JPH06301965A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH06301965A JPH06301965A JP19900593A JP19900593A JPH06301965A JP H06301965 A JPH06301965 A JP H06301965A JP 19900593 A JP19900593 A JP 19900593A JP 19900593 A JP19900593 A JP 19900593A JP H06301965 A JPH06301965 A JP H06301965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- acid
- cyclohexanedicarboxylic acid
- cis
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】磁性粉末が、2以上のカルボキシル基を有する
多価カルボン酸によって表面処理され、磁性層中にシス
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス
−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の化合物が含
有されることを特徴とする磁気記録媒体、或いは、磁性
粉末が2以上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸
によって表面処理され、磁性層上にシス−1,2−シク
ロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸等の化合物が被着されることを
特徴とする磁気記録媒体。 【効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末の表面が酸
性である磁性粉末であるとともに、磁性層表面にシクロ
ヘキサンジカルボン酸等の化合物を存在させることによ
り、高速摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低
湿のような環境下で走行させても磁気ヘッドの焼きつき
が抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
多価カルボン酸によって表面処理され、磁性層中にシス
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス
−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の化合物が含
有されることを特徴とする磁気記録媒体、或いは、磁性
粉末が2以上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸
によって表面処理され、磁性層上にシス−1,2−シク
ロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸等の化合物が被着されることを
特徴とする磁気記録媒体。 【効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末の表面が酸
性である磁性粉末であるとともに、磁性層表面にシクロ
ヘキサンジカルボン酸等の化合物を存在させることによ
り、高速摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低
湿のような環境下で走行させても磁気ヘッドの焼きつき
が抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に関し、例
えばコンピュータのバックアップ用データカートリッジ
(ヘリカルスキャン方式)(DDS、データ8ミリ等)
やVTR用ビデオテープに用いて好適な磁気記録媒体に
関するものである。
えばコンピュータのバックアップ用データカートリッジ
(ヘリカルスキャン方式)(DDS、データ8ミリ等)
やVTR用ビデオテープに用いて好適な磁気記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる塗布型の磁気記録媒体に
おいては、強磁性粉末や結合剤、分散剤、潤滑剤等を有
機溶剤に分散、混練してなる磁性塗料をポリエステルフ
ィルム等の非磁性支持体上に塗布することによって、磁
性層が形成されている。
おいては、強磁性粉末や結合剤、分散剤、潤滑剤等を有
機溶剤に分散、混練してなる磁性塗料をポリエステルフ
ィルム等の非磁性支持体上に塗布することによって、磁
性層が形成されている。
【0003】ヘリカルスキャン方式では磁性層表面と磁
気ヘッドが高速で摺動するために、磁気テープ走行時に
磁気ヘッド表面は高温となり、ヘッドの材質が合金(セ
ンダストやパーマロイ等)であるとヘッド表面に腐食が
発生しやすくなる。
気ヘッドが高速で摺動するために、磁気テープ走行時に
磁気ヘッド表面は高温となり、ヘッドの材質が合金(セ
ンダストやパーマロイ等)であるとヘッド表面に腐食が
発生しやすくなる。
【0004】特に、高温低湿又は低湿のような環境下で
は、磁気テープの研磨力が減少し、腐食によって発生し
た酸化物のヘッド表面への焼きつきが顕著となり、テー
プとヘッドとの間に隙間(スペーシング)が生じてしま
う。これでは、所定の信号出力が得られなくなり、特に
データカートリッジにおいてはエラーレートの上昇につ
ながり、致命的な現象となる。
は、磁気テープの研磨力が減少し、腐食によって発生し
た酸化物のヘッド表面への焼きつきが顕著となり、テー
プとヘッドとの間に隙間(スペーシング)が生じてしま
う。これでは、所定の信号出力が得られなくなり、特に
データカートリッジにおいてはエラーレートの上昇につ
ながり、致命的な現象となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低湿又は低
湿のような環境下で走行させてもエラーレートの上昇し
ない磁気記録媒体を提供することにある。
摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低湿又は低
湿のような環境下で走行させてもエラーレートの上昇し
ない磁気記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に記載の
発明は、非磁性支持体上に、磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されている磁気記録媒体において、
前記磁性粉末が酸によって表面処理され、シクロヘキサ
ンジカルボン酸と、トランス−ケイ皮酸と、2,3−ナ
フタレンジオールと、1,2−ナフタレンジオールと、
1,8−ナフタレンジオールと、1,5−ナフタレンジ
オールとからなる群より選ばれた少なくとも1種(1種
又は2種以上)の化合物(以下、「シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の化合物」、又は単に「化合物」と記すこと
がある。)が前記磁性層中に含有されていることを特徴
とする磁気記録媒体に係るものである。
発明は、非磁性支持体上に、磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されている磁気記録媒体において、
前記磁性粉末が酸によって表面処理され、シクロヘキサ
ンジカルボン酸と、トランス−ケイ皮酸と、2,3−ナ
フタレンジオールと、1,2−ナフタレンジオールと、
1,8−ナフタレンジオールと、1,5−ナフタレンジ
オールとからなる群より選ばれた少なくとも1種(1種
又は2種以上)の化合物(以下、「シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の化合物」、又は単に「化合物」と記すこと
がある。)が前記磁性層中に含有されていることを特徴
とする磁気記録媒体に係るものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、非磁性支持体上
に、磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成され
ている磁気記録媒体において、前記磁性粉末が酸によっ
て表面処理され、シクロヘキサンジカルボン酸と、トラ
ンス−ケイ皮酸と、2,3−ナフタレンジオールと、
1,2−ナフタレンジオールと、1,8−ナフタレンジ
オールと、1,5−ナフタレンジオールとからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種(1種又は2種以上)の化合
物が前記磁性層上に被着されていることを特徴とする磁
気記録媒体に係るものである。
に、磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成され
ている磁気記録媒体において、前記磁性粉末が酸によっ
て表面処理され、シクロヘキサンジカルボン酸と、トラ
ンス−ケイ皮酸と、2,3−ナフタレンジオールと、
1,2−ナフタレンジオールと、1,8−ナフタレンジ
オールと、1,5−ナフタレンジオールとからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種(1種又は2種以上)の化合
物が前記磁性層上に被着されていることを特徴とする磁
気記録媒体に係るものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記酸が、2以
上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸であり、前
記化合物のうちシクロヘキサンジカルボン酸が、シス−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸である、請求項1
又は2に記載された磁気記録媒体に係るものである。
上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸であり、前
記化合物のうちシクロヘキサンジカルボン酸が、シス−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸である、請求項1
又は2に記載された磁気記録媒体に係るものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1の磁性
層中のシクロヘキサンジカルボン酸等の化合物の含有量
が磁性粉末 100重量部に対して0.15〜5重量部(特にナ
フタレンジオールのときには 0.3〜3重量部、そのうち
1,5−ナフタレンジオールでは0.15〜3重量部)であ
り、かつ、請求項2の磁性層上へのシクロヘキサンジカ
ルボン酸等の化合物の塗布量が5〜100mg/m2(特に1,
5−ナフタレンジオールでは5〜100mg/m2、その他の化
合物では10〜100mg/m2)である、請求項1〜3のいずれ
かに記載された磁気記録媒体に係るものである。
層中のシクロヘキサンジカルボン酸等の化合物の含有量
が磁性粉末 100重量部に対して0.15〜5重量部(特にナ
フタレンジオールのときには 0.3〜3重量部、そのうち
1,5−ナフタレンジオールでは0.15〜3重量部)であ
り、かつ、請求項2の磁性層上へのシクロヘキサンジカ
ルボン酸等の化合物の塗布量が5〜100mg/m2(特に1,
5−ナフタレンジオールでは5〜100mg/m2、その他の化
合物では10〜100mg/m2)である、請求項1〜3のいずれ
かに記載された磁気記録媒体に係るものである。
【0010】本発明者は、上述の目的を達成せんものと
検討を行った結果、高速摺動時に磁性層表面にシス−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ
皮酸、2,3−ナフタレンジオール、1,2−ナフタレ
ンジオール、1,8−ナフタレンジオール又は1,5−
ナフタレンジオールが存在していれば、ヘッドの腐食、
焼きつきは抑えられ、エラーレートの上昇が起きなくな
ることが分かった。特に、1,5−ナフタレンジオール
を用いると、それ以外の化合物を用いる場合に比べ、少
量でも上記効果が得られるので、磁性層の可塑化による
多数回走行時の塑性流動を抑え、摩擦係数を一層下げる
ことができる。
検討を行った結果、高速摺動時に磁性層表面にシス−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ
皮酸、2,3−ナフタレンジオール、1,2−ナフタレ
ンジオール、1,8−ナフタレンジオール又は1,5−
ナフタレンジオールが存在していれば、ヘッドの腐食、
焼きつきは抑えられ、エラーレートの上昇が起きなくな
ることが分かった。特に、1,5−ナフタレンジオール
を用いると、それ以外の化合物を用いる場合に比べ、少
量でも上記効果が得られるので、磁性層の可塑化による
多数回走行時の塑性流動を抑え、摩擦係数を一層下げる
ことができる。
【0011】また、シス−1,2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,3−ナフタレンジ
オール、1,2−ナフタレンジオール、1,8−ナフタ
レンジオール又は1,5−ナフタレンジオールを高速摺
動時に継続して磁性層表面に存在させるには、磁性粉に
多価カルボン酸等を吸着させて磁性粉表面を酸性にし、
上記化合物の吸着を抑えておかなければならないことが
わかった。
ルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,3−ナフタレンジ
オール、1,2−ナフタレンジオール、1,8−ナフタ
レンジオール又は1,5−ナフタレンジオールを高速摺
動時に継続して磁性層表面に存在させるには、磁性粉に
多価カルボン酸等を吸着させて磁性粉表面を酸性にし、
上記化合物の吸着を抑えておかなければならないことが
わかった。
【0012】即ち、高温低湿又は低湿環境下で磁気テー
プを多数回繰り返して走行させても、主として以下の二
つの項目(1)、(2)を満たしていれば、エラーレートの
上昇は起きない。
プを多数回繰り返して走行させても、主として以下の二
つの項目(1)、(2)を満たしていれば、エラーレートの
上昇は起きない。
【0013】(1)磁性粉に多価カルボン酸等を吸着さ
せ、磁性粉表面を酸性にする。このためには、磁性塗料
中に多価カルボン酸等を添加、混合するか或いは予め磁
性粉を多価カルボン酸等の溶液に浸漬処理して磁性粉表
面を酸処理することができる。
せ、磁性粉表面を酸性にする。このためには、磁性塗料
中に多価カルボン酸等を添加、混合するか或いは予め磁
性粉を多価カルボン酸等の溶液に浸漬処理して磁性粉表
面を酸処理することができる。
【0014】(2)その後、磁性塗料にシス−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,
3−ナフタレンジオール、1,2−ナフタレンジオー
ル、1,8−ナフタレンジオール又は1,5−ナフタレ
ンジオールを添加する。或いは、シス−1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,3−
ナフタレンジオール、1,2−ナフタレンジオール、
1,8−ナフタレンジオール又は1,5−ナフタレンジ
オールの溶液を磁性層上(又は表面)に塗布する。
クロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,
3−ナフタレンジオール、1,2−ナフタレンジオー
ル、1,8−ナフタレンジオール又は1,5−ナフタレ
ンジオールを添加する。或いは、シス−1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、トランス−ケイ皮酸、2,3−
ナフタレンジオール、1,2−ナフタレンジオール、
1,8−ナフタレンジオール又は1,5−ナフタレンジ
オールの溶液を磁性層上(又は表面)に塗布する。
【0015】本発明において使用される磁性粉末として
は、従来より公知のものがいずれも使用可能であって、
酸化物磁性粉末でもよく、金属磁性粉末でもよい。
は、従来より公知のものがいずれも使用可能であって、
酸化物磁性粉末でもよく、金属磁性粉末でもよい。
【0016】酸化物磁性粉末としては、例えば、γ−Fe
2O3 、Co含有γ−Fe2O3 、Fe3O4 、Co含有Fe3O4 、Co被
着γ−Fe2O3 、Co被着Fe3O4 、CrO2等が挙げられる。
2O3 、Co含有γ−Fe2O3 、Fe3O4 、Co含有Fe3O4 、Co被
着γ−Fe2O3 、Co被着Fe3O4 、CrO2等が挙げられる。
【0017】金属磁性粉末としては、例えば、Fe、Co、
Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Co−
B、Fe−Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V等が
挙げられ、更に、これらの種々の特性を改善する目的で
Al、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn等の金属成分が添加された
ものであっても良い。
Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Co−
B、Fe−Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V等が
挙げられ、更に、これらの種々の特性を改善する目的で
Al、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn等の金属成分が添加された
ものであっても良い。
【0018】また、バリウムフェライト等の六方晶系フ
ェライトやFe5C2 等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能であ
る。
ェライトやFe5C2 等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能であ
る。
【0019】本発明において、上述した磁性粉末は多価
カルボン酸により表面処理されることが好ましい。磁性
粉末に多価カルボン酸を吸着させることにより、磁性粉
表面を酸性にすることができる。このように酸性化しな
ければ、磁性粉末表面に上記のシクロヘキサンジカルボ
ン酸等の上記した化合物が直接吸着されて磁性層表面に
存在する量が減り、ヘッドの表面腐食の防止作用が悪く
なるものと考えられる。
カルボン酸により表面処理されることが好ましい。磁性
粉末に多価カルボン酸を吸着させることにより、磁性粉
表面を酸性にすることができる。このように酸性化しな
ければ、磁性粉末表面に上記のシクロヘキサンジカルボ
ン酸等の上記した化合物が直接吸着されて磁性層表面に
存在する量が減り、ヘッドの表面腐食の防止作用が悪く
なるものと考えられる。
【0020】ここで、使用される多価カルボン酸として
は、分子内にカルボキシル基を2個以上もつカルボン酸
であり、このような多価カルボン酸としては、カルボキ
シル基が2個の場合、例えば、シュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等を挙げる
ことができる。カルボキシル基が3個の場合、例えば、
クエン酸、トリカルバリル酸、ベンゼントリカルボン酸
等を挙げることができる。カルボキシルが4個の場合、
例えば、ベンゼンテトラカルボン酸等を挙げることがで
きる。
は、分子内にカルボキシル基を2個以上もつカルボン酸
であり、このような多価カルボン酸としては、カルボキ
シル基が2個の場合、例えば、シュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等を挙げる
ことができる。カルボキシル基が3個の場合、例えば、
クエン酸、トリカルバリル酸、ベンゼントリカルボン酸
等を挙げることができる。カルボキシルが4個の場合、
例えば、ベンゼンテトラカルボン酸等を挙げることがで
きる。
【0021】これらの内、分子内の炭素数が2〜5の多
価カルボン酸が好ましく、特に好ましいのは炭素数3〜
4の多価カルボン酸であり、例えば、クエン酸である。
価カルボン酸が好ましく、特に好ましいのは炭素数3〜
4の多価カルボン酸であり、例えば、クエン酸である。
【0022】本発明の磁気記録媒体の磁性層には、上記
の表面処理された磁性粉末と共に、シクロヘキサンジカ
ルボン酸(特にシス−1,2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸)等の上記した化合物が含有されていることが好ま
しい。
の表面処理された磁性粉末と共に、シクロヘキサンジカ
ルボン酸(特にシス−1,2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸)等の上記した化合物が含有されていることが好ま
しい。
【0023】シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸とシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸とは、
磁性層中にそれぞれ単独に含有されていてもよく、また
併用されていてもよい。
酸とシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸とは、
磁性層中にそれぞれ単独に含有されていてもよく、また
併用されていてもよい。
【0024】磁性層中のシス−1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸、トラン
ス−ケイ皮酸、2,3−ナフタレンジオール、1,2−
ナフタレンジオール、1,8−ナフタレンジオール、
1,5−ナフタレンジオール等の化合物の含有量は、磁
性粉末 100重量部に対して0.15〜5重量部(特にナフタ
レンジオールでは 0.3〜3重量部、そのうち1,5−ナ
フタレンジオールでは0.15〜3重量部)の範囲内にある
ことが好ましい。この含有量が 0.3重量部未満(1,5
−ナフタレンジオールでは0.15重量部未満)であると、
磁性層表面に存在するシクロヘキサンジカルボン酸等の
化合物の量が不足して、磁気ヘッド表面の腐食、焼きつ
きを抑える効果が得られないことがある。また、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の化合物の含有量が5重量部
(1,5−ナフタレンジオールでは3重量部)を超える
と、磁性粉の割合が相対的に少なくなって磁気特性に影
響を与えることがあり、また磁性層が可塑化して多数回
走行による塑性流動が生じて摩擦係数が増加し、更に含
有量が増えてもこれに見合う効果が得られないことがあ
る。
ジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸、トラン
ス−ケイ皮酸、2,3−ナフタレンジオール、1,2−
ナフタレンジオール、1,8−ナフタレンジオール、
1,5−ナフタレンジオール等の化合物の含有量は、磁
性粉末 100重量部に対して0.15〜5重量部(特にナフタ
レンジオールでは 0.3〜3重量部、そのうち1,5−ナ
フタレンジオールでは0.15〜3重量部)の範囲内にある
ことが好ましい。この含有量が 0.3重量部未満(1,5
−ナフタレンジオールでは0.15重量部未満)であると、
磁性層表面に存在するシクロヘキサンジカルボン酸等の
化合物の量が不足して、磁気ヘッド表面の腐食、焼きつ
きを抑える効果が得られないことがある。また、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の化合物の含有量が5重量部
(1,5−ナフタレンジオールでは3重量部)を超える
と、磁性粉の割合が相対的に少なくなって磁気特性に影
響を与えることがあり、また磁性層が可塑化して多数回
走行による塑性流動が生じて摩擦係数が増加し、更に含
有量が増えてもこれに見合う効果が得られないことがあ
る。
【0025】さらに、本発明においては、磁性層中にシ
ス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシ
ス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のシクロヘ
キサンジカルボン酸等の化合物が含有されることに代え
て、或いはこれに併用して、磁性層上(又は表面)にシ
ス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシ
ス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のシクロヘ
キサンジカルボン酸等の化合物が被着されていてもよ
い。
ス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシ
ス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のシクロヘ
キサンジカルボン酸等の化合物が含有されることに代え
て、或いはこれに併用して、磁性層上(又は表面)にシ
ス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシ
ス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のシクロヘ
キサンジカルボン酸等の化合物が被着されていてもよ
い。
【0026】磁性層上へのシス−1,2−シクロヘキサ
ンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸等の化
合物の被着は、磁性塗料を非磁性支持体上に塗布・乾燥
した後、磁性層表面に、シス−1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸等の化合
物の溶液を塗布することにより実現できる。
ンジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸等の化
合物の被着は、磁性塗料を非磁性支持体上に塗布・乾燥
した後、磁性層表面に、シス−1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸等のシクロヘキサンジカルボン酸等の化合
物の溶液を塗布することにより実現できる。
【0027】磁性層上へのシクロヘキサンジカルボン酸
等の化合物の塗布量は5〜100mg/m2(特に1,5−ナフ
タレンジオール以外の化合物では10〜〜100mg/m2)の範
囲内が好ましい。塗布量が10mg/m2 未満(1,5−ナフ
タレンジオールでは5mg/m2未満)であると、磁性層上
に存在するシクロヘキサンジカルボン酸等の化合物の量
が不足して、磁気ヘッド表面の腐食を抑える効果が得ら
れないことがある。また、塗布量が100mg/m2を超える
と、却って走行性が悪くなり、ヘッドとのスペーシング
ロスも増えることがある。
等の化合物の塗布量は5〜100mg/m2(特に1,5−ナフ
タレンジオール以外の化合物では10〜〜100mg/m2)の範
囲内が好ましい。塗布量が10mg/m2 未満(1,5−ナフ
タレンジオールでは5mg/m2未満)であると、磁性層上
に存在するシクロヘキサンジカルボン酸等の化合物の量
が不足して、磁気ヘッド表面の腐食を抑える効果が得ら
れないことがある。また、塗布量が100mg/m2を超える
と、却って走行性が悪くなり、ヘッドとのスペーシング
ロスも増えることがある。
【0028】磁性層は、上記磁性粉末を結合剤中に分散
させたものであるが、使用可能な結合剤としては、変性
又は非変性の塩化ビニル系樹脂等のビニル系共重合体、
ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂、或いはポリエステル樹脂を使用又は混用
することができるし、更にニトロセルロース等の繊維素
系樹脂、フェノキシ樹脂或いは特定の使用方式を有する
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射
硬化型樹脂等を併用しても良い。上記の変性のために導
入される基としては、磁性粉の分散性向上を図れる−SO
3M、−OSO3M 、−COOM、−PO(OM')2等であってよい(M
はNa等のアルカリ金属原子、M'は同アルカリ金属原子又
はアルキル基)。
させたものであるが、使用可能な結合剤としては、変性
又は非変性の塩化ビニル系樹脂等のビニル系共重合体、
ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂、或いはポリエステル樹脂を使用又は混用
することができるし、更にニトロセルロース等の繊維素
系樹脂、フェノキシ樹脂或いは特定の使用方式を有する
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射
硬化型樹脂等を併用しても良い。上記の変性のために導
入される基としては、磁性粉の分散性向上を図れる−SO
3M、−OSO3M 、−COOM、−PO(OM')2等であってよい(M
はNa等のアルカリ金属原子、M'は同アルカリ金属原子又
はアルキル基)。
【0029】使用可能な繊維素系樹脂には、セルロース
エーテル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機
酸エステル等が使用できる。フェノキシ樹脂は機械的強
度が大きく、寸法安定性に優れ、耐熱、耐水、耐薬品性
がよく、接着性がよい等の長所を有する。
エーテル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機
酸エステル等が使用できる。フェノキシ樹脂は機械的強
度が大きく、寸法安定性に優れ、耐熱、耐水、耐薬品性
がよく、接着性がよい等の長所を有する。
【0030】また、このような結合剤に対しては、一層
耐久性の向上を図るために、硬化剤を添加することが好
ましい。この硬化剤としては、多官能イソシアネートが
使用可能であり、特にトリレンジイソシアネート(TD
I)系が好適である。硬化剤の添加量は、全結合剤量に
対して5〜30重量%が好ましい。
耐久性の向上を図るために、硬化剤を添加することが好
ましい。この硬化剤としては、多官能イソシアネートが
使用可能であり、特にトリレンジイソシアネート(TD
I)系が好適である。硬化剤の添加量は、全結合剤量に
対して5〜30重量%が好ましい。
【0031】また、本発明の磁気記録媒体においては、
更に、必要に応じてレシチン等の分散剤、ステアリン酸
エステル等の潤滑剤、カーボンブラック等の帯電防止
剤、アルミナ等の研磨剤、防錆剤等が加えられてもよ
い。これらの分散剤、潤滑剤、帯電防止剤及び防錆剤と
しては、従来公知の材料がいずれも使用可能であり、何
ら限定されるものではない。
更に、必要に応じてレシチン等の分散剤、ステアリン酸
エステル等の潤滑剤、カーボンブラック等の帯電防止
剤、アルミナ等の研磨剤、防錆剤等が加えられてもよ
い。これらの分散剤、潤滑剤、帯電防止剤及び防錆剤と
しては、従来公知の材料がいずれも使用可能であり、何
ら限定されるものではない。
【0032】また、本発明で使用可能な非磁性支持体と
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートフィルム等のポリエステ
ル類、アラミドフィルム等を挙げることができる。非磁
性支持体の表面には、磁性層の接着性を向上させるため
に、中間層あるいは下引層を設けても良い。
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートフィルム等のポリエステ
ル類、アラミドフィルム等を挙げることができる。非磁
性支持体の表面には、磁性層の接着性を向上させるため
に、中間層あるいは下引層を設けても良い。
【0033】非磁性支持体上に、上記磁性層を形成する
には、例えば磁性層の構成成分と、多価カルボン酸とを
結合剤中に分散し、結合剤の種類等によってエーテル
類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素、脂肪族炭
化水素、有機塩素化合物系溶剤等から選ばれる有機溶剤
と共に分散して磁性塗料を調製し、塗布時にシス−1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸等の化合物を添加し、
この塗料を非磁性支持体の表面に塗布し、乾燥、カレン
ダー処理をする。
には、例えば磁性層の構成成分と、多価カルボン酸とを
結合剤中に分散し、結合剤の種類等によってエーテル
類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素、脂肪族炭
化水素、有機塩素化合物系溶剤等から選ばれる有機溶剤
と共に分散して磁性塗料を調製し、塗布時にシス−1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又はシス−1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸等の化合物を添加し、
この塗料を非磁性支持体の表面に塗布し、乾燥、カレン
ダー処理をする。
【0034】また、例えば、磁性層の構成成分と、多価
カルボン酸とを結合剤中に分散し、結合剤の種類等によ
ってエーテル類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水
素、脂肪族炭化水素、有機塩素化合物系溶剤等から選ば
れる有機溶剤と共に分散して磁性塗料を調製し、この塗
料を非磁性支持体の表面に塗布・乾燥、カレンダー処理
した後、シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及
び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等
の化合物の溶液を磁性層表面に塗布、乾燥する。
カルボン酸とを結合剤中に分散し、結合剤の種類等によ
ってエーテル類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水
素、脂肪族炭化水素、有機塩素化合物系溶剤等から選ば
れる有機溶剤と共に分散して磁性塗料を調製し、この塗
料を非磁性支持体の表面に塗布・乾燥、カレンダー処理
した後、シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及
び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等
の化合物の溶液を磁性層表面に塗布、乾燥する。
【0035】なお、非磁性支持体上の上記磁性層が設け
られていない面(裏面)には、磁気記録媒体の走行性の
向上や帯電防止及び転写防止等を目的としてバックコー
ト層を設けることができる。バックコート層も、結合剤
(基本的には、前記磁性層に使用するものと同じ種類の
結合剤)、従来公知のバックコート層用の各種添加成分
等を含有することができる。
られていない面(裏面)には、磁気記録媒体の走行性の
向上や帯電防止及び転写防止等を目的としてバックコー
ト層を設けることができる。バックコート層も、結合剤
(基本的には、前記磁性層に使用するものと同じ種類の
結合剤)、従来公知のバックコート層用の各種添加成分
等を含有することができる。
【0036】本発明の磁気記録媒体は、高速摺動時にお
いても磁性層表面にシクロヘキサンジカルボン酸(特に
シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又は
シス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸)等の化合
物が十分に存在することにより、ヘッドの腐食を抑える
ことができる。従って、エラーレートの上昇を抑制する
ことができ、ヘリカルスキャン方式に好適であるのみな
らず、ヘッドの焼きつき防止策として、あらゆる種類の
磁気テープにおいても有用である。
いても磁性層表面にシクロヘキサンジカルボン酸(特に
シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸及び/又は
シス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸)等の化合
物が十分に存在することにより、ヘッドの腐食を抑える
ことができる。従って、エラーレートの上昇を抑制する
ことができ、ヘリカルスキャン方式に好適であるのみな
らず、ヘッドの焼きつき防止策として、あらゆる種類の
磁気テープにおいても有用である。
【0037】図1は、本発明の磁気記録媒体の一例(コ
ンピュータのバックアップ用テープ)を示すものであ
る。即ち、非磁性支持体1上には、表面が上記の如くに
酸性に処理された磁性粉と、結合剤と、上記したシクロ
ヘキサンジカルボン酸等とを含有した磁性層2を有して
いる。また、他方の面に、一点鎖線の如くに、非磁性粉
末と結合剤とを主体とするバックコート層3を有してい
てもよい。
ンピュータのバックアップ用テープ)を示すものであ
る。即ち、非磁性支持体1上には、表面が上記の如くに
酸性に処理された磁性粉と、結合剤と、上記したシクロ
ヘキサンジカルボン酸等とを含有した磁性層2を有して
いる。また、他方の面に、一点鎖線の如くに、非磁性粉
末と結合剤とを主体とするバックコート層3を有してい
てもよい。
【0038】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例について説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものでないこ
とはいうまでもない。
するが、本発明はこの実施例に限定されるものでないこ
とはいうまでもない。
【0039】実施例1 下記組成の材料を、サンドミルにて4時間混合、分散し
て、磁性塗料を調製した。
て、磁性塗料を調製した。
【0040】 <磁性塗料組成I> 磁性粉:Fe系メタル磁性粉末(比表面積 BET値=50m2/g) 100重量部 バインダー:ポリエステルポリウレタン樹脂 8重量部 (日本ポリウレタン(株)社製「ニッポランN2304」) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 8重量部 (米国 U.C.C社製「VAGH」) 添加剤:カーボンブラック 4重量部 (旭カーボン社製「旭カーボン50」) 研磨剤:アルミナ(Al2O3)(AKP50) 8重量部 滑 剤:ブチルステアレート 2重量部 多価カルボン酸:クエン酸 3重量部 溶 剤:メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 70重量部
【0041】そして、上記の磁性塗料Iの塗布時にシス
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸を2重量部、さ
らに硬化剤(コロネートL)を4重量部、ミリスチン酸
を1重量部添加して、厚さ7μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、3μmの厚みとなるように塗布し
た。カレンダー処理を行った後、60℃のオーブンに20時
間放置して幅広の磁性層付きベースフィルムを作成し
た。
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸を2重量部、さ
らに硬化剤(コロネートL)を4重量部、ミリスチン酸
を1重量部添加して、厚さ7μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、3μmの厚みとなるように塗布し
た。カレンダー処理を行った後、60℃のオーブンに20時
間放置して幅広の磁性層付きベースフィルムを作成し
た。
【0042】次に、下記組成の材料を、ボールミルにて
24時間混合、分散して、バックコート層用塗料を調製し
た。
24時間混合、分散して、バックコート層用塗料を調製し
た。
【0043】 <バックコート層用塗料組成> カーボンブラック(コロンビヤン・カーボン社製「RAVEN-1255」) 100重量部 バインダー:ポリエステルポリウレタン樹脂 100重量部 (日本ポリウレタン(株)社製「ニッポランN2304」) 溶剤:メチルエチルケトン 500重量部 トルエン 500重量部
【0044】上記のバックコート層用塗料を硬化剤(コ
ロネートL)20重量部の添加後に、上記に作成された磁
性層付きフィルムのもう一方の面に、厚みが 0.7μmと
なるように塗布した後、8ミリ幅にスリットし、磁気テ
ープAを作成した。これをデータ8ミリ用シェルに組み
込んだ。
ロネートL)20重量部の添加後に、上記に作成された磁
性層付きフィルムのもう一方の面に、厚みが 0.7μmと
なるように塗布した後、8ミリ幅にスリットし、磁気テ
ープAを作成した。これをデータ8ミリ用シェルに組み
込んだ。
【0045】比較例1 実施例1の磁性塗料組成において、クエン酸を添加しな
い以外は同じ組成の材料を、サンドミルにて4時間混
合、分散して、磁性塗料IIを調製した。
い以外は同じ組成の材料を、サンドミルにて4時間混
合、分散して、磁性塗料IIを調製した。
【0046】そして、上記の磁性塗料を実施例1で述べ
たと同様に塗布し、バックコート層の塗布、スリッティ
ングを経て磁気テープaを作成した。これをデータ8ミ
リ用シェルに組み込んだ。
たと同様に塗布し、バックコート層の塗布、スリッティ
ングを経て磁気テープaを作成した。これをデータ8ミ
リ用シェルに組み込んだ。
【0047】比較例2 実施例1で用いられた磁性塗料組成Iを使用して磁性塗
料を調製した。その磁性塗料を用いて、比較例1と同様
にして磁気テープbを作成し、データ8ミリ用シェルに
組み込んだ。
料を調製した。その磁性塗料を用いて、比較例1と同様
にして磁気テープbを作成し、データ8ミリ用シェルに
組み込んだ。
【0048】比較例3 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIにシス−1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸を2重量部添加して磁性塗
料を調製した以外は比較例1と同様にして磁気テープc
を作成し、データ8ミリ用シェルに組み込んだ。
シクロヘキサンジカルボン酸を2重量部添加して磁性塗
料を調製した以外は比較例1と同様にして磁気テープc
を作成し、データ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0049】実施例2 実施例1で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、シス−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸を添加しないこと
以外は同じ組成の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実
施例1と同様に塗布・乾燥した。
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸を添加しないこと
以外は同じ組成の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実
施例1と同様に塗布・乾燥した。
【0050】そして、磁性層表面に、シス−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸の 0.5%エタノール溶液を塗
布、乾燥した。次に、実施例1と同様にしてバックコー
ト層を形成し、スリッティングを経て磁気テープBを作
成した後、データ8ミリ用シェルに組み込んだ。
クロヘキサンジカルボン酸の 0.5%エタノール溶液を塗
布、乾燥した。次に、実施例1と同様にしてバックコー
ト層を形成し、スリッティングを経て磁気テープBを作
成した後、データ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0051】比較例4 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例1と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面にシス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸の
0.5%エタノール溶液を塗布した。次に、実施例1と同
様にしてバックコート層を形成し、スリッティングを経
て磁気テープdを作成し、これをデータ8ミリ用シェル
に組み込んだ。
料を調製し、比較例1と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面にシス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸の
0.5%エタノール溶液を塗布した。次に、実施例1と同
様にしてバックコート層を形成し、スリッティングを経
て磁気テープdを作成し、これをデータ8ミリ用シェル
に組み込んだ。
【0052】実施例3 実施例1において磁性塗料Iにトランス−ケイ皮酸を2
重量部添加し、またバックコート層用塗料のカーボンブ
ラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用いた以外
は同様にして、磁気テープCを作成した。これをデータ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
重量部添加し、またバックコート層用塗料のカーボンブ
ラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用いた以外
は同様にして、磁気テープCを作成した。これをデータ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0053】比較例5 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIにトランス−ケイ
皮酸を2重量部添加して磁性塗料を調製した以外は実施
例3と同様にして磁気テープeを作成し、データ8ミリ
用シェルに組み込んだ。
皮酸を2重量部添加して磁性塗料を調製した以外は実施
例3と同様にして磁気テープeを作成し、データ8ミリ
用シェルに組み込んだ。
【0054】実施例4 実施例3で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、トラン
ス−ケイ皮酸を添加しないこと以外は同じ組成の磁性塗
料を調製し、この磁性塗料を実施例3と同様に塗布・乾
燥した。
ス−ケイ皮酸を添加しないこと以外は同じ組成の磁性塗
料を調製し、この磁性塗料を実施例3と同様に塗布・乾
燥した。
【0055】そして、磁性層表面に、トランス−ケイ皮
酸の 0.5%エタノール溶液を塗布、乾燥した。次に、実
施例3と同様にしてバックコート層を形成し、スリッテ
ィングを経て磁気テープDを作成した後、データ8ミリ
用シェルに組み込んだ。
酸の 0.5%エタノール溶液を塗布、乾燥した。次に、実
施例3と同様にしてバックコート層を形成し、スリッテ
ィングを経て磁気テープDを作成した後、データ8ミリ
用シェルに組み込んだ。
【0056】比較例6 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例1と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面にトランス−ケイ皮酸の 0.5%エタノール溶液を
塗布した。次に、実施例3と同様にしてバックコート層
を形成し、スリッティングを経て磁気テープfを作成
し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
料を調製し、比較例1と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面にトランス−ケイ皮酸の 0.5%エタノール溶液を
塗布した。次に、実施例3と同様にしてバックコート層
を形成し、スリッティングを経て磁気テープfを作成
し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0057】実施例5 実施例1において磁性塗料Iに2,3−ナフタレンジオ
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープEを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープEを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0058】比較例7 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIに2,3−ナフタ
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例5と同様にして磁気テープgを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例5と同様にして磁気テープgを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0059】実施例6 実施例5で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、2,3
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例5と同様に
塗布・乾燥した。
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例5と同様に
塗布・乾燥した。
【0060】そして、磁性層表面に、2,3−ナフタレ
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例5と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープFを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例5と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープFを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0061】実施例7 実施例1で用いられた磁性塗料組成Iに2,3−ナフタ
レンジオールを 0.1重量部添加した磁性塗料を実施例1
と同様にして塗布、乾燥し、磁性層を形成し、またバッ
クコート層用塗料のカーボンブラックに旭カーボン社製
「旭カーボン50」を用いた以外は同様にして、磁気テー
プGを作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込ん
だ。
レンジオールを 0.1重量部添加した磁性塗料を実施例1
と同様にして塗布、乾燥し、磁性層を形成し、またバッ
クコート層用塗料のカーボンブラックに旭カーボン社製
「旭カーボン50」を用いた以外は同様にして、磁気テー
プGを作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込ん
だ。
【0062】比較例8 比較例6で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に2,3−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープhを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に2,3−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープhを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0063】実施例8 実施例1において磁性塗料Iに1,2−ナフタレンジオ
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープHを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープHを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0064】比較例9 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIに1,2−ナフタ
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例7と同様にして磁気テープiを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例7と同様にして磁気テープiを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0065】実施例9 実施例8で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、1,2
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例8と同様に
塗布・乾燥した。
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例8と同様に
塗布・乾燥した。
【0066】そして、磁性層表面に、1,2−ナフタレ
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例8と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープIを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例8と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープIを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0067】実施例10 実施例1で用いられた磁性塗料組成Iに1,2−ナフタ
レンジオールを 0.1重量部添加した磁性塗料を実施例1
と同様にして塗布、乾燥し、磁性層を形成し、またバッ
クコート層用塗料のカーボンブラックに旭カーボン社製
「旭カーボン50」を用いた以外は同様にして、磁気テー
プJを作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込ん
だ。
レンジオールを 0.1重量部添加した磁性塗料を実施例1
と同様にして塗布、乾燥し、磁性層を形成し、またバッ
クコート層用塗料のカーボンブラックに旭カーボン社製
「旭カーボン50」を用いた以外は同様にして、磁気テー
プJを作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込ん
だ。
【0068】比較例10 比較例6で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,2−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープjを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,2−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープjを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0069】実施例11 実施例1において磁性塗料Iに1,8−ナフタレンジオ
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープKを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープKを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0070】比較例11 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIに1,8−ナフタ
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例11と同様にして磁気テープkを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
レンジオールを2重量部添加して磁性塗料を調製した以
外は実施例11と同様にして磁気テープkを作成し、デー
タ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0071】実施例12 実施例11で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、1,8
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例11と同様に
塗布・乾燥した。
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例11と同様に
塗布・乾燥した。
【0072】そして、磁性層表面に、1,8−ナフタレ
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例11と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープLを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
ンジオールの 0.5%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例11と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープLを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0073】比較例12 比較例6で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,8−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例8と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープlを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,8−ナフタレンジオールの 0.5%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例8と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープlを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0074】実施例13 実施例1において磁性塗料Iに1,5−ナフタレンジオ
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープMを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
ールを2重量部添加し、またバックコート層用塗料のカ
ーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を用
いた以外は同様にして、磁気テープMを作成した。これ
をデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0075】比較例13 比較例1で用いられた磁性塗料組成IIに1,5−ナフタ
レンジオールを2重量部添加した以外は実施例13と同様
にして磁気テープmを作成し、データ8ミリ用シェルに
組み込んだ。
レンジオールを2重量部添加した以外は実施例13と同様
にして磁気テープmを作成し、データ8ミリ用シェルに
組み込んだ。
【0076】実施例14 実施例13で用いられた磁性塗料組成Iにおいて、1,5
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例13と同様に
塗布・乾燥した。
−ナフタレンジオールを添加しないこと以外は同じ組成
の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を実施例13と同様に
塗布・乾燥した。
【0077】そして、磁性層表面に、1,5−ナフタレ
ンジオールの 0.1%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例13と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープNを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
ンジオールの 0.1%トルエン溶液を塗布、乾燥した。次
に、実施例13と同様にしてバックコート層を形成し、ス
リッティングを経て磁気テープNを作成した後、データ
8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0078】比較例14 比較例6で用いられた磁性塗料組成IIを使用して磁性塗
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,5−ナフタレンジオールの 0.1%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープnを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
料を調製し、比較例6と同様にして塗布、乾燥し、磁性
層表面に1,5−ナフタレンジオールの 0.1%トルエン
溶液を塗布した。次に、比較例6と同様にしてバックコ
ート層を形成し、スリッティングを経て磁気テープnを
作成し、これをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0079】実施例15 実施例1において磁性塗料Iに1,5−ナフタレンジオ
ールを 0.2重量部添加し、またバックコート層用塗料の
カーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を
用いた以外は同様にして、磁気テープOを作成した。こ
れをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
ールを 0.2重量部添加し、またバックコート層用塗料の
カーボンブラックに旭カーボン社製「旭カーボン50」を
用いた以外は同様にして、磁気テープOを作成した。こ
れをデータ8ミリ用シェルに組み込んだ。
【0080】上記の各例で得られた磁気テープについ
て、次に述べる走行耐久性試験(通常のデータストレー
ジに用いられる媒体データ8ミリにおいて行われる走行
耐久性試験)を行い、結果を後記の表1〜表5に示し
た。
て、次に述べる走行耐久性試験(通常のデータストレー
ジに用いられる媒体データ8ミリにおいて行われる走行
耐久性試験)を行い、結果を後記の表1〜表5に示し
た。
【0081】走行耐久性試験: テスト環境: 温度 45℃、 湿度 30%
RH 使用ドライブ:エクザバイト社製の「EXB−850
0」にて測定した。 測定方法:50パス又は1000パス走行させてブロックエラ
ーレート(BER)を測定した。1パスとは次の通りで
ある。 32,000ブロックにわたってデータを書き込
む。 リワインドして初めの位置に戻る。 書き込んだ32,000ブロック分のデータを読
む。 リワインドして初めの位置に戻る。 ただし、ブロックエラーレートをE%で示すと、これ
は、32,000ブロック中、320×Eブロックで正
常に書き込めなかったり、読み取れなかったということ
を示している。
RH 使用ドライブ:エクザバイト社製の「EXB−850
0」にて測定した。 測定方法:50パス又は1000パス走行させてブロックエラ
ーレート(BER)を測定した。1パスとは次の通りで
ある。 32,000ブロックにわたってデータを書き込
む。 リワインドして初めの位置に戻る。 書き込んだ32,000ブロック分のデータを読
む。 リワインドして初めの位置に戻る。 ただし、ブロックエラーレートをE%で示すと、これ
は、32,000ブロック中、320×Eブロックで正
常に書き込めなかったり、読み取れなかったということ
を示している。
【0082】また、各磁気テープの摩擦係数を次のよう
に評価した。 μ0:初期の磁性層摩擦係数 μ1000:1000パス走行後の磁性層摩擦係数
に評価した。 μ0:初期の磁性層摩擦係数 μ1000:1000パス走行後の磁性層摩擦係数
【0083】 ただし、CHDC*1:シス−1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸 BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
カルボン酸 BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0084】表1から明らかなように、本発明に基づく
実施例1及び2の磁気記録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの焼
きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
実施例1及び2の磁気記録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの焼
きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
【0085】また、実施例1又は2において、シクロヘ
キサンジカルボン酸としてシス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を使用し、同様にして磁気テープを作成
し、これらについて行った走行耐久性試験も同様の良好
な結果が得られた。
キサンジカルボン酸としてシス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を使用し、同様にして磁気テープを作成
し、これらについて行った走行耐久性試験も同様の良好
な結果が得られた。
【0086】 ただし、TCA*1:トランス−ケイ皮酸 BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0087】表2から明らかなように、本発明に基づく
実施例3及び4の磁気記録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの焼
きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
実施例3及び4の磁気記録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの焼
きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくなる。
【0088】 ただし、ND*1:2,3−ナフタレンジオール BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0089】なお、比較例8でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 5.3%、μ0は0.32、μ
1000は0.35となり、実施例6でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 6.1%、μ0は0.30、μ
1000は0.35となった。
ルでは、1000パス目のBERは 5.3%、μ0は0.32、μ
1000は0.35となり、実施例6でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 6.1%、μ0は0.30、μ
1000は0.35となった。
【0090】表3から明らかなように、本発明に基づく
実施例5〜7の磁気記録媒体においては、45℃、30%RH
という高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇が小さく
なる。また、摩擦係数も小さく抑えられる。
実施例5〜7の磁気記録媒体においては、45℃、30%RH
という高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇が小さく
なる。また、摩擦係数も小さく抑えられる。
【0091】 ただし、ND処理@:1,2−ナフタレンジオール ND処理#:1,8−ナフタレンジオール BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0092】 ただし、ND処理@:1,2−ナフタレンジオール ND処理#:1,8−ナフタレンジオール BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0093】なお、比較例10でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 5.3%、μ0は0.35、μ
1000は0.38となり、実施例9でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 6.1%、μ0は0.30、μ
1000は0.35となった。
ルでは、1000パス目のBERは 5.3%、μ0は0.35、μ
1000は0.38となり、実施例9でNDも塗布しないサンプ
ルでは、1000パス目のBERは 6.1%、μ0は0.30、μ
1000は0.35となった。
【0094】表4から明らかなように、本発明に基づく
実施例8〜12の磁気記録媒体においては、45℃、30%RH
という高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇が小さく
なる。また、摩擦係数も小さく抑えられる。
実施例8〜12の磁気記録媒体においては、45℃、30%RH
という高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇が小さく
なる。また、摩擦係数も小さく抑えられる。
【0095】 ただし、ND*1:1,5−ナフタレンジオール BER*2、*3:ブロックエラーレート(Block error rat
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
e) 内添*4:磁性層内に添加 塗布*5:磁性層上に塗布
【0096】表5から明らかなように、本発明に基づく
実施例13〜15の磁気記録録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくな
る。また、摩擦係数も小さく抑えられる。そして、1,
5−ナフタレンジオールは、他の化合物とは違って、少
量であっても効果を発揮することが明らかである。
実施例13〜15の磁気記録録媒体においては、45℃、30%
RHという高温、低湿下で走行させても、磁気ヘッドの腐
食、焼きつきが抑えられ、エラーレートの上昇がなくな
る。また、摩擦係数も小さく抑えられる。そして、1,
5−ナフタレンジオールは、他の化合物とは違って、少
量であっても効果を発揮することが明らかである。
【0097】
【発明の作用効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末
が酸によって表面処理され、磁性層表面にシクロヘキサ
ンジカルボン酸等の化合物を存在させることにより、高
速摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低湿のよ
うな環境下で走行させても磁気ヘッドの焼きつきが抑え
られ、エラーレートの上昇がなくなる。
が酸によって表面処理され、磁性層表面にシクロヘキサ
ンジカルボン酸等の化合物を存在させることにより、高
速摺動時の磁気ヘッド表面の腐食を抑え、高温低湿のよ
うな環境下で走行させても磁気ヘッドの焼きつきが抑え
られ、エラーレートの上昇がなくなる。
【図1】本発明を適用した磁気記録媒体の一構成例を示
す断面図である。
す断面図である。
1・・・非磁性支持体 2・・・磁性層 3・・・バックコート層
Claims (4)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に、磁性粉末と結合剤と
を主体とする磁性層が形成されている磁気記録媒体にお
いて、前記磁性粉末が酸によって表面処理され、シクロ
ヘキサンジカルボン酸と、トランス−ケイ皮酸と、2,
3−ナフタレンジオールと、1,2−ナフタレンジオー
ルと、1,8−ナフタレンジオールと、1,5−ナフタ
レンジオールとからなる群より選ばれた少なくとも1種
の化合物が前記磁性層中に含有されていることを特徴と
する磁気記録媒体。 - 【請求項2】 非磁性支持体上に、磁性粉末と結合剤と
を主体とする磁性層が形成されている磁気記録媒体にお
いて、前記磁性粉末が酸によって表面処理され、シクロ
ヘキサンジカルボン酸と、トランス−ケイ皮酸と、2,
3−ナフタレンジオールと、1,2−ナフタレンジオー
ルと、1,8−ナフタレンジオールと、1,5−ナフタ
レンジオールとからなる群より選ばれた少なくとも1種
の化合物が前記磁性層上に被着されていることを特徴と
する磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記酸が、2以上のカルボキシル基を有
する多価カルボン酸であり、前記化合物のうちシクロヘ
キサンジカルボン酸が、シス−1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸及び/又はシス−1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸である、請求項1又は2に記載された磁気
記録媒体。 - 【請求項4】 請求項1の磁性層中の化合物の含有量が
磁性粉末 100重量部に対して0.15〜5重量部であり、か
つ、請求項2の磁性層上への化合物の塗布量が5〜100m
g/m2である、請求項1〜3のいずれかに記載された磁気
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19900593A JPH06301965A (ja) | 1992-11-13 | 1993-07-16 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32867792 | 1992-11-13 | ||
| JP5-54813 | 1993-02-19 | ||
| JP4-328677 | 1993-02-19 | ||
| JP5481393 | 1993-02-19 | ||
| JP19900593A JPH06301965A (ja) | 1992-11-13 | 1993-07-16 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301965A true JPH06301965A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=27295413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19900593A Pending JPH06301965A (ja) | 1992-11-13 | 1993-07-16 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06301965A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001325711A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
| JP2005228464A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Tdk Corp | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
| EP2237274A1 (en) | 2009-03-31 | 2010-10-06 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP19900593A patent/JPH06301965A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001325711A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
| JP2005228464A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Tdk Corp | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
| EP2237274A1 (en) | 2009-03-31 | 2010-10-06 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
| US9047904B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-06-02 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5688591A (en) | Magnetic recording medium containing an unsaturated fatty acid diester of a dihydric alcohol | |
| JP3353348B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| US5049448A (en) | Magnetic recording medium containing an ester lubricant branched from the number 2 carbon position of the acid residue | |
| JPH06301965A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3852198B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0760510B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP4415293B2 (ja) | 磁気記録媒体および磁気記録再生システム | |
| JP3521002B2 (ja) | 磁気記録媒体及びその製造方法 | |
| JP3384823B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS60125922A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS6234329A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3348289B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0729163A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH11203657A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2005353222A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06150294A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2001319316A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10134341A (ja) | 磁気記録媒体及びクリーニングテープ | |
| JPH08235576A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10154323A (ja) | 磁気記録媒体及びその製造法 | |
| JPH11283237A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH0660366A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10143843A (ja) | 磁気記録媒体及びクリーニングテープ | |
| JPH06333227A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2000285436A (ja) | 磁気記録媒体 |