JPH06301571A - Cpu搭載集積回路チップ及びエミュレータポッド - Google Patents

Cpu搭載集積回路チップ及びエミュレータポッド

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JPH06301571A
JPH06301571A JP5091351A JP9135193A JPH06301571A JP H06301571 A JPH06301571 A JP H06301571A JP 5091351 A JP5091351 A JP 5091351A JP 9135193 A JP9135193 A JP 9135193A JP H06301571 A JPH06301571 A JP H06301571A
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陽一 播口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DMAコントローラの動作を、より効果的に
エミュレートする。 【構成】 エミュレーシュンモード時には、内部メモリ
14のチップ内バス30からのアクセスが一律に禁止さ
れる。内部資源アクセス表明回路36は、アドレスデコ
ーダ部34が出力するアクセス選択信号と、DMAコン
トローラ16がバス使用許可を獲得したことを示す所定
のバス使用許可信号とに従って、内部メモリ14のいず
れか1つがアドレス指定されたことを示す内部メモリア
クセス表明信号と、前記内部I/O回路18のいずれか
1つがアドレス指定されたか又は前記DMAコントロー
ラのアクセス対象となったことを示す内部I/Oアクセ
ス表明信号との、2つの信号を独立生成する。これら2
つの信号に従って、DMA時にも、データ入出力を正し
く制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPU(central proc
essing unit )及び該CPUにより所定のチップ内バス
を経由してアクセスされる内部メモリや内部I/O回路
が搭載されていると共に、前記CPUを介さず、前記チ
ップ内バスを経由して前記内部メモリや前記内部I/O
回路へと直接アクセスすることが可能なDMA(direct
memory access)コントローラが搭載されているCPU
搭載集積回路チップ(以降、このようなCPU及びDM
Aコントローラを共に搭載したものを、CPU搭載集積
回路チップと称する)に係り、又は、このようなCPU
搭載集積回路チップが搭載される、該チップに対応する
ものを用いたターゲットシステムをデバッグするため、
該ターゲットシステム内の外部バスに接続される該チッ
プに対応するものをエミュレートする際に用いるエミュ
レータポッドに係り、特に、前記DMAコントローラの
動作を、より効果的にエミュレートすることができるC
PU搭載集積回路チップ及びエミュレータポッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の集積回路化は、電子機器全体
の大きさを小型化することができるだけでなく、電子機
器の信頼性の向上や消費電力の低減などの多くの利点を
有している。集積回路の設計に際しては、非常に多く
の設計工数を要する、従って、設計コストの占める割
合が極めて高い、TAT(turn around time)が長く
なってしまう、このため、カスタム化が困難であると
いう課題がある。このような集積回路のカスタム化の課
題〜を解決するために、設計工程や製造工程中の少
なくとも一部を共通化して予め準備しておき、これ以外
の工程をカスタム化するという技術がある。
【0003】このような技術による集積回路は、セミカ
スタム方式の集積回路と呼ばれ、スタンダードセル方式
の集積回路やゲートアレイ方式の集積回路などがある。
前記スタンダードセル方式の集積回路は、登録済みのセ
ル(機能ブロック)を集積回路に組み込む回路に従って
配置し、相互配線するという設計方式による集積回路で
ある。前記ゲートアレイ方式の集積回路は、配線工程以
前で加工される行列状に配置されたセル群を共通化し、
集積回路に組み込まれる回路に従って、これ以降の配線
工程を行うという方式の集積回路である。このようなセ
ミカスタム方式の集積回路によれば、設計時や生産時の
TATやコストの低減を図ることができ、顧客に合せた
設計の集積回路を提供することができる。
【0004】又、近年、このようなセミカスタム方式の
集積回路においては、CPU(central processing uni
t :中央処理装置)や、該CPUにてアクセスされるR
AM(random access memory)やROM(read only me
mory)などのメモリやI/O(input /output)などの
周辺回路のマクロライブラリが提供されているものがあ
る。このようなマクロライブラリが用意されているセミ
カスタム方式の集積回路によれば、CPUを含むカスタ
ム化された構成のマイクロコンピュータシステムを組み
込んだ集積回路(以降、CPU搭載カスタム集積回路と
称する)をも提供することが可能である。
【0005】従来から、このようなCPU搭載カスタム
集積回路を含め、マイクロプロセッサを用いたシステム
をエミュレートするための様々な技術が開示され用いら
れている。
【0006】図11は、従来のエミュレータの第1例の
構成を示すブロック図である。
【0007】この図11に示されるエミュレータは、前
記CPU搭載カスタム集積回路をエミュレートするもの
である。又、該エミュレータは、ユーザターゲットシス
テムに搭載されているエミュレート対象となる前記CP
U搭載カスタム集積回路(以降、ターゲット集積回路と
も称する)の搭載位置、あるいはその近傍の所定接続箇
所にエミュレータ接続プラグ90にて接続し利用され
る。例えば、前記ユーザターゲットシステム上の前記タ
ーゲット集積回路が搭載される集積回路ソケットに前記
エミュレータ接続プラグ90を装着して用いる。当該エ
ミュレータは、主として、ICE(in circuit emulato
r )本体80と、ポッド92と、ブレッドボード94
と、エミュレータ接続プラグ90とにより構成されてい
る。
【0008】前記ブレッドボード94では、エミュレー
ト対象となるターゲット集積回路に組み込む回路が、デ
ィスクリート回路にて構成されている。例えば、該ブレ
ッドボード94には、CPUチップ60と、I/Oチッ
プ62と、ROMチップ64と、RAMチップ66など
が搭載され、前記ターゲット集積回路に組み込む回路が
再現されている。又、このようなブレットボード94に
対して、前記ICE本体80と前記ポッド92とによっ
て、当該ブレッドボード94に搭載されている前記CP
Uチップ60のエミュレータが構成されているといえ
る。
【0009】前記ポッド92には、エミュレート対象と
なる前記CPUチップ60と同一仕様のものが搭載され
ている。又、該ポッド92に搭載されている該CPU
は、前記ICE本体80にてその動作状態が観測できる
ようになっている。エミュレート中においては、前記ポ
ッド92に搭載されたCPUが動作し、該CPUの動作
を前記ICE本体80にて観測することによって、前記
ブレッドボード94の動作を確認することができる。
【0010】このような前記図11に示されるようなエ
ミュレータによれば、前記ターゲット集積回路を作る前
であっても、その回路を前記ブレットボード94にて実
現し、該ターゲット集積回路に組み込む回路のエミュレ
ートをすることができる。又、前記ターゲット集積回路
に組み込む回路はディスクリート回路となっているた
め、各配線の論理状態を容易に観測することができる。
例えば、前記CPUチップ60が他の前記RAMチップ
66などにアクセスする際に用いられるバスの論理状態
などは、比較的容易に観測することができる。
【0011】図12は、従来のエミュレータの第2例の
構成を示すブロック図である。
【0012】この図12に示されるエミュレータは、前
記図11を用いて説明した第1例のエミュレータと同様
に、前記エミュレータ接続プラグ90にて前記ユーザタ
ーゲットシステムの、例えば前記ターゲット集積回路が
搭載される集積回路ソケットに接続され、該ターゲット
集積回路のエミュレータとして用いられる。該エミュレ
ータは、主として、ICE本体80と、ポッド76と、
エミュレータ接続プラグ90とにより構成されている。
【0013】前記ポッド76には、前記ユーザターゲッ
トシステムに搭載されるものと同一、あるいは同一の形
態の前記ターゲット集積回路のユーザエンドチップ70
が搭載されている。又、該ポッド76には、前記ユーザ
エンドチップ70を前記エミュレータ接続プラグ90に
て前記ユーザターゲットシステムに接続して用いるため
の回路と、該ユーザエンドチップ70の動作を前記IC
E本体80にて観測するためのICE用回路74とが組
み込まれている。なお、前記ユーザエンドチップ70に
は、例えば、CPU部82と、I/O部84と、ROM
部86とが組み込まれ、内部バス72にて接続されてい
る。
【0014】このような前記図12に示される従来のエ
ミュレータの第2例によれば、最終的な前記ユーザエン
ドチップ70(前記ターゲット集積回路)を実際に前記
ユーザターゲットシステムに搭載し動作させた状態を、
より正確に再現し、エミュレートすることができる。従
って、前記ユーザターゲットシステムのハードウェア構
成の最終的な状態での、エミュレート精度を向上するこ
とができる。
【0015】図13は、従来のエミュレータの第3例に
用いるエミュレータポッドの構成を示すブロック図であ
る。
【0016】この図13においては、所定のICE本体
と、所定のターゲットシステムとの間にあって用いられ
るエミュレータポッドの構成が示されている。該ターゲ
ットシステムには、CPU及びこの周辺回路が組み込ま
れた、又、カスタム化された回路部分を有する集積回路
が搭載されている。
【0017】該エミュレータポッドは、主として、CP
U搭載チップ10と、エヴァチップ44と、エミュレー
ションメモリ46と、内部双方向データバスバッファ4
8と、エミュレータ用回路74と、これらを接続する内
部バス50とにより構成されている。
【0018】又、前記ICE本体には、前記エミュレー
タ用回路74を介して接続されている。一方、前記ター
ゲットシステムへは、前記内部双方向データバスバッフ
ァ48を介して接続されている。
【0019】前記CPU搭載チップ10は、前記ターゲ
ットシステムに搭載される、エミュレート対象となる集
積回路に対応するものである。該CPU搭載チップ10
は、CPU及び該CPUにより所定のチップ内バスを経
由してアクセスされるメモリが搭載されている。又、該
CPU搭載チップ10には、前記CPUを介さず、前記
チップ内バスを経由して前記メモリへと直接アクセスす
ることが可能なDMAコントローラが搭載されている。
該CPU搭載チップ10は、エミュレーション等による
テストが完了した後、最終的には、前記内部双方向デー
タバスバッファ48から所定のエミュレータ接続プラグ
にて接続される、前記ターゲットシステムの接続箇所へ
と、直接搭載されるものである。
【0020】前記エヴァチップ44は、前記CPU搭載
チップ10をエミュレートするにあたって用いられる、
該CPU搭載チップ10に搭載されている前記CPUと
同等なもの等が搭載されたチップである。
【0021】前記エミュレーションメモリ46は、前記
CPU搭載チップ10のエミュレーション中に、前記C
PU搭載チップ10に内蔵されるメモリをエミュレート
するものである。内蔵されているメモリを該エミュレー
ションメモリ46にてエミュレートすることにより、エ
ミュレーション中のメモリデータをより容易に、参照又
は設定変更することが可能である。これは、前記CPU
搭載チップ10に内蔵されるメモリに比べ、該エミュレ
ーションメモリ46が、外付けされている等、そのアク
セスが比較的容易であるためである。
【0022】又、該エミュレーションメモリ46は、前
記CPU搭載チップ10のエミュレーション中に、該C
PU搭載チップ10に内蔵されるROMについてもエミ
ュレートするものとなっている。
【0023】前記CPU搭載チップ10を用いるターゲ
ットシステムは、アプリケーションプログラム等を記憶
する、ハードディスク装置等の外部記憶装置を備えない
場合が多い。外部記憶装置を備えない場合には、基本ソ
フトウェアだけでなく、アプリケーションプログラムに
ついても、前記ターゲットシステム上のROMに記憶さ
れる。又、集積度の面等の都合上、一般的には、基本ソ
フトウェアを含め、そのアプリケーションプログラム
は、前記CPU搭載チップ10中のROMに記憶され
る。
【0024】前記ICE本体での利用者の操作により、
その内容を比較的容易に変更可能なRAMである前記エ
ミュレーションメモリ46によって、前記CPU搭載チ
ップ10中のROMをエミュレートすることにより、I
CE利用者の様々な便宜を図ることが可能である。例え
ば、前述のようなアプリケーションプログラムのデバッ
グの際、確認されたプログラム上の不具合は、前記エミ
ュレーションメモリ46のデータ変更で、即座に、又比
較的容易に対処することができる。又、このようなデー
タ変更にて改修されたプログラムによって、即座にデバ
ッグを続行することが可能である。
【0025】前記内部双方向データバスバッファ48
は、前記内部バス50と、前記ターゲットシステムの前
記CPU搭載チップ10の最終搭載位置とを接続する際
に用いられる。該内部双方向データバスバッファ48
と、所定のエミュレータ接続プラグ及びこれに関する所
定の接続ケーブルにて接続される。
【0026】前記エミュレータ用回路74には、前述の
ICE本体80と、当該エミュレータポッドとを接続す
るための回路が組み込まれている。該エミュレータ用回
路74及び前記ICE本体に接続する所定のケーブルに
て、前記CPU搭載チップ10の動作状態を操作した
り、その動作状態を観測することができる。
【0027】このような従来のエミュレータの第3例に
よれば、前記第2例のものと同様に、前記CPU搭載チ
ップ10を実際に前記ターゲットシステムに搭載し動作
させた状態を、より正確に再現し、エミュレートするこ
とができる。従って、前記ターゲットシステムのハード
ウェア構成の最終的な状態により近い状態でエミュレー
トすることができ、そのエミュレート精度を向上するこ
とができる。又、本第3例によれば、そのエミュレート
中に前記CPU搭載チップ10の動作等を操作したり、
その動作を観測するためにアクセスされるメモリが、該
CPU搭載チップ10の外側の前記エミュレーションメ
モリ46によるものとなり、前記第2例に比べ、より緻
密なアクセスを行うことが可能である。従って、本第3
例によれば、前記第2例に比べて、エミュレーション作
業能率をより向上することができる。
【0028】なお、本第3例のエミュレート対象の集積
回路は、前述の如く、DMAコントローラが搭載されて
いる。このようなDMAコントローラ等、CPUは介さ
ずメモリへと直接アクセスするものが搭載された集積回
路の、エミュレーションやデバッグに関する様々な技術
が開示されている。
【0029】例えば、特開昭62−239242では、
エミュレーションCPU、スーパバイザCPU及びエミ
ュレーションメモリを有するデバッグ装置に関する技術
が開示されている。これは、エミュレーション中に、エ
ミュレーションCPUのバスの空きサイクルを利用し、
エミュレーションメモリのアクセスを行う手段を設ける
というものである。該特開昭62−239242によれ
ば、エミュレーションCPUによるエミュレーション処
理を中断することなく、前記スーパバイザCPUによる
エミュレーションメモリアクセスを可能とすることがで
きる。
【0030】又、特開平3−136143では、DMA
機能と該DMAの状態を外部に知らせる機能を有するエ
ミュレータCPUと、システム管理用CPUとを備えた
ICEに関する技術が開示されている。この技術で開示
されているICEでは、前記エミュレータCPUと前記
システム管理用CPUとで共用のDMA転送用バッファ
メモリを備えている。又、前記エミュレータCPUのD
MA転送制御プログラム格納メモリ及びDMA転送制御
回路を備えている。該特開平3−136143に対する
従来技術では、前記エミュレータCPUが、DMAの処
理等を行うために、前記システム管理用CPUにてダウ
ンロードされた所定のオブジェクトプログラムを実行し
ていた。該特開平3−136143によれば、特に大容
量オブジェクトプログラムのときに時間を要してしまう
という、前述のようなダウンロードに関する問題を解決
することができる。
【0031】又、特開平3−242734では、ICE
及びPROM(programmable readonly memory )エミ
ュレータの機能を併有するデバッグ装置に関する技術が
開示されている。これは、エミュレーションメモリを内
蔵するICEと、ICEへバス要求を出すことにより、
ICEをDMA状態に設定して、PROMエミュレータ
の機能に切り換える制御手段とを備えている。又、ター
ゲットボードのPROMソケットへ接続可能な接続手段
と、制御手段による制御下で、制御手段を介してターゲ
ットシステムによる前記エミュレーションメモリのアク
セスを可能とする伝送手段とを備えている。このような
構成の該特開平3−242734によれば、単一の装置
をもって、ICEの機能と、PROMエミュレータの機
能とを発揮させることができ、設備コスト上、又操作上
有利なデバッグ装置を提供することができる。
【0032】又、特開平4−25945では、マイクロ
コンピュータを用いた、DMA機能を備えたシステムに
用いるICEに関する技術が開示されている。これは、
DMA機能を内蔵するマイクロコンピュータと、スーパ
バイザ割込み処理中であることを示す信号、及び、前記
スーパバイザ割込み処理中にDMA転送が発生したこと
を検出する回路を備える。又、前記検出信号により、ス
ーパバイザ割込み処理を中断する手段と、DMA転送の
終了を検出する回路と、スーパバイザ割込み処理を行う
手段とを備えている。該特開平4−25945で開示さ
れている技術によれば、前記スーパバイザ割込み処理中
にDMAが発生した場合の問題を解決することができ
る。例えば、このようなDMAが発生した場合、本来ユ
ーザプログラム領域のメモリと、I/Oとの間でDMA
転送を行わなければならない場合に、F/WメモリとI
/Oとの間でDMA転送を行ってしまい、前記F/Wメ
モリのデータを破壊してしまうという問題を解決するこ
とができる。
【0033】又、特開平4−111136では、CPU
と、そのCPUの介在無しに各種デバイス間のデータ転
送を実行するDMA制御回路と、エミュレータが接続さ
れる信号端子とを備えた制御用LSIに関する技術が開
示されている。これは、まず、動作モードとして、上記
CPUの制御により各種動作を実行する通常モードと、
上記CPUに代わって上記信号端子に接続されたエミュ
レータの制御により、各種動作を実行するエミュレーシ
ョンモードとを有している。又、上記エミュレーション
モードで上記DMA制御回路がデータ転送を行う場合に
は、上記各種デバイス間で転送しているデータを、並行
して、上記エミュレータに送出するデータモニタ手段を
備えている。このような構成の該特開平4−11113
6によれば、従来あった、ICE側のプログラムにより
DMA転送を実行する場合、ICEは、前記制御用LS
IのCPUからデータ信号を受け取ることができず、デ
バイス間で転送されているデータを監視することができ
ないという問題を解決することができる。
【0034】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のエミュレーションやデバッグ等に関する技術に
おいては、前記CPU搭載集積回路チップのエミュレー
ションやデバッグを行う際には、前記特開平4−259
45や前記特開平4−111136等で言及されている
問題があった。即ち、DMA転送されたデータを監視し
たり設定することができないという問題である。又、こ
れら特開平4−25945や特開平4−111136に
ついても、それぞれ問題を有している。
【0035】例えば、前記特開平4−25945では、
DMA転送が発生した際には、前記スーパバイザ割込み
処理を中断するようにしている。従って、このような制
限により、ターゲットシステムの正確なエミュレーショ
ンができなくなってしまう恐れが生じてしまう。
【0036】又、特開平4−111136についても、
前述の如く、DMAデータ転送を行う場合には、これと
並行してエミュレータへのデータを転送するという構成
上、エミュレーション対象となるターゲットシステムの
構成に種々の制限が生じてしまう。該特開平4−111
136を適用できるターゲットシステムは、DMA転送
されるデータに係る入出力デバイスが、そのDMA制御
回路を備えた前記制御用LSIの外部回路である必要が
ある。即ち、DMA制御回路と共に、DMAに関するメ
モリ及び入出力デバイスが、1つの制御用LSIに集積
されたものについては、該特開平4−111136を適
用することはできない。
【0037】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、CPU及び該CPUにより所定のチ
ップ内バスを経由してアクセスされる内部メモリや内部
I/O回路と共に搭載されている、前記チップ内バスを
経由して前記内部メモリや前記内部I/O回路へと直接
アクセスするために用いられるDMAコントローラの動
作を、より効果的にエミュレートすることができるCP
U搭載集積回路チップ及びエミュレータポッドを提供す
ることを目的とする。
【0038】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明のCPU
搭載集積回路チップは、CPU及び該CPUにより所定
のチップ内バスを経由してアクセスされる内部メモリや
内部I/O回路が搭載されていると共に、前記CPUを
介さず、前記チップ内バスを経由して前記内部メモリや
前記内部I/O回路へと直接アクセスするために用いら
れるDMAコントローラが搭載されているCPU搭載集
積回路チップにおいて、チップ外から入力されるエミュ
レーションモード信号にて通常モードが伝達されたとき
には、通常に動作させている前記内部メモリについて、
該信号にてエミュレーションモードが伝達されたときに
は、前記チップ内バスから前記内部メモリへのアクセス
を禁止させるエミュレーションモード制御回路と、前記
内部メモリや前記内部I/O回路がアドレス指定された
ことを検出し、前記内部メモリそれぞれや、前記内部I
/O回路それぞれのアクセス選択信号を出力するアドレ
スデコーダ部と、少なくとも前記アクセス選択信号に従
って、前記内部メモリのいずれか1つがアドレス指定さ
れたことを示す内部メモリアクセス表明信号を生成する
と共に、少なくとも前記アクセス選択信号と前記DMA
コントローラがバス使用許可を獲得したことを示す所定
のバス使用許可信号とに従って、前記内部I/O回路の
いずれか1つがアドレス指定されたか又は前記DMAコ
ントローラのアクセス対象となったことを示す内部I/
Oアクセス表明信号を生成するという、これら2つの信
号を独立生成する内部資源アクセス表明回路とを備え、
前記内部メモリアクセス表明信号と前記内部I/Oアク
セス表明信号とが、当該CPU搭載集積回路チップの外
部へと出力されていることにより、前記課題を達成した
ものである。
【0039】又、前記第1発明のCPU搭載集積回路チ
ップにおいて、前記エミュレーションモード制御回路
が、チップ外から入力されるデバッグモード信号にて通
常モードが伝達されたときには、通常に動作している前
記CPU及び前記内部メモリについて、該信号にてデバ
ッグモードが伝達されたときには、前記CPUの動作を
停止させ、且つ、前記チップ内バスから前記内部メモリ
へのアクセスを禁止させることにより、前記課題を達成
すると共に、前記デバッグモード中には、外部のCPU
にてエミュレーションできるようにしたものである。
【0040】又、本願の第2発明のエミュレータポッド
は、CPU及び該CPUにより所定のチップ内バスを経
由してアクセスされる内部メモリや内部I/O回路が搭
載されていると共に、前記CPUを介さず、前記チップ
内バスを経由して前記内部メモリや前記内部I/O回路
へと直接アクセスするために用いられるDMAコントロ
ーラが搭載されているCPU搭載集積回路チップが搭載
される、該チップ、あるいは該チップに対応するものを
用いたターゲットシステムをデバッグするため、該ター
ゲットシステム内の外部バスに接続される該チップある
いは該チップに対応するものをエミュレートする際に用
いるエミュレータポッドにおいて、エミュレータポッド
上の前記チップ内部の前記チップ内バスへと、該チップ
内部に備える双方向データバスバッファを経由して接続
されている内部バスと、前記チップ内バスに接続され、
且つ、前記チップ内に搭載されている所定の回路に対し
て、少なくともエミュレーション時に置換されるエミュ
レーション周辺回路と、前記チップが出力する、前記内
部メモリのいずれか1つがアドレス指定されたことを示
す内部メモリアクセス表明信号と、前記内部I/O回路
のいずれか1つがアドレス指定されたか又は前記DMA
コントローラのアクセス対象となったことを示す内部I
/Oアクセス表明信号との、少なくともこれら2つの信
号を入力し、前記内部バスと前記外部バスとの間でのデ
ータ入出力の有無及びその入出力方向を伝達する信号を
生成する方向制御回路と、該方向制御回路が生成する信
号に従って動作し、前記内部バスと前記外部バスとの間
でのデータ入出力を行う内部双方向データバスバッファ
とを備えたことにより、前記課題を達成したものであ
る。
【0041】又、前記第2発明のエミュレータポッドに
おいて、前記エミュレーション周辺回路が、前記チップ
内のCPUに対して、少なくともエミュレーション時に
置換される、CPU機能を有するエヴァチップを備えた
ことにより、前記課題を達成すると共に、前記デバッグ
モードでは、前記エヴァチップが備えるCPU機能を用
いるようにしたものである。
【0042】
【作用】本発明は、CPU及び該CPUによりアクセス
されるメモリが搭載されている集積回路において、特
に、データ転送能率を向上させるために、DMAコント
ローラを更に備えたものについて、その利用が多くなっ
ている点を配慮し、そのエミュレーション効率を向上さ
せる点に着目して成されたものである。
【0043】前記CPU搭載集積回路チップでは、その
内蔵するCPUのプログラムのデバッグが行われる。
又、このようなCPU搭載集積回路チップが、例えばカ
スタム化された回路部分を有するものについては、該カ
スタム化された回路部分のハード的な設計内容の検証の
必要がある。これらの作業のためには、そのCPU搭載
集積回路チップのエミュレーションを行う必要がある。
又、このようなエミュレーションの際には、前記DMA
コントローラの動作を、より効果的にエミュレートする
ことが必要である。本発明は、このような点に基づいて
成されたものである。
【0044】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0045】この図1に示されるCPU搭載集積回路チ
ップ10は、前記第1発明に係るものである。又、エミ
ュレータポッド1は、前記第2発明に係るものである。
【0046】まず、前記CPU搭載集積回路チップ10
は、少くとも、CPU12と、内部メモリ14と、DM
Aコントローラ16と、内部I/O回路18と、チップ
内バス30と、アドレスデコーダ部34と、内部資源ア
クセス表明回路36とを備える。又、必要に応じて、チ
ップ内双方向データバスバッファ28を備える。前記内
部メモリ14についても、又、前記内部I/O回路16
についても、それぞれ複数備えるようにしてもよい。
【0047】又、前記エミュレータポッド1について
は、前述のようなCPU搭載集積回路チップ10を搭載
すると共に、エミュレーションメモリ46等のエミュレ
ーション周辺回路と、方向制御回路45と、内部双方向
データバスバッファ48と、内部バス50と、例えば更
にエミュレータ用回路74を備える。
【0048】なお、エミュレーションモード制御回路、
即ち、チップ外から入力されるエミュレーションモード
信号にて通常モードが伝達されたときには、通常に動作
させている前記内部メモリについて、該信号にてエミュ
レーションモードが伝達されたときには、前記チップ内
バスから前記内部メモリへのアクセスを禁止させるエミ
ュレーションモード制御回路は、前記CPU搭載集積回
路チップ10の各部に設けられ、特に前記内部メモリ1
4周辺等に設けられている。又、前記エミュレーション
モード信号は、前記エミュレータポッド1において、前
記エミュレータ用回路74等によって利用者が行う設定
操作に従って生成される。該設定操作は、「通常モー
ド」や「エミュレーションモード」等を設定するもので
ある。
【0049】まず、前記CPU搭載集積回路チップ10
において、前記CPU12は、所定の前記チップ内バス
30を経由して、通常モード時には、前記内部メモリ1
4等の周辺回路をアクセスする。該CPU12のこのよ
うなアクセス対象には、例えば内部I/O回路等も含ま
れる。
【0050】一方、前記DMAコントローラ16につい
ても、前記図2の前記DMAコントローラ16の一点鎖
線に示される如く、通常モード時には、前記チップ内バ
ス30を経由して、前記内部メモリ14や、前記内部I
/O回路18へと直接アクセスするために用いられる。
即ち、該DMAコントローラ16は、前記CPU12を
介さず、直接前記内部メモリ14や前記内部I/O回路
18、又、前記チップ内バス30等を用いて、当該CP
U搭載集積回路チップ10の外部のメモリやI/O回路
に直接アクセスする際にも用いられる。該DMAコント
ローラ16は、前記チップ内バス30を介したデータ転
送を専用に行うものであり、前記CPU12を経由した
データ転送に比べ、これを能率良く行うことが可能であ
る。
【0051】前記アドレスデコーダ部34は、前記内部
メモリ14や前記内部I/O回路18がアドレス指定さ
れたことを検出し、前記内部メモリ14それぞれや、前
記内部I/O回路18それぞれのアクセス選択信号を出
力する。前記アクセス選択信号は、いわゆるチップセレ
クト信号に相当するものである。本発明では、前記内部
メモリ14や前記内部I/O回路18は1つに集積され
ており、独立したチップでないため、前述のような信号
を、チップセレクト信号と称さず、アクセス選択信号と
称する。
【0052】前記内部資源アクセス表明回路36は、前
記アクセス選択信号と、前記DMAコントローラ16が
バス使用許可を獲得したことを示す所定のバス使用許可
信号とに従って、内部メモリアクセス表明信号と内部I
/Oアクセス表明信号とを、独立生成する。
【0053】前記内部メモリアクセス表明信号は、前記
内部メモリ14のいずれか1つがアドレス指定されたこ
とを示す。前記内部I/Oアクセス表明信号は、前記内
部I/O回路18のいずれか1つがアドレス指定された
か又は前記DMAコントローラのアクセス対象となった
ことを示す。前記内部メモリアクセス表明信号と前記内
部I/Oアクセス表明信号とは、いずれも、当該CPU
搭載集積回路チツプの外部へと出力される。
【0054】前記チップ内双方向データバスバッファ2
8は、当該CPU搭載集積回路チップ10が前記エミュ
レータポッド1に搭載される場合には、当該CPU搭載
集積回路チップ上の前記チップ内バス30と、前記エミ
ュレータポッド1内の前記内部バス50とを接続する。
又、該チップ内双方向データバスバッファ28は、当該
CPU搭載集積回路チップ10が直接前記ターゲットシ
ステムへと搭載される場合には、当該CPU搭載集積回
路チップ10中の前記チップ内バス30と、前記ターゲ
ットシステムの、例えば該ターゲットシステムのバス、
例えば該ターゲットシステムの外部バスとを接続する。
【0055】次に、前記エミュレータポッド1の構成に
ついては、まず、前記エミュレーションメモリ46は、
前記エミュレーション周辺回路の1つとして、エミュレ
ーションモード時には、前記CPU搭載集積回路チップ
10中の前記内部メモリ14をエミュレートする。即
ち、このようなエミュレーションモード時には、前記C
PU12は、前記内部メモリ14へアクセスする際に
は、該内部メモリ14へアクセスする代わりに、当該エ
ミュレーションメモリ46へとアクセスする。
【0056】前記方向制御回路45は、前記CPU搭載
集積回路チップ10が出力する、前記内部メモリ14の
いずれか1つがアドレス指定されたことを示す内部メモ
リアクセス表明信号と、前記内部I/O回路18のいず
れか1つがアドレス指定されたか又は前記DMAコント
ローラ16のアクセス対象となったことを示す内部I/
Oアクセス表明信号との、2つの信号を入力する。又、
該方向制御回路45は、少なくともこれら2つの信号に
基づいて、又、前記CPU12や前記DMAコントロー
ラ16が出力する、例えば、書き込み中信号や読み出し
中信号を必要に応じて用いて、前記内部バスと前記外部
バスとの間でのデータ入出力の有無及びその入出力方向
を伝達する信号を生成する。
【0057】前記内部双方向データバスバッファ48
は、該方向制御回路45が生成する信号に従って動作
し、前記内部バス50と前記外部バスとの間でのデータ
入出力を行う。該内部双方向データバスバッファ48
は、前記CPU12や前記DMAコントローラ16が出
力する、例えば、書き込み中信号や読み出し中信号を必
要に応じて用いてもよい。
【0058】なお、該内部双方向データバスバッファ4
8や前記方向制御回路45が用いることができるこのよ
うな書き込み中信号や読み出し中信号には、例えば一般
的なCPUが出力する読み出し中信号R/(Wバー)等
がある。又、DMAコントローラが出力する、メモリ読
み出し中信号MEMR、メモリ書き込み中信号MEM
W、I/O読み出し中信号IORやI/O書き込み信号
IOWを用いてもよい。
【0059】又、前記エミュレータ用回路74は、前記
CPU12にてアクセスされる前記エミュレーションメ
モリ46のデータを、エミュレータの利用者が設定した
り観測するために用いられる。又、前記内部双方向デー
タバスバッファ48は、前記CPU12が前記ターゲッ
トシステムへとアクセスする際に用いられる。
【0060】このような構成の前記CPU搭載集積回路
チップ10や、該CPU搭載集積回路チップ10を搭載
した前記エミュレータポッド1は、通常モード時には、
この図1の破線で示されるような動作を行う。例えば、
前記CPU12は、前記CPU搭載集積回路チップ10
内に、共に搭載されている前記内部メモリ14へとアク
セスする。又、前記DMAコントローラ16について
は、前記図1で一点鎖線で示される該DMAコントロー
ラ16による制御によって、前記内部メモリ14や前記
内部I/O回路等の間でのデータ転送がなされる。
【0061】一方、前記エミュレーションモード時に
は、この図1の実線で示されるような動作を行う。例え
ば、前記CPU12は、前記内部メモリ14へアクセス
する代わりに、前記エミュレータポッド1上の前記エミ
ュレーションメモリ46へとアクセスする。
【0062】しかしながら、このようなエミュレーショ
ンモード時に、従来、前記DMAコントローラ16につ
いては、前記内部メモリ14にアクセスするものとなっ
ていた。
【0063】従って、このようなエミュレーションモー
ド時に、従来、前記CPU12については前記エミュレ
ーションメモリ46をアクセスする一方、前記DMAコ
ントローラ16については、前記内部メモリ14にアク
セスするものとなっていた。従って、従来、前記エミュ
レーションモード時に、前記DMAコントローラ16が
動作する場合には、正常な動作結果を得ることはできな
かった。
【0064】本発明においては、従来あったこのような
問題を解決するために、前記CPU搭載集積回路チップ
10上に、前記図1に示す如く、前記アドレスデコーダ
部34と、前記内部資源アクセス表明回路36とを備え
るようにしている。又、該内部資源アクセス表明回路3
6から出力される前記内部メモリアクセス表明信号と前
記内部I/Oアクセス表明信号とを、当該CPU集積回
路チップ10の外部へと出力するようにしている。
【0065】なお、前記アドレスデコーダ部34につい
ては、従来から当該CPU搭載集積回路チップ10上に
備えられているものを流用するようにしてもよい。即
ち、前記図1において、前記CPU搭載集積回路チップ
10内部の、例えば前記内部メモリ14について(該内
部メモリ14が複数備えられている場合には、それぞれ
の該内部メモリ14について)、前記内部I/O回路1
8について(該内部I/O回路18が複数備えられてい
る場合には、それぞれの該内部I/O回路18につい
て)、それぞれが前記CPU12によってアドレス指定
されたことを検出したり、前記DMAコントローラ16
により制御されながらアクセスされることを検出するた
めに備えられた、従来からあるアドレスデコーダを流用
するようにしてもよい。
【0066】更に、前記第2発明においては、前記エミ
ュレータポッド1上に前記方向制御回路45を備えるよ
うにしている。又、該エミュレータポッド1上に搭載さ
れた前記CPU搭載集積回路チップ10に対しては、所
定のエミュレーションモード信号を入力するようにして
いる。該エミュレーションモード信号は、「通常モー
ド」かあるいは「エミュレーションモード」であるかを
伝達する信号である。
【0067】このようなエミュレーションモード信号に
従って、前記CPU搭載集積回路チップ10は、前記エ
ミュレーションモード時には、少なくとも前記CPU搭
載集積回路チップ10内部の前記内部メモリ14へのア
クセスを禁止するようにしている。又、このようなエミ
ュレーションモード時には、前記エミュレータポッド
は、前記内部メモリ14へのアクセスを、前記エミュレ
ーションメモリ46へのアクセスへと置換するようにし
ている。このような前記内部メモリ14の前記エミュレ
ーションメモリ46へのエミュレーションモード時にお
ける置換は、前記DMAコントローラ16の動作時にも
一律に行うようにしている。
【0068】従って、前記DMAコントローラ16によ
って制御される、前記内部メモリ14と前記内部I/O
回路18との間のデータ転送は、前記エミュレーション
モード時には、前記エミュレーションメモリ46と前記
内部I/O回路18との間のデータ転送へと置換され
る。又、前記DMAコントローラ16によって制御され
る、前記内部メモリ14と当該CPU搭載集積回路チッ
プ10の外部の所定のI/O回路との間のデータ転送に
ついては、前記エミュレーションモード時には、前記エ
ミュレーションメモリ46と前記CPU搭載集積回路チ
ップ10の外部のそのI/O回路との間のデータ転送に
置換される。
【0069】本発明において、通常モードの場合にも、
又エミュレーションモードの場合にあって、このように
前記CPU12の動作時や、又、前記DMAコントロー
ラ16の動作時に、前記内部メモリ14を前記エミュレ
ーションメモリ46へと置換するようにしても、本発明
では前述のように前記アドレスデコーダ部34や前記内
部資源アクセス表明回路36や前記方向制御回路45を
用いることで、前記内部双方向データバスバッファでの
データ入出力の有無やその入出力方向を正しく制御する
ことができている。従って、本発明によれば、前記CP
U搭載集積回路チップ10に搭載されている前記DMA
コントローラ16の動作を、より効果的にエミュレート
することができる。
【0070】なお、本発明はこれに限定するものではな
いが、前記CPU搭載集積回路チップ10へと入力され
る所定の前記エミュレーションモード信号にて「エミュ
レーションモード」が伝達されているときに、当該CP
U搭載集積回路チップ10内部の前記CPU12を、前
記エミュレータポッド1上に備えられたCPU機能を有
するエヴァチップへと置換するようにしてもよい。この
ように前記エミュレーションモード時に前記CPU12
をCPU機能を有する前記エヴァチップへと置換するよ
うにしたとしても、本発明の如く前記アドレスデコーダ
部34や前記内部資源アクセス表明回路36や前記方向
制御回路45等を用いることで、例えば前記内部双方向
データバスバッファ48を正しく制御することができ
る。
【0071】なお、本発明は、前記CPU搭載集積回路
チップ10内に備える前記内部メモリ14の個数や前記
内部I/O回路18の個数を限定するものではない。前
記内部メモリ14は少なくとも1つ備えていればよい。
又、前記内部I/O回路18については、特に前記CP
U搭載集積回路チップ10内に備えなくてもよい。即
ち、この場合には、前記DMAコントローラ16は、前
記CPU搭載集積回路チップ10の外部の所定のI/O
回路と、前記CPU搭載集積回路チップ10内の前記内
部メモリ14との間でDMA転送を行う際の制御が可能
なものとなる。又、この場合には、前記内部資源アクセ
ス表明回路36は、少なくとも前記内部メモリアクセス
表明信号を生成するものであり、必ずしも前記内部I/
Oアクセス表明信号は生成しなくてもよい。
【0072】なお、従来からある前記アドレスデコーダ
部34の出力を、前記CPU搭載集積回路チップ10の
外部へと出力することも考えられる。しかしながら、該
アドレスデコーダ部34の出力は、前記内部メモリ14
毎のアクセス選択信号であり、又、前記内部I/O回路
18毎のアクセス選択信号であり、前記内部メモリ14
の個数の増加や、前記内部I/O回路18の個数の増加
に従って増加してしまう。従って、該アドレスデコーダ
部34が出力するこのような多数のアクセス選択信号を
当該CPU搭載集積回路チップ10外部へと出力するよ
うにした場合には、該CPU搭載集積回路チップ10の
入出力ピンを多数必要としてしまうという問題がある。
しかしながら、前記第1発明においては、前記アドレス
デコーダ部34が出力する複数の前記アクセス選択信号
と、前記DMAコントローラ16がバス使用許可を獲得
したことを示す所定のバス使用許可信号とに従って、僅
か2つの信号、即ち前記内部メモリアクセス表明信号と
前記内部I/Oアクセス表明信号との2つの信号を独立
生成し、これら2つの信号のみを当該CPU搭載集積回
路チップ10の外部へと出力することができ、必要とな
る入出力ピンの数は合計2個のみとなる。
【0073】なお、前記方向制御回路45を前記CPU
搭載集積回路チップ10内部に設けることも考えられ
る。しかしながら、後述する実施例の如く、前記方向制
御回路45の回路規模は大きくなってしまう傾向があ
り、例えば用いる論理ゲート数は一般に多くなってしま
う。従って、このような規模が大きい前記方向制御回路
45を前記CPU搭載集積回路チップ10内部に設けた
場合には、エミュレーション時にしか用いられない該方
向制御回路45によって、該CPU搭載集積回路チップ
10の集積度を低下させてしまうという問題がある。な
お、前記アドレスデコーダ部34の回路構成について
は、後述する実施例の如く、前記方向制御回路45の回
路規模に比べ、一般的には小さなものとなっている。従
って、前記内部資源アクセス表明回路36については、
前記CPU搭載集積回路チップ10内に設けたとして
も、該CPU搭載集積回路チップ10の集積度の低下は
少ない。
【0074】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0075】図2は、本願発明が適用された第1実施例
のエミュレータポッドの構成を示すブロック図である。
【0076】この図2においては、前記第2発明が適用
された第1実施例のエミュレータポッドの構成が示され
ている。又、この図2のCPU搭載集積回路チップ10
においては、前記第1発明が適用されている。
【0077】前記第1実施例のエミュレータポッドは、
主として、前記CPU搭載集積回路チップ10と、方向
制御回路45と、エミュレーションメモリ46と、内部
双方向データバスバッファ48と、内部アドレスバスバ
ッファ49と、エミュレータ用回路74と、これらの間
のデータの受け渡し等に用いられる内部バス50とによ
り構成されている。
【0078】又、本実施例のエミュレータポッドにおい
ては、その内部において、信号IMFが生成されてい
る。該信号IMFについては、当該エミュレータポッド
内で用いられているだけでなく、前記CPU搭載集積回
路チップ10にも入力されている。又、前記CPU搭載
集積回路チップ10からは、信号IMEMと信号IIO
とが出力されている。
【0079】前記信号IMEMは、前記CPU搭載集積
回路チップ10内の前記内部メモリのいずれか1つがア
ドレス指定されたことを示す内部メモリアクセス表明信
号に相当する。又、前記信号IIOは、前記CPU搭載
集積回路チップ10内の前記内部I/O回路のいずれか
1つがアドレス指定されたか又は前記DMAコントロー
ラのアクセス対象となったことを示す内部I/Oアクセ
ス表明信号に相当する。これら信号IMEM及び信号I
IOは、前記内部双方向データバスバッファ48にて用
いられている。
【0080】なお、前記信号IMFについては、前述の
如く、前記エミュレータポッド内で生成することに限ら
れるものではない。例えば、該エミュレータポッドが接
続されるICE本体にて、前記信号IMFを生成するよ
うにしてもよい。あるいは、前記信号IMFの論理状態
を、一律に、前記エミュレータポッドへの前記CPU搭
載集積回路チップ10の搭載の有無にて設定してしまっ
てもよい。即ち、前記エミュレータポッドへと前記CP
U搭載集積回路チップ10を搭載すると、前記信号IM
Fにて前記エミュレーションモードを伝達するようにし
てもよい。この場合、未搭載時には、前記信号IMFに
て、前記通常モードが伝達されるようにする。
【0081】まず、この図2において、前記エミュレー
ションメモリ46は、前記エミュレーションモード時
に、前記CPU搭載集積回路チップ10内の後述する内
部メモリ14に置き換えられるものである。即ち、前記
エミュレーションモード時には、前記CPU搭載集積回
路チップ10内の、後述するCPU12や後述するDM
Aコントローラ16は、前記内部メモリ14に代えて、
当該エミュレーションメモリ46をアクセスする。
【0082】又、前記方向制御回路45は、前記信号I
MEMと前記信号IIOを入力する。又、該方向制御回
路45は、これら2つの信号に従って、前記内部バス5
0と前記外部バスとの間でのデータ入出力の有無及びそ
の入出力方向を伝達する信号OE及び信号DIRを生成
する。該信号OEは、前記内部双方向データバスバッフ
ァ48の前記外部バス側をハイインピーダンス状態とす
るとき“0”となり、該外部バス側へとデータを出力す
るとき“1”となる。該信号DIRは、前記内部双方向
データバスバッファ48でのデータ入出力方向を伝達す
るものである。即ち、該信号DIRが“0”のとき、デ
ータ入出力方向は前記外部バスから前記内部バス50へ
の方向となる。該信号DIRが“1”のとき、前記内部
バス50から前記外部バスへの方向となる。
【0083】前記内部双方向データバスバッファ48
は、当該エミュレータポッドをターゲットシステムへと
接続する際に用いられる。前記CPU搭載集積回路チッ
プ10内の後述するCPU12や後述するDMAコント
ローラ16は、前記ターゲットシステムへとアクセスす
る際には、前記エミュレーションモード時にも、又、前
記通常モード時にも、当該内部双方向データバスバッフ
ァ48を介してアクセスする。当該内部双方向データバ
スバッファ48のデータ入出力方向の制御は、前述の信
号OE及び信号DIRに従って行われる。
【0084】なお、前記信号IMFは、本願発明のエミ
ュレーションモード信号に相当するものである。又、前
記信号DENについては、本願発明のデータイネーブル
信号に相当するものである。
【0085】図3は、前記第1実施例に用いられている
前記CPU搭載集積回路チップの構成を示すブロック図
である。
【0086】この図3に示される前記CPU搭載集積回
路チップ10は、特に前記第1発明が適用され、主とし
て、CPU12と、内部メモリ14a 及び14b と、D
MAコントローラ16と、内部I/O回路18a 及び1
8b と、アドレスデコーダ部34と、内部資源アクセス
表明回路36と、チップ内双方向データバスバッファ2
8と、データバス方向制御回路26とにより構成されて
いる。即ち、本実施例においては、前記内部メモリ14
a 及び14b が合計2個であり、前記内部I/O回路1
8a 及び18b が合計2個となっている。これらメモリ
14a 及び14b 、前記CPU12、前記DMAコント
ローラ16、又前記内部I/O回路18a 及び18b
は、前記図1に示される対応するのものに相当する。
【0087】前記アドレスデコーダ部34は、前記チッ
プ内バス30を構成するチップ内アドレスバスから、ア
ドレス信号を入力する。又、該アドレスデコーダ部34
は、該アドレス信号に従って、当該CPU搭載集積回路
チップ10内の各部分のアドレス指定の有無を検出す
る。即ち、前記内部メモリ14a がアドレス指定された
場合、信号CSM1を“1”とし、前記内部メモリ14
b がアドレス指定された場合、信号CSM2を“1”と
する。該アドレスデコーダ部34は、前記DMAコント
ローラ16がアドレス指定された場合、信号CSDMA
を“1”とし、前記内部I/O回路18a がアドレス指
定された場合、信号CSIO1を“1”とし、前記内部
I/O回路18b がアドレス指定された場合、信号CS
IO2を“1”とする。これら信号CSM1、CSM
2、CSDMA、CSIO1及びCSIO2は、それぞ
れ対応するこれら内部メモリ14a や内部I/O回路1
8a 等に入力されていると共に、前記内部資源アクセス
表明回路36にも入力されている。
【0088】又、前記内部I/O回路18a にて、デー
タの入出力要求が発生すると、これをDMA転送するた
めに、該内部I/O回路18a から前記DMAコントロ
ーラ16へと入力される信号DREQ1が“1”とな
る。一方、前記内部I/O回路18b にてデータの入出
力要求が発生すると、これに伴ったDMA転送を行うた
めに、該内部I/O回路18b から前記DMAコントロ
ーラ16へと入力される信号DREQ2が“1”とな
る。
【0089】このように前記信号DREQ1又は前記信
号DREQ2のいずれか一方が“1”となると、前記D
MAコントローラ16は、当該DMAコントローラ16
から前記CPU12へと入力される信号HREQを
“1”とする。該信号HREQは、前記DMAコントロ
ーラ16が前記CPU12に対して、前記チップ内バス
30のバス使用権の移譲を要求する信号である。即ち、
該信号HREQが“1”のときに、バス使用権要求とな
る。
【0090】又、このように前記信号HREQが“1”
となると、前記CPU12は、前記チップ内バス30の
利用を中止する。又、この後に、該CPU12から前記
DMAコントローラ16に入力される信号HLDAを
“1”とする。
【0091】前記DMAコントローラ16は、前記信号
HLDAが“1”となると、前記チップ内バス30を用
いたDMA転送を行うべく、信号DACK1又は信号D
ACK2を出力する。即ち、前記信号DREQ1が
“1”となっていた場合には、前記信号DACK1を
“1”とする。一方、前記信号DREQ2が“1”とな
っていた場合には、前記信号DACK2を“1”とす
る。
【0092】前記内部I/O回路18a は、前記信号D
ACK1が“1”となったことにより、前記チップ内バ
ス30を用いた所定メモリに対するデータのDMA転送
を開始する。又、前記内部I/O回路18b について
も、前記信号DACK2が“1”となると、前記チップ
内バス30を用いた入出力データのDMA転送を開始す
る。なお、これら信号DACK1及びDACK2が
“1”となったときには、まず、前記内部I/O回路1
8a 及び前記内部I/O回路18b は、DMA転送にあ
たって必要とされる、入出力ポートの設定等を行う。
又、前記信号DACK1及び前記信号DACK2は、前
記内部資源アクセス表明回路36にも入力されている。
【0093】なお、本実施例の前記CPU搭載チップ1
0において前記第1発明を適用するにあたり、該第1発
明の前記エミュレーションモード制御回路は、前記図3
の前記内部メモリ14内に備えられている。これは、前
記信号IMFによってエミュレーションモード中である
ことが伝達されたとき、前記内部メモリ14の、前記チ
ップ内バスからのアクセスを禁止するものである。具体
的には、前記内部メモリ14内に設けられた所定の回路
によるものである。
【0094】図4は、本実施例で用いられる前記内部資
源アクセス表明回路の論理回路図である。
【0095】この図4に示される如く、又前記図3を用
いて前述した如く、前記内部資源アクセス表明回路36
には、前記信号CSM1、前記信号CSM2、前記信号
DACK1、前記信号DACK2、前記信号CSDM
A、前記信号CSIO1及び前記信号CSIO2が入力
されている。又、該内部資源アクセス表明回路36は、
これら信号に従って、前記信号IIO及び前記信号IM
EMを出力する。この図4に示される如く、出力される
前記信号IIOは、前記信号DACK1、前記信号DA
CK2、前記信号CSDMA、前記信号CSIO1及び
前記信号CSIO2の論理和となっている。一方、該内
部資源アクセス表明回路36が出力する前記信号IME
Mは、前記信号CSM1及び前記信号CSM2の論理和
となっている。
【0096】図5及び図6は、本実施例で用いられる前
記内部双方向データバスバッファのそのデータ入出力の
有無及びその入出力方向を示す線図である。
【0097】特に、前記図5は前記CPU12がバス使
用権を持つ時のものである。一方、前記図6は、前記D
MAコントローラ16がバス使用権を持つ時である。
又、これら図5及び図6においては、前記外部バスに対
して出力となるか、入力となるか、あるいはハイインピ
ーダンス状態(Hi −Z)となるかが示されている。
【0098】なお、この図6において、「Source 」
は、DMAコントローラにより転送されるデータの入力
元を示す。「Destination」は、DMAコントローラに
より転送されるデータの出力先を示す。「出力」は、前
記内部バス50から前記外部バスへのデータ方向を示
す。「入力」は、前記外部バスから前記内部バス50へ
のデータ方向を示す。「Hi −Z(出力)」は、前記内
部双方向データバスバッファ48の前記外部バス側の出
力が、ハイインピーダンス状態となることを示す。
【0099】図7及び図8は、本実施例における前記内
部資源アクセス表明回路が出力する信号及び前記方向制
御回路が出力する信号を示す線図である。特に、前記図
7は、前記CPU12がバス使用権を持つ時のものであ
る。一方、前記図8は、前記DMAコントローラ16が
バス使用権を持つ時のものである。
【0100】これら図7及び図8においては、前記CP
U搭載集積回路チップ10内の前記内部資源アクセス表
明回路36が出力する前記信号IMEMと前記信号II
Oとが示されている。又、前記チップ内バス30や前記
内部バス50にて伝達される信号IOR、信号IOW、
信号MEMR及び信号MEMWが示されている。
【0101】これら信号IOR、信号IOW、信号ME
MR及び信号MEMWは、前記図2においては、信号R
/Wとして図示されているものである。前記信号IOR
及び前記信号IOWは、それぞれ、少なくとも前記チッ
プ内バス30を用いた所望のI/O回路に対する読み出
し時に“1”となったり(IOR)、あるいは所望のI
/O回路に対する書き込み時に“1”となる(IO
W)。一方、前記信号MEMR及び前記信号MEMW
は、それぞれ、少なくとも前記チップ内バス30を用い
た所望のメモリに対する読み出し時に“1”となり(M
EMR)、あるいは、所望のメモリに対する書き込み時
に“1”となる(MEMW)。
【0102】又、これら図7及び図8においては、前記
内部資源アクセス表明回路36が出力する前記信号IM
EM及び前記信号IIOに従って、又、前記チップ内バ
ス30や前記内部バス50から入力される前記信号IO
R、前記信号IOW、前記信号MEMR及び前記信号M
EMWに従って前記方向制御回路45が出力する、前記
信号DIR及び前記信号OEも示されている。
【0103】以上説明した通り、本第1実施例によれ
ば、前記エミュレータ用回路74を介して前記エミュレ
ーシュンモードとされると、前記CPU搭載集積回路チ
ップ10内の前記内部メモリ14に代えて、前記エミュ
レーションメモリ46が用いられる。又、このようなエ
ミュレーションモード中に、前記DMAコントローラ1
6が前記内部メモリ14に対する直接アクセスを制御す
る場合についても、このようなアクセスは前記エミュレ
ーションメモリ46に対するアクセスに置き換えられ
る。従って、本第1実施例によれば、前記DMAコント
ローラ16が動作する場合であっても、前記エミュレー
ションメモリ46は、前記内部メモリ14から正しく置
き換えられたものとなる。このため、前記DMAコント
ローラ16に係る、種々の動作、例えば前記DMAコン
トローラ16でアクセスされたデータの内容、又、この
ようなデータに対する前記CPU12で実行されるプロ
グラム等をより効果的にエミュレートすることができ
る。
【0104】図9は、本発明が適用された第2実施例の
エミュレータポッドの構成を示すブロック図である。
【0105】この図9においては、前記第2発明が適用
されたエミュレータポッドが示されている。又、この図
9のCPU搭載チップ10においては、前記第1発明の
CPU搭載集積回路チップが適用されている。
【0106】この図9に示されるエミュレータポッドに
おいては、前記第1実施例と比較して、特に、エヴァチ
ップ44が備えられている。該エヴァチップ44は、前
記CPU搭載集積回路チップ10の後述するCPU12
に対して、エミュレーションモード時に置き換えられる
CPU機能を有している。
【0107】又、本第2実施例では、前記第1実施例の
信号IMFが、信号CMF(coreless mode flag)とな
っている。該信号CMFは、前記信号IMFと同様に、
「通常モード」であるか、「エミュレーションモード」
であるかを伝達する信号である。該CMF信号について
も、前記エミュレータ用回路74において、エミュレー
タ利用者の所定の操作によって設定される。該信号CM
Fが“0”のときには、前記通常モードとなる。一方、
“1”のときには、前記エミュレーションモードとな
る。
【0108】図10は、前記第2実施例で用いられるC
PU搭載集積回路チップの構成を示すブロック図であ
る。
【0109】本第2実施例に用いられる前記CPU搭載
集積回路チップ10は、この図10に示される如く、特
に前記第1実施例のものに比べ、前記信号CMFに関す
る部分が異なっている。即ち、前記第1実施例の前記信
号IMFが前記内部メモリ14に入力されていたのに比
べ、本第2実施例では、前記信号CMFが、前記内部メ
モリ14及び前記CPU12へと入力されている。前記
信号CMFが“0”のときには、前記内部メモリ14及
び前記CPU12は、通常の動作を行う。即ち、前記チ
ップ内バス30を介した通常のデータ受け渡し動作を行
う。一方、前記信号CMFが“1”となると、前記内部
メモリ14及び前記CPU12は、いずれも、前記チッ
プ内バス30へのアクセスが一律に禁止される。
【0110】本実施例の前記CPU搭載チップ10にお
いて前記第1発明を適用するにあたり、該第1発明の前
記エミュレーションモード制御回路は、前記図10の前
記CPU12及び前記内部メモリ14内に、それぞれ備
えられている。これは、前記信号CMFによってエミュ
レーションモード中であることが伝達されたとき、これ
らCPU12や内部メモリ14の、前記チップ内バスか
らのアクセスを禁止するものである。具体的には、これ
らCPU12や内部メモリ14内にそれぞれ設けられた
所定の回路によるものである。
【0111】なお、本第2実施例においても、前記内部
資源アクセス表明回路36は、前記第1実施例と同様
に、前記図4に示されるものである。又、本第2実施例
のその前記データバス方向制御回路26の動作や、前記
チップ内双方向データバスバッファ28の動作状態等に
ついては、前記図5から前記図8に示される前述の前記
第1実施例のものと同様である。
【0112】以上説明した通り、本第2実施例では、前
記エミュレータ用回路74にて、本第2実施例のエミュ
レータポッドを含むエミュレータの利用者の操作に従っ
て、前記信号CMFによりエミュレーションモードとさ
れると、前記CPU搭載チップ10内の前記内部メモリ
14は前記エミュレーションメモリ46へと置き換えら
れる。更に、このようなエミュレーションモード中に
は、前記CPU12は、前記エヴァチップ44が備える
CPU機能に置き換えられる。又、このようなエミュレ
ーションモード時にも、前記第1実施例と同様に、前記
DMAコントローラ16による前記内部メモリ14への
アクセスは、前記エミュレーションメモリ46へのアク
セスへと置き換えられる。従って、前記第1実施例と同
様に、前記DMAコントローラ16の動作等を、より効
果的にエミュレートすることができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、C
PU及び該CPUにより所定のチップ内バスを経由して
アクセスされるメモリと共に搭載されている、前記チッ
プ内バスを経由して前記メモリへと直接アクセスするD
MAコントローラの動作を、より効果的にエミュレート
することができるという優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1発明及び第2発明の要旨を示すブロ
ック図
【図2】前記第1発明及び前記第2発明が適用された第
1実施例のエミュレータポッドの構成を示すブロック図
【図3】前記第1実施例に用いられるCPU搭載集積回
路チップの構成を示すブロック図
【図4】前記第1実施例の前記CPU搭載集積回路チッ
プに用いられる内部資源アクセス表明回路の論理回路図
【図5】前記データバス方向制御回路の動作状態を示す
第1の線図
【図6】前記データバス方向制御回路の動作状態を示す
第2の線図
【図7】前記第1実施例の前記CPU搭載集積回路チッ
プに用いられるデータバス方向制御回路等の動作を示す
第1の真理値表の線図
【図8】前記第1実施例の前記CPU搭載集積回路チッ
プに用いられるデータバス方向制御回路等の動作を示す
第2の真理値表の線図
【図9】前記第1発明及び前記第2発明が適用された第
2実施例のエミュレータポッドの構成を示すブロック図
【図10】前記第2実施例に用いられるCPU搭載集積
回路チップの構成を示すブロック図
【図11】従来のエミュレータの第1例の構成を示すブ
ロック図
【図12】従来のエミュレータの第2例の構成を示すブ
ロック図
【図13】従来のエミュレータの第3例に用いられるエ
ミュレータポッドの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…エミュレータポッド 10…CPU搭載集積回路チップ 12…CPU 14…内部メモリ 16…DMAコントローラ 18…内部I/O回路 22…3入力OR論理ゲート 24…2入力OR論理ゲート 26…データバス方向制御回路 28…チップ内双方向データバスバッファ 30…チップ内バス 34…アドレスデコーダ部 36…内部資源アクセス表明回路 44…エヴァチップ 45…方向制御回路 46…エミュレーションメモリ 48…内部双方向データバスバッファ 50…内部バス 74…エミュレータ用回路 CSM1、CSM2、CSDMA、CSIO1、CSI
O2、IMEM、IIO、IMF、CMF、DREQ
1、DREQ2、DACK1、DACK2、HREQ、
HLDA、OE、DIR、R/E…信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPU及び該CPUにより所定のチップ内
    バスを経由してアクセスされる内部メモリや内部I/O
    回路が搭載されていると共に、前記CPUを介さず、前
    記チップ内バスを経由して前記内部メモリや前記内部I
    /O回路へと直接アクセスするために用いられるDMA
    コントローラが搭載されているCPU搭載集積回路チッ
    プにおいて、 チップ外から入力されるエミュレーションモード信号に
    て通常モードが伝達されたときには、通常に動作させて
    いる前記内部メモリについて、該信号にてエミュレーシ
    ョンモードが伝達されたときには、前記チップ内バスか
    ら前記内部メモリへのアクセスを禁止させるエミュレー
    ションモード制御回路と、 前記内部メモリや前記内部I/O回路がアドレス指定さ
    れたことを検出し、前記内部メモリそれぞれや、前記内
    部I/O回路それぞれのアクセス選択信号を出力するア
    ドレスデコーダ部と、 少なくとも前記アクセス選択信号に従って、前記内部メ
    モリのいずれか1つがアドレス指定されたことを示す内
    部メモリアクセス表明信号を生成すると共に、少なくと
    も前記アクセス選択信号と前記DMAコントローラがバ
    ス使用許可を獲得したことを示す所定のバス使用許可信
    号とに従って、前記内部I/O回路のいずれか1つがア
    ドレス指定されたか又は前記DMAコントローラのアク
    セス対象となったことを示す内部I/Oアクセス表明信
    号を生成するという、これら2つの信号を独立生成する
    内部資源アクセス表明回路とを備え、 前記内部メモリアクセス表明信号と前記内部I/Oアク
    セス表明信号とが、当該CPU搭載集積回路チップの外
    部へと出力されていることを特徴とするCPU搭載集積
    回路チップ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記エミュレーション
    モード制御回路が、 チップ外から入力されるデバッグモード信号にて通常モ
    ードが伝達されたときには、通常に動作している前記C
    PU及び前記内部メモリについて、該信号にてデバッグ
    モードが伝達されたときには、前記CPUの動作を停止
    させ、且つ、前記チップ内バスから前記内部メモリへの
    アクセスを禁止させるエミュレーションモード制御回路
    であることを特徴とするCPU搭載集積回路チップ。
  3. 【請求項3】CPU及び該CPUにより所定のチップ内
    バスを経由してアクセスされる内部メモリや内部I/O
    回路が搭載されていると共に、前記CPUを介さず、前
    記チップ内バスを経由して前記内部メモリや前記内部I
    /O回路へと直接アクセスするために用いられるDMA
    コントローラが搭載されているCPU搭載集積回路チッ
    プが搭載される、該チップ、あるいは該チップに対応す
    るものを用いたターゲットシステムをデバッグするた
    め、該ターゲットシステム内の外部バスに接続される該
    チップあるいは該チップに対応するものをエミュレート
    する際に用いるエミュレータポッドにおいて、 エミュレータポッド上の前記チップ内部の前記チップ内
    バスへと、該チップ内部に備える双方向データバスバッ
    ファを経由して接続されている内部バスと、 前記チップ内バスに接続され、且つ、前記チップ内に搭
    載されている所定の回路に対して、少なくともエミュレ
    ーション時に置換されるエミュレーション周辺回路と、 前記チップが出力する、前記内部メモリのいずれか1つ
    がアドレス指定されたことを示す内部メモリアクセス表
    明信号と、前記内部I/O回路のいずれか1つがアドレ
    ス指定されたか又は前記DMAコントローラのアクセス
    対象となったことを示す内部I/Oアクセス表明信号と
    の、少なくともこれら2つの信号を入力し、前記内部バ
    スと前記外部バスとの間でのデータ入出力の有無及びそ
    の入出力方向を伝達する信号を生成する方向制御回路
    と、 該方向制御回路が生成する信号に従って動作し、前記内
    部バスと前記外部バスとの間でのデータ入出力を行う内
    部双方向データバスバッファとを備えたことを特徴とす
    るエミュレータポッド。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記エミュレーション
    周辺回路が、 前記チップ内のCPUに対して、少なくともエミュレー
    ション時に置換される、CPU機能を有するエヴァチッ
    プを備えたことを特徴とするエミュレータポッド。
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