JPH06292494A - 蹄鉄及びその製造方法 - Google Patents

蹄鉄及びその製造方法

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JPH06292494A
JPH06292494A JP10771793A JP10771793A JPH06292494A JP H06292494 A JPH06292494 A JP H06292494A JP 10771793 A JP10771793 A JP 10771793A JP 10771793 A JP10771793 A JP 10771793A JP H06292494 A JPH06292494 A JP H06292494A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競争能力に影響する蹄鉄と馬場の接地状態を
改善すると共に、製造を簡易化する。 【構成】 JIS2000番台のアルミニウム合金を押
圧成形して、中央部のものが低い3本の突条を形成し、
芯溝に対して鉄頭部分に補強主体部を設けた補強芯3を
挿入し、突条をカシメて補強芯3を固定し、最後に焼き
入れすることによって、喰込場所が両外側の突条間全体
と成し、又長時間の焼き戻しを不要とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に競争馬用、その他
競技用、乗馬用等の蹄鉄において、軽量化すると共に競
争能力の向上を図る様にした蹄鉄及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる蹄鉄において、古来は鉄製
のものが使用され、近年アルミニウム等の軽量金属素材
のものが使用される様になり、更に硬質金属製の補強芯
を付加したものが使用される様に変遷して来た。
【0003】そこで、軽量金属製の長尺で幅の狭い原棒
材に、押出成形によって、長手方向に少なくとも二本の
突条を成形するとともに、一方の突条の長手方向に奥部
を幅広くなした芯溝条を設け、かつ該突条の外側面の傾
斜角度を約61度に成形し、また前記突条の外側面部位
から上方へほぼ垂直に折曲した縦板部を成形し、次に、
該原棒材を所定の長さに切断した棒材を成形するととも
に、該棒材の長手方向中央に突片を残して前記縦板部を
切削してから、前記芯溝条に、この芯溝条の断面形状と
同じ断面形状をもつ硬質金属製の補強芯を挿入し、前記
一方の突条が外側になるようにして蹄鉄形状にベンディ
ング成形し、続いて溶体化処理後、エージングを行って
製造する蹄鉄が開発されたが、かかる蹄鉄において溝条
を形成する2本の突条は同一高さであるために溝条の幅
に限界があり、接地時における芝、ダートの馬場への喰
い込みに限界があると共に、蹴地後、溝条に喰い込んだ
芝、土、砂等が完全に離脱し難い欠点を有していた。
【0004】又、上記製造方法において、芯溝条及び補
強芯は奥を幅広くなした同一形状であるために、押出成
形型、口金の形成に精密性が要求される欠点を有すると
共に、芯溝条に対して補強芯を長手方向30cm程度挿
入する作業を必要とし、両者が同一形状で奥行きが長く
挿入作業を困難とする欠点を有し、又素材が軽量金属成
形であるために、最終硬化処理工程の熱処理において溶
体化処理及びエージングの2工程を必要とし、溶体化処
理は短時間で出来るとしても、エージングは所定温度で
数時間放置した後、数時間掛けて徐々に冷却せねばなら
ず全体の製造時間が膨大となる欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、競争能力に
影響する蹄鉄と馬場の接地状態を改善すると共に、製造
を簡易化する様にした蹄鉄及びその製造方法を提供せん
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、土砂喰込部が狭い課題、及び製造に際して組
付け部品の精度が要求されたり、組付け作業に手間を要
したり、熱処理に長時間を要する課題に鑑み、JIS2
000番台のアルミニウム合金を押圧成形して、中央部
のものが低い3本の突条を形成し、芯溝に対して鉄頭部
分に補強主体部を設けた補強芯を挿入し、突条をカシメ
て補強芯を固定し、最後に焼き入れすることによって、
喰込場所が両外側の突条間全体と成し、又長時間の焼き
戻しを不要とする様にして、上記課題を解決せんとした
ものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る蹄鉄であり、蹄鉄本体2は銅
3.5%以上を含有したJIS2000番台のアルミニウ
ム合金を主体と成すと共に、蹄鉄本体2の一部に硬質金
属製の補強芯3を一体化している。
【0008】4は馬蹄形の蹄鉄本体2の基体部であり、
該基体部4の上面5は蹄Mへの装着面である蹄負面と成
すと共に、基体部4の下面6である接地側には外周側か
ら第1突条7、第2突条8及び第3突条9を順次突設
し、中央に位置する第2突条8は第1突条7と第3突条
9より低く形成して鋼鉄帯固定壁10と成し、第1突条7
と第2突条8間を芯溝11、第2突条8と第3突条9間を
釘溝12と夫々成し、第3突条9から基体部4の内側面13
迄の除土面14を湾曲形状と成し、又第1突条7の外側面
15は内側へ傾斜させると共に、第2突条8の釘溝側面16
は芯溝11側へ傾斜させている。
【0009】上記蹄鉄本体2に一体化される補強芯3の
形状としては、長手方向の細板部17の中央部で鉄頭部分
18相当位置に、芯溝11と略同一高さと成る様に補強主体
部19を一体形成すると共に、細板部17の上部に芯溝11よ
り若干幅狭な厚肉部20を一体形成し、かかる補強芯3を
蹄鉄本体2の芯溝11に挿入し、傾斜面の外側面15と釘溝
側面16を夫々有する第1突条7と第2突条8の下方部2
1、21a を補強芯3側にカシメ傾斜して固定している。
【0010】22、22a …、23、23a …は釘溝12において
基体部4に貫通形成した蹄鉄1装着用の釘孔であり、鉄
頭部分18近接側の釘孔22、22a …は内方傾斜させると共
に、鉄尾部分24近接側及び鉄側部分25の釘孔23、23a …
は垂設し、又基体部4の上面5における鉄頭部分18に鉄
唇26を一体形成し、該鉄唇26の形状としては、外側面27
を立ち上がり部28で若干量後退傾斜させると共に上方押
圧部29を一体形成している。
【0011】30は第1突条7と第3突条9間の釘溝12と
第2突条8上に充填した天然ゴム、軟質合成樹脂等の弾
性材であり、該弾性材30の充填個所は鉄尾部分24側に限
定すると共に、釘孔23、23a …に対応する釘孔31を設け
たり、弾性材30に直接釘孔31を設けずに当該位置の釘孔
23、23a …に対応する周壁(図示せず)を突設しても良
い。
【0012】又、蹄鉄1には兼用蹄鉄と調教蹄鉄があ
り、調教蹄鉄では蹄鉄1の鉄頭部分18に上湾部32を設け
ても良い。
【0013】次に本発明に係る蹄鉄の製造方法について
説明すると、 第1加工工程 長尺で幅約18mmの幅狭のアルミニウム合金製の蹄鉄
本体2の断面と同一形状の原棒材33を押出成形又は引出
成形し、かかる成形時に第1突条7の外側面15の傾斜角
度を約60〜65度に形成すると共に、第1突条7或い
は基体部4の外側面15の所定個所に2条の刻設溝34、34
a を水平に刻設形成する。
【0014】尚、原棒材33における鉄唇26の相当部分に
おいては、第1突条7の外側面15から上方へ延伸させる
と共に、外側面27に立ち上がり部28を有する形状で水平
方向の縦板部35と成している。
【0015】第2加工工程 上記第1加工工程で成形した原棒材33を約30cmの所
定長さに切断して第1棒材36を製造する。
【0016】第3加工工程 第1棒材36の縦板部35における長手方向中央部の鉄唇26
相当部分以外をプレス切断、除去して、鉄唇26を形成し
た第2棒材37を成形する。
【0017】第4加工工程 他方、上部に厚肉部20を有する細板状の鋼鉄帯38におけ
る両端側下方部の切欠き部39、39a を切除して、中央部
で鉄頭部分18相当位置に補強主体部19を有する補強芯3
を成形する。
【0018】尚、鋼鉄帯38における補強主体部19と切欠
き部39、39a の長さ関係等は図示した長さに限らず、少
なくとも鉄頭部分18に補強主体部19が存在する様に種々
長さに成形しても良い。
【0019】第5加工工程 上記形状の鋼鉄帯38用嵌合溝に相当する第2棒材37の芯
溝11に、鋼鉄帯38の厚肉部20を上方から嵌合し、次に第
1突条7の外側面15と第2突条8の釘溝側面16に対する
圧着面40、40a を有するダイス41を圧接して第1突条7
と第2突条8の下方部21、21a 等で補強芯3を芯溝11に
固定して、第3棒材42を成形する。
【0020】尚、上記補強芯3の固定に際して、第1突
条7の外側面15に相当するダイス41の圧着面40は鋼鉄帯
38における補強主体部19と切欠き部39、39a 相当部分に
分割して2回の固定作業を行い、又圧接状態におけるダ
イス41の押圧力で第1突条7と第2突条8の下方部21、
21a の塑性変形を行い、第1突条7の外側面15と第2突
条8の釘溝側面16の傾斜角度を変えるカシメ作業であっ
たり、一種の冷間鍛造作業を行い、鋼鉄帯38における切
欠き部39、39a 相当部分においては、第1突条7の下方
部21、21a は補強芯3の上部となる様にカシメても良
い。
【0021】第6加工工程 次に、第3棒材42の釘溝12に対して鉄頭部分18から鉄尾
部分24で、傾斜又は垂直状態の釘孔22、22a …、23、23
a …を夫々パンチングする。
【0022】第7加工工程 そして、釘孔22、22a …、23、23a …をパンチングした
第3棒材42の鉄尾部分24末端をプレス機で圧伸させて傾
斜面43、43a を形成し、該傾斜面43、43a の先端部44、
44a を半円形の湾曲状に余肉部45を削成すると共に、先
端部44、44a から鉄頭部分18と鉄尾部分24の中間位置で
ある鉄側部分25に掛けて、第3棒材42の内側面13の余肉
部46を削成して、鉄尾部分24から鉄側部分25まで徐々に
幅広く形成した第4棒材47を製造する。
【0023】第8加工工程 上記第4棒材47をベンディングマシーン、プレス機等の
機械で蹄鉄形状にベンディング成形し、歪を取って蹄鉄
1と同一形状の蹄鉄原体を製造する。
【0024】第9加工工程 最後に、蹄鉄原体に対して約500℃による焼き入れの
溶体化処理、約40℃迄の水冷急冷、室温放置を行い、
時効硬化を待って蹄鉄1を完成させる。
【0025】次に本発明に係る蹄鉄の作用について説明
すると、蹄鉄1をそのまま、或いは蹄Mに適合する様に
再加熱加工後、蹄Mの前縁部に鉄唇26を当接させると共
に、蹄Mの底面部に蹄鉄1の上面5を当接して、釘孔2
2、22a …、23、23a …に釘(図示せず)を打ち、蹄M
に蹄鉄1を固定すると共に、鉄唇26を蹄Mに密接させ
る。
【0026】蹄Mに装着された蹄鉄1における接地面48
は、蹄鉄1の第1突条7、第3突条9及び基体部4の補
強主体部19の下面の他に、第2突条8は低段であるため
に、第1突条7と第3突条9間、基体部4の補強主体部
19と第3突条9間における釘溝12を中心とした部分が馬
場の砂等の喰込場所49となると共に、着地時に弾性材30
を設けた踵部が蹄鉄1全体に先行して接地し爪先で地面
を蹴って走行する。
【0027】次に蹄鉄本体2の材質について説明する
と、蹄鉄本体2の軽量金属素材としてAlーCu系で銅
3.5〜5.0%程度を含有した2017番、2117番、
2024番等のJIS2000番台のアルミニウム合金
は、高力アルミニウム合金と称され一般的に不均等複雑
形状の成形には一部難点も存在する素材であるが、本願
の原棒材は成形可能である。
【0028】上記製造方法とJIS2000番台のアル
ミニウム合金の関係において、同アルミニウム合金は5
00℃前後の焼き入れによる溶体化処理後、即時水冷を
行うことにより、室温放置による時効硬化が得られる。
【0029】
【発明の効果】要するに本発明は、基体部4の下面6に
第1突条7、第2突条8及び第3突条9を突設すると共
に、第2突条8を第1突条7及び第3突条9より低く形
成したので、喰込場所49が第2突条8と第3突条9間で
形成される釘溝12の他に、第2突条8の下部位置も喰込
場所49と成すことが出来て喰込場所49を幅広く形成して
馬場への喰込み状態を良好に出来ると共に、蹴地後の砂
等の離脱も容易、確実化して競争能力の向上を図ること
が出来る。
【0030】又、第1突条7と第2突条8間の芯溝11
に、鉄頭部分18に補強主体部19を有する補強芯3を挿入
し、該補強芯3を第1突条7と第2突条8で固定したの
で、蹄鉄本体2がアルミニウム合金の様な軟質金属であ
っても、補強芯3の一体形成により、摩耗の減少化を図
ることが出来、又補強芯3の形状を上記の如く補強主体
部19を中心として全体に配置したために、補強主体部19
以外の切欠き部39、39aを喰込場所49と成して喰込場所4
9を幅広く形成して上記効果を向上することが出来、且
つ補強芯3も単純な細板状でなく切欠き部39、39a の一
部カットにより軽量化して蹄鉄1全体の軽量化を図るこ
とが出来、更に上湾部32を形成する調教蹄鉄の加工時に
補強芯3の屈曲部が補強主体部19の板状部でなく切欠き
部39、39aに相当する厚肉部20であるために屈曲を容易
にすることが出来、又第2突条8と第3突条9間の釘溝
12に釘孔22、22a …、23、23a …を貫通形成し、基体部
4の上面5に鉄唇26を突設したので、蹄Mへの蹄鉄1の
装着を確実に行うことが出来る。
【0031】又、鉄頭部分18側の釘孔22、22a …を内方
側に傾斜貫設すると共に、第2突条8の釘溝側面16を同
一方向に傾斜させたので、蹄M自体の形状が傾斜してい
ることに対応出来て、釘打ちに際して作業容易と成して
釘先端が蹄Mから突出することを防止出来る。
【0032】又、鉄唇26の外側面27の立ち上がり部28を
後退傾斜させて上方押圧部29を形成したので、馬の蹄M
への装着に際して、蹄Mの前傾角度に対して鉄唇26を傾
斜させる必要があるが、上記構成により鉄唇26基部は通
常と同じ厚さにして強度保持を図ると共に、装着時にお
ける傾斜部分である上方押圧部29は、順次薄肉となる立
ち上がり部28を介しているために傾斜作業を容易にする
ことが出来る。
【0033】又、鉄尾部分24に弾性材30を充填したの
で、着地時に踵に生じる衝撃を吸収緩和して蹄M、腱、
筋及び関節等の健康を保持することが出来る。
【0034】又、蹄鉄本体2の素材は銅3.5%以上を含
有したJIS2000番台のアルミニウム合金と成した
ので、後述する様な蹄鉄1の製造時における熱処理を短
時間化する効果の他に、製造された蹄鉄1においても素
材を特定した効果が存在し、即ち装蹄時の一連作業にお
ける蹄Mに蹄鉄1を釘付けする前に、蹄鉄1全体或いは
鉄唇26の形状を蹄Mに合致させるべく蹄鉄1の再加熱、
変形加工を必要とする場合も多々あり、通常の人工時効
硬化処理を必要とするアルミニウム合金による蹄鉄1で
は、その製造時に焼き入れ、焼き戻しの2種類の熱加工
による硬化処理を行っており、トレセン、競馬場等の装
蹄現場において焼き戻し作業を行うことは実質的に不可
能であるために、再加熱を行えばアルミニウム本来の性
質である軟化現象が発生し、蹄鉄としての強度、機能が
損なわれることに対して、本願の蹄鉄1では加熱後短時
間で水冷、常温放置により時効硬化を行って所定の強度
の復元が出来、従って装蹄前の再加熱加工にあっても短
時間で容易に作業を行うことが出来る。
【0035】又、上記の通常装蹄前の加工作業の他に、
部分的な蹄Mの欠落である蹄壁欠損、蹄疾患その他の原
因で釘固定が困難な場合、或いは釘打ち個所に正常に釘
を打つ事が出来ない場合に、通常の鉄頭部分18に設けた
前方部の鉄唇26に加えて、側方部にも蹄鉄本体2の基体
部4を展延させた別個の鉄唇26を必要とするが、かかる
叩き出しによる展延作業には加熱作業を必要とするが、
JIS2000番台の材質では上述の場合と同様に現場
での作業を短時間で行うことが出来る。
【0036】又、銅3.5%以上を含有したJIS200
0番台のアルミニウム合金製の長尺原棒材33を押出成形
又は引出成形して、各種工程を経て製造された蹄鉄原体
に焼き入れする様にしたので、焼き入れ操作だけで蹄鉄
本体2の硬化を行うことが出来、従来必要であった例え
ば180℃程度で所定時間保持した後、長時間常温放置
する人工時効硬化処理である焼き戻し操作を本願製造方
法では不要にすることが出来、従って、時間の掛る焼き
戻し時間が必要なく、短時間での硬化処理を行うことが
出来る。
【0037】又、基体部4の上面5に縦板部35を形成す
ると共に、基体部4の下面6に第1突条7、第2突条8
及び第3突条9を突設し、第2突条8を第1突条7及び
第3突条9より低く形成すると共に、第1突条7と第2
突条8間に芯溝11を、第2突条8と第3突条9間に釘溝
12を夫々形成し、原棒材33を所定長さに切断した第1棒
材36の縦板部35の一部を切除して鉄唇26を成形したの
で、直線形状の原棒材33の状態で各部位を成形加工する
ために、加工作業を極めて容易に行うことが出来、他
方、上部に厚肉部20を有する細板状の鋼鉄帯38の一部を
切除して中央部に補強主体部19を形成して補強芯3を製
造し、第2棒材37の芯溝11に補強芯3を垂直方向から挿
入したので、芯溝11と補強芯3の形状を合致させる必要
がなく、各部位、部品の製造に精密度を要せずこれらの
製造を容易に出来ると共に、芯溝11への補強芯3の挿入
作業において、若干量の挿入作業にして作業容易化を図
ることが出来、又第1突条7と第2突条8をダイス41で
押圧して補強芯3を固定し、第1突条7が外側となる様
にして蹄鉄形状にベンディング成形したので、芯溝11へ
の補強芯3の固定状態を完全なものにすることが出来
る。
【0038】又、第1突条7の外側面15に刻設溝34、34
a を形成する様にしたので、カシメ時に第1突条7の下
方部21、21a の傾斜加工を容易に行うことが出来る他
に、第1突条7の外側面15の傾斜角度が大きくなるため
に、走行中の両前脚或いは前後脚における相互接触時に
落鉄の危険性を減少することが出来る等その実用的効果
甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蹄鉄の裏面図である。
【図2】図1のAーA断面端面図である。
【図3】他の実施例の蹄鉄の裏面図である。
【図4】図3のBーB断面端面図である。
【図5】2種類の棒材の断面図である。
【図6】他の実施例の棒材の断面図である。
【図7】棒材と補強芯の組立状態を示す斜視図である。
【図8】棒材と補強芯の一体化工程を示す断面図であ
る。
【図9】一体化した棒材と補強芯の断面図である。
【図10】補強芯の正面図である。
【図11】棒材鉄尾部分における2工程の加工状態を示
す平面図である。
【図12】棒材に貫設した釘孔を示す断面図である。
【図13】調教蹄鉄の側面図である。
【符号の説明】
2 蹄鉄本体 3 補強芯 4 基体部 5 上面 6 下面 7 第1突条 8 第2突条 9 第3突条 11 芯溝 12 釘溝 15 外側面 16 釘溝側面 18 鉄頭部分 19 補強主体部 20 厚肉部 22、22a … 釘孔 23、23a … 釘孔 24 鉄尾部分 26 鉄唇 27 外側面 28 立ち上がり部 29 上方押圧部 30 弾性材 33 原棒材 34、34a 刻設溝 35 縦板部 36 第1棒材 37 第2棒材 38 鋼鉄帯 41 ダイス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体部の下面に第1突条、第2突条及び
    第3突条を突設すると共に、第2突条を第1突条及び第
    3突条より低く形成し、第1突条と第2突条間の芯溝
    に、鉄頭部分に補強主体部を有する補強芯を挿入し、該
    補強芯を第1突条と第2突条で固定し、第2突条と第3
    突条間の釘溝に釘孔を貫通形成し、基体部の上面に鉄唇
    を突設したことを特徴とする蹄鉄。
  2. 【請求項2】 鉄頭部分側の釘孔を内方側に傾斜貫設す
    ると共に、第2突条の釘溝側面を同一方向に傾斜させた
    ことを特徴とする請求項1の蹄鉄。
  3. 【請求項3】 鉄唇の外側面の立ち上がり部を後退傾斜
    させて上方押圧部を形成したことを特徴とする請求項1
    又は2の蹄鉄。
  4. 【請求項4】 鉄尾部分に弾性材を充填したことを特徴
    とする請求項1、2又は3の蹄鉄。
  5. 【請求項5】 蹄鉄本体の素材は銅3.5%以上を含有し
    たJIS2000番台のアルミニウム合金と成したこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4の蹄鉄。
  6. 【請求項6】 銅3.5%以上を含有したJIS2000
    番台のアルミニウム合金製の長尺原棒材を押出成形又は
    引出成形して、基体部の上面に縦板部を形成すると共
    に、基体部の下面に第1突条、第2突条及び第3突条を
    突設し、第2突条を第1突条及び第3突条より低く形成
    すると共に、第1突条と第2突条間に芯溝を、第2突条
    と第3突条間に釘溝を夫々形成し、原棒材を所定長さに
    切断した第1棒材の縦板部の一部を切除して鉄唇を成形
    し、他方、上部に厚肉部を有する細板状の鋼鉄帯の一部
    を切除して中央部に補強主体部を形成して補強芯を製造
    し、第2棒材の芯溝に補強芯を垂直方向から挿入し、第
    1突条と第2突条をダイスで押圧して補強芯を固定し、
    第1突条が外側となる様にして蹄鉄形状にベンディング
    成形して蹄鉄原体を製造した後、焼き入れする様にした
    ことを特徴とする蹄鉄の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1突条の外側面に刻設溝を形成する様
    にしたことを特徴とする請求項6の蹄鉄の製造方法。
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JPH06113705A (ja) * 1992-09-30 1994-04-26 Shuichiro Tashiro 蹄鉄及びその製造法

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