JPH06310402A - アライメント装置 - Google Patents
アライメント装置Info
- Publication number
- JPH06310402A JPH06310402A JP5094368A JP9436893A JPH06310402A JP H06310402 A JPH06310402 A JP H06310402A JP 5094368 A JP5094368 A JP 5094368A JP 9436893 A JP9436893 A JP 9436893A JP H06310402 A JPH06310402 A JP H06310402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reticle
- wafer
- light
- mark
- alignment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気揺らぎの影響を低減させてアライメント
精度の向上を図ること、簡素化されたアライメント装置
を提供すること。 【構成】 レチクル(R) 上のパターンを投影光学系(PL)
を介してウェハ(W) 上に投影する装置に設けられ、対物
光学系(11,12) を介してウェハマーク(WM)に2つのビー
ム(LB1,LB2) を照射する照射手段(10,11,12,20) と、ウ
ェハマークからの回折光 (LBW1, LBW2) 同士の干渉光(B
Tw) を光電検出する検出手段(40)とを有する。ここで、
2つのビームの交差角は、ウェハマークから発生する回
折光がレチクルマーク(RM)上で交差するように規定され
る。
精度の向上を図ること、簡素化されたアライメント装置
を提供すること。 【構成】 レチクル(R) 上のパターンを投影光学系(PL)
を介してウェハ(W) 上に投影する装置に設けられ、対物
光学系(11,12) を介してウェハマーク(WM)に2つのビー
ム(LB1,LB2) を照射する照射手段(10,11,12,20) と、ウ
ェハマークからの回折光 (LBW1, LBW2) 同士の干渉光(B
Tw) を光電検出する検出手段(40)とを有する。ここで、
2つのビームの交差角は、ウェハマークから発生する回
折光がレチクルマーク(RM)上で交差するように規定され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子や液晶表示
素子の製造のリソグラフィ工程に用いられる投影型露光
装置に好適なアライメント装置に関するものである。
素子の製造のリソグラフィ工程に用いられる投影型露光
装置に好適なアライメント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リソグラフィ工程では微細パター
ンを高分解能で感光基板(レジスト層が形成された半導
体ウェハ)上に転写する装置として、ステップ・アンド
・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパー)が
多用されるようになっている。この種のステッパーでは
半導体素子の高集積化に伴い、露光光の短波長化や高開
口数(N.A.)の投影レンズの開発が行われ、最近ではウェ
ハ上での解像線幅がサブ・ミクロン(0.5μm程度)に達
している。このような高解像パターンを転写するには、
その解像度に見合ったアライメント精度(通常、解像線
幅の1/5程度)で、マスクまたはレチクル(以下、レ
チクルと称す)のパターンとウェハ上の1つのショット
領域との位置合わせを行う必要がある。このようなステ
ッパーのアライメント方式としては、例えばレチクルの
回路パターン周辺に形成されたアライメントマークと、
ウェハ上のショット領域周辺に形成されたアライメント
マークとを同時に検出するTTR(スルー・ザ・レチク
ル)方式が従来から知られている。
ンを高分解能で感光基板(レジスト層が形成された半導
体ウェハ)上に転写する装置として、ステップ・アンド
・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパー)が
多用されるようになっている。この種のステッパーでは
半導体素子の高集積化に伴い、露光光の短波長化や高開
口数(N.A.)の投影レンズの開発が行われ、最近ではウェ
ハ上での解像線幅がサブ・ミクロン(0.5μm程度)に達
している。このような高解像パターンを転写するには、
その解像度に見合ったアライメント精度(通常、解像線
幅の1/5程度)で、マスクまたはレチクル(以下、レ
チクルと称す)のパターンとウェハ上の1つのショット
領域との位置合わせを行う必要がある。このようなステ
ッパーのアライメント方式としては、例えばレチクルの
回路パターン周辺に形成されたアライメントマークと、
ウェハ上のショット領域周辺に形成されたアライメント
マークとを同時に検出するTTR(スルー・ザ・レチク
ル)方式が従来から知られている。
【0003】TTR方式のアライメント装置は、レチク
ル上のアライメントマーク(レチクルマーク)とウェハ
上のアライメントマーク(ウェハマーク)とを共に高精
度に検出して、その相対位置ずれ量を求め、このずれ量
が補正されるようにレチクルまたはウェハを微動させる
ものである。そして、TTR方式のアライメント装置の
一例として、例えば図11に示す構成のものが考えられ
ている。この構成は、特願平3-275273号にて本件出願人
が提案した系であり、公知ではない。図11(a),(b)
は、投影露光装置のTTR方式アライメント系の概略的
構成を示し、レチクルRから下の投影光学系とウェハ等
の感光基板の図示は省略してある。ただし、図11(b)
において投影光学系の光軸Axのみは図示してある。図
11(b) に示すように、レチクルRの上方には45°に
斜設されたダイクロイックミラー206が配置され、露
光用照明光(波長λ0 )は横方向からダイクロイックミ
ラー206に入射し、ここで垂直に反射されてレチクル
Rの回路パターン領域のみを照射する。このダイクロイ
ックミラー06は、露光光ILの波長λ0 に対しては9
0%以上の反射率を有し、波長λ0よりも十分に長い波
長λ1 に対しては50%以上の透過率を有する。また、
図11(c) は、このTTR方式のアライメント装置に用
いられるレチクルRを部分的に示したものである。この
図11(c) において、レチクルRの回路パターン領域の
周囲に設けられた遮光帯LSBの中には、回折格子で構
成されたレチクルマークRMa,RMb と、光ビームを透
過させるレチクル窓RWとが形成されている。
ル上のアライメントマーク(レチクルマーク)とウェハ
上のアライメントマーク(ウェハマーク)とを共に高精
度に検出して、その相対位置ずれ量を求め、このずれ量
が補正されるようにレチクルまたはウェハを微動させる
ものである。そして、TTR方式のアライメント装置の
一例として、例えば図11に示す構成のものが考えられ
ている。この構成は、特願平3-275273号にて本件出願人
が提案した系であり、公知ではない。図11(a),(b)
は、投影露光装置のTTR方式アライメント系の概略的
構成を示し、レチクルRから下の投影光学系とウェハ等
の感光基板の図示は省略してある。ただし、図11(b)
において投影光学系の光軸Axのみは図示してある。図
11(b) に示すように、レチクルRの上方には45°に
斜設されたダイクロイックミラー206が配置され、露
光用照明光(波長λ0 )は横方向からダイクロイックミ
ラー206に入射し、ここで垂直に反射されてレチクル
Rの回路パターン領域のみを照射する。このダイクロイ
ックミラー06は、露光光ILの波長λ0 に対しては9
0%以上の反射率を有し、波長λ0よりも十分に長い波
長λ1 に対しては50%以上の透過率を有する。また、
図11(c) は、このTTR方式のアライメント装置に用
いられるレチクルRを部分的に示したものである。この
図11(c) において、レチクルRの回路パターン領域の
周囲に設けられた遮光帯LSBの中には、回折格子で構
成されたレチクルマークRMa,RMb と、光ビームを透
過させるレチクル窓RWとが形成されている。
【0004】この図11(a),(b) に示すアライメント装
置においては、レチクルマークRM(RMa,RMb )に
て回折されるアライメント光と、ウェハマークにて回折
されるアライメント光とが混入することによる検出誤差
を防止するために、レチクルマークRMa,RMb のそれ
ぞれを照射する2本のビームLBr1,LBr2と、レチク
ル窓RWを通ってウェハ上に設けられたウェハマークを
照射する2本のビームLBw1,LBw2とを像空間におい
て互いに分離するように構成されている。
置においては、レチクルマークRM(RMa,RMb )に
て回折されるアライメント光と、ウェハマークにて回折
されるアライメント光とが混入することによる検出誤差
を防止するために、レチクルマークRMa,RMb のそれ
ぞれを照射する2本のビームLBr1,LBr2と、レチク
ル窓RWを通ってウェハ上に設けられたウェハマークを
照射する2本のビームLBw1,LBw2とを像空間におい
て互いに分離するように構成されている。
【0005】そのために、図11(b) において、アライ
メント用照明光を射出する送光系201は、レチクルマ
ーク用の2本の送光ビームLBr1,LBr2と、ウェハマ
ーク用の2本の送光ビームLBw1,LBw2とを射出す
る。2本の送光ビームLBr1,LBr2は、図11(a),
(b) に示すようにビームスプリッター202の上半分で
反射され、レンズ系203、ビームスプリッター204
及び対物レンズ205を介して、アライメント系送光ビ
ームの波長でのウェハ共役面207で一度交差した後、
レチクルマークRMa,RMb のそれぞれを照射する。ま
た、送光系201からの2本の送光ビームLBw1,LB
w2は、図11(a),(b) の如くビームスプリッター202
の下半分で反射され、同様にレンズ系203、ビームス
プリッター204、対物レンズ205を介してウェハ共
役面207で一度交差した後、レクル上の窓RWを通過
する。
メント用照明光を射出する送光系201は、レチクルマ
ーク用の2本の送光ビームLBr1,LBr2と、ウェハマ
ーク用の2本の送光ビームLBw1,LBw2とを射出す
る。2本の送光ビームLBr1,LBr2は、図11(a),
(b) に示すようにビームスプリッター202の上半分で
反射され、レンズ系203、ビームスプリッター204
及び対物レンズ205を介して、アライメント系送光ビ
ームの波長でのウェハ共役面207で一度交差した後、
レチクルマークRMa,RMb のそれぞれを照射する。ま
た、送光系201からの2本の送光ビームLBw1,LB
w2は、図11(a),(b) の如くビームスプリッター202
の下半分で反射され、同様にレンズ系203、ビームス
プリッター204、対物レンズ205を介してウェハ共
役面207で一度交差した後、レクル上の窓RWを通過
する。
【0006】さて、2本の送光ビームLBr1,LBr2が
レチクルマークRMa,RMb に達すると、このレチクル
マークRMa,RMb では、1次回折光が発生する。これ
らの1次回折光は、送光ビームLBr1,LBr2の夫々の
光路を逆進するように2本の送光ビームLBr1,LBr2
の入射角が定められている。これらの1次回折光は、対
物レンズ205〜ビームスプリッター202を順次通過
して、部分反射鏡208にて偏向されて回折格子板20
9上に達する。そして、これらの1次回折光は、回折格
子板209にて回折され、所定次数の回折光同士が重な
る。ここで、送光ビームLBr1,LBr2が互いに異なる
周波数に変調されているので、ヘテロダイン干渉が生じ
る。このヘテロダイン干渉光の光強度は、時間によって
正弦波的に変化するものであって、光電検出器210
は、ヘテロダイン干渉光の強度変化に応じた検出信号S
Rrを出力する。
レチクルマークRMa,RMb に達すると、このレチクル
マークRMa,RMb では、1次回折光が発生する。これ
らの1次回折光は、送光ビームLBr1,LBr2の夫々の
光路を逆進するように2本の送光ビームLBr1,LBr2
の入射角が定められている。これらの1次回折光は、対
物レンズ205〜ビームスプリッター202を順次通過
して、部分反射鏡208にて偏向されて回折格子板20
9上に達する。そして、これらの1次回折光は、回折格
子板209にて回折され、所定次数の回折光同士が重な
る。ここで、送光ビームLBr1,LBr2が互いに異なる
周波数に変調されているので、ヘテロダイン干渉が生じ
る。このヘテロダイン干渉光の光強度は、時間によって
正弦波的に変化するものであって、光電検出器210
は、ヘテロダイン干渉光の強度変化に応じた検出信号S
Rrを出力する。
【0007】一方、2本の送光ビームLBw1,LBw
2は、不図示の投影光学系を通過して、図示なきウェハ
上のウェハマークに達する。ここで、2本の送光ビーム
LBw1,LBw2は、1次回折光が垂直方向に発生する如
き角度でウェハマークに入射しているので、ウェハマー
ク上では、垂直方向にそれぞれの送光ビームLBw1,L
Bw2の1次回折光が発生する。そして、この2本の送光
ビームLBw1,LBw2も互いに異なる周波数に変調され
ているので、ウェハマークで回折されたそれぞれの1次
回折光は、ヘテロダイン干渉を起こし、干渉ビームBT
wとなる。この干渉ビームBTwは、投影光学系を介し
てレチクル窓RWの中央部を透過し、対物レンズ205
〜ビームスプリッター202までを順に介して部分反射
鏡208に達する。そして、干渉ビームBTwは、この
部分反射鏡208を通過し、反射鏡211、レンズ系2
12を介して光電検出器213に達する。この光電検出
器213は、干渉ビームBTwの強度変化に応じた検出
信号SRwを出力する。
2は、不図示の投影光学系を通過して、図示なきウェハ
上のウェハマークに達する。ここで、2本の送光ビーム
LBw1,LBw2は、1次回折光が垂直方向に発生する如
き角度でウェハマークに入射しているので、ウェハマー
ク上では、垂直方向にそれぞれの送光ビームLBw1,L
Bw2の1次回折光が発生する。そして、この2本の送光
ビームLBw1,LBw2も互いに異なる周波数に変調され
ているので、ウェハマークで回折されたそれぞれの1次
回折光は、ヘテロダイン干渉を起こし、干渉ビームBT
wとなる。この干渉ビームBTwは、投影光学系を介し
てレチクル窓RWの中央部を透過し、対物レンズ205
〜ビームスプリッター202までを順に介して部分反射
鏡208に達する。そして、干渉ビームBTwは、この
部分反射鏡208を通過し、反射鏡211、レンズ系2
12を介して光電検出器213に達する。この光電検出
器213は、干渉ビームBTwの強度変化に応じた検出
信号SRwを出力する。
【0008】ここで、送光ビームLBr1,LBr2と送光
ビームLBw1,LBw2とは、ビームスプリッター204
によって分割される。以下、この分割されたビームを参
照ビームLBr1,LBr2と参照ビームLBw1,LBw2と
称する。これらの参照ビームは、レンズ系214を介し
て参照用回折格子板215にて交差し、回折格子板21
5によってヘテロダイン干渉する。この参照用回折格子
板215からは、参照ビームLBr1,LBr2の±1次回
折光成分の干渉ビームBTSrと、参照ビームLBw1,
LBw2の±1次回折光成分の干渉ビームBTSwとが光
電検出器216,217に向かう。そして、光電検出器
216からは、干渉ビームBTSrの強度変化に応じた
検出信号SRRが出力され、光電検出器217からは、
干渉ビームBTSwの強度変化に応じた検出信号SRW
が出力される。
ビームLBw1,LBw2とは、ビームスプリッター204
によって分割される。以下、この分割されたビームを参
照ビームLBr1,LBr2と参照ビームLBw1,LBw2と
称する。これらの参照ビームは、レンズ系214を介し
て参照用回折格子板215にて交差し、回折格子板21
5によってヘテロダイン干渉する。この参照用回折格子
板215からは、参照ビームLBr1,LBr2の±1次回
折光成分の干渉ビームBTSrと、参照ビームLBw1,
LBw2の±1次回折光成分の干渉ビームBTSwとが光
電検出器216,217に向かう。そして、光電検出器
216からは、干渉ビームBTSrの強度変化に応じた
検出信号SRRが出力され、光電検出器217からは、
干渉ビームBTSwの強度変化に応じた検出信号SRW
が出力される。
【0009】そして、上述のアライメント装置において
は、検出信号SRrと検出信号SRRとの位相差によ
り、レチクルマークの位置が検出され、検出信号SRw
と検出信号SRWとの位相差により、ウェハマークの位
置が検出される。
は、検出信号SRrと検出信号SRRとの位相差によ
り、レチクルマークの位置が検出され、検出信号SRw
と検出信号SRWとの位相差により、ウェハマークの位
置が検出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如きアライメント装置においては、レチクルRの位置情
報として、レチクルマークRMa,RMb にて回折する回
折光のそれぞれにレチクルマークRMa,RMb の位置に
対応する位相が与えられる。そして、これらの回折光同
士が回折格子板209にてヘテロダイン干渉を起こす。
ここで、レチクルマークRMa,RMb から回折格子板ま
での光路、すなわち検出される回折光が通過する光路中
で空気揺らぎが発生すると、上記回折光の位相が空気揺
らぎによって変化する。これにより、レチクルRが移動
していないにもかかわらず、アライメント装置では、レ
チクルRが移動しているように検出される問題点があ
る。
如きアライメント装置においては、レチクルRの位置情
報として、レチクルマークRMa,RMb にて回折する回
折光のそれぞれにレチクルマークRMa,RMb の位置に
対応する位相が与えられる。そして、これらの回折光同
士が回折格子板209にてヘテロダイン干渉を起こす。
ここで、レチクルマークRMa,RMb から回折格子板ま
での光路、すなわち検出される回折光が通過する光路中
で空気揺らぎが発生すると、上記回折光の位相が空気揺
らぎによって変化する。これにより、レチクルRが移動
していないにもかかわらず、アライメント装置では、レ
チクルRが移動しているように検出される問題点があ
る。
【0011】さて、近年では、半導体素子の高集積化に
伴い、露光光の短波長化が進んでおり、アライメント光
(送光ビーム)の波長との波長差が広がる傾向にある。
そして、露光光としてエキシマレーザ光 (例えばKrF:24
9nm,ArF:193nm)を用いる場合には、投影光学系により発
生する軸上色収差量ΔLR が数百mmにも達する。この
とき、上述のアライメント装置では、レチクルRと回折
格子板209との間隔を軸上色収差量ΔLR よりも大き
くしなければならない。ここで、軸上色収差量ΔLR が
大きく発生する場合には、レチクルRから回折格子板2
09までの光路を長くする必要があり、この光路内で空
気揺らぎが発生すると、レチクルRの検出精度が低下す
る問題点がある。
伴い、露光光の短波長化が進んでおり、アライメント光
(送光ビーム)の波長との波長差が広がる傾向にある。
そして、露光光としてエキシマレーザ光 (例えばKrF:24
9nm,ArF:193nm)を用いる場合には、投影光学系により発
生する軸上色収差量ΔLR が数百mmにも達する。この
とき、上述のアライメント装置では、レチクルRと回折
格子板209との間隔を軸上色収差量ΔLR よりも大き
くしなければならない。ここで、軸上色収差量ΔLR が
大きく発生する場合には、レチクルRから回折格子板2
09までの光路を長くする必要があり、この光路内で空
気揺らぎが発生すると、レチクルRの検出精度が低下す
る問題点がある。
【0012】特に、露光中にアライメント動作を実行す
る場合には、レチクルRが強力な露光光により暖められ
るため、アライメント装置の対物レンズ205とレチク
ルRとの間の雰囲気中で空気揺らぎが発生しやすい。ま
た、上述のアライメント装置においては、レチクルRの
位置とウェハWの位置とを別々に検出しているため、ア
ライメント装置の光学系の複雑化を招き、光電検出器か
らの出力を処理する信号処理系の複雑化をも招く問題点
がある。
る場合には、レチクルRが強力な露光光により暖められ
るため、アライメント装置の対物レンズ205とレチク
ルRとの間の雰囲気中で空気揺らぎが発生しやすい。ま
た、上述のアライメント装置においては、レチクルRの
位置とウェハWの位置とを別々に検出しているため、ア
ライメント装置の光学系の複雑化を招き、光電検出器か
らの出力を処理する信号処理系の複雑化をも招く問題点
がある。
【0013】そこで、本発明は、空気揺らぎの影響を低
減させてアライメント精度の向上を図ったアライメント
装置を提供することを第1の目的とし、簡素化されたア
ライメント装置を提供することを第2の目的とする。
減させてアライメント精度の向上を図ったアライメント
装置を提供することを第1の目的とし、簡素化されたア
ライメント装置を提供することを第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるアライメント装置は、以下の構成を有
する。例えば図1、図4に示す如く、所定の波長域の露
光光(IL)でマスク(R)に形成されたパターンを投
影光学系(PL)を介して感光基板(W)上に投影する
装置に設けられ、そのマスクに形成された第1の回折格
子(RM)と感光基板に形成された第2の回折格子(W
M)とを露光光とは異なる波長域の照明光で光学的に検
出するアライメント装置は、コヒーレントな2つの送光
ビーム(LB1 、LB2 )を投影光学系を介して第2の
回折格子に照射する照射手段(10、11、12、2
0)と、第2の回折格子から発生する所定の次数の回折
光同士(LBW1、LBW2)による干渉光(BTw)を光
電検出する検出手段(40)とを有するように構成され
る。
め、本発明によるアライメント装置は、以下の構成を有
する。例えば図1、図4に示す如く、所定の波長域の露
光光(IL)でマスク(R)に形成されたパターンを投
影光学系(PL)を介して感光基板(W)上に投影する
装置に設けられ、そのマスクに形成された第1の回折格
子(RM)と感光基板に形成された第2の回折格子(W
M)とを露光光とは異なる波長域の照明光で光学的に検
出するアライメント装置は、コヒーレントな2つの送光
ビーム(LB1 、LB2 )を投影光学系を介して第2の
回折格子に照射する照射手段(10、11、12、2
0)と、第2の回折格子から発生する所定の次数の回折
光同士(LBW1、LBW2)による干渉光(BTw)を光
電検出する検出手段(40)とを有するように構成され
る。
【0015】そして、照射手段は、第2の回折格子から
の回折光同士が第1の回折格子上で交差するように、2
つの送光ビームを所定の交差角で照射する。
の回折光同士が第1の回折格子上で交差するように、2
つの送光ビームを所定の交差角で照射する。
【0016】
【作用】上述の構成の如き本発明において、最も空気揺
らぎの影響を受けやすいレチクルとアライメント用の対
物レンズとの間の雰囲気中を通過するビームは、レチク
ルとウェハとの相対的な位置情報を光強度変化として含
む干渉ビームであるため、空気揺らぎが発生しても、干
渉ビームの光強度変化は影響されない。
らぎの影響を受けやすいレチクルとアライメント用の対
物レンズとの間の雰囲気中を通過するビームは、レチク
ルとウェハとの相対的な位置情報を光強度変化として含
む干渉ビームであるため、空気揺らぎが発生しても、干
渉ビームの光強度変化は影響されない。
【0017】また、本発明においては、レチクルの位置
とウェハの位置とを同時に、すなわちレチクルとウェハ
との相対的な位置関係を検出しているため、アライメン
ト装置の光学系及び信号処理系の簡素化を図ることがで
きる。
とウェハの位置とを同時に、すなわちレチクルとウェハ
との相対的な位置関係を検出しているため、アライメン
ト装置の光学系及び信号処理系の簡素化を図ることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例を
説明する。図1は、本発明によるアライメント装置を縮
小投影型露光装置(以下、ステッパーと称する)に適用
した実施例を模式的に示す図である。図1において、図
示なき照明光学系は、例えばエキシマレーザ光(Ar
F:193nm、KrF:249nm)である露光光I
Lを供給する。この露光光ILは、コンデンサレンズ4
を介して、ダイクロイックミラーDMにて反射され、所
定のパターンが設けられたレチクルRを均一な照度で照
明する。ここで、ダイクロイックミラーDMは、露光光
ILの波長に対して90%以上の反射率を有し、アライ
メント用照明光(通常、露光光よりも長波長)に対して
50%以上の透過率を有するように構成される。
説明する。図1は、本発明によるアライメント装置を縮
小投影型露光装置(以下、ステッパーと称する)に適用
した実施例を模式的に示す図である。図1において、図
示なき照明光学系は、例えばエキシマレーザ光(Ar
F:193nm、KrF:249nm)である露光光I
Lを供給する。この露光光ILは、コンデンサレンズ4
を介して、ダイクロイックミラーDMにて反射され、所
定のパターンが設けられたレチクルRを均一な照度で照
明する。ここで、ダイクロイックミラーDMは、露光光
ILの波長に対して90%以上の反射率を有し、アライ
メント用照明光(通常、露光光よりも長波長)に対して
50%以上の透過率を有するように構成される。
【0019】そして、レチクルR上のパターンが形成さ
れているパターン領域の外側には、一定線幅の遮光帯L
SBがクロム等で構成されている。この遮光帯LSBに
は、図2に示す如く、レチクルRの位置決めを行うため
に、所定ピッチの回折格子で構成されたレチクルマーク
RM(第1の回折格子)が設けられている。また、レチ
クルマークRMの両側には、アライメント光を通過させ
る透明窓RW1 、RW 2 が設けられている。
れているパターン領域の外側には、一定線幅の遮光帯L
SBがクロム等で構成されている。この遮光帯LSBに
は、図2に示す如く、レチクルRの位置決めを行うため
に、所定ピッチの回折格子で構成されたレチクルマーク
RM(第1の回折格子)が設けられている。また、レチ
クルマークRMの両側には、アライメント光を通過させ
る透明窓RW1 、RW 2 が設けられている。
【0020】また、図1に戻って、レチクルRは、レチ
クルステージRS上に載置され、レチクルR上のパター
ン領域の中心点が光軸Axと一致するように位置決めが
行なわれる。レチクルステージRSは、駆動部53によ
り水平面内で2次元方向に移動可能に構成される。そし
て、レチクルステージRSの端部には、レーザ光波干渉
式測長器(以下、干渉計と称する)51からのレーザビ
ームを反射する移動鏡51mが固設されている。この干
渉計51は、レチクルRの2次元的に位置を例えば0.
01μm程度の分解能で常時検出する。
クルステージRS上に載置され、レチクルR上のパター
ン領域の中心点が光軸Axと一致するように位置決めが
行なわれる。レチクルステージRSは、駆動部53によ
り水平面内で2次元方向に移動可能に構成される。そし
て、レチクルステージRSの端部には、レーザ光波干渉
式測長器(以下、干渉計と称する)51からのレーザビ
ームを反射する移動鏡51mが固設されている。この干
渉計51は、レチクルRの2次元的に位置を例えば0.
01μm程度の分解能で常時検出する。
【0021】さて、レチクルRのパターン領域を通過し
た露光光ILは、所定の縮小倍率を有し両側テレセント
リックな投影レンズPLに入射する。この投影レンズP
Lによって、レチクルRのパターン領域の縮小像は、表
面にレジスト層が形成されたウェハW上に形成される。
ここで、レチクルRのパターン像を形成すべきウェハW
上の領域をショット領域と呼ぶ。
た露光光ILは、所定の縮小倍率を有し両側テレセント
リックな投影レンズPLに入射する。この投影レンズP
Lによって、レチクルRのパターン領域の縮小像は、表
面にレジスト層が形成されたウェハW上に形成される。
ここで、レチクルRのパターン像を形成すべきウェハW
上の領域をショット領域と呼ぶ。
【0022】投影レンズPLは、露光光ILの波長に対
して良好に色収差補正され、その露光波長のもとでレチ
クルRとウェハWとが互いに共役になるように配置され
る。また、ウェハWは、駆動部54によりステップ・ア
ンド・リピート方式で2次元移動するウェハステージW
S上に載置される。そして、ウェハW上の1つのショッ
ト領域に対するレチクルRの転写露光が終了すると、次
のショット領域までステッピングされる。ウェハステー
ジWSには、干渉計52からのレーザビームを反射する
移動鏡52mが設けられ、この干渉計52は、ウェハス
テージWSの2次元的な位置を例えば0.01μm程度
の分解能で検出する。
して良好に色収差補正され、その露光波長のもとでレチ
クルRとウェハWとが互いに共役になるように配置され
る。また、ウェハWは、駆動部54によりステップ・ア
ンド・リピート方式で2次元移動するウェハステージW
S上に載置される。そして、ウェハW上の1つのショッ
ト領域に対するレチクルRの転写露光が終了すると、次
のショット領域までステッピングされる。ウェハステー
ジWSには、干渉計52からのレーザビームを反射する
移動鏡52mが設けられ、この干渉計52は、ウェハス
テージWSの2次元的な位置を例えば0.01μm程度
の分解能で検出する。
【0023】ここで、ウェハW上に形成されたショット
領域の周囲4辺には、ウェハ上のチップを切り出す際の
切りしろであるストリートラインSTLが形成される。
このストリートラインSTLを部分的に示す図3に示す
如く、ストリートラインSTL上には、所定ピッチの回
折格子にて構成されたウェハマーク(第2の回折格子)
がショット領域と一定の位置関係で配置されている。
領域の周囲4辺には、ウェハ上のチップを切り出す際の
切りしろであるストリートラインSTLが形成される。
このストリートラインSTLを部分的に示す図3に示す
如く、ストリートラインSTL上には、所定ピッチの回
折格子にて構成されたウェハマーク(第2の回折格子)
がショット領域と一定の位置関係で配置されている。
【0024】さて、ダイクロイックミラーDMの上方に
は、レチクルマークRMとウェハマークWMとを検出す
るためのアライメント系100が設けられている。この
アライメント系100は、半導体チップサイズに応じた
レチクルマークの位置変更に対応して図中矢印方向に移
動可能に設けられている。また、アライメント系100
は、ウェハマークWの打ち換えに対応して、図中紙面垂
直方向に移動可能に設けられている。なお、図1では、
1組のアライメント系のみを図示しているが、実際に
は、レチクルR上の4ヶ所にレチクルマークが設けられ
ているため、4組のアライメント系が設けられている。
は、レチクルマークRMとウェハマークWMとを検出す
るためのアライメント系100が設けられている。この
アライメント系100は、半導体チップサイズに応じた
レチクルマークの位置変更に対応して図中矢印方向に移
動可能に設けられている。また、アライメント系100
は、ウェハマークWの打ち換えに対応して、図中紙面垂
直方向に移動可能に設けられている。なお、図1では、
1組のアライメント系のみを図示しているが、実際に
は、レチクルR上の4ヶ所にレチクルマークが設けられ
ているため、4組のアライメント系が設けられている。
【0025】そして、アライメント系100は、光源1
0と、2光束周波数シフター部20と、参照信号作成部
30と、計測信号検出部40とで構成されている。以
下、アライメント系100の光路を示す図4を参照し
て、アライメント系100の構成を詳述する。なお、図
4では、説明を簡単にするために、投影対物レンズPL
は、2枚の正レンズ14、15及び開口絞り15のみを
示している。
0と、2光束周波数シフター部20と、参照信号作成部
30と、計測信号検出部40とで構成されている。以
下、アライメント系100の光路を示す図4を参照し
て、アライメント系100の構成を詳述する。なお、図
4では、説明を簡単にするために、投影対物レンズPL
は、2枚の正レンズ14、15及び開口絞り15のみを
示している。
【0026】図4において、光源10からのアライメン
ト用照明光LBは、ビームスプリッタ21によりビーム
LB1 とビームLB2 とに2分割される。ここで、アラ
イメント用照明光LBは、露光光ILの波長とは異な
り、かつレジスト層を殆ど感光させない波長域のレーザ
ビームである。光源10としては、例えばHe−Neレ
ーザ(633nm)等を適用することができる。
ト用照明光LBは、ビームスプリッタ21によりビーム
LB1 とビームLB2 とに2分割される。ここで、アラ
イメント用照明光LBは、露光光ILの波長とは異な
り、かつレジスト層を殆ど感光させない波長域のレーザ
ビームである。光源10としては、例えばHe−Neレ
ーザ(633nm)等を適用することができる。
【0027】そして、ビームスプリッタ21により分割
された一方のビームLB1 は、第1音響光学素子23
(以下、単にAOM23と呼ぶ)に入射し、他方のビー
ムLB 2 は、第2音響光学素子24(以下、単にAOM
24と呼ぶ)に入射する。ここで、AOM23は、周波
数f1 の高周波信号でドライブされ、その周波数f1 で
決まる回折角だけ偏向された1次回折光を出力する。ま
た、AOM24は、周波数f2 の高周波信号でドライブ
され、AOM23と同様に周波数f2 で決まる回折角だ
け偏向された1次回折光を出力する。ここで、周波数f
1 と周波数f2 との周波数差Δfは、Δf=f1 −f2
である。なお、AOM23、24から出力される1次回
折光成分以外の光は、図示なきスリット等により遮光さ
れる。
された一方のビームLB1 は、第1音響光学素子23
(以下、単にAOM23と呼ぶ)に入射し、他方のビー
ムLB 2 は、第2音響光学素子24(以下、単にAOM
24と呼ぶ)に入射する。ここで、AOM23は、周波
数f1 の高周波信号でドライブされ、その周波数f1 で
決まる回折角だけ偏向された1次回折光を出力する。ま
た、AOM24は、周波数f2 の高周波信号でドライブ
され、AOM23と同様に周波数f2 で決まる回折角だ
け偏向された1次回折光を出力する。ここで、周波数f
1 と周波数f2 との周波数差Δfは、Δf=f1 −f2
である。なお、AOM23、24から出力される1次回
折光成分以外の光は、図示なきスリット等により遮光さ
れる。
【0028】次に、AOM23により周波数f1 に変調
されて射出したビームLB1 と、AOM24により周波
数f2 に変調されて射出したビームLB2 とは、第1対
物レンズ11及び第2対物レンズ12からなる対物レン
ズ系11、12へ入射し、対物レンズ系11、12のほ
ぼ瞳位置で交差した後、レチクルR面に対して垂直方向
に射出する。ここで、ビームLB1 とビームLB2 と
は、対物レンズ系11、12の瞳位置近傍でビームスポ
ットを形成する。
されて射出したビームLB1 と、AOM24により周波
数f2 に変調されて射出したビームLB2 とは、第1対
物レンズ11及び第2対物レンズ12からなる対物レン
ズ系11、12へ入射し、対物レンズ系11、12のほ
ぼ瞳位置で交差した後、レチクルR面に対して垂直方向
に射出する。ここで、ビームLB1 とビームLB2 と
は、対物レンズ系11、12の瞳位置近傍でビームスポ
ットを形成する。
【0029】また、第1対物レンズ11と第2対物レン
ズ12との間の光路中には、ハーフミラー13が設けら
れており、第2対物レンズ12から第1対物レンズ11
へ向かうビームLB1 、LB2 は、このハーフミラー1
3により2分割される。そして、ハーフミラー13によ
る反射成分の光は、参照ビームLBr1、LBr2となり、
参照信号作成部30へ入射する。また、ハーフミラー1
3による透過成分の光は、上述の如く、第1対物レンズ
11を介して平行光束となり、レチクルR面に対して垂
直方向に射出する。なお、本発明で言う所定の交差角と
は、第1対物レンズ11から射出するビームLB1 、L
B2 の交差角を指す。なお、本実施例の如く第1対物レ
ンズ11からの2つのビームLB1 、LB2 が平行であ
る場合には、交差角は、零である。
ズ12との間の光路中には、ハーフミラー13が設けら
れており、第2対物レンズ12から第1対物レンズ11
へ向かうビームLB1 、LB2 は、このハーフミラー1
3により2分割される。そして、ハーフミラー13によ
る反射成分の光は、参照ビームLBr1、LBr2となり、
参照信号作成部30へ入射する。また、ハーフミラー1
3による透過成分の光は、上述の如く、第1対物レンズ
11を介して平行光束となり、レチクルR面に対して垂
直方向に射出する。なお、本発明で言う所定の交差角と
は、第1対物レンズ11から射出するビームLB1 、L
B2 の交差角を指す。なお、本実施例の如く第1対物レ
ンズ11からの2つのビームLB1 、LB2 が平行であ
る場合には、交差角は、零である。
【0030】さて、図2に示すレチクルR上には、レチ
クルマークRMと2つのレチクル窓RW1 、RW2 とが
設けられており、対物レンズ系11、12からのビーム
LB 1 、LB2 は、レチクル窓RW1 、RW2 をそれぞ
れ透過して、投影対物レンズPLに入射する。そして、
投影対物レンズPLに入射したビームLB1 、LB
2 は、それぞれ開口絞り16の位置(投影対物レンズP
Lの瞳位置)でビームスポットを形成した後、この投影
対物レンズPLから所定の間隔で平行光束の状態で射出
する。このビームLB1 、LB2 は、図3に示す如く、
ウェハW上に設けられたウェハマークWMに対して垂直
方向から入射する。
クルマークRMと2つのレチクル窓RW1 、RW2 とが
設けられており、対物レンズ系11、12からのビーム
LB 1 、LB2 は、レチクル窓RW1 、RW2 をそれぞ
れ透過して、投影対物レンズPLに入射する。そして、
投影対物レンズPLに入射したビームLB1 、LB
2 は、それぞれ開口絞り16の位置(投影対物レンズP
Lの瞳位置)でビームスポットを形成した後、この投影
対物レンズPLから所定の間隔で平行光束の状態で射出
する。このビームLB1 、LB2 は、図3に示す如く、
ウェハW上に設けられたウェハマークWMに対して垂直
方向から入射する。
【0031】このウェハマークWMは、1次元方向に設
けられたピッチPW の回折格子で構成されている。そし
て、図示の如く、ビームLB1 により+1次回折光成分
LB 1(+1) と、−1次回折光成分LB1(-1) とが所定の
回折角θn でウェハマークWMから発生する。また、ビ
ームLB2 により+1次回折光成分LB2(+1) と、−1
次回折光成分LB2(-1) とが所定の回折角θn でウェハ
マークWMから発生する。
けられたピッチPW の回折格子で構成されている。そし
て、図示の如く、ビームLB1 により+1次回折光成分
LB 1(+1) と、−1次回折光成分LB1(-1) とが所定の
回折角θn でウェハマークWMから発生する。また、ビ
ームLB2 により+1次回折光成分LB2(+1) と、−1
次回折光成分LB2(-1) とが所定の回折角θn でウェハ
マークWMから発生する。
【0032】上記の回折角θn は、アライメント用照明
光の波長をλ(ビームLB1 、LB 2 の波長)、回折光
の次数をnとするとき、
光の波長をλ(ビームLB1 、LB 2 の波長)、回折光
の次数をnとするとき、
【0033】
【数1】 sinθn =nλ/PW ‥‥(1) と表される。本実施例においては、±1次回折光を用い
るものとし、ビームLB1 によって発生する+1次回折
光成分LB1(+1) をビームLBW1と呼び、ビームLB2
によって発生する−1次回折光成分LB1(-1) をビーム
LBW2と呼ぶ。なお、図3においては、±1次回折光成
分のみを図示している。本発明においては、±1次回折
光に限ることはなく、高次の回折光成分を用いても良
い。
るものとし、ビームLB1 によって発生する+1次回折
光成分LB1(+1) をビームLBW1と呼び、ビームLB2
によって発生する−1次回折光成分LB1(-1) をビーム
LBW2と呼ぶ。なお、図3においては、±1次回折光成
分のみを図示している。本発明においては、±1次回折
光に限ることはなく、高次の回折光成分を用いても良
い。
【0034】このウェハマークWMにて発生する回折光
成分には、ウェハマークWMのピッチ方向に関する位置
情報が含まれる。そして、図4に戻って、ウェハマーク
WMの位置情報を含むビームLBW1、LBW2は、再び投
影対物レンズPLに入射する。これらのビームLBW1、
LBW2は、それぞれ投影対物レンズPLの瞳位置でビー
ムスポットを形成し、所定の交差角2Θを成して投影対
物レンズPLから射出する。
成分には、ウェハマークWMのピッチ方向に関する位置
情報が含まれる。そして、図4に戻って、ウェハマーク
WMの位置情報を含むビームLBW1、LBW2は、再び投
影対物レンズPLに入射する。これらのビームLBW1、
LBW2は、それぞれ投影対物レンズPLの瞳位置でビー
ムスポットを形成し、所定の交差角2Θを成して投影対
物レンズPLから射出する。
【0035】ここで、所定の交差角2Θは、アライメン
ト波長λにおける投影対物レンズPLのレチクルRに対
するウェハWの倍率をMA とするとき、
ト波長λにおける投影対物レンズPLのレチクルRに対
するウェハWの倍率をMA とするとき、
【0036】
【数2】 sinθn =MA ・sinΘn ‥‥(2) で表される。さて、本実施例においては、投影対物レン
ズPLからのビームLBW1、LBW2は、それぞれレチク
ルR上に設けられたレチクルマークRM上で交差するよ
うに構成されている。以下、レチクルRからウェハWま
での光路を示す図5を参照して構成について詳述する。
ズPLからのビームLBW1、LBW2は、それぞれレチク
ルR上に設けられたレチクルマークRM上で交差するよ
うに構成されている。以下、レチクルRからウェハWま
での光路を示す図5を参照して構成について詳述する。
【0037】図5において、図示なき対物レンズ系1
1、12からのビームLB1 、LB2は、所定の間隔2
DでレチクルRに対して垂直に入射する。そして、この
ビームLB1 、LB2 は、間隔2dでウェハマークWM
に対して垂直に入射する。この間隔2dは、
1、12からのビームLB1 、LB2は、所定の間隔2
DでレチクルRに対して垂直に入射する。そして、この
ビームLB1 、LB2 は、間隔2dでウェハマークWM
に対して垂直に入射する。この間隔2dは、
【0038】
【数3】 2D=MA ・2d ‥‥(3) で表される。そして、ウェハマークWMによって回折さ
れたビームLBW1、LB W2は、(1)式で示される回折
角θn だけ回折された後、投影対物レンズPLを介して
レチクルマークRM上で交差する。このとき、アライメ
ント波長λにおけるレチクルRの共役な面17と、ウェ
ハWとの間隔(換言するとアライメント用照明光λでの
投影対物レンズPLのウェハ側の軸上色収差量(縦の色
収差量))をΔLW とすると、間隔2dは、
れたビームLBW1、LB W2は、(1)式で示される回折
角θn だけ回折された後、投影対物レンズPLを介して
レチクルマークRM上で交差する。このとき、アライメ
ント波長λにおけるレチクルRの共役な面17と、ウェ
ハWとの間隔(換言するとアライメント用照明光λでの
投影対物レンズPLのウェハ側の軸上色収差量(縦の色
収差量))をΔLW とすると、間隔2dは、
【0039】
【数4】 2d=2ΔLW ・tanθn ‥‥(4) を満足する。そして、上述の式により、間隔2Dが以下
の(5)式を満足するとき、ビームLBW1、LBW2がレ
チクルマークRM上で交差する。
の(5)式を満足するとき、ビームLBW1、LBW2がレ
チクルマークRM上で交差する。
【0040】
【数5】 2D=2d・MA =2ΔLW ・MA ・tanθn ‥‥(5) これにより、図中破線にて示す如く、ビームLBW1、L
BW2は、面17上の一点から射出するように回折され、
レチクルマークRM上で交差する。上記(2)式の如
く、ビームLBW1、LBW2が所定の交差角2Θでレチク
ルマークRM上に達し、このレチクルマークRMで所定
の回折角だけ回折される。
BW2は、面17上の一点から射出するように回折され、
レチクルマークRM上で交差する。上記(2)式の如
く、ビームLBW1、LBW2が所定の交差角2Θでレチク
ルマークRM上に達し、このレチクルマークRMで所定
の回折角だけ回折される。
【0041】本実施例においては、回折光の次数をmと
すると、レチクルマークRMのピッチPR が
すると、レチクルマークRMのピッチPR が
【0042】
【数6】 sinΘ=mλ/PR ‥‥(6) を満足する如く構成されているため、交差角2Θでレチ
クルマークRMに到達したビームLBW1、LBW2は、こ
のレチクルマークRMにてそれぞれ回折角±Θだけ回折
する。そして、レチクルマークRMからは、ビームLB
W1、LBW2の±m次の回折光がそれぞれレチクルRに対
して垂直に射出する。このとき、±m次の回折光同士が
周波数差Δfで互いに異なる周波数に変調されているた
め、±m次の回折光同士は、ヘテロダイン干渉を起こ
し、所定の周期(ビート周期)で正弦波的に強度が変化
する干渉ビームBTwとなる。この干渉ビームBTw
は、レチクルRとウェハWとの相対的な位置情報を含む
ものである。
クルマークRMに到達したビームLBW1、LBW2は、こ
のレチクルマークRMにてそれぞれ回折角±Θだけ回折
する。そして、レチクルマークRMからは、ビームLB
W1、LBW2の±m次の回折光がそれぞれレチクルRに対
して垂直に射出する。このとき、±m次の回折光同士が
周波数差Δfで互いに異なる周波数に変調されているた
め、±m次の回折光同士は、ヘテロダイン干渉を起こ
し、所定の周期(ビート周期)で正弦波的に強度が変化
する干渉ビームBTwとなる。この干渉ビームBTw
は、レチクルRとウェハWとの相対的な位置情報を含む
ものである。
【0043】なお、上記式より、レチクルマークRMの
ピッチPR とウェハマークWのピッチPW とは、
ピッチPR とウェハマークWのピッチPW とは、
【0044】
【数7】 MA ・nλ/PW =mλ/PR ‥‥(7) を満足することが分かる。次に、図4に戻って、レチク
ルマークRMでヘテロダイン干渉を起こした干渉ビーム
BTwは、図中破線で示す如く、第1対物レンズ11を
介してハーフミラー13にて反射され、レンズ系41、
43と、視野絞り42と、空間フィルター44と、光電
検出器45とから構成される計測信号検出部40へ入射
する。
ルマークRMでヘテロダイン干渉を起こした干渉ビーム
BTwは、図中破線で示す如く、第1対物レンズ11を
介してハーフミラー13にて反射され、レンズ系41、
43と、視野絞り42と、空間フィルター44と、光電
検出器45とから構成される計測信号検出部40へ入射
する。
【0045】そして、干渉ビームBTwは、対物レンズ
系11、12の瞳位置でビームスポットを形成し、レン
ズ系41により平行光束となり、視野絞り42の開口部
を通過する。ここで、視野絞り42は、アライメント波
長λのもとでレチクルRと共役となる面に配置されてお
り、対物レンズ11及びレンズ系41によるレチクルマ
ークRMの像とほぼ同一な大きさの開口部を有するよう
に構成される。これにより、レチクルマークRM以外の
領域から発生する光及び不要な回折光を遮光できる。
系11、12の瞳位置でビームスポットを形成し、レン
ズ系41により平行光束となり、視野絞り42の開口部
を通過する。ここで、視野絞り42は、アライメント波
長λのもとでレチクルRと共役となる面に配置されてお
り、対物レンズ11及びレンズ系41によるレチクルマ
ークRMの像とほぼ同一な大きさの開口部を有するよう
に構成される。これにより、レチクルマークRM以外の
領域から発生する光及び不要な回折光を遮光できる。
【0046】視野絞り42を介した干渉ビームBTw
は、レンズ系43を介して集光され、この集光位置近傍
に配置された光電検出器45に入射する。この光電検出
器45は、干渉ビームBTwを光電変換して、測定信号
SDを出力する。さて、図2に示す如く、レチクルマー
クRMからは、ビームLBW1、LBW2の回折光成分によ
る干渉ビームBTwの他に、ビームLBW1、LBW2の0
次透過光成分NB1 、NB2 が発生する。これらの0次
透過光成分NB1 、NB2 は、レチクルマークRMとウ
ェハマークWMとの相対的な位置情報を含まない。この
ため、0次透過光成分NB1 、NB2 が光電検出器45
に入射すると、測定信号SDのノイズとなる恐れがあ
る。そこで、本実施例においては、アライメント波長λ
における対物レンズ系11、12の瞳と共役な面に、空
間フィルター44を配置している。これらの0次透過光
成分NB1 、NB2 は、瞳面上で空間的に分離されるた
め、この空間フィルター44によって遮光される。この
ように、視野絞り42と空間フィルター44とによって
ノイズとなる光を遮光できるため、アライメント精度の
向上を図ることができる。
は、レンズ系43を介して集光され、この集光位置近傍
に配置された光電検出器45に入射する。この光電検出
器45は、干渉ビームBTwを光電変換して、測定信号
SDを出力する。さて、図2に示す如く、レチクルマー
クRMからは、ビームLBW1、LBW2の回折光成分によ
る干渉ビームBTwの他に、ビームLBW1、LBW2の0
次透過光成分NB1 、NB2 が発生する。これらの0次
透過光成分NB1 、NB2 は、レチクルマークRMとウ
ェハマークWMとの相対的な位置情報を含まない。この
ため、0次透過光成分NB1 、NB2 が光電検出器45
に入射すると、測定信号SDのノイズとなる恐れがあ
る。そこで、本実施例においては、アライメント波長λ
における対物レンズ系11、12の瞳と共役な面に、空
間フィルター44を配置している。これらの0次透過光
成分NB1 、NB2 は、瞳面上で空間的に分離されるた
め、この空間フィルター44によって遮光される。この
ように、視野絞り42と空間フィルター44とによって
ノイズとなる光を遮光できるため、アライメント精度の
向上を図ることができる。
【0047】さて、前述のように、2光束周波数シフタ
ー部20からのビームLB1 、LB 2 は、ハーフミラー
13にて反射されて参照ビームLBR1、LBR2となり、
レンズ系31、32と、参照用回折格子板33と、絞り
34と、光電検出器35とから構成される参照信号作成
部30へ入射する。これらの参照ビームLBR1、LBR2
は、レンズ系31、32を介して対物レンズ系11、1
2の瞳面にて交差角θM で交差する。参照ビームL
BR1、LBR2の交差位置には、所定ピッチPG の回折格
子を有する回折格子板33が配置されている。
ー部20からのビームLB1 、LB 2 は、ハーフミラー
13にて反射されて参照ビームLBR1、LBR2となり、
レンズ系31、32と、参照用回折格子板33と、絞り
34と、光電検出器35とから構成される参照信号作成
部30へ入射する。これらの参照ビームLBR1、LBR2
は、レンズ系31、32を介して対物レンズ系11、1
2の瞳面にて交差角θM で交差する。参照ビームL
BR1、LBR2の交差位置には、所定ピッチPG の回折格
子を有する回折格子板33が配置されている。
【0048】ここで、回折格子板33は、
【0049】
【数8】 PG =λ/sinθM ‥‥(8) を満足するように構成されている。これにより、参照ビ
ームLBR1、LBR2の±1次回折光成分は、同一方向に
射出される。そして、参照ビームLBR1、LBR2が所定
の周波数差Δfで変調されているため、回折格子板33
から射出する回折光成分同士は、それぞれヘテロダイン
干渉を起こす。回折格子板33の射出側に配置された光
電検出器35は、このヘテロダイン干渉を生じた回折光
成分の光強度変化を光電変換して、参照信号SRを出力
する。なお、参照ビームLBR1、LBR2の0次回折光
は、絞り34により遮光される。
ームLBR1、LBR2の±1次回折光成分は、同一方向に
射出される。そして、参照ビームLBR1、LBR2が所定
の周波数差Δfで変調されているため、回折格子板33
から射出する回折光成分同士は、それぞれヘテロダイン
干渉を起こす。回折格子板33の射出側に配置された光
電検出器35は、このヘテロダイン干渉を生じた回折光
成分の光強度変化を光電変換して、参照信号SRを出力
する。なお、参照ビームLBR1、LBR2の0次回折光
は、絞り34により遮光される。
【0050】そして、図1に戻って、参照信号作成部3
0からの参照信号SRと、計測信号検出部40からの計
測信号SDとは、制御部50へ出力される。そして、制
御部50は、参照信号SRと計測信号SDとの位相差を
求め、この位相差からレチクルマークRMとウェハマー
クWMとの相対的な位置ずれを高精度に検出する。さ
て、本実施例においては、図1、図4に示す如く、レチ
クルマークRMから計測信号検出部40の光電検出器4
5に到る光路を通過する光が干渉ビームBTwであるた
め、この光路中で空気揺らぎが発生しても干渉ビームB
Twの強度変化には何ら影響を与えない。従って、空気
揺らぎにより、計測信号SDの精度が低下しない。特
に、レチクルRから対物レンズ系11,12中の光路
は、露光光ILが通過するため、露光光ILの熱による
空気揺らぎが発生しやすい。しかしながら、本実施例で
は、露光光による空気揺らぎの影響なしにアライメント
を実行できるため、露光中においても、高精度なアライ
メントが達成できる。
0からの参照信号SRと、計測信号検出部40からの計
測信号SDとは、制御部50へ出力される。そして、制
御部50は、参照信号SRと計測信号SDとの位相差を
求め、この位相差からレチクルマークRMとウェハマー
クWMとの相対的な位置ずれを高精度に検出する。さ
て、本実施例においては、図1、図4に示す如く、レチ
クルマークRMから計測信号検出部40の光電検出器4
5に到る光路を通過する光が干渉ビームBTwであるた
め、この光路中で空気揺らぎが発生しても干渉ビームB
Twの強度変化には何ら影響を与えない。従って、空気
揺らぎにより、計測信号SDの精度が低下しない。特
に、レチクルRから対物レンズ系11,12中の光路
は、露光光ILが通過するため、露光光ILの熱による
空気揺らぎが発生しやすい。しかしながら、本実施例で
は、露光光による空気揺らぎの影響なしにアライメント
を実行できるため、露光中においても、高精度なアライ
メントが達成できる。
【0051】なお、ウェハWからレチクルRまでの光路
中においては、投影対物レンズPL内に設けられた図示
なきレンズコントローラーにより空気揺らぎが補正され
るため、この光路中での空気揺らぎを考慮する必要はな
い。さて、ウェハマークWM上にて回折される回折光成
分のうち、レチクルマークRM上にて交差しない回折光
成分を考える。図3において、レチクルマークRM上で
交差しない回折光成分は、ビームLB1 により発生する
回折光成分LB1(-1) と、ビームLB2 により発生する
回折光成分LB2(+1) とである。ここで、ウェハマーク
WMのピッチPW が一定であるので、ビームLBW1と回
折光成分LB 2(+1) との進行する方向及びビームLBW2
と回折光成分LB1(-1) との進行する方向がそれぞれ同
一となる。
中においては、投影対物レンズPL内に設けられた図示
なきレンズコントローラーにより空気揺らぎが補正され
るため、この光路中での空気揺らぎを考慮する必要はな
い。さて、ウェハマークWM上にて回折される回折光成
分のうち、レチクルマークRM上にて交差しない回折光
成分を考える。図3において、レチクルマークRM上で
交差しない回折光成分は、ビームLB1 により発生する
回折光成分LB1(-1) と、ビームLB2 により発生する
回折光成分LB2(+1) とである。ここで、ウェハマーク
WMのピッチPW が一定であるので、ビームLBW1と回
折光成分LB 2(+1) との進行する方向及びビームLBW2
と回折光成分LB1(-1) との進行する方向がそれぞれ同
一となる。
【0052】ここで、ビームLBW1と回折光成分LB
2(+1) とが重なる、またはビームLB W2と回折光成分L
B1(-1) とが重なる場合には、ウェハマークWM上にて
ヘテロダイン干渉を生ずる。このヘテロダイン干渉によ
る干渉ビームには、ウェハマークWMの位置情報が含ま
れない。このため、上記の干渉ビームがレチクルマーク
RM上に達すると、レチクルマークRMからの干渉ビー
ムを検出する計測信号検出部40における計測誤差とな
るため好ましくない。
2(+1) とが重なる、またはビームLB W2と回折光成分L
B1(-1) とが重なる場合には、ウェハマークWM上にて
ヘテロダイン干渉を生ずる。このヘテロダイン干渉によ
る干渉ビームには、ウェハマークWMの位置情報が含ま
れない。このため、上記の干渉ビームがレチクルマーク
RM上に達すると、レチクルマークRMからの干渉ビー
ムを検出する計測信号検出部40における計測誤差とな
るため好ましくない。
【0053】ここで、図5に示す如く、ウェハマークW
M上でのビームLB1 、LB2 のビーム径φW は、
M上でのビームLB1 、LB2 のビーム径φW は、
【0054】
【数9】 2・ΔLW ・tanθn =2d>φW ‥‥(9) を満足することが望ましい。上記(9)式は、θn が0
°から90°の間では、sinθn <tanθn である
ため、
°から90°の間では、sinθn <tanθn である
ため、
【0055】
【数10】 2nλΔLW /PW >φW ‥‥(10) と書換えられる。次に、レチクルR面上でのビームLB
1 、LB2 またはビームLBW1,LBW2のビーム径φR
と、ビームLB1 、LB2 のビーム間隔2Dとの関係に
ついて説明する。まず、このビーム径φR は、投影対物
レンズPLのレチクルRのウェハWに対する倍率をMA
とするとき、
1 、LB2 またはビームLBW1,LBW2のビーム径φR
と、ビームLB1 、LB2 のビーム間隔2Dとの関係に
ついて説明する。まず、このビーム径φR は、投影対物
レンズPLのレチクルRのウェハWに対する倍率をMA
とするとき、
【0056】
【数11】 φR =φW ・MA ‥‥(11) で表される。そして、ウェハWからのビームLBW1,L
BW2がレチクルマークRMのみに照射され、かつビーム
LB1 、LB2 がレチクル窓RWを通過するためには、
レチクルR面上でのビームLB1 、LB2 の間隔2D
は、
BW2がレチクルマークRMのみに照射され、かつビーム
LB1 、LB2 がレチクル窓RWを通過するためには、
レチクルR面上でのビームLB1 、LB2 の間隔2D
は、
【0057】
【数12】 D>φR =φW ・MA ‥‥(12) を満足することが望ましい。ここで、上記(12)式
は、
は、
【0058】
【数13】 nλΔLW MA /PW >φW ・MA ‥‥(13) と書換えられる。また、図2の如く、レチクルマークR
Mの近傍には、透明な窓であるレチクル窓RW1 ,RW
2 が設けられている。レチクルR上の回路パターンを露
光光ILにて照明する際に、この露光光ILがレチクル
窓RW1 ,RW2 を通過すると、ウェハマークWM上に
照射される恐れがある。ウェハマークWMに露光光が照
射されると、プロセスによってはウェハマークWMが破
壊される可能性がある。このような場合、一般的には、
ウェハマークWMの打ち換えを行う。
Mの近傍には、透明な窓であるレチクル窓RW1 ,RW
2 が設けられている。レチクルR上の回路パターンを露
光光ILにて照明する際に、この露光光ILがレチクル
窓RW1 ,RW2 を通過すると、ウェハマークWM上に
照射される恐れがある。ウェハマークWMに露光光が照
射されると、プロセスによってはウェハマークWMが破
壊される可能性がある。このような場合、一般的には、
ウェハマークWMの打ち換えを行う。
【0059】このとき、打ち換えはウェハマークWMの
ピッチ方向に沿って行なわれることが多く、ウェハマー
クWMのピッチ方向におけるアライメント系100の可
動範囲をXR 、投影対物レンズPLの縮小倍率をMA と
すると、ウェハW上で見た可動範囲XW は、
ピッチ方向に沿って行なわれることが多く、ウェハマー
クWMのピッチ方向におけるアライメント系100の可
動範囲をXR 、投影対物レンズPLの縮小倍率をMA と
すると、ウェハW上で見た可動範囲XW は、
【0060】
【数14】 XR =XW ・MA ‥‥(14) となり、上記打ち換えの回数をN回、ウェハマークWM
上でのビームLB1 、LB2 の間隔を2d、ウェハW上
でのビームLB1 、LB2 の直径をφW とするとき、上
記可動範囲XW は、
上でのビームLB1 、LB2 の間隔を2d、ウェハW上
でのビームLB1 、LB2 の直径をφW とするとき、上
記可動範囲XW は、
【0061】
【数15】 XW >2d+NφW ‥‥(15) を満足することが望ましい。上記の(9)式乃至(1
5)式より、測定精度の向上並びに計測位置の自由度向
上のためには、レチクルR面上でのビーム径φR 又はウ
ェハW面上のビーム径φW を小さくするほど有利になる
ことがわかる。
5)式より、測定精度の向上並びに計測位置の自由度向
上のためには、レチクルR面上でのビーム径φR 又はウ
ェハW面上のビーム径φW を小さくするほど有利になる
ことがわかる。
【0062】しかしながら、レチクルマークRM又はウ
ェハマークWMのピッチのばらつき等による測定精度の
劣化を防ぐためには、少なくともウェハW上でのビーム
径φ W がウェハマークWMのピッチPW の10倍以上で
あることが好ましい。
ェハマークWMのピッチのばらつき等による測定精度の
劣化を防ぐためには、少なくともウェハW上でのビーム
径φ W がウェハマークWMのピッチPW の10倍以上で
あることが好ましい。
【0063】
【数16】 φW >10・PW ‥‥(16) これにより、ピッチのばらつき等が平均化されるため、
測定精度の低下を防止することができる。本実施例にお
いては、軸上色収差量ΔLW が図11に示す従来のアラ
イメント装置の軸上色収差量ΔLR よりも小さくなるた
め、軸上色収差(縦の色収差)が非常に大きく発生する
場合でもアライメント光学系の大型化を招かない。以
下、図6を参照して説明する。
測定精度の低下を防止することができる。本実施例にお
いては、軸上色収差量ΔLW が図11に示す従来のアラ
イメント装置の軸上色収差量ΔLR よりも小さくなるた
め、軸上色収差(縦の色収差)が非常に大きく発生する
場合でもアライメント光学系の大型化を招かない。以
下、図6を参照して説明する。
【0064】図6において、図中実線で示す如く、アラ
イメント波長のもとでのレチクルRと共役な面17の光
軸Ax上からの光線は、レチクルR上で光軸Axと交差す
る。また、図中破線で示す如く、アライメント波長のも
とでのウェハ共役面207からの光線は、ウェハW上で
光軸Axと交差する。ここで、軸上色収差量ΔLW は、ウ
ェハWと面17との間隔で示され、軸上色収差量ΔLR
は、レチクルRと面207との間隔で表される。これら
の軸上色収差量ΔLW 、ΔLR は、アライメント波長の
もとでの投影対物レンズPLの倍率(レチクルRのウェ
ハWに対する倍率)をMA とすると、
イメント波長のもとでのレチクルRと共役な面17の光
軸Ax上からの光線は、レチクルR上で光軸Axと交差す
る。また、図中破線で示す如く、アライメント波長のも
とでのウェハ共役面207からの光線は、ウェハW上で
光軸Axと交差する。ここで、軸上色収差量ΔLW は、ウ
ェハWと面17との間隔で示され、軸上色収差量ΔLR
は、レチクルRと面207との間隔で表される。これら
の軸上色収差量ΔLW 、ΔLR は、アライメント波長の
もとでの投影対物レンズPLの倍率(レチクルRのウェ
ハWに対する倍率)をMA とすると、
【0065】
【数17】 ΔLR =MA 2 ・ΔLW ‥‥(17) を満足する。例えば、投影対物レンズPLの倍率(レチ
クルRのウェハWに対する倍率)MA が5倍のとき、レ
チクルR上での色収差量ΔLR が500mmとすれば、
ウェハW上では色収差量ΔLW は20mmとなる。
クルRのウェハWに対する倍率)MA が5倍のとき、レ
チクルR上での色収差量ΔLR が500mmとすれば、
ウェハW上では色収差量ΔLW は20mmとなる。
【0066】従って、本実施例では、投影対物レンズP
Lによる軸上色収差量が縮小されるウェハW側の共役面
17を利用してアライメント光学系の光路を構成してい
るため、軸上色収差が非常に大きく発生する場合でもア
ライメント光学系の光路長を短くおさえることができ
る。さて、本実施例によるアライメント装置では、ウェ
ハW上のウェハマークWMが傾いた場合でも、ウェハマ
ークWMからレチクルマークRMまでの光路長が変化し
ない。このため、ウェハマークWMとレチクルマークR
Mとの相対的な位置検出に何ら影響を及ぼさない。以
下、図7を参照して詳述する。
Lによる軸上色収差量が縮小されるウェハW側の共役面
17を利用してアライメント光学系の光路を構成してい
るため、軸上色収差が非常に大きく発生する場合でもア
ライメント光学系の光路長を短くおさえることができ
る。さて、本実施例によるアライメント装置では、ウェ
ハW上のウェハマークWMが傾いた場合でも、ウェハマ
ークWMからレチクルマークRMまでの光路長が変化し
ない。このため、ウェハマークWMとレチクルマークR
Mとの相対的な位置検出に何ら影響を及ぼさない。以
下、図7を参照して詳述する。
【0067】ここで、ウェハWが傾いたときのレチクル
RからウェハWに到る光路長の変化は、レチクルRと面
17とが共役関係にあるため、投影対物レンズPLのウ
ェハW側の光路での光路長変化と同等と見なせる。即
ち、レチクルRからウェハWまでの光路長の変化は、投
影対物レンズPLから射出したビームLB1 、LB2 が
ウェハマークWMに達するときの光路長と、ビームLB
W1,LBW2が面17から射出すると考えたときの面17
から投影対物レンズPLまでの光路長との和の変化に置
き換えることができる。
RからウェハWに到る光路長の変化は、レチクルRと面
17とが共役関係にあるため、投影対物レンズPLのウ
ェハW側の光路での光路長変化と同等と見なせる。即
ち、レチクルRからウェハWまでの光路長の変化は、投
影対物レンズPLから射出したビームLB1 、LB2 が
ウェハマークWMに達するときの光路長と、ビームLB
W1,LBW2が面17から射出すると考えたときの面17
から投影対物レンズPLまでの光路長との和の変化に置
き換えることができる。
【0068】従って、投影対物レンズPLのウェハW側
の光路での光路長変化が零であれば、レチクルRからウ
ェハWに到る光路長変化が零であることが示せる。図7
においては、不図示の投影対物レンズから射出される2
つのビームが面17(アライメント波長λのもとでのレ
チクルRと共役な面)内の点Mで交差するかの如く射出
する様子を示してある。そして、2つのビーム(平面
波)が点Cを中心として角度εだけ傾いたときの主光線
PA1 ,QB1 を実線にて示し、傾きが零のときの2つ
のビームの主光線A0 M,B0 Mを破線にて示してい
る。
の光路での光路長変化が零であれば、レチクルRからウ
ェハWに到る光路長変化が零であることが示せる。図7
においては、不図示の投影対物レンズから射出される2
つのビームが面17(アライメント波長λのもとでのレ
チクルRと共役な面)内の点Mで交差するかの如く射出
する様子を示してある。そして、2つのビーム(平面
波)が点Cを中心として角度εだけ傾いたときの主光線
PA1 ,QB1 を実線にて示し、傾きが零のときの2つ
のビームの主光線A0 M,B0 Mを破線にて示してい
る。
【0069】ここで、ウェハWが傾いたときに2つのビ
ームの光路長が変化しなければ、レチクルRからウェハ
Wに到る光路長変化が変化しないと言える。まず、2つ
のビームのうち紙面左側のビームについて考える。ウェ
ハの傾きが零である場合、このビームは、点A0 から点
Mに到る光路を進行する。また、ウェハの傾きがεであ
る場合、このビームは、点A0 から点A1 を経由して点
Pに到る光路を進行する。ここで、紙面左側を進行する
ビームの光路長の変化をΔLとすると、
ームの光路長が変化しなければ、レチクルRからウェハ
Wに到る光路長変化が変化しないと言える。まず、2つ
のビームのうち紙面左側のビームについて考える。ウェ
ハの傾きが零である場合、このビームは、点A0 から点
Mに到る光路を進行する。また、ウェハの傾きがεであ
る場合、このビームは、点A0 から点A1 を経由して点
Pに到る光路を進行する。ここで、紙面左側を進行する
ビームの光路長の変化をΔLとすると、
【0070】
【数18】 ΔL =(A0 A1 )+(A1 P)−(A0 M) =(A0 A1 )+(A1 N)−(PN)−(A0 M) ‥‥(18) で示される。そして、
【0071】
【数19】 A0 A1 =CS =CA0 ・tanε =ΔLW ・tanε・tanθn ‥‥(19) である。
【0072】ここで、ウェハがε傾いた場合、点A1 に
入射する紙面左側のビームの入射角は、εとなる。ここ
で、点A1 での回折角θnaは、
入射する紙面左側のビームの入射角は、εとなる。ここ
で、点A1 での回折角θnaは、
【0073】
【数20】 sinε+sinθna=nλ/PW ‥‥(20) で表される。そして、錯角により、∠PNS=θna+ε
が成立するため、
が成立するため、
【0074】
【数21】 SN=A1 S/tan(θna+ε) =ΔLW ・tanθn /tan(θna+ε) ‥‥(21) となり、これより、
【0075】
【数22】 A1 N=SN/cos(θna+ε) =ΔLW ・tanθn /sin(θna+ε) ‥‥(22) となる。また、
【0076】
【数23】 SM=CM−CS =ΔLW −ΔLW ・tanε・tanθn ‥‥(23) であり、
【0077】
【数24】 PN=MN・cos(θna+ε) =(SN−SM)・cos(θna+ε) =ΔLW {tanθn /tan(θna+ε) −(1−tanε・tanθn )}・cos(θna+ε) ‥‥(24) となる。また、
【0078】
【数25】 A0 M=CM/cosθn =ΔLW /cosθn ‥‥(25) である。ここで、上記(17)式乃至(24)式より、
【0079】
【数26】 ΔL =(A0 A1 )+(A1 M)−(A0 M) =(A0 A1 )+(A1 P)−(PN)−(A0 M) =ΔLW 〔tanθn ・sin(θna+ε) +(1+tanθn ・tanε)・cos(θna+ε) −tanθn ・tanε−1/cosθn 〕 ‥‥(26) となる。
【0080】次に、紙面右側を進行するビームについて
考える。ウェハの傾きが零のときには、このビームは、
点B0 から点Mに到る光路を進行する。また、ウェハの
傾きがεであるときには、このビームは、点B1 から点
Qに到る光路を進行する。このビームの光路長の変化を
ΔR とすると、
考える。ウェハの傾きが零のときには、このビームは、
点B0 から点Mに到る光路を進行する。また、ウェハの
傾きがεであるときには、このビームは、点B1 から点
Qに到る光路を進行する。このビームの光路長の変化を
ΔR とすると、
【0081】
【数27】 ΔR =(B1 Q)−(B1 B0 )−(B0 M) =(B1 O)+(OQ)−(B1 B0 )−(B0 M) ‥‥(27) で示される。そして、上記の左側のビームと同様に、
【0082】
【数28】 B0 M=ΔLW /cosθn ‥‥(28)
【0083】
【数29】 B1 B0 =ΔLW ・tanθn ・tanε ‥‥(29) が成立する。ここで、点B1 における回折角をθnbとす
ると、
ると、
【0084】
【数30】 −sinε+sinθnb=nλ/P ‥‥(30) で表される。ここで、∠SOB1 =θnb−εであるの
で、
で、
【0085】
【数31】 B1 O=TB1 /sin(θnb−ε) =CB0 /sin(θnb−ε) =CM・tanθn /sin(θnb−ε) =ΔLW ・tanθn /sin(θnb−ε) ‥‥(31) と示され、
【0086】
【数32】 OQ=OM・sin(θnb−ε) =(TM−TO)・sin(θnb−ε) ={(ΔLW +ΔLW ・tanθn ・tanε) −(ΔLW ・tanθn /tan(θnb−ε)}・sin(θnb−ε) ‥‥(32) と示される。
【0087】従って、紙面右側を進行するビームの光路
長の変化ΔR は、
長の変化ΔR は、
【0088】
【数33】 ΔR =ΔLW {tanθn ・sin(θnb−ε) +(1+tanθn ・tanε)・cos(θnb−ε) −tanθn tanε−1/cosθn } ‥‥(33) そして、レチクルマークRM上にて、光路長の変化ΔL
のビームと光路長の変化ΔR のビームとが干渉するた
め、ウェハWの傾きによる光路長の変化は、ΔL−ΔR
を考慮すれば良い。上記(26)、(33)式よりΔL
−ΔR は、
のビームと光路長の変化ΔR のビームとが干渉するた
め、ウェハWの傾きによる光路長の変化は、ΔL−ΔR
を考慮すれば良い。上記(26)、(33)式よりΔL
−ΔR は、
【0089】
【数34】 ΔL −ΔR =ΔLW 〔tanθn {sin(θna+ε)−sin(θnb−ε)} +(1+tanθn ・tanε)・{cos(θna+ε) −cos(θnb−ε)} ‥‥(34) となる。
【0090】ここで、εが十分に小さいときには、θna
はθn −εと見なせることができ、θnbはθn +εと見
なすことができるため、
はθn −εと見なせることができ、θnbはθn +εと見
なすことができるため、
【0091】
【数35】 sin(θna+ε)−sin(θnb−ε)≒0 ‥‥(35)
【0092】
【数36】 cos(θna+ε)−cos(θnb−ε)≒0 ‥‥(36) と示される。これより、ウェハWがε傾いたときの光路
長の変化ΔL −ΔR は、
長の変化ΔL −ΔR は、
【0093】
【数37】 ΔL −ΔR =ΔLW 〔tanθn {sin(θna+ε)−sin(θnb−ε)} +(1+tanθn ・tanε)・{cos(θna+ε) −cos(θnb−ε)} ≒0 ‥‥(37) となる。
【0094】この(37)式より、本実施例によるアラ
イメント装置では、ウェハが傾いた場合でもウェハマー
クWMからレチクルマークRMまでの光路長が変化しな
いことが分かる。即ち、本実施例によるアライメント装
置では、ウェハWが傾いた場合でもウェハマークWMと
レチクルマークRMとの相対的な位置検出に何ら影響を
及ぼさず、高精度な位置検出が可能となる。これによ
り、例えばウェハマークがプロセスの都合で段差部分に
設けられる場合であっても、ウェハマークの段差に影響
されずにアライメントを実行できる利点がある。
イメント装置では、ウェハが傾いた場合でもウェハマー
クWMからレチクルマークRMまでの光路長が変化しな
いことが分かる。即ち、本実施例によるアライメント装
置では、ウェハWが傾いた場合でもウェハマークWMと
レチクルマークRMとの相対的な位置検出に何ら影響を
及ぼさず、高精度な位置検出が可能となる。これによ
り、例えばウェハマークがプロセスの都合で段差部分に
設けられる場合であっても、ウェハマークの段差に影響
されずにアライメントを実行できる利点がある。
【0095】本実施例においては、アライメント系10
0の対物レンズ系11,12に入射する干渉ビームが対
物レンズ系11,12の光軸に沿って入射するため、対
物レンズ系11,12の開口数を大きくする必要がな
い。従って、対物レンズ系11,12の小口径化を図る
ことができる。ここで、本実施例の如きTTR方式のア
ライメント装置においては、半導体素子のチップサイズ
(またはレチクル上での照明視野)やウェハマークの位
置変更に対応して、アライメントマークの計測位置を変
更するために、アライメント系100の対物レンズ系1
1,12が移動可能に構成されている。このような構成
において、複数のアライメント系を設けた場合でも、ア
ライメント系の対物レンズ同士の機械的な干渉が生じに
くいため、アライメント系の移動範囲を大きく設定する
ことができる。すなわち、本実施例によるアライメント
装置は、アライメントマークの位置の自由度が高い利点
がある。
0の対物レンズ系11,12に入射する干渉ビームが対
物レンズ系11,12の光軸に沿って入射するため、対
物レンズ系11,12の開口数を大きくする必要がな
い。従って、対物レンズ系11,12の小口径化を図る
ことができる。ここで、本実施例の如きTTR方式のア
ライメント装置においては、半導体素子のチップサイズ
(またはレチクル上での照明視野)やウェハマークの位
置変更に対応して、アライメントマークの計測位置を変
更するために、アライメント系100の対物レンズ系1
1,12が移動可能に構成されている。このような構成
において、複数のアライメント系を設けた場合でも、ア
ライメント系の対物レンズ同士の機械的な干渉が生じに
くいため、アライメント系の移動範囲を大きく設定する
ことができる。すなわち、本実施例によるアライメント
装置は、アライメントマークの位置の自由度が高い利点
がある。
【0096】次に、図1、図4を参照して、本実施例に
よるアライメント装置の動作を簡単に説明する。図1に
示した露光装置では、まず、レチクルアライメント系6
1、62によりレチクルRのアライメントを行ない、レ
チクルRを装置に対して所定精度で位置決めした後、レ
チクルステージRSに真空吸着する。そして、対物レン
ズ系11,12の光軸がレチクルマークRMのほぼ中央
にくるまで、アライメント系100をアライメント駆動
部55により図中矢印方向に沿って移動させ、アライメ
ント系100の観察位置を調整する。次に、レチクルR
とウェハW上のショット領域SAとをアライメントする
にあたって、まず、ウェハステージWSをステッピング
させてショット中心とレチクル中心とをほぼ一致させ
る。ここで、図示なきオフアクシス方式のウェハ顕微鏡
にてウェハWのグローバルアライメントが行われる。こ
れにより、ウェハW上でのショット中心とレチクル中心
との位置ずれが±PW /4となる。従って、ビームLB
1 、LB2 に対して常にウェハマークWMが±PW /4
以内に位置決めされる。
よるアライメント装置の動作を簡単に説明する。図1に
示した露光装置では、まず、レチクルアライメント系6
1、62によりレチクルRのアライメントを行ない、レ
チクルRを装置に対して所定精度で位置決めした後、レ
チクルステージRSに真空吸着する。そして、対物レン
ズ系11,12の光軸がレチクルマークRMのほぼ中央
にくるまで、アライメント系100をアライメント駆動
部55により図中矢印方向に沿って移動させ、アライメ
ント系100の観察位置を調整する。次に、レチクルR
とウェハW上のショット領域SAとをアライメントする
にあたって、まず、ウェハステージWSをステッピング
させてショット中心とレチクル中心とをほぼ一致させ
る。ここで、図示なきオフアクシス方式のウェハ顕微鏡
にてウェハWのグローバルアライメントが行われる。こ
れにより、ウェハW上でのショット中心とレチクル中心
との位置ずれが±PW /4となる。従って、ビームLB
1 、LB2 に対して常にウェハマークWMが±PW /4
以内に位置決めされる。
【0097】その後、アライメント系100により、レ
チクル(レチクルマークRM)とウェハW(ウェハマー
クWM)との位置合わせを実行する。図4の如く、ビー
ムLB1 、LB2 をウェハマークWMに照射すると、ウ
ェハマークWMから発生する回折光成分LBW1,LBW2
は、投影対物レンズPLを介してレチクルマークRM上
に達して互いにヘテロダイン干渉を起こす。このヘテロ
ダイン干渉による干渉ビームBTwは、対物レンズ系1
1,12を介して計測信号検出部40へ入射する。そし
て、計測信号検出部40中の光電検出器45は、干渉ビ
ームBTwを光電変換して、計測信号SDを制御部50
へ出力する。
チクル(レチクルマークRM)とウェハW(ウェハマー
クWM)との位置合わせを実行する。図4の如く、ビー
ムLB1 、LB2 をウェハマークWMに照射すると、ウ
ェハマークWMから発生する回折光成分LBW1,LBW2
は、投影対物レンズPLを介してレチクルマークRM上
に達して互いにヘテロダイン干渉を起こす。このヘテロ
ダイン干渉による干渉ビームBTwは、対物レンズ系1
1,12を介して計測信号検出部40へ入射する。そし
て、計測信号検出部40中の光電検出器45は、干渉ビ
ームBTwを光電変換して、計測信号SDを制御部50
へ出力する。
【0098】また、参照信号作成部30中の光電検出器
35は、2光束周波数シフター部にて変調された光によ
る参照信号SRを制御部50へ出力する。そして、制御
部50は、計測信号SDと参照信号SRとに基づいて、
レチクルRとウェハWとの相対的な位置ずれ量を算出す
る。その後、制御部50は、この位置ずれ量が一定値、
もしくは零となるように、レチクルステージ駆動部53
又はウェハステージ駆動部54を駆動して、レチクルス
テージRSまたはウェハステージWSを微動させる。こ
れにより、レチクルRの回路パターンの投影像とウェハ
W上のショット領域とが正確に一致する。この際、上記
位置ずれ量が所定の許容範囲以内に入った時点で、図示
なき照明光学系を介してレチクルRのパターン領域に対
して露光光ILが照射される。
35は、2光束周波数シフター部にて変調された光によ
る参照信号SRを制御部50へ出力する。そして、制御
部50は、計測信号SDと参照信号SRとに基づいて、
レチクルRとウェハWとの相対的な位置ずれ量を算出す
る。その後、制御部50は、この位置ずれ量が一定値、
もしくは零となるように、レチクルステージ駆動部53
又はウェハステージ駆動部54を駆動して、レチクルス
テージRSまたはウェハステージWSを微動させる。こ
れにより、レチクルRの回路パターンの投影像とウェハ
W上のショット領域とが正確に一致する。この際、上記
位置ずれ量が所定の許容範囲以内に入った時点で、図示
なき照明光学系を介してレチクルRのパターン領域に対
して露光光ILが照射される。
【0099】このように、本実施例によるアライメント
装置においては、空気揺らぎの影響なしにアライメント
を実行できる利点の他に、ウェハマークWMが傾いた場
合でもアライメント精度を低下させない利点がある。従
って、極めて高精度なアライメントを実行できる。とこ
ろで、エキシマレーザ光等の短波長の露光光を用いる投
影対物レンズにおいては、露光光の波長域での投影倍率
と、アライメント用照明光の波長域での投影倍率とが異
なる場合がある。このとき、レチクルマークのピッチと
ウェハマークのピッチとが前述の(7)式を満足せず、
アライメント用照明光の波長域での投影倍率により一義
的に定まる。ここで、アライメント用照明光の波長域で
の投影倍率は、投影対物レンズの種類により変化するた
め、この種類によりレチクルマークのピッチとウェハマ
ークのピッチとの関係が異なる場合が生じる。このよう
な場合においては、投影対物レンズの種類ごとにレチク
ルマークのピッチを変える必要があるため、レチクルの
互換性が悪くなる問題点がある。
装置においては、空気揺らぎの影響なしにアライメント
を実行できる利点の他に、ウェハマークWMが傾いた場
合でもアライメント精度を低下させない利点がある。従
って、極めて高精度なアライメントを実行できる。とこ
ろで、エキシマレーザ光等の短波長の露光光を用いる投
影対物レンズにおいては、露光光の波長域での投影倍率
と、アライメント用照明光の波長域での投影倍率とが異
なる場合がある。このとき、レチクルマークのピッチと
ウェハマークのピッチとが前述の(7)式を満足せず、
アライメント用照明光の波長域での投影倍率により一義
的に定まる。ここで、アライメント用照明光の波長域で
の投影倍率は、投影対物レンズの種類により変化するた
め、この種類によりレチクルマークのピッチとウェハマ
ークのピッチとの関係が異なる場合が生じる。このよう
な場合においては、投影対物レンズの種類ごとにレチク
ルマークのピッチを変える必要があるため、レチクルの
互換性が悪くなる問題点がある。
【0100】そこで、本発明の第2実施例によるアライ
メント装置では、ウェハマークへのビームの入射角をウ
ェハ面の法線方向に対して傾ける構成としている。以
下、本発明による第2実施例の構成及び光路を示す図8
を参照して説明する。なお、第2実施例は、図1に示す
ステッパーのアライメント装置として適用した例を示
す。また、図8においては、説明を簡単にするために、
図1及び図4に示す第1実施例と同様の機能を有する部
材には、同一の符号を付してある。
メント装置では、ウェハマークへのビームの入射角をウ
ェハ面の法線方向に対して傾ける構成としている。以
下、本発明による第2実施例の構成及び光路を示す図8
を参照して説明する。なお、第2実施例は、図1に示す
ステッパーのアライメント装置として適用した例を示
す。また、図8においては、説明を簡単にするために、
図1及び図4に示す第1実施例と同様の機能を有する部
材には、同一の符号を付してある。
【0101】図8においては、第1実施例の対物レンズ
系11、12がアフォーカル系(無限遠系)で構成され
ているのに対し、第2実施例の対物レンズ系18、19
は、有限系で構成されている。このため、2光束周波数
シフター部20を介した光源10からのビームLB1 ,
LB2 は、対物レンズ系18、19からレチクルRの法
線に対して所定の角度で射出される。そして、このビー
ムLB1 ,LB2 は、レチクルRの透明窓RW1 ,RW
2 を通過して投影対物レンズPLに入射する。ここで、
ビームLB1 、LB2 の入射角がレチクルRに対して垂
直でないため、投影対物レンズPLから射出するビーム
LB1 、LB2 は、それぞれウェハW上のウェハマーク
WMに対して所定の入射角ψで入射する。このウェハマ
ークWMは、第1実施例と同一のピッチPW で構成され
る。なお、本実施例においては、同一ピッチのウェハマ
ークWMが2ヶ所に設けられる構成となっている。この
とき、ウェハマークWMは第1実施例と同様に1ヶ所に
設けられても良い。
系11、12がアフォーカル系(無限遠系)で構成され
ているのに対し、第2実施例の対物レンズ系18、19
は、有限系で構成されている。このため、2光束周波数
シフター部20を介した光源10からのビームLB1 ,
LB2 は、対物レンズ系18、19からレチクルRの法
線に対して所定の角度で射出される。そして、このビー
ムLB1 ,LB2 は、レチクルRの透明窓RW1 ,RW
2 を通過して投影対物レンズPLに入射する。ここで、
ビームLB1 、LB2 の入射角がレチクルRに対して垂
直でないため、投影対物レンズPLから射出するビーム
LB1 、LB2 は、それぞれウェハW上のウェハマーク
WMに対して所定の入射角ψで入射する。このウェハマ
ークWMは、第1実施例と同一のピッチPW で構成され
る。なお、本実施例においては、同一ピッチのウェハマ
ークWMが2ヶ所に設けられる構成となっている。この
とき、ウェハマークWMは第1実施例と同様に1ヶ所に
設けられても良い。
【0102】そして、ビームLB1 、LB2 がウェハマ
ークWMにて回折され、ウェハマークWMの位置情報を
含むビームLBW1,LBW2となる。このとき、ビームL
BW1,LBW2は、アライメント波長でのレチクル共役面
17の中の一点から射出するように回折される。このビ
ームLBW1,LBW2は、投影対物レンズPLを介してレ
チクルマークRM上にて交差角2Θで交差する。このレ
チクルマークRMは、第1実施例と同様にピッチPR で
構成されるため、ビームLBW1,LBW2の±m次回折光
成分は、レチクルRに対して垂直に進行し、互いにヘテ
ロダイン干渉を起こす。
ークWMにて回折され、ウェハマークWMの位置情報を
含むビームLBW1,LBW2となる。このとき、ビームL
BW1,LBW2は、アライメント波長でのレチクル共役面
17の中の一点から射出するように回折される。このビ
ームLBW1,LBW2は、投影対物レンズPLを介してレ
チクルマークRM上にて交差角2Θで交差する。このレ
チクルマークRMは、第1実施例と同様にピッチPR で
構成されるため、ビームLBW1,LBW2の±m次回折光
成分は、レチクルRに対して垂直に進行し、互いにヘテ
ロダイン干渉を起こす。
【0103】次に、レチクルマークRM上でビームLB
W1,LBW2が交差するような入射角ψの決め方を図9を
参照して説明する。図9は、第2実施例におけるウェハ
マークWMでのビームの様子を模式的に示す図である。
図9において、図示なき投影対物レンズPLからのビー
ムLB1 は、ウェハマークWMに対して入射角ψで入射
する。このとき、ウェハマークWMからは、ビームLB
1 の0次反射光成分LB1(0)と、+1次回折光成分LB
1(+1) (ビームLBW1)とが発生する。尚、図9では、
+2次以上及び−1次以下の回折光成分を図示省略して
いる。
W1,LBW2が交差するような入射角ψの決め方を図9を
参照して説明する。図9は、第2実施例におけるウェハ
マークWMでのビームの様子を模式的に示す図である。
図9において、図示なき投影対物レンズPLからのビー
ムLB1 は、ウェハマークWMに対して入射角ψで入射
する。このとき、ウェハマークWMからは、ビームLB
1 の0次反射光成分LB1(0)と、+1次回折光成分LB
1(+1) (ビームLBW1)とが発生する。尚、図9では、
+2次以上及び−1次以下の回折光成分を図示省略して
いる。
【0104】ここで、nを回折次数とするとき、ウェハ
マークWMのピッチPW は、
マークWMのピッチPW は、
【0105】
【数38】 sinψ−sin(θn −ψ)=nλ/PW ‥‥(38) を満足する。そして、ビームLBW1(+1次回折光成分
LB1(+1) )は、レチクルマークRMの法線に対して角
Θを為すため、投影対物レンズPLのレチクルRに対す
るウェハWのアライメント波長での倍率をMA とすると
き、
LB1(+1) )は、レチクルマークRMの法線に対して角
Θを為すため、投影対物レンズPLのレチクルRに対す
るウェハWのアライメント波長での倍率をMA とすると
き、
【0106】
【数39】 sinΘ・MA =sin(θn −ψ) ‥‥(39) が成立する。従って、mをレチクルマークRMでの回折
次数、nをウェハマークWMでの回折次数とするとき、
ウェハマークWMにおいては、
次数、nをウェハマークWMでの回折次数とするとき、
ウェハマークWMにおいては、
【0107】
【数40】 sinψ+MA ・mλ/PR =nλ/PW ‥‥(40) が成り立つ。例えば、それぞれの回折次数を+1、投影
対物レンズPLの露光光ILの波長での投影倍率(縮小
倍率)をMP とするとき、レチクルマークRMのピッチ
PRとウェハマークWMのピッチPW とが、
対物レンズPLの露光光ILの波長での投影倍率(縮小
倍率)をMP とするとき、レチクルマークRMのピッチ
PRとウェハマークWMのピッチPW とが、
【0108】
【数41】 PR =MP ・PW ‥‥(41) を満足する場合を考える。このとき、上記(40)式、
(41)式より、
(41)式より、
【0109】
【数42】 sinψ=λ(1−MA /MP )/PW ‥‥(42) となる。これより、ウェハマークWMへの入射角ψは、
投影対物レンズPLのアライメント光での投影倍率MA
と露光光での投影倍率MP とにより一義的に規定できる
ことが分かる。
投影対物レンズPLのアライメント光での投影倍率MA
と露光光での投影倍率MP とにより一義的に規定できる
ことが分かる。
【0110】図8に戻って、ビームLBW1,LBW2によ
ってレチクルマークRMから発生する干渉ビームBTw
は、第1対物レンズ18、ハーフミラー13を介して計
測信号検出部40へ入射する。この計測信号検出部40
の動作は、第1実施例と同様であるので、ここでは説明
を省略する。また、2光束周波数シフター部20からの
ビームLB1 、LB2 の一部は、ハーフミラー13にて
分割され参照信号作成部30へ入射する。第2実施例に
おいては、第1実施例のレンズ系31、32の代わりに
一枚のレンズ成分35を用いているが、その機能は実質
的に変わらないため、ここでは説明を省略する。
ってレチクルマークRMから発生する干渉ビームBTw
は、第1対物レンズ18、ハーフミラー13を介して計
測信号検出部40へ入射する。この計測信号検出部40
の動作は、第1実施例と同様であるので、ここでは説明
を省略する。また、2光束周波数シフター部20からの
ビームLB1 、LB2 の一部は、ハーフミラー13にて
分割され参照信号作成部30へ入射する。第2実施例に
おいては、第1実施例のレンズ系31、32の代わりに
一枚のレンズ成分35を用いているが、その機能は実質
的に変わらないため、ここでは説明を省略する。
【0111】この第2実施例においても、参照信号作成
部30と計測信号検出部40とによる出力の位相差に基
づいて、レチクルマークRMとウェハマークWMとの相
対的な位置関係を得ることができる。このとき、空気揺
らぎの影響を受けやすいレチクルRから光電検出器45
までの光路中を進行する光は、位置情報を光強度変化と
して有する干渉ビームBTwのみである。従って、本実
施例でも空気揺らぎの影響なしに高精度なアライメント
を実行できる。
部30と計測信号検出部40とによる出力の位相差に基
づいて、レチクルマークRMとウェハマークWMとの相
対的な位置関係を得ることができる。このとき、空気揺
らぎの影響を受けやすいレチクルRから光電検出器45
までの光路中を進行する光は、位置情報を光強度変化と
して有する干渉ビームBTwのみである。従って、本実
施例でも空気揺らぎの影響なしに高精度なアライメント
を実行できる。
【0112】さて、上記第2実施例において、アライメ
ントマークの打ち換え、またはレチクルRに対する照明
領域の変更のため、アライメントマークの観察位置を変
更する場合がある。このとき、投影対物レンズPLは、
露光光ILの波長域では良好に収差が補正されているた
め、像高の変化により投影倍率が変化することはない。
しかしながら、露光光ILの波長とは異なるアライメン
ト光の波長域では、収差補正がなされていないことが多
いため、像高により投影倍率の変化が生じる恐れがあ
る。このため、アライメントマークの観察位置を変更す
ると、投影対物レンズPLに対する像高が変化するた
め、上記(42)式で与えられる所定の入射角ψを変更
する必要が生ずる場合がある。
ントマークの打ち換え、またはレチクルRに対する照明
領域の変更のため、アライメントマークの観察位置を変
更する場合がある。このとき、投影対物レンズPLは、
露光光ILの波長域では良好に収差が補正されているた
め、像高の変化により投影倍率が変化することはない。
しかしながら、露光光ILの波長とは異なるアライメン
ト光の波長域では、収差補正がなされていないことが多
いため、像高により投影倍率の変化が生じる恐れがあ
る。このため、アライメントマークの観察位置を変更す
ると、投影対物レンズPLに対する像高が変化するた
め、上記(42)式で与えられる所定の入射角ψを変更
する必要が生ずる場合がある。
【0113】このとき、図8に示す第1対物レンズ18
又は第2対物レンズ19は、主平面の位置が可変な構成
とすることが望ましい。具体的には、図10に示すよう
に、正の屈折力の第1レンズ群G1 と、負の屈折力の前
群G21と正の屈折力の後群G 22とを有し全体としてアフ
ォーカル系の第2レンズ群G2 と有するように第1対物
レンズ18を構成する。そして、第1レンズ群G1 の前
側焦点位置Fを図8に示す対物レンズ系18、19の瞳
面と一致させ、第2レンズ群G2 を第1レンズ群G1 の
レチクル側に配置する。そして、第1レンズ群G1 と第
2レンズ群G2との間隔を可変に構成する。
又は第2対物レンズ19は、主平面の位置が可変な構成
とすることが望ましい。具体的には、図10に示すよう
に、正の屈折力の第1レンズ群G1 と、負の屈折力の前
群G21と正の屈折力の後群G 22とを有し全体としてアフ
ォーカル系の第2レンズ群G2 と有するように第1対物
レンズ18を構成する。そして、第1レンズ群G1 の前
側焦点位置Fを図8に示す対物レンズ系18、19の瞳
面と一致させ、第2レンズ群G2 を第1レンズ群G1 の
レチクル側に配置する。そして、第1レンズ群G1 と第
2レンズ群G2との間隔を可変に構成する。
【0114】この構成により、図10(a),(b) に実線で
示す如く、レチクルR側から第2レンズ群G2 へ光軸に
平行に入射した光線は、第1レンズ群G1 と第2レンズ
群G 2 との間隔によらず、常に第1レンズ群G1 の前側
焦点位置Fで光軸と交差する。一方、図中破線にて示す
第1レンズ群G1 へ光軸に平行に入射した光線を考え
る。図10(a) においては、この光線は、対物レンズ系
の後側焦点面Fa'にて光軸と交差する。そして、図10
(a) の状態から第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 と
の間隔を変更した図10(b) においては、第2レンズ群
G2 への光線の入射高が変化するため、この光線は、図
10(a) に示す後側焦点面Fa'とは異なる後側焦点位置
Fb'で光軸と交差する。
示す如く、レチクルR側から第2レンズ群G2 へ光軸に
平行に入射した光線は、第1レンズ群G1 と第2レンズ
群G 2 との間隔によらず、常に第1レンズ群G1 の前側
焦点位置Fで光軸と交差する。一方、図中破線にて示す
第1レンズ群G1 へ光軸に平行に入射した光線を考え
る。図10(a) においては、この光線は、対物レンズ系
の後側焦点面Fa'にて光軸と交差する。そして、図10
(a) の状態から第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 と
の間隔を変更した図10(b) においては、第2レンズ群
G2 への光線の入射高が変化するため、この光線は、図
10(a) に示す後側焦点面Fa'とは異なる後側焦点位置
Fb'で光軸と交差する。
【0115】即ち、対物レンズ系全体を考えると、前側
焦点位置Fが第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との
間隔によらず一定の位置となり、後側焦点位置Fa'、F
b'が第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との間隔によ
って変化する。つまり、対物レンズ系18、19の瞳面
位置を一定に維持しつつ、レチクルR側へ射出する光線
の傾きを可変にできるため、ウェハマークWMへの入射
角ψを変化させることができる。
焦点位置Fが第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との
間隔によらず一定の位置となり、後側焦点位置Fa'、F
b'が第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との間隔によ
って変化する。つまり、対物レンズ系18、19の瞳面
位置を一定に維持しつつ、レチクルR側へ射出する光線
の傾きを可変にできるため、ウェハマークWMへの入射
角ψを変化させることができる。
【0116】また、図10に示す対物レンズ系を第2対
物レンズ19に適用するには、図8において、2光束周
波数シフター部20側に第1レンズ群G1 を配置し、第
1対物レンズ19側に第2レンズ群G2 を配置する構成
とすれば良い。この構成により、アライメントマークの
打ち換え並びに照明領域の変更によるアライメントマー
クの観察位置を変更する際にも、アライメント光での投
影倍率の変動の影響なくアライメントを実行できる。
物レンズ19に適用するには、図8において、2光束周
波数シフター部20側に第1レンズ群G1 を配置し、第
1対物レンズ19側に第2レンズ群G2 を配置する構成
とすれば良い。この構成により、アライメントマークの
打ち換え並びに照明領域の変更によるアライメントマー
クの観察位置を変更する際にも、アライメント光での投
影倍率の変動の影響なくアライメントを実行できる。
【0117】なお、上述の各実施例では、2つの送光ビ
ームに周波数差があるヘテロダイン方式のアライメント
を用いているが、本発明では、2つの送光ビームに周波
数差がないホモダイン方式のアライメントを行なっても
良い。
ームに周波数差があるヘテロダイン方式のアライメント
を用いているが、本発明では、2つの送光ビームに周波
数差がないホモダイン方式のアライメントを行なっても
良い。
【0118】
【発明の効果】上述の如く、本発明によるアライメント
装置によれば、レチクルマークからの位置情報を含む光
が干渉光であるため、空気揺らぎに影響されることな
く、この干渉光を検出して高精度なアライメントを達成
できる。また、本発明によれば、上述の干渉光がウェハ
マークとレチクルマークの両方を介しているため、この
干渉光を検出するだけで、ウェハとレチクルとの相対的
な位置情報を同時に得ることができる。このため、アラ
イメント装置の光学系の簡素化及び信号処理系の簡素化
を図ることができる。
装置によれば、レチクルマークからの位置情報を含む光
が干渉光であるため、空気揺らぎに影響されることな
く、この干渉光を検出して高精度なアライメントを達成
できる。また、本発明によれば、上述の干渉光がウェハ
マークとレチクルマークの両方を介しているため、この
干渉光を検出するだけで、ウェハとレチクルとの相対的
な位置情報を同時に得ることができる。このため、アラ
イメント装置の光学系の簡素化及び信号処理系の簡素化
を図ることができる。
【0119】さらに、本発明によるアライメント装置で
は、アライメント精度がウェハマークの傾きに影響され
ないため、プロセスの途中で歪んでしまったウェハに対
しても精度良くアライメントを行うことができる。
は、アライメント精度がウェハマークの傾きに影響され
ないため、プロセスの途中で歪んでしまったウェハに対
しても精度良くアライメントを行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例を模式的に示す図。
【図2】第1実施例によるレチクルマークを部分的に拡
大して示す図。
大して示す図。
【図3】第1実施例によるウェハマークを部分的に拡大
して示す図。
して示す図。
【図4】第1実施例の構成と光路とを示す図。
【図5】第1実施例の光路を部分的に示す図。
【図6】投影対物レンズの軸上色収差を説明する図。
【図7】ウェハの傾きによる誤差を説明する図。
【図8】本発明の第2実施例の構成と光路とを示す図。
【図9】第2実施例におけるウェハマークでの光線の状
態を示す図。
態を示す図。
【図10】第2実施例の対物レンズの好適な一例を示す
図。
図。
【図11】従来のアライメント装置の一例を示す模式
図。
図。
10 ‥‥ 光源、 11、12 ‥‥ 対物レンズ系、 20 ‥‥ 2光束周波数シフター部、 30 ‥‥ 参照信号作成部、 40 ‥‥ 計測信号検出部、 PL ‥‥ 投影対物レンズ、 W ‥‥ ウェハ、 R ‥‥ レチクル、 WM ‥‥ ウェハマーク、 RM ‥‥ レチクルマーク、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/32 9317−2K G03F 9/00 H 7316−2H
Claims (2)
- 【請求項1】所定の波長域の露光光でマスクに形成され
たパターンを投影光学系を介して感光基板上に投影する
装置に設けられ、前記マスクに形成された第1の回折格
子と前記感光基板に形成された第2の回折格子とを前記
露光光とは異なる波長域の照明光で光学的に検出するア
ライメント装置において、 コヒーレントな2つの送光ビームを前記投影光学系を介
して前記第2の回折格子に照射する照射手段と、 前記第2の回折格子から発生する所定の次数の回折光同
士による干渉光を光電検出する検出手段とを有し、 前記照射手段は、前記第2の回折格子からの前記回折光
同士が前記第1の回折格子上で交差するように、前記2
つの送光ビームを所定の交差角で照射することを特徴と
するアライメント装置。 - 【請求項2】前記照射手段は、前記2つの送光ビームを
前記第2の回折格子に対して所定の入射角ψで入射さ
せ、該入射角ψは、前記送光ビームの波長をλ、前記第
2の回折格子のピッチをPW 、前記投影光学系の前記波
長λのもとでの投影倍率をMA、前記投影光学系の露光
光の波長のもとでの投影倍率をMP とするとき、 sinψ=λ(1−MA /MP )/PW と定められることを特徴とする請求項1記載のアライメ
ント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5094368A JPH06310402A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | アライメント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5094368A JPH06310402A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | アライメント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06310402A true JPH06310402A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14108381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5094368A Pending JPH06310402A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | アライメント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06310402A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998050813A1 (en) * | 1997-05-05 | 1998-11-12 | Seagate Technology, Inc. | Two-dimensional optical positioning system |
| US6212151B1 (en) | 1997-11-12 | 2001-04-03 | Iolon, Inc. | Optical switch with coarse and fine deflectors |
| US6246657B1 (en) | 1997-09-22 | 2001-06-12 | Iolon, Inc. | Fiber bundle switch |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP5094368A patent/JPH06310402A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998050813A1 (en) * | 1997-05-05 | 1998-11-12 | Seagate Technology, Inc. | Two-dimensional optical positioning system |
| US5974019A (en) * | 1997-05-05 | 1999-10-26 | Seagate Technology, Inc. | Optical system for two-dimensional positioning of light beams |
| US6246657B1 (en) | 1997-09-22 | 2001-06-12 | Iolon, Inc. | Fiber bundle switch |
| US6212151B1 (en) | 1997-11-12 | 2001-04-03 | Iolon, Inc. | Optical switch with coarse and fine deflectors |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0520625B1 (en) | Alignment device | |
| JPH0642448B2 (ja) | 位置合わせ方法 | |
| JP3128827B2 (ja) | 投影露光装置、並びに投影露光方法、及びその投影露光方法を用いたデバイス製造方法、及びそのデバイス製造方法により製造されたデバイス | |
| JPS63283129A (ja) | 位置合わせ装置,該装置を用いた投影露光装置及び投影露光方法 | |
| JPH11251226A (ja) | X線投影露光装置 | |
| US5572288A (en) | Exposure apparatus with variable alignment optical system | |
| US5751403A (en) | Projection exposure apparatus and method | |
| JPH04273245A (ja) | 露光方法及び露光装置 | |
| JP2013024747A (ja) | 計測装置、露光装置およびデバイス製造方法 | |
| JPH07335529A (ja) | 投影露光装置 | |
| JP3049777B2 (ja) | 投影露光装置及び方法、並びに素子製造方法 | |
| JP3221057B2 (ja) | アライメント装置 | |
| JP3736271B2 (ja) | マスク、投影光学系の検査方法及び露光方法、並びに、投影光学系の検査装置及び露光装置 | |
| JPH06120116A (ja) | ベストフォーカス計測方法 | |
| JP3102087B2 (ja) | 投影露光装置及び方法、並びに回路素子形成方法 | |
| JP2664712B2 (ja) | 位置合わせ方法 | |
| JP3152313B2 (ja) | 投影露光装置及びパターン転写方法 | |
| JPH08306620A (ja) | 投影露光装置 | |
| JP3316761B2 (ja) | 走査型露光装置、及びその装置を用いるデバイス製造方法 | |
| JPH05175097A (ja) | 位置合わせ装置 | |
| JPH06310404A (ja) | 投影露光装置 | |
| JPH08124830A (ja) | 投影露光装置 | |
| JP3316695B2 (ja) | 走査露光方法と該方法を用いるデバイス製造方法、及び走査型露光装置と該装置を用いるデバイス製造方法 | |
| JP3230093B2 (ja) | 投影露光装置 | |
| JPH0786138A (ja) | 位置合わせ装置 |