JPH06307101A - 高層建物により支承された旧建物の壁体 - Google Patents
高層建物により支承された旧建物の壁体Info
- Publication number
- JPH06307101A JPH06307101A JP10272793A JP10272793A JPH06307101A JP H06307101 A JPH06307101 A JP H06307101A JP 10272793 A JP10272793 A JP 10272793A JP 10272793 A JP10272793 A JP 10272793A JP H06307101 A JPH06307101 A JP H06307101A
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- building
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 復元前の景観の保存に好適で、亀裂の発生が
生じることがなく、外観上の体裁を損なわない高層建物
により支承された旧建物の壁体を提供する。 【構成】 現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の
大型壁体Aを新設高層建物Bの1〜3階の下層階に設置
し、前記壁体Aの上下端を地震等の水平力に対する変形
追従型の上下ファスナー11、12によって支承した。
生じることがなく、外観上の体裁を損なわない高層建物
により支承された旧建物の壁体を提供する。 【構成】 現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の
大型壁体Aを新設高層建物Bの1〜3階の下層階に設置
し、前記壁体Aの上下端を地震等の水平力に対する変形
追従型の上下ファスナー11、12によって支承した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新設高層建物を構築する
場合、古典的、文化財的建物の壁体を前記建物に取付て
外壁とする高層建物により支承された建物の壁体に係る
ものである。
場合、古典的、文化財的建物の壁体を前記建物に取付て
外壁とする高層建物により支承された建物の壁体に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁に(イ)PCa 板を用いる場
合、一般に高さ3m、幅0.6mのパネルを建物1スパ
ン、1層毎に複数枚取付ける場合から、高さ4m、幅6
mのパネルを1スパン1層に1枚設置し、上下各2個所
でPCa 板を支持する場合がある。
合、一般に高さ3m、幅0.6mのパネルを建物1スパ
ン、1層毎に複数枚取付ける場合から、高さ4m、幅6
mのパネルを1スパン1層に1枚設置し、上下各2個所
でPCa 板を支持する場合がある。
【0003】(ロ) 現場打コンクリート壁を採用する
場合は、支持材を介して建物躯体と一体的に構築する。
場合は、支持材を介して建物躯体と一体的に構築する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、建物躯体
の変形時にPCa 板の変形追従性が可能なファスナーが
知られているが、目地が多く、その処理に多くの手間を
要する。後者の場合、壁体と建物躯体と一体であり、変
形追従機構がないため、亀裂が生じ易く、またこの亀裂
を補修するのに多大の手間を要するとともに、外観が見
苦しい。
の変形時にPCa 板の変形追従性が可能なファスナーが
知られているが、目地が多く、その処理に多くの手間を
要する。後者の場合、壁体と建物躯体と一体であり、変
形追従機構がないため、亀裂が生じ易く、またこの亀裂
を補修するのに多大の手間を要するとともに、外観が見
苦しい。
【0005】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、復元前の
景観の保存に好適で、亀裂の発生が生じることがなく外
観上の体裁を損なわない、高層建物により支承された旧
建物の壁体を提供する点にある。
みて提案されたもので、その目的とする処は、復元前の
景観の保存に好適で、亀裂の発生が生じることがなく外
観上の体裁を損なわない、高層建物により支承された旧
建物の壁体を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る高層建物により支承された旧建物の壁
体は、現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大型
壁体、旧建物の現存の大型壁体を新設高層建物の側面の
下層階に設置し、前記壁体の上下端を水平力に対する変
形追従型支持機構によって支承して構成されている。
め、本発明に係る高層建物により支承された旧建物の壁
体は、現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大型
壁体、旧建物の現存の大型壁体を新設高層建物の側面の
下層階に設置し、前記壁体の上下端を水平力に対する変
形追従型支持機構によって支承して構成されている。
【0007】請求項2の発明では、前記水平力に対する
変形追従支持機構は上下端に各4個所以上設けられた上
下部ファスナーは壁体を支持し、面外水平力に対しては
ピン、面内水平方向は固定支持とし、上部ファスナーは
鉛直方向と面内水平方向は自由支持、面外水平方向は固
定支持とされている。
変形追従支持機構は上下端に各4個所以上設けられた上
下部ファスナーは壁体を支持し、面外水平力に対しては
ピン、面内水平方向は固定支持とし、上部ファスナーは
鉛直方向と面内水平方向は自由支持、面外水平方向は固
定支持とされている。
【0008】
【作用】本発明によれば前記したように、新設高層建物
の構築に際して、古典的、文化財建物の旧建物の壁体、
現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大型壁体
を、新設高層建物の側面の下層階に設置したことによっ
て、目地がなく復元前の景観がよく保存される。
の構築に際して、古典的、文化財建物の旧建物の壁体、
現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大型壁体
を、新設高層建物の側面の下層階に設置したことによっ
て、目地がなく復元前の景観がよく保存される。
【0009】更に前記壁体の上下端が水平力に対する変
形追従型支持機構によって支承されているので、同壁体
は地震時等における大きな水平力に対して、前記新設高
層建物の変形に追従し、亀裂の発生が防止される。
形追従型支持機構によって支承されているので、同壁体
は地震時等における大きな水平力に対して、前記新設高
層建物の変形に追従し、亀裂の発生が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大
型壁体で、石貼り又は煉瓦が施工され、鉄骨構造の新設
高層建物、Bの側面の下層階、例えば1〜3階に設置さ
れ、前記壁体Aの上下端に夫々4個所以上において上部
ファスナーa及び下部ファスナーbによって前記高層建
物Bに支持されている。
る。Aは現場施工より復元した鉄筋コンクリート造の大
型壁体で、石貼り又は煉瓦が施工され、鉄骨構造の新設
高層建物、Bの側面の下層階、例えば1〜3階に設置さ
れ、前記壁体Aの上下端に夫々4個所以上において上部
ファスナーa及び下部ファスナーbによって前記高層建
物Bに支持されている。
【0011】図2は前記構造の概念図を示し、下部ファ
スナーbは前記壁体Bの自重を支承し、面外水平方向は
ピン支持とし、面内水平方向は壁体が浮き上がらないプ
ロポーションとすることによって固定支持としている。
また上部ファスナーaは壁体の鉛直方向及び面内水平方
向の変位は自由とし、面外水平方向において壁体を支持
するように、構成されている。
スナーbは前記壁体Bの自重を支承し、面外水平方向は
ピン支持とし、面内水平方向は壁体が浮き上がらないプ
ロポーションとすることによって固定支持としている。
また上部ファスナーaは壁体の鉛直方向及び面内水平方
向の変位は自由とし、面外水平方向において壁体を支持
するように、構成されている。
【0012】従って前記実施例によれば、地震等の大き
な水平力による前記高層建物Bの変形に対して、前記壁
体Aが追従し、亀裂を生じることがない。図3及び図4
は鋳物製の上部ファスナーaを示し、水平のアンカー金
物1より突設された引抜防止脚片2が前記壁体Aのコン
クリートに定着され、、面内水平方向に延びる長溝孔3
が穿設されている。新設高層建物Bにおける鉄骨大梁4
にはフィラープレート5aを介して高力ボルト5によっ
て取付けられた上下一双の水平部片6によって前記アン
カー金物1を挟着し、前記長溝孔3に遊嵌されたピン7
を介して連結されている。図中8は補強リブ、9は前記
アンカー金物1と前記上下両水平部片6との間に形成さ
れた隙間で、鉛直面内の変形を自由ならしめるととも
に、鉄骨大梁4の変形を吸収するものである。
な水平力による前記高層建物Bの変形に対して、前記壁
体Aが追従し、亀裂を生じることがない。図3及び図4
は鋳物製の上部ファスナーaを示し、水平のアンカー金
物1より突設された引抜防止脚片2が前記壁体Aのコン
クリートに定着され、、面内水平方向に延びる長溝孔3
が穿設されている。新設高層建物Bにおける鉄骨大梁4
にはフィラープレート5aを介して高力ボルト5によっ
て取付けられた上下一双の水平部片6によって前記アン
カー金物1を挟着し、前記長溝孔3に遊嵌されたピン7
を介して連結されている。図中8は補強リブ、9は前記
アンカー金物1と前記上下両水平部片6との間に形成さ
れた隙間で、鉛直面内の変形を自由ならしめるととも
に、鉄骨大梁4の変形を吸収するものである。
【0013】図5乃至図7は鋳物製の下部ファスナーを
示し、場所打ち鉄筋コンクリート基礎梁10に球面状突
起を有する下部ファスナー片11が定着され、前記壁体
Aの下面には前記球面状突起に滑動自在に嵌合する上部
ファスナー片12が定着され、上下ファスナー片11、
12間には回転変形用隙間13が設けられている。図中
14は面内ずれ止め、15はシール、16は無収縮モル
タルである。
示し、場所打ち鉄筋コンクリート基礎梁10に球面状突
起を有する下部ファスナー片11が定着され、前記壁体
Aの下面には前記球面状突起に滑動自在に嵌合する上部
ファスナー片12が定着され、上下ファスナー片11、
12間には回転変形用隙間13が設けられている。図中
14は面内ずれ止め、15はシール、16は無収縮モル
タルである。
【0014】従って、前記壁体Aと新設高層建物Bとは
面外水平方向はピン支持構造となり、前記壁体Aを構成
する壁版が浮き上がらないプロポーションとすることに
よって、面内水平方向は固定支持となる。
面外水平方向はピン支持構造となり、前記壁体Aを構成
する壁版が浮き上がらないプロポーションとすることに
よって、面内水平方向は固定支持となる。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記したように現場施工より復
元した鉄筋コンクリート造の大型壁体、旧建物の現存の
大型壁体を新設高層建物の側面の下層階に設置するとと
もに、前記壁体の上下端を水平力に対する変形追従型支
持機構によって支承したことによって、地震等の大きな
水平力に対して前記壁体の高層建物との変形追従がよ
く、また亀裂を生じることがなく、更にまた本発明によ
れば大型壁体を新設高層建物に取付けることによって、
目地がなく、復元前の景観の保存に好適である。
元した鉄筋コンクリート造の大型壁体、旧建物の現存の
大型壁体を新設高層建物の側面の下層階に設置するとと
もに、前記壁体の上下端を水平力に対する変形追従型支
持機構によって支承したことによって、地震等の大きな
水平力に対して前記壁体の高層建物との変形追従がよ
く、また亀裂を生じることがなく、更にまた本発明によ
れば大型壁体を新設高層建物に取付けることによって、
目地がなく、復元前の景観の保存に好適である。
【0016】請求項2の発明は前記水平力に対する変形
追従支持機構は上下端に各4個所以上設けられた上下部
ファスナーよりなり、下部ファスナーは壁体を支持し、
面外水平力に対してはピン、面内水平方向は固定支持と
し、上部ファスナーは鉛直方向と面内水平方向は自由支
持、面外水平方向は固定支持とされたことにより、前記
大型壁体な新設高層建物に取付けることによって、前記
壁体の新設の高層建物に対する水平力による変形追従が
よく、亀裂を生じることとがなく、目地がなく、景観を
損なうことのないようにしたものである。
追従支持機構は上下端に各4個所以上設けられた上下部
ファスナーよりなり、下部ファスナーは壁体を支持し、
面外水平力に対してはピン、面内水平方向は固定支持と
し、上部ファスナーは鉛直方向と面内水平方向は自由支
持、面外水平方向は固定支持とされたことにより、前記
大型壁体な新設高層建物に取付けることによって、前記
壁体の新設の高層建物に対する水平力による変形追従が
よく、亀裂を生じることとがなく、目地がなく、景観を
損なうことのないようにしたものである。
【図1】本発明に係る高層建物により支承された旧建物
の一実施例を示す立面図である。
の一実施例を示す立面図である。
【図2】本発明の概念図である。
【図3】上部ファスナーの縦断面図である。
【図4】上部ファスナーの平面図である。
【図5】下部ファスナーの立縦面図である。
【図6】下部ファスナーの平面図である。
【図7】下部ファスナーの立面図である。
A 鉄筋コンクリート造の大型壁体 B 新設高層建物 a 上部ファスナー b 下部ファスナー 1 アンカー金物 2 引抜防止脚片 3 長溝孔 4 鉄骨大梁 5 高力ボルト 5a フィラープレート 6 水平部片 7 ピン 8 補強リブ 9 隙間 10 場所打ち鉄筋コンクリート基礎 11 下部ファスナー片 12 上部ファスナー片 13 隙間 14 面内ずれ止め 15 シール 16 無収縮モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚谷 秀範 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 三 菱地所株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 現場施工より復元した鉄筋コンクリート
造の大型壁体、旧建物の現存の大型壁体を新設高層建物
の側面の下層階に設置し、前記壁体の上下端を水平力に
対する変形追従型支持機構によって支承してなることを
特徴とする高層建物により支承された旧建物の壁体。 - 【請求項2】 前記水平力に対する変形追従支持機構は
上下端に各4個所以上設けられた上下部ファスナーより
なり、下部ファスナーは壁体を支持し、面外水平力に対
してはピン、面内水平方向は固定支持とし、上部ファス
ナーは鉛直方向と面内水平方向は自由支持、面外水平方
向は固定支持とされた請求項1記載の高層建物により支
承された旧建物の壁体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10272793A JPH06307101A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 高層建物により支承された旧建物の壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10272793A JPH06307101A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 高層建物により支承された旧建物の壁体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307101A true JPH06307101A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14335299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10272793A Withdrawn JPH06307101A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 高層建物により支承された旧建物の壁体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06307101A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09137610A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Yamabishi:Kk | 木造建築物の補強構造 |
| JP2000220300A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Shimizu Corp | 既存建物の保存工法 |
| JP2015158072A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社熊谷組 | 移築された煉瓦壁の支持構造 |
| US20230047696A1 (en) * | 2020-01-15 | 2023-02-16 | Masamichi Kamei | Regional building group structure |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10272793A patent/JPH06307101A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09137610A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Yamabishi:Kk | 木造建築物の補強構造 |
| JP2000220300A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Shimizu Corp | 既存建物の保存工法 |
| JP2015158072A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社熊谷組 | 移築された煉瓦壁の支持構造 |
| US20230047696A1 (en) * | 2020-01-15 | 2023-02-16 | Masamichi Kamei | Regional building group structure |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |