JPH06298938A - 熱硬化性重合体及びその製造方法 - Google Patents

熱硬化性重合体及びその製造方法

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JPH06298938A
JPH06298938A JP8476793A JP8476793A JPH06298938A JP H06298938 A JPH06298938 A JP H06298938A JP 8476793 A JP8476793 A JP 8476793A JP 8476793 A JP8476793 A JP 8476793A JP H06298938 A JPH06298938 A JP H06298938A
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JP
Japan
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group
polymer
carbon atoms
reaction
producing
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Pending
Application number
JP8476793A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamamoto
直己 山本
Masaharu Fujimoto
雅治 藤本
Masayuki Taku
正幸 田久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れた硬化物の原料となる熱硬化性
重合体及びその製法を提供する。 【構成】 一般式(1)で示される数平均分子量が50
0以上の重合体、及び、一般式(2)で示される化合物
と水とを反応させる重合体の製造方法。 【化1】 (但し、R1 ,R2 ,R3 及びR4 はそれぞれ独立に水
酸基、クロロ基、ブロモ基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数1〜4のジアルキルアミノ基又は水素原子等
を表わす。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性に優れた硬化物
の原料となる熱硬化性重合体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂は、耐熱性、耐薬品性、
機械的性質が優れているため、電子、電気、自動車等様
々な分野で幅広く利用されている。
【0003】しかしながら、熱硬化性樹脂の耐熱性硬化
後は、熱可塑性樹脂に比べると確かに優れてはいるもの
の、耐熱性の指標となる熱分解温度を見てみるとフェノ
ール樹脂で300〜350℃、不飽和ポリエステルで1
50〜200℃、エポキシ樹脂で200〜250℃とな
っており、用途によってはまだ充分な耐熱性を有してい
るとは言い難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】耐熱性を改良した熱硬
化性樹脂として、全芳香族ポリイミドが知られている
が、400℃を超える熱分解温度を有するものの、成形
・硬化に極めて高度な技術が必要であるという問題点を
有している。
【0005】他の耐熱性に優れた熱硬化性樹脂としてポ
リオルガノシロキサンいわゆるシリコーン樹脂が知られ
ている。しかしながら、シリコーン樹脂によっても40
0℃を超える熱分解温度は得られておらず、また架橋反
応が脱水縮合反応であるため、硬化反応時に本質的に副
生物が生成するという問題点を有している。
【0006】縮合反応を伴わないケイ素化合物の素反応
として、シラシクロブタンの開環重合反応が知られてい
る(J.O.C.,30,2618,(1965))。
この反応は加熱により進行し、副生成を生じない反応で
ある。しかしながら、ケイ素上の置換基がメチル基、フ
ェニル基であるシラシクロブタンの反応は速やかに進行
するものの、加水分解可能なエトキシ基、アミノ基を有
するシラシクロブタンの開環重合は進行し難く、架橋ポ
リマーの合成反応として応用し難いという問題点を有し
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
問題点を解決した耐熱性に優れながら、成形・硬化の容
易な熱硬化性樹脂について、鋭意検討を重ねた結果、一
般式(1)で示す構造を有する重合体が上記目的を達成
できることを見出し本発明に到達した。
【0008】本発明の要旨は下記の一般式(1)で示さ
れる数平均分子量が500以上の重合体にあり、又、下
記の一般式(2)で示される化合物と水とを反応させる
前記重合体の製造方法にある。
【0009】
【化3】
【0010】(但し、R1 及びR2 はそれぞれ独立に水
酸基、クロロ基、ブロモ基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数1〜4のジアルキルアミノ基、水素原子又は
炭素数1〜4のトリアルキルシロキシ基を表わす。)
【0011】
【化4】
【0012】(但し、R3 及びR4 はそれぞれ独立にク
ロロ基、ブロモ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素
数1〜4のジアルキルアミノ基又は水素を表わす。)式
(1)で示される本発明の重合体は、常温(25℃)で
流動性を有するため、成形・硬化の際の取扱いが容易で
ある。また、常温での保存安定性にも優れ、25℃密閉
下でのポットライフ、即ち固化せず流動性を保持し有る
期間は30日以上である。
【0013】本発明の重合体は数平均分子量500以上
であり、耐熱性の良好な架橋重合体の原料として適して
いる。即ち、本発明の重合体は、加熱硬化反応により副
生物を生成することなく、優れた耐熱性、具体的には4
00℃を超える熱分解温度を有する硬化物(架橋重合
体)を与えることができる。
【0014】本発明の重合体は、式(2)で表される化
合物を溶媒の存在下、あるいは無溶媒で加水分解・重縮
合させることにより合成できる。反応させる水の量は特
に限定されないが、式(2)の化合物1モルに対して
0.9〜10.0モルであることが好ましい。水の量が
10.0モルを超える場合は、側鎖のシクロトリメチレ
ン環の加水分解反応が副反応として起き易くなる。ま
た、水の量が0.9モル未満の場合は、重合体の分子量
を上げることが困難になる。反応させる水の量は式
(2)の化合物1モルに対して、1.0〜4.0モルで
あることが特に好ましい。
【0015】式(2)中のR3 及びR4 は加水分解可能
な官能基であり、クロロ基、ブロモ基、炭素数1〜4の
アルコキシ基、炭素数1〜4のジアルキルアミノ基、水
素原子から選ばれる。上記官能基のうち、クロロ基、ブ
ロモ基は特に反応性が高く、加水分解反応が容易である
ため好ましい。
【0016】尚、化合物(2)中のR3 とR4 が共にク
ロロ基の場合は反応は例えば次のように進行する。即
ち、(3)式のようにまず加水分解反応が起こり、続い
て(4)式のように脱水縮合反応が起こり、この脱水縮
合反応の進行により式(1)の重合体が得られる。
【0017】
【化5】
【0018】R3 ,R4 がクロロ基又はブロモ基である
場合、合成反応時に副生するハロゲン化水素の捕捉剤と
して塩基を用いることができる。塩基としては、ピリジ
ン等のアミン類を式(2)の化合物1モルに対して2モ
ル以上即ち副生するハロゲン化水素に対して当量以上用
いることが好ましい。
【0019】また、前記反応の際には必要に応じてヘキ
サメチルジシラザン、ヘキサメチルジシロキサン、トリ
メチルクロロシラン等の末端封止剤を添加することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。実施例における測定装置及び測定方法は以下
の通りである。 1)分子量 ゲルパーミエーションクロマトグラフ(以下GPCと称
する)にてクロロホルムを溶媒とし、ポリメチルメタク
リレート換算の分子量として求めた。 2) 1H−NMR FT−NMRスペクトロメーターにて重クロロホルムを
溶媒として求めた。 3)熱分解温度 熱重量測定装置にて、N2 中、10℃/分の昇温速度で
測定した時の1%重量減少温度から求めた。
【0021】実施例1 滴下ロート、N2 導入管、N2 排出管を取りつけた容量
300mlの四つ口フラスコに、1,1−ジクロロ−1
−シラシクロブタン28.2g(200mmol)、ヘ
キサメチルジシラザン1.11g(6.9mmol)、
ベンゼン(CaH2 存在下で蒸留精製したもの)100
mlを入れ、マグネチックスターラーで攪拌し、氷冷し
ながらN2 気流下で水3.6g(200mmol)、ピ
リジン(CaH2 存在下で蒸留精製したもの)31.6
g(400mmol)、テトラヒドロフラン(モレキュ
ラシーブスにて予備乾燥したもの)50mlの混合物を
3時間かけて滴下した。滴下終了後、N2 気流下、室温
で更に22時間攪拌した。反応終了後、無水硫酸マグネ
シウムを少量添加、攪拌して反応溶液を脱水乾燥した。
生成した白濁等を濾別し、溶媒を除去したところ、生成
物として無色透明な室温で流動性のある液体が得られ
た。
【0022】得られた生成物の 1H−NMRを測定した
ところ、δ=1.46ppmの位置にシクロトリメチレ
ン環のマルチプレットピーク、δ=0.16ppmの位
置にトリメチルシリル基のシングレットピークが観察さ
れた。GPC測定による数平均分子量は、1800であ
った。又、この生成物を、25℃にて密栓したサンプル
瓶中に放置しておいたところ、30日後も固化すること
なく、流動性が保持されており、ポットライフが30日
以上であることがわかった。
【0023】実施例2 実施例1と同様の反応装置を用い、水の量を7.2g
(400mmol)とした他は同一の原料組成、手順で
滴下を行った。滴下終了後、室温で30分攪拌してから
無水硫酸マグネシウムを約15g添加して更に室温で2
0時間攪拌した。反応終了後、白濁を濾別して溶媒を除
去したところ、無色透明な室温で流動性のある液体が得
られた。生成物の 1H−NMRを測定したところ、δ=
1.46ppmにシクロトリメチレン環のマルチプレッ
トピーク、δ=0.16ppmにトリメチルシリル基の
シングレットピークが観測された。GPC測定による数
平均分子量は3500であった。得られた生成物のポッ
トライフは30日以上であった。
【0024】実施例3 水の量を14.4g(800mmol)としそれ以外は
実施例2と同様の原料組成、反応装置手順で反応を行っ
た。得られた生成物は実施例1と同様に室温で流動性の
ある無色透明の液体であり、同様のNMRスペクトルが
観察された。又、数平均分子量は4500であり、ポッ
トライフは30日以上であった。
【0025】
【発明の効果】本発明の重合体は常温で流動性を有する
ため、成形・硬化時の取扱いが容易である。またこの重
合体を原料に使用すれば副生物を生成することなく耐熱
性に優れた硬化物を得ることができる。また本発明の重
合体は水との簡単な反応によって製造することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で示される数平均分
    子量が500以上の重合体。 【化1】 (但し、R1 及びR2 はそれぞれ独立に水酸基、クロロ
    基、ブロモ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1
    〜4のジアルキルアミノ基、水素原子又は炭素数1〜4
    のトリアルキルシロキシ基を表わす。)
  2. 【請求項2】 下記の一般式(2)で示される化合物と
    水とを反応させる請求項1記載の重合体の製造方法。 【化2】 (但し、R3 及びR4 はそれぞれ独立にクロロ基、ブロ
    モ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のジ
    アルキルアミノ基又は水素を表わす。)
JP8476793A 1993-04-12 1993-04-12 熱硬化性重合体及びその製造方法 Pending JPH06298938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012506147A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 ダウ コーニング コーポレーション Cvd前駆体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506147A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 ダウ コーニング コーポレーション Cvd前駆体
JP2014017502A (ja) * 2008-10-20 2014-01-30 Dow Corning Corp Cvd前駆体
US8772524B2 (en) 2008-10-20 2014-07-08 Dow Corning Corporation CVD precursors

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