JPH0629351Y2 - 合成樹脂製床タイル - Google Patents

合成樹脂製床タイル

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JPH0629351Y2
JPH0629351Y2 JP10298488U JP10298488U JPH0629351Y2 JP H0629351 Y2 JPH0629351 Y2 JP H0629351Y2 JP 10298488 U JP10298488 U JP 10298488U JP 10298488 U JP10298488 U JP 10298488U JP H0629351 Y2 JPH0629351 Y2 JP H0629351Y2
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JP
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floor
resin
layer
reinforcing material
lower layer
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JP10298488U
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徹 飯島
薫 市川
栄一 田島
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株式会社タジマ
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は熱可塑性樹脂製の床材で、接着剤を用いないで
畳と同様に単に並べて敷くだけで床として使用出来、残
材及び使用後は回収して新規床材の原料として再生使用
できる床材を提供するものである。
従来技術 従来より合成樹脂製の床材は公知である。これらの床材
は充填剤や可塑剤を配合し加熱混練して板状に成形し、
厚みが2.0〜3.0m/m、一辺の長さが約30cmとしたものが
一般的である。これら合成樹脂製のタイルは接着剤でも
って下地に貼着されて使用されている。したがって部分
的な補修や交換が困難である。また全面的な貼り替えに
おいても、剥し作業やそのあとの下地の補修に多大な労
力と費用を要している。さらに接着剤でもって下地に貼
着してしまうため、使用後の再生使用ができず資源の有
効利用が計れないし、廃棄物の処理においても公害上の
問題があった。
一方、事務機器やOA機器の普及に伴ない、フリーアク
セスフロアが増加している。このフリーアクセスフロア
はOA機器などの配線の収納や配線変更を容易ならしめ
る為のものである。このフリーアクセスフロアは支柱に
床板を載置し、床板には従来からある合成樹脂製の床タ
イルが仕上材として貼られていたが、床板のレベル出し
作業や配線変更作業の都合上、床タイルは接着剤で貼ら
なくとも使用できるものが望まれている。
考案が解決しようとする課題 本考案は接着剤を用いないで使用でき、とくにフリーア
クセスフロアに好適であり、かつ使用後は新規床材の原
料として再生使用できる床材を提供することを目的とす
る。
考案の構成 本考案は表層及び下層から構成され、表層はその成分中
に占める樹脂量が25wt%以上で厚さが0.3〜1.5m/mの耐
摩耗性樹脂組成物層であり、下層はその成分中に占める
充填剤が40wt%以上、好ましくは50wt%以上で厚さが3.
5〜6.0m/mであり、下層内に発泡性樹脂により含浸処理
された補強材が2層埋設されていることを特徴とする樹
脂製床タイルに関する。なお、前記補強材の層は全体の
厚みの中心より上の部分に相当する下層内に第1の補強
材層を、中心より下の部分に相当する下層内に第2の補
強材層を埋設することが好ましい。このような配置によ
り反りを極めて低くおさえることができる。
以下、添付の図面に沿って本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案に係る合成樹脂製床タイル(以下単に床
タイルという)の実施例を示す一部切欠断面図である。
床タイル1は表層2と下層3とから基本的に構成されて
いる。下層は組成の異なる層を複数層積層したものでも
よい。もちろん表層も同一又は類似の性能を有する層を
複数層積層したものでもよい。そして床タイルの全体の
厚みの中心(図中のC−C線)より上と下に2層の発泡
性樹脂含浸補強材4,4′が埋設されている。
合成樹脂製の床材には、耐摩耗性、耐汚れ性、強度、寸
法安定性、施工性などの諸性能が要求されている。なか
でも資源の有効利用や張り替え作業、補修、フリーアク
セスフロアへの適用等を考慮するとき、床材としては、
接着剤を用いなくとも充分に使用に耐えうる性能を有し
ているものが理想的である。このような要求を満たすに
は、タイルとしての一般的な性能のほかに、特に耐カー
リング性(反りを生じない性質)、温度変化に対する寸
法安定性、強度、耐荷重性、下地へのなじみ性、施工性
等に優れていなければならない。
そこで本考案においては、表層を樹脂分の多い層(樹脂
量25wt%以上)とし、耐摩耗性、耐汚れ性、耐破断性等
の床タイルとしての一般的な性能を具備した層とする。
表層は厚みが0.3〜1.5m/mである。0.3m/mよりうすいと
強度、耐摩耗性が不充分であり、1.5m/m以上では耐摩耗
性等の強度は充分であるが、逆に表層の強度が大きすぎ
反りを生じやすいし、コスト的にも高価なものになり好
ましくない。この表層は熱可塑性樹脂を加熱混練してシ
ートにしたもの、あるいはこれを一度粉砕して押し固め
たものなどが用いられる。樹脂としてはポリ塩化ビニル
が一般的である。このポリ塩化ビニルには可塑剤、充填
剤等通常の配合剤を使用してさしつかえない。特に可塑
剤は床タイルに適度の柔軟性を与えるうえで重要であ
る。可塑剤が少なすぎると剛直さが強くなり、下地への
なじみ性が低下して本考案の床タイルとしては不適当で
ある。反対に多すぎると軟くなりすぎて耐荷重性等の性
能が悪くなる。可塑剤の使用量は通常約15〜40wt%、好
ましくは約25wt%である。
このような表層に対し、充填剤を40wt%以上の下層を一
体的に設ける。この下層は、充填剤を40wt%以上として
安価で比重の大なる層とし、耐荷重性、寸法安定性を良
好ならしめ、かつ表層との厚み差を大とすることにより
自重を大きくして表層側への反りを防止している。表層
との厚み差は2倍以上、望ましくは3倍以上とするのが
反り(カーリング)防止上好ましい。この下層も表層と
同様の熱可塑性樹脂が用いられ、ポリ塩化ビニル樹脂が
最も一般的である。また、この下層も下地になじむ程度
の柔軟性が要求され、樹脂としてポリ塩化ビニルを用い
る場合は可塑剤を配合してかかる性能(なじみ性、柔軟
性)を発現せしめる。可塑剤を多く配合するとなじみ性
は向上するが、耐荷重性が低下する。したがって下層に
配合する可塑剤量としては通常約10〜30wt%、好ましく
は約20wt%である。
本考案は床タイルは接着剤でもって床下地に固定しない
ので走行等によって床タイルがズレたりするおそれがあ
る。そこで本考案の床タイルにおいては全体の厚みを約
4m/m以上と従来のタイルの約2倍以上の厚みとして自
重を大とし、ズレを防止している。もちろん本考案の床
タイルの裏面に滑り止め層を設けてもよい。滑り止め層
は該層の形状により滑り止めを計ることもできるし、層
を構成する材料の性質を利用することもできる。このよ
うな滑り止め層としては、ゴムや各種の合成樹脂組成物
があるが、ポリ塩化ビニルにトリオクチルトリメリテー
トのようなトリメリット酸系可塑剤を樹脂100重量部に
対して100重量部以上配合してなる組成物が有効であ
る。
次に、前にも述べたように床タイルを接着剤で下地に貼
らないで使用できるためには、床タイルとしては前記の
ような性能を具備していなければならないのはもちろん
のこと、温度変化に対する寸法安定性やOA機器などか
ら受ける静止荷重、キャスターなどから受ける移動荷重
に対しても充分な耐性を有していなければならない。こ
の考案においてはかかる課題を発泡性合成樹脂を含浸処
理した補強材を二層に分けて床タイル中に埋設すること
により解決した。もちろん、寸法安定性を向上させる方
法としてガラス繊維などの補強材を使用することは知ら
れているが、本考案に係る床タイルの場合は前述の如く
従来の床タイルに比べて厚みが厚く補強材は一層のみで
は不充分であり、補強材を二層とすることにより寸法安
定性や荷重に対する強度を高めたものである。この補強
材としては発泡性合成樹脂の含浸処理したものを使用す
る。発泡性樹脂の使用量は50〜500g/m2好ましくは100〜
300g/m2である。
補強材は床タイルの全体の厚みの中心から上側に第1の
補強材を、中心から下側に第2の補強材を埋設するのが
好ましい。積層体の場合層間の強度的なバランスを失な
うと反りを生じるおそれがある。したがって補強材の埋
設位置は全体のバランスを考えて調節する。本考案にお
いては厚みの中心を界として上下両側に埋設することが
好ましい。これにより反りを一層防止し、かつ寸法安定
性や耐荷重性も向上せしることができる。但し2層の補
強材を用いる場合には、両者を離せばそれだけバランス
をとりやすく反りを防止するうえでは有効であるがあま
り離れすぎると普通の補強材では床タイルが曲げにくく
なり、下地へのなじみ性、施工性も低下する。その理由
は、従来の補強材はその内部に非発泡性の合成樹脂組成
物を含浸させて使用しており、補強材内部が密な構造と
なっているため曲げ応力に対して変形してその応力を吸
収、緩和する性質に乏しいため剛性が強くなりその結果
として床材が突っ張るためである。しかしながら、発泡
性樹脂を含浸した補強材を用いる本考案にあっては、曲
げ応力に対して補強材内部の気泡部分が変形することに
より、この曲げ応力を吸収緩和するのでこのような欠点
を解消することができ、かつ下地に対するなじみ性の向
上を計ることもできた。
発泡性樹脂の発泡倍率は1.3〜3.0倍程度が好ましい。1.
3倍未満であると床タイルとしてのなじみ性が低下する
し、反対に3.0倍より高いと層剥離や膚荒を生じて好ま
しくない。
第1及び第2の補強材は同一のものでも異種のものでも
よい。これらの補強材としては有機繊維や無機繊維を用
いた不織布、織布、ネット、マット等があげられる。そ
の中でもガラス繊維不織布がコスト的および寸法安定性
の向上から好ましい。補強材に含浸する合成樹脂として
は下地を構成する合成樹脂と同一の樹脂又はそれと親和
性の高い樹脂が好ましい。通常ポリ塩化ビニルおよびポ
リ塩化ビニルと他の樹脂との共重合体を主体とするペー
ストがあげられる。又可塑剤としてはDOP,BBP等
がさらに充填剤としては炭酸カルシウム、シリカ、マイ
カ等がそれぞれ例示できる。発泡性樹脂は機械発泡、化
学発泡等いずれの方法も使用できる。機械発泡の場合
は、界面活性剤等を含むペースト中に機械的に空気を混
合したものが一般出的であり、補強材に含浸する以前に
既に発泡している。一方、化学発泡の場合はペースト中
にアゾジカーボンアミドのような熱によって分解してガ
スを放出するいわゆる化学発泡剤を混合せしめ、補強材
に含浸した後加熱して発泡剤を分解させると同時にペー
ストをキュアさせる方法である。しかしながら、これら
の例示化合物や方法はいずれも単なる例示であり、これ
に限定されるものではない。
本考案に係る床タイルは接着剤を使用しないで下地上に
単に並べて敷くだけで使用に供される。床下地としては
一般のビルのコルクリート床下地、フリーアクセスフロ
アの床板、暖房床パネルなど特に制限されない。また接
着剤を使用していないので使用後の床タイルは回収して
再生使用することができる。再生にあたっては、使用後
のタイルを粉砕、洗浄、乾燥の各工程を経たあと、加熱
混練してシートとし、新規床タイルの中層、下層等に使
用すればよい。
考案の効果 本考案の床タイルは接着剤を用いることなく単に敷き並
べるだけで使用できる。そして、補強材に発泡性樹脂を
含浸処理したものを使用しているため、床タイルとして
の断熱性にすぐれている上、下地とのなじみ性も高い。
したがって施工が容易であるし、施工後の交換も迅速に
できる。また、下地へのなじみ性が高いので接着剤で下
地に貼る必要がなく、床材が接着剤で汚染されることが
ないから使用後の床タイルは回収して再生利用ができる
ので資源の有効使用ができるし、公害の問題も防止でき
る。とくに発泡性樹脂で含浸してあるので再生利用のた
め廃棄タイル片を混練する場合、気泡を有する補強材
は、非発泡樹脂が含浸され緻密な構造の補強材に比べロ
ールでの混練時にシェアで容易に気泡組織をくずしやす
いので補強材の繊維のほぐれ、分散性も向上する。
実施例 表層、下層、補強材処理用としてそれぞれ表−1に示す
配合を用意した。
表層および下層については、バンバリーミキサーにて加
熱混練後、カレンダーロールにて圧延して表層について
は厚み0.5m/m、下層については厚みが約1.4〜3.0m/mの
種々の厚さを有するシートにした。発泡性樹脂組成物は
ヘンシェルタイプのミキサーにて混合してペーストと
し、これを補強材(ガラス繊維不織布;目付量20g/m2)
に含浸した後、加熱して発泡性合成樹脂含浸補強材(厚
み約0.1m/m)を得た。
但し、比較例の補強材含浸用樹脂組成物は前記表の組成
物中発泡剤を除いたものを用いた。
これらのシートをラミネータに積層して次に示す構成の
床タイル(厚さ5.0m/m、50cm角)を作りJISA-5705に基
づいて性能を測定した。
その結果を表−2に示す。
層構成はつぎのとおりである。
比較例:表層0.5m/m、下層4.5m/m、補強層2層 (表面から深さ2.0,3.5m/mの位置) 実施例:表層0.5m/m、下層4.5m/m、補強層2層 (表面から深さ2.0、3.5m/mの位置) 表−2より本考案に係る床タイルは荷重性、寸法安定
性、反りが良好であり、接着剤を用いないで使用するタ
イルとして適していることがわかる。尚、柔軟性は下地
へのなじみ性を判断するものだが35℃のスティフネス値
が2000と低くなじみ性も良好であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の床タイルの実施例を示す一部切欠断面
図である。 1:床タイル、2:表層 3:下層、4:補強材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層及び下層から構成され、表層はその成
    分中に占める樹脂量が25wt%以上で厚さが0.3〜1.5m/m
    の耐摩耗性樹脂組成物層であり、下層はその成分中に占
    める充填材が40wt%以上で厚さが3.5〜6.0m/mであり、
    下層内には発泡性樹脂により含浸処理された有機繊維や
    無機繊維を用いた不織布、織布、ネット、マットからな
    る補強材が2層埋設されていることを特徴とする樹脂製
    床タイル。
JP10298488U 1988-08-03 1988-08-03 合成樹脂製床タイル Expired - Lifetime JPH0629351Y2 (ja)

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JPH0223642U (ja) 1990-02-16

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