JPH06302148A - カセット、ことにケーシングを有する磁気テープカセット - Google Patents

カセット、ことにケーシングを有する磁気テープカセット

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JPH06302148A
JPH06302148A JP746794A JP746794A JPH06302148A JP H06302148 A JPH06302148 A JP H06302148A JP 746794 A JP746794 A JP 746794A JP 746794 A JP746794 A JP 746794A JP H06302148 A JPH06302148 A JP H06302148A
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front wall
cassette
wall part
thickness
casing
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JP746794A
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Klaus Schoettle
クラウス、シェトレ
Cramer Wolfgang
ヴォルフガング、クラマー
Schuett Walter
ヴァルター、シュット
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Original Assignee
BASF Magnetics GmbH
Emtec Magnetics GmbH
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Publication date
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    • G11B23/08757Guiding means
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Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットケーシングのヘッド進入開口を含む
前面開口を塵埃が入らないように閉鎖する閉鎖壁部分
は、極めて薄くなされねばならないが、この点からもた
らされる従来技術の欠点を回避克服すること。 【構成】 ヘッド進入開口33の帯域で前面壁48を構
成し、ケーシング22、23に固定可能の、別個の前壁
部分21が設けられており、閉鎖壁部分45と前壁部分
21とが合成樹脂材料から構成されていることを特徴と
するカセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は底板壁と蓋板壁から成る底板およ
び蓋板から構成されるケーシングと、背面壁、前面壁お
よび側面壁とを有し、前面壁が閉鎖壁部分で閉鎖され得
る少なくとも1個所のヘッド進入開口と、前壁部分およ
び閉鎖壁部分とを有するカセット、ことに磁気テープカ
セットに関するものである。
【0002】このようなカセットは、ヨーロッパ特許出
願公開406934号公報から公知である。これに記載
され、図示されている閉鎖壁部分は、薄いステンレスス
チールから構成されており、その成形は事実上打抜きな
いしワイヤ腐蝕および屈曲によっている。
【0003】カセットケーシングは、従来可塑性樹脂か
ら射出成形により製造されているが、前面壁および底板
壁の部品が極めて薄いために、合成樹脂材料および射出
成形条件の選択は著しく制約されている。さもないと、
著しく強い内部歪力およびその遅延出現、ことに熱負荷
後の出現が認められるからである。カセットケーシング
は、通常、閉鎖壁部分の移動案内用の案内溝を有する、
この閉鎖壁部分は、溝内に嵌合する目的から面取り部分
および/あるいは突起部分を有する。
【0004】閉鎖壁部分は、従来からケーシングの上半
部および下半部の組立て後、ケーシングに押当てられる
が、その鮮鋭な面取り部分および突起部分のために組立
て装着の障害と、ケーシングおよび閉鎖壁部分の損傷が
もたらされ得る。
【0005】さらにまた、この閉鎖壁部分は、その高価
な材料と、費用のかかる製造方法の故に極めて高コスト
を要する。
【0006】また米国特許4633354号には、挾持
部材でカセットケーシングに分離可能に固定された、コ
ンパクトカセット前面壁のための分離可能枠部材が記載
されている。この枠部材は、規格化されたヘッド用およ
び案内部材用開口を有し、記録/再生用の高密度テープ
をカセットから抜出すとき、手で除去される可能性があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような閉鎖部分を有するカセットの欠点を回避克服こと
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかるにこの目的は、底
板および蓋板から成るケーシングと、背面壁、前面壁お
よび側面壁とを有し、前面壁が閉鎖壁部分で閉鎖され得
る少なくとも1個所のヘッド進入開口を有するカセッ
ト、ことに磁気テープカセットであって、それ自体は公
知であるが、ヘッド進入開口の帯域で前面壁を構成し、
ケーシングに固定可能の、別個の前壁部分が設けられて
おり、閉鎖壁部分と前壁部分とが合成樹脂材料から構成
されていることを特徴とするカセットによって達成され
得ることが本発明者らによって見出された。
【0009】これにより、上述したようにな欠点をもた
らすことなく、前面壁部分における極めて薄い壁体部分
が形成され得る。さらに金属製閉鎖壁部分の欠点も回避
克服され得る。
【0010】IEC規格94−7/1985により規格
化されたコンパクトカセット用に本発明カセットが使用
されるべき場合、このカセットの固定装着される壁体の
厚さもIEC規格を充足しなければならない。しかしな
がら、前壁部分および閉鎖壁部分の壁厚最大限でも、射
出成形技術では実現困難とされている。前面壁の最大限
厚さに対して、前壁部分の厚さは一定比率で薄いのが好
ましい。
【0011】この比率は2.2から3.5の範囲であっ
て、前壁部分の厚さは極めて薄く、この下限が射出成形
による実現可能限度である。これにより必然的にもたら
される強度損失は甘受され得る。前壁部分の大部分が閉
鎖壁部分により被覆され、保護されており、装置に装填
して駆動される場合にのみこの部分に触れるだけである
からである。
【0012】コンパクトカセットの場合閉鎖壁部分なし
に構成されるから、閉鎖壁部分を有するカセットの場合
にはその程度が考慮される。閉鎖壁部分と前壁部分の厚
さの合計は、所定の数値、ことに約1mmに対応する。
閉鎖壁部分の厚さが約0.4から約0.65mm、前壁
部分の厚さが約0.35から約0.5mmであれば、実
際的に実現可能である。
【0013】寸法的に厳密に射出成形された壁厚の場合
には、閉鎖壁部分の強度も充分である。前壁部分が底板
壁の補足部分を有する場合、上述のIEC規格に合致す
るヘッド進入開口の帯域における底板壁厚さであるのが
好ましい。
【0014】カセットがそのヘッド進入開口の背後にテ
ープ押圧力調整部材を有する場合には、前壁部分がこの
調整部材を支承するのが好ましい。
【0015】前壁部分の固定的装着は、固定装着部材に
より行われ、これは少なくとも優勢的に底板および蓋板
の壁体と共に協働作用する。
【0016】この前壁部分固定装着部材は、実際的にウ
エブ状ないし鉤状の突起から構成され、底板および蓋板
には対応する形状の固定装着用溝が穿設される。前壁部
分をウエブと溝の係合によりケーシングに装着すること
により、この前壁部分は、そのあるべき状態に確保され
る。固定装着手段は、閉鎖壁部分の装着およびその移動
により前壁部分のカセットケーシングからの離脱はもは
や行われ得ない。
【0017】前壁部分および/あるいは閉鎖壁部分の合
成樹脂材料は、ポリアセタール、PEP弗素樹脂(ポリ
フルオロエチレンプロピレン)あるいはポリアミドのい
ずれかであるのが好ましい。これらが薄い厚さの壁体を
射出成形するのに特に適するからである。ケーシングに
対しては、ポリスチレンないしポリプロピレンが射出成
形可能の合成樹脂として使用可能である。
【0018】特別に薄い厚さを有する前壁部分を別個に
製造し得るようにしたことにより、その他のカセットケ
ーシング部分のための射出成形条件は望ましい態様で調
整され、従って上述した任意の合成樹脂材料で遅滞な
く、従ってまた熱的に安定なカセットケーシングが形成
され得る。
【0019】高い耐摩擦性および耐摩耗性合成樹脂であ
るポリアセタール、PEP弗素樹脂あるいはポリアミド
の使用により、最適の射出成形条件が保証され、前面壁
の薄い部分の厚さは、ケーシングに対して好ましくない
影響を及ぼすことなく、約0.35mm程度の最小限度
まで低減させることができ、従ってまた部分的に厚い
が、経済的に射出成形法により製造可能の閉鎖壁部分も
同様に上述した合成樹脂で形成し得る可能性がある。こ
のようにして合成樹脂製閉鎖壁部分を、上述したIEC
規格に定められたカセットに使用する場合、カセットケ
ーシングの予想し得なかった程に良好な品質および寸法
安定性が始めて可能ならしめられる。
【0020】前壁部分のケーシングに向いた面上にテー
プ掃除部材を設けることは、ことに高い記録密度のテー
プカセットの場合、極めて有利である。例えば不織布ウ
エブから成るテープ掃除部材を設けた場合、装置に装填
されて使用されるテープは磁気ヘッドの前方および後方
において有効に浄化され得る。
【0021】閉鎖壁部分を有するカセットのためのテー
プ掃除部材を設けた前壁部分と、上述した合成樹脂材
料、ことにポリオキシメチレンから成る閉鎖壁部材も本
発明の対象を成す。なお閉鎖壁部分は、例えば比較的厚
い背面壁と、比較的薄い2枚の側面壁とから構成され得
る。
【0022】
【実施例】以下において、添付図面に示される好ましい
実施態様に関連して本発明をさらに具体的に説明する。
【0023】従来技術によるカセットC(図3)は、熱
可塑性樹脂から成るケーシング上半部1とケーシング下
半部2を有し、このケーシングはテープ状記録媒体3を
収納し、前面開口4a−cにおいて図示されていない記
録再生装置の構成部材を把持し、釈放する。
【0024】記録媒体3を塵埃および損傷から保護する
ため、開口4a−c(開口4aはヘッド進入開口)およ
び図示されないケーシング下半部2における駆動開口
は、打抜きおよび屈曲により形成されたステンレススチ
ール薄板から成る閉鎖壁部分5により閉鎖される。理解
を容易ならしめるため、閉鎖壁部分5は、図3の下方に
おいて、図3の上方に示されるカセットと共に、組立て
合体前の状態で示されている。
【0025】図4は、図3におけるIV−IV線により
カセットCのヘッド進入開口中央で切断した横断面図と
して、カセットケーシングに組立て装着された状態の閉
鎖壁部分5を示す。テープ記録媒体3の中間部分が、前
面開口ないしヘッド進入開口4aの左右、前面壁8、9
およびウエブ15の背後に配置された案内ピン10a、
10bに接触する状態で示されている。さらに、ここで
は図示されていないテープ押圧力調整部材を受け入れる
ためのスリット11、その背後に配置された遮蔽板12
および記録媒体3用の巻取りロール14を収容する自由
空間13が図示されている。テープ押圧力調整部材用の
受け入れ部分11aが底面壁の壁面7bに取付けられて
いる。
【0026】IEC規格(前述参照)による公知カセッ
ト、コンパクトカセット用装置で録音再生されるべきも
のであるので、例えば内壁7bから底板面までの寸法は
最大限1mm、内壁7aから前面壁Bまでの寸法は最大
限1.2mmまでに制限される。従って前面壁8、9の
最大限厚さS1は0.75mm、底面壁16の最大限厚
さS2は、ヘッド進入開口4の帯域で0.6mmであ
る。閉鎖壁部分5の許容厚さS3としては、約0.2m
mが残されるに過ぎない。閉鎖壁部分5はカセットケー
シングにおいて滑走し、従って遊びが必要であり、また
カセットCの外面から突出してはならないからである。
これらの寸法は、射出成形法で製造されるカセットケー
シングとしては、極めて不都合である。比較的都合のよ
い厚さ、横断面のケーシング全体の材料および射出成形
条件は、主としてこの薄い閉鎖壁部分の厚さに依存する
からである。これからもたらされる欠点は、すでに前述
した。
【0027】上述した公知カセットのさらに他の欠点
は、ケーシングの上半部と下半部を前面壁8、9の間の
当接位置で溶融接着する際に、外方と同様に内方にも著
しい融接隆起18が生じて、これが記録媒体3に損傷を
与えあるいは閉鎖壁部分5の移動を妨害することであ
る。
【0028】図1は本発明によるカセット20と、これ
と別個に形成される前壁部分21と、形態的には相違し
ないが射出成形可能の合成樹脂材料から容易に形成され
る閉鎖壁部分45とを示す斜視図である。
【0029】図3に示される従来のカセットCに対し
て、前面壁8、9とウエブ15が省かれ、これにより前
壁部分21のための空間がこの帯域に形成されている。
従ってケーシング半部、底板22、蓋板23のための射
出成形条件は、カセット20の前壁部分を考慮すること
なく最善になされ得る。前壁部分21および閉鎖壁部分
45の両者は、後述する合成樹脂から射出成形により製
造される。
【0030】底板22および蓋板23は、それぞれ固定
凹陥部24−27を有し、凹陥部24、25は外方に、
凹陥部26、27は内方に設けられる。凹陥部24−2
7の横断面は任意であるが、後述される固定突出部28
−31の形態に対応して、係合による固定を保証するも
のでなければならない。
【0031】突出部28、29は前壁部分21の中間
に、突出部30、31はその左右にそれぞれ形成され
る。前壁部分21自体は、矩形状のヘッド進入開口33
を中間部に有する細長い壁体32として構成される。
【0032】突出部28−31は、壁体32の上方およ
び下方縁辺に、カセット20の前面開口34の高さとほ
ぼ同じ寸法で、直角に屈曲して形成される。上方中央の
突出部28と下方ヘッド突出部との間隔は比較的短くな
される。下方中央突出部29は、やや長く形成され、カ
セットケーシング内において上方からケーシング開口3
4中に突出する押圧力調整装置35の下方まで延びてい
る。この突出部29は、底板壁の、正確には空白部分3
6の補足部分として構成される。固定条溝ないし凹陥部
24−27は、ことに図5に明瞭に図示されている。凹
陥部25は、遮蔽部材12の背後に在り、突出部を把持
している。凹陥部24は同様の形態に構成されている
が、押圧装置35のやや上方に配置され、蓋板23の突
出端部にもたらされる案内ブロック37寄りに形成され
ている。突出部30、31は内方凹陥部26、27に把
持され、前壁部分21の対称的固定を確実ならしめてい
る。いずれの場合にも、底板ないし蓋板22、23の扁
平壁体を突出部28−31と係合させる。前壁部分21
がその在るべき位置に固定されると、その前面開口4a
−4cは、図3のカセットCにおけると同じ位置にもた
らされる。
【0033】前壁部分21が基本面積約8・41mm2
を有し、易流動性のポリアセタール、ことにポリオキシ
メチレン、PEP弗素樹脂あるいはポリアミドから構成
される場合、壁体32ならびに補足突出部29は、約
0.35から約0.5mm、ことに約0.4mmの厚さ
d1に形成される。閉鎖壁部分45と前壁部分21の厚
さの合計は、この場合約1mmとなる。必須ではない
が、上記と同じ合成樹脂材料から構成されるのが好まし
い閉鎖壁部分45のために、その背面壁38において約
0.6mmの厚さd4、側面壁39、40において約
0.45mmの厚さd3で射出成形品とするに充分な余
裕を残す(図5参照)。閉鎖壁部分45自体の厚さは、
約0.4mm(d3)から0.65mm(d4)とする
のが好ましい。厚さd4は、この前面部分における充分
な強度を持たせるために、厚さd3より厚くなされる。
閉鎖壁部分45の巻芯保持部材41と弾性部材42は、
製造の過程において形成される。前壁部分21と閉鎖壁
部分45はアセタールに属するポリオキシメチレン(P
OM)で構成するのが極めて好ましいことが実証され
た。POMは熱安定性に秀れ、高い耐摩耗性を示し、良
好な滑動性を有する合成材料であり、また種々の色に着
色され得る。
【0034】合成樹脂から構成され、種々相違する壁厚
を有する閉鎖壁部分は、後処理および/あるいは表面処
理を必要とせず、着色されたデザイン部材として使用さ
れることができ、これは同じく別個に構成される前壁部
分についても該当する。
【0035】本発明のカセットケーシングは、機能の減
退をもたらすことなく、標準的なポリスチレンないしポ
リプロピレンから製造され得る。標準ポリスチレンはA
BSポリカーボネートに対して、30%のコスト軽減が
可能である。
【0036】市販されている公知のDCCカセットに対
し、本発明による閉鎖壁部分は約50%、前壁部でもな
お15%コスト軽減される。
【0037】前面壁48の最大限厚さd5(図1)は、
約1.22mmであって、前壁部分21の厚さにつき比
率2.2から3.5をもたらす。前述した前壁部分の厚
さ範囲はこれに基づく。この比率は、閉鎖壁部分45の
側面壁部分39、40にも該当するが、その背面壁部分
38に対しては比率約2である。
【0038】図5は前壁部分21の壁体32の内側にお
けるテープ掃除部材47を図示しており、これはテープ
3に直接接触するように配置され、テープ幅全体と接触
するように自立すべきである。この部材47もしくは前
壁部分21の内側、開口33の両側に示される2枚のテ
ープ掃除部材47、47(図6)は、高い耐摩耗性と柔
軟性、さらに溶剤を含まない不織布材料から成ることが
好ましい。
【0039】編成体もしくは織成体と、ケバ立て布から
成る成層体は、まず、編成工程において編物として、あ
るいは織成工程において織物として製造され、次いでそ
の表面を例えば短針ブラシでケバ立てて、編成体ないし
織成体の組織を部分的に破壊し、糸の先端を立てる。こ
れはテープ裏面およびヘッドの清掃用に適する。編成体
部分もしくは織成体部分の厚さは、約0.5ないし約
0.15mmから約0.3mm、ことに約0.25mm
とし、成層体全体の厚さを0.8mmとするのが好まし
い。また平均太さ約10μm、重量1.5g/1000
0mの繊維が使用される。繊維坪量約1.5gから約5
g/10000mの場合、繊維太さが約10から約25
μmのものが一般的に使用可能である。編成体/織成体
の坪量は、この場合約160から約180g/m2 (繊
維太さは約10μm)である。
【0040】成層体としてのフリースないし不織布は、
平均長さ約50mm、坪量約85g/m2 から約110
g/m2 の場合、太さ約5から約15μm、比較的大き
い坪量の場合、太さ約25μmまでの繊維が使用され
る。しかしながら、繊維層の坪量は、技術的に、また本
発明の所定の利点に関連して使用可能とするため、一般
的に約30から約300g/m2 である。
【0041】不織布の厚さは約0.15から約0.6m
m、ことに0.25mmであって、この最後の値は接着
状態の不織布層に適当である。編成布/織成布および不
織布のテープ裏面に対する準静態的に測定された摩擦係
数は約0.35から約3.8であった。ただし材料を巻
回した半径10cmのスチールドラムにより負荷20
g、巻回角度180°で測定した。
【0042】不織布の厚さは、反動力を支承し均斉化す
るための発条的に作用するフェルト状支承体を持たない
ので、接着状態で約0.15から約0.3mmの厚さを
有する有効編成/織成布層および不織布層より厚くす
る。すなわち、接着状態で不織布は少なくとも0.5m
mの厚さとする。もちろんこれ以上の厚さを選択し得
る。
【0043】加熱溶融体への接着も可能であって、この
場合の融点はなるべく低いものを選定し、溶融後ほぼ同
時に不織布ないしフリースの厚さを確保するべきであ
る。化学繊維結合も知られている。結合剤は同様に軟質
のもので、少なくともテープと接触する帯域に在っては
ならない。テープ走行およびヘッド機能を著しく阻害し
あるいは悪影響を与えるからである。
【0044】編成布ないし織成布成層は、慣用接着剤、
例えばポリウレタン、アクリレートあるいはポリウレタ
ン/ブタジエン/アクリロニトリル混合物で、フェルト
上に接着され得る。不織布成層体は、例えば両面接着テ
ープその他の方法で接着され得る。
【0045】成層体の繊維としては、編成布、織成布の
場合ポリアミド繊維、不織布の場合ポリエステル/ポリ
アミド微細繊維が使用される。成層体は当然のことなが
らさらに他の適当な繊維、例えばポリプロピレン、ポリ
アクリロニトリル、再生セルロース、ウール、セルロー
ストリアセテートなどから形成され得る。
【0046】本発明は、前面壁において、あるいはその
上の限定された帯域において著しく薄い壁厚を必要とす
る閉鎖壁部分を有するあらゆるカセットに使用され得
る。ことに、例示的に前述したように、第2の種類のカ
セットシステムのカセットを追加的に使用するための第
1の種類のカセットシステムを使用可能ならしめるべき
場合におよびカセット部分を極めて効率的に製造しよう
とする場合に、当然、特別に有利である。
【0047】本発明によるカセットは、本質的に扁平な
ケーシング部分と、前面壁、背面壁および側面壁ならび
に前面開口部を閉鎖するための手段から成り、この前面
は部分的に、ケーシングに固定装着され得る前壁部分に
より完全になされ得る。前壁部分および閉鎖手段ないし
閉鎖壁部分は、射出成形可能の合成樹脂から別個に極め
て薄く成形される。また前壁部分にはテープ掃除部材が
設けられる。このカセットは薄い壁厚が必要とされ、閉
鎖壁部分が存在する場合には常に使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、記録媒体を具備するカセットお
よびこれと別個に構成された合成樹脂から成る前壁部分
と閉鎖壁部分の各斜視図である。
【図2】本発明による、記録媒体を持たないカセットの
前面部分の一部と前壁部分を拡大尺で示す斜視図であ
る。
【図3】従来技術による、記録媒体を装填したカセット
および閉鎖壁部分の一部を示す斜視図である。
【図4】図3中のIV−IV線による従来技術によるカ
セットの部分的断面図である。
【図5】本発明による前壁部分と閉鎖壁部分とを有する
カセットの図4と同様の部分的断面図である。
【図6】テープ掃除部材を設けた前壁部分の背面図であ
る。
【符号の説明】
1,2‥‥カセットの上半部および下半部 3‥‥記録媒体 4‥‥前面開口(4aはヘッド進入開口) 5‥‥閉鎖壁部分 7‥‥内壁(底面壁の壁面) 8,9‥‥前面壁 10a,10b‥‥案内ピン 11‥‥スリット(テープ押圧力調整部材取り入れ用) 12‥‥遮蔽板 13‥‥自由空間(磁気テープロール14収納用) 14‥‥磁気テープロール 15‥‥ウエブ 16‥‥底面壁 17‥‥当接位置 18‥‥融接隆起 20‥‥カセット 21‥‥前壁部分 22‥‥底板 23‥‥蓋板 24−27‥‥固定凹陥部 29‥‥補足部分 28−31‥‥固定突出部 33‥‥ヘッド進入開口 34‥‥ケーシング開口 35‥‥テープ押圧力調整部材 37‥‥テープ掃除部材 38‥‥背面壁 39,40‥‥側面壁 41‥‥巻芯保持部材 42‥‥弾性部材 45‥‥閉鎖壁部分 47‥‥テープ掃除部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング、クラマー ドイツ、77799、オルテンベルク、イム、 ムールフェルト、27 (72)発明者 ヴァルター、シュット ドイツ、77694、ケール、リンクサー、シ ュトラーセ、29

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板および蓋板(22、23)から成る
    ケーシングと、背面壁、前面壁(48)および側面壁と
    を有し、前面壁が閉鎖壁部分(45)で閉鎖され得る少
    なくとも1個所のヘッド進入開口(33)を有するカセ
    ット、ことに磁気テープカセットであって、それ自体は
    公知であるが、ヘッド進入開口(33)の帯域で前面壁
    (48)を構成し、ケーシング(22、23)に固定可
    能の、別個の前壁部分(21)が設けられており、閉鎖
    壁部分(45)と前壁部分(21)とが合成樹脂材料か
    ら構成されていることを特徴とするカセット。
  2. 【請求項2】 前面壁(48)の厚い厚さ(d5)に比
    較して、前壁部分(21)の厚さが一定比率に於いて薄
    くなされていることを特徴とする、請求項(1)による
    カセット。
  3. 【請求項3】 比率が、2.2から3.5の範囲にある
    ことを特徴とする、請求項(2)によるカセット。
  4. 【請求項4】 前壁部分(21)が底板(22)の補足
    部分(29)を有することを特徴とする、請求項(1)
    から(3)のいずれかによるカセット。
  5. 【請求項5】 閉鎖壁部分(45)と前壁部分(21)
    の最大厚さ(d1、d4)の合計が約1mmであること
    を特徴とする、請求項(1)から(4)のいずれかによ
    るカセット。
  6. 【請求項6】 ヘッド進入開口(33)の背面にテープ
    圧調整部材(35)が配置され、前壁部分(21)の補
    足部分(29)がテープ圧調整部材(35)を支承して
    いることを特徴とする、請求項(1)から(5)のいず
    れかによるカセット。
  7. 【請求項7】 前壁部分(21)が固定部(28−3
    1)を有し、少なくとも優勢的にカセット(20)の底
    板および蓋板(22、23)の各壁面と協働作用するこ
    とを特徴とする、請求項(1)から(6)のいずれかに
    よるカセット。
  8. 【請求項8】 前壁部分固定部(28−31)が突出部
    から構成されており、底板および蓋板(22、23)が
    これに対応して形成されている固定凹陥部(24−2
    7)を有することを特徴とする、請求項(1)から
    (7)のいずれかによるカセット。
  9. 【請求項9】 閉鎖壁部分(45)と前壁部分(21)
    が、ポリアセタール、FEP弗素樹脂、ポリアミドのい
    ずれかの合成樹脂から構成されていることを特徴とす
    る、請求項(1)から(8)のいずれかによるカセッ
    ト。
  10. 【請求項10】 閉鎖壁部分が約0.4から0.5mm
    の厚さを有し、閉鎖壁部分(45)と前壁部分(21)
    が、ポリオキシメチレンから構成されていることを特徴
    とする、請求項(1)から(9)のいずれかによるカセ
    ット。
  11. 【請求項11】 ケーシング(22、23)がポリスチ
    レンあるいはポリプロピレンから構成されていることを
    特徴とする、請求項(1)から(10)のいずれかによ
    るカセット。
  12. 【請求項12】 前壁部分(21)が、そのケーシング
    に向いている面にテープ掃除部材(37)を有すること
    を特徴とする、請求項(11)によるカセット。
  13. 【請求項13】 テープ掃除部材(37)が不織布帯片
    から構成されていることを特徴とする、請求項(12)
    によるカセット。
  14. 【請求項14】 約0.35から約0.5mmの厚さ
    (d1)を有することを特徴とする、請求項(1)から
    (10)のいずれかによるカセットの前壁部分。
  15. 【請求項15】 ポリオキシメチレンから構成されてい
    ることを特徴とする、請求項(14)による前壁部分。
  16. 【請求項16】 少なくとも1枚の、ことに編成体、不
    織布から成るテープ掃除部材(37)を有することを特
    徴とする、請求項(14)あるいは(15)による前壁
    部分。
  17. 【請求項17】 約0.4mmから約0.5mmの厚さ
    (d3、d4)を有することを特徴とする、請求項
    (1)から(10)のいずれかによるカセットの閉鎖壁
    部分。
  18. 【請求項18】 ポリオキシメチレンから構成されてい
    ることを特徴とする、請求項(17)による閉鎖壁部
    分。
  19. 【請求項19】 横断面において、比較的厚い厚さ(d
    4)を有する背面壁(38)と、比較的薄い厚さ(d
    3)を有する2枚の側壁面(39、40)から構成され
    ていることを特徴とする、請求項(17)あるいは(1
    8)よる閉鎖壁部分。
JP746794A 1993-02-06 1994-01-27 カセット、ことにケーシングを有する磁気テープカセット Pending JPH06302148A (ja)

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DE9301652U DE9301652U1 (de) 1993-02-06 1993-02-06 Kassette, insbesondere Magnetbandkassette, mit einem Gehäuse
DE9301652.2 1993-02-06

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JP746794A Pending JPH06302148A (ja) 1993-02-06 1994-01-27 カセット、ことにケーシングを有する磁気テープカセット

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EP (1) EP0610773A3 (ja)
JP (1) JPH06302148A (ja)
CN (1) CN1095515A (ja)
DE (2) DE9301652U1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1095515A (zh) 1994-11-23
DE9401669U1 (de) 1994-03-31
EP0610773A3 (de) 1994-08-31
DE9301652U1 (de) 1993-04-01
EP0610773A2 (de) 1994-08-17

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