JPH0630516U - 自動車用部品の取付構造 - Google Patents
自動車用部品の取付構造Info
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- JPH0630516U JPH0630516U JP6643892U JP6643892U JPH0630516U JP H0630516 U JPH0630516 U JP H0630516U JP 6643892 U JP6643892 U JP 6643892U JP 6643892 U JP6643892 U JP 6643892U JP H0630516 U JPH0630516 U JP H0630516U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用部品の車体への取付力を向上すると
ともに、特別の製造工程を必要とせず、また、組付も容
易かつ確実となる自動車用部品の取付構造を提供する。 【構成】 グリル本体11の取付部13に取付孔14を
設け、その周囲に係止台15を配置する。係止台15に
嵌合可能な台座21の一側に取付孔14に挿着可能な挿
着片22を一体形成し、台座21に頭部23aを埋設し
たボルト23の軸部23bを他側から突出させ、車体側
の支持部31の挿通孔32に挿通してナット33を螺合
する。 【効果】 自動車用部品を車体に安定して組付保持する
ことができる。
ともに、特別の製造工程を必要とせず、また、組付も容
易かつ確実となる自動車用部品の取付構造を提供する。 【構成】 グリル本体11の取付部13に取付孔14を
設け、その周囲に係止台15を配置する。係止台15に
嵌合可能な台座21の一側に取付孔14に挿着可能な挿
着片22を一体形成し、台座21に頭部23aを埋設し
たボルト23の軸部23bを他側から突出させ、車体側
の支持部31の挿通孔32に挿通してナット33を螺合
する。 【効果】 自動車用部品を車体に安定して組付保持する
ことができる。
Description
【0001】
本考案は自動車用部品の取付構造に関するものであり、特に、ラジエータグリ ル等の自動車用部品をクリップ等の取付具により車体に取付ける構造の改良に関 するものである。
【0002】
一般に、ラジエータグリル等の自動車用部品はクリップまたはボルト及びナッ ト等の取付具により車体に取付けられる。ここで、自動車用部品としてのラジエ ータグリルは、合成樹脂製のクリップを車体側の金属製ブラケット等の支持部に 弾性的に挿着して、ボンネットとバンパとの間に組付けられる。また、特に、ボ ンネットの下方に一体的に組付けられるタイプのラジエータグリルは、ボンネッ トの開閉に伴い頻繁に振動及び衝撃が加えられるため、通常のラジエータグリル より車体への取付を強固にする必要がある。しかし、通常、ラジエータグリルに 使用されるクリップではかかる頻繁な振動及び衝撃に対しては車体への取付力が 弱く、また、合成樹脂製のクリップは、金属製の支持部との間での摩擦により、 その接触部分が摩滅して、取付けにガタを生じる可能性があり、取付力の向上が 求められている。そこで、車体への取付力を向上するために、ラジエータグリル をクリップではなくボルト及びナットにより車体に締結固定する構成が提案され ている。かかる構成としては、図6及び図7に示すものが考えられる。
【0003】 図6は従来のアンダーカット座タイプの自動車用部品の取付構造を示す断面図 である。また、図7は従来の植込ボルトタイプの自動車用部品の取付構造を示す 断面図である。
【0004】 図6において、ラジエータグリルのグリル本体51には、自動車の車体への組 付時に車外から見た場合の意匠的効果を向上するために、グリル本体51の裏面 から車体側に突出する多数の筒状のアンダーカット部52がグリル本体51の全 面に設けられている。グリル本体51の左右両側の上下両端部等の所定位置には 、側方に開放するアンダーカット状をなすL字板状の支持片53が一体形成され 、ボルト54が支持片53の内側から支持片53の挿通孔53aに挿通されて、 車体側へ軸部を突出させるようになっている。前記支持片53及びボルト54に よりラジエータグリルを車体に取付けるための取付具が構成される。そして、前 記支持片53に取付けられたボルト54の軸部を車体側に固定したブラケット等 の支持部の挿通孔(図示略)に挿通し、ボルト54の先端からナット(図示略) を螺合することにより、ラジエータグリルが車体に組付保持される。
【0005】 一方、図7において、グリル本体61の左右両側の上下両端部等の所定位置に は、車体側に突出する円筒状の支持筒62が一体形成され、支持筒62の車体側 の開口には植込ボルト63の基端側の挿着部64が挿入される。植込ボルト63 の挿着部64の周面にはローレット加工等により多数の凹凸が形成され、支持筒 62の内周面との間での摩擦力を増大して、植込ボルト63を支持筒62に回動 不能に固定する。また、植込ボルト63の挿着部64と先端側の軸部65との間 に配置された鍔部66は支持筒62の先端面に当接支持される。前記支持筒62 及び植込ボルト63により、ラジエータグリルを車体に取付けるための取付具が 構成される。そして、前記支持筒62に取付けた植込ボルト63の軸部65を車 体側に固定したブラケット等の支持部の挿通孔(図示略)に挿通し、植込ボルト 63の軸部65の先端からナット(図示略)を螺合することにより、ラジエータ グリルが車体に組付保持される。
【0006】
従来の自動車用部品の取付構造は、上記のように構成され、図6のアンダカッ ト座タイプの従来例においては、前記取付具が、通常、グリル本体51の左右上 下両端部及び中央両端部の6個所に設けられるため、取付具の支持片53の近傍 、特に、開放側の近傍にアンダーカット部52が存在することになる。したがっ て、グリル本体51の射出成形時における型抜時に、アンダーカット部52と支 持片53との間の空間に該当する部分の型抜が、アンダーカット部52に妨げら れて困難となる可能性がある。また、かかる不都合を回避しようとすると、グリ ル本体51にスライド部を設けたり、或いは、特別な成形サイクルを必要とする ことになり、製造費が増大する可能性がある。
【0007】 また、図7の植込ボルトタイプの従来例においては、取付具の植込ボルト63 の軸部65にナットを締付けるときに、その回転力が軸部65を介して挿着部6 4に伝達され、支持筒62の内周面と植込ボルト63の挿着部64の周面との間 の摩擦抵抗による保持力に抗して植込ボルト63が回転し、ナットが空回りして 締付けが不能となる可能性がある。また、植込ボルト63の挿着部64を支持筒 62に挿着する際の作業のばらつきにより、植込ボルト63の軸心が支持筒62 の軸心と一致せず傾斜した状態となると、植込ボルト63の軸部65を車体のブ ラケット等の支持部の挿通孔に挿通不能となったり、ナットの締付けが不能とな ることがあり、また、組付不良が発生する可能性がある。
【0008】 そこで、本考案は、自動車用部品の車体への取付力を向上するとともに、特別 の製造工程を必要とせず、また、組付も容易かつ確実となる自動車用部品の取付 構造の提供を課題とするものである。
【0009】
本考案にかかる自動車用部品の取付構造は、自動車用部品の本体側に取付孔を 有する取付部を設け、合成樹脂製の台座の前記自動車用部品側に、前記取付孔に 挿入可能な挿入位置と挿入後に変位して前記取付孔から抜出し不能となる保持位 置との間で移動可能な合成樹脂製の挿着片を一体形成するとともに、ボルトの頭 部を前記台座に埋設してその軸部を自動車の車体側に突出させて取付具を構成し 、前記取付具の前記台座と係合して前記台座の周方向への回動を規制する係止手 段を設けたものである。
【0010】
本考案においては、自動車用部品の本体側の取付部の取付孔に、取付具の挿着 片を挿入位置とした状態で進入させた後保持位置とすることにより、挿着片が取 付部に抜出し不能に保持され、挿着片を介して台座及びボルトも取付部に移動不 能に保持される。これにより、取付具のボルトを自動車の車体のブラケット等の 孔に挿通してその先端からナットを螺合することにより、自動車用部品が車体に 組付けられる。このとき、係止手段が台座の周方向への回動を規制するため、ナ ットの締付けが確実に行なわれる。また、ボルト及びナットの締結力は強固であ るため、自動車の振動等によっても、取付具により自動車用部品の取付力が減少 することはない。
【0011】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例の自動車用部品の取付構造を使用したラジエータグリ ルを示す正面図である。図2は本考案の一実施例の自動車用部品の取付構造の分 解斜視図である。図3は本考案の一実施例の自動車用部品の取付構造の組付時を 示す斜視図である。図4は本考案の一実施例の自動車用部品の取付構造の組付時 示す断面図である。図5は本考案の一実施例の自動車用部品の取付構造を使用し てラジエータグリルを車体に組付けた状態を示す断面図である。
【0013】 図1及び図5に示すように、本実施例では、自動車用部品として自動車のボン ネット1の下方に一体的に組付けられて、ボンネット1とともに開閉されるタイ プのラジエータグリル10を例示している。図2及び図4において、ラジエータ グリル10のグリル本体11には、その意匠的効果を向上するため、その全面に 後方(ボンネット1側)に凹設される多数のアンダーカット部12が形成される とともに、グリル本体11の上下両端部及び中央の上下両端部の内側にはそれぞ れ取付部13が配置されている。本実施例では、各取付部13は後方に凹設され るアンダーカット形状をなし、各取付部13の底部には取付孔14が穿設されて いる。取付孔14は、下側に配置される挿通部14aと、前記挿通部14aに連 続して上側に配置される挿通部14aより幅狭の保持部14bより平面略凸形状 に形成されている。取付部13の取付孔14の周囲には取付孔14を中心とする 円上に係止手段としての4個の係止台15が一体形成されている。各係止台15 は平面四分円状をなして取付部13から後方に突出されるとともに、4個の係止 台15間には平面略十字形の隙間16が設けられ、前記係止台15間の隙間16 の交差部に前記取付孔14が配置される。
【0014】 一方、台座21は合成樹脂にて前記係止台15間の隙間16に対応する平面十 字形のブロック状に形成され、係止台15間の隙間16に嵌合可能である。また 、台座21の前面(グリル本体11側)の略中央位置には合成樹脂からなる挿着 片22が一体形成されている。挿着片22は、平面T字形の板状をなし、その先 端の掛止部22aを前記取付孔14の挿通部14aより幅狭で、かつ、保持部1 4bより幅広とするとともに、基端の首部22bを取付孔14の保持部14bよ り幅狭としている。台座内21内にはボルト23の頭部23aがその成形時に一 体的に埋設され、ボルト23の軸部23bが台座21の後面の略中央位置から後 方に突出している。前記台座21、挿着片22及びボルト23により本実施例の 取付具20が構成されている。
【0015】 前記取付孔14の挿通部14aと保持部14bとの段差部は、例えば、後方に 拡径するテーパ状の案内面14cとされ、台座21を前記係止台15の隙間16 に嵌合したときに、挿着片22の掛止部22aの先端が取付孔14の案内面14 cに対向して当接するよう構成される。前記グリル本体11の取付部13と対向 するボンネット1の下方位置には支持部31が一体的に配設され、各支持部31 には前記取付具20のボルト23の軸部23bを挿通可能な挿通孔32が穿設さ れている。取付具20を取付部13に取付けてグリル本体11をボンネット1下 方の支持部31に組付けたときに、前記取付具20の台座21が前記支持部31 に当接するとともに、ボルト23の軸部23bが支持部31の挿通孔32を通過 して支持部31の裏側に突出する。なお、前記支持部31の挿通孔32に挿通さ れたボルト23の軸部23bの先端にはワッシャ(図示略)を介してナット33 が螺合される。
【0016】 次に、上記のように構成された本実施例の自動車用部品の取付構造を使用した ラジエータグリル10の組付作業を説明する。
【0017】 まず、ラジエータグリル10のグリル本体11に取付具20を取付けるには、 グリル本体11の各取付部13に取付具20を対向させ、台座21を係止台15 間の隙間16に嵌合する。このとき、台座21の前面の略中央から突出する挿着 片22の掛止部22aの先端が、係止台15の隙間16の交差部に位置する取付 孔14の挿通部14a上縁の案内面14cに対向する(挿入位置)。この状態か ら、台座21を係止台15の内側面に沿って摺動案内し、取付具20を取付部1 3に向けて移動していくと、挿着片22の掛止部22aが取付孔14の案内面1 4cに当接し案内面14c上を摺動するとともに、その弾性により案内面14c に沿って下方に彎曲されて挿通部14a内に進入する。更に取付具20の挿着片 22を取付部13の取付孔14の挿通部14a内に進入させていくと、挿着片2 2の掛止部22aが取付孔14の挿通部14aを通過し、挿着片22の首部22 bが取付孔14の挿通部14aに位置したときに、挿着片22の掛止部22aは 取付孔14の案内面14cとの係合を解除され、その弾性により上方に形状復帰 する。これにより、挿着片22の掛止部22aが取付孔14の保持部14bと対 向し、掛止部22aと首部22bとの間の段差面が、取付部の前面における取付 孔14の保持部14bの左右両側縁部に当接支持される(保持位置)。このとき 、挿着片22の首部22bは取付孔14の挿通部14aのみならず保持部14b より幅狭であるため、挿着片22の首部22bが取付部13の取付孔14周縁の いずれかの部位と係合して、掛止部22aの上方への形状復帰を妨げることはな い。これにより、挿着片22の掛止部22aが取付部13の取付孔14の保持部 14b側縁部に抜出し不能に掛止され、台座21及びボルト23もグリル本体1 1に離脱不能に取付保持される。この状態で、取付具20のボルト23の軸部2 3bは、グリル本体11の取付部13から後方に延びている。
【0018】 次に、取付具20を取付けた状態のグリル本体11をボンネット1下方の支持 部31に取付けるには、グリル本体11を支持部31に向けて水平移動して接近 させ、取付具20のボルト23の軸部23bを支持部31の挿通孔32に進入さ せ、台座21を支持部31前面に当接支持させる。そして、支持部31の挿通孔 32から突出する取付具20のボルト23の軸部23bにワッシャを介してナッ ト33を螺合して締付けることにより、グリル本体11が取付具20及び取付部 13を介して、図1及び図5に示すように、ボンネット1下方の所定位置に一体 的に組付保持される。このとき、グリル本体11は、その左右両側の上下両端部 及び中央の上下両端部の計6個所を取付具20により支持部31に組付保持され ているため、支持部31に安定して強固に保持され、自動車の走行時の振動等に より支持部31から容易に離脱することはない。
【0019】 このようにして支持部31に組付けたグリル本体11を支持部31から取外す には、取付具20の挿着片22の掛止部22aを、ドライバ等の用具を使用して 下方に弾性変形させ、取付部13の取付孔14の保持部14bから挿通部14a に移動させる。この状態で、グリル本体11を若干手前側に引くと、挿着片22 は取付孔14の挿通部14a内に若干進入する。したがって、ドライバ等の用具 による挿着片22の下方への押圧を解除しても、挿着片22の掛止部22aが取 付部13の取付孔14の案内面14cに当接し、その上方への弾性力により、取 付孔14の案内面14c上を摺動してグリル本体11を離脱する方向に付勢する 。よって、各取付具20の挿着片22を対応する取付部13の取付孔14から容 易に離脱して、グリル本体11を支持部31から取外すことができる。この状態 で、取付具20は支持部31に取付保持されている。
【0020】 なお、このようにして取外したグリル本体11を再度支持部31に取付けるに は、係止台15間の隙間16に取付具20の台座21が対向するようグリル本体 11を支持部31に向けて水平移動し、台座21を係止台15間の隙間16に嵌 合させることにより、上記と同様にして、取付具20の挿着片22が取付部13 の取付孔14の挿通部14aに挿入された後、取付孔14の保持部14bに掛止 される。これにより、グリル本体11が取付具20及び取付部13を介して、ボ ンネット1下方の支持部31に再度組付保持される。
【0021】 このように、上記実施例の自動車用部品の取付構造は、ラジエータグリル10 のグリル本体11の上下両端部及び中央の上下両端部の内側に後方(ボンネット 1側)に凹設されるアンダーカット形状の取付部13を設け、挿通部14a及び 前記挿通部14aより幅狭に形成される保持部14bより平面略凸形状をなす取 付孔14を前記取付部13の底部に穿設するとともに、前記取付孔14の挿通部 14aと保持部14bとの段差部を後方に拡径するテーパ状の案内面14cとし 、取付部13の取付孔14の周囲に平面四分円状をなして後方に突出する4個の 係止台15を一体形成し、4個の係止台15間に平面略十字形の隙間16を設け て前記隙間16の交差部に前記取付孔14を配置する一方、台座21を合成樹脂 にて前記係止台15間の隙間16に対応する平面十字形のブロック状に形成して 前記係止台15間の隙間16に嵌合可能とし、前記取付孔14の前記挿通部14 aより幅狭で、かつ、前記保持部14bより幅広の掛止部22a及び前記取付孔 14の前記保持部14bより幅狭の首部22bにより平面T字板状をなす挿着片 22を前記台座21の前面(グリル本体11側)に一体形成して、前記台座21 を前記係止台15間の前記隙間16に嵌合したときに、前記挿着片22先端側の 掛止部22aの先端が前記取付孔14の前記案内面14cに当接案内されるよう にし、更に、前記台座21内にはボルト23の頭部23aをその成形時に一体的 に埋設して、前記ボルト23の軸部23bを前記台座21の後面から後方に突出 させたものである。
【0022】 したがって、上記実施例は、グリル本体11の係止台15間の隙間16に台座 21を嵌合して、挿着片22の掛止部22aの先端を取付孔14の案内面14c に当接させるとともに案内面14c上を摺動案内させることにより、挿着片22 がその弾性により取付孔14の案内面14cに沿って下方に彎曲されて挿通部1 4a内に進入される。そして、挿着片22の掛止部22aが取付孔14の挿通部 14aを通過し、挿着片22の首部22bが取付孔14の挿通部14aに位置し たときに、挿着片22の掛止部22aが取付孔14の案内面14cとの係合を解 除され、挿着片22がその弾性により上方に形状復帰して、掛止部22aと首部 22bとの間の段差面を取付孔14の保持部14bの左右両側縁部に当接支持さ れる。これにより、挿着片22が取付部13の取付孔14に抜出し不能に掛止さ れ、台座21、挿着片22及びボルト23からなる取付具がグリル本体11に離 脱不能に取付保持される。この状態で、取付具20のボルト23の軸部23bを 自動車のボンネット1側の支持部31の挿通孔32に挿通してその先端からナッ ト33を螺合することにより、ラジエータグリル10が取付具20を介して支持 部31に組付けられる。このとき、ボルト23及びナット33の締結力は強固で あるため、自動車の走行時の振動等によっても、取付具20によるラジエータグ リル10の取付力が減少したり、取付にガタを生じることはない。その結果、ラ ジエータグリル10を車体に安定して組付保持することができ、製品品質を向上 することができる。
【0023】 また、取付具20のボルト23は金属製であるため、従来の合成樹脂製のクリ ップのように、ボンネット1側の金属製の支持部31の挿通孔32周縁と接触し て摩滅し、ガタを生じ、取付力を低下するおそれはない。そして、グリル本体1 1の射出成形時における型抜時に、取付部13はアンダーカット部12と同方向 に凹設されるアンダーカット形状であり、また、係止台15も同方向に突出する 形状でその間に隙間16を設けているため、これらがグリル本体11の型抜の支 障となることはない。その結果、図6のアンダーカット座タイプの従来例のよう に、取付具のための構成により型抜が困難となることもないため、グリル本体1 1にスライド部を設けたり、或いは、特別な成形サイクルを必要とすることもな く、製造費が増大することもない。更に、図7の植込ボルトタイプの従来例のよ うに、取付具20のボルト23の軸部23bにナット33を締付けるときに、そ の回転力が軸部23aを介して台座21に伝達された場合でも、台座21は係止 台15間の隙間16に嵌合され、係止台15により回動不能に支持されているた め、ナット33が空回りして締付けが不能となることもない。
【0024】 ところで、上記実施例の取付部13は、アンダーカット部12と同方向に凹設 されるアンダーカット形状とし、略上下方向に延びる取付部13の底部に取付孔 14を設け、取付具を水平方向に取付けるよう構成したが、本考案を実施する場 合には、これに限定されるものではなく、取付具20を取付可能で、かつ、取付 具20を介してグリル本体11を自動車の車体の所定位置に組付可能なものであ ればよく、例えば、取付孔14をグリル本体11の水平面に設け、取付具20を 上下方向に取付るよう構成してもよい。この場合、取付具20を取付けたグリル 本体11は、取付具20のボルト23を上下方向に移動し、ナットを螺合して締 付けることにより、支持部31に組付保持される。
【0025】 また、上記実施例の係止台15は四分円形状に形成し、台座21の形状は係止 台15間の隙間16に対応して十字ブロック状に形成したが、係止台15の形状 は四分円形状以外に台座21と係合して台座21の回動を規制すべく機能し、か つ、グリル本体11の成形時に型抜の支障とならない形状であればよく、台座2 1の形状もこれに合わせて十字ブロック状以外に変更可能である。例えば、係止 台15を中央に平面三角または四角等の多角形状の凹部を有するブロック状に形 成し、台座21を前記凹部と対応する平面多角径のブロック状に形成して、台座 21を係止台15により回動不能とすることも可能である。或いは、係止台15 を取付部13に一体形成せずに別個に取付けるようにしてもよい。
【0026】 更に、前記挿着片22を前記取付孔14に挿入可能な挿入位置と挿入後に変位 して前記取付孔14から抜出し不能となる保持位置との間で移動可能とする構成 としては、上記実施例に示したものの他に、例えば、挿着片22の掛止部22a の先端に案内面を設けて取付孔14の挿通部14a上縁に案内される構成とした り、挿着片22を上下一対設けたり、挿着片22の掛止部22aの左部または右 部のいずれかを取付孔14の保持部14bに掛止する構成とする等、他の構成を 採用することができる。また、挿着片22を取付孔14に挿着した状態で、挿着 片22に長さ方向の弾性を付与し、挿着片22の掛止部22aが取付部13の取 付孔14の保持部14bの左右側縁を弾性的に押圧するようにしてもよい。この 場合、ラジエータグリル10の取外し時に、挿着片22の掛止部22aを下方に 押下げて取付孔14の挿通部14aと対向させるだけで、挿着片22の掛止部2 2aが長さ方向への弾性力により取付孔14内に自動的に進入するため、ラジエ ータグリル10の取外しが一層容易となる。そして、本考案は上記実施例のラジ エータグリル10以外にも、ボルト及びナットの組合せにより車体への取付を必 要とする自動車用部品であれば、他の自動車用部品に適用可能である。更に、本 考案の取付具は、グリル本体11の左右の上下両端部の計4個所に設ける等、そ の配置数及び配置位置も変更可能である。
【0027】
以上のように、本考案の自動車用部品の取付構造は、自動車用部品の本体側に 取付孔を有する取付部を設け、合成樹脂製の台座の前記自動車用部品側に、前記 取付孔に挿入可能な挿入位置と挿入後に変位して前記取付孔から抜出し不能とな る保持位置との間で移動可能な合成樹脂製の挿着片を一体形成するとともに、ボ ルトの頭部を前記台座に埋設してその軸部を自動車の車体側に突出させて取付具 を構成し、前記取付具の前記台座と係合して前記台座の周方向への回動を規制す る係止手段を設けたものである。したがって、自動車用部品の本体側の取付部の 取付孔に、取付具の挿着片を挿入位置とした状態で進入させた後保持位置とする ことにより、挿着片が取付部に抜出し不能に保持され、挿着片を介して台座及び ボルトも取付部に移動不能に保持される。これにより、取付具のボルトを自動車 の車体のブラケット等の孔に挿通してその先端からナットを螺合することにより 、自動車用部品が車体に組付けられる。このとき、係止手段が台座の周方向への 回動を規制するため、ナットの締付けが確実に行なわれる。また、ボルト及びナ ットの締結力は強固であるため、自動車の振動等によっても、取付具により自動 車用部品の取付力が減少することはない。その結果、自動車用部品を車体に安定 して組付保持することができる。
【図1】図1は本考案の一実施例の自動車用部品の取付
構造を使用したラジエータグリルを示す正面図である。
構造を使用したラジエータグリルを示す正面図である。
【図2】図2は本考案の一実施例の自動車用部品の取付
構造の分解斜視図である。
構造の分解斜視図である。
【図3】図3は本考案の一実施例の自動車用部品の取付
構造の組付時を示す斜視図である。
構造の組付時を示す斜視図である。
【図4】図4は本考案の一実施例の自動車用部品の取付
構造の組付時示す断面図である。
構造の組付時示す断面図である。
【図5】図5は本考案の一実施例の自動車用部品の取付
構造を使用してラジエータグリルを車体に組付けた状態
を示す断面図である。
構造を使用してラジエータグリルを車体に組付けた状態
を示す断面図である。
【図6】図6は従来のアンダーカット座タイプの自動車
用部品の取付構造を示す断面図である。
用部品の取付構造を示す断面図である。
【図7】図7は従来の植込ボルトタイプの自動車用部品
の取付構造を示す断面図である。
の取付構造を示す断面図である。
10 ラジエータグリル(自動車用部品) 11 グリル本体 13 取付部 14 取付孔 15 係止台(係止手段) 20 取付具 21 台座 22 挿着片 23 ボルト 23a 頭部 23b 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 足立 孝男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)考案者 山内 明 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車用部品の本体側に設けられる取付
孔を有する取付部と、 合成樹脂製の台座と、前記台座の前記自動車用部品側に
一体形成され、前記取付孔に挿入可能な挿入位置と挿入
後に変位して前記取付孔から抜出し不能となる保持位置
との間で移動可能な合成樹脂製の挿着片と、前記台座に
頭部を埋設され、自動車の車体側に軸部を突出するボル
トとからなる取付具と、 前記取付具の前記台座と係合して前記台座の周方向への
回動を規制する係止手段とを具備することを特徴とする
自動車用部品の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066438U JP2573689Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 自動車用部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066438U JP2573689Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 自動車用部品の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630516U true JPH0630516U (ja) | 1994-04-22 |
| JP2573689Y2 JP2573689Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=13315782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992066438U Expired - Lifetime JP2573689Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 自動車用部品の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573689Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP1992066438U patent/JP2573689Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2573689Y2 (ja) | 1998-06-04 |
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