本発明によれば、トレンチ内に埋めこまれ
た誘電体層の表面に不純物を導入し、その不純物による
増速酸化を利用して、トレンチアイソレーション領域の
表面を平坦にできる。
【0036】さらに、本発明によれば、狭いトレンチを
全て熱酸化によるシリコン酸化膜で埋込むことにより、
トレンチ内部に生じる「す」のような欠陥を無くすこと
ができる。
【0037】また、本発明によればN型エピタキシャル
層に上下両方向からP型不純物を拡散させてP型の分離
領域を形成し、このP型分離領域を表面から陽極化成す
ることによって多孔質化し、多孔質層を酸化することに
よりN型エピタキシャル層の側面を誘電体で分離するこ
とによって、良好な分離領域の形成が可能であり、ま
た、分離領域に応力が発生しない。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0039】図1を用いて、本発明の第1の実施例を説
明する。
【0040】P型Si基板10に、N+ 埋込み領域11
を形成し、その上に、N- エピタキシャル層12を形成
する。このとき、N+ 埋込み層11の形成条件は、N型
拡散源としてSbを使用し、80〜100KeVの加速
電圧でSbイオンを注入し、濃度1〜2×1015/cm
3 のN+ 埋込み層を形成した。さらに、1100〜12
00℃で3〜4hr加熱し、活性化した。次に基板を熱
酸化し、厚さ5000〜8000Åの酸化膜13を形成
した。次に、浅い溝であるサブトレンチ18と素子分離
用トレンチ19用のパターンが形成されているマスクを
使用し、レジストパターンを形成する。このとき、サブ
トレンチと素子分離用トレンチのパターンサイズは、サ
ブトレンチ幅<素子分離用トレンチ幅でなければならな
い。その理由は、図2に示すように、トレンチ幅によ
り、同一エッチング時間でエッチングしたトレンチ深さ
が変わるからである。これは、一般に記述されるエッチ
ングにおけるマイクロローディング効果によるためであ
る。本実施例では、サブトレンチ幅=0.3μm,素子
分離用トレンチ幅=1.0μmとした。上記マスクを使
用し、図1(a)に示すように、レジストをマスクとし
て、1回のエッチングによって、サブトレンチ18と素
子分離用トレンチ19を同時に形成することが可能とな
った。このときのトレンチの深さは、サブトレンチ18
が、3.5μm、素子分離用トレンチ19の深さは、
6.5μmであった。エッチングは、ECRタイプのエ
ッチング装置を用いて行なった。次に、サブトレンチお
よび素子分離用トレンチの内部に厚さ200〜1000
Åの熱酸化膜21を形成した。次に、図1(b)に示す
ように、ポリシリコン膜17を、LP−CVDにより堆
積させた。このときのポリシリコン膜の厚さは、1.0
〜2.0μmである。次に図1(c)に示すように、ポ
リシリコン膜17上にレベリング剤が含まれるレジスト
をコートし、ベークしたのち、エッチバックした。エッ
チバックの終点が酸化膜13に達する直前となるように
エッチバック条件を設定した。次に図1(c)に示す通
り、熱酸化により、基板表面のポリシリコン膜17を酸
化し、基板表面がすべてSiO2 膜15でおおわれるよ
うにした。次に、図3に示すようにトランジスタのベー
ス領域26,エミッタ領域36,コレクタ領域38を形
成し、さらに、図3に示すように、各領域にコンタクト
をとるための窓あけを行ない、さらに配線39を形成し
た。
【0041】このように、本実施例に示した通り、サブ
トレンチ18と素子分離用トレンチ19を同一マスクで
形成し、さらに、両トレンチを同時に埋め込むことが可
能となった。
【0042】次に本発明の第2の実施例について図4を
参照して説明する。
【0043】図4(a)ないし(h)は本発明による半
導体装置製造方法の第2の実施例を工程順に示す断面図
である。
【0044】まず、半導体基板40の表面にレジスト4
1を2〜4μmの厚さで塗布する(図4(a))。半導
体基板40は、例えば図1に示したN+ 埋込み層11,
Nエピタキシャル層12を含むものである。レジスト厚
は後工程でのイオン注入において基板に対するマスク効
果が期待できる厚さが必要である。
【0045】次に、浅いトレンチを形成する領域に対応
する部分のレジストを選択的に除去して開口部42を形
成する。その後浅いトレンチ形成箇所の基板内にイオン
注入により不純物を注入する(図4(b))。導入不純
物は次工程の熱処理でSiと反応してシリコン化合物を
形成する不純物、例えば酸素,窒素等である。例えば酸
素をイオン注入し次工程の熱処理で6000Åのシリコ
ン酸化物を基板内に設ける場合、O+ イオン注入の全ド
ーズ量は2.76×1018/cm2 である。実際にイオ
ン注入を行なう際、酸化膜形成後の周辺のSiの結晶欠
陥を防止するため、複数回に分けてイオン注入を行なう
ことが望ましい。今回の実験では、イオン注入を3回に
分け、各々の条件はドーズ量/加速電圧=9.2×10
17/220KeV,9.2×1017/170KeV,
9.2×1017/130KeVで行なった。
【0046】次に、イオン注入を行なった不純物を活性
化するために、レジストを全面除去した後に不活性ガス
雰囲気において熱処理を行なう。例えば前述した酸素イ
オン注入の際、N2 雰囲気で1150〜1350℃,6
〜10hours熱処理して酸素の活性化を行ない、半
導体基板内部にSiO2 層43を選択的に形成する(図
4(c))。
【0047】その後、再び基板表面にレジスト44を全
面に塗布して浅いトレンチ,深いトレンチ各々の形成領
域のレジストを選択的に除去して開口部42,45を形
成する(図4(d))。
【0048】残留したレジスト44をマスク材として異
方性エッチングによってトレンチ46,47を形成する
(図4(e))。例えば埋め込み物質43が酸化物の場
合、ECRプラズマによりCl2 ,SF6 ,CH22
のガスを用いてエッチングした場合、Siのエッチング
速度は約1μm/minであるのに対しSiO2 のエッ
チング速度はSiのそれより約1/7遅く0.14μm
/minである。このエッチング速度の差によって、同
一のエッチングにおいて、SiO2 43が0.6μmエ
ッチングされる間にSiは4.2μmエッチングされ、
深いトレンチ47が形成される。
【0049】これにより1回のエッチングにより深さの
異なる2種類のトレンチを同時に形成できる。トレンチ
のエッチングは酸化物43の底面で停止させる必要はな
く、それより深くても浅くてもよい。実施例において
は、酸化物43下のイオン注入による残留Si結晶欠陥
を防止するため、酸化物43の底面よりさらに0.4μ
mエッチングし、浅いトレンチ46の深さを1μm,深
いトレンチ47の深さを4.6μmとした。
【0050】残留レジストを全面除去し、熱酸化により
Si表面に厚さ約1000Åの酸化膜48を形成する
(図4(f))。
【0051】LPCVD法により、誘電体例えばポリシ
リコン49を堆積し、トレンチ内部を誘電体物質で埋め
込む(図4(g))。
【0052】最後に、エッチバックして基体表面の誘電
体物質を除去することにより、表面が平坦でかつ深さの
異なるトレンチアイソレーションを形成できた(図4
(h))。
【0053】次にトレンチ内に埋込んだ誘電体上部を平
坦化する方法の実施例を示す。
【0054】図5はこの実施例の工程を示す断面図で、
同図において50は半導体基体(Si基板)、51は絶
縁膜、52は感光剤で、53は開口部、54は絶縁膜、
55は埋込み用誘電体、56は不純物、57は誘電体表
面に拡散した不純物、58は熱酸化膜である。半導体基
体50は、図1に示したN+ 埋込み層およびNエピタキ
シャル層を含んでもよい。
【0055】図5の工程について説明する。同図(a)
において半導体基体50上に絶縁膜51を形成する。
【0056】この絶縁膜の種類としては熱酸化法やCV
D法によるSiO2 ,SiN,PSG,BPSG膜が挙
げられ、その膜厚は1000〜10000Åである。望
ましくは熱酸化法によるSiO2 膜を8000Å形成さ
せるのが良い。次にフォトリソグラフィ工程にてパター
ニングを行い、感光剤52をマスクとして、半導体基体
50内に溝53をRIE法にて形成する。この溝53の
幅は0.5〜2μm,深さは2〜10μmで、本実施例
では幅が1.5μm,深さは6μmである(同図
(b))。続いてマスクとして用いた絶縁膜51および
感光剤52を除去する(同図(c))。その後再び半導
体基体50および溝53全体を覆うように絶縁膜54を
形成する。ここで用いる絶縁膜としては熱酸化法やCV
D法によるSiO2 ,SiN等が挙げられ、その膜厚は
500〜3000Åであるが、本実施例では熱酸化法に
よるSiO2 膜を1000Å形成している(同図
(d))。
【0057】次に溝53を空隙が無いように誘電体55
で埋込む。この誘電体は熱酸化法やCVD法によるSi
2 ,PSG,BPSG,多結晶Si等が挙げられ、そ
の膜厚は0.3〜1.5μmであり、本実施例ではCV
D法による多結晶Siを8800Å堆積させている(同
図(e))。次に半導体基体50上に堆積させた誘電体
55上に不純物56を導入する(同図(f))。ここで
導入する不純物はAs,B,P等が用いられ、本実施例
においてはAsをイオン注入法により、注入量が1×1
16cm-2、加速エネルギーを40KeVの条件を用い
た。引続いて誘電体55の表面に導入した不純物56を
ある程度の深さまで拡散させ、所望の抵抗値を得るため
に熱処理を加える。この熱処理により拡散した不純物が
同図(g)の57である。ここで用いる熱処理はN2
囲気で、電気炉の場合950℃〜1050℃,処理時間
は5〜60minとなり、RTA等の装置の場合は温度
1000℃〜1100℃,処理時間は5〜60secと
なる。本実施例においては電気炉を用いて温度1000
℃,処理時間を20minとし、誘電体55表面近傍全
体に不純物57を拡散させている。次にフォトリソグラ
フィ工程においてエッチバック法等によって溝53内に
埋込まれた不純物層57を表面近傍に持つ誘電体55だ
けを残し、絶縁膜54を含む半導体50上にある誘電体
55を除去する(同図(h))。次に熱酸化法により半
導体基体50全体に熱酸化膜を形成する。この熱酸化に
より溝53内に埋込まれた誘電体55の表面近傍の不純
物層57のみが選択的に増速酸化され、熱酸化膜109
を形成する(同図(i))。ここで用いる熱酸化の条件
としては、950℃〜1050℃,パイロジェニック法
による酸化時間は10〜60minで、本実施例では1
000℃,20′の熱酸化処理を行っている。
【0058】図6に増速酸化量を示す。この図は、H2
およびO2 をそれぞれ6lおよび4l/secで流しな
がら1000℃で酸化させたときの多結晶シリコン層の
酸化膜を示したもので、As量が多いと厚い酸化膜が形
成されることがわかる。
【0059】以上の工程により溝53内に埋込まれた誘
電体55の表面のみを選択的に熱酸化することで誘電体
55の上部にできる凹部を熱酸化膜58で埋込むことが
でき、平坦化が可能となり、後に金属配線を形成する際
に段差による断線を防ぐと同時に、素子間の電気的な分
離においても優れた特性を得ることができる。
【0060】本発明による別の実施例としては半導体基
体上に広い面積を持つ電気的な絶縁領域と、深い溝を形
成し、前記溝内に誘電体を埋込んだ電気的絶縁領域を組
合わせて使用する場合、前記溝内に埋込んだ前記誘電体
の上部のみを選択的に熱酸化膜を形成し、前記誘電体上
部を平坦化するものである。
【0061】図7は本発明による別の実施例の工程を示
す図で、59はフィールド酸化膜と呼ばれる絶縁膜であ
る。
【0062】図7(a)において半導体基体50上に絶
縁膜59を選択的に形成する。形成方法は通常のLOC
OS酸化法にて形成し、酸化膜厚は3000〜1000
0Åであり、本実施例では8000Åの熱酸化膜を形成
した。次にフォトリソグラフィ工程にてレジスト等の感
光剤52を塗布してパターニングを行い、感光剤52を
マスクとして絶縁膜59をエッチングし、溝53Aを形
成する(同図(b))。引続いてRIE法等にて半導体
基体50を、感光剤52および絶縁膜59をマスクとし
て用いながらエッチングを行い、溝53Bを形成する。
この時絶縁膜59の上部を1000〜3000Å程度エ
ッチングする(同図(c))。この溝53Bの幅は0.
8〜2μm,深さが3〜9μmで、本実施例では幅1μ
m,深さを6μmとしている。次に半導体基体50上お
よび溝53Bの全面を覆うように絶縁膜54を形成す
る。この絶縁膜54の形成方法としては熱酸化法やCV
D法によるSiO2 ,SiN,NSG等が挙げられ、膜
厚は500〜3000Åの範囲を持つ。本実施例では熱
酸化法によるSiO2 を1000Å形成している(同図
(d))。
【0063】次に溝部53Bを空隙の無いように誘電体
55を埋込む。この誘電体は熱酸化法やCVD法による
SiO2 ,PSG,BPSG,多結晶Si等が挙げら
れ、その膜厚は0.3〜1.5μmであり、本実施例で
はCVD法による多結晶Siを8000Å堆積させてい
る(同図(e))。次に半導体基体50上に堆積させた
誘電体55上に不純物56を導入する(同図(f))。
ここで導入する不純物はAs,B,P等が用いられ、本
実施例においてはAsをイオン注入法により、注入量が
1×1016cm-2,加速エネルギーを40KeVの条件
を用いた。引続き誘電体55上に導入した不純物56を
ある程度の深さまで拡散させ、所望の抵抗値を得るため
に熱処理を加える。この熱処理により拡散した不純物層
が同図(g)の57である。ここで用いる熱処理はN2
雰囲気で、電気炉の場合950℃〜1050℃、処理時
間は5〜60minとなり、RTA等の装置の場合は温
度1000℃〜1100℃、処理時間は5〜60sec
となる。本実施例においては電気炉を用いて温度100
0℃で処理時間を20secとし、誘電体55の表面近
傍全体に不純物57を拡散させている。次にフォトリソ
グラフィ工程にてエッチバック法等にて溝部53B内に
埋込まれた不純物層57を表面近傍に持つ誘電体55だ
けを残し、他の部分の誘電体55を除去する(同図
(h))。次に熱酸化法により半導体基体50全体に熱
酸化膜を形成する。この熱酸化により溝53B内に埋込
まれた誘電体55の表面近傍の不純物層57のみが選択
的に増速酸化され、熱酸化膜58を形成する(同図
(i))。ここで用いる熱酸化の条件としては950℃
〜1050℃、パイロジェニック法による酸化時間は1
0〜60minで、本実施例では1000℃,20mi
nの熱酸化処理を行っている。
【0064】以上の工程開口部53B内に埋込まれた誘
電体55の表面のみを選択的に熱酸化することで誘電体
55の上部にできる凹部を熱酸化膜58で埋込むことが
でき、かつ絶縁膜51の上部をエッチングすることによ
り平坦化が可能となり、後に金属配線を形成する際段差
による断線を防ぐと同時に、広い面積を必要とする素子
間の電気的な分離においても優れた特性を得ることがで
きる。
【0065】図8(a)〜(e)は本発明の第3の実施
例の工程を説明するための断面図である。
【0066】まず、図8(a)に示すように、シリコン
基板60上に、熱酸化膜61を形成する。基体60は、
例えば図1に示したようにN+ 埋込み層,Nエピタキシ
ャル層を含んでもよい。このとき熱酸化膜61の膜厚
は、約300Åである。更にその上部に、減圧CVD法
を用いて厚さ約1300Åのシリコン窒化膜62を堆積
する。
【0067】次に、被着し、かつパターニングしたレジ
スト膜(図示せず)をマスク材として、開口幅の違う窓
を形成する。このとき、例えば幅の狭い窓は幅が約0.
5μm、幅の広い窓はその幅が約1.5μmである。
【0068】上述したマスク材を用いて、異方性エッチ
ングを行い図8(b)に示すように、シリコン基板60
に、幅約0.5μmのトレンチ63と、幅約1.5μm
のトレンチ64が形成される。
【0069】このとき、トレンチ64の深さを4μmに
する条件でエッチングを行うと、トレンチ63は、その
間口が狭いため、エッチングによる生成物の放出が速や
かに行われず、エッチャントの侵入も妨害され、その深
さが、トレンチ64と比較して浅くなり、約2μmにな
る。
【0070】次に、図8(c)に示すように、シリコン
窒化膜62を耐酸化マスクとして用い溝の内壁のシリコ
ン基板が露出した部分を熱酸化して熱酸化膜65を形成
する。
【0071】熱酸化はウェット酸化,ドライ酸化のいず
れでもよいが、酸化の開始から途中まではウェット酸
化、以後ドライ酸化すると良い。
【0072】このとき、厚さ約5500Åの酸化膜を形
成することにより、図に示すとおり、トレンチ63は、
熱酸化膜によって完全に埋め込まれることになり、一
方、トレンチ64は、溝の内壁がシリコンの熱酸化膜に
覆われた溝66を有する構造になる。
【0073】続いて、シリコン窒化膜62を熱リン酸を
用いて剥離した後、溝66を埋め込むために、減圧CV
D法により、図8(d)に示すように、多結晶シリコン
膜67を約8,000Å〜12,000Å堆積する。さ
らに、反応性イオンエッチングによって異方性エッチン
グを施すことにより、図8(e)に示すように表面の多
結晶シリコン67を除去する。この段階では、深さと幅
の各々異なった2種類のトレンチが完全に埋め込まれ、
深さの異なる2種類の素子分離構造68および69が形
成される。
【0074】図9(a)〜(d)は、本発明の他の実施
例の工程を説明するための断面図であり、以下、これら
の図を参照しながら説明する。
【0075】図9(a)に示すように、P型シリコン基
板70に、イオン注入法によりN+埋込み領域71を設
ける。その後N型のエピタキシャル層72を減圧CVD
法によって堆積し、表層に薄いシリコン熱酸化膜73を
約300Åの膜厚に形成する。その後減圧CVD法によ
ってシリコン窒化膜74を、約1300Åの厚さに堆積
する。
【0076】ここで、シリコン熱酸化膜73は、シリコ
ン窒化膜による応力を緩和し、後に行う選択酸化におけ
る形状不良を改善するものであり、シリコン窒化膜74
は、選択酸化の際の耐酸化マスク材である。
【0077】次に被着したレジスト膜(図示せず)をマ
スク材として、その所定の位置に窓を設置し、SF6
CH22 ,Cl2 等のガスを用いた反応性イオンエッ
チングにより、素子分離がなされるトレンチ75および
76を形成する。
【0078】このときトレンチ75の幅は、約1.5μ
mであり、トレンチ76の幅は約0.5μmである。ト
レンチ75の深さが4μmになるエッチング時間では、
同時にエッチングを行っても間口の狭いトレンチ76の
深さは、約2μmとトレンチ75よりも浅くなる。
【0079】その後、トレンチ分離溝75の分離機能を
より確実なものにするため、トレンチ分離溝底部にイオ
ン注入法等の技法でP+ アイソレーション領域となるP
型拡散領域77を形成する。
【0080】続いて図9(b)に示すように、トレンチ
75および76の内部のシリコンの露出した部分の選択
酸化を行う。この場合、その酸化膜78の厚さが約60
00Åであれば図に示すようにトレンチ75は内壁が酸
化膜で覆われ、トレンチ76は熱酸化膜によって完全に
埋込まれる。
【0081】次に、図9(c)に示すように、後工程等
での熱処理による歪みを抑えるため残っている溝79を
減圧CVD法によるポリシリコン67等で埋込む。この
場合、溝79は、開口部の幅が約0.8μmであり、減
圧CVD法によって不良無く十分に埋込むことが可能で
ある。
【0082】その後、反応性イオンエッチングにより、
ポリシリコン69の異方性エッチングを行うことによ
り、トレンチ分離部の上層を図8(e)に示したように
平坦にする。
【0083】しかる後に、コレクタのコンタクトのため
のN+ 領域38、および真性ベース領域26,エミッタ
領域36をイオン注入法を用いた常法で形成することに
よって、トレンチおよび変形LOCOSによって素子分
離がなされた、図9(d)に示すバイポーラ型トランジ
スタが得られる。
【0084】図10〜12を参照して、本発明のさらに
他の実施例について説明する。
【0085】図10(a)に示すように0.5〜20Ω
cmの比抵抗、望ましくは10〜20Ωcmの単結晶シ
リコン基板80にN型の不純物(例えばAs,Sb,
P)を1×1018〜1×1020cm-3ドープしたN+
の埋め込み領域81と、P型の不純物(例えばB)を5
×1016〜5×1019cm-3ドープしたP型の埋め込み
領域82を形成する。
【0086】次にSi基板80上にSiH2 Cl2 とP
3 を用いて比抵抗0.1〜20ΩcmのN型のエピタ
キシャル層83を厚さ1μm〜10μmに成膜する。
【0087】次にエピタキシャル層83上にシリコン窒
化膜84を500〜3000Åの厚さで成膜し、公知の
ホトリソグラフィ技術を用いて、シリコン窒化膜のう
ち、素子分離領域となる位置に開口部85,86を形成
して、エピタキシャル層83を露出させる。
【0088】次に、図10(b)に示すように、Bをイ
オン注入あるいは拡散法を用いて開口部85,86から
エピタキシャル層83にドープし、活性化することによ
り、P型の不純物領域87を埋め込み領域82に達する
ように形成する。この時の領域87の不純物濃度は1×
1016〜1×1019cm-3である。
【0089】次に、図10(c)に示すように、シリコ
ン窒化膜の開口部85,86を通して、P型不純物領域
87およびP型埋め込み領域82を陽極化成により、多
孔質Si88に化成する。陽極化成は図11に示すよう
に、前述した処理が施されたSiウエハ91を陽極、P
t電極92を陰極としてH2 O:C25 COOH:H
F=1:1:0.3〜3の溶液93に侵し、陽−陰極間
に電流を流すことにより実現できる。この陽極化成では
化成電流による電圧降下をP−N接合のbuilt−i
n potentialを越えないように化成電流を制
御することによりP型領域87およびP型埋込領域82
を選択的に多孔質Siに化成することが出来る。具体的
には化成電流を20mA/cm2 以下で行なう。
【0090】次にSi基板80を酸化処理することによ
り多孔質領域88を全てSiO2 にして、図12に示す
ように、分離領域89を形成する。この時の多孔質領域
の酸化速度は単結晶Siの約100倍程度と非常に高
い。またSi+O2 →SiO2の反応による体積の膨張
率は多孔質領域の密度に依存しているため、P領域の不
純物濃度を前述した濃度に制御することにより多孔質S
iの密度を0.9〜1.6g/cm3 にして体積膨張率
を0.85〜1.5にすることが出来る。また酸化処理
の条件と陽極化成の溶液のHF濃度により、SiO2
のエッチングレートをコントロールできるが、1000
〜1100℃による酸化を行なうことにより、熱酸化膜
の1〜2倍程度に抑えることができる。
【0091】次にSiN膜を熱リン酸により、除去した
後に200〜1000Åの熱酸化膜90を成膜し、以降
N型エピタキシャル層82にベース26,エミッタ3
6,コレクタ38,抵抗および容量などを作成するプロ
セスを行なうことにより、P型のSi基板上にN型の埋
め込み領域を有するN型のエピタキシャル層と、表面か
らP型Si基板にとどくSiO2 素子分離領域を有する
半導体装置を作成することが出来る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ブトレンチと素子分離用トレンチを、同一マスクで形成
することにより、以下の効果がある。
【0093】(1)同一マスクで行なうため、サブトレ
ンチと素子分離用トレンチとの距離が一定となり、それ
によりコレクタベース容量Cbcのトランジスタごとのば
らつきが小さくなる。
【0094】(2)サブトレンチ,素子分離用トレンチ
を同一マスクを用いて形成し、かつ1工程で埋め込める
ため、製造コストを低下できる。
【0095】(3)深さの異なるトレンチアイソレーシ
ョンを形成することにより、素子の微細化が実現でき、
ICの高集積化ができる効果がある。
【0096】さらに、本発明によれば、半導体基体の開
口部に誘電体を埋込み、誘電体表面近傍に不純物層を形
成し、熱酸化処理を行うことにより、開口部に埋込まれ
た誘電体表面近傍の不純物層が増速酸化され、誘電体の
凹部のみが選択的に熱酸化される。従って、 (4)誘電体の凹部の不純物層により、自己整合的に熱
酸化膜を用いた平坦化が可能となる。
【0097】(5)後に金属配線を形成する際において
も下地の優れた平坦性により、段差による金属配線の断
線を防ぎ、信頼性の高い金属配線を形成出来る。
【0098】(6)素子間の電気的な分離においても優
れた特性を備え、集積度の高い半導体装置の製造が可能
となる。
【0099】という効果がある。さらに、本発明によれ
ば、幅が狭く、深さが浅い溝と、幅が広く、深さが深い
2種類の溝を1度のエッチングで形成したものの埋込み
を行う際、幅の狭い溝はシリコン熱酸化膜により埋込
み、その後幅の広い溝の埋込まれずに残った部分を減圧
CVD法によるポリシリコンによって埋込むことによ
り、 (7)幅の狭い溝が完全に埋込まれ「す」などの欠陥が
生じない。
【0100】(8)幅の狭い溝を埋め込むための熱酸化
であるため酸化膜厚が高々5500Åであり、溝上部の
バーズビーク等の欠陥が通常のLOCOS法と比較して
小さいため、半導体装置の微細化ができる。
【0101】(9)溝を掘った部分の酸化であるため、
酸化後の半導体装置表面が、通常のLOCOSによる分
離と比較して平坦化がなされ、後工程での不良減少が成
される。
【0102】(10)通常の基板エッチングを2回に分
けて行う2種類の深さのトレンチアイソレーションによ
るバイポーラ型トランジスタの製造工程と比較してエッ
チングの点と、埋込みの点と2点で工程が簡略化され
る。
【0103】(11)バイポーラ型トランジスタの素子
間の分離方法が深いトレンチによる誘電体分離であるの
でリークの無い確実な素子分離がなされる。
【0104】という効果がある。
【0105】さらにまた、本発明によればP型基板上に
P型の埋め込み領域を作成し、その上にN型のエピタキ
シャル層を成膜し、エピタキシャル層表面からP型埋込
み領域にとどくP型領域を作成し、これを陽極化成によ
り、多孔質化し、さらに酸化して作成した酸化膜による
素子分離領域を形成するので、従来の素子分離法による
ものに比べて (12)酸化膜の体積膨張率が小さいために基板に生じ
る応力を最小限に抑えることができる。
【0106】(13)酸化による表面の盛り上りも抑え
ることが出来る。
【0107】(14)P−N接合に比べて、寄生素子の
動作を防ぐためのパターンマージンが不要なため、素子
を微細化することが出来る。
【0108】という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図2】エッチング深さとトレンチ幅の関係を示す線図
である。
【図3】本発明によって作製された半導体装置の一例の
断面図である。
【図4】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図6】誘電体に不純物層を設け、熱酸化を行った場合
の増速酸化量を示す線図である。
【図7】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例の工程を示す断面図である。
【図11】陽極化成処理を行う装置の模式図である。
【図12】本発明によって作製された半導体装置の一例
の断面図である。
【図13】従来技術によって作製された半導体装置の一
例の断面図である。
【図14】従来技術を説明する断面図である。
【図15】従来技術を説明する断面図である。
【図16】従来技術を説明する断面図である。
【図17】従来技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 P型基板 11 N+ 埋込み層 12 Nエピタキシャル層 13 熱酸化膜 18 サブトレンチ 19 トレンチ 20,22 トレンチ分離領域 21 熱酸化膜 24 誘電体 25 絶縁膜 27 凹部 29 熱酸化膜 33 ポリシリコン 36 エミッタ層 38 コレクタ層 39 電極 40 Si基板 41,44 レジスト 43 SiO2 層 46,47 トレンチ 48 酸化膜 49 ポリシリコン 50 Si基体 51 絶縁膜 52 感光剤 53,53A,53B 開口部 54 絶縁膜 55 誘電体 56 不純物 57 不純物層 58 熱酸化膜 59 フィールド酸化膜 60 Si基板 61,65 熱酸化膜 62 シリコン窒化膜 63,64 トレンチ 67 多結晶シリコン 68,69 素子分離構造 70 P型Si基板 71 N+ 型埋込み領域 72 N型エピタキシャル層 73 シリコン熱酸化膜 74 シリコン窒化膜 75,76 トレンチ 77 P型拡散領域 78 シリコン熱酸化膜 80 Si基板 81 N+ 型埋込み領域 82 P型埋込み領域 83 N型エピタキシャル層 84 シリコン窒化膜 85,86 開口部 87 P型不純物領域 88 多孔質Si 89 分離領域 90 熱酸化膜 91 Siウエハ 92 Pt電極 93 電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川角 保志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 早川 幸宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の表面に絶縁膜を形成する工
    程、該絶縁膜にそれぞれ幅の異なる複数の開口部を設け
    る工程、前記半導体基体をエッチングして前記開口部の
    幅に応じてそれぞれ異なる深さを有する複数の溝を形成
    する工程、および該複数の溝に誘電体を埋込んで絶縁分
    離領域を形成する工程を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記半導体装置がNPNトランジスタである
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基体の表面の第1の領域に該半導
    体基体と化合物を形成する物質を導入する工程、該第1
    の領域および該第1の領域以外の第2の領域の半導体基
    体表面を露出し、その他の基体表面をマスク材で覆う工
    程、前記半導体基体をエッチングして前記第1の領域に
    浅い溝、前記第2の領域に深い溝を形成する工程、およ
    び前記浅い溝および深い溝に誘電体を埋込んで絶縁分離
    領域を形成する工程を有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基体の表面に形成した絶縁膜に開
    口部を設ける工程と、前記開口部内に絶縁膜を形成する
    工程、前記開口部に誘電体を埋込む工程、前記誘電体上
    に不純物層を形成する工程、前記開口部に埋込まれた以
    外の前記誘電体を除去する工程、および前記半導体基体
    を熱酸化し、前記誘電体上部に熱酸化膜を選択的に形成
    する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記開口部内に埋込まれた前記誘電体が多結
    晶Siであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記誘電体表面に形成する前記不純物層に用
    いる不純物がヒ素であることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記誘電体表面のみに形成される熱酸化膜が
    前記不純物層により増速酸化されていることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基体にそれぞれ幅の異なる複数の
    溝を形成する工程、前記半導体基体表面に熱酸化膜を形
    成して幅の狭い前記溝は前記熱酸化膜で充填し、幅の広
    い前記溝には未充填部分を残す工程、および前記未充填
    部分に誘電体を埋込む工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体材料の製造方法
    において、前記半導体基体がシリコン基体であり、前記
    熱酸化膜がシリコン熱酸化膜であることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の半導体装置の製造方
    法において、前記誘電体が減圧CVD法によるポリシリ
    コンであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の半導体装置の製造方
    法において、前記熱酸化膜を減圧での乾式酸化によって
    形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の半導体装置の製造方
    法において、前記熱酸化膜を酸化開始から途中までは湿
    式酸化で行い途中から減圧下での乾式酸化で行うことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の半導体装置の製造方
    法において、前記幅の狭い溝が幅0.3〜0.5μm、
    深さが1.5〜3μmであり、前記幅の広い溝が幅1μ
    m〜2μmであり、熱酸化の膜厚が狭い溝の幅の1〜
    1.5倍であることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 第一導電型の半導体基体に第二導電型
    の埋め込み領域と、第一導電型の埋め込み領域を形成
    し、前記半導体基体上に第二導電型のエピタキシャル半
    導体層を形成する工程、前記エピタキシャル層表面から
    前記第一導電型の埋め込み領域に達する第一導電型の拡
    散領域を選択的に形成する工程、前記第一導電型の拡散
    領域および前記第一導電型の埋め込み領域を陽極化成し
    て多孔質化する工程、および前記多孔質領域を酸化する
    ことにより誘電体化して前記第二導電型の単結晶層側面
    を誘電体で分離する工程を有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の半導体装置の製造
    方法において、前記多孔質領域が多孔質Siからなるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の半導体装置の製造
    方法において、前記多孔質領域の密度を0.9〜1.6
    g/cm3 とすることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP7382293A 1993-03-31 1993-03-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH06291178A (ja)

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