JPH06295322A - 線分表示装置および方法 - Google Patents

線分表示装置および方法

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JPH06295322A
JPH06295322A JP5082275A JP8227593A JPH06295322A JP H06295322 A JPH06295322 A JP H06295322A JP 5082275 A JP5082275 A JP 5082275A JP 8227593 A JP8227593 A JP 8227593A JP H06295322 A JPH06295322 A JP H06295322A
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JP
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JP5082275A
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Inventor
Kitao Minato
基多雄 湊
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通り芯の任意の位置を、ディスプレイ上にお
いて局部的に表示させた場合においても、通り芯を特定
できるようにする。 【構成】 通り芯の中央部を局部的にディスプレイ上に
表示させるようにした場合、通り芯の端部に表示されて
いる通り芯に対応する数字やアルファベット文字をディ
スプレイ(ビュー領域)の端部に表示させることで、通
り芯を特定できるようにする。通り芯が縮小して表示さ
れ、通り芯の端部に表示されている数字やアルファベッ
ト文字が小さくなって見づらくなった場合においても同
様に、見やすい大きさで対応する数字や文字を表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物を建築する
図面を作成する場合に用いて好適な線分表示装置および
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物を建築する場合の図面をCADシス
テムにおいて作図する場合、壁の中心の基準位置を示す
通り芯を作成するとともに、各通り芯に、それを特定す
るための記号を付ける必要がある。図11は、その例を
示している。
【0003】図11においては、垂直に3本の通り芯が
一点鎖線で表示されており、その図中、下側の端部に番
号1乃至3が各通り芯を識別するための記号として付さ
れている。この番号は、円形の図形(風船)内に表示さ
れている。
【0004】また、この例においては、水平方向にも3
本の通り芯が作成されており、その左側の端部に風船が
付加され、その内部に各通り芯を識別するための記号と
して、アルファベット文字A乃至Cが表示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような通り芯をC
RTやLCDなどよりなる表示装置に拡大したり、ある
いは縮小して、即ち、所定のスケールで表示させること
ができる。図12は、複数の通り芯を縮小して表示した
例を示している。また、図13は、通り芯を拡大して、
その一部を表示した例を示している。
【0006】図12に示すように、所定の表示範囲を有
する表示装置に、多数の通り芯を縮小して表示すると、
各通り芯を特定するための記号も縮小されることにな
る。その結果、通り芯を特定するための記号を認識する
(読み取る)ことが困難になる課題があった。
【0007】また、図13に示すように、所定の範囲の
みの通り芯を表示すると、各通り芯を特定するための記
号は、通り芯の端部にのみ表示されているため、記号が
表示範囲外に位置してしまい、表示されている通り芯を
特定することが困難になる課題があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、通り芯をスケーリングして表示したり、そ
の一部を表示したような場合においても、対応する記号
を容易に認識することができるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の線分表
示装置は、通り芯などの線分と、通り芯に対応する記号
としての数字やアルファベット文字を記憶する記憶手段
としてのハードディスク装置2、RAM13と、ハード
ディスク装置2、RAM13に記憶されている通り芯と
数字やアルファベット文字を表示する表示手段としての
ディスプレイ5と、数字やアルファベット文字の表示位
置がディスプレイ5の表示範囲外にあるとき、数字やア
ルファベット文字をディスプレイ5の表示範囲内の通り
芯の近傍に表示させる表示制御手段としてのCPU11
とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の線分表示装置は、通り芯
などの線分と、通り芯に対応する記号としての数字やア
ルファベット文字を記憶する記憶手段としてのハードデ
ィスク装置2、RAM13と、ハードディスク装置2、
RAM13に記憶されている通り芯と数字やアルファベ
ット文字を表示する表示手段としてのディスプレイ5
と、ディスプレイ5に表示されている数字やアルファベ
ット文字の大きさが所定の大きさより小さくなったと
き、容易に認識が可能な大きさで、数字やアルファベッ
ト文字を通り芯の近傍に表示させる表示制御手段として
のCPU11とを備えることを特徴とする。
【0011】これらの線分表示装置においては、保存用
の線分と記号を第1の記憶手段としてのハードディスク
装置2に記憶させ、ディスプレイ5に表示する範囲の線
分と記号を第2の記憶手段としてのRAM13に記憶さ
せ、通り芯の近傍に表示する数字やアルファベット文字
は、RAM13にのみ記憶させるようにすることができ
る。
【0012】請求項4に記載の線分表示方法は、通り芯
などの線分と、通り芯に対応する記号としての数字やア
ルファベット文字を記憶し、記憶されている通り芯と数
字やアルファベット文字のうち、所定の範囲のものを読
み出して所定の表示範囲に表示し、数字やアルファベッ
ト文字の表示位置が表示範囲外にあるとき、数字やアル
ファベット文字を表示範囲内の通り芯の近傍に表示させ
ることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の線分表示方法は、通り芯
などの線分と、通り芯に対応する記号としての数字やア
ルファベット文字を記憶し、記憶されている通り芯と数
字やアルファベット文字のうち、所定の範囲のものを読
み出して表示し、表示している数字やアルファベット文
字の大きさが所定の大きさより小さくなったとき、容易
に認識が可能な大きさで、数字やアルファベット文字を
通り芯の近傍に表示させることを特徴とする。
【0014】これらの線分表示方法においては、通り芯
と数字やアルファベット文字を、保存のためのものと、
表示するためのものとに独立して記憶し、線分の近傍に
表示する数字やアルファベット文字を、表示するための
ものとしてのみ記憶するようにすることができる。
【0015】
【作用】請求項1に記載の線分表示装置および請求項4
に記載の線分表示方法においては、数字やアルファベッ
ト文字の表示位置が所定の表示範囲外にあるとき、表示
範囲内の線分の近傍に、その数字やアルファベット文字
が表示される。従って、通り芯の表示位置に拘らず、確
実に表示されている通り芯を特定することが可能とな
る。
【0016】請求項2に記載の線分表示装置および請求
項5に記載の線分表示方法においては、表示されている
数字やアルファベット文字の大きさが、所定の大きさよ
り小さくなったとき、容易に認識可能な大きさで、線分
の近傍に、その数字やアルファベット文字が表示され
る。従って、通り芯のスケーリングに拘らず、常に通り
芯を確実に特定することが可能となる。
【0017】また、保存用のデータと表示用のデータと
を独立に記憶させ、通り芯の近傍に表示する数字やアル
ファベット文字は、表示用のデータとしてのみ記憶させ
るようにすることにより、表示位置に拘らず、迅速な処
理が可能となる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の線分表示装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。処理部1は、CAD動作
のための所定のプログラムやデータが予め記憶されてい
るROM12と、このROM12に記憶されているプロ
グラムやデータに従って所定の演算を行うCPU11
と、必要に応じて所定のデータなどを記憶するRAM1
3と、外部装置とのインターフェース機能を有するイン
ターフェース14とにより構成されている。
【0019】ハードディスク装置2には、作成された建
築用の図面データなどのデータが保存される。キーボー
ド3やマウス4は、インターフェース14を介して、C
PU11に対して所定の指令を入力することができるよ
うになされている。また、ディスプレイ5とプロッタ6
には、CPU11よりインターフェース14を介して所
定のデータが出力されるようになされている。
【0020】次に、この線分表示装置の第1の動作につ
いて説明する。ハードディスク装置2には既に作成され
た図面のデータが、データベースとして記憶されてい
る。キーボード3またはマウス4を操作することによ
り、インターフェース14を介してCPU11に対して
所定の指令を入力すると、CPU11は、インターフェ
ース14を介してハードディスク装置2にアクセスし、
そこに記憶されている図面のデータを読み出し、RAM
13の所定のアドレスに供給し、記憶させる。
【0021】そして、CPU11は、RAM13に記憶
された所定の範囲(作図領域)のデータのうち、表示す
べき範囲(ビュー領域)のデータを読み出し、それをR
AM13の他の所定の範囲(表示セグメント)に記憶さ
せる(作図領域とビュー領域については、図5を参照し
て後述する)。CPU11はさらに、この表示セグメン
トに記憶されたデータを読み出し、このデータに対応す
る線分と、これを特定するための記号としての数字およ
びアルファベット文字に対応する画像をディスプレイ5
に出力し、表示させる。
【0022】キーボード3またはマウス4を操作するこ
とにより、表示位置の変更をCPU11に指令すると、
CPU11は作図領域中のビュー領域の範囲を指令に対
応して変更し、新たなビュー領域のデータを表示セグメ
ントに転送し、記憶させる。そして、その表示セグメン
トに記憶されたデータに対応する画像をディスプレイ5
に出力し、表示させる。このようにして、任意の指定す
る範囲の画像をディスプレイ5に表示させることができ
る。
【0023】後に詳述するように、通り芯の端部には風
船が設けられ、その中に、通り芯を特定するための数字
またはアルファベット文字が表示されている(図6)。
通り芯の表示位置(表示範囲)を変更すると、風船がビ
ュー領域の範囲外に位置する場合がある。CPU11
は、このとき、風船内に表示されている数字またはアル
ファベット文字を表示セグメント内の所定の位置(ビュ
ー領域内の通り芯の近傍)にコピーさせる。この表示セ
グメント内のデータが読み出され、ディスプレイ5に出
力、表示される。これにより、通り芯の端部(風船の表
示位置)がビュー領域の範囲外にあったとしても、ビュ
ー領域に位置する通り芯を特定することが可能となる。
【0024】次に、この線分表示装置の第2の動作につ
いて説明する。第1の動作と同様に、ハードディスク装
置2に記憶されている作図領域に対応するデータが読み
出され、RAM13に記憶される。そして、そのうちの
ビュー領域のデータが表示セグメントに転送され、記憶
される。キーボード3またはマウス4を操作することに
より、ディスプレイ5に表示させる範囲をより広くした
り、より狭くなるように指令すると、CPU11は表示
セグメントに記憶されているデータをスケーリング(拡
大または縮小)し、そのデータに対応する画像をディス
プレイ5に表示させる。これにより、ディスプレイ5に
は、所定の縮尺で、所定の範囲の通り芯と風船(その内
部の数字またはアルファベット文字)が表示される(勿
論、ビュー領域外に位置する場合、風船は表示されない
が、このとき上述したように、通り芯の近傍に記号が表
示される)。
【0025】数字またはアルファベット文字の大きさが
(風船の大きさが)、予め設定した所定の大きさより小
さくなったとき、CPU11は、数字またはアルファベ
ット文字を容易に認識することが可能な大きさで、表示
セグメントの所定の位置にコピーさせる。そのコピー位
置は、対応する通り芯のビュー領域の範囲内の近傍の所
定の位置(例えば図10に示すように、風船の近傍)と
される。このデータが読み出されてディスプレイ5に表
示されるため、ディスプレイ5には、風船とその内部の
数字やアルファベット文字はそのままとされ、それ以外
に、充分見やすい大きさで、数字やアルファベット文字
が対応する通り芯の近傍に表示される。
【0026】次に、この線分表示装置の第3の動作につ
いて説明する。第1または第2の動作で説明したよう
に、データベースとして保存される画像データは、ハー
ドディスク装置2に記憶されている。これに対して、デ
ィスプレイ5に表示される画像データは、RAM13の
表示セグメント内に記憶される。即ち、ディスプレイ5
に表示されるスケールが拡大されたり、あるいは縮小さ
れたとしても、表示セグメント内のデータが対応するデ
ータに変更されるだけで、RAM13の作図領域のデー
タ、従って、ハードディスク装置2に記憶されているデ
ータは変更されない。
【0027】同様にして、風船の表示位置がビュー領域
の範囲外になったとき、あるいは、風船、数字、アルフ
ァベット文字などが所定の大きさより小さくなったと
き、対応する数字やアルファベット文字を線分の近傍に
表示させる場合には、これらの数字、アルファベット文
字などは、表示セグメントにおいてのみコピーされ、R
AM13の作図領域のデータ、あるいは、ハードディス
ク装置2のデータとしては記憶されない。これは、これ
らの表示が、もっぱら表示のためにだけ便宜的に行われ
るものであり、オリジナルの図面のデータとして保存し
ておく必要がないからである。即ち、ビュー領域外の通
り芯の近傍に数字やアルファベット文字を表示するの
は、そのとき表示されている通り芯を特定するためであ
り、そこに、その記号を書き込んでおきたい訳ではな
い。このように、表示セグメントにのみ記憶させておく
ことにより、表示位置(表示範囲)を変更する場合にお
いても、その変更した通り芯を、迅速に表示させること
が可能となる(データベースに記憶させると、変更の都
度、そのデータを消去しなければならない)。
【0028】次に、本発明の線分表示方法の実施例につ
いて、図2を参照して説明する。この図2に示す処理
は、ROM12に記憶されているプログラムに従って、
CPU11において行われるものである。
【0029】最初にステップS1において、風船内文字
表示情報テーブルが初期化状態にあるか否かが判定され
る。この初期化が行われていないとき、ステップS2に
進み、この初期化動作を実行する。例えば、CPU11
は、システムの立上げ時、あるいはハードディスク装置
2から図面ファイルを読み込むとき、ハードディスク装
置2に記憶されている風船内文字表示情報テーブルを初
期化する。初期化を行うとき、ハードディスク装置2よ
り読み出された図面ファイルに含まれる通り芯が検索さ
れ、検索された通り芯の線分部と文字列部(記号)のI
D番号が読み取られ、風船内文字表示情報テーブルに記
憶される。
【0030】即ち、ハードディスク装置2には、図3に
示すように、図形ファイルに関連する索引テーブルが記
憶されており、この索引テーブルには、図形ファイルに
描かれている図形の索引が記憶されている。この索引に
は、線分のクラス番号が記憶されており、このクラス番
号から、その線分が通り芯であるか否かを判定すること
ができる。ハードディスク装置2より読み出された図形
ファイルに含まれる線分が通り芯であると判定されたと
き、その線分部と、それに対応する文字列部のID番号
が索引テーブルより読み出され、通り芯の風船内文字表
示情報テーブルに格納される。このときCPU11は、
また、表示情報テーブル内の通り芯の数をカウントす
る。このようにして、例えば図4に示すような通り芯の
本数、通り芯の線分部のID番号、文字列部のID番号
などが確認された風船内文字表示情報テーブルが作成さ
れ、ハードディスク装置2に記憶される。
【0031】ステップS2に示した初期化動作が既に行
われている場合においては、ステップS2の処理は省略
される。
【0032】次にステップS3に進み、ステップS2で
初期化した、あるいは既に初期化されている風船内文字
表示情報テーブルに通り芯が記憶されているか否かが判
定される。通り芯が記憶されていない場合においては、
それに対応する数字、アルファベット文字などを表示さ
せる必要がないため、処理が終了される。
【0033】これに対して、風船内文字表示情報テーブ
ルに通り芯が記憶されていると判定された場合において
は、ステップS4に進み、RAM13内の表示セグメン
トが初期化される。この表示セグメントは、請求項6に
おける、表示する線分と記号を記憶するものである。
【0034】次にステップS5に進み、風船内文字表示
情報テーブルに記憶されている通り芯のID番号に対応
して、次のデータが幾可情報テーブルより読み出され
る。 (1)通り芯の線分部の始点および終点の座標 (2)風船内に表示される文字の基点の座標と文字のサ
イズ (3)風船の半径
【0035】尚、この幾可情報テーブルは、図3に示す
ように、索引テーブルの各線分に関するデータを記憶し
ているものであり、ハードディスク装置2に格納されて
いる。
【0036】次にステップS6に進み、ステップS5に
おいて読み取られた通り芯の線分部の座標値とビュー領
域の座標とを比較し、通り芯の近傍に、通り芯に対応す
る文字列を表示する位置を決定する(その詳細について
は、図6、図7、図8を参照して後述する)。尚、この
ビュー領域は、図5に示すように、ハードディスク装置
2より読み出された図面データが描かれている範囲に対
応する作図領域のうち、ディスプレイ5に表示される範
囲を表している。換言すれば、ハードディスク装置2よ
り作図領域全体にわたるデータが読み出され、RAM1
3の所定のアドレスに記憶されるが、そのうちのビュー
領域の範囲のみが、そこからさらに読み出され、RAM
13の表示セグメントに記憶される。そして、その表示
セグメントのデータがディスプレイ5に表示される。
【0037】次にステップS7に進み、作図領域とビュ
ー領域の比を求め、風船内に表示される文字(風船文
字)の拡大率が次式に従って演算される。 拡大率=(Vh/Sh)×(標準サイズ/文字サイズ)
【0038】尚、上式における文字サイズとは、ハード
ディスク装置2に記憶されている風船文字のサイズ(作
成したときの文字のサイズ)を表し、標準サイズとは、
人が見やすい文字サイズとして予め設定された所定の大
きさの文字サイズである。また、Shは、図5に示すよ
うに、作図領域の高さを表し、Vhは、ビュー領域の高
さを表している。
【0039】次にステップS8に進み、風船文字がビュ
ー領域内に存在するか否か、かつ、ビュー領域内に風船
文字が存在する場合においては、ステップS7において
演算された拡大率が1より小さいか否かが判定される。
即ち、所定の範囲(ビュー領域)内に風船文字が存在し
ない場合においては、通り芯を特定することができなく
なるため、通り芯の近傍に、数字またはアルファベット
文字を表示させるのであるが、このステップS8におい
ては、風船文字がビュー領域の範囲外に位置しているか
否かが判定される。
【0040】また、風船文字がビュー領域の範囲内にあ
る場合においても、その大きさが所定の大きさより小さ
くなったとき(見にくい大きさになったとき)、風船文
字とは別に、対応する文字をビュー領域内に表示させる
ようにするのであるが、このステップS8において、風
船文字が見にくい大きさになったか否かを判定する。こ
の実施例においては、拡大率が1以上であるとき、風船
文字が見にくい大きさになったとして、対応する数字や
アルファベット文字を通り芯の近傍に表示させるのであ
る。
【0041】即ち、ステップS8において、風船文字が
ビュー領域内に存在しないと判定された場合、あるいは
また、風船文字がビュー領域内に存在したとしても、そ
の拡大率が1以上であると判定された場合、ステップS
8からステップS9に進み、風船文字を表示セグメント
にコピーする。即ち、作図領域に描かれている風船文字
が、ステップS4において初期化した表示セグメント
(RAM13内に設けられている)にコピーされる。こ
のコピーする位置は、ステップS6において決定された
位置である。そして、この表示セグメントに記憶されて
いるデータに対応する図形がディスプレイ5に表示され
るため、このように、表示セグメントに風船文字をコピ
ーすることにより、通り芯の近傍(ステップS6におい
て決定された位置)に見やすい大きさの数字またはアル
ファベット文字が表示されることになる。
【0042】即ち、見やすい大きさで表示する文字を、
表示するためのものとしてのみ記憶させるのであるが、
ステップS9においては、これをRAM13の表示セグ
メントにのみコピーし、RAM13の作図領域、あるい
はハードディスク装置2には記憶させないようにしてい
る。
【0043】このように、RAM13の作図領域、ある
いはハードディスク装置2に記憶させないようにするこ
とで、記憶させるようにする場合に較べて、迅速な処理
が可能となる。なぜならば、RAM13の作図領域、あ
るいはハードディスク装置2のデータベースに記憶させ
るようにした場合においては、表示位置が変更される都
度、一旦表示した数字やアルファベット文字を消去し
(この表示は、便宜的に行われるのであって、その位置
に文字を書き込む必要はない)、新たな位置に再び表示
させるための動作を繰り返さなければならないからであ
る。
【0044】ステップS8において、風船文字がビュー
領域内に存在し、かつ、その拡大率が1より小さいと判
定された場合においては、ビュー領域内に見やすい大き
さで風船文字が風船内に表示されているため、新たに通
り芯を特定するための数字やアルファベット文字を別に
表示させる必要がない。従って、この場合においては、
ステップS9の処理がスキップされる。
【0045】次にステップS10に進み、ビュー領域内
のすべての通り芯に対する風船文字に関するチェックが
行われたか否かが判定される。他にも通り芯が存在する
場合においては、ステップS5に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。ステップS10において、全ての通り
芯に対するチェックが行われたと判定された場合におい
ては、処理が終了される。
【0046】次に、図6を参照して、図2におけるステ
ップS6の表示位置の決定方法についてさらに詳述す
る。図6は、風船文字がビュー領域の範囲外に位置する
場合を表している。この図6の例においては、図中一点
鎖線で示す縦方向の通り芯には、その上端部に風船(図
中丸印(円)で示す記号)が付加され、その中に数字
1,2,3が付されている。これに対して、横方向の通
り芯に対しては、その左端部に風船が配置され、その風
船内にアルファベット文字A,Bが付されている。即
ち、縦方向の通り芯は、数字1,2,3,・・・により
特定することができ、横方向の通り芯は、アルファベッ
ト文字A,B,C,・・・により特定することができる
ようになされている。
【0047】そして、通り芯1,2,3の始点座標は、
それぞれ(x1S,y1S),(x2S,y2S),(x3S,y
3S)で表され、その終点座標は、(x1E,y1E),(x
2E,y2E),(x3E,y3E)で表されている。同様に、
横方向の通り芯A,Bの始点座標は、それぞれ(xAS
AS),(xBS,yBS)とされ、その終点座標は、それ
ぞれ(xAE,yAE),(xBE,yBE)とされている。ま
た、矩形のビュー領域の左下の角の点の座標は、(x
min,ymin)とされ、その右上の角の点の座標は、(x
max,ymax)とされている。
【0048】このような状態において、ビュー領域内の
水平通り芯の近傍に、見やすい大きさで表示される表示
文字A,BのサイズS2は、風船文字のオリジナルのサ
イズをS1、ステップS7で演算された拡大率をKとす
るとき、次式により演算される。 S2=S1×K
【0049】ビュー領域内に見やすい大きさで表示され
る文字は、オリジナルの風船文字に近い位置であって、
ビュー領域の左側端部または右側端部の近傍に表示され
る。そして、その表示位置は、文字がビュー領域の左側
端部に表示される場合、次式より演算される。尚、これ
らの式において、ΔxとΔyは、オリジナルの風船文字
からの横方向(x軸方向)と縦方向(y軸方向)のそれ
ぞれ移動量(距離)を表しており、また、rは風船の半
径を表している。 Δx=xmin−xAS+(r+S2/2) Δy=S2/2
【0050】以上の式は、文字がビュー領域の左側端部
に表示される場合の式であるが、右側の端部近傍に表示
される場合の式は、次のようになる。 Δx=xmax−xAE−(r+S2/2) Δy=S2/2
【0051】但し、例えば図7(A)に示すように、通
り芯の上側に文字Aを表示させた場合、文字Aがビュー
領域の上端部の線にかかってしまうようなときは、図7
(B)に示すように、通り芯の下側に文字Aを表示させ
る。
【0052】即ち、この場合における移動量Δyは、次
式で表されることになる。 Δy=−S2/2
【0053】同様にして、垂直な通り芯に対応する数字
を表示する位置は、次のように定められる。この場合に
おいても、ビュー領域の上側の端部と下側の端部のう
ち、オリジナルの風船文字に近い位置に対応する数字が
表示されるが、下側の端部に近い位置に表示する場合
は、その表示位置は次のように演算される。 Δx=S2/2 Δy=ymin−y1E+(r+S2/2)
【0054】また、ビュー領域の上側の端部の近傍に表
示する場合の移動量は、次式により演算される。 Δx=S2/2 Δy=ymax−y1S−(r+S2/2)
【0055】尚、図7を参照して説明した場合と同様
に、垂直な通り芯の右側に対応する文字を表示させた場
合、図8(A)に示すように、その文字がビュー領域の
右側の端部にかかる場合においては、図8(B)に示す
ように、通り芯の左側に数字が表示されることになる。
この場合における移動量Δxは、次式により表される。 Δx=−S2/2
【0056】以上のようにして、通り芯の風船文字がビ
ュー領域の範囲外に位置する場合においては、対応する
数字やアルファベット文字がビュー領域の端部の近傍で
あって、対応する通り芯の近傍に表示されるため、図9
に示すように、通り芯の一部(風船から、ディスプレイ
5の表示範囲の大きさ以上に離間した部分)をディスプ
レイ5に表示させたような場合においても、表示されて
いる通り芯を、迅速かつ確実に特定することができる。
【0057】また、同様にして、図10に示すように、
オリジナルの風船文字がビュー領域内に存在する場合に
おいても、その文字が縮小された結果、見にくい大きさ
となる場合においては、見やすい大きさの文字がオリジ
ナルの風船文字とは別に表示される。従って、ディスプ
レイ5に図面を縮小して表示させるような場合において
も、通り芯を特定することが困難になるようなことが防
止される。
【0058】尚、以上の実施例においては、本発明を建
築図面作成用のCADシステムに応用した場合を例とし
て説明したが、本発明はその他の図面を作成する場合に
も適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の線分表示装
置および請求項4に記載の線分表示方法によれば、線分
を特定する記号が所定の表示範囲外にあるとき、その記
号を表示範囲内の線分の近傍に表示させるようにしたの
で、線分の任意の位置を局部的に表示させるような状態
においても、線分を確実に特定することが可能となる。
【0060】また、請求項2に記載の線分表示装置およ
び請求項5に記載の線分表示方法によれば、線分を縮小
して表示させたような場合においても、認識が容易に可
能な大きさで記号を線分の近傍に表示させるようにした
ので、線分のスケーリング状態に拘らず、線分を確実に
特定することが可能となる。
【0061】さらに、請求項3に記載の線分表示装置お
よび請求項6に記載の線分表示方法によれば、線分の近
傍に表示する記号を表示するためのものとしてのみ記憶
させるようにしたので、迅速な表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線分表示装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の線分表示方法の一実施例の動作を説明
するフローチャートである。
【図3】本発明の索引テーブルと幾可情報テーブルの関
係を説明する図である。
【図4】本発明の通り芯の風船文字表示情報テーブルを
説明する図である。
【図5】本発明の作図領域とビュー領域の関係を説明す
る図である。
【図6】本発明のビュー領域の外側に風船文字が位置す
る場合の状態を説明する図である。
【図7】本発明の水平な通り芯に対応する文字の表示状
態を説明する図である。
【図8】本発明の垂直な通り芯に対応する数字を表示し
た状態を説明する図である。
【図9】通り芯の一部を局部的にディスプレイ上に表示
した状態を説明する図である。
【図10】通り芯を縮小してディスプレイに表示した状
態を説明する図である。
【図11】従来のディスプレイ上における通り芯とそれ
を特定する記号を表示した状態を説明する図である。
【図12】従来の通り芯を縮小して表示した状態を説明
する図である。
【図13】従来の通り芯の一部を局部的に表示させた状
態を説明する図である。
【符号の説明】
1 処理部 2 ハードディスク装置 3 キーボード 4 マウス 5 ディスプレイ 6 プロッタ 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 インターフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線分と、前記線分に対応する記号を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記線分と記号を表示す
    る表示手段と、 前記記号の表示位置が前記表示手段の表示範囲外にある
    とき、前記記号を前記表示手段の表示範囲内の前記線分
    の近傍に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴
    とする線分表示装置。
  2. 【請求項2】 線分と、前記線分に対応する記号を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記線分と記号を表示す
    る表示手段と、 前記表示手段に表示されている前記記号の大きさが所定
    の大きさより小さくなったとき、容易に認識が可能な大
    きさで、前記記号を前記線分の近傍に表示させる表示制
    御手段とを備えることを特徴とする線分表示装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、 前記線分と記号を保存する第1の記憶手段と、 前記線分と記号のうち、前記表示手段に表示する範囲の
    ものを記憶する第2の記憶手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記線分の近傍に表示する前記記
    号を、前記第2の記憶手段にのみ記憶させることを特徴
    とする請求項1または2に記載の線分表示装置。
  4. 【請求項4】 線分と、前記線分に対応する記号を記憶
    し、 記憶されている前記線分と記号のうち、所定の範囲のも
    のを読み出して所定の表示範囲に表示し、 前記記号の表示位置が前記表示範囲外にあるとき、前記
    記号を前記表示範囲内の前記線分の近傍に表示させるこ
    とを特徴とする線分表示方法。
  5. 【請求項5】 線分と、前記線分に対応する記号を記憶
    し、 記憶されている前記線分と記号のうち、所定の範囲のも
    のを読み出して表示し、 表示している前記記号の大きさが所定の大きさより小さ
    くなったとき、容易に認識が可能な大きさで、前記記号
    を前記線分の近傍に表示させることを特徴とする線分表
    示方法。
  6. 【請求項6】 前記線分と記号を、 保存のためのものと、表示するためのものとに独立して
    記憶し、 前記線分の近傍に表示する前記記号を、表示するための
    ものとしてのみ記憶することを特徴とする請求項4また
    は5に記載の線分表示方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314967A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Fujitsu Ltd 地図システム
JPH10254941A (ja) * 1997-03-07 1998-09-25 Shinryo Corp 設備施工用cadの作図方法
JP2011170896A (ja) * 2011-06-06 2011-09-01 Daikin Industries Ltd 作図処理プログラム、作図処理プログラムを記録した記録媒体、作図処理方法及び作図処理システム
JP2017107284A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 清水建設株式会社 図面表示装置および図面表示システム
JP2019160122A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 Concore’S株式会社 画像処理装置および画像処理用プログラム

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