JPH0631042B2 - 自動二輪車のカウリング装置 - Google Patents

自動二輪車のカウリング装置

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JPH0631042B2
JPH0631042B2 JP59271834A JP27183484A JPH0631042B2 JP H0631042 B2 JPH0631042 B2 JP H0631042B2 JP 59271834 A JP59271834 A JP 59271834A JP 27183484 A JP27183484 A JP 27183484A JP H0631042 B2 JPH0631042 B2 JP H0631042B2
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cowling
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車に係り、特にそのヘッドランプの周
囲を覆うカウリング装置に関する。
〔従来技術〕
この種のカウリングを装着した自動二輪車において、そ
のヘッドランプの前面レンズは、通常カウリングの前面
に開設した投光用の開口部内に組み込まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、最近の自動二輪車では、デザイン面や空力特
性上の問題から、前面レンズの左右両側部をカウリング
の左右両側方にまで回り込ませ、前面レンズとカウリン
グとを滑らかな曲線で連続させたいという要望がある。
しかしながら、この構成の場合には、前面レンズとカウ
リングとの境界部分が車体の側方に面して比較的目立つ
ので、これら前面レンズとカウリングとの間に寸法公差
等の影響にもとづく隙間が生じると、この隙間を通じて
カウリングの内側が斜め前方や側方から視認されてしま
う。このため、外観が低下するとともに、ランプ点灯中
は上記隙間を通じて光が漏れるので、一層体裁が悪くな
る等の不都合が生じる。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、カウリングとヘッドランプのレンズとで連続した滑
らかな面を構成することができ、しかも、これらカウリ
ングとレンズとの境界部分がカウリングの左右側面にま
で回り込むにも拘らず、この境界部分からカウリングの
内側が目視されたり、光漏れが生じることもなく、ヘッ
ドランプ回りの外観を良好に維持できるとともに、ラン
プボデーの前面開口部回りの剛性も高めて熱による前面
開口部の変形を防止すると同時に、カウリングのレンズ
との接触にもとづく異音の発生を防止できる自動二輪車
のカウリング装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドランプの周
囲を覆うカウリングの前面に、ランプボデーの前面開口
部を覆うように被せたレンズが臨む投光用の開口部に開
設した自動二輪車のカウリング装置を前提としている。
そして、上記ランプボデーおよびカウリングは、夫々自
動二輪車のフレームに固定し、このランプボデーの内側
に、電球が取り付けられたリフレクタを上下左右方向に
位置調整可能に収容するとともに、上記投光用の開口部
に連続して後方に延びるカウリングの左右両側面を、後
方に進むに従い左右外側方に拡開するように傾斜させ、
さらに、上記投光用の開口部に臨むレンズの左右両端部
に、上記カウリングの左右両側面に向けて後方に回り込
む左右の延長部を形成して、これら延長部の外表面をカ
ウリングの左右両側面に滑らかな曲率を描いて連続さ
せ、このレンズの延長部の後端部に、左右側方および後
方に向けて連続して開放された係合段部を形成するとと
もに、このレンズの延長部が連なる投光用の開口部の開
口周縁に、内向きに延びて上記係合段部に側方から入り
込むフランジ部を一体に形成し、上記ランプボデーの前
面開口部の開口周縁には、外向きに延びて上記レンズの
延長部を受けるフランジ壁と、このフランジ壁の先端か
ら前後方向に延びて、その前端が上記係合段部に後方か
ら入り込む遮光壁とを一体に形成し、この遮光壁の外側
面と上記フランジ部との間に、弾力性を有するモール材
を挾み込んで支持したことを特徴としている。
〔作用〕
このような構成によれば、カウリングの投光用の開口部
に臨むレンズは、その左右両端部の延長部が後方に回り
込んで、カウリングの左右両側面に滑らかに連続してい
るので、このレンズとカウリングとで滑らかに連続する
面を構成することができ、レンズとカウリングとの連続
部に段差が生じたり、レンズの形状がカウリングによっ
て制約されずに済む。
しかも、カウリングとレンズとの境界部分に多少の隙間
が生じたとしても、内向きに延びるフランジ部およびこ
のフランジ部と係合段部との間に介在された遮光壁の存
在によって、実質的に隙間が閉鎖された状態となり、カ
ウリング内が斜め前方や側方から見えずに済む。また、
ランプからの光は遮光壁によって遮られるので、同時に
光漏れも防止することができ、外観が向上する。
さらに、電球付きのリフレクタを収容したランプボデー
の前面開口部には、外方に向けて張り出すようなフラン
ジ壁と遮光壁とが一体に形成されているので、この前面
開口部の開口周縁部が二重構造となり、上記フランジ壁
と遮光壁が前面開口部の開口周縁部を補強するリブとし
て機能する。このため、ランプ点灯による熱影響がラン
プボテーの前面開口部にまで及んでも、この前面開口部
の変形を防止することができ、レンズとの位置関係が損
なわれることもない。
それとともに、カウリング側から延びるフランジ部とレ
ンズの延長部との間に弾力性を有するモール材を挾み込
んだことにより、フランジ部と延長部との接触や、これ
ら両者間に隙間が生じるのを防止できる。このため、エ
ンジン振動や走行中の振動がフレームを通じてカウリン
グやヘッドランプに伝わっても、フランジ部と延長部と
が干渉し合うこともなく、不快な振動音や異音の発生を
確実に防止できる。
〔発明の実施例〕
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。
図中1はフレームであり、その先端のステアリングヘッ
ドパイプ2にはフロントフォーク3が枢支されている。
ステアリングヘッドパイプ2の前面に溶接したブラケッ
ト4には、前方に向って延びる支持ステー5が連結さ
れ、この支持ステー5の前端部にはヘッドランプ6が支
持されている。そして、このヘッドランプ6の周囲は、
合成樹脂製のカウリング7によって覆われている。カウ
リング7の前面は前方に向って開口されているととも
に、この開口部8に連なる左右の側面7a,7bは、後方に
進むに従って順次左右方向に拡開され、これら側面7a,
7bの上縁部には、バーハンドル9の前方に位置するウィ
ンドシールド10がビス止めされている。なお、このよう
なカウリング7はフレーム1側に固定されている。
上記ヘッドランプ6は前面が開口された非透光性のラン
プボデー11を備え、このランプボデー11の後面の左右二
箇所が、上記支持ステー5の左右両端部にボルト12およ
びナット13を介して締付け固定されている。このランプ
ボデー11内にはリフレクタ14が上下左右方向に位置調整
可能に装着され、このリフレクタ14の中央部にH4タイ
プのハロゲン電球15が取り付けられている。また、ラン
プボデー11の前面開口部11a には、外向きに延びるフラ
ンジ壁16が形成されており、このフランジ壁16の前面に
レンズ17が被嵌されている。レンズ17は上方に進むに従
って後方に傾斜され、その上方に位置するウィンドスク
リーン10に滑らかに連続するように傾斜されている。そ
れとともに、このレンズ17の左右両端部は、後方に向
けて延長された延長部17a,17bをなしている。こ
れら延長部17a,17bは、上記カウリング7の左右
両側方にまで回り込んでおり、特にその外表面は、滑ら
かな曲率を描いて湾曲されて,上記カウリング7の側面
7a,7bに連続されている。したがって、レンズ17は
三次元的な曲面をなしているとともに、このレンズ17と
カウリング7との左右の境界部分は、車体の側方に面し
ている。
なお、レンズ17は第4図および第5図に示したように、
セットスプリング22を介してランプボデー11の前面開口
部11a に支持されている。
上記レンズ17の延長部17a ,17b が連なる開口部8の周
縁には、内向きに延びるフランジ部18が形成されてい
る。このフランジ部18は、レンズ17の延長部17
a,17bを外側から囲んでおり、これら延長部17
a,17bの外周面には、第1図に示すように、左右側
方向および後方に向けて連続して開放された係合段部1
9が形成されている。そして、この係合段部19内に、
側方からカウリング7のフランジ部18が入り込んでい
る。ランプボデー11のフランジ壁16の左右両側部には、
前後方向に沿う遮光壁20が一体に形成され、この遮光壁
20の前端部は係合段部19内に延びて、その奥端面19a と
上記フランジ部18の先端面との間に介装されている。ま
た、本実施例の場合、遮光壁20の外側面には遮光性およ
び弾力性を有するモール材21が重ね合わされており、こ
のモール材21は遮光壁20と共に上記係合段部19とフラン
ジ部18との間で挟み込まれている。
なお、ランプボデー11の後面中央部には、ハロゲン電球
15のソケット23が導出される導出孔23が開口され、この
導出孔23はゴム製のソケットカバー24により液密に閉鎖
されている。
このような構成によれば、カウリング7の投光用の開口
部8に臨むレンズ17は、その左右両端部の延長部17
a,17bが後方に回り込むとともに、その外表面が円
弧状に湾曲されてカウリング7の左右両側面7a,7b
に滑らかに連続しているので、このレンズ17とカウリ
ング7とで滑らかに連続する面を構成することができ
る。このため、レンズ17とカウリング7との連続部に
段差が生じたり、レンズ17の形状がカウリング7によ
って制約されずに済み、自動二輪車のデザイン上好都合
となる。
また、カウリング7の側面7a,7bとレンズ17の延長部17
a ,17b との境界部分に多少の隙間が生じたとしても、
カウリング7の開口部8には内向きに延びるフランジ部
18が形成されているので、カウリング7を斜めに前方か
ら見た場合には、このフランジ部18が丁度隙間部分に重
なり合って実質的に隙間を閉鎖し、このため、カウリン
グ7内が視認されずに済む。しかも、このフランジ部18
と係合段部19との間には、ランプボデー11側から延びる
遮光壁20が介在されているから、上記隙間は内側からも
閉鎖された状態となり、よって、カウリング7の内部は
側方からも視認されずに済み、外観が向上する。
また、上記遮光壁20およびモール材21の存在によって、
隙間部分からの光漏れも同時に防止することができ、外
観がより一層向上する。
さらに、上記構成によると、ハロゲン電球15が一体化
されたリフレクタ14を収容するランプボデー11の前
面開口部11aには、外方に向けて張り出すフランジ壁
16と,このフランジ壁16の先端から前後方向に延び
る遮光壁2とが一体に形成されているので、ランプボデ
ー11の前面開口部11aの開口周縁部が二重構造とな
り、上記フランジ壁16と遮光壁20が前面開口部11
aの開口周縁部を外側から補強するリブとして機能す
る。このため、ハロゲン電球15を点灯させた際に、そ
の熱影響がランプボデー11の前面開口部11aにまで
及んでも、この前面開口部11aの変形を防止すること
ができ、レンズ17との位置関係が損なわれずに済む。
その上、カウリング7側から延びるフランジ部18とレ
ンズ17の延長部17a,17bとの間に、弾力性を有
するモール材21が介在されているので、フランジ部1
8と延長部17a,17bとの接触を防止できるととも
に、これら両者間に隙間が生じることもない。したがっ
て、エンジン振動や走行中の振動がフレーム1を通じて
ヘッドランプ6やカウリング7に伝わっても、上記フラ
ンジ部18と延長部17a,17bとが干渉し合うこと
はなく、不快な振動音や異音の発生を確実に防止するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、レンズとカウリングとで
滑らかに連続する面を構成できるため、これらレンズと
カウリングとの連続部に段差が生じたり、レンズの形状
がカウリングによって制約されずに済み、自動二輪車の
デザンインの自由度を高める上で好都合となる。
そして、カウリングとレンズとの間に寸法公差等の影響
により多少の隙間が生じたとしても、この隙間はフラン
ジ部や遮光壁の存在によって実質的にカウリングの内側
から閉塞された状態となり、カウリングの内側が見えな
くなる。しかも、上記遮光壁の存在により、隙間部分か
らの光漏れも同時に防止でき、カウリングとレンズとの
境界部分がカウリングの側方に露出する構成でありなが
ら、ヘッドランプ回りの外観を良好に維持することがで
きる。
また、上記構成によると、フランジ壁と遮光壁との存在
により、ランプボデーの前面開口部の開口周縁部が二重
構造となるので、これらフランジ壁と遮光壁とがランプ
ボデーの開口周縁部を外側から補強するリブとして機能
することになり、電球を点灯させた際の熱影響がランプ
ボデーの前面開口部にまで及んでも、この前面開口部の
変形を防止することができる。
その上、弾力性を有するモール材の存在によってフラン
ジ部と延長部との接触を防止できるとともに、これら両
者間に隙間が生じることもない。したがって、エンジン
振動や走行中の振動がフレームを通じてヘッドランプや
カウリングに伝わっても、フランジ部と延長部とが干渉
し合うことはなく、ヘッドランプ回りからの不快な振動
音や異音の発生を確実に防止できるといった利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は断面図、第2
図は第1図中II−II線に沿う断面図、第3図はヘッドラ
ンプの正面図、第4図は第3図中IV−IV線に沿う断面
図、第5図は第3図中V−V線に沿う断面図、第6図は
自動二輪車のフロント回りの側面図、第7図は自動二輪
車の正面図である。 1……フレーム、7……カウリング、7a,7b……側
面、8……開口部、11……ランプボデー、11a……
前面開口部、14……リフレクタ、15……電球(ハロ
ゲン電球)、16……フランジ壁、17……レンズ、1
7a,17b……延長部、18……フランジ部、19…
…係合段部、20……遮光壁、21……モール材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドランプの周囲を覆うカウリングの前
    面に、ランプボデーの前面開口部を覆うように被せたレ
    ンズが臨む投光用の開口部を開設した自動二輪車のカウ
    リング装置において、 上記ランプボデーおよびカウリングは、夫々自動二輪車
    のフレームに固定し、 このランプボデーの内側に、電球が取り付けられたリフ
    レクタを上下左右方向に位置調整可能に収容するととも
    に、 上記投光用の開口部に連続して後方に延びるカウリング
    の左右両側面を、後方に進むに従い左右外側方に拡開す
    るように傾斜させ、 さらに、上記投光用の開口部に臨むレンズの左右両端部
    に、上記カウリングの左右両側面に向けて後方に回り込
    む左右の延長部を形成して、これら延長部の外表面をカ
    ウリングの左右両端面に滑らかな曲率を描いて連続さ
    せ、 このレンズの延長部の後端部に、左右側方および後方に
    向けて連続して開放された係合段部を形成するととも
    に、 このレンズの延長部が連なる投光用の開口部の開口周縁
    に、内向きに延びて上記係合段部に側方から入り込むフ
    ランジ部を一体に形成し、 上記ランプボデーの前面開口部の開口周縁には、外向き
    に延びて上記レンズの延長部を受けるフランジ壁と、こ
    のフランジ壁の先端から前後方向に延びて、その前端が
    上記係合段部に後方から入り込む遮光壁とを一体に形成
    し、 この遮光壁の外側面と上記フランジ部との間に、弾力性
    を有するモール材を挾み込んで支持したことを特徴とす
    る自動二輪車のカウリング装置。
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