JPH06309643A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH06309643A JPH06309643A JP9424993A JP9424993A JPH06309643A JP H06309643 A JPH06309643 A JP H06309643A JP 9424993 A JP9424993 A JP 9424993A JP 9424993 A JP9424993 A JP 9424993A JP H06309643 A JPH06309643 A JP H06309643A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- particles
- density
- recording medium
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 金属磁性薄膜型の磁気記録媒体において、磁
性層2表面に高さ65nm±15nmの第1の表面突起
及び高さ18nm±5nmの第2の表面突起をそれぞれ
1.0×104 〜4.0×104 個/mm2 ,600×
104 〜3000×104 個/mm2 の密度で形成す
る。 【効果】 良好な電磁変換特性を確保しつつ、耐久性の
向上を図ることが可能な磁気記録媒体を提供することが
できる。
性層2表面に高さ65nm±15nmの第1の表面突起
及び高さ18nm±5nmの第2の表面突起をそれぞれ
1.0×104 〜4.0×104 個/mm2 ,600×
104 〜3000×104 個/mm2 の密度で形成す
る。 【効果】 良好な電磁変換特性を確保しつつ、耐久性の
向上を図ることが可能な磁気記録媒体を提供することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性支持体上に磁性
層として金属磁性薄膜を有するいわゆる金属磁性薄膜型
の磁気記録媒体に関する。
層として金属磁性薄膜を有するいわゆる金属磁性薄膜型
の磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダ(VTR)
等の分野においては、高画質化を図るために、高密度記
録化が一層強く要求されており、これに対応する磁気記
録媒体として、金属あるいはCo−Ni等の合金からな
る磁性材料をメッキや真空薄膜形成技術(真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレーティング法等)により
直接非磁性支持体上に被着せしめて磁性層を形成する、
所謂金属磁性薄膜型の磁気記録媒体が提案されている。
等の分野においては、高画質化を図るために、高密度記
録化が一層強く要求されており、これに対応する磁気記
録媒体として、金属あるいはCo−Ni等の合金からな
る磁性材料をメッキや真空薄膜形成技術(真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレーティング法等)により
直接非磁性支持体上に被着せしめて磁性層を形成する、
所謂金属磁性薄膜型の磁気記録媒体が提案されている。
【0003】この金属磁性薄膜型の磁気記録媒体は、保
磁力、角形比及び短波長域における電磁変換特性に優れ
るばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であるために記
録減磁や再生時の厚み損失が著しく小さいことや、磁性
層中に非磁性材料である結合剤等を混入する必要がない
ために磁性材料の充填密度を高くできること等、数々の
利点を有している。
磁力、角形比及び短波長域における電磁変換特性に優れ
るばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であるために記
録減磁や再生時の厚み損失が著しく小さいことや、磁性
層中に非磁性材料である結合剤等を混入する必要がない
ために磁性材料の充填密度を高くできること等、数々の
利点を有している。
【0004】このような磁気記録媒体においては、高記
録密度化に伴って磁気記録媒体のトラック密度や記録密
度の増加が図られているが、記録密度が高くなると、ス
ペーシングロスが大きくなるので、その悪影響を防止す
るために磁気記録媒体の表面は平滑化される傾向にあ
る。しかしながら、磁気記録媒体の表面が平滑すぎる
と、磁気ヘッドと媒体が吸着を引起し、摩擦力が増大す
る。このため、媒体に生じる剪断力が大きくなり、磁気
記録媒体が大きな損傷を受けてしまう。
録密度化に伴って磁気記録媒体のトラック密度や記録密
度の増加が図られているが、記録密度が高くなると、ス
ペーシングロスが大きくなるので、その悪影響を防止す
るために磁気記録媒体の表面は平滑化される傾向にあ
る。しかしながら、磁気記録媒体の表面が平滑すぎる
と、磁気ヘッドと媒体が吸着を引起し、摩擦力が増大す
る。このため、媒体に生じる剪断力が大きくなり、磁気
記録媒体が大きな損傷を受けてしまう。
【0005】そこで、良好なスチル特性を確保するため
に、従来より例えば非磁性支持体上に表面突起を設け、
その層状作用により該非磁性支持体上に積層形成される
磁性層、保護層等の表面に適当な粗度を付与し、磁気記
録媒体の表面性を制御しようとする方法が行われてい
る。
に、従来より例えば非磁性支持体上に表面突起を設け、
その層状作用により該非磁性支持体上に積層形成される
磁性層、保護層等の表面に適当な粗度を付与し、磁気記
録媒体の表面性を制御しようとする方法が行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に磁気記録媒体の表面性を制御する場合、非磁性支持体
上に形成される表面突起の大きさの制御が非常に重要と
なる。即ち、この表面突起が大きくなるにつれて、スペ
ーシングロスが問題となり、電磁変換特性の劣化が生じ
てしまう。これに対して、上記表面突起の高さを抑える
と、スペーシングロスによる悪影響から免れるものの、
十分な走行耐久性を確保することができなくなる。
に磁気記録媒体の表面性を制御する場合、非磁性支持体
上に形成される表面突起の大きさの制御が非常に重要と
なる。即ち、この表面突起が大きくなるにつれて、スペ
ーシングロスが問題となり、電磁変換特性の劣化が生じ
てしまう。これに対して、上記表面突起の高さを抑える
と、スペーシングロスによる悪影響から免れるものの、
十分な走行耐久性を確保することができなくなる。
【0007】従って、上記表面突起の大きさや密度を良
好に制御して、高電磁変換特性と良好な走行性の両者を
バランス良く確保することは、非常に難しいとされてい
る。
好に制御して、高電磁変換特性と良好な走行性の両者を
バランス良く確保することは、非常に難しいとされてい
る。
【0008】そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、良好な電磁変換特性を確保し
つつ、耐久性の向上を図ることが可能な磁気記録媒体を
提供することを目的とする。
て提案されたものであり、良好な電磁変換特性を確保し
つつ、耐久性の向上を図ることが可能な磁気記録媒体を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成せんものと鋭意研究の結果、磁性層表面に大き
さの異なる2種類の表面突起をそれぞれ所定の密度で形
成することにより、良好な走行耐久性と高電磁変換特性
の両方を確保することが可能となることを見出し、本発
明を完成するに至った。
的を達成せんものと鋭意研究の結果、磁性層表面に大き
さの異なる2種類の表面突起をそれぞれ所定の密度で形
成することにより、良好な走行耐久性と高電磁変換特性
の両方を確保することが可能となることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明の磁気記録媒体は、非磁性支
持体上に金属磁性薄膜よりなる磁性層を有する磁気記録
媒体において、上記磁性層表面に高さ65nm±15n
mの突起を1.0×104 〜4.0×104 個/mm2
の密度で有し、高さ18nm±5nmの突起を600×
104 〜3000×104 個/mm2 の密度で有するこ
とを特徴とするものである。
持体上に金属磁性薄膜よりなる磁性層を有する磁気記録
媒体において、上記磁性層表面に高さ65nm±15n
mの突起を1.0×104 〜4.0×104 個/mm2
の密度で有し、高さ18nm±5nmの突起を600×
104 〜3000×104 個/mm2 の密度で有するこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明は、非磁性支持体上に磁性層として
金属磁性薄膜が形成されてなるいわゆる金属磁性薄膜型
の磁気記録媒体に適用される。
金属磁性薄膜が形成されてなるいわゆる金属磁性薄膜型
の磁気記録媒体に適用される。
【0012】上記非磁性支持体としては、プラスチック
フィルム等が使用可能である。また、上記金属磁性薄膜
の構成材料としては、特に限定されるものではなく、例
えばCo、Co−Cr、Co−Ni、Co−Fe−N
i、Co−Ni−Cr等の従来公知の強磁性金属材料が
何れも使用可能である。上記金属磁性薄膜の成膜方法と
しては、真空薄膜形成技術が挙げられ、例えば真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等が何
れも使用可能である。
フィルム等が使用可能である。また、上記金属磁性薄膜
の構成材料としては、特に限定されるものではなく、例
えばCo、Co−Cr、Co−Ni、Co−Fe−N
i、Co−Ni−Cr等の従来公知の強磁性金属材料が
何れも使用可能である。上記金属磁性薄膜の成膜方法と
しては、真空薄膜形成技術が挙げられ、例えば真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等が何
れも使用可能である。
【0013】このような磁気記録媒体では、上記金属磁
性薄膜表面に表面突起を形成することにより、表面性が
制御されて、走行性が改善されるが、表面突起を形成す
る場合、その高さ分だけスペーシングロスが大きくなり
電磁変換特性の劣化を招く。
性薄膜表面に表面突起を形成することにより、表面性が
制御されて、走行性が改善されるが、表面突起を形成す
る場合、その高さ分だけスペーシングロスが大きくなり
電磁変換特性の劣化を招く。
【0014】そこで、本発明では、磁性層表面に高さの
異なる2種類の突起、すなわち高さ65nm±15nm
の第1の表面突起と高さ18nm±5nmの第2の表面
突起とをそれぞれ1.0×104 〜4.0×104 個/
mm2 ,600×104 〜3000×104 個/mm2
なる密度で形成して表面性を制御することとする。これ
ら高さの異なる2種類の表面突起を所定の密度で形成す
ることにより、電磁変換特性をほとんど劣化させること
なく走行耐久性が向上することとなる。例えば第1の表
面突起、第2の表面突起の密度が上記範囲からはずれる
と走行耐久性,電磁変換特性のいずれかが劣化する。
異なる2種類の突起、すなわち高さ65nm±15nm
の第1の表面突起と高さ18nm±5nmの第2の表面
突起とをそれぞれ1.0×104 〜4.0×104 個/
mm2 ,600×104 〜3000×104 個/mm2
なる密度で形成して表面性を制御することとする。これ
ら高さの異なる2種類の表面突起を所定の密度で形成す
ることにより、電磁変換特性をほとんど劣化させること
なく走行耐久性が向上することとなる。例えば第1の表
面突起、第2の表面突起の密度が上記範囲からはずれる
と走行耐久性,電磁変換特性のいずれかが劣化する。
【0015】上記第1の表面突起,第2の表面突起を有
する磁気記録媒体は、各表面突起の高さに対応する粒径
の粒子を用いることによって作製できる。
する磁気記録媒体は、各表面突起の高さに対応する粒径
の粒子を用いることによって作製できる。
【0016】たとえば、非磁性支持体原材料(チップ)
に粒径が65nm±15nmの第1の粒子を添加して分
散させて非磁性支持体を作製すると、第1の粒子の突出
分とこの上を覆う樹脂被膜の厚さを合わせ、ちょうど粒
径に相当する高さの表面突起が形成される。なお、この
とき第1の粒子の原材料への添加量は非磁性支持体表面
に突出する表面突起の密度が上記範囲となるように調整
する。
に粒径が65nm±15nmの第1の粒子を添加して分
散させて非磁性支持体を作製すると、第1の粒子の突出
分とこの上を覆う樹脂被膜の厚さを合わせ、ちょうど粒
径に相当する高さの表面突起が形成される。なお、この
とき第1の粒子の原材料への添加量は非磁性支持体表面
に突出する表面突起の密度が上記範囲となるように調整
する。
【0017】さらにこの非磁性支持体上に粒径が18n
m±5nmの第2の粒子を上記範囲の密度となるように
配置して、バインダー樹脂等により定着させる。これに
より高さが65nm±15nm,18nm±5nmの2
種類の表面突起を有する非磁性支持体が得られる。
m±5nmの第2の粒子を上記範囲の密度となるように
配置して、バインダー樹脂等により定着させる。これに
より高さが65nm±15nm,18nm±5nmの2
種類の表面突起を有する非磁性支持体が得られる。
【0018】そして、この非磁性支持体上に金属磁性薄
膜を成膜する。突起を有する非磁性支持体上に金属磁性
薄膜を成膜すると突起形状が該金属磁性薄膜の表面に反
映される。したがって、高さが65nm±15nmの第
1の表面突起,高さが18nm±5nmの第2の表面突
起を金属磁性薄膜表面に有する上記磁気記録媒体が得ら
れることとなる。
膜を成膜する。突起を有する非磁性支持体上に金属磁性
薄膜を成膜すると突起形状が該金属磁性薄膜の表面に反
映される。したがって、高さが65nm±15nmの第
1の表面突起,高さが18nm±5nmの第2の表面突
起を金属磁性薄膜表面に有する上記磁気記録媒体が得ら
れることとなる。
【0019】なお、非磁性支持体の突起形状が金属磁性
薄膜表面へ反映される精度は、金属磁性薄膜の膜厚に依
存する。金属磁性薄膜の膜厚が薄い場合には、比較的精
度良く表面に非磁性支持体の突起形状が反映されるた
め、金属磁性薄膜の膜厚は制限されることが好ましい。
薄膜表面へ反映される精度は、金属磁性薄膜の膜厚に依
存する。金属磁性薄膜の膜厚が薄い場合には、比較的精
度良く表面に非磁性支持体の突起形状が反映されるた
め、金属磁性薄膜の膜厚は制限されることが好ましい。
【0020】また、上記方法は、表面突起を予め非磁性
支持体上に形成しておくものであるが、非磁性支持体と
しては表面平坦なものを用い、金属磁性薄膜表面に上記
第1の粒子,第2の粒子をそれぞれ所定の密度で配置
し、この上を保護層で覆おうことにより突起を保持する
ようにしても良い。
支持体上に形成しておくものであるが、非磁性支持体と
しては表面平坦なものを用い、金属磁性薄膜表面に上記
第1の粒子,第2の粒子をそれぞれ所定の密度で配置
し、この上を保護層で覆おうことにより突起を保持する
ようにしても良い。
【0021】なお、上記粒子としては、SiO2 ,Ti
O2 ,Al2 O3 ,CaCO3 等の粒子やエマルジョン
等が使用可能である。エマルジョンとしては、水性エマ
ルジョンであっても非水エマルジョンであってもよく、
さらにはラテックス等も使用可能である。また、エマル
ジョンに含まれる合成樹脂の種類としても、酢酸ビニ
ル,アクリル酸エステル,メタクリル酸エステル,塩化
ビニリデン,塩化ビニル,エチレン,スチレン等のホモ
ポリマー,コポリマーからなる熱可塑性樹脂や、エポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂,ブタジエン−スチレン共重合
体,ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等の合成ゴ
ム等、特に限定されるものではない。
O2 ,Al2 O3 ,CaCO3 等の粒子やエマルジョン
等が使用可能である。エマルジョンとしては、水性エマ
ルジョンであっても非水エマルジョンであってもよく、
さらにはラテックス等も使用可能である。また、エマル
ジョンに含まれる合成樹脂の種類としても、酢酸ビニ
ル,アクリル酸エステル,メタクリル酸エステル,塩化
ビニリデン,塩化ビニル,エチレン,スチレン等のホモ
ポリマー,コポリマーからなる熱可塑性樹脂や、エポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂,ブタジエン−スチレン共重合
体,ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等の合成ゴ
ム等、特に限定されるものではない。
【0022】また、上記保護層としては、金属磁性薄膜
型の磁気記録媒体において通常使用されているものがい
ずれも使用可能である。例えば、カーボン,CrO2 ,
Al 2 O3 ,BN,Co酸化物,MgO,SiO2 ,S
i3 O4 ,SiNx ,SiC,SiNx −SiO2 ,Z
rO2 TiO2 ,TiC等を真空薄膜成膜手段によって
成膜した単層膜,多層膜あるいは複合膜等が挙げられ
る。
型の磁気記録媒体において通常使用されているものがい
ずれも使用可能である。例えば、カーボン,CrO2 ,
Al 2 O3 ,BN,Co酸化物,MgO,SiO2 ,S
i3 O4 ,SiNx ,SiC,SiNx −SiO2 ,Z
rO2 TiO2 ,TiC等を真空薄膜成膜手段によって
成膜した単層膜,多層膜あるいは複合膜等が挙げられ
る。
【0023】なお、以上が本発明の基本的な構成である
が、本発明においては、必要に応じて、上記非磁性支持
体上に下塗り膜やバックコート層、トップコート層等を
適宜形成しても良い。この場合、下塗り膜、バックコー
ト層、トップコート層等の成膜方法は、通常この種の磁
気記録媒体に適用される方法であればいすれでも良く、
特に限定されない。
が、本発明においては、必要に応じて、上記非磁性支持
体上に下塗り膜やバックコート層、トップコート層等を
適宜形成しても良い。この場合、下塗り膜、バックコー
ト層、トップコート層等の成膜方法は、通常この種の磁
気記録媒体に適用される方法であればいすれでも良く、
特に限定されない。
【0024】
【作用】非磁性支持体上に金属磁性薄膜よりなる磁性層
を有する磁気記録媒体において、上記磁性層表面に高さ
が異なる2種類の表面突起をそれぞれ所定の密度で形成
すると、上記非磁性支持体上に形成される磁性層の表面
性が良好に制御される。これにより磁気ヘッドとの摺動
時当りが良好となり走行性が向上する。また、スペシン
グロスによる電磁変換特性の劣化も抑えられる。
を有する磁気記録媒体において、上記磁性層表面に高さ
が異なる2種類の表面突起をそれぞれ所定の密度で形成
すると、上記非磁性支持体上に形成される磁性層の表面
性が良好に制御される。これにより磁気ヘッドとの摺動
時当りが良好となり走行性が向上する。また、スペシン
グロスによる電磁変換特性の劣化も抑えられる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例を図
面を参照しながら説明する。本実施例においては、磁性
層表面に2種類の突起を形成するために、非磁性支持体
上に粒径の異なる2種類の粒子による表面突起を作成し
た後、金属磁性薄膜を成膜して磁気テープを作成した。
面を参照しながら説明する。本実施例においては、磁性
層表面に2種類の突起を形成するために、非磁性支持体
上に粒径の異なる2種類の粒子による表面突起を作成し
た後、金属磁性薄膜を成膜して磁気テープを作成した。
【0026】本実施例の磁気テープは、図1に示すよう
に、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる非
磁性支持体1上に膜厚0.5μm以下とされる薄膜の磁
性層2を有してなる。この磁性層2は、金属磁性薄膜か
らなり、例えば真空蒸着法等により成膜される。
に、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる非
磁性支持体1上に膜厚0.5μm以下とされる薄膜の磁
性層2を有してなる。この磁性層2は、金属磁性薄膜か
らなり、例えば真空蒸着法等により成膜される。
【0027】上記非磁性支持体1上には、比較的大きな
第1の表面突起3と、比較的小さな第2の表面突起4が
形成されている。上記第1の表面突起3は、粒径65n
m±15nmなる第1の粒子5によって形成されるもの
であり、上記非磁性支持体1内に内添された上記第1の
粒子5の粒子形状が上記非磁性支持体1の表面に反映さ
れたかたちで形成されてなるものである。この時、上記
第1の粒子5の密度は、1.0×104 〜4.0×10
4個/mm2 とされる。
第1の表面突起3と、比較的小さな第2の表面突起4が
形成されている。上記第1の表面突起3は、粒径65n
m±15nmなる第1の粒子5によって形成されるもの
であり、上記非磁性支持体1内に内添された上記第1の
粒子5の粒子形状が上記非磁性支持体1の表面に反映さ
れたかたちで形成されてなるものである。この時、上記
第1の粒子5の密度は、1.0×104 〜4.0×10
4個/mm2 とされる。
【0028】このような第1の粒子5は、その密度が上
記範囲内となるように上記非磁性支持体1内で適当に分
散されてその一部がある程度凝集したかたちで存在して
いる。この第1の粒子5として、本実施例ではSiO2
粒子を使用した。
記範囲内となるように上記非磁性支持体1内で適当に分
散されてその一部がある程度凝集したかたちで存在して
いる。この第1の粒子5として、本実施例ではSiO2
粒子を使用した。
【0029】一方、上記第2の表面突起4は、粒径18
nm±5nmなる第2の粒子6によって形成されるもの
であり、上記非磁性支持体1上に分散され、バインダー
樹脂等により定着されてなるものである。この時、上記
第2の粒子6の密度は、600×104 〜3000×1
04 個/mm2 とされる。ここでは、上記第2の粒子6
として、SiO2 粒子を使用した。
nm±5nmなる第2の粒子6によって形成されるもの
であり、上記非磁性支持体1上に分散され、バインダー
樹脂等により定着されてなるものである。この時、上記
第2の粒子6の密度は、600×104 〜3000×1
04 個/mm2 とされる。ここでは、上記第2の粒子6
として、SiO2 粒子を使用した。
【0030】ここで、上述のような構成を有する磁気テ
ープにおいて、上記第1の粒子5及び第2の粒子6の粒
径や粒子密度を変化させ、作成された磁気テープの特性
の変化を調べることにする。
ープにおいて、上記第1の粒子5及び第2の粒子6の粒
径や粒子密度を変化させ、作成された磁気テープの特性
の変化を調べることにする。
【0031】上記第1の粒子5として35nm±15n
m,65nm±15nm,95nm±15nmなる粒径
を有するものを用い、各粒径の粒子を用いた磁気テープ
密度と作成された磁気テープのRF特性との関係を示し
たものを図2に示す。
m,65nm±15nm,95nm±15nmなる粒径
を有するものを用い、各粒径の粒子を用いた磁気テープ
密度と作成された磁気テープのRF特性との関係を示し
たものを図2に示す。
【0032】図2より、各粒径の場合においても上記第
1の粒子5の密度が高くなるほどRF特性は低下する傾
向にあり、また、粒径が大きいほどRF特性が低くなる
ことがわかる。0dB以上の出力を得るためには、粒径
が35nm±15nmの場合では粒子密度を5.0×1
04 個/mm2 以下、粒径が65nm±15nmの場合
では粒子密度を4.0×104 個/mm2 以下、粒径が
95nm±15nmの場合では粒子密度を2.8×10
4 個/mm2 以下としなければならない。
1の粒子5の密度が高くなるほどRF特性は低下する傾
向にあり、また、粒径が大きいほどRF特性が低くなる
ことがわかる。0dB以上の出力を得るためには、粒径
が35nm±15nmの場合では粒子密度を5.0×1
04 個/mm2 以下、粒径が65nm±15nmの場合
では粒子密度を4.0×104 個/mm2 以下、粒径が
95nm±15nmの場合では粒子密度を2.8×10
4 個/mm2 以下としなければならない。
【0033】また、上記第1の粒子5として上述した3
種類の粒径の粒子を用いて作成された磁気テープにおい
て、粒子密度とクロッグまでのパス回数の関係を調べ、
これを図3に示した。上記クロッグまでのパス回数は、
5台のデッキのうち最初の1台がクロッグを起こすまで
のパス回数とした。
種類の粒径の粒子を用いて作成された磁気テープにおい
て、粒子密度とクロッグまでのパス回数の関係を調べ、
これを図3に示した。上記クロッグまでのパス回数は、
5台のデッキのうち最初の1台がクロッグを起こすまで
のパス回数とした。
【0034】図3より、何れの粒径の粒子を用いたもの
においても、粒子密度が高くなるほど、クロッグまでの
パス回数が増加する傾向にあることがわかる。また、パ
ス回数の下限を70回とすると、粒径が35nm±15
nmの場合では粒子密度を3.0×104 個/mm2 以
上、粒径が65nm±15nmの場合では粒子密度を
1.0×104 個/mm2 以上、粒径が95nm±15
nmの場合では粒子密度を0.7×104 個/mm2 以
上としなければならない。
においても、粒子密度が高くなるほど、クロッグまでの
パス回数が増加する傾向にあることがわかる。また、パ
ス回数の下限を70回とすると、粒径が35nm±15
nmの場合では粒子密度を3.0×104 個/mm2 以
上、粒径が65nm±15nmの場合では粒子密度を
1.0×104 個/mm2 以上、粒径が95nm±15
nmの場合では粒子密度を0.7×104 個/mm2 以
上としなければならない。
【0035】したがって、良好な電磁変換特性と耐久性
の両者を実現可能とするためには、上記第1の粒子5の
粒径が35nm±15nmの場合で3.0〜5.0×1
04個/mm2 、粒径が65nm±15nmの場合で
1.0〜4.0×104 個/mm2 、粒径が95nm±
15nmの場合で0.7〜2.8×104 個/mm2 と
する必要があることがわかった。
の両者を実現可能とするためには、上記第1の粒子5の
粒径が35nm±15nmの場合で3.0〜5.0×1
04個/mm2 、粒径が65nm±15nmの場合で
1.0〜4.0×104 個/mm2 、粒径が95nm±
15nmの場合で0.7〜2.8×104 個/mm2 と
する必要があることがわかった。
【0036】さらに、この結果を、図4に示される上記
第1の粒子5の密度と4時間走行後での理想状態からの
レベルダウンとの関係と併せて検討したところ、粒径9
5nm±15nmの粒子が用いられている場合には、上
記粒子密度範囲内においてもレベルダウンが大きく使用
不可能であることがわかる。また、粒径35nm±15
nmの粒子が用いられている場合においても、出力が不
安定になり上記範囲内で使用することは不可能である。
これに対して、粒径65nm±15nmの粒子が用いら
れている場合には、上記粒子密度範囲内で十分な特性を
得られることがわかる。
第1の粒子5の密度と4時間走行後での理想状態からの
レベルダウンとの関係と併せて検討したところ、粒径9
5nm±15nmの粒子が用いられている場合には、上
記粒子密度範囲内においてもレベルダウンが大きく使用
不可能であることがわかる。また、粒径35nm±15
nmの粒子が用いられている場合においても、出力が不
安定になり上記範囲内で使用することは不可能である。
これに対して、粒径65nm±15nmの粒子が用いら
れている場合には、上記粒子密度範囲内で十分な特性を
得られることがわかる。
【0037】次に、上記第2の粒子6の粒子密度と作成
された磁気テープのスチル特性及びRF特性との関係を
それぞれ調べた。なお、上記第2の粒子6としては18
nm±5nmなる粒径のものを用い、上記スチル特性は
8個のヘッドに関しクロッグを起こすまでの平均時間
(分)とした。
された磁気テープのスチル特性及びRF特性との関係を
それぞれ調べた。なお、上記第2の粒子6としては18
nm±5nmなる粒径のものを用い、上記スチル特性は
8個のヘッドに関しクロッグを起こすまでの平均時間
(分)とした。
【0038】図5に粒子密度とスチル特性の関係を示す
が、この結果、実用的なスチル特性(50分以上)を得
るためには、上記第2の粒子6の密度を600×104
個/mm2 以上としなければならないことがわかった。
が、この結果、実用的なスチル特性(50分以上)を得
るためには、上記第2の粒子6の密度を600×104
個/mm2 以上としなければならないことがわかった。
【0039】また、図6に粒子密度とRF特性の関係を
示すが、これより、RF特性の出力を0dB以上とする
ためには、上記第2の粒子6の密度を3000×104
個/mm2 以下としなければならないことがわかった。
示すが、これより、RF特性の出力を0dB以上とする
ためには、上記第2の粒子6の密度を3000×104
個/mm2 以下としなければならないことがわかった。
【0040】したがって、良好な電磁変換特性と耐久性
の両者を実現可能とするためには、上記第2の粒子6の
密度を600〜30000×104 個/mm2 とする必
要があることがわかる。
の両者を実現可能とするためには、上記第2の粒子6の
密度を600〜30000×104 個/mm2 とする必
要があることがわかる。
【0041】以上の結果より、粒径65nm±15nm
の第1の粒子5と粒径18nm±5nmの第2の粒子6
をそれぞれ1.0×104 〜4.0×104 個/m
m2 ,600×104 〜3000×104 個/mm2 の
密度で定着させて非磁性支持体に突起を形成すると、こ
れが磁性層表面に反映され、表面性が制御されることに
よって、電磁変換特性と走行性のバランスに優れた磁気
テープを得ることができることがわかった。
の第1の粒子5と粒径18nm±5nmの第2の粒子6
をそれぞれ1.0×104 〜4.0×104 個/m
m2 ,600×104 〜3000×104 個/mm2 の
密度で定着させて非磁性支持体に突起を形成すると、こ
れが磁性層表面に反映され、表面性が制御されることに
よって、電磁変換特性と走行性のバランスに優れた磁気
テープを得ることができることがわかった。
【0042】なお、磁性層表面に突起を形成する方法と
して、金属磁性薄膜上に上述した粒径の2種類の粒子を
上述の範囲で定着させることも可能である。
して、金属磁性薄膜上に上述した粒径の2種類の粒子を
上述の範囲で定着させることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明では、非磁性支持体上に金属磁性薄膜が形成されてな
る磁気記録媒体において、磁性層上に高さの異なる2種
類の突起を形成することにより表面性を制御するので、
スペーシングロスによる電磁変換特性の劣化を抑えて走
行耐久性の向上を図ることができる。
明では、非磁性支持体上に金属磁性薄膜が形成されてな
る磁気記録媒体において、磁性層上に高さの異なる2種
類の突起を形成することにより表面性を制御するので、
スペーシングロスによる電磁変換特性の劣化を抑えて走
行耐久性の向上を図ることができる。
【図1】本発明を適用した磁気記録媒体の一例の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】非磁性支持体内に内添される第1の粒子の密度
とRF特性の関係を示す特性図である。
とRF特性の関係を示す特性図である。
【図3】第1の粒子の密度とクロッグまでのパス回数の
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図4】第1の粒子の密度とレベルダウンの関係を示す
特性図である。
特性図である。
【図5】非磁性支持体上に分散される第2の粒子の密度
とスチル特性の関係を示す特性図である。
とスチル特性の関係を示す特性図である。
【図6】第2の粒子の密度とRF特性の関係を示す特性
図である。
図である。
1・・・非磁性支持体 2・・・磁性層 3・・・第1の表面突起 4・・・第2の表面突起 5・・・第1の粒子 6・・・第2の粒子
Claims (1)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に金属磁性薄膜よりなる
磁性層を有する磁気記録媒体において、 上記磁性層表面に高さ65nm±15nmの表面突起を
1.0×104 〜4.0×104 個/mm2 の密度で有
し、高さ18nm±5nmの表面突起を600×104
〜3000×104 の密度で有することを特徴とする磁
気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9424993A JPH06309643A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9424993A JPH06309643A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06309643A true JPH06309643A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14105034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9424993A Pending JPH06309643A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06309643A (ja) |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP9424993A patent/JPH06309643A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2524514B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| KR100256026B1 (ko) | 디지탈 기록용 자기기록매체 | |
| JPH06338049A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06309643A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2001101644A (ja) | 垂直磁気記録媒体及び磁気記録装置 | |
| JPH05205237A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06314422A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0766511B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS62128019A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2796058B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2558770B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08235558A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH09237417A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0798829A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH05151549A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| US7154686B2 (en) | Method of reducing error rate of magnetic recording medium | |
| JP2843342B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH05342551A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH06349042A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10247313A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH02110824A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS58171717A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0532808B2 (ja) | ||
| JPH1166532A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
| JPH05174353A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020604 |