JPH06303919A - 錦鯉及びその生産方法 - Google Patents

錦鯉及びその生産方法

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JPH06303919A
JPH06303919A JP5127730A JP12773093A JPH06303919A JP H06303919 A JPH06303919 A JP H06303919A JP 5127730 A JP5127730 A JP 5127730A JP 12773093 A JP12773093 A JP 12773093A JP H06303919 A JPH06303919 A JP H06303919A
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JP
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nishikigoi
carps
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tochu
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JP5127730A
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English (en)
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Takahiro Futaki
高▲廣▼ 二木
Michiko Futaki
通子 二木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は杜仲を投与することを特徴とする、体
形の良い、体色が鮮明なツヤ・テリの強い、観賞価値の
高い錦鯉の生産方法及び、その生産方法により生産され
る、体形の良い、休色が鮮明な、ツヤ・テリの強い、観
賞価値の高い錦鯉を提供するものである。 【構成】従来錦鯉の体形を良くするためや、体色の改善
を行うために、高タンパク飼料や色揚げ剤を過剰投与す
る事が多く、そのための弊害が起こる事が良く知られて
いる。上述した飼料の過剰投与における問題点を、錦鯉
に杜仲を投与することにより問題点が解決出来ることを
見いだし、本発明を成すに至った。即ち錦鯉に杜仲を投
与する事により、体形の良い錦鯉、即ち過太りになら
ず、腹の垂れていない、尾筒まで細くならない、素直で
理想的な体形、また発色が自然で、白地の黄ばみや緋喰
症の出ない、観賞価値の高い錦鯉を生産出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体形が良く、体色が鮮明
な、ツヤ・テリの強い、観賞価値の高い錦鯉およびその
生産方法に関するものである。
【0002】本発明の生産方法により、体形の良い、体
色が鮮明な、ツヤ・テリの強い錦鯉を得ることができ観
賞価値の高い錦鯉を生産することができる。
【0003】
【従来の技術およびその問題点】従来錦鯉の発育を促進
し体形を良くするために、高タンパク飼料を高水温期に
多用する方法が一般的に行われているが、往々にして短
期間に過剰投与される事により、過太りになり腹の垂れ
た尾筒の細い体形の悪い鯉となる事が多かった。
【0004】また体色の改善を行うために、色揚げ剤例
えば、植物性の物としてスピルリナクロレラ、ドナリエ
ラなど、動物性の物として例えば、オキアミ、カニ、エ
ビなど、あるいは抽出色素例えば、抽出ベータカロチ
ン、抽出アスタキサンチン、などを高水温期に用いる方
法が行われている。しかしこれらの色揚げ剤も過剰投与
される事が多く、そのため発色が不自然である、白地の
黄ばみが出る、あるいは緋喰症の併発等の起こる事が良
く知られている。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上述した従来飼料、色
揚げ剤における問題点を解決すべく種々検討を重ねた結
果、錦鯉に杜仲を投与することにより、問題点が解決出
来ることを見いだし、本発明を成すに至った。即ち錦鯉
に杜仲を投与する事により体形の良い錦鯉、即ち過太り
にならず、腹の垂れていない、尾筒まで細くならない素
直で理想的な体形の錦鯉を生産する事が出来る。
【0006】また発色が自然で、白地の黄ばみや緋喰症
の出ない、観賞価値の高い錦鯉を生産出来る。
【0007】則ち本発明は杜仲を投与することを特徴と
する、体形の良い、体色の鮮明な、ツヤ・テリの強い、
観賞価値の高い錦鯉の生産方法及び、その生産方法によ
り生産される、体形の良い、体色の鮮明な、ツヤ・テリ
の強い、観賞価値の高い錦鯉を提供するものである。
【0008】本発明において錦鯉とは、鑑賞を目的とし
て飼育されるもので、通常食用としては用いない鯉であ
り、例えば、紅白・大正三色・昭和三色・べっ甲・写り
もの浅黄・秋翠・衣・松葉・五色・黄金・プラチナ・は
りわけ・大和錦・孔雀黄金等一般的に錦鯉と呼ばれるも
のを指す。
【0009】体形の良い錦鯉とは、過太りにならず、腹
の垂れていない、尾筒まで細くならない素直な体形を有
する鯉である。
【0010】体色が鮮明な錦鯉とは、模様を成している
色が緻密で層が厚く、ツヤの良いテリの有る斑紋とな
り、さらに地体とのキワに練込が出て、食い込むように
際立ちサシが詰まった鯉で、地体も厚みを増しツヤ・テ
リ良く輝き、墨の有る鯉は墨が起きキワ良くツヤ・テリ
が乗った鯉である。
【0011】杜仲(Eucommia ulmoide
s OLIVER)は中国原産の落葉喬木であり日本で
もよく生育しその樹皮乾燥物が漢方薬として用いられて
いるが、本発明においてはその植物名として用いる。
【0012】本発明においては、杜仲の木質部を除く全
木を、そのまま粉砕し用いる事ができるが通常、保存取
り扱いの便宜上、また安定供給経済性において乾燥葉の
粉末が好ましい。杜仲の葉を晩秋のころ収穫し、天日若
しくは通風の良い所で乾燥し裁断機等で粉砕し粉末とし
て、飼料に塗布あるいは練り餌に混合して投与する。
【0013】錦鯉への投与量としては、概ね飼料全量の
0.1〜50%(W/W)の範囲であれば良く魚令、投
与方法等で異なるが、好ましくは飼料全量の1〜10%
(W/W)の範囲で投与し、また錦鯉の体重当たりで
は、0.5〜10g/kg/日の範囲で投与する。
【0014】投与方法としては、杜仲葉乾燥粉末を、少
量の水で湿らせた飼料に塗布するか或は練り餌に混合し
て通常の餌と同様な方法で投与する。
【0015】投与の期間は特に限定されないが、一般的
には春から秋の増体期、特に7〜9月の高水温期が好ま
しい。
【0016】錦鯉の魚令については、0〜7才位の体づ
くりの期間、及び3〜10才位の仕上げの期間、と幅広
い魚令への投与が可能である。
【0017】
【発明の作用、効果】錦鯉に杜仲を投与する事により、
体形が良く、体色が鮮明な、ツヤ・テリの強い鑑賞価値
の高い錦鯉を生産することが出来る。
【0018】
【実施例】次に実施例を示して、本発明を更に具体的に
説明する。
【0019】実施例 1 明4才の錦鯉(紅白)を投与群と対象群各20匹ずつ無
作為に養殖池に入れ飼育した。投与群には市販の浮き餌
に、杜仲2%を塗布し朝夕2回、食べ残さない量を投与
した。 対象群には市販の浮き餌を、そのまま同様に投
与した。
【0020】投与を7〜9月の3ヶ月間、毎日継続して
行った後、錦鯉の体形、体色、ツヤテリ等の評価を行っ
た。
【0021】評価の方法は、投与群、対象群各20匹の
錦鯉を1匹ずつ容器に入れ、投与群対象群を明らかにせ
ず、審査員ABC3人で仕上がりが良い、普通、悪い、
の3段階で評価し、結果を表にまとめた。
【0022】体形と、過太り、腹の垂れについては、以
下のような結果が得られた。
【0023】
【表1】
【0024】則ち投与群の”良い”が平均8.6匹”普
通”が平均6.0匹”悪い”が平均5.3匹に対し、対
象群で”良い”は平均4.3匹”普通”は平均9.0”
悪い”は平均6.6匹となり、投与群では、錦鯉の本来
持っている素質が引き出され、体形の良いものが、圧倒
的に多くなっていることが分かった。
【0025】体色の内、緋の層、ツヤ・テリについて
は、以下のような結果が得られた。
【0026】
【表2】
【0027】即ち投与群の”良い”が平均13.6匹”
普通”が平均3.6匹”悪い”が平均2.6匹に対し、
対象群で”良い”は平均4.0匹 ”普通”は平均8.
3匹”悪い”は平均7.6匹となり、投与群では、錦鯉
の本来持っている素質が引き出され、緋の層やツヤ・テ
リの良いものが、圧倒的に多くなっていることが分かっ
た。
【0028】体色の内、緋ギワ、サシについては、以下
のような結果が得られた。
【0029】
【表3】
【0030】即ち投与群の”良い”が平均7.6匹”普
通”が平均6.6匹”悪い”が平均5.6匹に対し、対
象群で”良い”は平均5.6匹”普通”は平均8.0
匹”悪い”は平均6.3匹となり、投与群では、錦鯉の
本来持っている素質が引き出され、緋ギワ、サシの良い
ものが、圧倒的に多くなっていることが分かった。
【0031】体色の内、白地の層、ツヤ・テリについて
は、以下のような結果が得られた。
【0032】
【表4】
【0033】即ち投与群の、”良い”が平均14.0
匹”普通”が平均3.6匹”悪い”が平均2.3匹に対
し、対象群で”良い”は平均4.6匹”普通”は平均
8.0匹”悪い”は平均7.3匹となり、投与群では、
錦鯉の本来持っている素質が引き出され、白地の層、ツ
ヤ・テリの良いものが、圧倒的に多くなっていることが
分かった。
【0034】実施例 2 明4才の錦鯉(大正三色)を用い、実施例1と同様に飼
育し、投与後評価を行い次の結果を得た。
【0035】体形と、過太り、腹の垂れについては、以
下のような結果が得られた。
【0036】
【表5】
【0037】即ち投与群の、”良い”が平均7.6匹”
普通”が平均6.6匹”悪い”が平均5.6匹に対し、
対象群で”良い”は平均5.6匹”普通”は平均7.6
匹”悪い”は平均 6.6匹となり、投与群では、錦鯉
の本来持っている素質が引き出され、体形の良いもの
が、圧倒的に多くなっていることが分かった。
【0038】体色の内、緋の層、ツヤ・テリについて
は、以下のような結果が得られた。
【0039】
【表6】
【0040】即ち投与群の、”良い”が平均12.3
匹”普通”が平均5.0匹”悪い”が平均2.6匹に対
し、対象群で”良い”は平均6.3匹”普通”は平均
7.0匹”悪い”は平均6.6匹となり、投与群では、
錦鯉の本来持っている素質が引き出され、緋の層やツヤ
・テリの良いものが、圧倒的に多くなっていることが分
かった。
【0041】体色の内、緋ギワ、サシについては、以下
のような結果が得られた。
【0042】
【表7】
【0043】即ち投与群の、”良い”が平均7.3匹”
普通”が平均7.3匹”悪い”が平均5.3匹に対し、
対象群で”良い”は平均5.6匹”普通”は平均8.0
匹”悪い”は平均6.3匹となり、投与群では、錦鯉の
本来持っている素質が引き出され、緋ギワ、サシの良い
ものが、圧倒的に多くなっていることが分かった。
【0044】体色の内、白地の層、ツヤ・テリについて
は、以下のような結果が得られた。
【0045】
【表8】
【0046】即ち投与群の、”良い”が平均12.3
匹”普通”が平均4.3匹”悪い”が平均3.3匹に対
し、対象群で”良い”は平均5.6匹”普通”は平均
7.6匹”悪い”は平均6.6匹となり、投与群では、
錦鯉の本来持っている素質が引き出され、白地の層、ツ
ヤ・テリの良いものが、圧倒的に多くなっていることが
分かった。
【0047】体色の内、墨については、以下のような結
果が得られた。
【0048】
【表9】
【0049】即ち投与群の、”良い”が平均8.3匹”
普通”が平均6.3匹”悪い”が平均5.3匹に体し、
対象群で”良い”は平均6.0匹”普通”は平均7.6
匹”悪い”は平均6.3匹となり、投与群では、錦鯉の
本来持っている素質が引き出され、墨が起き、キワ良
く、ツヤ・テリの良いものが、圧倒的に多くなっている
ことが分かった。
【0050】以上のごとく各項目共総て、対象群に比
べ、投与群の結果が上回っており、明らかに錦鯉の鑑賞
価値が、高くなっている事を証明している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杜仲を投与し養殖した、体形の
    良い、体色の鮮明なツヤ・テリの強い、観賞価値の高い
    錦鯉。
  2. 【請求項2】 錦鯉に杜仲を投与することを特
    徴とする、請求項1記載の錦鯉の生産方法。
JP5127730A 1993-04-20 1993-04-20 錦鯉及びその生産方法 Pending JPH06303919A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346164B1 (ko) * 1997-11-24 2002-11-30 학교법인 건국대학교 육질개선용 양어 사료 및 그의 제조방법
CN102429107A (zh) * 2011-10-24 2012-05-02 天津市晨辉饲料有限公司 一种使锦鲤体色鲜艳的配合饲料及其制备方法
CN109303022A (zh) * 2018-10-30 2019-02-05 安徽农业大学 一种优质锦鲤的生态培育方法
CN110178971A (zh) * 2019-04-12 2019-08-30 华中农业大学 红白锦鲤育成配合饲料及其应用

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CN109303022B (zh) * 2018-10-30 2020-10-13 安徽农业大学 一种优质锦鲤的生态培育方法
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