JPH06305334A - 車両用ガラスラン - Google Patents

車両用ガラスラン

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JPH06305334A
JPH06305334A JP5101439A JP10143993A JPH06305334A JP H06305334 A JPH06305334 A JP H06305334A JP 5101439 A JP5101439 A JP 5101439A JP 10143993 A JP10143993 A JP 10143993A JP H06305334 A JPH06305334 A JP H06305334A
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Mitsuo Hamahata
満男 浜端
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車内側立壁部が車外側立壁部より長く形成さ
れているガラスランのサッシレールへの装着作業性を改
善すること。 【構成】 ガラス摺動溝Cを構成する車内側立壁部2、
車外側立壁部3及び底壁部5を備え、各立壁部2、3の
外側に意匠リップ7、9を備えた断面を有し、車内側取
付けフランジ23が車外側取付けフランジ24より高く
形成されたサッシレール21に対応させて、車内側立壁
部2が車外側立壁部3より長く形成されているガラスラ
ン1。車内側立壁部2の成形断面が湾曲部Aを有して形
成され、前記底壁部5からの高さを、車外側立壁部3の
それと略同一とされているとともに、車内側立壁部2の
先端側と意匠リップ7とで形成される保持溝15を取付
けフランジ23の形成方向に近づけた形状とされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サッシレールへのガラ
スラン装着作業性の向上に寄与する車両用ガラスランに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラスランについて図1〜6に基
づいて説明する。
【0003】図2に示す如く、ドアガラスラン1は、ガ
ラス摺動溝Cを構成する車内側立壁部2、車外側立壁部
3及び底壁部5を備えた基本断面構成を有する。そし
て、各立壁部2、3の外側にはそれぞれ意匠リップ7、
9を備えるとともに、内側にはそれぞれ大摺動リップ1
1、小摺動リップ13を具備する。このとき、車内側を
大摺動リップ11とするのは、可及的にドアガラスGを
車外側に位置させるフラッシュサーフエイス化の要請、
即ち、意匠性の向上、風切り音の低減の見地からであ
る。
【0004】このガラスラン1は、フロントドアDのド
アフレームF(図1)に形成されたチャンネル型のサッ
シレール21に、レール両側の取付けフランジ23、2
4を、ガラスラン1の各立壁部2、3と意匠リップ7、
9でそれぞれ挟持するようにして取付ける。図例中、2
3a、24a は、ウェザストリップ抜け止め用の引起
こし爪である。なお、この引き起こし爪の無いものもあ
る。
【0005】そして、サッシレール21は、一般に、車
内側からの視認性の見地、及び、フランジの溶接代を確
保する等の理由から、車外側取付けフランジ24が車内
側取付けフランジ23より低く形成されている。これに
対応させて、ガラスランの車内側立壁部2が車外側立壁
部3より長く形成されている。
【0006】サッシレールに取付ける前のガラスラン1
の成形断面は、最終的に図3に示す如く、各摺動リップ
及び底壁部5への滑性処理及び滑性処理に際しての前処
理の関係上、各立壁部2、3を底壁部5に対して装着時
より外側へ拡開させた状態とされている。
【0007】即ち、ガラスラン1を押出成形するに際し
て、押出直後のゴムが未加硫の状態でベルトコンベヤB
等に載せられて搬送されるときには、ガラスラン1の形
状が安定していないため、図3に示すような形状保持材
30を付与して一体に押し出される。その後、加硫され
て形状が安定したなら、この形状保持材30は引きはが
される。そして、各摺動リップ11、13の表面と底壁
部5への滑性化処理に際して、各被処理面が重ならない
ように、上記立壁部2、3を拡開させた状態で処理さ
れ、最終的にその断面形状のものが形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のガラスラン
1の製造工程、及び、サッシレール21への装着工程に
おいて、下記のような問題点があった。
【0009】ガラスラン1を製造する際に、形状保持材
30を付与して押し成形を実施している。この形状保持
材30は、滑性化処理をする前に引きはがす必要がある
とともに、廃材として処理されるため、材料の無駄な使
用となり、全体として製造コストの増大につながる。
【0010】また、サッシレール21の取付けフランジ
23、24の高さが異なるとともに、ガラスラン1の立
壁部2、3の高さも異なり、さらに、この各立壁部2、
3を手で把持して、底壁部5がサッシレール21の底壁
21aに対して略平行な状態になるように組み付ける必
要があるため、その組み付けは非常に面倒であった。
【0011】即ち、把持するに際して、強く把持すると
力のバランスで底壁部が傾き易く、フランジ23に対し
て保持溝15を平行にすることが難しい。また、上記変
形をおそれて、軽く把持した場合には、フランジ23の
先端が、車内側立壁部2の外面を摺動するように組み付
けなければならず、やはり、組み付け難かった。さら
に、サッシレール外側幅W2より意匠リップ開口幅W1
を大きく形成することが困難で、図4に示す如く、車内
側意匠リップ7の先端が、サッシレール21の開口部内
に入り込み、装着作業性が良好でなかった。
【0012】この場合、図5に示す如く、ガラスラン1
の車内側立壁部2の押出断面をさらに外側へ拡開させ
て、車内側立壁部2の底壁部5からの高さを車外側立壁
部3のそれと略同一とすれば、底壁部5がサッシレール
21の底壁21aに対して略平行となるとともに(図
5)、意匠リップ開口幅W1はレール外側幅W2より広
くなる(図6)。しかし、図6に示す如く、車内側取付
けフランジ23に対する車内側立壁部2と意匠リップ7
とで形成される保持溝15との交差角度θが大きくな
り、やはり、装着作業性の改善は余り望めない。
【0013】本発明は、上記にかんがみて、ガラス摺動
溝を構成する車内側立壁部、車外側立壁部及び底壁部を
備え、各立壁部の外側に意匠リップを備えた断面を有
し、車内側取付けフランジが車外側取付けフランジより
高く形成されたサッシレールに対応させて、車内側立壁
部が車外側立壁部より長く形成されているガラスランの
サッシレールへの装着作業性を改善することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスランは、
上記の課題を下記構成により解決するものである。
【0015】ガラス摺動溝を構成する車内側立壁部、車
外側立壁部及び底壁部を備え、各立壁部の外側に意匠リ
ップを備えた断面を有し、車内側取付けフランジが車外
側取付けフランジより高く形成されたサッシレールに対
応させて、車内側立壁部が車外側立壁部より長く形成さ
れているガラスランであって、サッシレールに組み付け
る前の状態において、車内側立壁部の成形断面が湾曲部
を有して形成され、底壁部からの高さを、車外側立壁部
のそれと略同一とされているとともに、車内側立壁部先
端側と意匠リップとで形成される保持溝を、取付けフラ
ンジの形成方向に近づけた形状とされていることを特徴
とする。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。前述例と同一部分については、同一図符号を付す
と共に、それらの説明の全部または一部を省略する。
【0017】ガラス摺動溝Cを構成する車内側立壁部
2、車外側立壁部3及び底壁部5を備え、各立壁部2、
3の外側に意匠リップ7、9を備えた断面を有し、車内
側取付けフランジ23が車外側取付けフランジ24より
高く形成されたサッシレール21に対応させて、車内側
立壁部2が車外側立壁部3より長く形成されている。
【0018】そして、車内側立壁部2の成形断面が湾曲
部Aを有して形成され、底壁部5からの高さを、車外側
立壁部3のそれと略同一とされるとともに、車内側立壁
部2先端側と意匠リップ7とで形成される保持溝15の
形成方向が上記取付けフランジ23の形成方向に近づく
ように底壁部5に対する交差角度を増大させる。
【0019】ここで、保持溝15の底壁部5に対する交
差角度αは90°に近い方が望ましく、車内側取付けフ
ランジ23に対する交差角度θが大きくなるにつれて、
装着作業性に悪影響を与える。
【0020】この湾曲部Aの態様としては、通常、車内
側立壁部2をガラス摺動溝C側を曲率中心とする湾曲
(R)状に全体的に形成する。この断面形状の場合は、
車内側立壁部2の先端側は必然的に、底壁部5に対して
立ち上がり形状となる。また、図9に示す如く、曲率中
心をガラス摺動溝Cの外側とする湾曲状に車内側立壁部
2の元部側に形成する。この場合は、車内側立壁部2の
先端側を立ち上がり形状とする必要がある。
【0021】こうした湾曲部Aを車内側立壁部2に形成
することにより、車内側立壁部2の底壁部5からの高さ
が、車外側立壁部3のそれと略同一となる。また、保持
溝15の底壁部5に対する交差角度αを大きくすること
ができ、相対的に意匠リップ7、9先端間の距離を大き
くとることができる。
【0022】なお、本実施例のガラスランは、通常、C
R、EPDM等のゴム材料を使用して押出成形により製
造する。また、コーナ部は型成形により製造する。
【0023】次に、上記実施例のガラスランのサッシレ
ールへの装着する場合について説明をする。
【0024】従来と同様にして、図7に示すような断面
形状のガラスラン1を手で把持してサッシレール21に
装着する。この際、ガラスランの車内側立壁部2の底壁
部5からの高さが、車外側立壁部3のそれと略同一であ
り、把持したときに両立壁部3、5に加える力のバラン
スが崩れず、底壁部5をサッシレール21の底壁21a
に対して略平行な状態になるように把持できる。
【0025】また、車内側立壁部2先端側が立ち上がり
形状とされていることにより意匠リップ7、9先端間の
距離も広がり、且つ、保持溝15の底壁部5に対する交
差角度αも大きくなって、保持溝15と取付けフランジ
フランジ23とが平行に近づけられているため、意匠リ
ップ開口幅W1をサッシレール外側幅W2より大きく形
成し易く、車内側意匠リップ7の先端が、サッシレール
21の開口部内に入り込むのを防止することができる。
そして、保持溝15の取付けフランジ23への装着は、
ガラスランの底壁部5をサッシレール21の底壁21a
に対して略平行な状態で車外側に押す力に変換されるか
(図7・8)、又は、この湾曲部の変形によって吸収さ
れるかして(図9)、底壁部5が傾くような変形は起き
ない。
【0026】
【発明の作用・効果】本発明の車両用ガラスランは、ガ
ラス摺動溝を構成する車内側立壁部、車外側立壁部及び
底壁部を備え、各立壁部の外側に意匠リップを備えた断
面を有し、車内側取付けフランジが車外側取付けフラン
ジより高いサッシレールに対応させて、車内側立壁部が
車外側立壁部より長く形成されているガラスランであっ
て、サッシレールに組み付ける前の状態において、車内
側立壁部の成形断面が湾曲部を有して形成され、底壁部
からの高さを、車外側立壁部のそれと略同一とされてい
るとともに、車内側立壁部先端側と意匠リップとで形成
される保持溝を前記取付けフランジの形成方向に近づけ
た形状とされている構成により下記のような作用・効果
を奏する。
【0027】ガラスランの車内側立壁部2の底壁部5か
らの高さが、車外側立壁部3のそれと略同一であるた
め、ガラスランを装着するに際して、両立壁部2、3を
把持する力のバランスが崩れず、底壁部5をサッシレー
ル21の底壁21aに対して略平行な状態になるように
ガラスランを把持することができる。また、車内側立壁
部2の先端側と意匠リップ7とで形成される保持溝15
が取付けフランジ23の形成方向に近づけた形状とされ
ていることにより、意匠リップ7、9先端間の距離が広
がり、意匠リップ開口幅W1をサッシレール外側幅W2
より大きく形成し易く、車内側意匠リップ7の先端が、
サッシレール21の開口部内に入り込むのを防止するこ
とができる。
【0028】従って、車内側立壁部が車外側立壁部より
長く形成されているガラスランのサッシレールへの装着
作業性を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のフロントドアの側面図
【図2】従来のガラスランの装着態様断面図
【図3】従来のガラスランの一例を示す押出成形断面図
【図4】図3のガラスランをサッシレールに装着する場
合の断面図
【図5】従来のガラスランで意匠リップ間距離を広げた
場合の押出成形断面図
【図6】図5のガラスランをサッシレールに装着する場
合の断面図
【図7】本発明のガラスランの一例を示す押出成形断面
【図8】図7のガラスランをサッシレールに装着する場
合の断面図
【図9】本発明のガラスランの他の例を示す押出成形断
面図
【符号の説明】
1 ドアガラスラン 2、2A 車内側立壁部 3 車外側立壁部 5 底壁部 7 車内側意匠リップ 8 車外側意匠リップ 11 大摺動リップ 13 小摺動リップ 15 保持溝 21 サッシレール 23 車内側取付けフランジ 24 車外側取付けフランジ A 車内側立壁部に形成される湾曲部 C ガラス摺動溝 D フロントドア F ドアフレーム G ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス摺動溝を構成する車内側立壁部、
    車外側立壁部及び底壁部を備え、各立壁部の外側に意匠
    リップを備えた断面を有し、車内側取付けフランジが車
    外側取付けフランジより高く形成されたサッシレールに
    対応させて、前記車内側立壁部が車外側立壁部より長く
    形成されているガラスランであって、 サッシレールに組み付ける前の状態において、前記車内
    側立壁部の成形断面が湾曲部を有して形成され、前記底
    壁部からの高さを、前記車外側立壁部のそれと略同一と
    されているとともに、車内側立壁部先端側と意匠リップ
    とで形成される保持溝を、前記取付けフランジの形成方
    向に近づけた形状とされていることを特徴とする車両用
    ガラスラン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10324158A (ja) * 1997-05-27 1998-12-08 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアガラスランのコーナ部成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10324158A (ja) * 1997-05-27 1998-12-08 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアガラスランのコーナ部成形方法

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