JPH06306028A - 反対立体配置の廃棄物からのl−(−)−カルニチンの改良製造法 - Google Patents

反対立体配置の廃棄物からのl−(−)−カルニチンの改良製造法

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JPH06306028A
JPH06306028A JP6069287A JP6928794A JPH06306028A JP H06306028 A JPH06306028 A JP H06306028A JP 6069287 A JP6069287 A JP 6069287A JP 6928794 A JP6928794 A JP 6928794A JP H06306028 A JPH06306028 A JP H06306028A
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マリア・オルネーラ・チンチ
Angelis Francesco De
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 L−(−)−カルニチンと反対の立体配置を
有する不斉炭素原子を含む出発化合物からL−(−)−
カルニチンを収率よく得る改良製造法を提供する。 【構成】 D−(+)−カルニチンアミドをD−(+)
−カルニチンエステルに変換し、上記エステルをアシル
化してD−(+)−カルニチンエステルのアシル誘導体
に変換し、これを加水分解してアシル−D−(+)−カ
ルニチンに変換し、これをラクトン化してL−(−)−
カルニチンのラクトンとし、上記ラクトンを塩基性溶液
中で処理してL−(−)−カルニチンに変換することを
特徴とするD−(+)−カルニチンアミドからL−
(−)−カルニチンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L−(−)−カルニチ
ンの立体配置と反対の立体配置を有する不斉炭素原子を
含む出発化合物からL−(−)−カルニチンを製造する
改良方法に関する。本発明の方法は、まず出発化合物を
アキラルな中間体、一般にクロトノベタインまたはガン
マブチロベタインに変換し、次いでこのアキラルな中間
体をL−(−)−カルニチンに変換する従来法の欠点を
克服するものである。本発明の方法は出発化合物として
D−(+)−カルニチンアミドを用いる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】カル
ニチンは非対称の単一中心を含み、それゆえD−(+)
−カルニチンおよびL−(−)−カルニチンと称される
2個の鏡像体として存在する。このうち、L−(−)−
カルニチンだけが生体系に見出され、それはミトコンド
リア膜を通って脂肪酸を輸送するためのビヒクルとして
作用する。L−(−)−カルニチンが生理化学的に活性
な鏡像体であるのにもかかわらず、D,L−カルニチン
ラセミ体が治療剤として慣用的に用いられて来た。しか
しながら、今やD−(+)−カルニチンはカルニチンア
シルトランスフェラーゼの競合的インヒビターであるこ
と、そして、それは心筋層および骨格筋肉内のL−
(−)−カルニチンの濃度を減ずることが認められてい
る。
【0003】従って、血液透析処置或は心臓または脂質
代謝疾患のための処置を受けている患者には、L−
(−)−カルニチンのみを投与することが重要である。
同じ要件は脳代謝、抹消神経病、抹消血管病等の疾病を
処置するためのカルニチンのアシル誘導体の治療的利用
にも適用される。これらの疾病はL−(−)−カルニチ
ンのアシル化により得られるアセチルL−(−)−カル
ニチンおよびプロピオニルL−(−)−カルニチンによ
り典型的に処置される。
【0004】種々の化学的方法がカルニチンの工業的規
模の製造に試みられて来た。残念ながら、これらの方法
は立体特異性でなくD−(+)−およびL−(−)−異
性体のラセミ混合物を生成する。従って、ラセミ体の鏡
像体成分を分離するために分割手段を適用する必要があ
る。
【0005】典型的には、D,L−ラセミ混合物は、光
学的に活性な酸(例えばD−(−)−酒石酸、D−
(+)−カンファースルホン酸、(+)−ジベンゾイル
−D−(−)−酒石酸、N−アセチル−L−(+)−グ
ルタミン酸およびD−(+)−ショウノウ酸)を反応さ
せて、互いに分離できる2個のジアステレオ異性体を得
る。U.S.特許4,254,053に開示される古典的方法で
は、D−(+)−ショウノウ酸をD,L−カルニチンア
ミドのラセミ混合物の分割剤として用い、副生成物とし
てのD−(+)−カルニチンアミドと共にL−(−)−
カルニチンアミドを得、後者を加水分解してL−(−)
−カルニチンを得る。
【0006】しかしながら、これらの分割手段は複雑で
費用がかかり、しかも全ての場合にL−(−)−カルニ
チンの立体配置と反対の立体配置を有するD−(+)−
カルニチンまたはその前駆体を副生成物としてL−
(−)−カルニチンと等モル量生成することになる。最
近、幾つかの微生物学的方法によりL−(−)−カルニ
チンの工業生産で副生成物として産生する大量のD−
(+)−カルニチン(またはその前駆体、例えばD−
(+)−カルニチンアミド)から得たアキラルな誘導体
の立体特異的トランスフォーメイションを経てL−
(−)−カルニチンを生成することが提案された。
【0007】これらの方法は、一般にクロトノベタイン
のL−(−)−カルニチンへの立体特異的水和に基づく
もので、問題のバイオトランスフォーメイションを達成
するのに用いる具体的な微生物によって主として異な
る。例えばEP 0 12 1444(ハマリ)、EP 0 122 794
(アジノモト)、EP 0 148 132(シグマ−タウ)、J
P 275689/87(バイオル)、JP 61067494(セイテ
ツ)、JP 61234794(セイテツ)、JP 61234788(セ
イテツ)、JP 61271996(セイテツ)、JP 61271995
(セイテツ)、EP 0 410 430(ロンザ)、EP 0 195
614(ロンザ)、EP 0 158 194(ロンザ)およびEP
0 457 735(シグマ−タウ)に開示された方法参照。
【0008】一方、JP 62044189(セイテツ)は、ク
ロトノベタインから酵素的に順次得られるガンマブチロ
ベタインから出発してL−(−)−カルニチンを立体選
択的に生成する方法を開示する。
【0009】これらの方法は全て幾つかの欠点がある。
まず第一に、前述の微生物学的方法では、全てD−
(+)−カルニチンはこれを出発化合物として用いる前
にまずアキラルな化合物(クロトノベタイン、ガンマブ
チロベタイン)に変換しなければならない。
【0010】さらに、これまでに示された微生物学的方
法は、以下の1またはそれ以上の理由から、L−(−)
−カルニチンを工業的規模で製造するには実用的でない
ことが明らかになった。 (i)L−(−)−カルニチンの収量が極端に低い。 (ii)微生物を高価な栄養培地で培養しなければならな
い。 (iii)微生物は低濃度〔2−3%(w/v)まで〕のクロト
ノベタインしか許容できない。 (iv)副反応、例えばクロトノベタインのガンマブチロ
ベタインへの還元またはL−(−)−カルニチンの3−
デヒトロカルニチンへの酸化を生ずる。これらの副反応
はL−(−)−カルニチンの最終収量を減少させる。
【0011】既知方法の全ての前述の欠点を克服するた
めに、本出願と同一の出願人名で1992年12月21
日に出願し、本出願の出願時点では未だ公開されていな
い、イタリア特許出願RM92A000915において、L−
(−)−カルニチンと反対の立体配置を有する副生成物
(例えばD−(+)−カルニチンアミド)から出発し
て、出発副生成物をまずアキラルな中間体に変換すると
いう面倒な操作を必要とせずに、高収率でL−(−)−
カルニチンを得る方法を開示した。
【0012】以下の反応式1で示される方法は、 反応式1
【化7】 D−(+)−カルニチンアミド塩()をD−(+)−
カルニチン()に加水分解することおよび(既知方法
により)()をエステル()にエステル化すること
を含む(式中、R1は好ましくはアリールアルコキシ、
例えばベンジルオキシである)。
【0013】エステル()は、次いでアシル誘導体
)(式中、Y(Xと同一であり得る)は好ましくは
対イオン、例えば過塩素酸塩である)に変換され、
)に溶解性を与える。ORは脱離基であり、式中、
Rは好ましくは1−12個の炭素原子を有するアルキル
スルホニル基、例えばメシルである。
【0014】()から()へのアシル化は、好まし
くはピリジン中、エステル()をアシル化剤RY(式
中、Yはハロゲンであり、Rは上記に定義の通りのアシ
ル基である)と反応させることにより実施する。好まし
くはRYは選択されたアシル基の塩化物である。
【0015】()のエステル基−COR1(R1=ベン
ジルオキシ)はカルボキシル基に加水分解され、かくし
てアシル−D−(+)−カルニチン()が得られ、こ
れをL−(−)−カルニチンのラクトン()に変換す
る。ラクトン化はNaHCO3(比1:1)によるか、ま
たはHCO3 -形に活性化したアンバーライトIRA−4
02塩基性樹脂によるか、またはLA2樹脂による水溶
性塩基性条件下に行うのが適当である。ラクトンはその
水溶液を蒸発させるか、または塩(例えばテトラフェニ
ルホウ酸塩またはライネケ塩)として沈澱させることに
より分離する。
【0016】最後にラクトン()はL−(−)−カル
ニチン分子内塩()に適当に変換する。ラクトンを水
に溶解し、得られる溶液を塩基、例えばNaHCO
3(1:1の割合)により8−24時間処理する。
【0017】L−(−)−カルニチンは、X-アニオン
から、もし、あれば過剰のアシルハロゲン化物から、ま
たはピリジン等から形成される塩より、その水溶液を、
例えばIR 120のような強酸性樹脂上、水で次いで
NH4OHで溶出するか或は先ず強塩基性樹脂、例えば
OH形に活性化したアンバーライトIRA 402上で
溶出し、その後で弱酸性樹脂、例えばアンバーライトI
RC−50上で溶出するクロマトグラフィーによって適
当に精製する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、以下の
反応式2に示され、これまでの方法よりも顕著な改良点
を有する。
【0019】反応式2
【化8】 事実、 1) D−(+)−カルニチンアミド(1)は(予めD−
(+)−カルニチンに変換することなく)直接エステル
(2)に変換される。 2) (2)から(3)へのアシル化(特にメシル化)
は、溶媒、特に著しい障害をもたらすピリジンの不存在
下に実施され得る。 3) アシル誘導体(3)のエステル基は、簡単な酸加水
分解によりアシル誘導体(4)のカルボキシル基に変換
され、すなわち、その方法は工業的規模で実施した場合
に特に著しい水素化反応の障害を無くすことができる。 反応式2に関連させて詳しく述べると、D−(+)−カ
ルニチンアミド(1)は、酸触媒、例えば気体HClま
たは濃H2SO4により、過剰のアルコール、好ましくは
1−4個の炭素原子を有するアルカノールの存在下、慣
用方法によりエステル(2)に変換する。
【0020】X-は、例えばハロゲン化物(好ましくは
塩化物)、硫酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、メタ過ヨウ
素酸塩、テトラフェニルホウ酸塩、1個の炭素原子(メ
タンスルホン酸塩)から12個の炭素原子(ドデシルス
ルホン酸塩)を有するアルキルスルホン酸塩、トリフル
オロ酢酸塩、テトラハロゲンホウ酸塩、フマール酸塩ま
たは10−14個の炭素原子を有するアルキル硫酸塩で
ある。
【0021】適当なエステル(2)は、式中、R1は直
鎖状または分枝状の、1−11個の炭素原子を有するア
ルキル基、好ましくはn−ブチルまたはイソブチルであ
るエステルを含む。
【0022】次いで、エステル(2)を式中、ORが脱
離基(式中、Rは1−12個の炭素原子を有するアルキ
ルスルホニル基、ホルミルまたはトリフルオロアセチル
である)であるアシル誘導体(3)に変換する。好まし
くはアルキルスルホニル基は、メタンスルホニル(メシ
ル)、p−トルエンスルホニル(トシル)、p−ブロモ
ベンゼンスルホニル(ブロシル)、p−ニトロベンゼン
スルホニル(ノシル)、トリフルオロメタンスルホニル
(トリフリル)、ノナフルオロメタンスルホニル(ノナ
フリル)および2,2,2−トリフルオロエタンスルホニ
ル(トレシル)から選択される。メシルが特に好まし
い。
【0023】(2)から(3)へのアシル化は、選択さ
れた酸の無水物R2O(式中、Rは上記定義の通りのア
シル基である)を用いてエステルと反応させることによ
り実施する。
【0024】アシル反応は、不活性無水溶媒、例えばメ
チレンクロリドまたはアセトニトリル中で、または何の
溶媒も用いることなく、二つの反応試剤の溶融混合物中
で直接実施する。アシル化剤は1:1から1:5まで
の、好ましくは1:3の割合で添加し、40℃と80℃
の間の温度で8−48時間反応させる。
【0025】化合物(3)は、適当な溶媒、例えばエチ
ルエーテルまたはヘキサンで沈澱させることにより分離
できる(以下に示すように化合物(3)の分離は強制的
ではない)。化合物は次いで結晶化により、またはその
水溶液を弱塩基性樹脂、例えばアンバーライトIR 4
5(ローム・アンド・ハース)上溶出し、またはその水
溶液をヘキサン中に希釈したLA−2−型弱塩基性樹脂
と振とうすることにより、そして最終的に水溶液を凍結
乾燥または濃縮することにより精製する。
【0026】(3)のエステル基−COOR1は慣用手
段で酸加水分解することによりアシル−D−(+)−カ
ルニチン(4)のカルボキシルに変換した。
【0027】アシル−D−(+)−カルニチン(4)の
ラクトン(5)への変換およびこの後者の化合物のL−
(−)−カルニチン(6)への変換は、既に引用したイ
タリア特許出願RM92A000915に開示したと同様に実施
する。
【0028】明確にするために、上記の方法は、一連の
5個の別々の操作段階として記載したが、対応する工業
的方法は3段階のみからなることを理解すべきである。
本発明の方法を工業的方法として実施する場合は、アシ
ル−D−(+)−カルニチンエステル(3)は、アシル
−D−(+)−カルニチン(4)またはラクトン(5)
のいずれをもを分離することなく、直接L−(−)−カ
ルニチン分子内塩に変換され得る。
【0029】実際には、アシル−D−(+)−カルニチ
ンのエステル(3)を酸条件で加水分解し、次いで得ら
れる水溶液を濃縮し、濃縮物をpH7−9、好ましくは
8−9とし、このpH値に30−50時間保持し、L−
(−)−カルニチンを得る。
【0030】本発明の方法の一実施態様を記載する以下
の実施例に於いて、中間化合物(2)、(3)および
(4)は、物理化学的観点からそれらを完全に特徴付け
るために分離した。
【0031】しかしながら、工業的方法が以下の段階の
みを含むことは有機合成の専門家にとって明らかであろ
う。 (a) D−(+)−カルニチンアミド(1)のD−(+)
−カルニチンのエステル(2)への変換、 (b) エステル(2)の水酸基を無水物R2O(式中、R
は前記に定義の意味である)でアシル化すること、得ら
れた脱離基ORの形成によって、すなわち、アシル−D
−(+)−カルニチンのエステル(3)を得ること、お
よび (c) (3)のL−(−)−カルニチン分子内塩(6)へ
の変換。
【0032】実施例1 D−カルニチンイソブチルエステル塩酸塩(2)の製造 段階(a) D−カルニチンアミド塩酸塩(1)(10g、0.05モ
ル)を50mlイソブタノールに懸濁した。溶液を4℃
に冷却し、これに気体HClを飽和まで添加した。反応
混合物を1時間還流し、次いで熱い間に濾過し、NH4
Clを除去した。アルコール溶液を減圧下に濃縮して乾
燥し、イソブタノールで2回取り、濃縮した。こうして
得た残渣にアセトンを加え、固形生成物を濾取した。 11.6gの化合物(2)を得た。 収率90% HPLC カラム:ヌクレオシル5−SA 4.0mm×200mm 温度:30℃ 溶出液:CH3CN−KH2PO4 50mM 65−35 p
H3.5 流速:0.75ml/分 検出器:I.R. 保持時間:14.6分1 H NMR D2Oδ4.7(1H,m,COH);4.0
−3.9(2H,m,COOCH2-);3.5(2H,m,N+
CH2-);3.2(9H,s,(CH3)3+);2.7(2
H,m,CH2COO);2.0−1.9(1H,m,C(CH
3)2);0.9(6H,d,(CH(C 3)2
【表1】 元素分析 C1124ClNO3 C% H% N% Cl% 計算値 52.06 9.53 5.52 13.97 実測値 49.89 10.26 6.23 14.88 H2O 0.8% [α]25 D=+15 (c=1% H2O)
【0033】メタンスルホニル−D−カルニチンイソブ
チルエステルメタンスルホン酸塩(3)の製造 段階(b) D−カルニチンイソブチル塩酸塩(2.5g、0.01モ
ル)およびメタンスルホン酸無水物(5.2g、0.03
モル)の混合物を80℃で24時間加熱した。溶融物を
CH2Cl2に取り、エチルエーテルで沈澱させた。この
操作を3回繰り返し、過剰のメタンスルホン酸無水物を
除去した。3.9gの化合物(3)を得た。 収率:100% HPLC カラム:ヌクレオシル5−SA 4.0mm×200mm 温度:30℃ 溶出液:CH3CN−KH2PO4 50mM 65−35 p
H3.5 流速:0.75ml/分 検出器:I.R. 保持時間:10.11分1 H NMR D2Oδ5.5(1H,m,-CH-O);3.9
−3.8(3H,m,OCH2,N+-H);3.6(1H,
d,N+CH-);3.2(3H,s,OSO2CH3);3.
1(9H,s,(CH3)3+);3.0(2H,dd,CH2CO
O);2.7(3H,s,CH3SO3-);1.8(1H,m,
(CH3)2);0.8(6H,d,CH(C 3)2
【表2】 元素分析 C1329NO82 C% H% N% S% 計算値 39.88 7.47 3.58 16.38 実測値 39.45 7.43 3.75 16.24 [α]25 D=+24.7 (c=1% H2O) 融点=137−140℃
【0034】メタンスルホニル−D−カルニチンメタン
スルホン酸塩(4)の製造 段階(c) メタンスルホニル−D−カルニチンイソブチルエステル
メタンスルホン酸塩(3)(3.9g、0.01モル)を
65mlの2N HClに溶解し、得られた溶液を50℃に
20時間保った。次いで溶液を減圧下に濃縮して乾燥し
た。油状残渣をアセトンで洗い、固形生成物を濾取し
た。3.3gの化合物(4)を得た。 収率:90% HPLC カラム:ヌクレオシル5−SA 4.0mm×200mm 温度:30℃ 溶出液:CH3CN−KH2PO4 50mM 65−35 p
H3.5 流速:0.75ml/分 検出器:I.R. 保持時間:12.60分1 H NMR D2Oδ5.5(1H,m,COSO2
3);3.9(1H,dd,N+-H);3.6(1H,d
d,N+CH-);3.2(3H,s,OSO2CH3);3.
1(9H,s,(CH3)3+);2.9(2H,m,C 2CO
OH);2.7(3H,s,CH3SO3 -) [α]25 D=+22 (c=1% H2O) 融点=148−150℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファビオ・ジャネッシ イタリア00189ローマ、ビア・アッバディ ア・サン・サルバトーレ16番 (72)発明者 ナザレノ・スカフェッタ イタリア00040パボナ・ディ・アルバーノ (ローマ)、ビア・シエナ10番 (72)発明者 イーダ・ベルナベイ イタリア00048ネテューノ(ローマ)、ビ ア・デル“コーレ・パラディソ”14ビ番 (72)発明者 マリア・オルネーラ・チンチ イタリア00182ローマ、ビア・エルネス ト・バージレ81番 (72)発明者 フランチェスコ・デ・アンジェリス イタリア00136ローマ、ピアッツァ・ア・ フリッジェリ13番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 D−(+)−カルニチンアミドからL−
    (−)−カルニチンの製造方法であって、 (a) 一般式 【化1】 (式中、X-は対イオンである)で示されるD−(+)
    −カルニチンアミド(1)を一般式 【化2】 (式中、R1は1−11個の炭素原子を有する直鎖状ま
    たは分枝状アルキル基である)のエステル(2)に変換
    すること、 (b) エステル(2)と無水物R2O(式中、Rは1−1
    2個の炭素原子を有するアルキルスルホニル、ホルミル
    およびトリフルオロアセチルから選ばれる)を、不活性
    有機溶媒または溶媒の混合物中、または好ましくは2種
    の反応物の溶融混合物中直接、40℃−80℃で8−4
    8時間反応させることにより、エステル(2)を一般式 【化3】 (式中、OR(式中、Rは上記定義の通り)は脱離基で
    ある)で示されるアシル誘導体(3)に変換すること、 (c) 上記アシル誘導体(3)のCOOR1基を酸加水分
    解によりカルボン酸基に変換し、式 【化4】 で示されるアシル−D−(+)−カルニチン(4)を得
    ること、 (d) 上記アシル−D−(+)−カルニチン(4)を塩
    基性条件で処理することにより、(4)を式 【化5】 で示されるL−(−)−カルニチンのラクトン(5)に
    ラクトン化すること、および (e) 塩基性溶液中で上記ラクトン(5)を処理するこ
    とにより(5)をL−(−)−カルニチンに変換するこ
    と、および樹脂上で、得られた溶液をクロマトグラフィ
    ーによりL−(−)−カルニチン分子内塩を分離するこ
    と、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 中間化合物(3)、(4)および(5)
    を分離することなく、上記段階(c)、(d)および(e)を1
    段階として実施する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 X-がハロゲン化物、好ましくは塩化
    物、硫酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、メタ過ヨウ素酸
    塩、テトラフェニルホウ酸塩、または1−12個の炭素
    原子を有するアルキルスルホン酸塩であり、R1がn−
    ブチルまたはイソブチルであり、Rがメタンスルホニル
    (メシル)、p−トルエンスルホニル(トシル)、p−
    ブロモベンゼンスルホニル(ブロシル)、p−ニトロベ
    ンゼンスルホニル(ノシル)、トリフルオロメタンスル
    ホニル(トリフリル)、ノナフルオロメタンスルホニル
    (ノナフリル)および2,2,2−トリフルオロエタンス
    ルホニル(トレシル)である、請求項1または2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 一般式 【化6】 (式中、X-は対イオン、特にハロゲン化物、好ましく
    は塩化物、硫酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、メタ過ヨウ
    素酸塩、テトラフェニルホウ酸塩、1−12個の炭素原
    子を有するアルキルスルホン酸塩から選ばれるアニオン
    であり、R1はn−ブチルまたはイソブチルであり、R
    は1-12個の炭素原子を有するアルキルスルホニル
    基、好ましくはメシルである)で示されるアシル−D−
    (+)−カルニチンのエステル。
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