JPH06307032A - 立上り部用仕上防水シートおよびそれを用いた立上り部仕上防水施工法 - Google Patents

立上り部用仕上防水シートおよびそれを用いた立上り部仕上防水施工法

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JPH06307032A
JPH06307032A JP12073093A JP12073093A JPH06307032A JP H06307032 A JPH06307032 A JP H06307032A JP 12073093 A JP12073093 A JP 12073093A JP 12073093 A JP12073093 A JP 12073093A JP H06307032 A JPH06307032 A JP H06307032A
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waterproof sheet
sheet
rising
finishing
layer
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JP12073093A
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Tsuneo Tajima
常雄 田島
Takayoshi Imai
隆良 今井
Toru Kojima
徹 小島
Kanesada Kuchiki
包定 朽木
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Tajima Roofing Inc
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Tajima Roofing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、とくに垂直面の防水工事に
適した立上り部用仕上防水シートおよびそれを用いた立
上り部の仕上防水施工法を提供する点にある。 【構成】 防水シートおよび該防水シートを横切って該
防水シートに接着されている断面直角三角形状、または
その頂部を切欠きした形のコーナー部材よりなることを
特徴とする立上り部用仕上防水シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、立上り部用仕上防水シートおよ
びそれを用いた立上り部の仕上防水施工法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】防水材工法は、施工現場で固型
のアスファルトを釜で溶かして、それを接着材としてア
スファルトルーフィングを複数枚貼り重ねて防水層を形
成させるアスファルト防水熱工法、自着層つきアスファ
ルトルーフィングを複数枚貼り重ねて防水層を形成させ
るアスファルト防水冷工法、加硫ゴムシートを、シート
面・下地面の両方に接着材を塗り、シート一枚のみで仕
上げるシート防水工法、ウレタン塗膜材を2度塗り重ね
て仕上げるウレタン塗膜防水工法等がある。一般に防水
工事は屋上などの平面部と立上り部に分けられ、平面部
については作業者の行動を妨げる要因は殆どないため前
記各防水工法においてそれなりの効率的な作業ができ、
しかも高い作業精度が得られ、防水面からも又外観仕上
り面からも満足の行く防水工事が達成される。ところ
が、立上り部は、コーナー部分で防水シートを折り曲
げ、かつ比較的高さの低い垂直面に防水材を施工するた
め非常に作業しずらく、作業能率は1/5以下に低下し
てしまう。アスファルト熱工法の場合は、高温のアスフ
ァルトを流しながら垂直面にルーフィングを複数枚貼り
重ねていくのは相当の熟練技能を必要とするし、又仕上
げのアスファルトルーフィング表面をアスファルトで汚
染してしまい、仕上り面でも問題を呈する。自着層つき
アスファルトルーフィングも剥離紙をはがしながら垂直
面に貼っていくのはかなりの施工技術を要する。シート
防水も立上り面に起因する作業性の悪さからどうしても
充分な施工精度が得られず防水的に不完全な個所を生じ
やすく、しかも1層防水であるから立上り部での漏水事
故が頻発している。塗膜防水は、垂直面に塗る作業を2
回くり返すのはやはりかなりの熟練を要する。しかも平
面部であれば塗膜にセルフレベリング性があるため、平
滑な仕上りが得られるが、垂直面ではよほど刷毛使い技
術にすぐれていないと平滑な仕上り面は得にくい。自着
層つきルーフィングやシート防水は、下地が精度良く仕
上がっている場合は立上りの高さに合わせてシートをカ
ットしたものを横に長く貼れば施工性は向上しジョイン
トも減りその分防水信頼性は高まる。しかし、実際には
下地にはかなりの凹凸がある等のため、途中でシワが生
じてしまい、せいぜい2m長位の長尺貼りが限界となっ
ている。以上のように立上り部で、シート防水工法の場
合は1層防水に起因する漏水の懸念が大きく、また、塗
膜防水工法の場合は仕上り面で問題があり、アスファル
ト防水熱工法やアスファルト防水冷工法の場合は複数層
積層工法であるから防水的には平面部と変わらない信頼
性が得られるが、作業効率が著しく低下し、作業者の肉
体的疲労もいちじるしい。さらに、熟練防水技能員が減
少していることも大きな問題点であり、とりわけアスフ
ァルト防水熱工法の立上り面の工事の簡略化が切望され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、とく
に垂直面の防水工事に適した立上り部用仕上防水シート
およびそれを用いた立上り部の仕上防水施工法を提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、防水シートお
よび該防水シートを横切って該防水シートに接着されて
いる断面直角三角形状、またはその頂部を切欠した形の
コーナー部材よりなることを特徴とする立上り部用防水
シートに関する。このような構造になっていると平面部
と立上り部とのコーナーにおいて作業者が折り目をつけ
ないでも作業が進められるので、作業能率が大きく向上
する。立上り部は、必ずしも水平面と完全にL字型に立
上がっているわけではなく、余分な出っぱりなどが存在
することが多いので、コーナー部材の頂部は一部切欠き
しておき、前記余分な出っぱりが存在しても施工上何の
問題も生じないようにしておくことが好ましい。
【0005】図1は、本発明の立上り部用仕上防水シー
トの裏面の領域区分を説明するための一例であり、図2
は、本発明の立上り部用仕上防水シートの表面の領域区
分を説明するための一例である。前記立上り部用仕上防
水シート1において、コーナー部材4が防水シートの端
部で一部切欠かれた構造にしておくと、防水シートを順
々に立上り部に施工する際、つぎ目部分の施工が極めて
スムースに進行する。コーナー部材4の切欠個所と反対
側の端面に沿って防水シート表面の一部の領域Cには自
己粘着層を全面に設け、その上に剥離シートを被覆す
る。
【0006】立上り部用仕上防水シートの建物への接着
手段は、三つのタイプが存在する。 (1)自己粘着層と剥離シートを立上り部用仕上防水シ
ート側に全面的にまたは部分的に設ける。 (2)面ファスナーの一方を立上り部用仕上防水シート
側に、全面的にまたは部分的に設け、一方、建物の対応
する個所に、対応する面ファスナーの一方を固定してお
く。 (3)両面粘着テープまたは両面粘着シート(表面は剥
離テープ又はシートで覆われている。)をあらかじめ建
物の立上り部用仕上防水シート施工部に適用しておく。 防水シート表面のC領域、裏面のAとDの領域は漏水を
防ぐため全面防水接着が望ましいが、立上り部の領域B
は頂部の防水シールさえ完全に行えば、必ずしも全面接
着の必要はない。
【0007】防水シートの積層構造例を外側から示す
と、 (1) 合成樹脂フィルム/改質アスファルト層/基材
/改質アスファルト層/粘着層 (2) 合成樹脂フィルム/改質アスファルト層/基材
/粘着層 (3) 合成樹脂フィルム/改質アスファルト層/基材
/改質アスファルト層/粘着防止合成樹脂フィルム層 などが挙げられる。外側の合成樹脂フィルムは、好まし
くはフッ素樹脂フィルム、アクリルシリコーン樹脂フィ
ルム、アクリル系樹脂フィルム等である。内側の粘着防
止合成樹脂フィルム層は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂フィルムを用いる。改質アスファルト層
は、耐久性の点でSBS,アタクテイックポリプロピレ
ン、SBRなどの改質剤でアスファルトを改質した、改
質アスファルトである。
【0008】防水シートの最外層をフッ素樹脂層とする
場合には、アスファルト系防水層におけるアスファルト
層の厚さを少なくすることができ、これにより積層体の
厚さを薄くし、全体を軽量化することができる。フッ素
樹脂は、いわゆる含フッ素樹脂を意味するが、代表的な
ものとしては、ビニルフルオライド樹脂PVF(−CH
2−CHF−)、ビニリデンフルオライド樹脂PVDF
(−CH2−CF2−)、エチレン−四フッ化エチレン樹
脂、クロロトリフルオロエチレン樹脂PCTFE(−C
2−CFCl−)、エチレン−クロロトリフルオロエ
チレン樹脂ECTFE、パーフルオロアルコキシ樹脂P
FA(CF2CF2とROCFCF2との共重合体、Rは
パーフルオロアルキル)、パーフルオロエチレンプロピ
レン樹脂(CF2CF2とCF3CFCF2との共重合
体)、四フッ化エチレン樹脂などを挙げることができる
が、PVF、PVDF、CTFEが好ましく、とくにP
VFが好ましい。また、フッ素樹脂フィルムの接着面
は、接着性改質処理を施したものであることが好まし
い。
【0009】アスファルト層とフッ素樹脂層の接着を完
全にするためにはアスファルトとフッ素樹脂の両方に親
和性を有するプラスチック層を介在させることができ
る。前記プラスチック層を構成する樹脂としてはアクリ
ル樹脂を主成分とするものであることが好ましい。前記
アクリル樹脂としては、メチルメタクリレートのホモポ
リマーのほか、メチルメタクリレートを主成分(例えば
90wt%以上)とするコポリマーをあげることができ
る。共重合成分としては、アルキルメタクリレート(ア
ルキルはC数1〜4)、アルキルアクリレート(アルキ
ルは前と同じアルキル)、メタクリル酸、アクリル酸、
メタクリロニトリル、アクリロニトリル、スチレン、α
−メチルスチレンなどがある。また、アクリル樹脂のほ
か、ウレタン系各種合成樹脂も好ましい材料である。プ
ラスチック層と接触するアスファルト層は、アスファル
ト自体でもよいが、SBS、アタクティックポリプロピ
レン、SBRなどの改質剤で改質した改質アスファルト
が好ましい。とくにプラスチック層を構成する樹脂、た
とえばアクリル樹脂との親和性を高めるためアクリル樹
脂をさらに混合した改質アスファルトを用いることが好
ましい。
【0010】フッ素樹脂は耐候性にはすぐれているが、
紫外線を通すため、アスファルト層が劣化を生じ、アス
ファルトとの界面から剥離がおきやすい。そこで、アス
ファルト層より外側の層に紫外線吸収剤や濃色着色料を
配合することが好ましい。紫外線吸収剤のみではやゝ不
充分であるから濃色着色料の使用が好ましい。濃色着色
料としては、格別の制限はないがカーボンブラックがも
っとも紫外線防止効果があり好ましい。紫外線防止剤や
濃色着色料は、アスファルト層より外側の層に使用する
が、防水シートの外観は明色が好まれるので、濃色着色
料の添加はフッ素樹脂層よりプラスチック層に添加する
ことが好ましい。紫外線を遮断するためプラスチック層
に濃色着色料を添加するかわりに、プラスチック層とフ
ッ素樹脂層の間または、プラスチック層とアスファルト
層の間に黒色インク層を設けることもできる。前者の場
合はとくに黒色インク層にプラスチック層を同様の性質
をもたせることが求められる。プラスチック層はフッ素
樹脂層とアスファルト層の接着のために設けられている
が、その接着を一層確実なものとするためには、プラス
チックス層とアスファルト層の間に繊維層を介在させる
ことが好ましい。この場合は繊維層にプラスチック成分
とアスファルト成分の両方が含浸された状態となり、接
着強度は一層向上する。
【0011】コーナー部材は、合成樹脂、または合成ゴ
ム、それらの発泡体、金属、木材、コンクリートなどに
より形成することができるが、発泡体を用いるのが軽量
であり取扱いやすくなるので最も好ましい。
【0012】自己粘着層は、それ自体で他物に接着でき
る性能をもつ層であれば、その使用材料に格別の制限は
ないが、好ましくはアスファルト系のもの、とくに好ま
しくはゴム変性アスファルトである。
【0013】剥離シートは、剥離紙が最も一般的である
が、紙に限ることなく粘着面に不活性の層をもつ合成樹
脂シートや金属シートであることができる。
【0014】自己粘着層に使用する粘着材には、とくに
制限はなく、合成樹脂や合成ゴム、天然ゴム、再生ゴム
等を主原料として調合された汎用の粘着材のうちで前記
絶縁層とコンクリート等下地材との接着性が良く耐アル
カリ水性に富んでいれば採用できる。なお本発明はアス
ファルト防水工法に関することからアスファルトに前述
のような合成高分子物質を添加して得られる粘着材が好
ましい。粘着材の具体例を示すと、つぎのような組成に
することができる。 SBS(スチレン・ブタジエン・スチレン・ ブロック共重合体) 20重量部 石油樹脂(粘着付与剤) 10重量部 アスファルト 40重量部 プロセスオイル 30重量部 粘着材の塗覆厚は、絶縁層に選択された材料との兼ね合
いがあり、粘着材非塗覆部分と下地の間に形成される空
隙を広くとるように配慮して設定される。0.3〜1.
0mmであれば良い。
【0015】面ファスナーを用いる場合は、本発明の防
水シート側にとりつけるファスナー面は、ループ状係合
素子を有する面が好ましいが、フック状係合素子を有す
る面であってもよい。本発明の立上り部用仕上防水シー
トを立上り部に接着するにあたり、立上り部表面側には
多数のフック状又はループ状係合素子を有する面ファス
ナーを全面または部分的に貼着し、他方、立上り部用仕
上防水シートの裏面側には多数のループ状又はフック状
係合素子を有する面ファスナーを全面または部分的に貼
着するとともに、前記二つの面ファスナーが係合するよ
うに立上り部用仕上防水シートを立上り部に適用する。
この防水工法においては、部分的に面ファスナー接着を
する場合には、防水シートの裏面側の面ファスナーの存
在する個所の面積とそれに対応する面ファスナーが存在
しない個所の面積の比は1以下、好ましくは1/3以
下、とくに好ましくは1/4〜1/5である。
【0016】ベース面に多数のフック状係合素子を有す
る面ファスナーとしては、ポリエステル・ポリアミド・
ポリオレフィン系エラストマー・ポリ塩化ビニル・ポリ
ウレタン、その他の可とう性熱可塑性樹脂などから選ば
れた合成樹脂を成形して得られた成形面ファスナー、或
はポリエステル・ポリアミド・ポリオレフィン・ポリ塩
化ビニル・アクリル系樹脂・ポリウレタン・再生セルロ
ースなどから選ばれた合成繊維・再生繊維を主体とした
繊維を製編織して得た編織面ファスナーである。該フッ
ク状係合素子はキノコ状・やじり状・傘状・鈎状等の形
状でありループ状係合素子と係合しやすい形状であれば
良い。これらフック状係合素子の高さは、通常0.5〜
6mm、好ましくは1.2〜2.5mmが適当である。
フック状係合素子を有する面ファスナー(イ)の1cm
2あたりの係合素子の数は10〜50本、好ましくは2
0〜30本であり、ループ状係合素子を有する面ファス
ナー(ロ)の1cm2あたりの係合素子の数は500〜
10000本、好ましくは1500〜7000本であ
る。立上り部などのコンクリート下地上に貼着されたフ
ック状係合素子を有する面ファスナー(イ)と係合する
ループ状係合素子を有する面ファスナー(ロ)は前記フ
ック状係合素子と係合するものであればどのようなもの
でも用いることができ、ポリエステル・ポリアミド・ア
クリル系樹脂・ポリウレタン・再生セルロース等から選
ばれた合成繊維・再生繊維を主体とした繊維を製編織し
て得られる面ファスナーか、不織布とした面ファスナー
である。該ループ状係合素子の強度・密度は、フック状
係合素子との係合強力が十分大きくなるように密度と長
さが調整される。ループ状係合素子の長さはフック状係
合素子の長さと同一か、それ以上が望ましい。通常フッ
ク状係合素子の長さの1〜2倍が適当である。厚さとし
ては1〜10mm、通常2〜8mmで、幅は30〜90
0mmの不織布あるいは編織成された生地が使用され
る。また、面ファスナー(イ)又は(ロ)を、下地ある
いはアスファルト系防水シートに貼着するための両面粘
着テープの基材としては、布、不織布及び合成樹脂など
のシートやフィルム等を挙げることができる。面ファス
ナーの下地あるいはアスファルト系防水シートへの貼着
は連続的ストライプ状、断続的ストライプ状、あるいは
格子状など任意であるが、下地に接着されたアスファル
ト系防水シートのラッチ方向接着力が2kg/cm2
上になるよう面ファスナーの種類や面ファスナーの貼着
面積等を調整する。
【0017】また、両面粘着テープまたはシートをあら
かじめ立上り部用仕上防水シートを適用する予定の建物
側に接着しておき、接着材層をもたない立上り部用仕上
防水シートを、前記両面粘着テープまたはシートにより
接着することができる。また、前記両面粘着テープの基
材としては、布、不織布および合成樹脂などのシートや
フィルム等を挙げることができるが、とりわけ躯体の凹
凸を吸収するに充分なクッション性を有するものを使用
することが好ましく、その例としては発砲シートや厚手
の不織布などを挙げることができる。
【0018】自己粘着層、面ファスナー、両面粘着テー
プまたはシートを部分的に適用するやり方は、前記シー
トを連続的ストライプ状、断続的ストライプ状、あるい
は格子状など任意である。
【0019】
【実施例】
実施例1 (1)基材表面にアスファルト層、黒色インク層(PV
F層を紫外線から保護するための層)、アクリル樹脂
層、プラスチック層(アンカーコート層)、ポリフッ化
ビニリデン層(PVF層)を設け、基材下面にアスファ
ルト層、自着層(またはブロッキング防止層及び不連続
自着層)、剥離層を設ける。このような方法で図1の
A、B、D領域、図2のC領域を形成する。コーナー部
材は硬質ポリウレタン独立気泡体を図1の形状のものに
成形したものを使用し、剥離層を形成する前に所定の位
置に接着した。コーナー部材の露出面には接着材層を形
成してもよいがしなくてもよい。前記黒色インク層とし
ては、大日精化工業(株)製NB−300 RS−2黒
(カーボンブラック10wt%含有ウレタン系黒色塗料)
を5g/m2(dry)塗布、乾燥して形成した。前記
アクリル樹脂層は、エチルアクリレートを主構成成分と
する東亜合成(株)製 アロンS1005又はアロンS
1006を用い、グラビア塗工により8g/m2(dr
y)塗布し、100℃で2分間乾燥することにより形成
した。アンカーコート層は、東洋モートン(株)製 A
D−76H5を100重量部(以下、単に部と略す
る)、CAT10を6.5部、AD−9H1を10部よ
りなるポリエステルウレタン系樹脂をグラビア塗工によ
り5g/m2(dry)塗布し、100℃で2分間乾燥
することにより形成した。PVF層は、両面を接着性改
質処理した38μ厚のデュポン社製 商品名テドラーフ
ィルムを使用した。 (2)このようにして製造した立上り部用仕上防水シー
トは、ビル屋上の立上り部のコーナーに、本実施例のコ
ーナー部を当てて押さえながら、A、B領域の剥離シー
トを剥離しつつ躯体に自着層を接着させる。熱アスファ
ルトを使用しない点、コーナー部材が存在するため積層
防水シートをコーナー部で苦労して折り曲げる必要がな
い点などのため、作業は大へんスムースに進行した。 (3)立上り部5の頂部は、図3に示す要領で固定す
る。立上り部用仕上防水シートの上部はアルミ笠木で覆
った。アルミ笠木はその弾力により、係止、取りはずし
を自在に行うことができる。
【0020】実施例2 (1)本体の防水シートおよび図1のA領域、D領域、
図2のC領域は実施例1と同様にして製造した。 (2)ループ状係合素子を有する面ファスナー(ロ)を
両面接着テープまたは接着材を用いて、図1のB領域
(基材下面のアスファルト層)にストライプ状に接着
し、本発明の立上り部用仕上防水シートを得た。 (3)ビルの屋上の立上り部5の垂直面には、フック状
係合素子を有する面ファスナー(イ)を立上り部用仕上
防水シートのループ状係合素子を有する面ファスナー
(ロ)と対応する位置にストライプ状に接着した。 (4)立上り部5と立上り部用仕上防水シート1との接
着は、面ファスナーで、他の個所の接着は自着層の接着
力を利用して接着した後、実施例1と同様の手段で立上
り部頂部の処置を行った。
【0021】実施例3 (1)実施例2における面ファスナー(イ)の部分に両
面接着テープを用いた。 (2)そのため、実施例2の(2)の作業は必要がな
く、あらかじめ建物に固定された両面接着テープによ
り、立上り部用仕上防水シートを接着し、実施例1の
(3)に示す立上り部頂部の処置を行った。
【0022】
【効果】本発明の立上り部用仕上防水シートは、コーナ
ー部材の使用により、コーナー部の施工において施工者
が積層防水シートに折り曲げ線をつける必要がなく、ま
たコーナー部材の存在によりコーナー部の位置決めが簡
単であるため、作業が極めて容易となった。防水シート
の表面材料として高耐候性の合成樹脂フィルムを使用す
る場合には、防水シートの厚みを薄くしても(積層枚数
が少なくても)、それに起因する漏水の恐れはなく、薄
くなったことにより、輸送効率および作業性が向上す
る。立上り部分の主接着面を部分接着タイプにすること
により、使用接着材を節約でき、あわせて剥離シートの
発生量を少なくすることにより、ゴミ公害の防止に役立
つ。面ファスナーを使用する場合には、剥離シートの発
生をさらに低く抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立上り部用積層防水シートの裏側から
みた斜視図である。
【図2】本発明の立上り部用積層防水シートの表側から
みた平面図である。
【図3】本発明の立上り部用積層防水シートを施工した
立上り部の断面概略図を示す。
【符号の説明】
1 積層防水シート 2 積層防水シート裏面 3 積層防水シート表面 4 コーナー部材 A 積層防水シートの裏面であって、コーナー部材の切
欠個所に沿った部分 B 積層防水シートの裏面であって、コーナー部材が存
在する個所に沿って建物の立上がり部に接着される部分 C 積層防水シートの表面であって、となりの積層防水
シートと重なり合うのりしろ部分 D 積層防水シートの表面であって、コーナー部材が存
在する個所に沿って建物の平面部に接着される部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朽木 包定 東京都足立区小台1丁目3番1号 田島ル ーフィング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水シートおよび該防水シートを横切っ
    て該防水シートに接着されている断面直角三角形状、ま
    たはその頂部を切欠きした形のコーナー部材よりなるこ
    とを特徴とする立上り部用仕上防水シート。
  2. 【請求項2】 コーナー部材が防水シートの端部におい
    て一部切欠かれている請求項1記載の立上り部用仕上防
    水シート。
  3. 【請求項3】 コーナー部材の切欠個所とは反対側の端
    面に沿って防水シート表面の一部が自己粘着層と剥離シ
    ートを有するものである請求項2記載の立上り部用仕上
    防水シート。
  4. 【請求項4】 防水シートの裏面の少なくともコーナー
    部材の切欠個所に沿った個所および平面部に対応する個
    所には、自己粘着層と剥離シートを有するものである請
    求項3記載の立上り部用仕上防水シート。
  5. 【請求項5】 防水シート裏面の前記コーナー部材の切
    欠個所に沿った個所および平面部に対応する個所以外の
    個所は、全面的または部分的に自己粘着層と剥離紙を有
    するものである請求項4記載の立上り部用仕上防水シー
    ト。
  6. 【請求項6】 防水シート裏面の前記コーナー部材の切
    欠個所に沿った個所および平面部に対応する個所以外の
    個所は、全面的または部分的に面ファスナー層とした請
    求項4記載の立上り部用仕上防水シート。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の立上り部用仕上防水シー
    トの面ファスナーに対応する面ファスナーを建物の対応
    個所に固着した後、請求項6記載の立上り部用仕上防水
    シートを重ね、面ファスナーにより固着することを特徴
    とする立上り部の仕上防水施工法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の立上り部用仕上
    防水シートを施工する建物の対応個所の全面または一部
    に、両面粘着テープまたは両面粘着シートを用いて粘着
    層を形成した後、前記請求項1または2記載の立上り部
    用仕上防水シートを接着することを特徴とする立上り部
    の仕上防水施工法。
JP12073093A 1993-04-23 1993-04-23 立上り部用仕上防水シートおよびそれを用いた立上り部仕上防水施工法 Pending JPH06307032A (ja)

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JP (1) JPH06307032A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363475A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Takenaka Komuten Co Ltd 接着用プライマー組成物ならびに該組成物を使用した防水シートの接着方法および同シートの破損部補修方法

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JP2002363475A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Takenaka Komuten Co Ltd 接着用プライマー組成物ならびに該組成物を使用した防水シートの接着方法および同シートの破損部補修方法

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