JPH06304623A - 金属板のエッジドロップ評価方法 - Google Patents
金属板のエッジドロップ評価方法Info
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- JPH06304623A JPH06304623A JP5094576A JP9457693A JPH06304623A JP H06304623 A JPH06304623 A JP H06304623A JP 5094576 A JP5094576 A JP 5094576A JP 9457693 A JP9457693 A JP 9457693A JP H06304623 A JPH06304623 A JP H06304623A
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- rolling
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高精度な板クラウン・形状制御に
適用し得るエッジドロップの評価方法を提供することを
目的とする。 【構成】 金属板の圧延工程での圧延後の圧延材板幅端
部近傍におけるエッジドロップ量を算出・評価する方法
で、圧延材板幅端部近傍の板プロフィルをボディクラウ
ンおよびエッジドロップ領域に分け、ボディクラウンを
4次式以下の多項式を用いて近似し、ついでその近似関
数の板幅方向の延長線と圧延後の板端から25mm以内の
任意の幅方向位置での板プロフィルとの差異をエッジド
ロップ量とすることを特徴とする金属板のエッジドロッ
プ評価方法。
適用し得るエッジドロップの評価方法を提供することを
目的とする。 【構成】 金属板の圧延工程での圧延後の圧延材板幅端
部近傍におけるエッジドロップ量を算出・評価する方法
で、圧延材板幅端部近傍の板プロフィルをボディクラウ
ンおよびエッジドロップ領域に分け、ボディクラウンを
4次式以下の多項式を用いて近似し、ついでその近似関
数の板幅方向の延長線と圧延後の板端から25mm以内の
任意の幅方向位置での板プロフィルとの差異をエッジド
ロップ量とすることを特徴とする金属板のエッジドロッ
プ評価方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延金属板の板幅方向
板厚分布を圧延工程において制御あるいは評価する技術
にかかわり、特に圧延材板幅端部近傍に存在する急激な
板厚減少、すなわちエッジドロップを制御あるいは評価
する方法に関する。
板厚分布を圧延工程において制御あるいは評価する技術
にかかわり、特に圧延材板幅端部近傍に存在する急激な
板厚減少、すなわちエッジドロップを制御あるいは評価
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず従来のエッジドロップ評価方法につ
いて説明する。圧延材の板プロフィルは図17に示すよ
うにボディクラウン領域とエッジドロップ領域に大別さ
れる。このような圧延材に対して、圧延材の板クラウン
を板幅方向全体にわたって低減するためには、ボディク
ラウンを低減することはもとより、圧延材板幅端部にお
けるエッジドロップをも低減することが不可欠になる。
いて説明する。圧延材の板プロフィルは図17に示すよ
うにボディクラウン領域とエッジドロップ領域に大別さ
れる。このような圧延材に対して、圧延材の板クラウン
を板幅方向全体にわたって低減するためには、ボディク
ラウンを低減することはもとより、圧延材板幅端部にお
けるエッジドロップをも低減することが不可欠になる。
【0003】金属板の圧延工程での圧延材板幅端部近傍
に存在するエッジドロップを制御あるいは管理するため
にはエッジドロップを、その発生メカニズムを考慮した
上で合理的に定義・評価する必要がある。これに関する
従来法として、熱間圧延、冷間圧延を問わず、たとえば
図16に示すようにエッジドロップ量を圧延材板幅端部
近傍における2点間、すなわち板幅方向位置a,b間に
おける板厚の差異または板クラウンの差異として表わす
評価方法が知られている。この場合、たとえば図16に
示すように圧延後の板プロフィルまたは板クラウンを圧
延材板幅方向の関数として表わした場合、エッジドロッ
プ量は、式(1),(2)において評価される。 Ed=t(a)−t(b) (1) Ed=C(b)−C(a) (2) ここで、Edはエッジドロップ量、t(X)は板厚、C
(X)は板クラウン、Xは板幅方向位置である。上記従
来法によるエッジドロップ評価を行うための板幅方向位
置a,bに関する具体例として、たとえば表1に示した
ような圧延材板幅方向位置が知られている。
に存在するエッジドロップを制御あるいは管理するため
にはエッジドロップを、その発生メカニズムを考慮した
上で合理的に定義・評価する必要がある。これに関する
従来法として、熱間圧延、冷間圧延を問わず、たとえば
図16に示すようにエッジドロップ量を圧延材板幅端部
近傍における2点間、すなわち板幅方向位置a,b間に
おける板厚の差異または板クラウンの差異として表わす
評価方法が知られている。この場合、たとえば図16に
示すように圧延後の板プロフィルまたは板クラウンを圧
延材板幅方向の関数として表わした場合、エッジドロッ
プ量は、式(1),(2)において評価される。 Ed=t(a)−t(b) (1) Ed=C(b)−C(a) (2) ここで、Edはエッジドロップ量、t(X)は板厚、C
(X)は板クラウン、Xは板幅方向位置である。上記従
来法によるエッジドロップ評価を行うための板幅方向位
置a,bに関する具体例として、たとえば表1に示した
ような圧延材板幅方向位置が知られている。
【0004】
【表1】
【0005】次に従来のエッジドロップ制御技術につい
て説明する。従来技術による板プロフィルの制御は、ボ
ディクラウン制御とエッジドロップ制御に分けられる。
ボディクラウン制御は、複数の圧延パスを用いて行われ
る。これは、圧延材のボディクラウンには圧延パス間で
遺伝性が存在すること、および金属板の圧延工程では圧
延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で圧延を行う
ことから、1パスあたりのボディクラウンの修正量はあ
まり大きく取れないためである。従って大幅にボディク
ラウンを修正するためには、圧延パスの前半から積極的
にボディクラウンを制御する必要がある。
て説明する。従来技術による板プロフィルの制御は、ボ
ディクラウン制御とエッジドロップ制御に分けられる。
ボディクラウン制御は、複数の圧延パスを用いて行われ
る。これは、圧延材のボディクラウンには圧延パス間で
遺伝性が存在すること、および金属板の圧延工程では圧
延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で圧延を行う
ことから、1パスあたりのボディクラウンの修正量はあ
まり大きく取れないためである。従って大幅にボディク
ラウンを修正するためには、圧延パスの前半から積極的
にボディクラウンを制御する必要がある。
【0006】エッジドロップ制御は、たとえば、特開昭
58−221601号公報に開示されているように図1
5に示すような片台形ロールを上下ワークロールWRと
し、これらのミルセンターを中心にして点対称に配置
し、かつロール軸方向に移動可能な設備を有する圧延機
において、少なくとも最終圧延パスの1パス前で圧延材
板幅端部がロールテーパ部にかかるように圧延を施し、
圧延材板幅端部の板厚を通常より大きくし(これを以下
の説明ではエッジアップEuと称する)、ついで最終圧
延パスで滑らかなロールクラウンを有する圧延機におい
て圧延を施す方法、およびエッジドロップに起因するロ
ール偏平量を小さくするために圧延荷重、すなわち最終
圧延パスにて圧下率を下げる方法が知られている。ま
た、これらのエッジドロップ制御の従来技術は特開昭5
8−221601号公報に開示されているようにエッジ
ドロップが圧延パス間での遺伝性が小さいことから、圧
延工程の最終圧延パスもしくは1パス前で行われてい
る。
58−221601号公報に開示されているように図1
5に示すような片台形ロールを上下ワークロールWRと
し、これらのミルセンターを中心にして点対称に配置
し、かつロール軸方向に移動可能な設備を有する圧延機
において、少なくとも最終圧延パスの1パス前で圧延材
板幅端部がロールテーパ部にかかるように圧延を施し、
圧延材板幅端部の板厚を通常より大きくし(これを以下
の説明ではエッジアップEuと称する)、ついで最終圧
延パスで滑らかなロールクラウンを有する圧延機におい
て圧延を施す方法、およびエッジドロップに起因するロ
ール偏平量を小さくするために圧延荷重、すなわち最終
圧延パスにて圧下率を下げる方法が知られている。ま
た、これらのエッジドロップ制御の従来技術は特開昭5
8−221601号公報に開示されているようにエッジ
ドロップが圧延パス間での遺伝性が小さいことから、圧
延工程の最終圧延パスもしくは1パス前で行われてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来法によるエッジド
ロップ評価方法は、たとえば図16に示すようにエッジ
ドロップ量を圧延材板幅端部近傍における板幅方向位置
a,b間での板クラウンの差異として評価するが、この
領域はエッジドロップとボディクラウンによる板厚変化
が混在しているため、エッジドロップのみを評価してい
るのではなく、圧延材板幅端部近傍でのボディクラウン
をも含めた板厚変化量の評価を行っていることになる。
ロップ評価方法は、たとえば図16に示すようにエッジ
ドロップ量を圧延材板幅端部近傍における板幅方向位置
a,b間での板クラウンの差異として評価するが、この
領域はエッジドロップとボディクラウンによる板厚変化
が混在しているため、エッジドロップのみを評価してい
るのではなく、圧延材板幅端部近傍でのボディクラウン
をも含めた板厚変化量の評価を行っていることになる。
【0008】この従来法を用いて、たとえば図14に示
すようなボディクラウンが大きい圧延材に対してエッジ
ドロップ量を評価した場合、それが最終圧延パスの出側
で目標とするエッジドロップ量よりも大きければ、エッ
ジドロップの低減を行う必要がある。
すようなボディクラウンが大きい圧延材に対してエッジ
ドロップ量を評価した場合、それが最終圧延パスの出側
で目標とするエッジドロップ量よりも大きければ、エッ
ジドロップの低減を行う必要がある。
【0009】エッジドロップ制御の従来法としては、た
とえば図15に示すような片台形ロールを上下ワークロ
ールとし、これらをミルセンターを中心にして点対称に
配置し、少なくとも最終圧延パスの1パス前で圧延材板
幅端部がロールテーパ部にかかるように圧延を施しエッ
ジアップさせ、最終圧延パスにて滑らかなロールクラウ
ンを有する圧延機において圧延を施す圧延方法がある。
たとえば図10に示すように最終圧延パス出側で目標と
するエッジドロップ量を確保するためには、最終圧延パ
スの1パス前で片台形ロールを大幅にシフトして圧延材
板幅端部近傍がロールテーパ部にかかるように圧延を施
し、図11に示すように最終圧延パス入側において、少
なくとも最終圧延パス出側の目標とするエッジドロップ
量を満足させる必要がある。この場合、圧延材板幅端部
近傍でのボディクラウンによる板厚減少までエッジアッ
プさせることになり、図11中点線(1)に示すように
最終圧延パス入側の板プロフィルは圧延材板幅端部近傍
において不自然にエッジアップすることになる。ついで
最終圧延パスにて滑らかなロールクラウンで圧延を施し
たとしても最終圧延パス出側の板プロフィルは図11中
点線(1)に示すように圧延材板幅端部近傍で不自然な
形態になる。
とえば図15に示すような片台形ロールを上下ワークロ
ールとし、これらをミルセンターを中心にして点対称に
配置し、少なくとも最終圧延パスの1パス前で圧延材板
幅端部がロールテーパ部にかかるように圧延を施しエッ
ジアップさせ、最終圧延パスにて滑らかなロールクラウ
ンを有する圧延機において圧延を施す圧延方法がある。
たとえば図10に示すように最終圧延パス出側で目標と
するエッジドロップ量を確保するためには、最終圧延パ
スの1パス前で片台形ロールを大幅にシフトして圧延材
板幅端部近傍がロールテーパ部にかかるように圧延を施
し、図11に示すように最終圧延パス入側において、少
なくとも最終圧延パス出側の目標とするエッジドロップ
量を満足させる必要がある。この場合、圧延材板幅端部
近傍でのボディクラウンによる板厚減少までエッジアッ
プさせることになり、図11中点線(1)に示すように
最終圧延パス入側の板プロフィルは圧延材板幅端部近傍
において不自然にエッジアップすることになる。ついで
最終圧延パスにて滑らかなロールクラウンで圧延を施し
たとしても最終圧延パス出側の板プロフィルは図11中
点線(1)に示すように圧延材板幅端部近傍で不自然な
形態になる。
【0010】他のエッジドロップ制御としては、たとえ
ば最終圧延パスにて圧下率を下げる方法がある。この場
合、図14に示すようにボディクラウンが大きい圧延材
に軽圧下を行うため、圧延材板幅中央部と端部近傍との
圧延方法における伸歪差が大きくなり中伸び形状とな
る。
ば最終圧延パスにて圧下率を下げる方法がある。この場
合、図14に示すようにボディクラウンが大きい圧延材
に軽圧下を行うため、圧延材板幅中央部と端部近傍との
圧延方法における伸歪差が大きくなり中伸び形状とな
る。
【0011】ところで、従来法で評価したエッジドロッ
プ量はボディクラウンの変化量をも含んでいることか
ら、それをボディクラウンとして取り扱って、図12に
示すように最終圧延パス出側で目標とするボディクラウ
ン量になるように圧延パススケジュールの修正を行い圧
延を施すと、最終パス出側の板プロフィルは図12中点
線に示すように圧延材板幅中央部より端部の方が板厚が
大きい、つまり凹クラウンになる。
プ量はボディクラウンの変化量をも含んでいることか
ら、それをボディクラウンとして取り扱って、図12に
示すように最終圧延パス出側で目標とするボディクラウ
ン量になるように圧延パススケジュールの修正を行い圧
延を施すと、最終パス出側の板プロフィルは図12中点
線に示すように圧延材板幅中央部より端部の方が板厚が
大きい、つまり凹クラウンになる。
【0012】また、最終圧延パス出側で図13に示すよ
うな板プロフィルを有する圧延材を図13に示すような
ボディクラウンが小さく、かつエッジドロップも小さい
目標とする板プロフィルに修正するためには、ボディク
ラウンとエッジドロップの両者を制御する必要がある。
しかしながら、上述で説明したように従来のエッジドロ
ップ評価方法では、エッジドロップ制御およびボディク
ラウン制御に用いるための修正量が定量化できていな
い。つまり上述したように制御手段の異なるボディクラ
ウンとエッジドロップを従来法では圧延材板幅端部近傍
で混同して評価を行っている。このとき、たとえばボデ
ィクラウン制御によって、エッジドロップも多少改善す
るため従来法でエッジドロップの定義を行った場合、エ
ッジドロップを過剰制御し、エッジアップとなる危険性
が大きい。
うな板プロフィルを有する圧延材を図13に示すような
ボディクラウンが小さく、かつエッジドロップも小さい
目標とする板プロフィルに修正するためには、ボディク
ラウンとエッジドロップの両者を制御する必要がある。
しかしながら、上述で説明したように従来のエッジドロ
ップ評価方法では、エッジドロップ制御およびボディク
ラウン制御に用いるための修正量が定量化できていな
い。つまり上述したように制御手段の異なるボディクラ
ウンとエッジドロップを従来法では圧延材板幅端部近傍
で混同して評価を行っている。このとき、たとえばボデ
ィクラウン制御によって、エッジドロップも多少改善す
るため従来法でエッジドロップの定義を行った場合、エ
ッジドロップを過剰制御し、エッジアップとなる危険性
が大きい。
【0013】本発明は、叙上の従来法によるエッジドロ
ップ評価方法の問題点を解決し、かつエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離して定義し、板プロフィ
ル制御に適用し得るエッジドロップ評価方法の提供を目
的とする。
ップ評価方法の問題点を解決し、かつエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離して定義し、板プロフィ
ル制御に適用し得るエッジドロップ評価方法の提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、圧延材の板プロフィルをボディクラウンお
よびエッジドロップ領域に分離し、エッジドロップ制御
に適したエッジドロップの評価を行うことを特徴とす
る。
決するため、圧延材の板プロフィルをボディクラウンお
よびエッジドロップ領域に分離し、エッジドロップ制御
に適したエッジドロップの評価を行うことを特徴とす
る。
【0015】すなわち、金属板の圧延工程での圧延後の
圧延材板幅端部近傍におけるエッジドロップ量を算出・
評価する方法で、圧延材端部から25mm以上100mm以
下を除いた圧延後の板プロフィルを4次以下の多項式を
用いて近似し、ついで圧延材板端から板端25mm以内ま
での任意の板幅方向位置において前記多項式の板幅方向
の延長線での値と圧延後の板プロフィルの実測値との差
異をエッジドロップ量とすることを特徴とする金属板の
エッジドロップ評価方法である。
圧延材板幅端部近傍におけるエッジドロップ量を算出・
評価する方法で、圧延材端部から25mm以上100mm以
下を除いた圧延後の板プロフィルを4次以下の多項式を
用いて近似し、ついで圧延材板端から板端25mm以内ま
での任意の板幅方向位置において前記多項式の板幅方向
の延長線での値と圧延後の板プロフィルの実測値との差
異をエッジドロップ量とすることを特徴とする金属板の
エッジドロップ評価方法である。
【0016】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。発明者らは、
圧延材板幅端部近傍におけるロール偏平の弾性回復に起
因する急激な板厚減少、すなわちエッジドロップを合理
的に定義・評価するために、まず金属板の圧延工程にお
ける圧延後の圧延材のボディクラウンとワークロールた
わみ変形の関係について分析した。たとえば図5に示す
ように圧延実験とそのときのワークロールたわみ変形の
解析を行い、圧延実験で得た板厚分布とワークロールた
わみ量とを比較した。ただし、上記ワークロールたわみ
量は図5(a),(b)に示すようにミルセンターから
ロール胴長方向にかけての板厚方向の変化量として表わ
した。
圧延材板幅端部近傍におけるロール偏平の弾性回復に起
因する急激な板厚減少、すなわちエッジドロップを合理
的に定義・評価するために、まず金属板の圧延工程にお
ける圧延後の圧延材のボディクラウンとワークロールた
わみ変形の関係について分析した。たとえば図5に示す
ように圧延実験とそのときのワークロールたわみ変形の
解析を行い、圧延実験で得た板厚分布とワークロールた
わみ量とを比較した。ただし、上記ワークロールたわみ
量は図5(a),(b)に示すようにミルセンターから
ロール胴長方向にかけての板厚方向の変化量として表わ
した。
【0017】その結果、たとえば図5(c)に示すよう
に圧延材板幅中央部から板幅方向位置aにかけて両者は
よく一致していること、それよりも圧延材板幅方向の端
部側では、圧延実験で得られた板厚分布の方が急激に小
さくなっていることが分かった。このことは、図5
(c)に示すように圧延材板幅中央部から板幅方向位置
aまでの板クラウン、すなわち圧延材のボディクラウン
は圧延中のワークロールたわみ変形を反映したものであ
ること、圧延材板幅端部近傍ではワークロールたわみ変
形からは説明できない板厚減少が存在し、すなわち、こ
れがエッジドロップとして表わされることを発見した。
に圧延材板幅中央部から板幅方向位置aにかけて両者は
よく一致していること、それよりも圧延材板幅方向の端
部側では、圧延実験で得られた板厚分布の方が急激に小
さくなっていることが分かった。このことは、図5
(c)に示すように圧延材板幅中央部から板幅方向位置
aまでの板クラウン、すなわち圧延材のボディクラウン
は圧延中のワークロールたわみ変形を反映したものであ
ること、圧延材板幅端部近傍ではワークロールたわみ変
形からは説明できない板厚減少が存在し、すなわち、こ
れがエッジドロップとして表わされることを発見した。
【0018】そこで、発明者らは圧延材のボディクラウ
ンを多項式近似し、その近似関数を用いてエッジドロッ
プの評価に適用することを発明した。この方法は、上記
ワークロールの変形解析を適用して評価するよりも演算
時間の面で有利である。
ンを多項式近似し、その近似関数を用いてエッジドロッ
プの評価に適用することを発明した。この方法は、上記
ワークロールの変形解析を適用して評価するよりも演算
時間の面で有利である。
【0019】また、発明者らはこれまでに数多くの金属
板の圧延後の板厚分布に対し、上述したワークロールた
わみとの関係について分析した結果、エッジドロップが
存在する領域は、圧延材板端から板端約100mm以内で
あり、また、ワークロールたわみとの差が顕著になる領
域は、圧延材板端から板端約25mm以内であることが分
かった。すなわち圧延材のエッジドロップが存在する領
域はボディクラウン領域に比べて非常に小さく、圧延材
のボディクラウンを多項式近似し、それを圧延材板幅方
向端部へ延長しても、図6に示すように圧延材板幅内で
あれば、圧延中のワークロールたわみ変形との誤差はほ
とんどないことも分かった。
板の圧延後の板厚分布に対し、上述したワークロールた
わみとの関係について分析した結果、エッジドロップが
存在する領域は、圧延材板端から板端約100mm以内で
あり、また、ワークロールたわみとの差が顕著になる領
域は、圧延材板端から板端約25mm以内であることが分
かった。すなわち圧延材のエッジドロップが存在する領
域はボディクラウン領域に比べて非常に小さく、圧延材
のボディクラウンを多項式近似し、それを圧延材板幅方
向端部へ延長しても、図6に示すように圧延材板幅内で
あれば、圧延中のワークロールたわみ変形との誤差はほ
とんどないことも分かった。
【0020】ところで、ボディクラウンを近似する関数
としては、近似多項式と上記ロール変形の解析結果か
ら、4次以下の多項式を用いればワークロールたわみを
実用的精度で近似し得ることも分かった。また、5次以
上の多項式を用いたとしても上記4次以下の多項式を用
いた場合と比較してほとんど差異がなく、4次以下の多
項式で十分にワークロールたわみを表現できることが分
かった。
としては、近似多項式と上記ロール変形の解析結果か
ら、4次以下の多項式を用いればワークロールたわみを
実用的精度で近似し得ることも分かった。また、5次以
上の多項式を用いたとしても上記4次以下の多項式を用
いた場合と比較してほとんど差異がなく、4次以下の多
項式で十分にワークロールたわみを表現できることが分
かった。
【0021】本発明では、たとえば図1に示すような板
厚分布を有する圧延材において、そのボディクラウン領
域、すなわち圧延材端部から25mm以上100mm以下を
除いた圧延後の板プロフィルを4次以下の多項式を用い
て近似し図1の近似関数f(x)を得る。ついでエッジ
ドロップが顕著に現れる圧延材端部から板端25mm以内
までの任意の板幅方向位置において前記多項式の板幅方
向端部への延長線からは説明できない板厚(板クラウ
ン)の減少量をエッジドロップとして評価することにな
る。
厚分布を有する圧延材において、そのボディクラウン領
域、すなわち圧延材端部から25mm以上100mm以下を
除いた圧延後の板プロフィルを4次以下の多項式を用い
て近似し図1の近似関数f(x)を得る。ついでエッジ
ドロップが顕著に現れる圧延材端部から板端25mm以内
までの任意の板幅方向位置において前記多項式の板幅方
向端部への延長線からは説明できない板厚(板クラウ
ン)の減少量をエッジドロップとして評価することにな
る。
【0022】本発明によるエッジドロップ量は、具体的
にはたとえば図1に示すような板厚分布を有する圧延材
に対して、圧延材板幅中央部を原点とし、圧延材幅方向
の座標をxとした場合、圧延材のボディクラウンを多項
式近似した関数f(x)の延長線と板クラウンとの圧延
材幅方向位置aにおける差異になる。この場合、エッジ
ドロップ量は式(3)で、ボディクラウン量は式(4)
で表わすことができる。 Ed=f(a)−C(a) (3) Bc=f(a) (4) ここで、Edはエッジドロップ量、Bcはボディクラウ
ン量、f(x)はボディクラウン領域の板厚分布の近似
関数、C(X)はXにおける板厚である。本発明によれ
ば、上述したように制御手段の異なるエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離・評価することができ
る。
にはたとえば図1に示すような板厚分布を有する圧延材
に対して、圧延材板幅中央部を原点とし、圧延材幅方向
の座標をxとした場合、圧延材のボディクラウンを多項
式近似した関数f(x)の延長線と板クラウンとの圧延
材幅方向位置aにおける差異になる。この場合、エッジ
ドロップ量は式(3)で、ボディクラウン量は式(4)
で表わすことができる。 Ed=f(a)−C(a) (3) Bc=f(a) (4) ここで、Edはエッジドロップ量、Bcはボディクラウ
ン量、f(x)はボディクラウン領域の板厚分布の近似
関数、C(X)はXにおける板厚である。本発明によれ
ば、上述したように制御手段の異なるエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離・評価することができ
る。
【0023】本発明によりエッジドロップを評価すれ
ば、たとえば最終圧延パス出側で図4に示すような板プ
ロフィルを有する圧延材を図4に示すような目標とする
板プロフィルにするためのエッジドロップおよびボディ
クラウンの修正量を容易に得ることができる。つまり図
4に示すように圧延材板幅端部近傍におけるエッジドロ
ップの修正量は、最終圧延パス出側で評価したエッジド
ロップ量4dと最終圧延パス出側で目標とするエッジド
ロップ量4bとの差として、ボディクラウンの修正量も
同様に4cと4aとの差として表わすことができる。従
ってこれらの修正量を用いてボディクラウンの修正は板
クラウンスケジュールの修正を行うことで、エッジドロ
ップの修正は最終圧延パスもしくは1パス前で制御する
ことで、最終圧延パス出側の目標とする板プロフィルに
することができる。
ば、たとえば最終圧延パス出側で図4に示すような板プ
ロフィルを有する圧延材を図4に示すような目標とする
板プロフィルにするためのエッジドロップおよびボディ
クラウンの修正量を容易に得ることができる。つまり図
4に示すように圧延材板幅端部近傍におけるエッジドロ
ップの修正量は、最終圧延パス出側で評価したエッジド
ロップ量4dと最終圧延パス出側で目標とするエッジド
ロップ量4bとの差として、ボディクラウンの修正量も
同様に4cと4aとの差として表わすことができる。従
ってこれらの修正量を用いてボディクラウンの修正は板
クラウンスケジュールの修正を行うことで、エッジドロ
ップの修正は最終圧延パスもしくは1パス前で制御する
ことで、最終圧延パス出側の目標とする板プロフィルに
することができる。
【0024】発明者らは、エッジドロップ制御の有効手
段を得るために、上記本発明によるエッジドロップ評価
方法を用いて、これまでに数多く行っている圧延実験の
評価・分析を行った。発明者らは、たとえば図7に示す
ように4段圧延機入側において異なるボディクラウンを
該圧延機出側で同一のボディクラウンになるようにクラ
ウン形状制御装置を操作して圧延を施す実験を行った。
その結果、図7に示すように該圧延機出側におけるエッ
ジドロップの形態は、入側の板クラウンが大きい程、エ
ッジドロップ量が小さいことが判明した。この分析結果
から発明者らは図7に示すように該圧延機入側の板クラ
ウンが大きい程、圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力
は、入側の板クラウンが小さいものに比べてより引張側
に向かうこと、さらにその影響を受け圧延材板幅端部近
傍で圧延荷重は小さくなり、ロール偏平も小さくなるこ
と、つまり、ロール偏平に起因するエッジドロップが小
さくなることが分かった。この実験をクラウン比率変化
((出側板クラウン/出側板厚)−(入側板クラウン/
入側板厚))の観点から見た場合、クラウン比率変化の
値が小さくなる方、すなわち、より中伸び形状側の圧延
を行うことによりエッジドロップが小さくなることが分
かった。
段を得るために、上記本発明によるエッジドロップ評価
方法を用いて、これまでに数多く行っている圧延実験の
評価・分析を行った。発明者らは、たとえば図7に示す
ように4段圧延機入側において異なるボディクラウンを
該圧延機出側で同一のボディクラウンになるようにクラ
ウン形状制御装置を操作して圧延を施す実験を行った。
その結果、図7に示すように該圧延機出側におけるエッ
ジドロップの形態は、入側の板クラウンが大きい程、エ
ッジドロップ量が小さいことが判明した。この分析結果
から発明者らは図7に示すように該圧延機入側の板クラ
ウンが大きい程、圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力
は、入側の板クラウンが小さいものに比べてより引張側
に向かうこと、さらにその影響を受け圧延材板幅端部近
傍で圧延荷重は小さくなり、ロール偏平も小さくなるこ
と、つまり、ロール偏平に起因するエッジドロップが小
さくなることが分かった。この実験をクラウン比率変化
((出側板クラウン/出側板厚)−(入側板クラウン/
入側板厚))の観点から見た場合、クラウン比率変化の
値が小さくなる方、すなわち、より中伸び形状側の圧延
を行うことによりエッジドロップが小さくなることが分
かった。
【0025】また、発明者らは、4段圧延機入側で圧延
材のボディクラウンを同一とし、エッジドロップ量の異
なる圧延材に、圧下率を3,15,30%にして圧延を
施す実験を行った。その結果、図8に示すように各圧下
率に対する該圧延機入側のエッジドロップ量と出側のエ
ッジドロップ量との関係が得られた。圧下率が15,3
0%の場合、該圧延機入側のエッジドロップ量の大きさ
に依存せず、出側のエッジドロップ量はほぼ一定になっ
ていること、圧下率が3%の場合、図7に示すように該
圧延機入側のエッジドロップ量が小さな領域では、出側
のエッジドロップ量も小さく、その量はほぼ一定である
が、入側エッジドロップ量が大きくなるに伴い、出側の
エッジドロップ量が急激に大きくなる領域が存在するこ
とが分かった。
材のボディクラウンを同一とし、エッジドロップ量の異
なる圧延材に、圧下率を3,15,30%にして圧延を
施す実験を行った。その結果、図8に示すように各圧下
率に対する該圧延機入側のエッジドロップ量と出側のエ
ッジドロップ量との関係が得られた。圧下率が15,3
0%の場合、該圧延機入側のエッジドロップ量の大きさ
に依存せず、出側のエッジドロップ量はほぼ一定になっ
ていること、圧下率が3%の場合、図7に示すように該
圧延機入側のエッジドロップ量が小さな領域では、出側
のエッジドロップ量も小さく、その量はほぼ一定である
が、入側エッジドロップ量が大きくなるに伴い、出側の
エッジドロップ量が急激に大きくなる領域が存在するこ
とが分かった。
【0026】発明者らは上記実験を詳細に分析した結
果、圧下率が15,30%の場合、該圧延機入側の圧延
材幅方向端部に存在するエッジドロップ量に関わらず、
圧延材幅方向全体とロールが全面接触していること、圧
下率が3%の場合、該圧延機入側のエッジドロップ量が
小さい領域では、圧延材幅方向全体とロールが全面接触
しているが、エッジドロップ量が大きい領域では、図9
に示すように圧延材幅方向端部でロールと接触していな
い非圧延領域が存在することが分かった。すなわち、圧
延材幅方向全体とロールが全面接触していれば、図8に
示すように圧下率が小さい方が圧延荷重が小さくなり圧
延機出側のエッジドロップ量も小さいこと、圧延材幅方
向端部がロールと接触していなければ、該圧延機入側で
圧延材幅方向端部に存在するエッジドロップが出側に残
り、エッジドロップが大きくなることが分かった。
果、圧下率が15,30%の場合、該圧延機入側の圧延
材幅方向端部に存在するエッジドロップ量に関わらず、
圧延材幅方向全体とロールが全面接触していること、圧
下率が3%の場合、該圧延機入側のエッジドロップ量が
小さい領域では、圧延材幅方向全体とロールが全面接触
しているが、エッジドロップ量が大きい領域では、図9
に示すように圧延材幅方向端部でロールと接触していな
い非圧延領域が存在することが分かった。すなわち、圧
延材幅方向全体とロールが全面接触していれば、図8に
示すように圧下率が小さい方が圧延荷重が小さくなり圧
延機出側のエッジドロップ量も小さいこと、圧延材幅方
向端部がロールと接触していなければ、該圧延機入側で
圧延材幅方向端部に存在するエッジドロップが出側に残
り、エッジドロップが大きくなることが分かった。
【0027】発明者らは、上記エッジドロップに対する
知見を基に金属板の圧延工程において十分なエッジドロ
ップ低減効果を得る圧延方法として、まず圧延作業に支
障がでない板形状の許容範囲内で、圧延材により中伸び
形状側の圧延を行うことに着目した。このときの圧延材
のエッジドロップは小さくなるが、中伸び形状となり、
製品としては形状不良とされる。
知見を基に金属板の圧延工程において十分なエッジドロ
ップ低減効果を得る圧延方法として、まず圧延作業に支
障がでない板形状の許容範囲内で、圧延材により中伸び
形状側の圧延を行うことに着目した。このときの圧延材
のエッジドロップは小さくなるが、中伸び形状となり、
製品としては形状不良とされる。
【0028】しかしながら、上述したように圧延機入側
のエッジドロップ量が小さければ、軽圧下にて圧延材幅
方向全体とロールが全面接触し、圧延機出側のエッジド
ロップ量も小さくなるので形状不良が発生しても圧延材
のエッジドロップが小さければ、次パスの軽圧下で形状
矯正が可能であり、圧延後のエッジドロップ量も小さく
なることは明らかである。
のエッジドロップ量が小さければ、軽圧下にて圧延材幅
方向全体とロールが全面接触し、圧延機出側のエッジド
ロップ量も小さくなるので形状不良が発生しても圧延材
のエッジドロップが小さければ、次パスの軽圧下で形状
矯正が可能であり、圧延後のエッジドロップ量も小さく
なることは明らかである。
【0029】そこで、発明者らは、金属板の圧延工程に
おいてエッジドロップを低減させる手段として、まず圧
延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で、圧延材に
より中伸び形状側の圧延を行い、ついで軽圧下による形
状矯正圧延を行う圧延方法を発明した。
おいてエッジドロップを低減させる手段として、まず圧
延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で、圧延材に
より中伸び形状側の圧延を行い、ついで軽圧下による形
状矯正圧延を行う圧延方法を発明した。
【0030】
【実施例】以下、本発明によるエッジドロップ評価方法
を適用したエッジドロップ制御の具体例について説明す
る。本発明を既設の熱間連続圧延機の仕上圧延機列にお
いて適用した。図2は本発明によるエッジドロップ評価
方法を適用し、エッジドロップ制御を行ったときの実施
形態を示す。ここでは、仕上最終スタンドは形状矯正圧
延を行うことになる。図2の(a)に示すように仕上最
終スタンドの後面に設置した板厚クラウン測定装置を用
いて圧延材の板厚分布を測定し、ついで図2の(b)に
示すように演算器1においてエッジドロップ量およびボ
ディクラウン量を算出・評価する。ついで演算器2にお
いて最終スタンド出側で目標とするエッジドロップ量お
よびボディクラウン量と比較し、演算器1で評価したエ
ッジドロップ量およびボディクラウン量が目標とする許
容範囲内であるかを判定する。
を適用したエッジドロップ制御の具体例について説明す
る。本発明を既設の熱間連続圧延機の仕上圧延機列にお
いて適用した。図2は本発明によるエッジドロップ評価
方法を適用し、エッジドロップ制御を行ったときの実施
形態を示す。ここでは、仕上最終スタンドは形状矯正圧
延を行うことになる。図2の(a)に示すように仕上最
終スタンドの後面に設置した板厚クラウン測定装置を用
いて圧延材の板厚分布を測定し、ついで図2の(b)に
示すように演算器1においてエッジドロップ量およびボ
ディクラウン量を算出・評価する。ついで演算器2にお
いて最終スタンド出側で目標とするエッジドロップ量お
よびボディクラウン量と比較し、演算器1で評価したエ
ッジドロップ量およびボディクラウン量が目標とする許
容範囲内であるかを判定する。
【0031】演算器1、演算器2における本発明の実施
例としてたとえば図3に示すように圧延材板幅中央部を
原点とし、圧延材幅方向の座標をx(板幅中央部でx=
0)として圧延材中央部から圧延材端部80mmまでを式
(5)に示すような4次式により近似し、圧延材端部5
mm点における上記近似式の延長線上と板クラウンとの差
異、つまり式(6)でエッジドロップ量を表わした。 f(x)=ax4 +bx3 +cx2 +dx (5) Ed=f(x5 )−C(x5 ) (6) ここで、Edはエッジドロップ量、f(x)はボディク
ラウンの近似関数、Cは板クラウン、x5 は圧延材端部
から5mm点である。ここで、式(5)におけるf(x)
の各定数項は、演算器1において、a=0.0813、
b=−0.5378、c=0.8655、d=−0.0
008と計算された。
例としてたとえば図3に示すように圧延材板幅中央部を
原点とし、圧延材幅方向の座標をx(板幅中央部でx=
0)として圧延材中央部から圧延材端部80mmまでを式
(5)に示すような4次式により近似し、圧延材端部5
mm点における上記近似式の延長線上と板クラウンとの差
異、つまり式(6)でエッジドロップ量を表わした。 f(x)=ax4 +bx3 +cx2 +dx (5) Ed=f(x5 )−C(x5 ) (6) ここで、Edはエッジドロップ量、f(x)はボディク
ラウンの近似関数、Cは板クラウン、x5 は圧延材端部
から5mm点である。ここで、式(5)におけるf(x)
の各定数項は、演算器1において、a=0.0813、
b=−0.5378、c=0.8655、d=−0.0
008と計算された。
【0032】圧延材のエッジドロップ量が目標とする許
容範囲以上の場合、図2の(a)に示すように演算器3
において仕上最終スタンドの1スタンド前において圧延
作業の支障がでない板形状の許容範囲内で、かつ中伸び
形状側にクラウン形状制御装置の設定値、および最終ス
タンドの圧下率の設定値を変更する計算を行い、走間中
に上記設定計算に従い圧延を行う。これより、圧延材を
仕上最終スタンド出側で目標の板プロフィルに制御する
ことができた。
容範囲以上の場合、図2の(a)に示すように演算器3
において仕上最終スタンドの1スタンド前において圧延
作業の支障がでない板形状の許容範囲内で、かつ中伸び
形状側にクラウン形状制御装置の設定値、および最終ス
タンドの圧下率の設定値を変更する計算を行い、走間中
に上記設定計算に従い圧延を行う。これより、圧延材を
仕上最終スタンド出側で目標の板プロフィルに制御する
ことができた。
【0033】圧延材のボディクラウン量が目標とする許
容範囲以上の場合、板クラウンスケジュールの再計算を
行い、走間中に各スタンドのクラウン形状制御装置の設
定値を変更し圧延を施すか、もしくは最終スタンド出側
での目標とするボディクラウンとの差を学習することに
より、次の圧延チャンスにおける板クラウンスケジュー
ルの修正に用いることができる。
容範囲以上の場合、板クラウンスケジュールの再計算を
行い、走間中に各スタンドのクラウン形状制御装置の設
定値を変更し圧延を施すか、もしくは最終スタンド出側
での目標とするボディクラウンとの差を学習することに
より、次の圧延チャンスにおける板クラウンスケジュー
ルの修正に用いることができる。
【0034】本発明を用いたエッジドロップ量の評価を
行い、仕上最終スタンドにてエッジドロップ制御に適用
すれば、エッジアップおよび板形状を乱すことなく圧延
材のエッジドロップ量を低減することができる。
行い、仕上最終スタンドにてエッジドロップ制御に適用
すれば、エッジアップおよび板形状を乱すことなく圧延
材のエッジドロップ量を低減することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、圧延金属板の圧延材板幅端部近傍に存在するエッジ
ドロップをボディクラウンと分離して合理的に評価する
ことができることから、制御手段の異なるエッジドロッ
プとボディクラウンとを区別した制御が行え、圧延材の
板プロフィルを高精度に制御することができる。
ば、圧延金属板の圧延材板幅端部近傍に存在するエッジ
ドロップをボディクラウンと分離して合理的に評価する
ことができることから、制御手段の異なるエッジドロッ
プとボディクラウンとを区別した制御が行え、圧延材の
板プロフィルを高精度に制御することができる。
【図1】本発明の実施形態を示す図。
【図2】本発明の他の実施形態を示す図。
【図3】本発明の実施例を示す図。
【図4】本発明の利点を説明するための図。
【図5】本発明を完成するに至った過程を示す図。
【図6】本発明を完成するに至った過程を示す図。
【図7】エッジドロップ制御技術を発明するに至る過程
を示す図。
を示す図。
【図8】エッジドロップ制御技術を発明するに至る過程
を示す図。
を示す図。
【図9】エッジドロップ制御技術を発明するに至る過程
を示す図。
を示す図。
【図10】従来法の問題点を説明するために用いた図。
【図11】従来法の問題点を説明するために用いた図。
【図12】従来法の問題点を説明するために用いた図。
【図13】従来法の問題点を説明するために用いた図。
【図14】板プロフィルの形態を示す図。
【図15】エッジドロップの従来技術を示す図。
【図16】従来法の実施形態を示す図。
【図17】板プロフィルにおけるボディクラウンとエッ
ジドロップ領域を示す図。
ジドロップ領域を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板の圧延工程での圧延後の圧延材板
幅端部近傍におけるエッジドロップ量を算出・評価する
方法において、 圧延材端部から25mm以上100mm以下を除いた圧延後
の板プロフィルを4次以下の多項式を用いて近似し、つ
いで圧延材板端から板端25mm以内までの任意の板幅方
向位置において前記多項式の板幅方向の延長線での値と
圧延後の板プロフィルの実測値との差異をエッジドロッ
プ量とすることを特徴とする金属板のエッジドロップ評
価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5094576A JPH06304623A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5094576A JPH06304623A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304623A true JPH06304623A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14114121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5094576A Withdrawn JPH06304623A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06304623A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100526129B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2005-11-08 | 주식회사 포스코 | 열간 압연판의 폭방향 두께 프로파일을 제어하는 압연방법 |
| CN1743091A (zh) * | 2001-12-07 | 2006-03-08 | 株式会社日立制作所 | 连轧机的形状控制方法及装置 |
| CN103736745A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-04-23 | 秦皇岛首秦金属材料有限公司 | 一种检验重接钢坯断裂缺陷的方法 |
| JP2017213592A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 熱間仕上タンデム圧延機の板プロフィル制御方法および熱間仕上タンデム圧延機 |
| JP2020151739A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱延コイルの製造方法 |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP5094576A patent/JPH06304623A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1743091A (zh) * | 2001-12-07 | 2006-03-08 | 株式会社日立制作所 | 连轧机的形状控制方法及装置 |
| KR100526129B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2005-11-08 | 주식회사 포스코 | 열간 압연판의 폭방향 두께 프로파일을 제어하는 압연방법 |
| CN103736745A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-04-23 | 秦皇岛首秦金属材料有限公司 | 一种检验重接钢坯断裂缺陷的方法 |
| CN103736745B (zh) * | 2013-12-20 | 2015-07-15 | 秦皇岛首秦金属材料有限公司 | 一种检验重接钢坯断裂缺陷的方法 |
| JP2017213592A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 熱間仕上タンデム圧延機の板プロフィル制御方法および熱間仕上タンデム圧延機 |
| EP3251763B1 (en) | 2016-06-02 | 2019-04-24 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Strip profile control method of hot finishing tandem rolling mill and hot finishing tandem rolling mill |
| US10639688B2 (en) | 2016-06-02 | 2020-05-05 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Strip profile control method of hot finishing tandem rolling mill and hot finishing tandem rolling mill |
| JP2020151739A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱延コイルの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |