JPH063138B2 - 排気制御装置 - Google Patents
排気制御装置Info
- Publication number
- JPH063138B2 JPH063138B2 JP61038727A JP3872786A JPH063138B2 JP H063138 B2 JPH063138 B2 JP H063138B2 JP 61038727 A JP61038727 A JP 61038727A JP 3872786 A JP3872786 A JP 3872786A JP H063138 B2 JPH063138 B2 JP H063138B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust passage
- closing
- pinion
- sub
- valves
- Prior art date
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高速回転時にメイン排気通路とサブ排気通路
とを併用して排気断面積を大きくとることにより出力向
上を図る一方、低回転時にはサブ排気通路を閉止して排
気面積が小さくすることにより出力ダウンを抑えるよう
にした排気制御装置に関する。
とを併用して排気断面積を大きくとることにより出力向
上を図る一方、低回転時にはサブ排気通路を閉止して排
気面積が小さくすることにより出力ダウンを抑えるよう
にした排気制御装置に関する。
(従来技術及びその課題) 第7図に示すように排気制御装置として、シリンダー4
内に連通するメイン排気通路5の両側にサブ排気通路
6、6を備え、このサブ排気通路6、6にそれぞれに開
閉バルブ7、7を備えている。各開閉バルブ7には三日
月状の閉止壁部13と、この閉止壁部13を外周一側に
残して切り欠いた切欠き通路12とが形成されている。
各開閉バルブ7はそれぞれピニオン14を備え、このピ
ニオン14をラック10を介してガバナに連動連結して
いる。
内に連通するメイン排気通路5の両側にサブ排気通路
6、6を備え、このサブ排気通路6、6にそれぞれに開
閉バルブ7、7を備えている。各開閉バルブ7には三日
月状の閉止壁部13と、この閉止壁部13を外周一側に
残して切り欠いた切欠き通路12とが形成されている。
各開閉バルブ7はそれぞれピニオン14を備え、このピ
ニオン14をラック10を介してガバナに連動連結して
いる。
こうして第7図の高速回転時には、両サブ排気通路6を
メイン排気通路5に対して開くことにより排気断面積を
増加させ、出力曲線上において出力ピークを高速側に移
し、高速回転域において高い出力が得られるようにして
いる。また開閉バルブ7の全開位置ではサブ排気通路6
を流れる排気がスムーズに流れるように、第7図に示す
ように閉止壁部13がメイン排気通路5から遠い側の壁
の凹部15に嵌り込むようにしてある。
メイン排気通路5に対して開くことにより排気断面積を
増加させ、出力曲線上において出力ピークを高速側に移
し、高速回転域において高い出力が得られるようにして
いる。また開閉バルブ7の全開位置ではサブ排気通路6
を流れる排気がスムーズに流れるように、第7図に示す
ように閉止壁部13がメイン排気通路5から遠い側の壁
の凹部15に嵌り込むようにしてある。
一方低回転時には、第7図の全開状態からラック10の
軸方向の移動によりピニオン14を介して各開閉バルブ
7を同一方向(矢印S方向)に回転させ、第8図のよう
にサブ排気通路6を閉じ、排気断面積を元に戻す。それ
により低回転時の出力ダウンを抑えるようにしている。
軸方向の移動によりピニオン14を介して各開閉バルブ
7を同一方向(矢印S方向)に回転させ、第8図のよう
にサブ排気通路6を閉じ、排気断面積を元に戻す。それ
により低回転時の出力ダウンを抑えるようにしている。
その一方において、低速回転時には単に出力ダウンを抑
えるだけではなく、積極的に出力向上を図るため、メイ
ン排気通路5からの排気圧力波を共鳴室32に作用さ
せ、共鳴させるようにしてある。
えるだけではなく、積極的に出力向上を図るため、メイ
ン排気通路5からの排気圧力波を共鳴室32に作用さ
せ、共鳴させるようにしてある。
ところがラック10は両開閉バルブ7の同一側に配置さ
れ、サブ排気通路6の全閉時には、左側の閉止壁部13
はバルブ中心に対して前方側に位置するように構成して
いるので、共鳴室32をメイン排気通路5の左右両側に
それぞれ開閉自在に接続しても、低速回転時には左側の
共鳴室32はサブ排気通路6と連通してしまい、それに
より排気断面積がメイン排気通路5の場合のみによる場
合と比べて大きくなってしまい、低回転用としては好ま
しくなくなる。こうしたことから専ら右側の共鳴室32
のみを設けるに止まっている。このように右側の共鳴室
32のみのよって低速回転を行うと、共鳴効果は小さ
く、低速回転時の出力向上が効果的に得られない。
れ、サブ排気通路6の全閉時には、左側の閉止壁部13
はバルブ中心に対して前方側に位置するように構成して
いるので、共鳴室32をメイン排気通路5の左右両側に
それぞれ開閉自在に接続しても、低速回転時には左側の
共鳴室32はサブ排気通路6と連通してしまい、それに
より排気断面積がメイン排気通路5の場合のみによる場
合と比べて大きくなってしまい、低回転用としては好ま
しくなくなる。こうしたことから専ら右側の共鳴室32
のみを設けるに止まっている。このように右側の共鳴室
32のみのよって低速回転を行うと、共鳴効果は小さ
く、低速回転時の出力向上が効果的に得られない。
また全閉時に左側の閉止壁部13がバルブ中心に対して
後方に位置するようにすると、全開時には第7図の左側
の閉止壁部13はメイン排気通路5側に位置し、そのた
め左側の凹部15だけが露出し、左側のサブ排気通路6
内の排気の流れが乱れる。
後方に位置するようにすると、全開時には第7図の左側
の閉止壁部13はメイン排気通路5側に位置し、そのた
め左側の凹部15だけが露出し、左側のサブ排気通路6
内の排気の流れが乱れる。
ここにおいて左右両側に効果的に共鳴室を接続できるよ
うな構造として、第9、第10図に示すようにラック1
0が両開閉バルブ7間を通過するように傾斜状に配置
し、両開閉バルブ7を同時に逆回転方向に回転させるよ
うに構成したものもある。ところがラック10を傾斜状
に備える構造では、ラック10の挿入孔の加工を正確に
行なうことがむつかしく、また開閉バルブ7とラック1
0間の寸法を正確に出すのが困難となり、その結果製造
が面倒で量産上不利なものとなる。
うな構造として、第9、第10図に示すようにラック1
0が両開閉バルブ7間を通過するように傾斜状に配置
し、両開閉バルブ7を同時に逆回転方向に回転させるよ
うに構成したものもある。ところがラック10を傾斜状
に備える構造では、ラック10の挿入孔の加工を正確に
行なうことがむつかしく、また開閉バルブ7とラック1
0間の寸法を正確に出すのが困難となり、その結果製造
が面倒で量産上不利なものとなる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本願発明は、シリンダー内に
連通するメイン排気通路の左右両側に、シリンダー内と
メイン排気通路途中部分とを連通する第1、第2サブ排
気通路を形成すると共に、1対の共鳴室を備え、各サブ
排気通路には、メイン排気通路側とは反対側からそれぞ
れ共鳴室を連通すると共に、丸軸状の第1、第2開閉バ
ルブを回転自在かつ互いに平行に配置し、第1、第2開
閉バルブには概ね三日月形の閉止壁部と、該閉止壁部を
外周一側に残した切欠き通路を形成すると共にそれぞれ
第1、第2ピニオンを設け、第1、第2開閉バルブの同
一側に、両開閉バルブを結ぶ線と平行なバルブ駆動ラッ
クを配置し、第1ピニオンと第2ピニオンの直径を異な
らせると共に、上記ラックに第1ピニオン及び第2ピニ
オンにそれぞれ噛合う第1、第2歯部を形成し、両開閉
バルブを同時に同一方向にかつ回転角度を異ならせて回
転可能とすることにより、高速回転時の各サブ排気通路
全開時には各閉止壁部はメイン排気通路から遠い側のサ
ブ排気通路内周壁面部分に、略左右対称姿勢で位置して
共鳴室の通路を閉じ、低速回転時のサブ排気通路全閉時
には各閉止壁部は各開閉バルブ中心に対してシリンダー
側に、略左右対称姿勢で位置して共鳴室の通路を開くよ
うにしている。
連通するメイン排気通路の左右両側に、シリンダー内と
メイン排気通路途中部分とを連通する第1、第2サブ排
気通路を形成すると共に、1対の共鳴室を備え、各サブ
排気通路には、メイン排気通路側とは反対側からそれぞ
れ共鳴室を連通すると共に、丸軸状の第1、第2開閉バ
ルブを回転自在かつ互いに平行に配置し、第1、第2開
閉バルブには概ね三日月形の閉止壁部と、該閉止壁部を
外周一側に残した切欠き通路を形成すると共にそれぞれ
第1、第2ピニオンを設け、第1、第2開閉バルブの同
一側に、両開閉バルブを結ぶ線と平行なバルブ駆動ラッ
クを配置し、第1ピニオンと第2ピニオンの直径を異な
らせると共に、上記ラックに第1ピニオン及び第2ピニ
オンにそれぞれ噛合う第1、第2歯部を形成し、両開閉
バルブを同時に同一方向にかつ回転角度を異ならせて回
転可能とすることにより、高速回転時の各サブ排気通路
全開時には各閉止壁部はメイン排気通路から遠い側のサ
ブ排気通路内周壁面部分に、略左右対称姿勢で位置して
共鳴室の通路を閉じ、低速回転時のサブ排気通路全閉時
には各閉止壁部は各開閉バルブ中心に対してシリンダー
側に、略左右対称姿勢で位置して共鳴室の通路を開くよ
うにしている。
(実施例) 第4図は本発明を適用した自動2輪車用2サイクルエン
ジンを示しており、この第4図において、クランクケー
ス1の上部にはシリンダーブロック2が固着され、シリ
ンダーブロック2の上部にはシリンダーヘッド3が固着
され、シリンダーブロック2内のシリンダー4は上部が
前方にくるように傾斜している。シリンダーブロック2
にはシリンダー4内に連通するメイン排気通路5が形成
され、メイン排気通路5は前下方へと延び、排気管(図
示せず)に接続される。
ジンを示しており、この第4図において、クランクケー
ス1の上部にはシリンダーブロック2が固着され、シリ
ンダーブロック2の上部にはシリンダーヘッド3が固着
され、シリンダーブロック2内のシリンダー4は上部が
前方にくるように傾斜している。シリンダーブロック2
にはシリンダー4内に連通するメイン排気通路5が形成
され、メイン排気通路5は前下方へと延び、排気管(図
示せず)に接続される。
第4図のI−I断面拡大図を示す第1図において、メイ
ン排気通路5の左右両側には第1、第2サブ排気通路6
a、6bが形成され、サブ排気通路6a、6bの断面積
はメイン排気通路5の断面積よりも小さい。第1、第2
サブ排気通路6a、6bの後端部はシリンダー4内に開
口し、前端部はそれぞれ第1、第2開閉バルブ7a、7
bを介してメイン排気通路5の途中部分に対して開閉自
在となっている。両開閉バルブ7a、7bは円柱状に形
成されており、シリンダー4の中心線と平行に配置され
ると共に回転自在にシリンダーブロック壁部分に支持さ
れ、それぞれ三日月形の閉止壁部13と、この閉止壁部
13を外周一側に残して切り欠いた切り欠き通路12と
を備えている。第1図のようなエンジン停止時あるいは
低速回転時には、各閉止壁部13は各バルブの中心に対
して後側の位置にきて、各サブ排気通路6a、6をメイ
ン排気通路5に対して閉じるように構成されている。
ン排気通路5の左右両側には第1、第2サブ排気通路6
a、6bが形成され、サブ排気通路6a、6bの断面積
はメイン排気通路5の断面積よりも小さい。第1、第2
サブ排気通路6a、6bの後端部はシリンダー4内に開
口し、前端部はそれぞれ第1、第2開閉バルブ7a、7
bを介してメイン排気通路5の途中部分に対して開閉自
在となっている。両開閉バルブ7a、7bは円柱状に形
成されており、シリンダー4の中心線と平行に配置され
ると共に回転自在にシリンダーブロック壁部分に支持さ
れ、それぞれ三日月形の閉止壁部13と、この閉止壁部
13を外周一側に残して切り欠いた切り欠き通路12と
を備えている。第1図のようなエンジン停止時あるいは
低速回転時には、各閉止壁部13は各バルブの中心に対
して後側の位置にきて、各サブ排気通路6a、6をメイ
ン排気通路5に対して閉じるように構成されている。
メイン排気通路5から遠い側のサブ排気通路壁面にはそ
れぞれ高速回路時に閉止壁部13が入り込む凹部15が
形成されている。エンジンの左右には1対の共鳴室32
が設けられており、各共鳴室32はそれぞれ通路32a
を介して上記各凹部15に連通している。
れぞれ高速回路時に閉止壁部13が入り込む凹部15が
形成されている。エンジンの左右には1対の共鳴室32
が設けられており、各共鳴室32はそれぞれ通路32a
を介して上記各凹部15に連通している。
第1図のIII−III断面図を示す第3図において、
第1開閉バルブ7aは下方に延びる軸部11aを介して
第1ピニオン14aを同一軸心に一体に備え、第2開閉
バルブ7bは下方に延びる軸部11bを介して第2ピニ
オン14bを同一軸心に一体に備えている。第1ピニオ
ン14aは第2ピニオン14bよりも直径が大きくかつ
歯数も多い。例えば第1ピニオン14aの歯数は20で
モジュールは0.8であり、第2ピニオン14bの歯数
は11でモジュールは0.8である。
第1開閉バルブ7aは下方に延びる軸部11aを介して
第1ピニオン14aを同一軸心に一体に備え、第2開閉
バルブ7bは下方に延びる軸部11bを介して第2ピニ
オン14bを同一軸心に一体に備えている。第1ピニオ
ン14aは第2ピニオン14bよりも直径が大きくかつ
歯数も多い。例えば第1ピニオン14aの歯数は20で
モジュールは0.8であり、第2ピニオン14bの歯数
は11でモジュールは0.8である。
第3図のII−II断面を示す第2図において、シリン
ダーブロック2内には両開閉バルブ7a、7bの同一側
(前側)に、両開閉バルブ7a、7bの中心線を結ぶ線
と平行なラック10が、ラック長さ方向移動自在に配置
されている。ラック10を支持する孔16は左端部にス
トッパー兼プラグねじ20が設けられ、右端部にストッ
パー兼軸受ブッシュ18が設けられ、ラック10の右端
部はブッシュ18内に嵌合すると共にシリンダーブロッ
ク2から右方へと突出し、その先端部にラックスリーブ
27が設けられている。ラック10の左側部分の後面に
は第1歯部17aが形成されて第1ピニオン14aと噛
合い、右側部分の後面には第2歯部17bが形成されて
第2ピニオン14bと噛合っている。勿論第1ピニオン
14aが第2ピニオン14bよりも直径が大きいため
に、第1歯部17aは第2歯部17bよりも前方側に位
置するように形成されている。
ダーブロック2内には両開閉バルブ7a、7bの同一側
(前側)に、両開閉バルブ7a、7bの中心線を結ぶ線
と平行なラック10が、ラック長さ方向移動自在に配置
されている。ラック10を支持する孔16は左端部にス
トッパー兼プラグねじ20が設けられ、右端部にストッ
パー兼軸受ブッシュ18が設けられ、ラック10の右端
部はブッシュ18内に嵌合すると共にシリンダーブロッ
ク2から右方へと突出し、その先端部にラックスリーブ
27が設けられている。ラック10の左側部分の後面に
は第1歯部17aが形成されて第1ピニオン14aと噛
合い、右側部分の後面には第2歯部17bが形成されて
第2ピニオン14bと噛合っている。勿論第1ピニオン
14aが第2ピニオン14bよりも直径が大きいため
に、第1歯部17aは第2歯部17bよりも前方側に位
置するように形成されている。
即ちラック10の長さ方向の移動、例えば矢印A方向の
移動により、両開閉バルブ7a、7bは同時に同一回転
方向(矢印O方向)に回転し、しかも第2開閉バルブ7
bの回転角度が大きくなるように回転する。具体的に
は、ラック10の所定量の矢印A方向移動に対して第1
開閉バルブ7aは第1図の全閉位置から124.85度
矢印O方向に回転して第6図の左側凹部15に入り込む
全開位置までくるのに対して、第2開閉バルブ7bは第
1図に示す全閉位置から227度矢印O方向に回転して
第6図の右側凹部15に入り込む全開位置までくるよう
になっている。
移動により、両開閉バルブ7a、7bは同時に同一回転
方向(矢印O方向)に回転し、しかも第2開閉バルブ7
bの回転角度が大きくなるように回転する。具体的に
は、ラック10の所定量の矢印A方向移動に対して第1
開閉バルブ7aは第1図の全閉位置から124.85度
矢印O方向に回転して第6図の左側凹部15に入り込む
全開位置までくるのに対して、第2開閉バルブ7bは第
1図に示す全閉位置から227度矢印O方向に回転して
第6図の右側凹部15に入り込む全開位置までくるよう
になっている。
ラック10の駆動手段について説明すると、第4図に示
すようにガバナ軸20に軸方向移動自在に嵌合するガバ
ナスリーブ21にフランジ状の係合スリーブ22を形成
し、係合スリーブ22にラック駆動軸23の一端の係合
ピン24を係合しており、駆動軸23は前後方向に延び
ると共に駆動ケース25に回転自在に支持され、その前
端部には左右方向に揺動する揺動アーム26が固定さ
れ、揺動アーム26の先端駆動ピン28がラックスリー
ブ27に係合している。即ちエンジンが停止時あるいは
低速回転時にはラック10を第1図の閉塞位置に維持
し、高速回転になるとガバナの作用によりラック10は
第1図の位置から矢印A方向に移動するようになってい
る。
すようにガバナ軸20に軸方向移動自在に嵌合するガバ
ナスリーブ21にフランジ状の係合スリーブ22を形成
し、係合スリーブ22にラック駆動軸23の一端の係合
ピン24を係合しており、駆動軸23は前後方向に延び
ると共に駆動ケース25に回転自在に支持され、その前
端部には左右方向に揺動する揺動アーム26が固定さ
れ、揺動アーム26の先端駆動ピン28がラックスリー
ブ27に係合している。即ちエンジンが停止時あるいは
低速回転時にはラック10を第1図の閉塞位置に維持
し、高速回転になるとガバナの作用によりラック10は
第1図の位置から矢印A方向に移動するようになってい
る。
(作用) エンジンが低速回転時には、第1図に示すようにラック
10の左端部はストッパー兼プラグねじ20に当接し、
両開閉バルブ7a、7bは各サブ排気通路6a、6bを
メイン排気通路5に対して閉じ、かつ各共鳴室32をメ
イン排気通路5に対して開いている。従って排気断面積
をメイン排気通路5の断面積のみとすることにより低速
回転時の出力ダウンを抑えると共に、両共鳴室32の共
鳴作用により出力が向上する。
10の左端部はストッパー兼プラグねじ20に当接し、
両開閉バルブ7a、7bは各サブ排気通路6a、6bを
メイン排気通路5に対して閉じ、かつ各共鳴室32をメ
イン排気通路5に対して開いている。従って排気断面積
をメイン排気通路5の断面積のみとすることにより低速
回転時の出力ダウンを抑えると共に、両共鳴室32の共
鳴作用により出力が向上する。
エンジンを高速回転にした場合には、ガバナの作用によ
り第1図のラック10は矢印A方向に移動し、第1、第
2歯部17a、7b並びに第1、第2ピニオン14a、
14bを介して両開閉バルブ7a、7bを同一方向(矢
印O方向)に回動させる。第2ピオニン14bの方が直
径が小さいので、第1ピニオン14aよりも第2ピニオ
ン14bの方が速く回転し、第5図のような中間過程を
経て、第6図のように両開閉バルブ7a、7bがそれぞ
れ凹部15内に嵌る全開状態になる。この時ラック10
の右側の段部は軸受ブッシュ18に当接し、停止する。
第6図の状態においては各閉止壁部13はそれぞれ凹部
15に嵌っているので、両共鳴室32はメイン排気通路
5に対して閉ざされている。
り第1図のラック10は矢印A方向に移動し、第1、第
2歯部17a、7b並びに第1、第2ピニオン14a、
14bを介して両開閉バルブ7a、7bを同一方向(矢
印O方向)に回動させる。第2ピオニン14bの方が直
径が小さいので、第1ピニオン14aよりも第2ピニオ
ン14bの方が速く回転し、第5図のような中間過程を
経て、第6図のように両開閉バルブ7a、7bがそれぞ
れ凹部15内に嵌る全開状態になる。この時ラック10
の右側の段部は軸受ブッシュ18に当接し、停止する。
第6図の状態においては各閉止壁部13はそれぞれ凹部
15に嵌っているので、両共鳴室32はメイン排気通路
5に対して閉ざされている。
即ち排気断面積は、メイン排気通路5の断面積に両サブ
排気通路6a、6bの断面積を加えたものになるので、
出力曲線上において高速回転側に出力ピークが移り、高
い出力が得られる。
排気通路6a、6bの断面積を加えたものになるので、
出力曲線上において高速回転側に出力ピークが移り、高
い出力が得られる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によると: (1)各開閉バルブ7a、7bの同一側に、両開閉バル
ブ7a、7bを結ぶ線と平行なバルブ駆動用ラック10
を配置しているので、第9、第10図のような傾斜状に
ラックを配置する構造に比べ、ラック挿入孔16の加工
を正確に行なうことができ、また開閉バルブ7a、7b
とラック10間の寸法を簡単かつ正確に出すことがで
き、その結果製造が容易となり、量産し易い。
ブ7a、7bを結ぶ線と平行なバルブ駆動用ラック10
を配置しているので、第9、第10図のような傾斜状に
ラックを配置する構造に比べ、ラック挿入孔16の加工
を正確に行なうことができ、また開閉バルブ7a、7b
とラック10間の寸法を簡単かつ正確に出すことがで
き、その結果製造が容易となり、量産し易い。
(2)第1、第2開閉バルブ7a、7bの各ピニオン1
4a、14bの直径を異ならせ、ラック10に第1ピニ
オン14a及び第2ピニオン14bにそれぞれ噛合う第
1、第2歯部17a、17bを形成し、両開閉バルブ7
a、7bを同時に同一方向にかつ回転角度を異ならせて
回転させるようにしているので、上記第1項のように製
造の容易化を達成しながらも、第1図に示すように両開
閉バルブ7a、7bの回動量を個々に簡単に調整するこ
とができる。
4a、14bの直径を異ならせ、ラック10に第1ピニ
オン14a及び第2ピニオン14bにそれぞれ噛合う第
1、第2歯部17a、17bを形成し、両開閉バルブ7
a、7bを同時に同一方向にかつ回転角度を異ならせて
回転させるようにしているので、上記第1項のように製
造の容易化を達成しながらも、第1図に示すように両開
閉バルブ7a、7bの回動量を個々に簡単に調整するこ
とができる。
従って開閉バルブ7a、7bの閉止位置及び全開位置を
左右のサブ排気通路6a、6bの形状に合せて正確に設
定できる。
左右のサブ排気通路6a、6bの形状に合せて正確に設
定できる。
(3)サブ排気通路全開時には、各閉止壁部13はメイ
ン排気通路5から遠い側のサブ排気通路内周壁面部分
(凹部15)に位置し、サブ排気通路全閉時には各閉止
壁部13は各開閉バルブ中心に対してシリンダー側に位
置するように構成しているので、第1図のように左右に
共鳴室32を備えた場合でも、低速回転時には両共鳴室
32を共にメイン排気通路5に対して開き、第6図のよ
うに高速回転時には両共鳴室32を完全に閉じるように
することができ、共鳴室32による低回転時の出力向上
を効果的に発揮できるようにすることができる。
ン排気通路5から遠い側のサブ排気通路内周壁面部分
(凹部15)に位置し、サブ排気通路全閉時には各閉止
壁部13は各開閉バルブ中心に対してシリンダー側に位
置するように構成しているので、第1図のように左右に
共鳴室32を備えた場合でも、低速回転時には両共鳴室
32を共にメイン排気通路5に対して開き、第6図のよ
うに高速回転時には両共鳴室32を完全に閉じるように
することができ、共鳴室32による低回転時の出力向上
を効果的に発揮できるようにすることができる。
(4)また各開閉バルブ7a、7bには低速回転時にサ
ブ排気通路6a、6bを閉止する概ね三日月形の閉止壁
部13と、該閉止壁部13を外周一側に残し高速回転時
にサブ排気通路6a、6bを解放する切欠き通路12を
形成しているので、単に開閉バルブ内に通路孔を形成す
る場合に比べ、排気断面積を充分に確保でき、高速回転
時の出力向上に役立つ。
ブ排気通路6a、6bを閉止する概ね三日月形の閉止壁
部13と、該閉止壁部13を外周一側に残し高速回転時
にサブ排気通路6a、6bを解放する切欠き通路12を
形成しているので、単に開閉バルブ内に通路孔を形成す
る場合に比べ、排気断面積を充分に確保でき、高速回転
時の出力向上に役立つ。
本願発明による重要な特徴及び利点を、再度説明する
と、以下の通りである。
と、以下の通りである。
(A)左右のサブ排気通路6a,6bにそれぞれ共鳴室
32,32を配置しており、 (B)各サブ排気通路用の開閉バルブ7a,7bは、そ
の回動により、サブ排気通路6a,6aの開閉と同時
に、共鳴室32,32の開閉も行うようになっており、 (C)バルブ駆動用のラック10を、両ピニオン14
a,14bの同一側に配置すると共に、ピニオン14
a,14bの左右の径を相違させることにより、サブ排
気通路6a,6bの全閉時並びに全開時において、左右
の開閉バルブ7a,7bを対称姿勢(鏡面対称姿勢)と
なるように構成している。
32,32を配置しており、 (B)各サブ排気通路用の開閉バルブ7a,7bは、そ
の回動により、サブ排気通路6a,6aの開閉と同時
に、共鳴室32,32の開閉も行うようになっており、 (C)バルブ駆動用のラック10を、両ピニオン14
a,14bの同一側に配置すると共に、ピニオン14
a,14bの左右の径を相違させることにより、サブ排
気通路6a,6bの全閉時並びに全開時において、左右
の開閉バルブ7a,7bを対称姿勢(鏡面対称姿勢)と
なるように構成している。
すなわち、開閉バルブ7a,7bは、共鳴室32とサブ
排気通路6a,6bの開閉を同時に行なえるという複数
の機能を有しており、かつ、開閉バルブ7a,7bの同
一側に、ラック10を配置しながらも、各ピニオン14
a,14bの径を変更調整することにより、全閉時及び
全開時の左右の開閉バルブ7a,7bの姿勢を左右対称
となるようにしている。
排気通路6a,6bの開閉を同時に行なえるという複数
の機能を有しており、かつ、開閉バルブ7a,7bの同
一側に、ラック10を配置しながらも、各ピニオン14
a,14bの径を変更調整することにより、全閉時及び
全開時の左右の開閉バルブ7a,7bの姿勢を左右対称
となるようにしている。
これにより、各サブ排気通路6a,6bの形状及び各共
鳴室32,32との連通形状を左右対称形状として、そ
れらの加工及びラック用孔の加工が簡単にできるように
なる。
鳴室32,32との連通形状を左右対称形状として、そ
れらの加工及びラック用孔の加工が簡単にできるように
なる。
また、メイン排気通路5に対して左右対称に、サブ排気
通路6a,6bの制御及び共鳴室32,32の開閉制御
ができることにより、排気通路の断面積の制御の性能が
向上する。
通路6a,6bの制御及び共鳴室32,32の開閉制御
ができることにより、排気通路の断面積の制御の性能が
向上する。
第1図は本発明を適用した2サイクルエンジンを排気通
路の中心線に沿って切断して上方から見た断面図(第4
図のI−I断面拡大図)、第2図はラック部分を切断し
て上方から見た断面図(第3図のII−II断面図)、
第3図は第1図のIII−III断面図、第4図は本発
明を適用した2サイクルエンジンの側面図、第5図は開
閉バルブの回転途中の状態を示す第1図と同じ部分の断
面図、第6図は全開状態を示す第1図と同じ部分の断面
図、第7図は全開状態を示す従来例の水平断面図、第8
図は閉止状態を示す第7図と同じ従来例の断面図、第9
図は全開状態を示す別の従来例の水平断面図、第10図
は閉止状態を示す第9図と同じ従来例の断面図である。
4…シリンダー、5……メイン排気通路、6a、6b…
第1、第2サブ排気通路、7a、7b…第1、第2開閉
バルブ、10…ラック、14a、14b…第1、第2ピ
ニオン、17a、17b…第1、第2歯部
路の中心線に沿って切断して上方から見た断面図(第4
図のI−I断面拡大図)、第2図はラック部分を切断し
て上方から見た断面図(第3図のII−II断面図)、
第3図は第1図のIII−III断面図、第4図は本発
明を適用した2サイクルエンジンの側面図、第5図は開
閉バルブの回転途中の状態を示す第1図と同じ部分の断
面図、第6図は全開状態を示す第1図と同じ部分の断面
図、第7図は全開状態を示す従来例の水平断面図、第8
図は閉止状態を示す第7図と同じ従来例の断面図、第9
図は全開状態を示す別の従来例の水平断面図、第10図
は閉止状態を示す第9図と同じ従来例の断面図である。
4…シリンダー、5……メイン排気通路、6a、6b…
第1、第2サブ排気通路、7a、7b…第1、第2開閉
バルブ、10…ラック、14a、14b…第1、第2ピ
ニオン、17a、17b…第1、第2歯部
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダー内に連通するメイン排気通路の
左右両側に、シリンダー内とメイン排気通路途中部分と
を連通する第1、第2サブ排気通路を形成すると共に、
1対の共鳴室を備え、各サブ排気通路には、メイン排気
通路側とは反対側からそれぞれ共鳴室を連通すると共
に、丸軸状の第1、第2開閉バルブを回転自在かつ互い
に平行に配置し、第1、第2開閉バルブには概ね三日月
形の閉止壁部と、該閉止壁部を外周一側に残した切欠き
通路を形成すると共にそれぞれ第1、第2ピニオンを設
け、第1、第2開閉バルブの同一側に、両開閉バルブを
結ぶ線と平行なバルブ駆動ラックを配置し、第1ピニオ
ンと第2ピニオンの直径を異ならせると共に、上記ラッ
クに第1ピニオン及び第2ピニオンにそれぞれ噛合う第
1、第2歯部を形成し、両開閉バルブを同時に同一方向
にかつ回転角度を異ならせて回転可能とすることによ
り、高速回転時の各サブ排気通路全開時には各閉止壁部
はメイン排気通路から遠い側のサブ排気通路内周壁面部
分に、略左右対称姿勢で位置して共鳴室の通路を閉じ、
低速回転時のサブ排気通路全閉時には各閉止壁部は各開
閉バルブ中心に対してシリンダ一側に、略左右対称姿勢
で位置して共鳴室の通路を開くようにしたことを特徴と
する排気制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61038727A JPH063138B2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 排気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61038727A JPH063138B2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 排気制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62197637A JPS62197637A (ja) | 1987-09-01 |
| JPH063138B2 true JPH063138B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12533358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61038727A Expired - Lifetime JPH063138B2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 排気制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063138B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60156925A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-08-17 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 2サイクルエンジンの排気孔制御装置 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP61038727A patent/JPH063138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62197637A (ja) | 1987-09-01 |
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