JPH06313274A - 微多孔質皮膜を有する印刷用基布の製造方法 - Google Patents
微多孔質皮膜を有する印刷用基布の製造方法Info
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- JPH06313274A JPH06313274A JP5123409A JP12340993A JPH06313274A JP H06313274 A JPH06313274 A JP H06313274A JP 5123409 A JP5123409 A JP 5123409A JP 12340993 A JP12340993 A JP 12340993A JP H06313274 A JPH06313274 A JP H06313274A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 予め片面に熱可塑性ポリウレタンの微多孔質
皮膜からなる接着層が形成されたポリエステル繊維基材
に、100%モジュラスが80〜200Kg/cm2で
ある熱可塑性ポリウレタン樹脂を、極性有機溶剤液で溶
解して当該接着層に重ね塗布し、次いで温水中でゲル化
させてから水洗、乾燥することにより、表面剥離強度と
接着強度にすぐれた微多孔質で厚みが30〜70μmの
皮膜を形成する。 【効果】 ポリエステル繊維をベース素材とし、表面剥
離強度と接着強度にすぐれた微多孔質皮膜を有する柔軟
な風合いの印刷用基布が得られる。こうして得られた印
刷用基布は、水性及び油性インク液を使用する印字機に
よる印刷法だけでなく、熱転写インクフィルムを使用す
る熱転写機による印刷法に対してもすぐれた印刷適性を
示すものである。
皮膜からなる接着層が形成されたポリエステル繊維基材
に、100%モジュラスが80〜200Kg/cm2で
ある熱可塑性ポリウレタン樹脂を、極性有機溶剤液で溶
解して当該接着層に重ね塗布し、次いで温水中でゲル化
させてから水洗、乾燥することにより、表面剥離強度と
接着強度にすぐれた微多孔質で厚みが30〜70μmの
皮膜を形成する。 【効果】 ポリエステル繊維をベース素材とし、表面剥
離強度と接着強度にすぐれた微多孔質皮膜を有する柔軟
な風合いの印刷用基布が得られる。こうして得られた印
刷用基布は、水性及び油性インク液を使用する印字機に
よる印刷法だけでなく、熱転写インクフィルムを使用す
る熱転写機による印刷法に対してもすぐれた印刷適性を
示すものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性及び油性インク液
を使用する印字機による印刷法、または熱転写インクフ
ィルムを使用する熱転写印刷機による印刷法に使用され
る印刷用基布に関するものである。
を使用する印字機による印刷法、または熱転写インクフ
ィルムを使用する熱転写印刷機による印刷法に使用され
る印刷用基布に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、被服等の表示ラベルなどの印刷用基布の製造方法と
してナイロン樹脂に塩化カルシウム/メタノール溶剤に
溶解した溶液をナイロン繊維基材に含浸コーティングし
て、水中でゲル化させ、微多孔質のインク吸収層を形成
する方法、またはポリエステル繊維基材にポリアクリル
酸エステル樹脂或いは熱可塑性ポリウレタン樹脂を塗
布、乾燥して無孔質のインク吸収層を形成する方法など
が公知として行なわれている。しかしながら、前者は表
面の微多孔質の強度が弱いため粘着テープ等によって容
易に剥離したり、また連続印刷すると剥離して活字が目
詰りしやすい問題がある。更に、この種のタイプの製品
は、接着性の観点からナイロン繊維基材に限定されてお
り、柔軟な風合いを得ようとして片面に樹脂層を形成す
るとカールしやすく、また含浸コーティングしてもナイ
ロン繊維基材自体が吸湿しやすいので寸法安定性に問題
がある上、ビニール感が極めて強く、風合いも硬質で高
級感に欠けている等の欠点があった。後者は、生産性が
高く、製造コストは低いが無孔質であるためインクの吸
収性に欠けており、インクの種類、印圧、乾燥などの印
刷条件が限定されているのが実態である。
り、被服等の表示ラベルなどの印刷用基布の製造方法と
してナイロン樹脂に塩化カルシウム/メタノール溶剤に
溶解した溶液をナイロン繊維基材に含浸コーティングし
て、水中でゲル化させ、微多孔質のインク吸収層を形成
する方法、またはポリエステル繊維基材にポリアクリル
酸エステル樹脂或いは熱可塑性ポリウレタン樹脂を塗
布、乾燥して無孔質のインク吸収層を形成する方法など
が公知として行なわれている。しかしながら、前者は表
面の微多孔質の強度が弱いため粘着テープ等によって容
易に剥離したり、また連続印刷すると剥離して活字が目
詰りしやすい問題がある。更に、この種のタイプの製品
は、接着性の観点からナイロン繊維基材に限定されてお
り、柔軟な風合いを得ようとして片面に樹脂層を形成す
るとカールしやすく、また含浸コーティングしてもナイ
ロン繊維基材自体が吸湿しやすいので寸法安定性に問題
がある上、ビニール感が極めて強く、風合いも硬質で高
級感に欠けている等の欠点があった。後者は、生産性が
高く、製造コストは低いが無孔質であるためインクの吸
収性に欠けており、インクの種類、印圧、乾燥などの印
刷条件が限定されているのが実態である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの欠点
を改善した、表面剥離強度にすぐれ柔軟な風合いを有
し、水性及び油性インク液を使用する印字機による印刷
法、または熱転写インクフィルムを使用する熱転写印刷
機による印刷法に適したインク転移性にすぐれた印刷用
基布の製造方法を提供するものである。
を改善した、表面剥離強度にすぐれ柔軟な風合いを有
し、水性及び油性インク液を使用する印字機による印刷
法、または熱転写インクフィルムを使用する熱転写印刷
機による印刷法に適したインク転移性にすぐれた印刷用
基布の製造方法を提供するものである。
【0004】すなわち、本発明は予め片面に接着層が形
成されたポリエステル繊維基材に100%モジュラスが
80〜200Kg/cm2である熱可塑性ポリウレタン
樹脂を極性有機溶剤液で溶解して当該接着層に重ね塗布
し、次いで温水中でゲル化させてから水洗、乾燥するこ
とにより、表面剥離強度と接着強度にすぐれた微多孔質
で厚みが30〜70μmの皮膜を形成する。当該接着層
は熱可塑性ポリウレタン樹脂からなりポリイソシアネー
ト架橋剤を0.3〜2重量%含有せしめて極性有機溶剤
液で溶解して塗布し、ついで温水中でゲル化させてか
ら、水洗、乾燥することから形成される厚みが5〜15
μmの微多孔質皮膜である。
成されたポリエステル繊維基材に100%モジュラスが
80〜200Kg/cm2である熱可塑性ポリウレタン
樹脂を極性有機溶剤液で溶解して当該接着層に重ね塗布
し、次いで温水中でゲル化させてから水洗、乾燥するこ
とにより、表面剥離強度と接着強度にすぐれた微多孔質
で厚みが30〜70μmの皮膜を形成する。当該接着層
は熱可塑性ポリウレタン樹脂からなりポリイソシアネー
ト架橋剤を0.3〜2重量%含有せしめて極性有機溶剤
液で溶解して塗布し、ついで温水中でゲル化させてか
ら、水洗、乾燥することから形成される厚みが5〜15
μmの微多孔質皮膜である。
【0005】更に本発明を詳細に述べる。本発明に係わ
る印刷用基布の繊維基材は、ポリエステル繊維であり、
織物或いは不織布であっても良い。
る印刷用基布の繊維基材は、ポリエステル繊維であり、
織物或いは不織布であっても良い。
【0006】本発明で用いる接着層用の樹脂溶液は、熱
可塑性ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート架橋剤及
び極性有機溶剤液とを混合して使用する。熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂としてはエステル系またはエーテル系等が
使用できる。またポリイソシアネート架橋剤の使用量と
しては0.3〜2重量%、好ましくは0.6〜1.3重
量%の割合で使用することが望ましい。使用量が0.3
重量%未満であれば布帛に対する樹脂の接着力が乏し
く、逆に2重量%を超えると風合いが硬化するので好ま
しくない。
可塑性ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート架橋剤及
び極性有機溶剤液とを混合して使用する。熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂としてはエステル系またはエーテル系等が
使用できる。またポリイソシアネート架橋剤の使用量と
しては0.3〜2重量%、好ましくは0.6〜1.3重
量%の割合で使用することが望ましい。使用量が0.3
重量%未満であれば布帛に対する樹脂の接着力が乏し
く、逆に2重量%を超えると風合いが硬化するので好ま
しくない。
【0007】本発明で使用するポリイソシアネート架橋
剤としては、ジイソシアネート架橋剤、トリイソシアネ
ート架橋剤等のイソシアネート基を2個以上有する化合
物が挙げられ、例えば、2,4−(2,6−)トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4,−ジイ
ソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等のジイソシアネート架橋剤及びこれらのジイ
ソシアネート架橋剤3モルと活性水素を3個有する化合
物、たとえばトリメチロールプロパン、グリセリン等1
モルとの付加反応によって得られるトリイソシアネート
架橋剤等から任意に選択できる。
剤としては、ジイソシアネート架橋剤、トリイソシアネ
ート架橋剤等のイソシアネート基を2個以上有する化合
物が挙げられ、例えば、2,4−(2,6−)トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4,−ジイ
ソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等のジイソシアネート架橋剤及びこれらのジイ
ソシアネート架橋剤3モルと活性水素を3個有する化合
物、たとえばトリメチロールプロパン、グリセリン等1
モルとの付加反応によって得られるトリイソシアネート
架橋剤等から任意に選択できる。
【0008】本発明で用いる表皮層用の樹脂溶液は、熱
可塑性ポリウレタン樹脂、界面活性剤および極性有機溶
剤液を混合して使用する。熱可塑性ポリウレタン樹脂と
してはエステル系またはエーテル系等が使用できるが、
100モジュラスが80〜200Kg/cm2、好まし
くは100〜150Kg/cm2であることが望まし
い。80Kg/cm2未満であれば、形成される皮膜表
面に粘着が生じるため、インク液を使用する印字機にて
印刷する際、基布が印板に付着しやすくなり走行性が悪
くなる。逆に、200Kg/cm2を超えると風合いが
硬化するので好ましくない。さらに、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂としては、160〜200℃の軟化点を持つも
のを選択する。200℃を超えると熱転写印刷性が低下
するので好ましくない。界面活性剤としては、通常市販
されている非イオン系界面活性剤を0.6〜4重量%使
用する。
可塑性ポリウレタン樹脂、界面活性剤および極性有機溶
剤液を混合して使用する。熱可塑性ポリウレタン樹脂と
してはエステル系またはエーテル系等が使用できるが、
100モジュラスが80〜200Kg/cm2、好まし
くは100〜150Kg/cm2であることが望まし
い。80Kg/cm2未満であれば、形成される皮膜表
面に粘着が生じるため、インク液を使用する印字機にて
印刷する際、基布が印板に付着しやすくなり走行性が悪
くなる。逆に、200Kg/cm2を超えると風合いが
硬化するので好ましくない。さらに、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂としては、160〜200℃の軟化点を持つも
のを選択する。200℃を超えると熱転写印刷性が低下
するので好ましくない。界面活性剤としては、通常市販
されている非イオン系界面活性剤を0.6〜4重量%使
用する。
【0009】本発明で用いる接着層および表皮層用の樹
脂溶液を調整するための極性有機溶剤液としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、テトラヒ
ドロフラン等が使用できるがジメチルホルムアミドが最
も好ましい。予め熱カレンダー処理或いは撥水処理を施
した繊維基材の片面に前記の接着層用の樹脂溶液をフロ
ーティングナイフコーターもしくはグラビアコーターを
用いたコーティング法により形成される皮膜厚みが5〜
15μmとなるように塗布し、次いで、温水中でゲル化
させてから、水洗、乾燥する。その後、接着層の上に前
記の表皮層用の樹脂溶液をナイフオーバーロールコータ
ー、リバースロールコーターもしくはコンマコーターを
用いたコーティング法により形成される皮膜厚みが30
〜70μmとなるように塗布し、温水中にてゲル化す
る。温水中でゲル化せしめた後、布帛を湯洗し、残留し
ている溶剤を除去する。湯洗後、乾燥する。
脂溶液を調整するための極性有機溶剤液としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、テトラヒ
ドロフラン等が使用できるがジメチルホルムアミドが最
も好ましい。予め熱カレンダー処理或いは撥水処理を施
した繊維基材の片面に前記の接着層用の樹脂溶液をフロ
ーティングナイフコーターもしくはグラビアコーターを
用いたコーティング法により形成される皮膜厚みが5〜
15μmとなるように塗布し、次いで、温水中でゲル化
させてから、水洗、乾燥する。その後、接着層の上に前
記の表皮層用の樹脂溶液をナイフオーバーロールコータ
ー、リバースロールコーターもしくはコンマコーターを
用いたコーティング法により形成される皮膜厚みが30
〜70μmとなるように塗布し、温水中にてゲル化す
る。温水中でゲル化せしめた後、布帛を湯洗し、残留し
ている溶剤を除去する。湯洗後、乾燥する。
【0010】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて更に詳しく説
明する。
明する。
【0011】実施例 ポリエステル織布(ポリエステル100%、経糸50d
/24f、緯糸75d/36fのタフタ)を用意し、こ
れに通常の方法で精練及びセットを行なった後、フッ素
系撥水剤エマルジョンのアサヒガード730(旭硝子
(株)製品)3%水溶液でパディング(絞り率35%)
し、130℃にて1分間の熱処理を行なった。次に、下
記処方Aに示す樹脂溶液をフローティングナイフコータ
ーを使用して形成される皮膜厚みが10μmとなるよう
に塗布した後、温水中でゲル化、湯洗、乾燥させた。 続
いて、下記処方Bに示す樹脂溶液をナイフオーバーロー
ルコーターを使用して形成される皮膜厚みが50μmと
なるように塗布した後、温水中に2分間浸漬し、樹脂分
をゲル化させた。続いて温水中で10分間洗浄した後乾
燥を行ない本発明の印刷用基布を得た。得られた印刷用
基布について性能の測定、評価を行ない、その結果を表
1に示した。 処方A クリスボン8006HV 100重量部 (熱可塑性ポリウレタン樹脂、 100%モジュラス:35Kg/cm2、 大日本インキ化学工業(株)製品) レザミンX−100架橋剤 1.5重量部 (ポリイソシアネート架橋剤、 大日精化工業(株)製品) ジメチルホルムアミド 50重量部 処方B クリスボン1846EL 100重量部 (熱可塑性ポリウレタン樹脂、 100%モジュラス:90Kg/cm2、 大日本インキ化学工業(株)製品) クリスボンアシスターSD−7 2重量部 (非イオン系界面活性剤、 大日本インキ化学工業(株)製品) ジメチルホルムアミド 50重量部
/24f、緯糸75d/36fのタフタ)を用意し、こ
れに通常の方法で精練及びセットを行なった後、フッ素
系撥水剤エマルジョンのアサヒガード730(旭硝子
(株)製品)3%水溶液でパディング(絞り率35%)
し、130℃にて1分間の熱処理を行なった。次に、下
記処方Aに示す樹脂溶液をフローティングナイフコータ
ーを使用して形成される皮膜厚みが10μmとなるよう
に塗布した後、温水中でゲル化、湯洗、乾燥させた。 続
いて、下記処方Bに示す樹脂溶液をナイフオーバーロー
ルコーターを使用して形成される皮膜厚みが50μmと
なるように塗布した後、温水中に2分間浸漬し、樹脂分
をゲル化させた。続いて温水中で10分間洗浄した後乾
燥を行ない本発明の印刷用基布を得た。得られた印刷用
基布について性能の測定、評価を行ない、その結果を表
1に示した。 処方A クリスボン8006HV 100重量部 (熱可塑性ポリウレタン樹脂、 100%モジュラス:35Kg/cm2、 大日本インキ化学工業(株)製品) レザミンX−100架橋剤 1.5重量部 (ポリイソシアネート架橋剤、 大日精化工業(株)製品) ジメチルホルムアミド 50重量部 処方B クリスボン1846EL 100重量部 (熱可塑性ポリウレタン樹脂、 100%モジュラス:90Kg/cm2、 大日本インキ化学工業(株)製品) クリスボンアシスターSD−7 2重量部 (非イオン系界面活性剤、 大日本インキ化学工業(株)製品) ジメチルホルムアミド 50重量部
【0012】比較例 ナイロン織布(6−ナイロン100%、経糸70d/1
2f、緯糸70d/24fのタフタ)の両面に、下記配
合のナイロン樹脂塗料を,塗布量が120g/m2とな
るように含浸塗布する。これを水中に5分間浸漬し、次
いで水洗、乾燥して印刷用基布を得た。 6−ナイロン 20部 メチルアルコール 50部 塩化カルシウム 25部 炭酸カルシウム 10部
2f、緯糸70d/24fのタフタ)の両面に、下記配
合のナイロン樹脂塗料を,塗布量が120g/m2とな
るように含浸塗布する。これを水中に5分間浸漬し、次
いで水洗、乾燥して印刷用基布を得た。 6−ナイロン 20部 メチルアルコール 50部 塩化カルシウム 25部 炭酸カルシウム 10部
【0013】これらの実施例、及び比較例で得られた印
刷用基布の接着強度、表面剥離強度及び風合いを次のよ
うにして試験した。 (1)接着強度 JIS K−6328の「ゴム引き布のゴム層と布層ま
たは布層と布層との密着強さ試験方法」に従って試験す
る。 (2)表面剥離強度 印刷用基布の樹脂皮膜表面に幅1.8cm,長さ5cm
のセロテープ(積水化学工業(株)製、品番:252)
を圧力3Kg/cm2で圧着し、しかる後セロテープを
印刷用基布から剥離し、セロテープ側に付着して剥ぎと
られた樹脂皮膜の量をセロテープの透明度で判定する。 判定基準 ○:ほぼ透明である(剥離がほとんどな
い状態) ×:白く濁る(剥離した状態) (3)風合い 判定基準 ○:柔軟な手触り感 ×:硬い手触り感 (4)印刷適性 (イ)熱転写印刷機における印刷適性:印刷機は東京電
気(株)製のB−30−HTを使用し、インクリボンは
同社のハイテクリボンを使用して印刷用基布に印字し、
印字された文字の鮮明さで判定する。 判定基準 ○:鮮明である ×:鮮明でない (ロ)インク液を使用する印刷機における印刷適性:印
刷機は(株)西部フタバラベルマシン製のクイッカーF
PM−3を使用し、インクは大日本インキ化学工業
(株)のFTスミNO2にて印刷基布に印字し、印字さ
れた文字の鮮明さで判定する。 判定基準 ○:鮮明である ×:鮮明でない 結果を第1表に示す。
刷用基布の接着強度、表面剥離強度及び風合いを次のよ
うにして試験した。 (1)接着強度 JIS K−6328の「ゴム引き布のゴム層と布層ま
たは布層と布層との密着強さ試験方法」に従って試験す
る。 (2)表面剥離強度 印刷用基布の樹脂皮膜表面に幅1.8cm,長さ5cm
のセロテープ(積水化学工業(株)製、品番:252)
を圧力3Kg/cm2で圧着し、しかる後セロテープを
印刷用基布から剥離し、セロテープ側に付着して剥ぎと
られた樹脂皮膜の量をセロテープの透明度で判定する。 判定基準 ○:ほぼ透明である(剥離がほとんどな
い状態) ×:白く濁る(剥離した状態) (3)風合い 判定基準 ○:柔軟な手触り感 ×:硬い手触り感 (4)印刷適性 (イ)熱転写印刷機における印刷適性:印刷機は東京電
気(株)製のB−30−HTを使用し、インクリボンは
同社のハイテクリボンを使用して印刷用基布に印字し、
印字された文字の鮮明さで判定する。 判定基準 ○:鮮明である ×:鮮明でない (ロ)インク液を使用する印刷機における印刷適性:印
刷機は(株)西部フタバラベルマシン製のクイッカーF
PM−3を使用し、インクは大日本インキ化学工業
(株)のFTスミNO2にて印刷基布に印字し、印字さ
れた文字の鮮明さで判定する。 判定基準 ○:鮮明である ×:鮮明でない 結果を第1表に示す。
【0014】
【発明の効果】本発明の印刷用基布は、ポリエステル繊
維をベース素材とした表面剥離強度と接着強度にすぐれ
た微多孔質皮膜を有する柔軟な風合いのものであって、
水性及び油性インク液を使用する印字機による印刷法だ
けでなく、熱転写インクフィルムを使用する熱転写機に
よる印刷法に対してもすぐれた印刷適性を示すものであ
る。
維をベース素材とした表面剥離強度と接着強度にすぐれ
た微多孔質皮膜を有する柔軟な風合いのものであって、
水性及び油性インク液を使用する印字機による印刷法だ
けでなく、熱転写インクフィルムを使用する熱転写機に
よる印刷法に対してもすぐれた印刷適性を示すものであ
る。
【表1】
【図1】本発明印刷用基布の断面図である。
【符号の説明】 1…表皮層 2…接着層 3…繊維基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:32 (72)発明者 上端 義暢 石川県金沢市玉鉾4丁目111番地 倉庫精 練株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 予め片面に接着層が形成されたポリエス
テル繊維基材に100%モジュラスが80〜200Kg
/cm2である熱可塑性ポリウレタン樹脂を極性有機溶
剤液で溶解して当該接着層に重ね塗布し、次いで温水中
でゲル化させてから水洗、乾燥することにより、表面剥
離強度と接着強度にすぐれた微多孔で厚みが30〜70
μmの皮膜を形成することを特徴とする印刷用基布の製
造方法。 - 【請求項2】請求項1の接着層が熱可塑性ポリウレタン
樹脂からなりポリイソシアネート架橋剤を0.3〜2重
量%含有せしめて極性有機溶剤液で溶解して塗布し、次
いで温水中でゲル化させてから、水洗、乾燥することに
より形成される厚みが5〜15μmの微多孔質皮膜であ
ることを特徴とする微多孔質皮膜を有する印刷用基布の
製造方法。 - 【請求項3】請求項1の接着強度が300〜400g/
cmであることを特徴とする印刷用基布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12340993A JP3259078B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 微多孔質皮膜を有する印刷用基布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12340993A JP3259078B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 微多孔質皮膜を有する印刷用基布の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06313274A true JPH06313274A (ja) | 1994-11-08 |
| JP3259078B2 JP3259078B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=14859847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12340993A Expired - Lifetime JP3259078B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 微多孔質皮膜を有する印刷用基布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259078B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0965681A1 (en) * | 1998-06-16 | 1999-12-22 | Seiren Co., Ltd | Polyester fabric for ink jet recording and process for manufacturing the same |
| KR100892303B1 (ko) * | 2008-03-22 | 2009-04-08 | 전상범 | 산업자재용 실사원단 제조방법 및 그 실사원단 |
| JP2011084051A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Dynic Corp | 表示ラベル |
| JP2011168906A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Dynic Corp | 紫外線硬化型インクジェット印刷用素材 |
| CN102965912A (zh) * | 2012-11-20 | 2013-03-13 | 江南大学 | 适用棉型织物热转移印花碱性反应型硅钛溶胶制备方法 |
| CN107604663A (zh) * | 2017-09-26 | 2018-01-19 | 成都新柯力化工科技有限公司 | 一种用于运动服的高仿棉纤维及制备方法 |
| KR20200023818A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 오정환 | 미네랄안료를 이용한 직편물의 전사 인쇄 방법 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP12340993A patent/JP3259078B2/ja not_active Expired - Lifetime
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