JPH0629250B2 - 新規アクリジン誘導体 - Google Patents

新規アクリジン誘導体

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JPH0629250B2
JPH0629250B2 JP22075985A JP22075985A JPH0629250B2 JP H0629250 B2 JPH0629250 B2 JP H0629250B2 JP 22075985 A JP22075985 A JP 22075985A JP 22075985 A JP22075985 A JP 22075985A JP H0629250 B2 JPH0629250 B2 JP H0629250B2
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幹晃 田中
文良 浦野
和夫 丸橋
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒト染色体の分染用染色剤等として有用な新
規アクリジン誘導体に関する。
〔発明の背景〕
近年、ヒトの染色体研究に広くとり入れられてきている
染色体分染法は、様々な前処理の後に特殊な染料や螢光
色素を用いて染色体上に縞(バンド)を染め出し、その
分布と濃淡の関係が染色体ごとに一定している事実を用
いて、染色体の同定や染色体の異常の検出を行なうもの
で、先天異常,遺伝病,悪性腫瘍などに関する基礎及び
応用の両面の研究の発展に大いに寄与している。
染色体分染法には、染色体標本をキナクリンマスタード
で染色するQバンド法、染色体をトリプシン処理しギム
ザで染めるGバンド法、アルカリ処理をしてからギムザ
で染めることにより動原体が染まるCバンド法などがあ
り、バンドのできる仕組みは、よくわかっていないが、
いずれの方法を用いても、それぞれに染色体に固有の縞
模様ができるため、染色体の部分的欠失や転座などの詳
細な解析にも有効である。Qバンド法は何の前処理も必
要とせず、普通の方法で作製した標本で、確実に、明瞭
な横縞を染め分ける技術で、Gバンド法等と並び染色体
の精密な分析法に進歩をもたらした。その後、更に研究
が進み、最近では上記Qバンド法やGバンド法などの一
般的な分染法のほかに、更に新しい高精度分染法も普及
しつつあり、特異性のある、新しい、より効果的な染色
剤が求められている現状にある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した如きヒト染色体分染用の染色剤等と
しての用途が期待できる、新規なアクリジン誘導体を提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、一般式〔I〕 (式中、R1,R2は夫々独立して水素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基又は置換アミノ基を表わす。但
し、R1,R2が共に水素原子である場合を除く。)で示さ
れる、テレフタアルデヒドビス(9′−アクリジニル)
ヒドラゾン誘導体の発明である。
一般式〔I〕に於て、R1,R2で示される低級アルキル基
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、アルミ基等炭素数1〜5の低級アルキル基が挙
げられ、直鎖状,分枝状のいずれにてもよく、低級アル
コキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基、アミルオキシ基等炭素数1〜
5の低級アルコキシ基が挙げられ、直鎖状,分枝状のい
ずれにてもよく、置換アミノ基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル
基(直鎖状,分枝状いずれにてもよい。)又は例えば-C
2H4OH基、-C3H6OH基、-CH2NHSO2CH3基、-C2H4NHCOCH
3基、-C2H4SO3H基、 基等の置換低級アルキル基等で置換されたアミノ基が挙
げられる。これら低級アルキル基、低級アルコキシ基、
置換アミノ基はいずれも電子供与基であるからアクリジ
ン環の電子密度を高める効果があり、従って、これらの
置換基を有する本発明のアクリジン誘導体は、いずれも
分子吸光係数が大きく、また螢光強度が大であり、例え
ばこれをヒト染色体の分染用染色剤として用した場合な
どには極めて効果的である。
本発明のアクリジン誘導体は、例えば下記の如くして容
易に合成し得る。
即ち、例えば、o−クロル安息香酸(又はその誘導体) (R1は前記と同じ。)とアニリン誘導体 (R2は前記と同じ。)とを出発物質とし、Ullmann反応
により、式 (式中、R1,R2は前記と同じ。)で示されるN−フェニ
ルアントラニル酸誘導体を合成し、次いでこれをオキシ
塩化リンで縮合閉環及び塩素置換反応させて (式中、R1,R2は前記と同じ。)で示される9−クロル
アクリジン誘導体とし、更にこれをヒドラジンと反応さ
せることにより (式中、R1,R2は前記と同じ。)で示される9−ヒドラ
ジノアクリジン誘導体とした後、これをテレフタルアル
デヒドと反応させることにより目的とする一般式 (式中、R1,R2は前記と同じ。)で示される本発明アク
リジン誘導体が得られる。
第1工程のUllmann反応は、Cu存在下に反応させる常法
に従ってこれを行なえばよい。反応はアミルアルコール
等適当な反応溶媒中行なうのが好ましく、通常は加熱反
応させる。第2工程の縮合閉環及び塩素置換反応は、例
えば、Org.Syn.Coll.Vol.IIIp.53(1955)に記載の方
法に準拠しN−フェニルアントラニル酸誘導体とオキシ
塩化リンとを加熱反応させる。第3工程のヒドラジンと
の反応は、例えば、J.Chem.Soc.,1965,4656に記載の
方法に準拠し9−クロルアクリジン誘導体と抱水ヒドラ
ジンとをアルコール溶媒中加熱し、置換反応させる。第
4工程のテレフタルアルデヒドとの反応は、例えば、9
−ヒドラジノアクリジン誘導体と、これに対して0.5〜
0.75倍モルのテレフタルアルデヒドとを、例えばメタノ
ール、エタノール、アセトン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミド(DMF)等の親水性有機溶媒中で、通常50
〜60℃で数十分乃至数時間攪拌反応させれば目的物の
結晶が析出沈澱するので、常法により、これを取,洗
浄,乾燥し、要すれば適当な溶媒で再結晶することによ
り、赤橙色乃至濃深赤色結晶として目的の本発明新規ア
クリジン誘導体を容易に得ることができる。なお、上記
再結晶溶媒としては、通常、メタノール、エタノール、
ジオキサン、DMF等の有機溶媒又はこれらの任意の割合
の混合溶媒、又はこれらに更に水を加えた混合溶媒等が
用いられるが、また化合物により氷酢酸等も再結溶媒と
して用い得る。
本発明の新規アクリジン誘導体は、大気中に於て極めて
安定であり、大半のものは水には不溶であるが、メタノ
ール、エタノール、ジオキサン、DMF、クロムホルム、
四塩化炭素等の有機溶媒や氷酢酸には可溶で、酢酸中で
は黄色に、また、その他の有機溶媒中では赤橙色乃至深
赤色に呈色する。
本発明の新規化合物は、pHの違いにより2つの化学種が
存在する。即ち、pH3.5以下ではアクリジン環の窒素に
プロトンが付加した式〔A〕で示される構造の化合物と
して存在し、また、pH6.5以上(但し、R1又はR2が置換
アミノ基の場合にはpH9.0以上)では式〔B〕で示され
る構造の化合物として存在し、夫々独自の極大吸収波長
を有する。
本発明の新規化合物は、例えばヒト染色体の分染用染色
剤として用いた場合(R−染色法による)には、特定部
位例えば従来の染色方法では識別が困難なC群No.9の染
色体の動原体に親和性を有し、その付近に強い螢光を発
する。従って、本発明化合物の使用により、特定染色体
の識別即ち、位置の確認及び判定が可能となり、各種の
疾病や異常症の発見,解明に寄与するところが甚だ大き
い。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例により何らの制約を受けるもので
はない。
〔実施例〕
本発明の新規アクリジン誘導体は、いずれも次に示され
る合成ルートで合成した。
(1)N−(置換フェニル)アントラニル酸の合成A法)
o−クロル安息香酸8g(0.051モル)を炭酸カリウム
10g及びアミルアルコール67μlと混合し、次いで
トルエン12mを注入後、常圧下濃縮して留分20m
を除いた。次にアニリン誘導体(0.051モル)及び銅
粉0.2gを添加後120℃で3時間反応させた。反応液
を冷却後、水150m及び活性炭1gを加えて処理
し、不溶物を去した後液を濃縮した。残渣を水15
0mに溶解後希塩酸を加えてpH4とし、析出晶を
取,水洗,乾燥してアントラニル酸誘導体を得た。結果
を表1に示す。
B法)o−クロル安息香酸8g(0.051モル)アニリン
誘導体(0.24モル)及び銅粉0.2gを混ぜ、2.5時間還流
反応を行なった。反応液を冷却後希塩酸を加えてpH1.0
とし、析出晶を取,水洗,乾燥してアントラニル酸誘
導体を得た。結果を表1に示す。
(2)・9−クロルアクリジン誘導体(I′a)の合成アン
トラニル酸誘導体(0.05モル)をオキシ塩化燐90m
と混ぜ3時間還流反応を行なった。反応後濃縮し、残渣
に炭酸ソーダ水溶液を注入してpH8とした。次いで塩化
メチレン層を分取して水洗し、無水MgSO4で乾燥した。
乾燥剤去後、溶媒留去し、残渣をn−ヘキサンで結晶
化させて取,乾燥し9−クロルアクリジン誘導体
(I′a)を得た。結果を表2に示す。
(3)9−ヒドラシノアクリジン誘導体(I′b)の合成抱
水ヒドラジン15mをエタノール300mと混合
し、還流下これに9−クロルアクリジン誘導体(0.03モ
ル)をエタノール30mに溶解した液を滴下した。次
いで3時間還流反応を行なった後減圧下溶媒留去した。
濃縮残渣をカラムクロマト分離(ワコーゲルC−200、
溶離液:塩化メチレン/n−ヘキサン=5/1(v/
v))し、Rf0.15〜0.35の主スポット部を分画し、濃縮
して9−ヒドラジノアクリジン誘導体(I′b)を得
た。結果を表3に示す。
(4)テレフタルアルデヒド ビス(9′−アクリジニル)
ヒドラゾン誘導体(I′)の合成 9′−ヒドラジノアクリジン誘導体(I′b)(0.005モ
ル)をメタノール50〜75mに溶解し、これにテレ
フタアルデヒド(0.0025モル)のメタノール溶液30m
を50〜60℃で滴下し同温度で2時間攪拌反応させ
た。反応液を冷却して析出晶を取し少量のメタノール
で洗浄後、適当な溶媒で再結晶してレテフタルアルデヒ
ド ビス(9′−アクリジニル)ヒドラゾン誘導体
(I′)を得た。結果を表4に示す。
〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明は、ヒト染色体の分染用染色剤
等として有用な新規なアクリジン誘導体を提供するもの
であり、例えば本発明のアクリジン誘導体を用いた分染
法に於ては、従来の染色方法では識別が困難な特定部位
即ち、C群No.9の染色体の識別及び位置判定が可能とな
る等の点に顕著な効果を奏するものであって、斯業に貢
献するところ甚だ大なる発明である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕 (式中、R1,R2は夫々独立して水素原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基又は置換アミノ基を表わす。但
    し、R1,R2が共に水素原子である場合を除く。)で示さ
    れる、テレフタルアルデヒドビス(9′−アクリジニ
    ル)ヒドラゾン誘導体。
JP22075985A 1985-10-03 1985-10-03 新規アクリジン誘導体 Expired - Lifetime JPH0629250B2 (ja)

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