JPH06302988A - 電磁波遮蔽体 - Google Patents
電磁波遮蔽体Info
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた電磁波遮蔽性能と透明性を有し、低コ
ストにて製造可能な電磁波遮蔽体を提供する。 【構成】 一対の透明基板間に中間膜が挟持された電磁
波遮蔽体であって、対向する透明基板上の少なくとも一
方にフッ素ドープ酸化錫膜が被着されてなる電磁波遮蔽
体である。
ストにて製造可能な電磁波遮蔽体を提供する。 【構成】 一対の透明基板間に中間膜が挟持された電磁
波遮蔽体であって、対向する透明基板上の少なくとも一
方にフッ素ドープ酸化錫膜が被着されてなる電磁波遮蔽
体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合わせ構造を有する電
磁波遮蔽体に関するものである。この電磁波遮蔽体は、
優れた耐久性及び透明性を有しており、例えば建築用の
窓ガラス等として有用である。
磁波遮蔽体に関するものである。この電磁波遮蔽体は、
優れた耐久性及び透明性を有しており、例えば建築用の
窓ガラス等として有用である。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている電磁波遮蔽ガラスに
は、銀(Ag)膜を使用した複層型や導電性メッシュを
使用した合わせ型等がある。銀膜を使用した電磁波遮蔽
ガラスは、銀膜の耐久性が悪いために複層ガラス構造に
する必要があり、サッシの厚みが厚くなるため通常のサ
ッシが使用できず、高価となる欠点がある。また導電性
メッシュを使用した電磁波遮蔽ガラスは、メッシュのた
めに透視性の点でやや難点がある。
は、銀(Ag)膜を使用した複層型や導電性メッシュを
使用した合わせ型等がある。銀膜を使用した電磁波遮蔽
ガラスは、銀膜の耐久性が悪いために複層ガラス構造に
する必要があり、サッシの厚みが厚くなるため通常のサ
ッシが使用できず、高価となる欠点がある。また導電性
メッシュを使用した電磁波遮蔽ガラスは、メッシュのた
めに透視性の点でやや難点がある。
【0003】そこで近年、ガラス基板上に透明導電膜
(錫を含む酸化インジウム、フッ素又はアルミニウムを
含む酸化錫、フッ素又はアルミニウムを含む酸化亜
鉛)、その上に保護膜(クロムとホウ素を含む窒化膜)
を形成した透明導電ガラスが開発されている(特開平2
−217339号公報参照)。あるいは、透明基体上に
チタン、ジルコニウム、ハフニウムの窒化物、ホウ窒化
物、炭化物、ホウ炭化物の導電性膜を有する層を形成し
た電磁波遮蔽体等も提案されている(特開平4−585
98号公報参照)。これらは単板使用が可能であり、熱
線反射性能も優れている。
(錫を含む酸化インジウム、フッ素又はアルミニウムを
含む酸化錫、フッ素又はアルミニウムを含む酸化亜
鉛)、その上に保護膜(クロムとホウ素を含む窒化膜)
を形成した透明導電ガラスが開発されている(特開平2
−217339号公報参照)。あるいは、透明基体上に
チタン、ジルコニウム、ハフニウムの窒化物、ホウ窒化
物、炭化物、ホウ炭化物の導電性膜を有する層を形成し
た電磁波遮蔽体等も提案されている(特開平4−585
98号公報参照)。これらは単板使用が可能であり、熱
線反射性能も優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の透明導
電ガラスは、最低限の電磁波遮蔽性能を発現させるため
には、どうしても厚さ数千A以上の透明導電膜を形成す
る必要がある。ところが、このような厚さ数千A以上の
透明導電膜を形成することは成膜コストが高くなる欠点
があり、また特殊な高速成膜設備を必要とする問題があ
る。更に後者の電磁波遮蔽体は、膜厚を薄くできるもの
の、開示されているような導電性膜では20dB程度の
電磁波遮蔽性能しか得られない。
電ガラスは、最低限の電磁波遮蔽性能を発現させるため
には、どうしても厚さ数千A以上の透明導電膜を形成す
る必要がある。ところが、このような厚さ数千A以上の
透明導電膜を形成することは成膜コストが高くなる欠点
があり、また特殊な高速成膜設備を必要とする問題があ
る。更に後者の電磁波遮蔽体は、膜厚を薄くできるもの
の、開示されているような導電性膜では20dB程度の
電磁波遮蔽性能しか得られない。
【0005】ところで、近年フロートガラスのオンライ
ン製造設備において、熱分解法によりフッ素ドープ酸化
錫(SnO2:F)膜を形成したガラスが製造されるよ
うになった。前記フッ素ドープ酸化錫膜は、銀膜に比較
して優れた耐久性を有しており、例えばガラス上に厚さ
1500〜2500A程度の膜を形成した場合、15〜
20Ω/□の表面抵抗値が得られ、またヘーズ値も3以
下で透明性が良好である。
ン製造設備において、熱分解法によりフッ素ドープ酸化
錫(SnO2:F)膜を形成したガラスが製造されるよ
うになった。前記フッ素ドープ酸化錫膜は、銀膜に比較
して優れた耐久性を有しており、例えばガラス上に厚さ
1500〜2500A程度の膜を形成した場合、15〜
20Ω/□の表面抵抗値が得られ、またヘーズ値も3以
下で透明性が良好である。
【0006】電磁波遮蔽ガラスとしての遮蔽性能を発現
させるためには、ガラス上に形成されるフッ素ドープ酸
化錫膜が表面抵抗値10Ω/□以下の膜であることが必
要であり、この表面抵抗値を有する膜を得るためには、
フッ素ドープ酸化錫膜の膜厚を数千 程度に形成すれば
良い。
させるためには、ガラス上に形成されるフッ素ドープ酸
化錫膜が表面抵抗値10Ω/□以下の膜であることが必
要であり、この表面抵抗値を有する膜を得るためには、
フッ素ドープ酸化錫膜の膜厚を数千 程度に形成すれば
良い。
【0007】ところが、膜厚を増すにつれて前記フッ素
ドープ酸化錫膜の結晶粒が大きくなり、膜表面が粗面化
されていく。このため、数千A程度の膜厚ではヘーズ値
が大きくて曇ったものとなり、著しく美観を損なうため
に建築用の窓ガラスとしては不適であった。
ドープ酸化錫膜の結晶粒が大きくなり、膜表面が粗面化
されていく。このため、数千A程度の膜厚ではヘーズ値
が大きくて曇ったものとなり、著しく美観を損なうため
に建築用の窓ガラスとしては不適であった。
【0008】本発明の目的は、前記低抵抗値を有する膜
を形成した透明基板を有効利用して、電磁波遮蔽体の本
来の重要な機能を確実に発揮させながら透明性向上を図
り、しかも低コストで製造できる合わせ構造の電磁波遮
蔽体を提供することである。
を形成した透明基板を有効利用して、電磁波遮蔽体の本
来の重要な機能を確実に発揮させながら透明性向上を図
り、しかも低コストで製造できる合わせ構造の電磁波遮
蔽体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の透明基
板間に中間膜が挟持された電磁波遮蔽体であって、該対
向する透明基板上の少なくとも一方にフッ素ドープ酸化
錫膜が被着されていることを特徴とする電磁波遮蔽体で
ある。本発明において、前記フッ素ドープ酸化錫膜の表
面抵抗値は、8〜12Ω/□の範囲であることが好まし
い。また、前記透明基板上に形成されるフッ素ドープ酸
化錫膜は、その厚さが4000〜5000A程度である
ことが好ましい。
板間に中間膜が挟持された電磁波遮蔽体であって、該対
向する透明基板上の少なくとも一方にフッ素ドープ酸化
錫膜が被着されていることを特徴とする電磁波遮蔽体で
ある。本発明において、前記フッ素ドープ酸化錫膜の表
面抵抗値は、8〜12Ω/□の範囲であることが好まし
い。また、前記透明基板上に形成されるフッ素ドープ酸
化錫膜は、その厚さが4000〜5000A程度である
ことが好ましい。
【0010】また本発明は、前述の電磁波遮蔽体と、金
属酸化物膜の被着された別の透明基板とが、中間膜を介
して積層されている電磁波遮蔽体であってもよい。
属酸化物膜の被着された別の透明基板とが、中間膜を介
して積層されている電磁波遮蔽体であってもよい。
【0011】さらに、前述の電磁波遮蔽体と、該電磁波
遮蔽体との対向面に金属膜、窒化物膜または酸化物膜か
らなる1層または2層以上の膜が被着された別の透明基
板とが、中間膜を介して積層されている電磁波遮蔽体で
あってもよい。
遮蔽体との対向面に金属膜、窒化物膜または酸化物膜か
らなる1層または2層以上の膜が被着された別の透明基
板とが、中間膜を介して積層されている電磁波遮蔽体で
あってもよい。
【0012】本発明に係る透明基板としては、特に限定
されるものではないが、透明フロートガラス板等のガラ
ス基板が好ましい。
されるものではないが、透明フロートガラス板等のガラ
ス基板が好ましい。
【0013】前記中間膜についても特に限定はなく、例
えばポリビニルブチラール(PVB)、エチレン酢酸ビ
ニル系の樹脂膜等が用いられ、フッ素ドープ酸化錫膜を
被着させて透明基板を一体的に結合する機能、及び透明
基板の損傷時の飛散防止機能とを有している。
えばポリビニルブチラール(PVB)、エチレン酢酸ビ
ニル系の樹脂膜等が用いられ、フッ素ドープ酸化錫膜を
被着させて透明基板を一体的に結合する機能、及び透明
基板の損傷時の飛散防止機能とを有している。
【0014】前記金属酸化物膜としては、例えば錫やチ
タニウム、クロム等の酸化物膜を用いることができ、そ
の膜厚として300〜800Aの範囲が好ましく、とり
わけ400〜600Aの範囲であることが望ましい。ま
た、前記金属膜としては例えばクロムやステンレス、タ
ンタル等、前記窒化物としては例えばチタンや、クロ
ム、タンタル等の窒化物膜、前記酸化物としては例えば
チタンや錫、ジルコニウム、タンタル等の酸化物膜を用
いることができ、これらの群から1種または2種以上を
選択して1層または2層以上の膜を形成することができ
る。その膜厚は、単層及び複数層のいずれの場合も全体
として200〜1000Aの範囲にあることが好まし
い。
タニウム、クロム等の酸化物膜を用いることができ、そ
の膜厚として300〜800Aの範囲が好ましく、とり
わけ400〜600Aの範囲であることが望ましい。ま
た、前記金属膜としては例えばクロムやステンレス、タ
ンタル等、前記窒化物としては例えばチタンや、クロ
ム、タンタル等の窒化物膜、前記酸化物としては例えば
チタンや錫、ジルコニウム、タンタル等の酸化物膜を用
いることができ、これらの群から1種または2種以上を
選択して1層または2層以上の膜を形成することができ
る。その膜厚は、単層及び複数層のいずれの場合も全体
として200〜1000Aの範囲にあることが好まし
い。
【0015】
【作用】透明基板上に形成されたフッ素ドープ酸化錫膜
は、優れた耐久性能を有する。しかし、高い遮蔽性能を
得るには膜厚を厚くすることが必要であり、ヘーズ値が
大きくなって透明性が損なわれる。
は、優れた耐久性能を有する。しかし、高い遮蔽性能を
得るには膜厚を厚くすることが必要であり、ヘーズ値が
大きくなって透明性が損なわれる。
【0016】本発明のように、少なくとも一方の面にフ
ッ素ドープ酸化錫膜を被着した2枚の透明基板を中間膜
を介して合わせ構造とすることにより、電磁波遮蔽体と
しての機能を発揮するとともに、中間膜との接着により
中間膜が変形してフッ素ドープ酸化錫膜表面の凹凸を埋
め、さらに中間膜とフッ素ドープ酸化錫膜との屈折率の
差が比較的小さいため、ヘーズ値が小さくなり透明性向
上を図ることが可能である。特に、フッ素ドープ酸化錫
膜の表面抵抗値が8〜12Ω/□の範囲となるよう構成
すれば、電磁波遮蔽体としてより優れた機能を発揮す
る。
ッ素ドープ酸化錫膜を被着した2枚の透明基板を中間膜
を介して合わせ構造とすることにより、電磁波遮蔽体と
しての機能を発揮するとともに、中間膜との接着により
中間膜が変形してフッ素ドープ酸化錫膜表面の凹凸を埋
め、さらに中間膜とフッ素ドープ酸化錫膜との屈折率の
差が比較的小さいため、ヘーズ値が小さくなり透明性向
上を図ることが可能である。特に、フッ素ドープ酸化錫
膜の表面抵抗値が8〜12Ω/□の範囲となるよう構成
すれば、電磁波遮蔽体としてより優れた機能を発揮す
る。
【0017】また、この電磁波遮蔽体と金属酸化物膜、
金属膜、窒化物膜または酸化物膜の被着された透明基板
を組み合わせた構成としたため、さらに熱線反射性能も
付与することが可能である。
金属膜、窒化物膜または酸化物膜の被着された透明基板
を組み合わせた構成としたため、さらに熱線反射性能も
付与することが可能である。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。図2は、本発明の電磁波遮蔽体の断面図であり、一
対の透明ガラス基板10、10の対向面上に各々フッ素
ドープ酸化錫膜12、12が被着され、PVB膜14を
介して積層されている。
る。図2は、本発明の電磁波遮蔽体の断面図であり、一
対の透明ガラス基板10、10の対向面上に各々フッ素
ドープ酸化錫膜12、12が被着され、PVB膜14を
介して積層されている。
【0019】(実施例1)フロート板ガラスの製造ライ
ンにおいて、熱分解法により透明ガラス基板10(厚さ
3mm)の表面に厚さ5000Aのフッ素ドープ酸化錫
膜12を成膜した。成膜された前記フッ素ドープ酸化錫
膜12の表面抵抗値は、10Ω/□であった。また、フ
ッ素ドープ酸化錫膜12の成膜された透明ガラス基板1
0のヘーズ値を測定したところ5.4であった。
ンにおいて、熱分解法により透明ガラス基板10(厚さ
3mm)の表面に厚さ5000Aのフッ素ドープ酸化錫
膜12を成膜した。成膜された前記フッ素ドープ酸化錫
膜12の表面抵抗値は、10Ω/□であった。また、フ
ッ素ドープ酸化錫膜12の成膜された透明ガラス基板1
0のヘーズ値を測定したところ5.4であった。
【0020】一対の透明ガラス基板10、10を、フッ
素ドープ酸化錫膜12、12側を対向させて、PVB膜
14を介して貼り合わせ、オートクレープ中で加熱圧着
して、電磁波遮蔽体30を得た。
素ドープ酸化錫膜12、12側を対向させて、PVB膜
14を介して貼り合わせ、オートクレープ中で加熱圧着
して、電磁波遮蔽体30を得た。
【0021】この電磁波遮蔽体30の平面波の電磁波遮
蔽効果の測定結果を、図3に示す。測定は、MIL−S
TD−285法により行った。この結果から、電磁波遮
蔽体30は周波数100〜1000MHzで29.0〜
35.0dBの電磁波遮蔽効果を有することが分かっ
た。
蔽効果の測定結果を、図3に示す。測定は、MIL−S
TD−285法により行った。この結果から、電磁波遮
蔽体30は周波数100〜1000MHzで29.0〜
35.0dBの電磁波遮蔽効果を有することが分かっ
た。
【0022】また、電磁波遮蔽体30のヘーズ値を測定
したところ2.4であった。前記透明ガラス基板10の
ヘーズ値5.4に比較して大幅に小さくなっており、透
明性の向上したことが確認された。
したところ2.4であった。前記透明ガラス基板10の
ヘーズ値5.4に比較して大幅に小さくなっており、透
明性の向上したことが確認された。
【0023】(実施例2)本発明に係る電磁波遮蔽体の
他の実施例を図4に示す。実施例1で用いた設備によ
り、透明ガラス基板10の表面に厚さ4500Aのフッ
素ドープ酸化錫膜12を成膜した。次に、前記フッ素ド
ープ酸化錫膜12、12側を対向させた一対の透明ガラ
ス基板10、10と、厚さ500Aの酸化チタン膜18
を成膜した透明ガラス基板16とを、各々PVB膜を介
して貼り合わせ、加熱圧着して合わせガラス構造とし、
電磁波遮蔽体40を得た。
他の実施例を図4に示す。実施例1で用いた設備によ
り、透明ガラス基板10の表面に厚さ4500Aのフッ
素ドープ酸化錫膜12を成膜した。次に、前記フッ素ド
ープ酸化錫膜12、12側を対向させた一対の透明ガラ
ス基板10、10と、厚さ500Aの酸化チタン膜18
を成膜した透明ガラス基板16とを、各々PVB膜を介
して貼り合わせ、加熱圧着して合わせガラス構造とし、
電磁波遮蔽体40を得た。
【0024】この電磁波遮蔽体40の電磁波遮蔽効果を
測定したところ、図3に示す実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。また、電磁波遮蔽体40のヘーズ値は2.
5でった。これは、前記透明ガラス基板10のフッ素ド
ープ酸化錫膜12を形成した状態のヘーズ値5.4に比
較して大幅に小さくなっており、透明性が向上したこと
が確認された。
測定したところ、図3に示す実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。また、電磁波遮蔽体40のヘーズ値は2.
5でった。これは、前記透明ガラス基板10のフッ素ド
ープ酸化錫膜12を形成した状態のヘーズ値5.4に比
較して大幅に小さくなっており、透明性が向上したこと
が確認された。
【0025】なお、本実施例では酸化チタン膜18を電
磁波遮蔽体40の最外面に形成したが、透明ガラス基板
16の内側面に形成してもよい。
磁波遮蔽体40の最外面に形成したが、透明ガラス基板
16の内側面に形成してもよい。
【0026】(実施例3)図5に、本発明に係る電磁波
遮蔽体のさらに他の実施例を示す。まず、透明ガラス基
板16の表面上に厚さ300Aの窒化チタン膜20をス
パッタリング法により成膜した。そして、前記透明ガラ
ス基板16の窒化チタン膜22と実施例1で得た電磁波
遮蔽体30とを対向させ、PVB膜14を介して貼り合
わせ、加熱圧着して電磁波遮蔽体50を得た。
遮蔽体のさらに他の実施例を示す。まず、透明ガラス基
板16の表面上に厚さ300Aの窒化チタン膜20をス
パッタリング法により成膜した。そして、前記透明ガラ
ス基板16の窒化チタン膜22と実施例1で得た電磁波
遮蔽体30とを対向させ、PVB膜14を介して貼り合
わせ、加熱圧着して電磁波遮蔽体50を得た。
【0027】この電磁波遮蔽体50の電磁波遮蔽効果を
測定したところ、図3に示す実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。また、電磁波遮蔽体50のヘーズ値は2.
6であった。これは、前記透明ガラス基板10のフッ素
ドープ酸化錫膜12を形成した状態のヘーズ値5.4に
比較して大幅に小さくなっており、実施例2と同様に透
明性が向上したことが確認された。
測定したところ、図3に示す実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。また、電磁波遮蔽体50のヘーズ値は2.
6であった。これは、前記透明ガラス基板10のフッ素
ドープ酸化錫膜12を形成した状態のヘーズ値5.4に
比較して大幅に小さくなっており、実施例2と同様に透
明性が向上したことが確認された。
【0028】なお、本実施例では透明ガラス基板16の
表面上に形成される窒化物膜として窒化チタン膜の1層
のみの構成としたが、複数層を形成してもよい。
表面上に形成される窒化物膜として窒化チタン膜の1層
のみの構成としたが、複数層を形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は一対の透
明基板の対向面に各々表面抵抗値8〜12Ω/□のフッ
素ドープ酸化錫膜が被着されており、中間膜を介して積
層された合わせ構造であるため、優れた電磁波遮蔽性能
と透明性を呈する。しかも、この性能を発現させるに
は、通常のフロートガラスのオンライン製造設備を用い
て熱分解法により製造することができるため、製造が容
易で特別の成膜設備を必要とせず、製造コストを低減で
きる。
明基板の対向面に各々表面抵抗値8〜12Ω/□のフッ
素ドープ酸化錫膜が被着されており、中間膜を介して積
層された合わせ構造であるため、優れた電磁波遮蔽性能
と透明性を呈する。しかも、この性能を発現させるに
は、通常のフロートガラスのオンライン製造設備を用い
て熱分解法により製造することができるため、製造が容
易で特別の成膜設備を必要とせず、製造コストを低減で
きる。
【図1】本発明に係る電磁波遮蔽体の一部断面図
【図2】本発明に係る電磁波遮蔽体の一実施例を示す断
面図
面図
【図3】図2に示す電磁波遮蔽体の平面波の電磁波遮蔽
効果を示すグラフ
効果を示すグラフ
【図4】本発明に係る電磁波遮蔽体の他の実施例を示す
断面図
断面図
【図5】本発明に係る電磁波遮蔽体の他の実施例を示す
断面図
断面図
10 透明ガラス基板 12 フッ素ドープ酸化錫膜 14 PVB膜 16 透明ガラス基板 18 金属酸化物膜 20 PVB膜 22 窒化チタン膜 30、40、50 電磁波遮蔽体
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の透明基板間に中間膜が挟持された
電磁波遮蔽体であって、該対向する透明基板上の少なく
とも一方にフッ素ドープ酸化錫膜が被着されていること
を特徴とする電磁波遮蔽体。 - 【請求項2】 前記フッ素ドープ酸化錫膜の表面抵抗値
が8〜12Ω/□の範囲である請求項1に記載の電磁波
遮蔽体。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電磁波遮蔽体
と、金属酸化物膜の被着された別の透明基板とが、中間
膜を介して積層されていることを特徴とする電磁波遮蔽
体。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電磁波遮蔽体
と、該電磁波遮蔽体との対向面に金属膜、窒化物膜また
は酸化物膜からなる1層または2層以上の膜が被着され
た別の透明基板とが、中間膜を介して積層されているこ
とを特徴とする電磁波遮蔽体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034493A JPH06302988A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 電磁波遮蔽体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034493A JPH06302988A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 電磁波遮蔽体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06302988A true JPH06302988A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13995918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9034493A Pending JPH06302988A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 電磁波遮蔽体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06302988A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0992032A4 (en) * | 1997-06-25 | 2000-07-26 | Viratec Thin Films Inc | SCREEN FILTER AND MANUFACTURING METHOD |
| JP2008182045A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | 電波吸収体及びits/dsrc施設 |
| JP2015056590A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社東芝 | 受光素子および光結合型信号絶縁装置 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP9034493A patent/JPH06302988A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0992032A4 (en) * | 1997-06-25 | 2000-07-26 | Viratec Thin Films Inc | SCREEN FILTER AND MANUFACTURING METHOD |
| JP2008182045A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | 電波吸収体及びits/dsrc施設 |
| JP2015056590A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社東芝 | 受光素子および光結合型信号絶縁装置 |
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