JPH06313285A - 古紙のパルプ化方法 - Google Patents

古紙のパルプ化方法

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JPH06313285A
JPH06313285A JP11927093A JP11927093A JPH06313285A JP H06313285 A JPH06313285 A JP H06313285A JP 11927093 A JP11927093 A JP 11927093A JP 11927093 A JP11927093 A JP 11927093A JP H06313285 A JPH06313285 A JP H06313285A
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paper
pieces
chamber
waste paper
pulper
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Tokushichi Yamazaki
徳七 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 古紙原料中に、牛乳パックやプラスチックフ
ィルムとのラミネート紙が混合しても、又、段ボール箱
に入った機密文書を段ボール箱ごとでも処理して抄紙用
の繊維を回収できるようにする。 【構成】 パルパー31に古紙原料を水、苛性ソーダ、
脱墨剤等と共に供給し、パルパーにより上記古紙原料を
次工程に流送できる程度の大きさに破砕して排出し、排
出された破砕紙片を脱水して熟成タワー33に投入し、
タワー内に10〜20時間程度、堆積貯溜して紙片を膨
潤化させることによりその大部分をパルプ化させ、次い
で熟成タワーの底部からパルプ及び膨潤した破砕紙片を
引出し、次の除塵、精選工程37,38,39に流送し
て離解、精選する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来の原料はもちろ
ん再生が困難な牛乳パックや、プラスチックフィルムを
ラミネートした古紙でも、又、段ボール箱に入れられた
機密文書を段ボール箱ごと処理して抄紙用繊維を回収す
る古紙のパルプ化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞紙、雑誌、事務用紙などの一般古紙
を抄紙用繊維に再生するには、直径2〜3mmの円孔を
多数有するストレーナを備えたパルパーに古紙を苛性ソ
ーダ、脱墨剤と一緒に供給し、ストレーナ上面に摺接し
て高速回転する離解翼が紙をストレーナにこすり付ける
摺り潰し作用と、離解翼の回転でパルパー内に発生する
乱流の剪断作用とで紙を粗離解し、ストレーナの下方で
離解翼と一体に回転するポンプランナによって粗離解繊
維をストレーナの孔から下に引込み、外に排出し、これ
を脱墨精選して抄紙用繊維にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した一般古紙をパ
ルパーで粗離解する場合でも雑誌の綴じ金具、新聞紙や
雑誌を束ねていた紐などの夾雑物がパルパー中に多量に
残溜するので、時々は運転を中断し、パルパー内に作業
員が入って溜った夾雑物を外に取出す洗浄を行わねばな
らない。そして、牛乳パックや、プラスチックフィルム
をラミネートした古紙をパルパーで処理すると、牛乳パ
ックの場合は紙がアルミ箔に接着しているため、又、プ
ラスチックフィルムとのラミネート紙の場合は紙がプラ
スチックフィルムに接着しているため、紙を粗離解する
ことが困難である。又、段ボール箱に入れた機密文書を
段ボール箱ごとパルパーに供給した場合は、それらが離
解繊維になるまでは非常に長い時間がかゝる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、古紙原
料中に牛乳パックやプラスチックフィルムとのラミネー
ト紙が含まれていても、又、段ボール箱に入った機密文
書を段ボール箱ごと供給しても、容易に抄紙用繊維を、
回収できるようにしたパルプ化方法に関するもので、パ
ルパーに古紙原料を水、苛性ソーダ、脱墨剤等と共に供
給し、パルパーにより上記古紙原料を次工程に流送でき
る程度の大きさに破砕して排出し、排出された破砕紙片
を脱水して熟成タワーに投入し、タワー内に10〜20
時間程度、堆積貯溜して紙片を膨潤化させることにより
その大部分をパルプ化させ、次いで熟成タワーの底部か
ら膨潤した破砕紙片を引出し、次の除塵、精選工程に流
送して離解、精選することを特徴とする。
【0005】
【実施例】パルパーのストレーナの孔は、通常は直径2
〜3mmであるが、本発明では例えば直径70〜80m
m程度の円孔、楕円孔をストレーナが有するパルパー3
1でも良く、従来のパルパーが行っていた離解を殆ど行
わず、水、苛性ソーダ、脱墨剤等と一緒に供給される古
紙をストレーナ上で高速回転する離解翼と、離解翼の回
転により生じる乱流の剪断作用とで上記ストレーナの直
径70〜80mm程度の円孔、楕円孔を通過できる大き
さに破砕する。このようにパルパー31では古紙を主に
破砕するだけなので、牛乳パックやプラスチックフィル
ムとのラミネート紙であっても、容易に小片になる。
又、機密文書入りの段ボール箱の場合は、段ボール箱
も、中の機密文書も矢張り容易に小片になる。そして、
ストレーナの孔は直径70〜80mmもあるので、紙を
綴じている綴じ金具、束ねていた紐、まぎれ込んでいる
ジュース等の空き缶、その他の雑多な夾雑物もストレー
ナの孔を通過し、破砕紙片と一緒にパルパーから外に排
出される。このことは、パルパーの運転を中断し、内部
に溜る夾雑物を外に取出す洗浄作業を行う必要性が殆ど
解消することを意味する。
【0006】パルパー31から排出される破砕紙片はポ
ンプP1 でスクリュープレス32に供給し、こゝで脱
水、濃縮して容積を小さくし、熟成タワー33に上から
投入する。熟成タワー内で10〜20時間、堆積、貯溜
することによりその間、破砕紙片を膨潤化してその大部
分をパルプ化し、且つ付着するインク成分を遊離し易く
すると共にラミネートされたアルミ箔、プラスチックフ
ィルムも剥れ易くする。10〜20時間経過後に熟成タ
ワーの底部からパルプ及び膨潤化した破砕紙片をポンプ
2 で吸出してスクリュープレス34に供給し、脱墨剤
を含む液を脱水、濃縮して稀釈槽35に投入し、稀釈槽
35からポンプP3 でサイクロン36に供給し、含まれ
ている金属、例えばホチキスの針、バインダー金具、空
き缶等を除去して第1セパレータ37に供給する。尚、
ポンプP2 で熟成タワーの底部から吸出した破砕紙片は
直接サイクロン36に供給してもよい。尚、膨潤化した
破砕紙片は、大部分は既にパルプ化されているが熟成タ
ワーから吸出すポンプP2 を通過する際、脱墨剤を脱水
するスクリュープレス34を通過する際、サイクロンに
供給するためポンプP3 を通過する際に離解作用を受
け、これに加え後述の第1セパレータのウェッジワイヤ
11に近接して回転する離解翼によっても離解作用を受
けるため、第1セパレータでは多量の離解繊維を回収す
ることができる。
【0007】第1セパレータ37は直径2〜3mm程度
の孔を多数有する多孔板と、幅0.1〜0.2mm程度
のスリットを有するスクリーンとを備え、供給される古
紙原料100部中スクリーンを通過する繊維を例えば6
0部を回収し、多孔板を通過しない夾雑物等を含む原料
35部と、スクリーンを通過しない原料5部を排出す
る。多孔板を通過しない原料35部を、次に直径4〜5
mm程度の孔を多数有する多孔板を備えた第2セパレー
タ38に供給し、その孔を通過し得ない原料を29部排
出し、残りの6部と、第1セパレータのスクリーンを通
過しない原料5部を第3セパレータ39に供給する。第
3セパレータは第1セパレータと同程度のスリットを有
するスクリーンを備え、これにより供給される11部の
原料からスリットを通過した繊維10部を回収し、通過
し得ない原料1部を排出する。そして、第1セパレータ
37で回収した繊維60部と第3セパレータ39で回収
した繊維10部の合計70部は次の処理工程、例えば脱
墨用浮上分離工程に供給する。
【0008】図2,3,4は第1セパレータであって、
これは本出願人が特願平3−297707号で提案した
が、その概要を述べると次の通りである。3は両端が閉
じた固定の横型円筒胴、1と2は上記横型円筒胴3の内
部を軸方向の三つの室、即ち、一端の第1室I、他端の
第3室III、中間の第2室IIに仕切る第1と第2の
劃壁である。上記第1室Iには、膨潤化した粗離解紙片
を含む紙料液の供給管5と、該紙料液中に含まれる夾雑
物の大部分を排出する排塵管6とが接線方向に接続して
ある。又、第2室IIには除塵管7、第3室IIIには
紙料の取出管8が接続してある。これらの管5,6,
7,8は各室に対し接線方向に接続されている。第1劃
壁1は等大の扇形開口1′を円周方向に6つ、同心状に
有し、その各扇形開口1′の、第1室Iに面する縁には
直径約2.5mmの円形小孔を無数に有する扇形板9を
取外し可能に取付け、該扇形板9で扇形開口1′を塞い
である。第1劃壁に対する円形小孔10の開口率は約3
0%である。又、第2劃壁2は、同様に等大の扇形開口
2′を円周方向に6つ、同心状に有し、その各扇形開口
2′の、第2室IIに面する縁にはほゞ放射状にウェッ
ジワイヤ11を細隙を保って平行に取付け、ウェッジワ
イヤの細隙により溝幅約0.13〜0.2mmのスリッ
ト12を無数に設けてあり、第2室II内には三角形断
面の上記ウェッジワイヤ11の平らな底辺が向いている
(図4参照)。第2劃壁に対するスリット12の開口率
は30〜40%である。
【0009】そして、第3室IIIの中心部を通り円筒
胴3の外から円筒胴の第2劃壁2、第2室II、第1劃
壁1の中心部を貫通する回転横軸13を設け、この回転
横軸13には第1室I内で第1劃壁1に近接して回転
し、第1劃壁の円孔10に詰ろうとする夾雑部を払い除
く払塵翼14と、第2室IIの内部で第2劃壁2に近接
して回転する離解翼15とが取付けてある。上記払塵翼
14は、図3の上半に一部を示したように、回転方向
(矢印)に対して円弧状に後退した2枚の鎌形翼片14
a,14aからなる。又、離解翼15はパルパーの離解
用ロータ翼とほゞ同じで、ほゞ放射状に突出する円周方
向に等間隔の3つの離解翼片15aを有し、各離解翼片
15aは、回転方向に向いた縁部を包むコ字形断面形状
にステライト等の硬質金属合金による厚さ2mm程度の
肉盛り層16が設けてある。尚、17は回転横軸13の
軸受台、18は回転動力を回転横軸13に伝達するため
該軸に固定したプーリで、劃壁1,2の直径が約1m2
0cmの場合、回転横軸13は300〜400RPMで
回転する。
【0010】回転横軸13を回転駆動し、膨潤化した粗
離解紙片を含む紙料液を供給管5で横型円筒胴3の一端
の第1室Iに供給すると、第1劃壁1の円形小孔10に
詰ろうとする夾雑物は回転する払塵翼14ではね飛ばし
て劃壁1から離し、円形小孔10を潜り得ない他の夾雑
物と共に排塵管6に流入する紙料液の一部と一緒に第1
室Iから外に排出し、第2セパレータに供給する。
【0011】第1劃壁の円形小孔10を潜った細かい夾
雑物のうち、第2劃壁2の微小溝幅(0.13mm)の
スリット12に詰ろうとする夾雑物は該壁に近接して回
転する離解翼15で第2劃壁から離し、他の残りの細か
い夾雑物と共に除塵管7に流入する紙料液の一部と一緒
に第2室から排出し、第3セパレータに供給する。そし
て、第1室から第2室に流入した粗離解紙片は離解翼1
5に触れて細分化されると共に、離解翼の回転で発生す
る乱流により繊維状に離解され、スリット12を通過す
る際にスリットに接して回転移動する離解翼15で摺ら
れて精選紙料となり、第3室に接続した取出管8から取
出され、浮上分離装置などのその後の工程に流送され
る。尚、スリット12を形成するウェッジワイヤ11
は、前述のように平らな底片が第2室II内に向いてい
るため、水圧や夾雑物によってスリットの溝幅が拡げら
れることはない。
【0012】圧力損失の見地からすると、第2室IIと
第3室IIIとを仕切る第2劃壁2のスリット12の溝
幅は微小(0.13〜0.2mm)であるため、第1室
から第2室を経て第3室に流入する紙料液の流れに対し
て抵抗になり、第1劃壁1の円形小孔10を通じ第2室
に流入しようとする第1室内の紙料液は室内で滞流し、
同様に第2劃壁2のスリット12を通じ第3室に流入し
ようとする第2室内の紙料液は室内で滞流する。従っ
て、第1劃壁1の円形小孔10の直径は、従来の第1段
セパレータのスリットや丸孔より小さいにかゝわらず、
第1室内で滞流する紙料液中の夾雑物は、払塵翼14の
回転で撹拌され、円形小孔10に詰まろうとして近付い
た大きな夾雑物は払塵翼で第1劃壁1から離され、こう
して円形小孔10を潜り得ない夾雑物は、排塵管6に流
入する一部の紙料液と共に第1室Iから外にスムースに
排出され、圧力損失を高めない。この第1室Iから排塵
管6で排出されて第2セパレータに供給される夾雑物
は、第1室中に流入する紙料液中の夾雑物の約80%程
度であり、劃壁のスリット又は丸孔を段階的に小さくし
た従来の三台のセパレータが排出する夾雑物の合計量に
匹敵する。第1劃壁1の円形小孔10を通って第2室I
Iに入り、室内で滞流する紙料液中の夾雑物も、同様に
離解翼15の回転で撹拌され、スリット12に詰まろう
として近寄った夾雑物は第2劃壁2から離され、こうし
て、スリット12を通り得ない夾雑物は、除塵管7に流
入する紙料液の一部と共にスムースに室外に排出され、
圧力損失を高めない。第3室IIIからの紙料液の流出
圧力が0.65kg/cm2 のとき、第1室Iへの紙料
液の流入圧力は0.7kg/cm2 であり、第3室から
の流出圧力が0.9kg/cm2 のとき第1室への流入
圧力は1.0kg/cm2 であって、圧力損失は0.0
5〜0.1kg/cm2 しか高まらない。尚、排塵管
6、及び取出管8には夫々開度の調節可能な流量制御弁
(図示せず)を接続して置くが、これらの制御弁は運転
の当初に第1室への紙料液の流入圧力、第3室からの紙
料液の流出圧力が所定の圧力損失を示す値となるように
調節すれば、その後は圧力損失は殆ど変動しないため調
節する必要がない。
【0013】そして、この第2室II内では離解翼15
の回転で乱流が生じ、紙料液中の膨潤化した紙片は離解
翼に触れて細分化される以外に、上記乱流の剪断作用で
裂かれて繊維状に離解され、スリット12を通り抜ける
か、スリットを通れないものはスリットに接して回転移
動する離解翼で摺られ、スリットを通れるようになって
スリットを通り抜け、紙料液と共に第3室IIIに入っ
て取出管8から取出され、第3セパレータのスリットを
通過した物と一緒に浮上分離工程などに流送される。
【0014】尚、回転横軸13が貫通する第1劃壁1の
中心部には、払塵翼14を取付けた該軸13の端部を内
周に嵌合した軸受筒部19を設け、回転横軸13を振れ
止めする。又、回転横軸13が貫通する第2劃壁2の中
心部には内周筒20を設け、内周筒20と回転横軸13
の貫通部との間にはパッキンを介装してシールを行な
う。そして、回転横軸13を軸受台17上に固定する軸
受21には該横軸13と平行な前後方向の細長孔22を
設け、この細長孔に通したボルト23で軸受21を軸受
台17上に固定すると共に、軸受台17には軸受21に
前後から当接する調節ボルト24,24′を設け、ボル
ト23を弛め、調節ボルト24,24′により軸受21
を前後方向に移動して第1劃壁1と払塵翼14、及び第
2劃壁2と離解翼15の間隔を調整可能にして置く。
【0015】このようにこの第1セパレータは、横型円
筒胴の内部を第1,第2の劃壁により軸方向の3つの室
に仕切って膨潤した粗離解紙片を含む紙料液を第1室か
ら第2室を経て第3室に流すようにし、第1劃壁には多
数の小孔、第2劃壁に微細溝幅の多数のスリットを設
け、この第2劃壁のスリットを紙料液の流れに対する抵
抗とすることで第1室、及び第2室内で紙料液を滞流さ
せ、第1室内では紙料液中に含まれる大部分の夾雑物
を、第2室内では夾雑物の残りを、圧力損失の増大をき
たすことなくスムースに分離、除去する。このため、従
来は孔の直径が順次小さい3〜4台のセパレータを直列
に接続していた除塵を1台のセパレータで行うことがで
きる。そして、圧力損失の変動は殆ど生じないため、常
時、圧力損失の変動を監視し、限界以上に高くなったら
取出管側の流量制御弁の開度を小にして圧力損失を下
げ、圧力損失が下がったら制御弁の開度を元に戻す手数
が省ける。更に、第2室中で第2劃壁に近接して回転す
る離解翼と、該第2劃壁の微小溝幅のスリットとの協同
作用により粗離解紙片は該スリットを通過する繊維状に
離解されるので多量の離解繊維を回収することができ
る。
【0016】上記第1セパレータの第1室の排塵管6か
ら排出される夾雑物を含む原料は、直径4.3mmの孔
を多数有する多孔板を備えた通常のセパレータである2
台の第2セパレータ37に分岐して供給し、上記孔を通
過し得ないプラスチックフィルム片、アルミ箔片を排出
し、孔を通過した原料と、第1セパレータの第2室の除
塵管7から排出される原料は幅0.13mm程度のスリ
ットを有するスクリーンを備えた通常のセパレータであ
る3台の第3セパレータ38に分岐して供給する。第2
セパレータの多孔板の孔を大きくできるのは、パルパー
で大きく破砕しただけの原料であるため含まれる夾雑物
も同様に大きいまゝであり、第2セパレータに供給され
る原料中の夾雑物(プラスチックフィルム片、アルミ箔
片、耐水加工紙片等)の大部分も大きいまゝであるた
め、孔が大きくても容易に分離、除去でき、この結果、
第3セパレータの負荷を軽減することができる。第3セ
パレータのスクリーンは第1セパレータのスリット12
を形成するウェッジワイヤ11と同様にウェッジワイヤ
で形成すればよい。この第3セパレータはスリットを通
過し得ない少量の夾雑物を排出し、スリットを通過した
少量の離解繊維を無駄なく回収する。この第3セパレー
タには、ウェッジワイヤ11に近接して回転する前記第
1セパレータの離解翼15と同様な離解翼をスクリーン
に近接して回転し、離解作用を行わせてもよい。尚、第
2セパレータから排出される夾雑物はスクリュープレス
43で脱水し、容積を小さくして排出する。
【0017】こうして第1セパレータと、第3セパレー
タとで回収した離解繊維は浮上分離槽40に供給し、槽
底から噴出する気泡を繊維に含まれているインク成分に
付着させ、インク成分を浮上分離し、インク成分を除去
された繊維はクッションタンク41に排出する。そし
て、クッションタンクからポンプP4 で2台のフィルタ
装置や洗浄装置42に供給して洗浄濃縮を行い、これに
より繊維中に残存する白土、インク成分を洗い流してス
トックチェスト44に回収し、ストックチェストからポ
ンプP5 でスクリュープレス45に供給して脱水、濃縮
し、排出される繊維に漂白剤と、着色紙用の場合は染料
を薬注装置46で加えてニーダ47に供給し、ニーダで
離解を更に行い、次に滅菌、晒タワー48に上から投入
し、こゝで8〜12時間堆積、貯溜し、その間に漂白、
殺菌を行う。そして、滅菌、晒タワー48の底部から8
〜12時間後に繊維をポンプP6 で引き出し、濃度調
整、除塵等の周知の工程を経て抄紙機に供給し、中質紙
を抄造したり、滅菌、晒タワー48の底部から8〜12
時間後に繊維をポンプP7 で引き出し、エキストラクタ
49、スクリュープレス50、フィルタ装置51に供給
して再度、洗浄、濃縮を行ったのち繊維を回収し、ティ
ッシュペーパ抄造用の原料にする。
【0018】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明ではパル
パーに供給する古紙はパルパーでは殆ど離解することな
く、次の工程に流送できる程度の大きさに破砕するだけ
にし、破砕した紙片を次の熟成タワーで10〜20時間
堆積、貯溜して膨潤化し、膨潤化した破砕紙片を熟成タ
ワーから引き出して次の除塵、精選工程で離解するよう
にしたので、牛乳パックや、プラスチックフィルムとの
ラミネート紙の如き従来は再生困難な古紙でも、段ボー
ル箱に入った機密文書を段ボール箱ごと処理し、抄紙用
繊維として回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローシートである。
【図2】第1セパレータの縦断側面図である。
【図3】図2のIII−III線での断面図である。
【図4】図3のIV−IV線での拡大断面図である。
【符号の説明】
31 パルパー 33 熟成タワー 37 第1セパレータ 38 第2セパレータ 39 第3セパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルパーに古紙原料を水、苛性ソーダ、
    脱墨剤等と共に供給し、パルパーにより上記古紙原料を
    次工程に流送できる程度の大きさに破砕して排出し、排
    出された破砕紙片を脱水して熟成タワーに投入し、タワ
    ー内に10〜20時間程度、堆積貯溜して紙片を膨潤化
    させることによりその大部分をパルプ化させ、次いで熟
    成タワーの底部からパルプ及び膨潤した破砕紙片を引出
    し、次の除塵、精選工程に流送して離解、精選すること
    を特徴とする古紙のパルプ化方法。
JP11927093A 1993-04-23 1993-04-23 古紙のパルプ化方法 Pending JPH06313285A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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