JPH0631246Y2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JPH0631246Y2
JPH0631246Y2 JP15973188U JP15973188U JPH0631246Y2 JP H0631246 Y2 JPH0631246 Y2 JP H0631246Y2 JP 15973188 U JP15973188 U JP 15973188U JP 15973188 U JP15973188 U JP 15973188U JP H0631246 Y2 JPH0631246 Y2 JP H0631246Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line pressure
hydraulic
shift
automatic transmission
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15973188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0278855U (ja
Inventor
洋 吉村
卓治 藤原
弘三 石居
和雄 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP15973188U priority Critical patent/JPH0631246Y2/ja
Publication of JPH0278855U publication Critical patent/JPH0278855U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0631246Y2 publication Critical patent/JPH0631246Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等に備えられる自動変速機の動作を油圧
を利用して制御するようにされた自動変速機の油圧制御
装置に関する。
(従来の技術) 車両に備えられる自動変速機として、トルクコンバータ
と多段ギヤ式の変速機構とを組合わせて構成されたもの
が汎用されている。斯かる自動変速機には、通常、油圧
回路部を主要構成部とする油圧制御装置が付設される。
油圧制御装置の油圧回路部においては、通常、オイルポ
ンプからの油圧を調整してライン圧を形成するレギュレ
ータ弁等から成るライン圧形成部と、変速レンジを切り
換えるべく手動操作されるマニュアル操作弁,ライン圧
形成部からのライン圧に基づいて作動油圧を形成し、そ
の作動油圧を変速機構におけるクラッチ,ブレーキ等の
油圧制御式の複数の摩擦係合要素に選択的に供給する複
数のシフト弁、及び、そのシフト弁の動作状態を切り換
える複数のソレノイド弁等から成る作動油圧供給部とが
設けられる。そして、自動変速機における変速制御にお
いては、油圧制御装置に備えられたコントロールユニッ
トにより、内蔵メモリにマップ化されて記憶されてい
る、シフトパターン線図における変速線とエンジンの負
荷及び車速とが照合されて変速条件が成立したか否かが
判断され、変速条件が成立したと判断された場合には、
コントロールユニットから作動油圧供給部に設けられた
所定のソレノイド弁に駆動信号が供給されてシフト弁の
動作状態が切り換えられ、それにより、複数の摩擦係合
要素のうちの選択されたものが締結、もしくは、解放せ
しめられて、自動変速機における変速レンジ及び変速段
の切り換えが行われる。
斯かる油圧制御装置にあっては、よりきめ細かな制御が
行われるようにすべく、ライン圧形成部にソレノイド弁
が設けられ、このソレノイド弁の開弁期間が制御される
ことにより、ライン圧が、吸気通路に配されたスロット
ル弁の開度等に応じて変化せしめられるようになされた
ものが、例えば、特公昭54-2349号公報等に示される如
くに知られている。また、ライン圧を変化させるように
された油圧制御装置にあっては、自動変速機における変
速レンジ及び変速段の切り換えが行われるとき、それに
伴われる変速ショックの抑制を図るべく、ライン圧が変
速レンジ及び変速段の切換態様に応じて変化せしめられ
るようになすことも考えられている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の如くに、ライン圧を変化させる制
御を行うようにされた油圧制御装置においては、ライン
圧を生じさせる作動油はその温度が低い程粘度が高くな
るので、作動油の温度が比較的低い場合には、ライン圧
形成部に備えられるソレノイド弁の開弁期間が変化せし
められても、ライン圧がその開弁期間に応じたものとな
らず、ライン圧の制御が適正に行われなくなって、変速
機構に供給される作動油圧が過少あるいは過大となり、
変速機構に内蔵された摩擦係合要素に不所望な滑りが生
じる事態、あるいは、大なる変速ショックが生じる事態
がまねかれる虞がある。それゆえ、作動油の温度が比較
的低い場合には、ライン圧を変化させる制御を行わず、
ライン圧形成部に最大ライン圧を形成させるようになす
ことが考えられるが、作動油の温度が比較的低いとき、
ライン圧形成部が最大ライン圧を形成するようにされた
場合には、摩擦係合要素に不所望な滑りが生じることは
回避されるが、変速レンジ及び変速段の切り換えが行わ
れたときにおける変速ショックを充分に抑制することが
できないという問題が生じる虞がある。
斯かる点に鑑み、本考案は、変速機構に供給されるライ
ン圧を生じさせる作動油の温度が比較的低い場合にも、
摩擦係合要素に不所望な滑りが生じる事態及び大なる変
速ショックが生じる事態がまねかれないように、ライン
圧を調整することができるようにされた自動変速機の油
圧制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく本考案に係る自動変速機の油圧
制御装置は、第1図にその基本構成が示される如く、自
動変速機に備えられる油圧発生源からの油圧を調整して
ライン圧を形成するライン圧形成部と、自動変速機に備
えられる変速機構に変速動作を行わせるべく、ライン圧
形成部からのライン圧を調整して得られる作動油圧を、
変速機構に内蔵された複数の摩擦係合要素に選択的に供
給する作動油圧供給部と、ライン圧を生じさせる作動油
の温度を検出する油温検出手段と、自動変速機に接続さ
れたエンジンの負荷を検出する負荷検出手段と、制御手
段とを備え、制御手段が、ライン圧形成部に、油温検出
手段により検出された作動油の温度が所定の値以下のも
とで、負荷検出手段により検出された負荷が所定の値よ
り大であるとき、最大ライン圧を形成させ、負荷検出手
段により検出された負荷が上述の所定の値以下であると
き、最小ライン圧を形成させるものとされて、構成され
る。
(実施例) 第2図は、本考案に係る自動変速機の油圧制御装置の一
例を、それが適用された車両用の自動変速機とともに示
す。
第2図において、自動変速機10は、トルクコンバータ
14及び多段ギヤ式の変速機構20を含み、さらに、そ
れらの動作制御に用いられる油圧を生成する油圧回路部
40が付随するものとされている。
トルクコンバータ14は、ポンプインペラー14a,タ
ービンランナー14b,ステータ14c及びケース11
から成り、ポンプインペラー14aが連結されるエンジ
ンの出力軸12には、ポンプ駆動軸16を介してオイル
ポンプ15が連結されている。タービンランナー14b
は、中空のタービン軸17を介して変速機構20に連結
されるとともにロックアップクラッチ19を介して出力
軸12に連結され、また、ステータ14cとケース11
との間には、ワンウエイクラッチ18が介装されてい
て、ステータ14cが、ポンプインペラー14a及びタ
ービンランナー14bと同方向に回転するようになされ
ている。
変速機構20は、前進4段後退1段を得るためのプラネ
タリギアユニット21を備えている。プラネタリギアユ
ニット21は、小径サンギア22,大径サンギア23,
ロングピニオンギア24,ショートピニオンギア25、
及び、リングギア26を有するものとされる。小径サン
ギア22とタービン軸17との間には、前進走行用のフ
ォワードクラッチ27とコースティングクラッチ28と
が並設され、小径サンギア22とフォワードクラッチ2
7との間には、ワンウエイクラッチ29が介装されてい
る。大径サンギア23とタービン軸17との間には、後
退走行用のリバースクラッチ30が設けられるととも
に、2−4ブレーキ31が配設され、また、ロングピニ
オンギア24とタービン軸17との間には、3−4クラ
ッチ32が設けられている。ロングピニオンギア24は
キャリア33及びワンウエイクラッチ34を介して変速
機ケース35に連結され、キャリア33と変速機ケース
35とは、ローリバースブレーキ36により係脱される
ようになされている。そして、リングギア26は、自動
変速機10の出力軸37を介してアウトプットギア38
に連結され、出力軸37に得られるトルクが、図示され
ないディファレンシャルギアユニット等を介して車両の
駆動輪とされる前輪に伝達される。
斯かる構成を有する多段ギヤ式の変速機構20において
は、摩擦係合要素であるフォワードクラッチ27,コー
スティングクラッチ28,リバースクラッチ30,2−
4ブレーキ31,3−4クラッチ32及びローリバース
ブレーキ36が、夫々、適宜選択作動されることによ
り、Pレンジ(パーキングレンジ),Rレンジ(リバー
スレンジ),Nレンジ(ニュートラルレンジ)、及び、
フォワードレンジを構成するDレンジ,Sレンジ(2レ
ンジ)及びLレンジ(1レンジ)の各レンジと、フォワ
ードレンジにおける1速〜4速の各変速段とを得ること
ができる。それら各レンジ及び変速段を得るための各ク
ラッチ27,28,32及び、30、及び、ブレーキ3
1及び36の作動関係と、各レンジ及び変速段が得られ
るときにおけるワンウエイクラッチ29及び34の作動
状態を、表に示す。
表に示される如くの作動関係をもって、クラッチ27,
28,32及び30、及び、ブレーキ31及び36の夫
々を作動させる作動油圧は、油圧回路部40において形
成され、斯かる油圧回路部40の動作制御を行うコント
ロールユニット100が備えられている。
コントロールユニット100には、エンジンの吸気通路
におけるスロットル開度を検出するスロットル開度セン
サ51から得られる検出信号Stと、タービンランナー
14bの回転数(タービン回転数)を検出するタービン
回転数センサ52から得られる検出信号Srと、車速を
検出する車速センサ53から得られる検出信号Svと、
シフトレバー55の操作位置を検出するシフトポジショ
ンセンサ54から得られる検出信号Ssと、油圧回路部
40における作動油の温度を検出する油温センサ56か
ら得られる検出信号Suとが供給されるとともに、自動
変速機10の制御に必要な他の信号Sxも供給される。
コントロールユニット100は、上述の各検出信号に基
づいて自動変速機10における変速制御及びロックアッ
プ制御を行う。
コントロールユニット100による変速制御及びロック
アップ制御が行われる際には、コントロールユニット1
00における内蔵メモリにマップ化されて記憶されてい
る、縦軸にスロットル開度THがとられ横軸に車速Vが
とられてあらわされる第3図に示される如くのシフトパ
ターン線図における、変速線La,Lb,Lc,Ld,
Le及びLfと、検出信号Stがあらわすスロットル開
度及び検出信号Svがあらわす車速とが照合されて、シ
フトアップ条件もしくはシフトダウン条件が成立したか
否かが判断され、また、ロックアップ作動線Lg及びL
i、及び、ロックアップ解除線Lh及びLjと、検出信
号Stがあらわすスロットル開度及び検出信号Svがあ
らわす車速とが照合されて、ロックアップ作動条件もし
くはロックアップ解除条件が成立したか否かが判断され
る。
なお、第3図において示される変速線La,Lb及びL
cは、夫々、1速から2速へ、2速から3速へ、3速か
ら4速へのシフトアップに、また、変速線Ld,Le及
びLfは、夫々、2速から1速へ、3速から2速へ、4
速から3速へのシフトダウンに関するものであり、さら
に、ロックアップ作動線Lg及びLiは、夫々、3速及
び4速状態でのロックアップの作動に、ロックアップ解
除線Lh及びLjは、夫々、3速及び4速でのロックア
ップの解除に関するものである。
そして、コントロールユニット100は、第3図に示さ
れる如くのシフトパターン線図における変速線La,L
b,Lc,Ld,Le及びLfと、検出信号St及びS
vがあらわすスロットル開度及び車速との照合結果に基
づいて、シフトアップ条件もしくはシフトダウン条件が
成立したと判断された場合には、適宜、駆動信号Ca,
Cb,Cc及びCdを形成して、それらを油圧回路部4
0における作動油圧供給部に備えられたソレノイド弁6
1,62,63及び64に夫々選択的に供給するように
される。それにより、作動油圧供給部に備えられた各種
のシフト弁等の動作状態が変化せしめられて、複数の摩
擦係合要素の夫々に対する作動油圧の給排制御が行わ
れ、それらが上述の表に示される如くに、選択的に締結
状態もしくは解放状態にされ、所望の変速段が得られ
る。
また、コントロールユニット100は、第3図に示され
る如くのシフトパターン線図におけるロックアップ作動
線Lg及びLi、及び、ロックアップ解除線Lh及びL
jと、検出信号St及びSvがあらわすスロットル開度
及び車速との照合結果に基づいて、ロックアップ作動条
件が成立したと判断された場合には、駆動信号Ceを形
成して、それを油圧回路部40における作動油圧供給部
に備えられたソレノイド弁65に供給し、また、ロック
アップ解除条件が成立したと判断された場合には、ソレ
ノイド弁65に対する駆動信号Ceの供給を停止するよ
うにされる。それにより、複数の摩擦係合要素のうちの
ロックアップクラッチ19が、ロックアップ作動線Lg
及びLi、及び、ロックアップ解除線Lh及びjに従っ
て、締結状態と解放状態とを選択的にとるものとされ
る。
さらに、コントロールユニット100は、油圧回路部4
0におけるライン圧を後述される如くに変化させるべ
く、油圧回路部40におけるライン圧形成部に内蔵され
たソレノイド弁66に、後述される如くにして設定され
るデューティに応じたパルス幅を有する駆動信号Cfを
供給して、油圧回路部40において形成される作動油圧
の基礎となるライン圧を調整する制御を行う。
このような構成を有する本考案に係る自動変速機の油圧
制御装置の一例は、特に、ライン圧を調整する制御に特
徴を有するものであり、それについて、第4図に示され
る如くの、油圧回路部40におけるライン圧形成部44
の具体構成に基づいて説明する。第4図において、ライ
ン圧形成部44は、油路71を介してオイルポンプ15
に接続されたレギュレータ弁72及びリデューシィング
弁73と、レギュレータ弁72とリデューシィング弁7
3との間に配設されたモジュレータ弁75と、モジュレ
ータ弁75の動作制御を行う常閉型のソレノイド弁66
とを有するものとされている。
ライン圧形成部44においては、オイルポンプ15から
吐出された油圧が、油路71を通じてリデューシィング
弁73に供給され、リデューシィング弁73により減圧
されて所定の値をとるものとされる。リデューシィング
弁73により減圧された油圧は、油路76及びソレノイ
ド弁66が接続された油路77aを通じてモジュレータ
弁75におけるポートaに供給されるとともに、油路7
6及び77bを通じてモジュレータ弁75におけるポー
トb及びcにも供給される。斯かる際、モジュレータ弁
75におけるポートaに供給される油圧は、駆動信号C
fが有するパルス幅に応じたものとなるソレノイド弁6
6の開弁期間に応じて変化せしめられる。それにより、
モジュレータ弁75におけるポートb及びcの実効開口
面積が変化して、リデューシィング弁73からポートb
及びcに供給される油圧が調整される。そして、その調
整された油圧がポートdに導かれてポートeに供給され
るとともに、ダンパー78が接続された油路80を通じ
てレギュレータ弁72におけるポートfにパイロット圧
として供給される。
レギュレータ弁72は、2つのスプール72a及び72
bとそれらの間に配されたスプリング72cとを有し、
ポートfの他に、ポートg及びh、及び、作動油圧供給
部42に通じる油路81,82及び83の夫々に接続さ
れたポートi,j及びkが設けられている。斯かるレギ
ュレータ弁72においては、駆動信号Cfが有するパル
ス幅に応じて調整されて油路80を通じてポートfに供
給されたパイロット圧に応じて、ポートg及びhの実効
開口面積が変化せしめられ、それらに得られる油圧が調
整されて、ライン圧が形成される。そして、そのライン
圧が、ポートg及びhから油路85及びその分岐路を通
じて作動油圧供給部42に供給され、作動油圧供給部4
2においてそれに備えられたシフト弁等の動作状態に応
じたものに調整されて、もしくは、そのまま作動油圧と
して複数の摩擦係合要素に選択的に供給され、それによ
り、自動変速機10における変速動作及びロックアップ
動作が行われる。
斯かる構成のもとで、コントロールユニット100によ
って行われるライン圧制御においては、検出信号Suが
あらわす油圧回路部40における作動油の温度(油温)
が所定の値W1、例えば、−10℃より高いもとで、自
動変速機10において変速動作が行われていない定常時
には、定常ライン圧制御が行われ、自動変速機10にお
いて変速動作が行われる変速時には、変速ライン圧制御
が行われる。
定常ライン圧制御にあっては、検出信号St及びSvが
あらわすスロットル開度及び車速に基づいて基本ライン
圧が設定され、設定された基本ライン圧と検出信号Su
があらわす油温とに基づいて、駆動信号Cfのパルス幅
を定めるデューティDpが設定される。その場合、デュ
ーティDpは、基本ライン圧が小である程、また、油温
が高い程大なる値をとるように設定される。
変速ライン圧制御にあっては、検出信号St及びSvが
あらわすスロットル開度及び車速Vと、コントロールユ
ニット100の内蔵メモリに記憶された第3図に示され
る如くのシフトパターン線図における、変速線La,L
b,Lc,Ld,Le及びLfとが照合されて、シフト
アップ条件もしくはシフトダウン条件が成立したか否か
が判断される。そして、シフトアップ条件が成立したと
判断された場合には、その成立したシフトアップ条件に
従って行われるべき変速動作の態様が、1速から2速
へ,1速から3速へ,1速から4速へ,2速から3速
へ,2速から4速へ及び3速から4速 への変速動作の
うちの何れのものであるか、及び、検出信号Stがあら
わすスロットル開度に基づいて、変速動作の態様毎に基
本ライン圧が設定される。その場合、基本ライン圧は、
検出信号Stがあらわすスロットル開度が大である程大
なる値に設定される。
また、シフトダウン条件が成立したと判断された場合に
は、その成立したシフトダウン条件に従って行われるべ
き変速動作の態様が、4速から3速へ,4速から2速
へ,4速から1速へ,3速から2速へ,3速から1速へ
及び2速から1速への変速動作のうちの何れのものであ
るか、及び、検出信号Srがあらわすタービン回転数に
基づいて、変速動作の態様毎に基本ライン圧が設定され
る。その場合、基本ライン圧は、検出信号Srがあらわ
すタービン回転数が大である程大なる値に設定される。
そして、設定された基本ライン圧に、第5図に示される
如くのスロットル開度の変化率ΔTHが所定の値Δa1
未満では、変化率ΔTHが大である程大なる値をとり、
変化率ΔTHが値Δa1以上では一定値をとる補正係数
Kが乗じられて、新たな基本ライン圧が設定される。こ
のようにして、油温が値W1より高いもとで変速時にお
ける基本ライン圧が設定された後は、定常時の場合と同
様に、設定された基本ライン圧と検出信号Suがあらわ
す油温とに基づき、駆動信号Cfのパルス幅を定めるデ
ューティDpが設定される。その場合、デューティDp
は、基本ライン圧及び油温が大である程大なる値に設定
される。
このようにして設定されたデューティDpは、第6図に
示される如く、イグニッションキーがオフ状態からオン
状態にされた時点t1から所定の期間Taが経過する時
点t2までは時間tに応じた値に設定され、期間Taが
経過した後においては1に設定される補正係数Hkが乗
じられることにより、補正される。斯かる補正は、イグ
ニッションキーがオフ状態からオン状態にされた直後に
おいては、油圧回路部40における作動油中に空気が混
入している虞があるので、空気が混入していることに起
因して、油圧回路部40におけるライン圧及び作動油圧
が所要の値より低下したものとなることを回避するため
に行われる。次いで、デューティDpが補正されて得ら
れたデューティDFに応じたパルス幅を有する駆動信号
Cfが形成され、それがソレノイド弁66に供給され
て、ソレノイド弁66が駆動信号Cfのパルス幅に応じ
た期間だけ開状態とされ、油路77aを通じてモジュレ
ータ弁75のポートaに供給されるパイロット圧が減圧
される。それにより、レギュレータ弁72のポートg及
びhに得られるライン圧が調整される。
一方、検出信号Suがあらわす油温が値W1以下である
もとでは、低油温用ライン圧制御が行われる。低油温用
ライン圧制御にあっては、第7図に示される如く、スロ
ットル開度THが比較的小なる所定の値ha、例えば、
全開時の開度の1/16以下の開度とされる値をとるときに
は、定レベル非パルス信号とされた駆動信号Cfがソレ
ノイド弁66に供給されて、それにより、ライン圧PL
が最小値Pminをとるものとされ、また、スロットル開
度THが、値haより大であるときには、ソレノイド弁
66への駆動信号Cfの供給が停止されて、それによ
り、ライン圧PLが最大値Pmaxをとるものとされる。
その場合、スロットル開度THが値ha付近で頻繁に変
化するときには、ライン圧PLが最小値Pminと最大値m
axとを交互にとる、所謂、ハンチング現象が生じる虞が
あるので、スロットル開度THが値haより大で値hb
以下の値、例えば、全開時の開度1/8以下の開度とされ
る値をとるとき、その直前において定レベル非パルス信
号とされた駆動信号Cfがソレノイド弁66に供給され
ている場合には、引き続いてその駆動信号Cfがソレノ
イド弁66に供給されて、ライン圧PLが最大値Pmax
をとるものとされ、一方、その直前においてパルス信号
とされた駆動信号Cfがソレノイド弁66に送出されて
いる場合、及び、駆動信号Cfがソレノイド弁66に送
出されていない場合には、駆動信号Cfのソレノイド弁
66への送出が行われないようにされて、ライン圧PL
が最小値Pminをとるものとされる。
このようにされることにより、油圧回路部40において
用いられる作動油が比較的低温であるもとで、エンジン
の負荷が比較的小であるとき、即ち、スロットル開度が
比較的小であるときには、ライン圧が最小値をとるもの
とされるので、作動油の粘度が高くなることに起因する
変速ショックを低減できるとともに、エンジンの負荷が
比較的小であるときには、エンジンが発生するトルクが
比較的小であるので、複数の摩擦係合要素の夫々に不所
望な滑りが生じる事態が回避され、また、エンジンの負
荷が比較的大であるとき、即ち、スロットル開度が比較
的大であるときには、ライン圧が最大値をとるものとさ
れるので、複数の摩擦係合要素の夫々に供給される作動
油圧の不足が解消されて、それら摩擦係合要素の夫々に
不所望な滑りが生じる事態が回避され、変速レンジ及び
変速段の切り換えが確実に行われることになる。
上述の如くの制御動作を行うコントロールユニット10
0は、マイクロコンピュータが用いられて構成される
が、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが実行す
るライン圧制御を行うに際してのプログラムの一例を、
第8図〜第11図のフローチャートを参照して説明す
る。
第8図のフローチャートで示されるメインプログラムに
おいては、スタート後、プロセス101において初期設
定を行い、プロセス102において、各種検出信号を取
り込み、ディシジョン103においてイグニッションス
イッチ(IGスイッチ)がオフ状態からオン状態に変化
したか否かを判断し、イグニッションスイッチがオフ状
態からオン状態に変化したと判断された場合には、プロ
セス104において内蔵タイマーをスタートさせて、デ
ィシジョン105に進み、また、ディシジョン103に
おける判断の結果、イグニッションスイッチの状態が変
化していない、従って、既にオン状態にあると判断され
た場合には、そのままディシジョン105に進む。
ディシジョン105においては、検出信号Suがあらわ
す油温Wが値W1以下であるか否かを判断し、油温Wが
値W1より大であると判断された場合には、ディシジョ
ン106において、フラッグFが1であるか否かを判断
し、フラッグFが1であると判断された場合には、プロ
セス107において、フラッグFを零に設定してディシ
ジョン108に進み、また、ディシジョン106におい
てフラッグFが1でないと判断された場合には、そのま
まディシジョン108に進む。そして、ディシジョン1
08においては、変速動作中か否かを判断し、変速動作
中でないと判断された場合には、プロセス109におい
て、第9図のフローチャートで示される如くの定常ライ
ン圧制御プログラムを実行してプロセス102に戻り、
また、変速動作中であると判断された場合にはプロセス
110において、第10図のフローチャートで示される
如くの変速ライン圧制御プログラムを実行してプロセス
102に戻る。一方、ディシジョン105において、油
温Wが値W1以下であると判断された場合には、プロセ
ス112において、第11図に示される如くの低油温用
ライン圧制御プログラムを実行してプロセス102に戻
る。
第9図のフローチャートで示される定常ライン圧制御プ
ログラムにおいては、スタート後、プロセス121にお
いて、検出信号St及びSvがあらわすスロットル開度
Th及び車速Vに基づいて基本ライン圧BLを設定し、
プロセス122において、基本ライン圧BL及び油温W
に基づいてデューティDpを設定し、ディシジョン12
3において、イグニッションスイッチがスタートしてか
ら経過した期間Txが所定の期間Taより大であるか否
かを判断し、経過した期間Txが所定の期間Ta以下で
あると判断された場合には、プロセス125において、
補正係数Hkを、第6図に示される如くに、1より小な
る値に設定してプロセス128に進み、また、経過した
期間Txが所定の期間Taより大であると判断された場
合には、プロセス126においてタイマーをストップし
て、プロセス127において、補正係数Hkを1に設定
した後、プロセス128に進む。プロセス128におい
ては、駆動信号Cfのパルス幅を定めるデューティDF
を、プロセス122で設定されたデューティDpに補正
係数Hkを乗じた値に設定し、プロセス129におい
て、デューティDFに応じたパルス幅を有する駆動信号
Cf形成し、それをソレノイド弁66に送出してこのプ
ログラムを終了する。
第10図のフローチャートで示される変速ライン圧制御
プログラムにおいては、スタート後、ディシジョン14
1において、変速動作がシフトアップ動作か否かを判断
し、シフトアップ動作であると判断された場合には、プ
ロセス142において、シフトアップ動作の態様及び検
出信号Stがあらわすスロットル開度Thに基づき基本
ライン圧BLを設定した後プロセス147に進み、一
方、ディシジョン141において、シフトアップ動作で
はないと判断された場合、従って、変速動作がシフトダ
ウン動作であると判断された場合には、プロセス144
において、シフトダウン動作の態様及び検出信号Srが
あらわすタービン回転数Ntに基づいて基本ライン圧B
Lを設定し、プロセス145において、補正係数Kを、
第5図に示される如くに、スロットル開度THの変化率
ΔTHに応じて設定してプロセス146に進み、プロセ
ス146において、基本ライン圧BLに補正係数Kを乗
じることにより新たな基本ライン圧BLを設定してプロ
セス147に進む。そして、プロセス147からプロセ
ス153に到る各ステップを、第9図において示された
定常ライン圧制御におけるプロセス122からプロセス
129に到る各ステップと同様に実行して、このプログ
ラムを終了する。
第11図のフローチャートで示される低油温用ライン圧
制御プログラムにおいては、スタート後、ディシジョン
161において、検出信号Stがあらわすスロットル開
度Thが値ha以下であるか否かを判断し、スロットル
開度Thが値ha以下であると判断された場合には、デ
ィシジョン162において、フラッグFが1であるか否
かを判断し、フラッグFが1でないと判断された場合に
は、プロセス163においてフラッグFを1に設定して
プロセス164に進み、また、ディシジョン162にお
いて、フラッグFが1であると判断された場合には、そ
のままプロセス164に進む。そして、プロセス164
において、定レベル非パルス信号とされた駆動信号Cf
を形成し、それをソレノイド弁66に送出してこのプロ
グラムを終了する。一方、ディシジョン161におい
て、検出信号Stがあらわすスロットル開度Thが値h
aより大であると判断された場合には、ディシジョン1
65において、検出信号Stがあらわすスロットル開度
Thが値hb以下であるか否かを判断し、スロットル開
度Thが値ha以下であると判断された場合には、プロ
セス166において、フラッグFが1であるか否かを判
断し、フラッグFが1であると判断された場合には、プ
ロセス164を上述と同様に実行してこのプログラムを
終了する。また、ディシジョン165において、検出信
号Stがあらわすスロットル開度Thが値hbより大で
あると判断された場合には、ディシジョン167におい
てフラッグFが1であるか否かを判断し、フラッグFが
1であると判断された場合には、プロセス168におい
て、フラッグFを零に設定してこのプログラムを終了
し、また、ディシジョン167において、フラッグFが
零であると判断された場合、及び、ディシジョン166
においてフラッグFが1でないと判断された場合には、
そのままこのプログラムを終了する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案に係る自動変速機
の油圧制御装置によれば、油温が所定の値以下であるも
とで、エンジンの負荷が比較的小であるときには、ライ
ン圧が最小値とるものとされるので、作動油の粘度が高
くなることに起因する変速ショックを低減することがで
き、しかも、エンジンの負荷が比較的小であるときに
は、エンジンが発生するトルクが比較的小であるので、
変速機構に内蔵された複数の摩擦係合要素の夫々に不所
望な滑りが生じる事態を回避することができる。また、
油温が所定の値以下であるもとで、エンジンの負荷が比
較的大であるときには、ライン圧が最大値をとるものと
されるので、複数の摩擦係合要素の夫々に供給される作
動油圧の不足が解消されて、それら摩擦係合要素の夫々
に不所望な滑りが生じる事態を効果的に回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動変速機の油圧制御装置を実用
新案登録請求の範囲に対応して示す基本構成図、第2図
は本考案に係る自動変速機の油圧制御装置の一例の主要
部を模式的に示す図、第3図は第2図に示される例の動
作説明に供されるシフトパターン線図、第4図は第2図
に示される例における油圧回路部の主要部を示す図、第
5図〜第7図は第2図に示される例の動作説明に供され
る特性図、第8図〜第11図は第2図に示される例のコ
ントロールユニットにマイクロコンピュータが用いられ
る場合における、斯かるマイクロコンピュータが実行す
るプログラムの一例を示すフローチャートである。 図中、10は自動変速機、14はトルクコンバータ、2
0は変速機構、40は油圧回路部、42は作動油圧供給
部、44はライン圧形成部、51はスロットル開度セン
サ、56は油温センサ、66はソレノイド弁、72はレ
ギュレータ弁、75はモジュレータ弁、100はコント
ロールユニットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹本 和雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−133150(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機に備えられる油圧発生源からの
    油圧を調整してライン圧を形成するライン圧形成部と、 上記自動変速機に備えられる変速機構に変速動作を行わ
    せるべく、上記ライン圧形成部からのライン圧を調整し
    て得られる作動油圧を、上記変速機構に内蔵された複数
    の摩擦係合要素に選択的に供給する作動油圧供給部と、 上記ライン圧を生じさせる作動油の温度を検出する油温
    検出手段と、 上記自動変速機に接続されたエンジンの負荷を検出する
    負荷検出手段と、 上記ライン圧形成部に、上記油温検出手段により検出さ
    れた作動油の温度が所定の値以下のもとで、上記負荷検
    出手段により検出された負荷が所定の値より大であると
    き、最大ライン圧を形成させ、上記負荷検出手段により
    検出された負荷が上記所定の値以下であるとき、最小ラ
    イン圧を形成させる制御手段と、 を具備して構成される自動変速機の油圧制御装置。
JP15973188U 1988-12-08 1988-12-08 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Fee Related JPH0631246Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15973188U JPH0631246Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15973188U JPH0631246Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0278855U JPH0278855U (ja) 1990-06-18
JPH0631246Y2 true JPH0631246Y2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=31441188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15973188U Expired - Fee Related JPH0631246Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0631246Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0278855U (ja) 1990-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4742732A (en) Automatic transmission system for a vehicle
JP3301344B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH04312260A (ja) 自動変速機の作動方法
JP3876838B2 (ja) 車両用高加速時変速制御装置
JP2004108545A (ja) 車両用駆動制御装置
JP2856255B2 (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JPH09287654A (ja) 自動変速機の制御装置
US6599215B2 (en) Pre-charge control system of automatic transmission
JPH04312259A (ja) 自動変速機の作動方法
JP3688226B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3364740B2 (ja) 自動変速機のアップシフト制御装置
US20020173406A1 (en) Shift control apparatus of automatic transmissions
JPH09292013A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2004116686A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH05332435A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2761009B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3085028B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH07113408B2 (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JP2774806B2 (ja) ロツクアツプクラツチ付き自動変速機の変速制御装置
JPH02163564A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2837946B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2907501B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0520620B2 (ja)
JP2004293593A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2820434B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees