JPH0631231Y2 - エンジンのガバナ装置のガバナスプリング共振防止装置 - Google Patents

エンジンのガバナ装置のガバナスプリング共振防止装置

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JPH0631231Y2
JPH0631231Y2 JP17113888U JP17113888U JPH0631231Y2 JP H0631231 Y2 JPH0631231 Y2 JP H0631231Y2 JP 17113888 U JP17113888 U JP 17113888U JP 17113888 U JP17113888 U JP 17113888U JP H0631231 Y2 JPH0631231 Y2 JP H0631231Y2
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由雄 新野
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、エンジンのガバナ装置のガバナスプリング共
振防止装置に関し、ガバナスプリングの共振を防止し
て、エンジンのガバナ性能を高く維持できるものを提供
する。
<従来技術> 本考案の対象となるエンジンのガバナ装置の基本構造
は、第1図に示すように、エンジンEにガバナレバー1
1を揺動自在に設け、ガバナレバー11をガバナスプリ
ング1を介して調速レバー15に連動し、ガバナレバー
11の出力部16を燃料供給装置12の燃料供給量調整
部13に連結し、エンジン回転数検出作動装置14から
のガバナフォースとガバナスプリング1のバネ力との不
釣り合い力でガバナレバー11を揺動させるように構成
した形式のものである。
最近では、エンジンEの小型化の要請から、ガバナ装置
も小型化してあるが、この場合には、小型になった上記
エンジン回転数検出作動装置14から発生するガバナフ
ォースは弱くなるので、これに見合ってガバナスプリン
グ1のバネ定数も小さくしなければならない。
しかしながら、バネ定数の小さなガバナスプリング1を
用いると、エンジンEの振動に基づいてより共振し易く
なり、エンジンEの運転中にガバナレバー11がこの共
振によって動かされて燃料供給装置12の供給量調節部
13(例えば、気化器のスロットルレバーや燃料噴射ポ
ンプの噴射量調節ラックなど)が適正位置から外れてし
まう虞れがある。
一方、スプリングの共振防止装置としては次のものがあ
る。
公知例1としては、実公昭62−35962号公報に示
すように(本案の第8図参照)、エンジンのベルトテン
ショナーのスプリングにおいて、スプリング50の長さ
方向Aに亘りコイル部51に外接するようにして防振部
材52を内嵌固着したものがある。
公知例2としては、特開昭57−26233号公報の第
3図に示すように(本案の第9図参照)、気化器のスロ
ットルリターン・スプリングにおいて、スプリング60
の一端61に有底円筒状の防振部材62を片持ち状に支
持して、スプリング60のコイル部63を覆うようにし
たものがある。
また、公知例3としては、特開昭57−26233号公
報の第4図に示すように(第10図参照)、気化器のス
ロットルリターン・スプリングにおいて、スプリング7
0の一端のコイル部71を小径にして、この一端部に有
底筒状の防振部材72を片持ち状に支持するとともに、
コイル部73に内嵌状に嵌挿させたものがある。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、上記公知例1または2の防振部材をガバ
ナスプリング1に適用して、ガバナスプリング1の共振
を防止しようとすると、以下の問題点がある。
(1)公知例1では、防振部材がガバナスプリングに内嵌
固定するので、スプリングの伸縮が制限されてスプリン
グ機能が損なわれる虞れが大きい。
(2)公知例2では、防振部材が片持ち状に支持されてい
るので、防振部材62の先端開口部64だけがガバナス
プリングに接触して、防振部材の全体がガバナスプリン
グに均一に接触できずに、共振防止機能が低い。
(3)公知例3でも、防振部材は片持ち状に支持されるの
で、公知例2と同様に、ガバナスプリングの長さ方向の
全体に亘って均一に共振防止できない。
本考案は、ガバナ機能に悪影響を与えずにガバナスプリ
ングの共振を有効に防止することを技術的課題とする。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解消するための手段を、図面に対応する実施
例を用いて以下に説明する。
即ち、本考案は、前記基本構造のエンジンのガバナ装置
において、 上記ガバナスプリング1の長さ方向Aの中央部2に当該
方向Aに沿ってスプリング線材を直線状に形成した直線
状部3を設け、弾性防振具6を防振部7と支持部8とか
ら構成し、 防振部7をガバナスプリング1に遊動隙間Sを空けて略
同心状に嵌合し、コイル部4の長さ方向Aの両端5・5
付近にまで臨ませ、 支持部8を上記直線状部3に支持させて、当該支持部8
で上記防振部7をコイル部4の両端5・5から接近させ
て均等に浮かせるように構成した事を特徴とするもので
ある。
<作用> 上記ガバナスプリング1の直線状部3に弾性防振具6の
支持部8を支持すると、弾性防振具6の防振部7はコイ
ル部4の全体に亘り遊動隙間Sを空けて嵌合される(即
ち、外嵌状或いは内嵌状に近接して臨む)。
また、上記直線状部3はガバナスプリング1の中央部に
配置されるので、防振部7の上記長さ方向Aの全体は、
コイル部4から遊動隙間Sだけ浮いて非接触状態を保持
するので、エンジンEの運転中は、ガバナスプリング1
の伸縮に悪影響を与えることがなく、ガバナ機能を高く
維持できる。
また、エンジン振動により、ガバナスプリング1が共振
すると、コイル部4が防振部7に接触してこの共振を防
止できる。
但し、弾性防振具6は、その支持部8をガバナスプリン
グ1の直線状部3に支持されるので、ガバナスプリング
1から抜け落ちることはない。
<考案の効果> 弾性防振具はガバナスプリングの長さ方向に亘り非接触
状に浮いて、ガバナ機能の制限を及ぼすことがないとと
もに、ガバナスプリングの共振時には、コイル部と防振
部との間の接触部がガバナスプリングの中央付近に当た
って、前記公知例のような片当たりをせず、コイル部の
全体に略均一に接触可能になるので、制振効果が大きく
なって共振を円滑に防止でき、ガバナ装置の小型化、ひ
いてはエンジンの小型化の要請に良好に応えられる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
第1図はガソリンエンジンの要部左側面図、第2図はガ
バナスプリングの共振防止装置の縦断面図、第3図は上
記エンジンの要部縦断正面図であって、ガソリンエンジ
ンEのガバナ軸17に遠心式のエンジン回転数検出作動
装置14を付設し、エンジンEのギヤ室18の上部に支
軸19を回転自在に突出し、エンジン回転数検出作動装
置14をガバナフォーク20を介して支軸19の入力部
21に連動し、ガバナレバー11を支軸19に同行回転
可能に固定する。
上記ガバナレバー11の一端22にガバナスプリング1
を介して調速レバー15を連結し、ガバナレバー11の
他端の出力部16をロッド23を介して気化器12のス
ロットルレバー13に連結する。
上記ガバナスプリング1は、第1図及び第2図に示すよ
うに、通常のコイルスプリングの中央部2の線材部分を
コイル状ではなく、直線状部3として形成したものであ
り、このガバナスプリング1のコイル部分4の中央空間
に、スプリングの長さ方向Aに沿ってゴム製の弾性防振
具6を内嵌する。
上記弾性防振具6は、円筒状の防振部7と細帯状の支持
部8とから構成され、防振部7はガバナスプリング1の
コイル部4に近接するようにコイル部4の内径より若干
小径に形成されるとともに、コイル部4の長さ方向Aの
両端5・5付近にまで延出される。
また、上記支持部8は、防振部7の長さ方向Aの中央部
に配置し、その上部を防振部7から離間させ、その下半
部を防振部7に巻き付けて接着剤で固着されており、当
該支持部8の上部をガバナスプリング1の直線状部3に
掛けるように構成される。
この場合、弾性防振具6の防振部7は、支持部8を中心
としてガバナスプリング1のコイル部4の中央空間Cに
近接状に浮いた状態で位置する(即ち、防振部7とコイ
ル部4との間には遊動隙間Sが形成される)。
従って、エンジンEの運転中は、ガバナスプリング1の
伸縮に弾性防振具6は制限を及ぼさず、ガバナ機能を高
く維持できる。
また、ガバナスプリング1がエンジンEの振動で共振を
起こすと、ガバナスプリング1のコイル部4のその長さ
方向Aの全体に亘り、弾性防振具6の防振部7に均一に
接触して、共振を有効に防止する。
第4図及び第5図は、本考案の他の実施例を示し、弾性
防振具6をガバナスプリング1のコイル部4に外嵌状に
遊動隙間Sを空けて近接させたものである。
即ち、弾性防振具6に防振部7をコイル部4の外径より
若干大径に形成し、防振部7の中央部の内壁上部から支
持部8を下向きに突出して、この支持部8の開口24に
ガバナスプリング1の直線状部3を嵌挿したものであ
る。
但し、当該弾性防振具6では、防振部7と支持部8とは
ゴムで一体に成形され、支持部8を防振部7の内壁側に
折り曲げながら、ガバナスプリング1に外嵌し、割り面
25を開いて直線状部3を支持部8に嵌挿させて、弾性
防振具6をガバナスプリング1に取り付けるのである。
尚、第6図及び第7図は、本考案から若干外れる変形例
であって、弾性防振具6を円筒状の防振部7と、その中
央部に形成した抜け止め突起26とから成り、防振部7
をガバナスプリング1のコイル部4に内嵌するととも
に、抜け止め突起26を直線状部3に配置し、抜け止め
突起26の両端27をコイル部4の外径外に突出させた
ものであり、防振部7の外径は、コイル部4の内径より
若干小さく形成される。
以上のように、本考案は、ガバナスプリングに所定形状
の弾性防振具を嵌挿することを特徴にするので、上記実
施例のようなガソリンエンジンに限らず、ガスエンジン
或いはディーゼルエンジンでも良い。
上記ガスエンジンでは、燃料供給装置12は空気・燃料
混合器であり、燃料供給量調節部13はスロットルレバ
ーである。
また、上記ディーゼルエンジンでは、燃料供給装置12
は燃料噴射ポンプであり、燃料供給量調節部13は燃料
噴射量調節ラックである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1図はガソ
リンエンジンの要部左側面図、第2図はガバナスプリン
グの共振防止装置の縦断正面図、第3図は上記エンジン
の要部縦断正面図、第4図は本考案の他の実施例を示す
共振防止装置の縦断側面図、第5図は同実施例を示す第
2図相当図、第6図は本考案から若干外れる変形例を示
す第4図相当図、第7図は同変形例を示す第2図相当
図、第8図、第9図及び第10図は夫々公知例を示す第
4図相当図である。 1…ガバナスプリング、2…1の中央部、3…1の直線
状部、4…1のコイル部、5…4の一端、6…弾性防振
具、7…防振部、8…支持部、11…ガバナレバー、E
…エンジン、A…1の長さ方向、S…4と7との遊動隙
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−181943(JP,U) 実開 昭55−92926(JP,U) 実開 昭51−120448(JP,U) 実開 昭50−40997(JP,U) 実公 昭57−58432(JP,Y2) 実公 昭54−9160(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンEにガバナレバー11を揺動自在
    に設け、ガバナレバー11をガバナスプリング1を介し
    て調速レバー15に連動し、ガバナレバー11の出力部
    16を燃料供給装置12の燃料供給量調節部13に連結
    し、エンジン回転数検出作動装置14からのガバナフォ
    ースとガバナスプリング1のバネ力との不釣り合い力で
    ガバナレバー11を揺動させるように構成したエンジン
    のガバナ装置において、 上記ガバナスプリング1の長さ方向Aの中央部2に当該
    方向Aに沿ってスプリング線材を直線状に形成した直線
    状部3を設け、弾性防振具6を防振部7と支持部8とか
    ら構成し、 防振部7をガバナスプリング1に遊動隙間Sを空けて略
    同心状に嵌合し、コイル部4の長さ方向Aの両端5・5
    付近にまで臨ませ、 支持部8を上記直線状部3に支持させて、当該支持部8
    で上記防振部7をコイル部4の両端5・5から接近させ
    て均等に浮かせるように構成した事を特徴とするエンジ
    ンのガバナ装置のガバナスプリング共振防止装置
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