JPH06312013A - コンタクトレンズの滅菌方法 - Google Patents

コンタクトレンズの滅菌方法

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JPH06312013A
JPH06312013A JP5105493A JP10549393A JPH06312013A JP H06312013 A JPH06312013 A JP H06312013A JP 5105493 A JP5105493 A JP 5105493A JP 10549393 A JP10549393 A JP 10549393A JP H06312013 A JPH06312013 A JP H06312013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact lens
container
lens
sterilizing
radiation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5105493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Kato
卓雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOME SANGYO KK
Original Assignee
TOME SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOME SANGYO KK filed Critical TOME SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温、常圧条件下にて滅菌薬剤を使用するこ
となく、コンタクトレンズを滅菌する。 【構成】 市販用コンタクトレンズ収納容器内にコンタ
クトレンズ及びコンタクトレンズの性状を保つための液
体を収容し、市販品の状態として密封する。前記収納容
器に市販の高エネルギー電子照射装置により、3.5 Mrad
になるように電子線を照射する。これにより、収納容器
内部、コンタクトレンズ及び容器内の液体が滅菌された
安全な市販品を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンタクトレンズの滅菌
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトレンズの製造の最終行
程である滅菌方法としては、ソフトコンタクトレンズに
おいてはガラス等の耐熱容器に生理食塩水等のソフトコ
ンタクトレンズの性状を保持する為の液体を充填し、レ
ンズを収納した後、オートクレーブをかける方法が採ら
れている。一方、ハードコンタクトレンズに関しては有
効な滅菌方法が無いため滅菌は行わず、滅菌効果を有す
る薬液等にレンズを保存している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしオートクレーブ
による滅菌は高温(121℃)条件で行うため、高価な
耐熱容器を用いる必要がある。そして一度に滅菌できる
量も規定される為、大量生産されるコンタクトレンズ製
造の最終行程に用いる滅菌方法としては不都合である。
一方ハードコンタクトレンズの従来の滅菌方法では十分
な滅菌効果が得られにくく、さらには滅菌用薬剤がレン
ズ表面に吸着するという問題が生じる。
【0004】そこで本発明の課題はソフトコンタクトレ
ンズ及びハードコンタクトレンズを常温・常圧条件に
て、滅菌薬剤を使用せずに滅菌しうるコンタクトレンズ
の滅菌方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為に
請求項1に記載のコンタクトレンズの滅菌方法はコンタ
クトレンズに放射線を照射することを特徴とし、請求項
2に記載のコンタクトレンズの滅菌方法は放射線の透過
する容器内にコンタクトレンズを収納し、密封した後、
前記容器に放射線を照射することを特徴とし、請求項3
に記載のコンタクトレンズの滅菌方法は放射線の透過す
る容器内にコンタクトレンズ及び保存液を収納し、密封
した後、この容器に放射線を照射することを特徴とす
る。
【0006】前記コンタクトレンズにはハード系及びソ
フト系の全ての種類のコンタクトレンズが含まれる。す
なわち本発明方法はそのコンタクトの材質に影響を与え
ない放射線照射量を選択することにより、種々の材質の
コンタクトレンズに対して使用しうる。
【0007】そして前記放射線としては殺菌及び/又は
滅菌効果を有する放射線、例えばα線,β線,γ線、X
線又は電子線が使用できる。γ線,X線及び電子線は簡
便に得ることができるので実用上より好ましい。例えば
γ線は線源としてコバルト60やセシウム137を用い
ることにより得られる。X線としては電子線をチタンや
タンタル等の重金属ターゲットに当てて発生させる制動
放射X線を用いうる。また電子線は市販の高エネルギー
電子照射装置により簡便に得ることができる。
【0008】前記放射線照射量は0.5 Mrad以上6.0 Mrad
以下とされる。これは0.5 Mradより少ない場合はコンタ
クトレンズの滅菌が不十分となり、一方6.0 Mradより多
い場合はコンタクトレンズの材質に悪影響を与えるため
であり、より好ましい放射線照射量は1.0 Mrad以上4.5
Mrad以下である。
【0009】前記コンタクトレンズ収納容器の材質とし
ては放射線を透過し、かつ放射線により劣化しない材質
を用い得る。例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
エステル等の高分子材料又はガラス、陶器、金属等の材
質を用い得る。価格及び成形の容易性から高分子材料を
用いるのが好ましい。前記容器の形状及び大きさは任意
であり、この容器内へのコンタクトレンズの収納数も任
意である。
【0010】前記密封とは日常の取り扱いをし、または
通常の保存状態において、気体または微生物が前記容器
内に侵入するおそれのない状態をいう。
【0011】また前記保存液とはコンタクトレンズの性
状を保ための液体であり、その組成は任意である。
【0012】なお前記容器として市販用容器を使用し、
市販品の状態とした後請求項2又は3の滅菌方法を行
い、得られた滅菌済の市販品をユーザーに提供すればコ
ンタクトレンズの無菌性がユーザーに対してより確実に
保証されうる。
【0013】
【作用】請求項1ないし3に記載のコンタクトレンズの
滅菌方法によると放射線の滅菌作用によりコンタクトレ
ンズが滅菌される。請求項2及び3に記載のコンタクト
レンズの滅菌方法によると放射線の滅菌作用によりコン
タクトレンズ収納容器も滅菌される。そして請求項3に
記載のコンタクトレンズの滅菌方法によると放射線の作
用によりさらに収納容器内の保存液も滅菌される。
【0014】
【実施例】
実施例1 ポリエチレン製の容器に生理食塩水を入れ、この中に市
販のソフトコンタクトレンズを浸漬した。更にこの中
に、菌濃度が106/mlになるように真菌を入れた。市販で
利用できる高エネルギー電子照射装置により、3.5 Mrad
になるように電子線を照射した。容器中のレンズ及びケ
ース内溶液を無菌的に取りだし、無菌試験用培地に入
れ、よく攪拌した後に、23℃のインキュベーター中で
10日間培養した。培地の濁りは認められず、レンズ及
び内溶液は無菌であることが証明された。 実施例2 コバルト60による1.0 Mradのγ線照射以外は実施例1
と同様な操作を行った。培地の濁りは認められず、レン
ズ及び内溶液は無菌であることが証明された。 実施例3 市販の保存液の入っていないプラスチック容器に収納さ
れた酸素透過性ハードコンタクトレンズ(RGPレン
ズ)を購入し、このレンズ表面にレンズ1枚あたり106
個になるように菌液(細菌)0.01mlを塗り付けた。汚染
レンズを容器に戻し、蓋をした後実施例1と同様に電子
線を照射した。容器中のレンズを無菌的に取りだし、無
菌試験用培地に入れよく攪拌した後に、30℃のインキ
ュベーター中で10日間培養した。培地の濁りは認めら
れず、レンズは無菌であることが証明された。 実施例4 実施例2と同様な条件でγ線を照射する以外は、実施例
3と同様な操作を行った。培地の濁りは認められず、レ
ンズは無菌であることが証明された。 実施例5 市販の保存液の入っているプラスチック容器に収納され
たRGPレンズを購入した。保存液を捨てレンズ及びケ
ース内部を生理食塩水ですすいだ後、菌濃度が106/mlに
なるように真菌を入れた生理食塩水を満たし、しっかり
蓋をした後実施例1と同様に電子線を照射した。容器中
のレンズ及びケース内溶液を無菌的に取りだし、無菌試
験用培地に入れよく攪拌した後に、23℃のインキュベ
ーター中で10日間培養した。培地の濁りは認められ
ず、レンズ及び内溶液は無菌であることが証明された。 実施例6 実施例2と同様な条件でγ線を照射する以外は、実施例
5と同様な操作を行った。培地の濁りは認められず、レ
ンズ及び内溶液は無菌であることが証明された。 比較例1〜6 電子線やγ線による滅菌行程を行なわない以外は、実施
例1〜6各々と同様な操作を行なった。培地は全て濁
り、全例において菌に汚染されていた。なお通常のハー
ドコンタクトレンズについて実施例3ないし6と同様の
実験を行ったところ、実施例3ないし6と同様の結果が
得られた。すなわち、レンズは無菌であること及び実施
例5及び6については内溶液も無菌であることが証明さ
れた。そして全実施例において、使用した容器を使用前
の容器と比較してその材質強度を調べたが、劣化の異常
は全ての容器について認められなかった。
【0015】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載のコンタクトレ
ンズの滅菌方法によると、常温、常圧条件下という緩和
条件にて、コンタクトレンズの滅菌が可能となるので、
コンタクトレンズの収納容器として安価な材質のものを
用いることができる上、連続して大量のコンタクトレン
ズを滅菌できる。従って製品の生産コストが低減でき
る。また滅菌薬剤を使用することなくハード系コンタク
トレンズの滅菌が可能とされるので、ユーザーに対して
より安全な製品を提供しうる。請求項2及び3に記載の
コンタクトレンズの滅菌方法によるとさらに収納容器内
部も滅菌され、請求項3に記載のコンタクトレンズの滅
菌方法によるとさらに保存液も滅菌される。従ってコン
タクトレンズを容器内に保存する際のレンズの無菌性が
容易により確実なものとされる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズに放射線を照射するこ
    とを特徴とするコンタクトレンズの滅菌方法。
  2. 【請求項2】 放射線の透過する容器内にコンタクトレ
    ンズを収納し、密封した後、前記容器に放射線を照射す
    ることを特徴とするコンタクトレンズの滅菌方法。
  3. 【請求項3】 放射線の透過する容器内にコンタクトレ
    ンズ及び保存液を収納し、密封した後、この容器に放射
    線を照射することを特徴とするコンタクトレンズの滅菌
    方法。
JP5105493A 1993-05-06 1993-05-06 コンタクトレンズの滅菌方法 Pending JPH06312013A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030554A (en) * 1997-04-17 2000-02-29 Menicon Co., Ltd. Method of sterilizing intraocular lens by electron beam
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JP2008532060A (ja) * 2005-02-14 2008-08-14 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 快適な眼科用具およびその製造法

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