JPH06303697A - ボイスコイル及びスピーカの構造 - Google Patents
ボイスコイル及びスピーカの構造Info
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- JPH06303697A JPH06303697A JP5091300A JP9130093A JPH06303697A JP H06303697 A JPH06303697 A JP H06303697A JP 5091300 A JP5091300 A JP 5091300A JP 9130093 A JP9130093 A JP 9130093A JP H06303697 A JPH06303697 A JP H06303697A
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- wire
- winding
- tape
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/02—Details
- H04R9/04—Construction, mounting, or centering of coil
- H04R9/046—Construction
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/06—Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボイスコイルのコイル線材をテープ状に形成
した導体占積率を向上させ、コイル線材の導電材と磁性
材1dとを接合させてボイスコイルの磁気効率を高めたも
のである。 【構成】 テープ状に形成してなるテープ線1wをボイス
コイルボビン2に巻き幅Aに揃えて巻き付けてなるボイ
スコイル1と、このボイスコイル1の巻始部とボイスコ
イルボビン2端部の剥離部2eとを半田付けして接続し、
このボイスコイルボビン2の突起部2cが巻始め端子22を
形成し、ボイスコイル1の巻終部を折り曲げた折曲部20
が巻終り端子21を形成し、ダンパー10に装着した入力信
号用リード線11が上記巻始め端子22及び巻終り端子21と
接続配線され、このボイスコイル1でコーン紙8を駆動
するよう構成したものである。
した導体占積率を向上させ、コイル線材の導電材と磁性
材1dとを接合させてボイスコイルの磁気効率を高めたも
のである。 【構成】 テープ状に形成してなるテープ線1wをボイス
コイルボビン2に巻き幅Aに揃えて巻き付けてなるボイ
スコイル1と、このボイスコイル1の巻始部とボイスコ
イルボビン2端部の剥離部2eとを半田付けして接続し、
このボイスコイルボビン2の突起部2cが巻始め端子22を
形成し、ボイスコイル1の巻終部を折り曲げた折曲部20
が巻終り端子21を形成し、ダンパー10に装着した入力信
号用リード線11が上記巻始め端子22及び巻終り端子21と
接続配線され、このボイスコイル1でコーン紙8を駆動
するよう構成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はボイスコイルの構造
と、このボイスコイルを用いたスピーカの構造に係り、
特に、ボイスコイルの導体占積率を高め磁気効率を向上
させたボイスコイル及びスピーカの構造に関する。
と、このボイスコイルを用いたスピーカの構造に係り、
特に、ボイスコイルの導体占積率を高め磁気効率を向上
させたボイスコイル及びスピーカの構造に関する。
【0002】
【従来技術】図15乃至図20は同一出願人が「実願平4-26
566 号」として先に提案したスピーカの構造を示したも
のである。図15はスピーカの半断面図、図16はボイスコ
イルの巻始め端子と巻終り端子とをダンパーに設けた入
力信号用のリード線との接続を示した斜視図、図17は平
角線を使用したボイスコイルを示した拡大側面断面図、
図18はスリット線を使用したボイスコイルを示した拡大
側面断面図、図19は従来例の一般的なスピーカの半断面
図、図20は図19に示すスピーカのボイスコイルの斜視図
である。
566 号」として先に提案したスピーカの構造を示したも
のである。図15はスピーカの半断面図、図16はボイスコ
イルの巻始め端子と巻終り端子とをダンパーに設けた入
力信号用のリード線との接続を示した斜視図、図17は平
角線を使用したボイスコイルを示した拡大側面断面図、
図18はスリット線を使用したボイスコイルを示した拡大
側面断面図、図19は従来例の一般的なスピーカの半断面
図、図20は図19に示すスピーカのボイスコイルの斜視図
である。
【0003】図15乃至図18において、3は磁気回路であ
り、この磁気回路3は2個のリング状に形成したマグネ
ット3a,3b の同極を対向させて配置し、このマグネット
3a,3b に挟持されたリング状の磁性材から成るセンター
プレート3cより構成されている。4は上記磁気回路3の
センタープレート3cの外周部とボイスコイルとの間に設
けた間隙である。
り、この磁気回路3は2個のリング状に形成したマグネ
ット3a,3b の同極を対向させて配置し、このマグネット
3a,3b に挟持されたリング状の磁性材から成るセンター
プレート3cより構成されている。4は上記磁気回路3の
センタープレート3cの外周部とボイスコイルとの間に設
けた間隙である。
【0004】5は非磁性材から成るホルダーであり、こ
のホルダー5は中心に底部から上方に向って円筒状のセ
ンターガイド5aを有し、センターガイド5aの下端部の外
側に向かって伸びた取付部5dに取付穴5eが形成されてい
る。6は取付ビス、7はスピーカのフレーム、8はスピ
ーカの振動板、即ち、コーン紙である。
のホルダー5は中心に底部から上方に向って円筒状のセ
ンターガイド5aを有し、センターガイド5aの下端部の外
側に向かって伸びた取付部5dに取付穴5eが形成されてい
る。6は取付ビス、7はスピーカのフレーム、8はスピ
ーカの振動板、即ち、コーン紙である。
【0005】9はスピーカの入力端子、10はダンパーで
あり、このダンパー10は図16に示すように、綿布等にフ
ェノール樹脂を含浸させ熱成型加工を施しコルゲーショ
ン10a を形成したものである。11は2本の平編錦糸線を
スピーカの中心線に平行に縫い付けて形成した入力信号
用のリード線である。24は半田である。
あり、このダンパー10は図16に示すように、綿布等にフ
ェノール樹脂を含浸させ熱成型加工を施しコルゲーショ
ン10a を形成したものである。11は2本の平編錦糸線を
スピーカの中心線に平行に縫い付けて形成した入力信号
用のリード線である。24は半田である。
【0006】40はボイスコイルであり、このボイスコイ
ル40は断面が円形の丸線のコイル線材を使用して巻き幅
Aに形成したものであり、このボイスコイル40の巻終部
40aと巻始部40b とがボイスコイル40の上端部に引き出
されている。41はボイスコイル40の外周部を覆った絶縁
用テープ又は補強紙、42は上記巻終部40a が接続配線さ
れた巻終り端子、43は上記巻始部40b が接続配線された
巻始め端子である。
ル40は断面が円形の丸線のコイル線材を使用して巻き幅
Aに形成したものであり、このボイスコイル40の巻終部
40aと巻始部40b とがボイスコイル40の上端部に引き出
されている。41はボイスコイル40の外周部を覆った絶縁
用テープ又は補強紙、42は上記巻終部40a が接続配線さ
れた巻終り端子、43は上記巻始部40b が接続配線された
巻始め端子である。
【0007】45は他の従来例の平角線のコイル線材を使
用したボイスコイル、46は、更に、他の従来例の通称ス
リット線と呼ばれるコイル線材を使用したボイスコイル
である。
用したボイスコイル、46は、更に、他の従来例の通称ス
リット線と呼ばれるコイル線材を使用したボイスコイル
である。
【0008】この様に構成したボイスコイル40及びスピ
ーカは、厚み方向に着磁された上記マグネット3a,3b の
同極側を対向させて反発磁気を発生させ、このマグネッ
ト3a,3b の対向面の間に挟み込んだセンタープレート3c
に前記反発磁気を収束させ、尚且つ、この反発磁気をセ
ンタープレート3cの外周部から外側に磁束にして放出さ
せる。
ーカは、厚み方向に着磁された上記マグネット3a,3b の
同極側を対向させて反発磁気を発生させ、このマグネッ
ト3a,3b の対向面の間に挟み込んだセンタープレート3c
に前記反発磁気を収束させ、尚且つ、この反発磁気をセ
ンタープレート3cの外周部から外側に磁束にして放出さ
せる。
【0009】一方、センタープレート3cの外周部に一定
の間隙4を置いて配置したボイスコイル40を前記磁束に
て駆動せしめ、尚且つ、上記駆動されるボイスコイル40
の外周部にコーン紙8の内周部、即ち、ネック部やサス
ペンション、例えばダンパー10等の内径部を直接配置し
てなるスピーカ、即ち、直接駆動型スピーカを形成して
いた。
の間隙4を置いて配置したボイスコイル40を前記磁束に
て駆動せしめ、尚且つ、上記駆動されるボイスコイル40
の外周部にコーン紙8の内周部、即ち、ネック部やサス
ペンション、例えばダンパー10等の内径部を直接配置し
てなるスピーカ、即ち、直接駆動型スピーカを形成して
いた。
【0010】一般に、コイル線材は丸線を使用する場合
が多く、例えば、コイル線材の導電材直径が0.4mm 以下
の丸線を使用して所定の巻き幅A、及び巻数及び層数を
設定してボイスコイル40を形成する場合、一般的には2
層、若しくは4層に設定される。
が多く、例えば、コイル線材の導電材直径が0.4mm 以下
の丸線を使用して所定の巻き幅A、及び巻数及び層数を
設定してボイスコイル40を形成する場合、一般的には2
層、若しくは4層に設定される。
【0011】このボイスコイル40の巻終部40a、即ち1タ
ーン目の端部、及び巻終部40b、即ち、最終ターン目の端
部がボイスコイル40の外周部の上方に向って引き出さ
れ、尚且つ、上記ボイスコイル40の外周面に沿って上端
部近傍まで這わせるようにして引き回され、この引き回
された巻終部40a と巻始部40b の端部は絶縁用テープ41
にて覆われてボイスコイル40の外周部に固定される。
ーン目の端部、及び巻終部40b、即ち、最終ターン目の端
部がボイスコイル40の外周部の上方に向って引き出さ
れ、尚且つ、上記ボイスコイル40の外周面に沿って上端
部近傍まで這わせるようにして引き回され、この引き回
された巻終部40a と巻始部40b の端部は絶縁用テープ41
にて覆われてボイスコイル40の外周部に固定される。
【0012】この様にして引き出された巻終部40a と巻
始部40b は、例えば、銅箔等を貼り付けた一対の巻終り
端子42及び巻始め端子43に半田24付けされ、ボイスコイ
ル40の巻終部40a と巻始部40b とが、ボイスコイル40の
外周部に配置した巻終り端子42と巻始め端子43に接続配
線される。
始部40b は、例えば、銅箔等を貼り付けた一対の巻終り
端子42及び巻始め端子43に半田24付けされ、ボイスコイ
ル40の巻終部40a と巻始部40b とが、ボイスコイル40の
外周部に配置した巻終り端子42と巻始め端子43に接続配
線される。
【0013】更に、この巻終り端子42と巻始め端子43に
は、先に、同一出願人の「実開平1-42696 号」で開示し
たように、前記ダンパー10上に装着された平編状錦糸線
で形成した入力信号用のリード線11の端部が半田24付け
され、スピーカの入力端子9に供給された入力信号がリ
ード線11を介してボイスコイル40に供給され、このボイ
スコイル40に装着したコーン紙8を駆動していた。
は、先に、同一出願人の「実開平1-42696 号」で開示し
たように、前記ダンパー10上に装着された平編状錦糸線
で形成した入力信号用のリード線11の端部が半田24付け
され、スピーカの入力端子9に供給された入力信号がリ
ード線11を介してボイスコイル40に供給され、このボイ
スコイル40に装着したコーン紙8を駆動していた。
【0014】この様に、コイル線材に丸線を使用したボ
イスコイル40の巻き幅Aにおける導電材の導体占積率は
約50% 程度であった。この導体占積率を向上させるとス
ピーカの磁気効率が向上することは周知の所であって、
この導体占積率を向上させるためにはコイル線材の導電
材の断面形状と、コイル線材の外皮を構成した絶縁層や
接着層が大きな要素となり、この導電材の断面に対する
絶縁層や接着層の占める比率が極力少ないことが好まし
いため、上記導電材の断面形状を長方形、又は正方形な
どの断面にすることによって導体占積率の向上を図って
いた。
イスコイル40の巻き幅Aにおける導電材の導体占積率は
約50% 程度であった。この導体占積率を向上させるとス
ピーカの磁気効率が向上することは周知の所であって、
この導体占積率を向上させるためにはコイル線材の導電
材の断面形状と、コイル線材の外皮を構成した絶縁層や
接着層が大きな要素となり、この導電材の断面に対する
絶縁層や接着層の占める比率が極力少ないことが好まし
いため、上記導電材の断面形状を長方形、又は正方形な
どの断面にすることによって導体占積率の向上を図って
いた。
【0015】図17はコイル線材に丸線を圧延した平角線
を用いたボイスコイル45であり、図18は銅又はアルミ等
の導電材からなる箔等をスリッタ等で任意の幅に切断し
てなるスリット線をコイル線材として用いたボイスコイ
ル46であり、共に前記ボイスコイルの導体占積率を改善
するために考えられたものである。
を用いたボイスコイル45であり、図18は銅又はアルミ等
の導電材からなる箔等をスリッタ等で任意の幅に切断し
てなるスリット線をコイル線材として用いたボイスコイ
ル46であり、共に前記ボイスコイルの導体占積率を改善
するために考えられたものである。
【0016】上記、ボイスコイルの平角線及びスリット
線は、一般には1層のみ巻き付けて巻終部及び巻始部を
ボイスコイル45,46 の上下に配置し、この巻終部及び巻
始部が前記ボイスコイル45,46 の外周部に設けた銅箔等
を貼り付けた巻終り端子及び巻始め端子に半田付けされ
て、ボイスコイル45,46 の巻終部及び巻始部を外周部に
配置することができた。
線は、一般には1層のみ巻き付けて巻終部及び巻始部を
ボイスコイル45,46 の上下に配置し、この巻終部及び巻
始部が前記ボイスコイル45,46 の外周部に設けた銅箔等
を貼り付けた巻終り端子及び巻始め端子に半田付けされ
て、ボイスコイル45,46 の巻終部及び巻始部を外周部に
配置することができた。
【0017】この様に、平角線で形成したボイスコイル
45の導体占積率は約60% 程度であって、前記丸線のボイ
スコイル40に比べて約10% の導体占積率の改善を図るこ
とが可能であり、また、前記スリット線で形成したボイ
スコイル46の導体占積率は約65% と、更に、前記平角線
のボイスコイル45より約5%改善される。
45の導体占積率は約60% 程度であって、前記丸線のボイ
スコイル40に比べて約10% の導体占積率の改善を図るこ
とが可能であり、また、前記スリット線で形成したボイ
スコイル46の導体占積率は約65% と、更に、前記平角線
のボイスコイル45より約5%改善される。
【0018】図19及び図20は他の従来例を示した一般的
な磁気回路を有したスピーカの半断面図とボイスコイル
の斜視図であり、図15と同一部分には同一符合を付し
て、その説明を省略する。図19及び図20において、50は
入力端子9からコーン紙8に設けた中継端子8aとを配線
したリード線であり、51はヨークである。
な磁気回路を有したスピーカの半断面図とボイスコイル
の斜視図であり、図15と同一部分には同一符合を付し
て、その説明を省略する。図19及び図20において、50は
入力端子9からコーン紙8に設けた中継端子8aとを配線
したリード線であり、51はヨークである。
【0019】52はコイル線材を丸線で巻き幅Aに形成し
たボイスコイルであり、このボイスコイル52の巻終部52
a と巻始部52b とはボイスコイル52の上端部に引き出さ
れている。53はボイスコイルボビン、54はボイスコイル
ボビン53の外周部上に装着された絶縁用テープ又は補強
紙である。
たボイスコイルであり、このボイスコイル52の巻終部52
a と巻始部52b とはボイスコイル52の上端部に引き出さ
れている。53はボイスコイルボビン、54はボイスコイル
ボビン53の外周部上に装着された絶縁用テープ又は補強
紙である。
【0020】上記、ボイスコイル52のコイル線材は一般
に使用される丸線であり、この丸線のボイスコイル52
は、前述したように所定の巻き幅A、及び巻数を一般に
は2層又は4層に設定し、上記ボイスコイルボビン53の
下端部近傍に巻き付けて形成され、巻終部52a 及び巻始
部52b はボイスコイル52の上端部で、尚且つ、ボイスコ
イルボビン53の外周部に配置される。
に使用される丸線であり、この丸線のボイスコイル52
は、前述したように所定の巻き幅A、及び巻数を一般に
は2層又は4層に設定し、上記ボイスコイルボビン53の
下端部近傍に巻き付けて形成され、巻終部52a 及び巻始
部52b はボイスコイル52の上端部で、尚且つ、ボイスコ
イルボビン53の外周部に配置される。
【0021】即ち、ボイスコイルボビン53に外周部に配
置されたボイスコイル52の巻終部52a 及び巻始部52b の
延長線は、ボイスコイルボビン53に外周部に密着した状
態で絶縁用テープ54で覆われて固定され、更に、コーン
紙8上を介して中継端子8aに接続配線される。
置されたボイスコイル52の巻終部52a 及び巻始部52b の
延長線は、ボイスコイルボビン53に外周部に密着した状
態で絶縁用テープ54で覆われて固定され、更に、コーン
紙8上を介して中継端子8aに接続配線される。
【0022】この様に、形成された一般的なスピーカの
ボイスコイル52の導体占積率は、ボイスコイル52を丸線
で形成したので、前記、図15で説明した直接駆動型スピ
ーカとほぼ同等の導体占積率になり、平角線やスリット
線に比べて少ない導体占積率になる。また、上記ボイス
コイルボビン53に平角線やスリット線を用いたボイスコ
イルを形成することも可能である。
ボイスコイル52の導体占積率は、ボイスコイル52を丸線
で形成したので、前記、図15で説明した直接駆動型スピ
ーカとほぼ同等の導体占積率になり、平角線やスリット
線に比べて少ない導体占積率になる。また、上記ボイス
コイルボビン53に平角線やスリット線を用いたボイスコ
イルを形成することも可能である。
【0023】また、別の従来例として、磁気効率を向上
させるため鉄等の磁性材をコア材とし、このコア材の周
りに銅等の導電材を溶融付着させてなる線材(一般に、
鉄コア線などという)や、銅等の導電材をコア材とし、
このコア材の周りに鉄材等の磁性材をメッキ付着させて
なる線材(一般に、銅コア線などという)等を使用した
スピーカもあった。
させるため鉄等の磁性材をコア材とし、このコア材の周
りに銅等の導電材を溶融付着させてなる線材(一般に、
鉄コア線などという)や、銅等の導電材をコア材とし、
このコア材の周りに鉄材等の磁性材をメッキ付着させて
なる線材(一般に、銅コア線などという)等を使用した
スピーカもあった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のボイスコイルの構造はコイル線材に一般的な丸線を使
用すると、導体占積率が少なくボイスコイル40の磁気効
率が小さいという欠点があり、前述したように、導体占
積率の改善のため平角線を使用しても平角線が丸線の圧
延加工のため、平角線の断面形状において端部に円弧状
のR部が生じてしまい、このR部によって導体占積率を
損なうという欠点があった。
のボイスコイルの構造はコイル線材に一般的な丸線を使
用すると、導体占積率が少なくボイスコイル40の磁気効
率が小さいという欠点があり、前述したように、導体占
積率の改善のため平角線を使用しても平角線が丸線の圧
延加工のため、平角線の断面形状において端部に円弧状
のR部が生じてしまい、このR部によって導体占積率を
損なうという欠点があった。
【0025】また、上記R部の欠点に対応するためのス
リット線では、R部を無くすことができるが、導体占積
率は約5%程度向上するのみである。しかも、導電材の径
が小さくなるほど、又は導電材の厚さが薄くなるほど外
皮の絶縁層や接着層の占める比率が大きくなり導電材の
導体占積率が悪くなる。
リット線では、R部を無くすことができるが、導体占積
率は約5%程度向上するのみである。しかも、導電材の径
が小さくなるほど、又は導電材の厚さが薄くなるほど外
皮の絶縁層や接着層の占める比率が大きくなり導電材の
導体占積率が悪くなる。
【0026】更に、丸線や平角線、スリット線を使用し
たボイスコイルでボビンレス構造にすると、コイル線を
保持するための接触面積が極端に少なくなり、大入力時
においてコイル線を固着している接着剤が熱による性能
劣化と、ボイスコイル自身の加速度でコイル線が剥離、
即ち、バラケを起こし易く、特に、丸線の場合はボイス
コイルの1層目の上端部、又は下端部からコイル線がバ
ラケ易く、結果的に断線ちなる重大な欠点があった。
たボイスコイルでボビンレス構造にすると、コイル線を
保持するための接触面積が極端に少なくなり、大入力時
においてコイル線を固着している接着剤が熱による性能
劣化と、ボイスコイル自身の加速度でコイル線が剥離、
即ち、バラケを起こし易く、特に、丸線の場合はボイス
コイルの1層目の上端部、又は下端部からコイル線がバ
ラケ易く、結果的に断線ちなる重大な欠点があった。
【0027】また、鉄コア線等の磁性材を含んだボイス
コイル等においても、導体占積率が向上した形態が好ま
しいことは当然であるが、この鉄コア線や銅コア線など
を生成するための導電材と磁性材との量及び材質などの
基本的なコントロールが容易にでき無いという欠点があ
った。
コイル等においても、導体占積率が向上した形態が好ま
しいことは当然であるが、この鉄コア線や銅コア線など
を生成するための導電材と磁性材との量及び材質などの
基本的なコントロールが容易にでき無いという欠点があ
った。
【0028】図19に示した従来からの一般的なスピーカ
においては、ボイスコイルの外側にも磁気ギャップを形
成する為のプレートが配置されているので、ボイスコイ
ルの外径寸法が大きくなると磁気ギャップに入らないな
どの問題が発生し、磁気ギャップを広げねばならず磁気
効率を低減させる結果になるという欠点があった。
においては、ボイスコイルの外側にも磁気ギャップを形
成する為のプレートが配置されているので、ボイスコイ
ルの外径寸法が大きくなると磁気ギャップに入らないな
どの問題が発生し、磁気ギャップを広げねばならず磁気
効率を低減させる結果になるという欠点があった。
【0029】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、テープ状に形成したテープ線を巻き幅を揃えてボイ
スコイルボビンに巻き付けてなるボイスコイルによって
導体占積率を向上させ、尚且つ、コイル線材の導電材と
磁性材との量及び材質等をコントロールして磁気効率を
高め、より高性能のスピーカを構築するボイスコイルの
構造と、このボイスコイルを有したスピーカの構造を提
供するところにある。
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、テープ状に形成したテープ線を巻き幅を揃えてボイ
スコイルボビンに巻き付けてなるボイスコイルによって
導体占積率を向上させ、尚且つ、コイル線材の導電材と
磁性材との量及び材質等をコントロールして磁気効率を
高め、より高性能のスピーカを構築するボイスコイルの
構造と、このボイスコイルを有したスピーカの構造を提
供するところにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係るボイスコ
イルの構造は、予め決められた幅のテープ状に形成せし
めた導電部材の外皮に絶縁層と接着層とを付着してなる
テープ線をボイスコイルボビンに巻き幅を揃えて巻き付
けて形成したものである。
イルの構造は、予め決められた幅のテープ状に形成せし
めた導電部材の外皮に絶縁層と接着層とを付着してなる
テープ線をボイスコイルボビンに巻き幅を揃えて巻き付
けて形成したものである。
【0031】また、上記テープ線のテープ幅がボイスコ
イルボビンに巻き付けてなるボイスコイルの巻き幅と同
寸法に設定されて構成しても良い。更に、上記テープ線
を構成する導電部材の少なくとも一方の面に磁性部材を
付着し、特に、上記磁性部材が強磁性部材であって予め
決められた方向に着磁されていても良い。
イルボビンに巻き付けてなるボイスコイルの巻き幅と同
寸法に設定されて構成しても良い。更に、上記テープ線
を構成する導電部材の少なくとも一方の面に磁性部材を
付着し、特に、上記磁性部材が強磁性部材であって予め
決められた方向に着磁されていても良い。
【0032】導電材から成り一部に巻幅方向に突出する
突起部を有するボイスコイルボビンと、1層目を前記ボ
イスコイルボビンに電気的に接続したボイスコイルとを
有し、前記ボイスコイルボビンの突起部をボイスコイル
の外側に折り曲げることによってボイスコイルの一方の
端子として構成したものである。
突起部を有するボイスコイルボビンと、1層目を前記ボ
イスコイルボビンに電気的に接続したボイスコイルとを
有し、前記ボイスコイルボビンの突起部をボイスコイル
の外側に折り曲げることによってボイスコイルの一方の
端子として構成したものである。
【0033】また、上記ボイスコイルボビンの繋ぎ目に
所定の間隙を設け、この間隙より流し込んだ半田によっ
て上記ボイスコイルボビンと上記ボイスコイルの1層目
とが電気的に接続されるよう構成しても良く、更に、上
記ボイスコイルボビンの1部に穴又は切欠部を設け、こ
の穴又は切欠部より半田を流し込むことによって、ボイ
スコイルの1層目と上記ボイスコイルが電気的に接続さ
れるよう構成しても良い。
所定の間隙を設け、この間隙より流し込んだ半田によっ
て上記ボイスコイルボビンと上記ボイスコイルの1層目
とが電気的に接続されるよう構成しても良く、更に、上
記ボイスコイルボビンの1部に穴又は切欠部を設け、こ
の穴又は切欠部より半田を流し込むことによって、ボイ
スコイルの1層目と上記ボイスコイルが電気的に接続さ
れるよう構成しても良い。
【0034】また、上記テープ線に形成した絶縁層と反
対側を前記ボイスコイルボビンに向けて巻回してボイス
コイルを形成し、このボイスコイルの1層目の任意の部
分がボイスコイルボビンの端子に当接するよう構成した
ものである。
対側を前記ボイスコイルボビンに向けて巻回してボイス
コイルを形成し、このボイスコイルの1層目の任意の部
分がボイスコイルボビンの端子に当接するよう構成した
ものである。
【0035】更に、絶縁材で形成したボイスコイルボビ
ンと、このボイスコイルボビンに巻回されるボイスコイ
ルと、前記ボイスコイルとボイスコイルボビンの間に導
電性の薄板を介在させ、この薄板とボイスコイルを電気
的に接続し、前記薄板をボイスコイルの端子として構成
しても良い。
ンと、このボイスコイルボビンに巻回されるボイスコイ
ルと、前記ボイスコイルとボイスコイルボビンの間に導
電性の薄板を介在させ、この薄板とボイスコイルを電気
的に接続し、前記薄板をボイスコイルの端子として構成
しても良い。
【0036】また、予め決められた幅のテープ状に形成
せしめた導電部材の外側に絶縁層と接着層とを付着して
成るテープ線を巻き幅を揃えて巻き付けて形成したボイ
スコイルの層間にコイルの巻幅方向に突起を有する導電
性の薄板を介在させ、前記突起をコイル外側に折り曲げ
てボイスコイルの巻始め端子として構成したものであ
る。
せしめた導電部材の外側に絶縁層と接着層とを付着して
成るテープ線を巻き幅を揃えて巻き付けて形成したボイ
スコイルの層間にコイルの巻幅方向に突起を有する導電
性の薄板を介在させ、前記突起をコイル外側に折り曲げ
てボイスコイルの巻始め端子として構成したものであ
る。
【0037】更に、上記導電性の薄板が銅箔の部材であ
って、この銅箔部材又はテープ線にクリーム半田を塗布
してボイスコイルの1層目または2層目と半田付けして
構成しても良い。
って、この銅箔部材又はテープ線にクリーム半田を塗布
してボイスコイルの1層目または2層目と半田付けして
構成しても良い。
【0038】上記ボイスコイルの最外層が他方の入力端
子になっていて、巻き付けた上記ボイスコイルの最外層
の端部から所定の長さを逆巻き方向に折り曲げて前記テ
ープ線の導電材を露出させ上記ボイスコイルの巻終り端
子として形成せしめて構成したものである。
子になっていて、巻き付けた上記ボイスコイルの最外層
の端部から所定の長さを逆巻き方向に折り曲げて前記テ
ープ線の導電材を露出させ上記ボイスコイルの巻終り端
子として形成せしめて構成したものである。
【0039】2個のマグネットを磁性材を介在させて同
極が対向するように配置して反発磁界を形成する磁気回
路と、この磁気回路の磁界内に配置され、予め決められ
た幅のテープ状に形成せしめた導電部材の外側に絶縁層
と接着層とを付着してなるテープ線をボイスコイルボビ
ンに巻き幅を揃えて巻き付けて形成しなるボイスコイル
と、リード線が1体的に形成されたダンパーと振動板と
を有し、前記ボイスコイルに前記ダンパーと振動板とを
結合し、前記リード線を前記ボイスコイルに電気的に接
続して構成したスピーカの構造である。
極が対向するように配置して反発磁界を形成する磁気回
路と、この磁気回路の磁界内に配置され、予め決められ
た幅のテープ状に形成せしめた導電部材の外側に絶縁層
と接着層とを付着してなるテープ線をボイスコイルボビ
ンに巻き幅を揃えて巻き付けて形成しなるボイスコイル
と、リード線が1体的に形成されたダンパーと振動板と
を有し、前記ボイスコイルに前記ダンパーと振動板とを
結合し、前記リード線を前記ボイスコイルに電気的に接
続して構成したスピーカの構造である。
【0040】
【作用】この発明によれば、ボイスコイルの構造はボイ
スコイルボビンに巻き付けられるコイル線材として、予
め決められた幅、即ち、スピーカを駆動するために必要
な巻き幅と同寸法の幅に設定したテープ状のテープ線を
用い、このテープ線をボイスコイルボビンに巻き幅を揃
えて巻き付けたものである。
スコイルボビンに巻き付けられるコイル線材として、予
め決められた幅、即ち、スピーカを駆動するために必要
な巻き幅と同寸法の幅に設定したテープ状のテープ線を
用い、このテープ線をボイスコイルボビンに巻き幅を揃
えて巻き付けたものである。
【0041】上記テープ線は、例えば、アルミ箔の導電
層の表面にアルマイト処理した絶縁層と耐熱ワニスをコ
ーティングした接着層とを設けて形成し、一方、ボイス
コイルボビンは、例えば、短冊状に形成したアルミ箔の
導電材の表面に接着層を設けたものを用いる。このボイ
スコイルボビンの端部近傍に突起部を設け、更に、上記
端部の接着層を剥離して導電材が露出した剥離部を設け
る。
層の表面にアルマイト処理した絶縁層と耐熱ワニスをコ
ーティングした接着層とを設けて形成し、一方、ボイス
コイルボビンは、例えば、短冊状に形成したアルミ箔の
導電材の表面に接着層を設けたものを用いる。このボイ
スコイルボビンの端部近傍に突起部を設け、更に、上記
端部の接着層を剥離して導電材が露出した剥離部を設け
る。
【0042】この様に構成した導電材を円筒状に形成し
てボイスコイルボビンとし、ワニスが塗布されたボイス
コイルボビンの表面にメタノールを塗布し、更に、導電
材の上記剥離部にクリーム半田を塗布してボビンの外周
部に前記テープ線の裏面、即ち、導電層側を接触させ
て、ワニスにメタノールを塗布しながら、例えば 130タ
ーン巻き付ける。
てボイスコイルボビンとし、ワニスが塗布されたボイス
コイルボビンの表面にメタノールを塗布し、更に、導電
材の上記剥離部にクリーム半田を塗布してボビンの外周
部に前記テープ線の裏面、即ち、導電層側を接触させ
て、ワニスにメタノールを塗布しながら、例えば 130タ
ーン巻き付ける。
【0043】従って、ボイスコイルボビンにテープ線を
巻き付けたボイスコイルは、テープ線の接着層のワニス
がメタノールで再活性化されてテープ線の層間を堅固に
接着することができる。
巻き付けたボイスコイルは、テープ線の接着層のワニス
がメタノールで再活性化されてテープ線の層間を堅固に
接着することができる。
【0044】上記ボイスコイルの最終巻終部は折り曲げ
られテープ線の導電層が表面に露出した状態で190 度の
オーブン内に30分間放置することによって、この折曲部
のワニスは剥離される。この折曲部を更に半田コートす
ることによって巻終り端子を形成する。また、同時に、
前記クリーム半田を塗布したボイスコイルボビン端部と
テープ線の巻始部とが半田付けされて接続する。
られテープ線の導電層が表面に露出した状態で190 度の
オーブン内に30分間放置することによって、この折曲部
のワニスは剥離される。この折曲部を更に半田コートす
ることによって巻終り端子を形成する。また、同時に、
前記クリーム半田を塗布したボイスコイルボビン端部と
テープ線の巻始部とが半田付けされて接続する。
【0045】即ち、ボイスコイルボビンの導電材はボイ
スコイルの巻始部となり、突起部をボイスコイルの外周
部に沿って絶縁用テープを挟み込んで折り曲げ、この突
起部を半田コート処理することによってボイスコイルの
巻始め端子として形成することができる。
スコイルの巻始部となり、突起部をボイスコイルの外周
部に沿って絶縁用テープを挟み込んで折り曲げ、この突
起部を半田コート処理することによってボイスコイルの
巻始め端子として形成することができる。
【0046】上記、ボイスコイルの巻始め端子と巻終り
端子とが、ボイスコイルに直接接着したダンパーに設け
た入力信号のリード線と接続配線されることにより、ス
ピーカの入力端子に供給された入力信号がボイスコイル
に供給される。上記ダンパーに設けたリード線は平編状
に編んだ錦糸線をダンパーの中心線に平行に2本縫い付
けてダンパーコルゲーションに沿った状態で装着したも
のであり、尚且つ、上記リード線の間隔は巻終り端子と
巻始め端子との間隔と対応している。
端子とが、ボイスコイルに直接接着したダンパーに設け
た入力信号のリード線と接続配線されることにより、ス
ピーカの入力端子に供給された入力信号がボイスコイル
に供給される。上記ダンパーに設けたリード線は平編状
に編んだ錦糸線をダンパーの中心線に平行に2本縫い付
けてダンパーコルゲーションに沿った状態で装着したも
のであり、尚且つ、上記リード線の間隔は巻終り端子と
巻始め端子との間隔と対応している。
【0047】一方、磁気回路は2個のネオジウム系マグ
ネットをリング状に形成し、この2個のマグネットでセ
ンタープレートを挟持するようにしてホルダーに接着剤
などで固定する。上記、2個のマグネットは各々厚さ方
向に着磁され、ホルダーに固定した2個のマグネットの
同極側を対向させ、反発磁気をセンタープレートから外
側に磁束にして放出させる。
ネットをリング状に形成し、この2個のマグネットでセ
ンタープレートを挟持するようにしてホルダーに接着剤
などで固定する。上記、2個のマグネットは各々厚さ方
向に着磁され、ホルダーに固定した2個のマグネットの
同極側を対向させ、反発磁気をセンタープレートから外
側に磁束にして放出させる。
【0048】即ち、上記センタープレートの外周部に一
定の間隙で配置した前記ボイスコイルを、上記磁束にて
駆動することができる。
定の間隙で配置した前記ボイスコイルを、上記磁束にて
駆動することができる。
【0049】また、他のボイスコイルの構成として、上
記テープ線の導電層に同じ幅のテープ状の磁性材又は強
磁性材を接合し、特に、上記強磁性材にはヨークの反発
磁気と磁束方向を合わせて着磁させてコイル線材として
磁性テープ線を使用することにより、より磁気効率の良
いボイスコイルを形成することができる。
記テープ線の導電層に同じ幅のテープ状の磁性材又は強
磁性材を接合し、特に、上記強磁性材にはヨークの反発
磁気と磁束方向を合わせて着磁させてコイル線材として
磁性テープ線を使用することにより、より磁気効率の良
いボイスコイルを形成することができる。
【0050】また、他のボイスコイルの巻始め端子とし
て、ボイスコイルボビンの繋ぎ目に間隙を設け、ボイス
コイルの巻始部とボイスコイルボビンとが上記間隙より
流し込んだ半田によって接続され、上記ボイスコイルボ
ビンの突起部が巻始め端子となるようにしても良い。
て、ボイスコイルボビンの繋ぎ目に間隙を設け、ボイス
コイルの巻始部とボイスコイルボビンとが上記間隙より
流し込んだ半田によって接続され、上記ボイスコイルボ
ビンの突起部が巻始め端子となるようにしても良い。
【0051】更に、ボイスコイルボビンの繋ぎ目の近傍
に穴又は切欠部を設け、この穴又は切欠部より半田を流
し込んでボイスコイルボビンとボイスコイルの巻始部と
を接続し、ボイスコイルボビンの突起部を巻始め端子に
することも可能である。
に穴又は切欠部を設け、この穴又は切欠部より半田を流
し込んでボイスコイルボビンとボイスコイルの巻始部と
を接続し、ボイスコイルボビンの突起部を巻始め端子に
することも可能である。
【0052】また、上記ボイスコイルボビンとボイスコ
イルの1層目との間に銅箔等の導電部材を挟め込み、こ
の銅箔とボイスコイルの1層目とを前述したようにクリ
ーム半田などで接続し、この銅箔の延長部分をボイスコ
イルの外周部に折り曲げて巻始め端子として形成するこ
ともできる。
イルの1層目との間に銅箔等の導電部材を挟め込み、こ
の銅箔とボイスコイルの1層目とを前述したようにクリ
ーム半田などで接続し、この銅箔の延長部分をボイスコ
イルの外周部に折り曲げて巻始め端子として形成するこ
ともできる。
【0053】また、特にボビンレスのボイスコイルの場
合、ボイスコイルの1層目と2層目の間に銅箔等の導電
性の薄板を挟め込み、この銅箔とボイスコイルの1層目
又は2層目とをクリーム半田などで接続し、上記銅箔の
延長部分がボイスコイルの巻始め端子を形成することも
可能である。
合、ボイスコイルの1層目と2層目の間に銅箔等の導電
性の薄板を挟め込み、この銅箔とボイスコイルの1層目
又は2層目とをクリーム半田などで接続し、上記銅箔の
延長部分がボイスコイルの巻始め端子を形成することも
可能である。
【0054】
【実施例】この発明に係るボイスコイルの構造と、この
ボイスコイルを有したスピーカの構造の実施例を図1乃
至図14に基づいて説明する。尚、従来例と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
ボイスコイルを有したスピーカの構造の実施例を図1乃
至図14に基づいて説明する。尚、従来例と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】図1はスピーカの半断面図、図2はコイル
線材であるテープ線の拡大斜視図、図3はボイスコイル
ボビンの斜視図、図4はボイスコイルボビンにテープ線
の巻き付け始めの状態を示した斜視図、図5はテープ線
の巻き終り部を示した拡大斜視図、図6はボイスコイル
ボビンにテープ線を組み立てた状態を示した斜視図、図
7はボイスコイルボビンにテープ線を巻き付けた状態を
示した拡大断面図、図8はボイスコイルと入力信号用リ
ード線の接続配線を示した斜視図、図9は磁気回路を固
定するホルダ−の断面図である。
線材であるテープ線の拡大斜視図、図3はボイスコイル
ボビンの斜視図、図4はボイスコイルボビンにテープ線
の巻き付け始めの状態を示した斜視図、図5はテープ線
の巻き終り部を示した拡大斜視図、図6はボイスコイル
ボビンにテープ線を組み立てた状態を示した斜視図、図
7はボイスコイルボビンにテープ線を巻き付けた状態を
示した拡大断面図、図8はボイスコイルと入力信号用リ
ード線の接続配線を示した斜視図、図9は磁気回路を固
定するホルダ−の断面図である。
【0056】図10は他の実施例の磁性テープ線の拡大斜
視図、図11乃至図13は他の実施例のボイスコイルボビン
にテープ線の巻き始め部を半田付けした状態を示した拡
大斜視図、図14は他の実施例のボイスコイルボビンにテ
ープ線を巻き付けた状態を示した斜視図である。
視図、図11乃至図13は他の実施例のボイスコイルボビン
にテープ線の巻き始め部を半田付けした状態を示した拡
大斜視図、図14は他の実施例のボイスコイルボビンにテ
ープ線を巻き付けた状態を示した斜視図である。
【0057】図において、1はボイスコイル、1wはコイ
ル用線材であるテープ線であり、ボイスコイル1はテー
プ線1wを巻回することによって形成される。上記、テー
プ線1wは、例えば、厚さD1≒10μのアルミ箔の導電層1a
と、このアルミ箔の表面にアルマイト処理を施して厚さ
D2≒1μの酸化皮膜層を形成せしめ、この酸化皮膜層を
絶縁層1bとし、この絶縁層1bの上に耐熱性ワニスをコー
ティングして厚さD3≒2μ〜2.5 μの接着層1cを設け、
幅A=10mmに設定してスリッタにてカットしてテープ状
に加工したものであり、このテープ線1wの総厚さD4≒12
μ〜12.5μになる。
ル用線材であるテープ線であり、ボイスコイル1はテー
プ線1wを巻回することによって形成される。上記、テー
プ線1wは、例えば、厚さD1≒10μのアルミ箔の導電層1a
と、このアルミ箔の表面にアルマイト処理を施して厚さ
D2≒1μの酸化皮膜層を形成せしめ、この酸化皮膜層を
絶縁層1bとし、この絶縁層1bの上に耐熱性ワニスをコー
ティングして厚さD3≒2μ〜2.5 μの接着層1cを設け、
幅A=10mmに設定してスリッタにてカットしてテープ状
に加工したものであり、このテープ線1wの総厚さD4≒12
μ〜12.5μになる。
【0058】また、例えば、上記テープ線1wが耐熱性を
要求されない場合は、酸化皮膜層の代わりに、一般的に
使用されているポリウレタン等からなる絶縁層1bと接着
層1cを設けて構成することもできる。
要求されない場合は、酸化皮膜層の代わりに、一般的に
使用されているポリウレタン等からなる絶縁層1bと接着
層1cを設けて構成することもできる。
【0059】2はボイスコイルボビンであり、このボイ
スコイルボビン2はアリミ製のボビン材を加工したもの
である。例えば、図3に示すように、厚さD5=0.09mm の
アルミ箔2aの表面に厚さD6≒10μの接着層2bを設け、更
に幅B=11mm、長さC=110mm の短冊状に形成したもの
である。
スコイルボビン2はアリミ製のボビン材を加工したもの
である。例えば、図3に示すように、厚さD5=0.09mm の
アルミ箔2aの表面に厚さD6≒10μの接着層2bを設け、更
に幅B=11mm、長さC=110mm の短冊状に形成したもの
である。
【0060】上記、短冊状の長さCの端部近傍に幅E=
8mm、長さF≒10mmの舌辺状の突起部2cを設け、この突
起部2cの付根近傍に幅G≒1.8mm、長さH≒2mmの切欠部
2dを両側2カ所に形成し、また、ボイスコイルボビン2
の長さC方向の端部のいずれかの1端部、若しくは両端
部に剥離部2eを設ける。この剥離部2eは前記接着層2bの
端部の幅I≒1mm 程度を剥離して形成したものである。
8mm、長さF≒10mmの舌辺状の突起部2cを設け、この突
起部2cの付根近傍に幅G≒1.8mm、長さH≒2mmの切欠部
2dを両側2カ所に形成し、また、ボイスコイルボビン2
の長さC方向の端部のいずれかの1端部、若しくは両端
部に剥離部2eを設ける。この剥離部2eは前記接着層2bの
端部の幅I≒1mm 程度を剥離して形成したものである。
【0061】図5乃至図7において、20はテープ線1wの
最終層の端部を矢印J方向に折り曲げて形成した折曲
部、21は上記折曲部20の表面処理を施して形成した巻終
り端子、22は前記ボイスコイルボビン2の突起部2cを折
り曲げて形成した巻始め端子、23は絶縁用テープであ
る。
最終層の端部を矢印J方向に折り曲げて形成した折曲
部、21は上記折曲部20の表面処理を施して形成した巻終
り端子、22は前記ボイスコイルボビン2の突起部2cを折
り曲げて形成した巻始め端子、23は絶縁用テープであ
る。
【0062】図9において、ヨーク3とホルダー5は従
来例と同様のものであり、5bはセンターガイド5aの下端
部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート3cの高さ方
向の位置出しを行う段部、5cはホルダー5の外側に設け
たフランジ部、5dは上記フランジ部5cに90度振り分けて
4カ所に形成された取付部、5eは上記取付部5dに設けて
タップ加工した取付穴である。
来例と同様のものであり、5bはセンターガイド5aの下端
部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート3cの高さ方
向の位置出しを行う段部、5cはホルダー5の外側に設け
たフランジ部、5dは上記フランジ部5cに90度振り分けて
4カ所に形成された取付部、5eは上記取付部5dに設けて
タップ加工した取付穴である。
【0063】この様に構成したボイスコイルボビン2
は、上記接着層2bが表側になるようカールさせ、図4に
示すように円筒状に形成し、例えば、直径35.55mm のコ
イル巻き治具(図示せず)にセットする。この様にセッ
トしたボイスコイルボビン2の表面に適量のメタノール
を塗布し、更に、前記剥離部2eにクリーム半田を塗布
し、前記テープ線1wの裏面、即ち、導電層1a側を上記ボ
イスコイルボビン2の外周部に接触させ、尚且つ、テー
プ線1wの表面、即ち、接着層1c側にメタノールを必要量
塗布しながら約130 ターン巻き付けてボイスコイル1を
形成する。
は、上記接着層2bが表側になるようカールさせ、図4に
示すように円筒状に形成し、例えば、直径35.55mm のコ
イル巻き治具(図示せず)にセットする。この様にセッ
トしたボイスコイルボビン2の表面に適量のメタノール
を塗布し、更に、前記剥離部2eにクリーム半田を塗布
し、前記テープ線1wの裏面、即ち、導電層1a側を上記ボ
イスコイルボビン2の外周部に接触させ、尚且つ、テー
プ線1wの表面、即ち、接着層1c側にメタノールを必要量
塗布しながら約130 ターン巻き付けてボイスコイル1を
形成する。
【0064】上記、メタノールはテープ線1wの表面の接
着層1cのワニスを再活性化させるためのものであり、こ
の再活性化されたワニスでテープ線1wの層間を接着する
ことができる。
着層1cのワニスを再活性化させるためのものであり、こ
の再活性化されたワニスでテープ線1wの層間を接着する
ことができる。
【0065】上記、テープ線1wをボイスコイルボビン2
に巻き付けた後、テープ線1wの最終層端部を矢印J方向
に折り曲げて折曲部20を形成し、この折曲部20をボイス
コイル1の外周部に密着させることによって、この折曲
部20のアルマイト絶縁層1bが内側になり、導電層1aが表
側に配置される。
に巻き付けた後、テープ線1wの最終層端部を矢印J方向
に折り曲げて折曲部20を形成し、この折曲部20をボイス
コイル1の外周部に密着させることによって、この折曲
部20のアルマイト絶縁層1bが内側になり、導電層1aが表
側に配置される。
【0066】この様に、テープ線1wの最終層の端部を折
り曲げ加工した状態のボイスコイル1を約 190度のオー
ブン内に約30分間放置してワニスを硬化させた後、前記
折曲部20のワニスを剥離すると導電層1aが露出し、ボイ
スコイル1の外周部に導電層1aの折曲部20が配置される
ことになり、この折曲部20を半田コート処理してボイス
コイル1の巻終端子21を形成することができる。
り曲げ加工した状態のボイスコイル1を約 190度のオー
ブン内に約30分間放置してワニスを硬化させた後、前記
折曲部20のワニスを剥離すると導電層1aが露出し、ボイ
スコイル1の外周部に導電層1aの折曲部20が配置される
ことになり、この折曲部20を半田コート処理してボイス
コイル1の巻終端子21を形成することができる。
【0067】また、他の実施例として、上記ボイスコイ
ル1の最終端部を折り曲げなくとも、最外周部の所定長
の部分の絶縁層1bと接着層1cを剥離し、この剥離部分を
半田コート処理してそのまま巻終端子21としても良い。
また、他の実施例として、前記テープ線1wの接着層1cに
ワニスを片面のみに塗布したが、ワニスコート層の厚み
D3を半分にしてテープ線1wの両面に接着層1cを設けて構
成しても良い。
ル1の最終端部を折り曲げなくとも、最外周部の所定長
の部分の絶縁層1bと接着層1cを剥離し、この剥離部分を
半田コート処理してそのまま巻終端子21としても良い。
また、他の実施例として、前記テープ線1wの接着層1cに
ワニスを片面のみに塗布したが、ワニスコート層の厚み
D3を半分にしてテープ線1wの両面に接着層1cを設けて構
成しても良い。
【0068】前記ボイスコイル1をオーブン内に放置中
に前述したクリーム半田が溶融してボイスコイルボビン
2の端部外周部の剥離部2eと、テープ線1wの裏面側、即
ち、1層目の導電層1aとが半田付けされ、更に、ボイス
コイルボビン2に設けた突起部2cに対応して絶縁用テー
プ23を貼り付け、この絶縁用テープ23に沿って上記突起
部2cをボイスコイル1の外側の外周部方向に、しかも外
周部に密着させるよう折り曲げる。
に前述したクリーム半田が溶融してボイスコイルボビン
2の端部外周部の剥離部2eと、テープ線1wの裏面側、即
ち、1層目の導電層1aとが半田付けされ、更に、ボイス
コイルボビン2に設けた突起部2cに対応して絶縁用テー
プ23を貼り付け、この絶縁用テープ23に沿って上記突起
部2cをボイスコイル1の外側の外周部方向に、しかも外
周部に密着させるよう折り曲げる。
【0069】上記、突起部2cは付根に切欠部2dが設けら
れているので、この突起部2cは簡単に折り曲げ加工する
ことができ、この折り曲げた突起部2cをボイスコイル1
の外周に密着する形状を容易に保持することが可能であ
り、この折り曲げた突起部2cがボイスコイル1の1層目
と接続配線されたボイスコイルボビン2の一部であるた
め、この突起部2cの外側部分に半田コートを施すことに
よって巻始め端子22を形成することができる。
れているので、この突起部2cは簡単に折り曲げ加工する
ことができ、この折り曲げた突起部2cをボイスコイル1
の外周に密着する形状を容易に保持することが可能であ
り、この折り曲げた突起部2cがボイスコイル1の1層目
と接続配線されたボイスコイルボビン2の一部であるた
め、この突起部2cの外側部分に半田コートを施すことに
よって巻始め端子22を形成することができる。
【0070】この様にして形成したボイスコイル1の上
記折曲部20の巻終り端子21をスピーカ入力信号の正端子
とし、上記突起部2cの巻始め端子22を負端子としてボイ
スコイル1を測定すると、内径ф2=35.55mm、外径ф3=39
mm、 巻き幅A=10mm、ボイスコイルボビン2の幅B=11mm、
直流抵抗R≒5.4 Ωの数値を得ることができる。このボ
イスコイル1の導体占積率を計算すると約72%であっ
て、従来例に比べて大きな導体占積率を得ることができ
る。
記折曲部20の巻終り端子21をスピーカ入力信号の正端子
とし、上記突起部2cの巻始め端子22を負端子としてボイ
スコイル1を測定すると、内径ф2=35.55mm、外径ф3=39
mm、 巻き幅A=10mm、ボイスコイルボビン2の幅B=11mm、
直流抵抗R≒5.4 Ωの数値を得ることができる。このボ
イスコイル1の導体占積率を計算すると約72%であっ
て、従来例に比べて大きな導体占積率を得ることができ
る。
【0071】また、上記巻終り端子21及び巻始め端子22
はボイスコイル1の最内周部及び最外周部の任意の1カ
所のワニスを剥離した導電部が電気的に接続されること
によって形成させることも可能である。
はボイスコイル1の最内周部及び最外周部の任意の1カ
所のワニスを剥離した導電部が電気的に接続されること
によって形成させることも可能である。
【0072】図9において、ヨーク3とホルダー5は従
来例と同様のものであり、5bはセンターガイド5aの下端
部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート3cの高さ方
向の位置出しを行う段部、5cはホルダー5の外側に設け
たフランジ部、5dは上記フランジ部5cに90度振り分けて
4カ所に形成された取付部、5eは上記取付部5dに設けて
タップ加工した取付穴である。
来例と同様のものであり、5bはセンターガイド5aの下端
部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート3cの高さ方
向の位置出しを行う段部、5cはホルダー5の外側に設け
たフランジ部、5dは上記フランジ部5cに90度振り分けて
4カ所に形成された取付部、5eは上記取付部5dに設けて
タップ加工した取付穴である。
【0073】スピーカの磁気回路はマグネット3a,3b を
ホルダー5に固定して磁気回路を形成するが、上記マグ
ネット3a,3b がネオジウム系のマグネット3a,3b であ
り、形状は外径34mm、内径12mm、厚さ9mm のリング状の
ものを2個使用し、このマグネット3a,3b を各々厚さ方
向に着磁する。
ホルダー5に固定して磁気回路を形成するが、上記マグ
ネット3a,3b がネオジウム系のマグネット3a,3b であ
り、形状は外径34mm、内径12mm、厚さ9mm のリング状の
ものを2個使用し、このマグネット3a,3b を各々厚さ方
向に着磁する。
【0074】上記マグネット3a,3b とセンタープレート
3cとを支持するため、上記ホルダー5をアルミ材で作製
し、このホルダー5の底部の中央に底部から上方に向っ
た円筒状のセンターガイド5aを設け、このセンターガイ
ド5aの下端部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート
3cの高さ方向の位置出し機能を有した段部5bにアクリル
系の接着剤を塗布した後、上記マグネット3bのN極を上
方に向けてマグネット3bの内径部をセンターガイド5aに
挿入する。このセンターガイド5aの外径ф6 は、ф6=1
1.95mm に加工されているため前記マグネット3bの挿入
は簡単に可能である。
3cとを支持するため、上記ホルダー5をアルミ材で作製
し、このホルダー5の底部の中央に底部から上方に向っ
た円筒状のセンターガイド5aを設け、このセンターガイ
ド5aの下端部にマグネット3a,3b 及びセンタープレート
3cの高さ方向の位置出し機能を有した段部5bにアクリル
系の接着剤を塗布した後、上記マグネット3bのN極を上
方に向けてマグネット3bの内径部をセンターガイド5aに
挿入する。このセンターガイド5aの外径ф6 は、ф6=1
1.95mm に加工されているため前記マグネット3bの挿入
は簡単に可能である。
【0075】この様に、センターガイド5aに挿入したマ
グネット3bの上面に接着剤を塗布した後、外径35.55mm、
内径11.95mm、厚さ6mm のリング状で内径及び内径の稜線
部にC0.4の面取り加工を施した鉄製のセンタープレート
3cの内径部をセンターガイド5aに圧入する。このセンタ
ープレート3cの下面が、先に挿入したマグネット3bのN
極側に密着する位置まで押し込んで固定する。
グネット3bの上面に接着剤を塗布した後、外径35.55mm、
内径11.95mm、厚さ6mm のリング状で内径及び内径の稜線
部にC0.4の面取り加工を施した鉄製のセンタープレート
3cの内径部をセンターガイド5aに圧入する。このセンタ
ープレート3cの下面が、先に挿入したマグネット3bのN
極側に密着する位置まで押し込んで固定する。
【0076】更に、圧入後のセンタープレート3cの上面
に接着剤を塗布し、マグネット3aのN極を下方に向けて
マグネット3a内径部をセンターガイド5aに挿入し、セン
タープレート3cの上面に密着する位置まで押し込んで固
定する。
に接着剤を塗布し、マグネット3aのN極を下方に向けて
マグネット3a内径部をセンターガイド5aに挿入し、セン
タープレート3cの上面に密着する位置まで押し込んで固
定する。
【0077】この様に、マグネット3a,3b とセンタープ
レート3cとをホルダー5に固定した状態で、マグネット
3a,3b のN極同志が向かい合い、尚且つ、センタープレ
ート3cを挟持した状態でセンタープレート3cの外周部が
マグネット3a,3b の外周部より約0.775mm 外側に飛び出
た状態で設置される。
レート3cとをホルダー5に固定した状態で、マグネット
3a,3b のN極同志が向かい合い、尚且つ、センタープレ
ート3cを挟持した状態でセンタープレート3cの外周部が
マグネット3a,3b の外周部より約0.775mm 外側に飛び出
た状態で設置される。
【0078】この様にして形成した磁気回路のホルダー
5をフレーム7に取り付けるが、上記ホルダー5には外
側に幅2mm、厚さ2.5mm のフランジ部5cが設けられ、こ
のフランジ5cに90度振り分けた4カ所に取付部5dが形成
され、この取付部5dの各々にタップ加工した取付穴5eが
形成されている。
5をフレーム7に取り付けるが、上記ホルダー5には外
側に幅2mm、厚さ2.5mm のフランジ部5cが設けられ、こ
のフランジ5cに90度振り分けた4カ所に取付部5dが形成
され、この取付部5dの各々にタップ加工した取付穴5eが
形成されている。
【0079】一方、ホルダー5を取り付ける位置に対応
したフレーム7の底部には4個の穴径4.5mm の取付穴
(図示せず)が設けられている。上記ホルダー5のフラ
ンジ部5cにゴム系の接着剤を塗布した後、上記フレーム
7の取付穴に上記ホルダー5の4個の取付穴5eの位置を
合わせ、直径4mm の取付ビス6でフレーム7に固定する
ことができる。
したフレーム7の底部には4個の穴径4.5mm の取付穴
(図示せず)が設けられている。上記ホルダー5のフラ
ンジ部5cにゴム系の接着剤を塗布した後、上記フレーム
7の取付穴に上記ホルダー5の4個の取付穴5eの位置を
合わせ、直径4mm の取付ビス6でフレーム7に固定する
ことができる。
【0080】この様に、マグネット3a,3b とセンタープ
レート3cとを固定した磁気回路に設置されたボイスコイ
ル1にダンパー10を接着する。ダンパー10はフエノール
等の熱硬化樹脂を含浸させ熱成型加工を施しコルゲーシ
ョン10a 等を成型したものであり、このダンパー10に平
編状に編んだ錦糸線のリード線11を中心線に平行に2本
縫い付けてダンパーコルゲーション10a に沿った状態で
装着し、尚且つ、上記平編状の錦糸線のリード線11の間
隔は前記ボイスコイル1の外周部に設けた巻終り端子21
及び巻始め端子22の間隔と対応している。
レート3cとを固定した磁気回路に設置されたボイスコイ
ル1にダンパー10を接着する。ダンパー10はフエノール
等の熱硬化樹脂を含浸させ熱成型加工を施しコルゲーシ
ョン10a 等を成型したものであり、このダンパー10に平
編状に編んだ錦糸線のリード線11を中心線に平行に2本
縫い付けてダンパーコルゲーション10a に沿った状態で
装着し、尚且つ、上記平編状の錦糸線のリード線11の間
隔は前記ボイスコイル1の外周部に設けた巻終り端子21
及び巻始め端子22の間隔と対応している。
【0081】図8に示すように、ボイスコイル1の外周
部にダンパー10の内周部を取り付ける場合、ボイスコイ
ル1の外周部に設けられた巻終り端子21と巻始め端子22
と、ダンパー10の内周部まで及んだ2本の平編状錦糸線
のリード線11の端部との位置を合わせてダンパー10を所
定の位置に設置した後、ボイスコイル1の外周部の巻終
り端子21と巻始め端子22にダンパー10の内周部の2本の
リード線11を半田24付けして接続配線する。
部にダンパー10の内周部を取り付ける場合、ボイスコイ
ル1の外周部に設けられた巻終り端子21と巻始め端子22
と、ダンパー10の内周部まで及んだ2本の平編状錦糸線
のリード線11の端部との位置を合わせてダンパー10を所
定の位置に設置した後、ボイスコイル1の外周部の巻終
り端子21と巻始め端子22にダンパー10の内周部の2本の
リード線11を半田24付けして接続配線する。
【0082】更に、上記ボイスコイル1の外周部とダン
パー10の内周部の接触部に接着剤を塗布した後、コーン
紙8のネック部を挿入し、このコーン紙8のネック部に
接着剤を塗布し、ボイスコイル1とコーン紙8及びダン
パー10を接着し、この接着剤で前記半田24付けした接続
部分を覆って直接駆動型スピーカとして完成させること
ができる。
パー10の内周部の接触部に接着剤を塗布した後、コーン
紙8のネック部を挿入し、このコーン紙8のネック部に
接着剤を塗布し、ボイスコイル1とコーン紙8及びダン
パー10を接着し、この接着剤で前記半田24付けした接続
部分を覆って直接駆動型スピーカとして完成させること
ができる。
【0083】以上、ボイスコイルボビン2に導電材2aを
使用してボイスコイル1を形成するよう説明したが、導
電材2aを使用せず絶縁部材からなるボイスコイルボビ
ン、例えば、耐熱フィルム等からなるボイスコイルボビ
ンの表面の全部、又は一部必要箇所に銅箔等の導電層を
設けて構成しても同様の効果を出すことができる。
使用してボイスコイル1を形成するよう説明したが、導
電材2aを使用せず絶縁部材からなるボイスコイルボビ
ン、例えば、耐熱フィルム等からなるボイスコイルボビ
ンの表面の全部、又は一部必要箇所に銅箔等の導電層を
設けて構成しても同様の効果を出すことができる。
【0084】図10乃至図14は本発明のテープ線1wの他の
実施例を示したものであり、図10において、1xは磁性テ
ープ線、1dは磁性材であり、上記磁性テープ線1xはワニ
スに強磁性材又は軟磁性材等からなる磁性材1dの粉末を
混入させ、この粉末をテープ線1wの導電層1aの表面にコ
ートして装着したものである。
実施例を示したものであり、図10において、1xは磁性テ
ープ線、1dは磁性材であり、上記磁性テープ線1xはワニ
スに強磁性材又は軟磁性材等からなる磁性材1dの粉末を
混入させ、この粉末をテープ線1wの導電層1aの表面にコ
ートして装着したものである。
【0085】前述したボイスコイル1のテープ線1wの代
わりに、上記磁性テープ線1xを使用することができ、こ
の磁性テープ線1xを使用することによって、より磁気効
率を高めたボイスコイルを形成することが可能である。
わりに、上記磁性テープ線1xを使用することができ、こ
の磁性テープ線1xを使用することによって、より磁気効
率を高めたボイスコイルを形成することが可能である。
【0086】また、上記磁性テープ線1xを銅等の導電材
と鉄等の磁性材1dを圧接して形成することもでき、ま
た、銅箔等の導電材に鉄等の磁性材1dを鍍金又は蒸着な
どの手段で磁性材1dを装着し、磁性テープ線1xとして使
用することも可能であり、また、鉄等の磁性材1dのテー
プに銅等の導電材を鍍金又は蒸着などの手段で装着して
磁性テープ線1xを形成しても良い。更に、導電材に強磁
性材を装着した場合、ボイスコイル1の強磁性材をラジ
アル方向、即ち、磁気回路3のセンタープレート3cに収
束した反発磁気の放出磁束と同方向に着磁することによ
り、導電層1aを通過する磁束密度を上げることができ、
より磁気効率を向上させることが可能である。
と鉄等の磁性材1dを圧接して形成することもでき、ま
た、銅箔等の導電材に鉄等の磁性材1dを鍍金又は蒸着な
どの手段で磁性材1dを装着し、磁性テープ線1xとして使
用することも可能であり、また、鉄等の磁性材1dのテー
プに銅等の導電材を鍍金又は蒸着などの手段で装着して
磁性テープ線1xを形成しても良い。更に、導電材に強磁
性材を装着した場合、ボイスコイル1の強磁性材をラジ
アル方向、即ち、磁気回路3のセンタープレート3cに収
束した反発磁気の放出磁束と同方向に着磁することによ
り、導電層1aを通過する磁束密度を上げることができ、
より磁気効率を向上させることが可能である。
【0087】図11乃至図13はボイスコイル1の巻始端部
とボイスコイルボビン2の端部とを接続配線する他の実
施例を示したものであり、図において、24は半田、25は
ボイスコイルボビン2を円筒状に形成した時の繋ぎ目の
間隙、26はボイスコイルボビン2の繋ぎ目の近傍に設け
た穴、27はボイスコイルボビン2の繋ぎ目の近傍に設け
た切欠部である。
とボイスコイルボビン2の端部とを接続配線する他の実
施例を示したものであり、図において、24は半田、25は
ボイスコイルボビン2を円筒状に形成した時の繋ぎ目の
間隙、26はボイスコイルボビン2の繋ぎ目の近傍に設け
た穴、27はボイスコイルボビン2の繋ぎ目の近傍に設け
た切欠部である。
【0088】ボイスコイルボビン2の繋ぎ目に設けた間
隙25に半田24を流し込み、ボイスコイルボビン2の導電
層2aとボイスコイル1の巻始部、即ち、1層目の導電層
1aとを半田24付けして接続配線することができる。同様
に、上記繋ぎ目の近傍に設けた上記穴26及び切欠部27か
ら半田24を流し込んでボイスコイルボビン2の導電層2a
とボイスコイル1の巻始部の導電層1aとを半田24付けし
て接続配線することができる。
隙25に半田24を流し込み、ボイスコイルボビン2の導電
層2aとボイスコイル1の巻始部、即ち、1層目の導電層
1aとを半田24付けして接続配線することができる。同様
に、上記繋ぎ目の近傍に設けた上記穴26及び切欠部27か
ら半田24を流し込んでボイスコイルボビン2の導電層2a
とボイスコイル1の巻始部の導電層1aとを半田24付けし
て接続配線することができる。
【0089】この様に、ボイスコイルボビン2とボイス
コイル1とを接続配線することにより、ボイスコイルボ
ビン2の突起部2cを前述したように、ボイスコイル1の
巻始め端子22とすることが可能になる。
コイル1とを接続配線することにより、ボイスコイルボ
ビン2の突起部2cを前述したように、ボイスコイル1の
巻始め端子22とすることが可能になる。
【0090】また、ボイスコイルボビン2を使用しない
場合、即ち、ボビンレス構造のボイスコイルの構造(図
示せず)では、ボイスコイル1の1層目と2層目との間
にクリーム半田を塗布した銅箔等からなる導電材の薄板
を挟み込んで巻き付け、ボイスコイル1の上端部から飛
び出た、上記銅箔をボイスコイル1の外周部に折り曲げ
て、前述した突起部2cと同様にボイスコイル1の巻始め
端子22を形成することができる。
場合、即ち、ボビンレス構造のボイスコイルの構造(図
示せず)では、ボイスコイル1の1層目と2層目との間
にクリーム半田を塗布した銅箔等からなる導電材の薄板
を挟み込んで巻き付け、ボイスコイル1の上端部から飛
び出た、上記銅箔をボイスコイル1の外周部に折り曲げ
て、前述した突起部2cと同様にボイスコイル1の巻始め
端子22を形成することができる。
【0091】図14は、一般的に使用されている従来型ス
ピーカ(従来例を示した図19のスピーカ)に使用可能な
本発明のテープ線1wを用いた場合の他の実施例であり、
図において、30はボイスコイルボビン、31は絶縁テープ
又は補強紙であり、32はテープ線1wの巻終端部を折り曲
げて構成した巻終端子、33はテープ線1wの巻始め端子で
ある。
ピーカ(従来例を示した図19のスピーカ)に使用可能な
本発明のテープ線1wを用いた場合の他の実施例であり、
図において、30はボイスコイルボビン、31は絶縁テープ
又は補強紙であり、32はテープ線1wの巻終端部を折り曲
げて構成した巻終端子、33はテープ線1wの巻始め端子で
ある。
【0092】ボイスコイルボビン30を絶縁テープ31で覆
って、ボイスコイルボビン30の下部近傍にテープ幅Aの
テープ線1wを巻き付けてボイスコイル1を形成し、この
テープ線1wの巻終端部及び巻始端部は所定の間隔を保持
してボイスコイルボビン30の上部方向に折り曲げて延長
して接着剤等で固定する。
って、ボイスコイルボビン30の下部近傍にテープ幅Aの
テープ線1wを巻き付けてボイスコイル1を形成し、この
テープ線1wの巻終端部及び巻始端部は所定の間隔を保持
してボイスコイルボビン30の上部方向に折り曲げて延長
して接着剤等で固定する。
【0093】上記、折り曲げた巻始端部は上記絶縁テー
プ31の内側に配置され、絶縁テープ31の所定位置に設け
た切欠部から巻始端部が露出して巻始め端子33を形成
し、一方、巻終端部は絶縁テープ31の外側に配置して巻
終り端子32を形成する。この巻始め端子33と巻終り端子
32の設定位置はボイスコイルボビン30の絶縁テープ31の
接着されるコーン紙8からのリード線と合致する位置に
設定されている。即ち、巻始め端子33と巻終り端子32は
コーン紙8に配線されたリード線と半田付けされて接続
配線される。
プ31の内側に配置され、絶縁テープ31の所定位置に設け
た切欠部から巻始端部が露出して巻始め端子33を形成
し、一方、巻終端部は絶縁テープ31の外側に配置して巻
終り端子32を形成する。この巻始め端子33と巻終り端子
32の設定位置はボイスコイルボビン30の絶縁テープ31の
接着されるコーン紙8からのリード線と合致する位置に
設定されている。即ち、巻始め端子33と巻終り端子32は
コーン紙8に配線されたリード線と半田付けされて接続
配線される。
【0094】この様にして組み立てた一般的なスピーカ
の構造であっても、ボイスコイル1をテープ線1w又は磁
性テープ線1xなどで構成して導体占積率を高めることが
可能となる。但し、上記一般的なスピーカの磁気回路用
のギャップ、即ち、間隙4にボイスコイルボビン30に巻
き付けたボイスコイル1を納めるためには、上記テープ
線1wの導電部層1aの厚さD1が5μ以下のものが要求され
る。
の構造であっても、ボイスコイル1をテープ線1w又は磁
性テープ線1xなどで構成して導体占積率を高めることが
可能となる。但し、上記一般的なスピーカの磁気回路用
のギャップ、即ち、間隙4にボイスコイルボビン30に巻
き付けたボイスコイル1を納めるためには、上記テープ
線1wの導電部層1aの厚さD1が5μ以下のものが要求され
る。
【0095】
【発明の効果】この発明に係るボイスコイルの構造と、
このボイスコイルを有したスピーカの構造は前述のよう
に、コイル線材をテープ状に形成したテープ線又は磁性
テープ線を使用することによって、ボイスコイルの導体
占積率を約70% と大きくすることができ、従来の丸線や
平角線、スリット線に比べて7%〜22% 以上向上する数値
を得ることが可能となった。
このボイスコイルを有したスピーカの構造は前述のよう
に、コイル線材をテープ状に形成したテープ線又は磁性
テープ線を使用することによって、ボイスコイルの導体
占積率を約70% と大きくすることができ、従来の丸線や
平角線、スリット線に比べて7%〜22% 以上向上する数値
を得ることが可能となった。
【0096】また、ボイスコイルの巻始端子をボイスコ
イルの外周部に容易に導き出して配置し、巻終端子をボ
イスコイルの外周部に配置する構造としたので、反発磁
気回路のスピーカで、特にボイスコイルの外側に磁極を
持たず磁気ギャップを持たないスピーカに極めて有効な
ボイスコイルの構造を実現することができるという効果
がある。
イルの外周部に容易に導き出して配置し、巻終端子をボ
イスコイルの外周部に配置する構造としたので、反発磁
気回路のスピーカで、特にボイスコイルの外側に磁極を
持たず磁気ギャップを持たないスピーカに極めて有効な
ボイスコイルの構造を実現することができるという効果
がある。
【0097】スピーカへの入力信号用のリード線をボイ
スコイルの外周部に設けた巻始め端子及び巻終り端子に
半田付けして接続配線することができるので、配線工程
が容易にでき、生産性を損なうこと無くスピーカの組み
立てができるという効果もある。
スコイルの外周部に設けた巻始め端子及び巻終り端子に
半田付けして接続配線することができるので、配線工程
が容易にでき、生産性を損なうこと無くスピーカの組み
立てができるという効果もある。
【0098】また、ボイスコイルのコイル線材をテープ
状にしたので、コイル線材の接触面積が大きくなり、ボ
イスコイルの振幅方向の加速度に強い構造となり、コイ
ル線材のバラケは基本的には起こらない構造である。即
ち、ボビンレス構造のボイスコイルであっても信頼性が
向上する。
状にしたので、コイル線材の接触面積が大きくなり、ボ
イスコイルの振幅方向の加速度に強い構造となり、コイ
ル線材のバラケは基本的には起こらない構造である。即
ち、ボビンレス構造のボイスコイルであっても信頼性が
向上する。
【0099】更に、テープ状のテープ線に磁性材を付着
させたものにおいてはボイスコイルのコイル間に磁性材
が介在することになり、スピーカの磁気効率を向上させ
ることができる。また、磁性材の量をコントロールし易
いので目的用途に応じたスピーカ構造を容易に作製する
ことができるという効果がある。
させたものにおいてはボイスコイルのコイル間に磁性材
が介在することになり、スピーカの磁気効率を向上させ
ることができる。また、磁性材の量をコントロールし易
いので目的用途に応じたスピーカ構造を容易に作製する
ことができるという効果がある。
【0100】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図1】この発明に係るボイスコイル及びスピーカの構
造の実施例を示したスピーカの反断面図である。
造の実施例を示したスピーカの反断面図である。
【図2】コイル線材であるテープ線の構造を示した拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図3】ボイスコイルボビンの構造を示した斜視図であ
る。
る。
【図4】ボイスコイルボビンにテープ線の巻始端部を巻
き付けた状態を示した斜視図である。
き付けた状態を示した斜視図である。
【図5】テープ線の巻終端部の折曲部を示した拡大斜視
図である。
図である。
【図6】ボイスコイルボビンにテープ線を組み立てた状
態を示した斜視図である。
態を示した斜視図である。
【図7】ボイスコイルボビンにテープ線を巻き付けた状
態を示した拡大側面断面図である。
態を示した拡大側面断面図である。
【図8】ボイスコイルの巻始め端子及び巻終り端子と入
力信号用リード線との接続配線を示した斜視図である。
力信号用リード線との接続配線を示した斜視図である。
【図9】磁気回路のヨークとヨークを固定するホルダ−
とを組み立てた状態を示した断面図である。
とを組み立てた状態を示した断面図である。
【図10】他の実施例の磁性テープ線の構造を示した拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図11】他の実施例のボイスコイルボビンの繋ぎ目間
隙から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を接続配線
した状態を示した拡大斜視図である。
隙から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を接続配線
した状態を示した拡大斜視図である。
【図12】他の実施例のボイスコイルボビンの繋ぎ目近
傍の穴から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を接続
配線した状態を示した拡大斜視図である。
傍の穴から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を接続
配線した状態を示した拡大斜視図である。
【図13】他の実施例のボイスコイルボビンの繋ぎ目近
傍の切欠部から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を
接続配線した状態を示した拡大斜視図である。
傍の切欠部から半田を流し込んでテープ線の巻始端部を
接続配線した状態を示した拡大斜視図である。
【図14】他の実施例のボイスコイルボビンに巻き付け
たボイスコイルを示した斜視図である。
たボイスコイルを示した斜視図である。
【図15】従来例を示したスピーカの半断面図である。
【図16】従来のボイスコイルの巻始め端子及び巻終り
端子と入力信号用リード線との接続配線を示した斜視図
である。
端子と入力信号用リード線との接続配線を示した斜視図
である。
【図17】平角線を使用したボイスコイルの拡大断面図
である。
である。
【図18】スリット線を使用したボイスコイルの拡大断
面図である。
面図である。
【図19】従来の一般的磁気回路を有したスピーカの半
断面図である。
断面図である。
【図20】図19のスピーカのボイスコイルを示した斜視
図である。
図である。
1 ボイスコイル 1a テープ線の導電層 1b テープ線の絶縁層 1c テープ線の接着層 1d 磁性材 1w テープ線 1x 磁性テープ線 2 ボイスコイルボビン 2a ボイスコイルボビンのアルミ箔 2b ボイスコイルボビンの接着層 2c ボイスコイルボビンの突起部 2d ボイスコイルボビンの切欠部 2e ボイスコイルボビンの剥離部 3 ヨーク 3a,3b マグネット 3c センタープレート 4 間隙 5 ホルダー 5a ホルダーのセンターガイド 5b ホルダーの段部 5c ホルダーのフランジ部 5d ホルダーの取付部 5e ホルダーの取付穴 6 取付ビス 7 フレーム 8 コーン紙 9 入力端子 10 ダンパー 10a ダンパーのコルゲーション 11 リード線 20 折曲部 21 巻終り端子 22 巻始め端子 23 絶縁用テープ 24 半田 25 繋ぎ目の間隙 26 穴 27 切欠部 30 ボイスコイルボビン 31 絶縁用テープ 32 巻終り端子 33 巻始め端子
Claims (15)
- 【請求項1】 予め決められた幅のテープ状に形成せし
めた導電部材の外側に絶縁層と接着層とを付着してなる
テープ線をボイスコイルボビンに巻き幅を揃えて巻き付
けて形成したことを特徴とするボイスコイルの構造。 - 【請求項2】 上記テープ線のテープ幅がボイスコイル
ボビンに巻き付けてなるボイスコイルの巻き幅と同寸法
に設定されたことを特徴とする請求項1記載のボイスコ
イルの構造。 - 【請求項3】 上記テープ線を構成する導電部材の少な
くとも一方の面に磁性部材を付着してなることを特徴と
する請求項1記載のボイスコイルの構造。 - 【請求項4】 上記磁性部材が強磁性部材であって予め
決められた方向に着磁されてなることを特徴とする請求
項3記載のボイスコイルの構造。 - 【請求項5】 導電材から成り一部に巻幅方向に突出す
る突起部を有するボイスコイルボビンと、1層目を前記
ボイスコイルボビンに電気的に接続したボイスコイルと
を有し、 前記ボイスコイルボビンの突起部をボイスコイルの外側
に折り曲げることによってボイスコイルの一方の端子と
したことをことを特徴とするスピーカ用ボイスコイルの
構造。 - 【請求項6】 上記ボイスコイルボビンの繋ぎ目に所定
の間隙を設け、この間隙より流し込んだ半田によって上
記ボイスコイルボビンと上記ボイスコイルの1層目とが
電気的に接続されるよう構成したことを特徴とする請求
項5記載のボイスコイルの構造。 - 【請求項7】 上記ボイスコイルボビンの1部に穴を設
け、この穴より半田を流し込むことによって、ボイスコ
イルの1層目と上記ボイスコイルが電気的に接続される
よう構成したことを特徴とする請求項5記載のボイスコ
イルの構造。 - 【請求項8】 上記ボイスコイルボビンの1部に切欠部
を設け、この切欠部より半田を流し込むことによって、
ボイスコイルの1層目と上記ボイスコイルが電気的に接
続されるよう構成したことを特徴とする請求項5記載の
ボイスコイルの構造。 - 【請求項9】 上記テープ線に形成した絶縁層と反対側
を前記ボイスコイルボビンに向けて巻回してボイスコイ
ルを形成し、このボイスコイルの1層目の任意の部分が
ボイスコイルボビンの端子に当接するよう構成したこと
を特徴とする請求項5記載のスピーカ用ボイスコイルの
構造。 - 【請求項10】 絶縁材で形成したボイスコイルボビン
と、このボイスコイルボビンに巻回されるボイスコイル
と、前記ボイスコイルとボイスコイルボビンの間に導電
性の薄板を介在させ、この薄板とボイスコイルを電気的
に接続し、前記薄板をボイスコイルの端子としたことを
特徴とするスピーカ用のボイスコイルの構造。 - 【請求項11】 予め決められた幅のテープ状に形成せ
しめた導電部材の外側に絶縁層と接着層とを付着して成
るテープ線を巻き幅を揃えて巻き付けて形成したボイス
コイルの層間にコイルの巻幅方向に突起を有する導電性
の薄板を介在させ、前記突起をコイル外側に折り曲げて
ボイスコイルの巻始め端子としたスピーカ用ボビンレス
ボイスコイルの構造。 - 【請求項12】 上記導電性の薄板が銅箔の部材であっ
て、この銅箔部材又はテープ線にクリーム半田を塗布し
てボイスコイルの1層目または2層目と半田付けしたこ
とを特徴とする請求項11記載のボイスコイルの構造。 - 【請求項13】 上記ボイスコイルの最外層が他方の入
力端子になっていることを特徴とする請求項5又は10
又は11記載のボイスコイルの構造。 - 【請求項14】 巻き付けた上記ボイスコイルの最外層
の端部から所定の長さを逆巻き方向に折り曲げて前記テ
ープ線の導電材を露出させ上記ボイスコイルの巻終り端
子として形成せしめたことを特徴とする請求項13記載
のボイスコイルの構造。 - 【請求項15】 2個のマグネットを磁性材を介在させ
て同極が対向するように配置して反発磁界を形成する磁
気回路と、この磁気回路の磁界内に配置され、予め決め
られた幅のテープ状に形成せしめた導電部材の外側に絶
縁層と接着層とを付着してなるテープ線をボイスコイル
ボビンに巻き幅を揃えて巻き付けて形成しなるボイスコ
イルと、リード線が1体的に形成されたダンパーと振動
板とを有し、前記ボイスコイルに前記ダンパーと振動板
とを結合し、前記リード線を前記ボイスコイルに電気的
に接続したことを特徴とするスピーカの構造。
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |