JPH06314043A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JPH06314043A
JPH06314043A JP12504393A JP12504393A JPH06314043A JP H06314043 A JPH06314043 A JP H06314043A JP 12504393 A JP12504393 A JP 12504393A JP 12504393 A JP12504393 A JP 12504393A JP H06314043 A JPH06314043 A JP H06314043A
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JP
Japan
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film
heating
image
fixing
pressure
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Application number
JP12504393A
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English (en)
Inventor
Akira Kuroda
明 黒田
Nobukazu Adachi
信和 安達
Soji Sugita
壮志 杉田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テンションフリータイプのフィルム加熱方式
の加熱装置7において、フランジ部材13に端部を受け
止められて寄り移動を規制されたフィルム8に折れ、シ
ワおよび亀裂を生じることを防止して、フィルムの走行
不良および耐久寿命の低下、画像加熱定着装置にあって
は定着画像の劣化を防ぐ。 【構成】 ポリイミドを用いたフィルム8の一定の断面
積当たりの断面2次モーメントの下限値をIG ≧ 2.
49と規定することにより、また端部を規制されつつ回
転走行するフィルムの端部限界強度は、フィルムの断面
積0.755mm2 当たりの断面2次モーメントにより
示すことが可能であり、これによって設計時の強度マー
ジンを加えた形でフィルム強度設計が可能となり、規制
されるフィルムの端部が折れたり、傷ついたりして生じ
るフィルムの走行不良及び定着性不良を妨げることがで
きた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱体と、該加熱体に
内面が密着して摺動移動する耐熱性フィルムを有し、該
フィルムの外面に被加熱材を密着させて該フィルムと一
緒に加熱体位置を搬送通過させて加熱体の熱をフィルム
を介して被加熱材に与える、所謂フィルム加熱方式の加
熱装置に関する。
【0002】より詳しくは、フィルムが筒状のエンドレ
ス薄膜フィルムであり、その内面が加熱体に圧接しつつ
周長の少なくとも一部がテンション(張力)のかからな
い状態で回転駆動される、所謂テンションフリータイプ
の加熱装置、及び該加熱装置を、記録材に未定着画像を
加熱定着させる画像加熱定着装置として備えている画像
形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】フィルム加熱方式の加熱装置は、例えば
特開昭63−313182号公報・特開平2−1578
78号公報・特開平4−44075号公報・特開平4−
204980号公報等に提案されており、複写機・レー
ザービームプリンタ・ファクシミリ・マイクロフィルム
リーダプリンタ・画像表示(ディスプレイ)装置・記録
機等に画像形成装置において、電子写真・静電記録・磁
気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融
性の樹脂等より成るトナーを用いて画像支持体としての
記録材(エレクトロファックスシート・静電記録シート
・転写材シート・印刷紙など)の面に直接方式もしくは
間接(転写)方式で形成した目的の画像情報に対応した
未定着のトナー画像(被定着像)を該画像を担持してい
る記録材面に永久固着画像として加熱定着処理する画像
加熱定置装置として活用できる。
【0004】また、定着装置に限らず、例えば画像を担
持した記録材を加熱して表面性を改質する装置、仮定着
する装置等、広く被加熱材を加熱処理する手段・装置と
して使用できる。
【0005】フィルム加熱方式の加熱装置は、他に知ら
れている熱ローラ方式・熱板方式・ベルト加熱方式・フ
ラッシュ加熱方式・オープン加熱方式等の加熱装置ない
しは画像加熱定着装置との対比において、.加熱体と
して低熱容量加熱体を、フィルムとして薄膜の低熱容量
のものを用いることができるため、省電力化・ウェイト
タイム短縮化(クイックスタート性)が可能になり、ま
た本機内昇温を抑えることができ、.画像加熱定着装
置にあっては定着点と分離点が別に設定できるためオフ
セットを防止できる、その他、他の方式装置の種々の欠
点を解決できるなどの利点を有し、効果的なものであ
る。
【0006】図9に耐熱性フィルムとしてエンドレスベ
ルト状フィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置
(画像加熱定着装置)の一例の概略構成を示した。
【0007】31・32・14は互いに略平行な、第1
のフィルム懸回用ローラ、第2のフィルム懸回用ロー
ラ、及び耐熱性・断熱性のヒータ支持体34に固定支持
させた低熱容量加熱体(セラミックヒータ)である。
【0008】35はこの3部材31・32・14間に懸
回張設したエンドレスベルト状の薄肉の耐熱性フィルム
である。
【0009】36はこのフィルム35を挟んで所定の押
圧力で加熱体14に圧接した、シリコンゴム等の離型性
の良いゴム弾性層を有する加圧ローラである。
【0010】フィルム35は第1のフィルム懸回用ロー
ラ31をフィルム駆動ローラとして、該駆動ローラとフ
ィルム35の内面との摩擦力により矢示の時計方向aに
回転駆動される。
【0011】そして、フィルム35を挟んで加熱体14
と加圧ローラ36とで形成される圧接ニップ部(定着ニ
ップ部)Nのフィルム35と加圧ローラ36との間に画
像定着すべき記録材Pを導入してフィルム35と一緒に
定着ニップ部Nを挟持搬送させることにより加熱体14
の熱をフィルム35を介して記録材Pに付与して記録材
上の未定着画像Tを記録材P面に加熱定着させるもので
ある。定着ニップ部Nを通った記録材Pはフィルム35
の面から分離されて搬送される。
【0012】このタイプの装置はエンドレスベルト状の
フィルム35の全周に強いテンションが作用して回転駆
動するために、フィルム懸回部材31・32・14相互
の平行度や、回転駆動されるフィルム35を挟み定着ニ
ップ部Nを形成する加圧ローラ36および加熱体14の
部品精度がバラついていたり、加熱体の長手方向で温度
分布が生じたりすることによって、回転駆動過程でのフ
ィルム寄り移動力、すなわちフィルム35が回転方向a
と直角の方向(フィルム幅方向)にフィルム懸回張設部
材31・32・14の長手に沿って寄り移動する力が強
く、その寄り移動制御のために複雑な制御機構を必要と
し、コストアップ、装置の大型化の要因となっていた。
【0013】また第1のフィルム懸回用ローラ31を駆
動ローラとしてフィルム内面と該駆動ローラ31との摩
擦力でフィルム35を駆動するようにした装置の場合
は、フィルム内面から駆動する一方で、加熱体14とフ
ィルム内面とは摺動抵抗を減らさなければならないとい
う問題点があった。
【0014】そこで本出願人は、フィルム寄り移動力を
弱くしたテンションフリータイプのフィルム加熱方式の
定着装置(加熱装置)を特開昭4−44075〜440
83号公報、特開平4−204980〜204984号
公報等で提案している。
【0015】図10に該装置の一例の概略構成を示し
た。10・10´はフィルム内面ガイド部材であり、該
部材10の外側下面の略中央部に該部材の長手に沿って
加熱体嵌め込み溝を設け、この溝内に低熱容量線状加熱
体14を嵌め込んで支持させてある。
【0016】この加熱体14付きのフィルム内面ガイド
部材10・10´に対して円筒型の耐熱性フィルム8を
ルーズに外嵌させてあり、加熱体14との間にフィルム
8を挾ませて加圧ローラ9を圧接させてある。
【0017】該加圧ローラ9を駆動ローラとして駆動手
段Mにより回転駆動させて該ローラ9とフィルム外面と
の摩擦力にて円筒型のフィルム8をその内面を加熱体1
4の下向き表面に密着摺動させつつフィルム内面ガイド
部材10・10´の回りを時計方向aに回転駆動させ
る。
【0018】このフィルム回転駆動状態において、フィ
ルム8と加圧ローラ9との間に記録材Pが導入されて定
着ニップ部Nを通過することで、前記図9の装置の場合
と同様に記録材Pが定着ニップ部Nを通過する過程で加
熱体14の熱がフィルム8を介して記録材Pに与えられ
て未定着画像Tの加熱定着がなされる。
【0019】前述図9の装置の場合は駆動時にエンドレ
スベルト状のフィルム35に強いテンションが全周に作
用しているが、この図10の装置の場合は定着ニップ部
Nと、この定着ニップ部Nよりもフィルム回転方向上流
側のフィルム内面ガイド部材外面とフィルムとの接触部
領域のフィルム部分のみにテンションが作用し、残余の
大部分のフィルム部分にはテンションが作用しない。
【0020】このようなテンションフリータイプの装置
は、フィルム駆動時にフィルム8の寄り移動力が前述図
9の装置の場合よりも小さく、フィルムの寄り移動規制
手段ないしはフィルム寄り制御手段を簡単化することが
できる。例えばフィルムの寄り移動規制手段としてはフ
ィルム端部を受け止めるフランジ部材13のような簡単
なものにすることができ、フィルム寄り制御手段は省略
して装置のコストダウンや小型化を図ることができる。
【0021】
【発明が解決しようとしている課題】しかし上記のよう
なテンションフリータイプのフィルム加熱方式の加熱装
置の場合でも、フィルム8の膜厚、材質によっては、フ
ランジ部材13に端部を受け止められて寄り移動を規制
されたフィルムに折れ、シワおよび亀裂を生じることが
あり、フィルムの走行不良および耐久寿命の低下、画像
加熱定着装置にあっては定着画像の劣化といった問題が
あった。
【0022】本発明はこの問題を解消することを目的と
している。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置及び画像形成装置である。
【0024】(1)固定の加熱体と、この加熱体に内面
が圧接しつつ周長の少なくとも一部がテンションのかか
らない状態で回転駆動されるポリイミド材料を用いた筒
状のエンドレス薄膜フィルムと、前記加熱体の支持部
と、前記フィルムの内面をガイドするガイド部を有する
フィルムガイド部材と、前記フィルムを挟んで前記加熱
体に圧接して回転駆動され、前記フィルムを加熱体に圧
接しつつ回転させる加圧回転体と、前記フィルムの長手
方向端部を受け止めて規制するフランジ部材を有し、前
記フィルムガイド部材の周長と、前記フィルムの内周長
及び全長によって決定するフィルム寄り角が0.25°
以上であり、前記フィルムを挟んで前記加熱体と前記加
圧回転体との間に形成される圧接ニップ部のフィルムと
加圧回転体との間に被加熱材を供給しフィルムと一緒に
該圧接ニップ部を挟持搬送させることでフィルムを介し
て加熱体の熱を被加熱材に与える加熱装置であり、前記
フィルムとして、断面積が0.755mm2 となるフィ
ルム断面形状の弦に平行な図心回りの断面2次モーメン
トIG が、 IG ≧2.49 であるものを用いたことを特徴とする加熱装置。
【0025】(2)任意の材料で形成された前記フィル
ムの断面形状IG とフィルムヤング率Eの積が、 E・IG ≧1245〔Kg/mm2 〕 であることを特徴とする(1)に記載の加熱装置。 (3)被加熱材が画像定着すべき記録材であり、該記録
材に未定着画像を加熱定着させる画像加熱定着装置であ
ることを特徴とする(1)又は(2)に記載の加熱装
置。
【0026】(4)前記(1)乃至(3)の何れかに記
載の加熱装置を、記録材に未定着画像を加熱定着させる
画像加熱定着装置として備えていることを特徴とする画
像形成装置。
【0027】
【作用】本発明によれば、ポリイミドを用いたフィルム
の一定の断面積当たりの断面2次モーメントの下限値を IG ≧ 2.49 と規定することにより、フィルムの寄り規制によって従
来生じていたフィルムの折れ、シワ及び亀裂を生じ、定
着画像の劣化、定着フィルムの走行不良及び耐久寿命の
低下を防止できる。
【0028】端部を規制されつつ回転走行する定着フィ
ルムの端部限界強度は、フィルムの断面積0.755m
2 当たりの断面2次モーメントにより示すことが可能
である。これによって設計時の強度マージンを加えた形
でフィルム強度設計が可能になった。従って規制される
フィルムの端部が折れたり、傷ついたりして生じる定着
フィルムの走行不良及び定着性不良を妨げることができ
た。
【0029】
【実施例】
〈実施例1〉図1は本発明に従うテンションレスタイプ
のフィルム加熱方式の加熱装置(画像加熱定着装置)7
の要部の正面図、図2は横断側面図、図3は加熱体の途
中部省略・一部切欠き平面模型図、図4は装置の分解斜
視図である。
【0030】10は横断面略半円弧樋型の下側のフィル
ム内面ガイド部材、10´はこのガイド部材10の上に
設けた、上面を略半円弧面とした上側のフィルム内面ガ
イド部材、14は下側のフィルム内面ガイド部材の外側
下面に該ガイド部材の長手に沿って接着して配設した低
熱容量の線状加熱体(ヒータ)、8はこのガイド部材1
0・10´にルーズに外嵌させた筒状の耐熱性のエンド
レス薄膜フィルム(定着フィルム)、9はフィルム8を
挟んで加熱体14に圧接する加圧ローラ、13・13は
下側のフィルム内面ガイド部材10の長手両端部の張り
出し部10a・10aにそれぞれ嵌着して支持させたフ
ィルム規制部材としての左右一対のフランジ部材であ
る。
【0031】加圧ローラ9は両端軸部を不図示の軸受間
に回転自由に支持させてあり、一端側の軸部に固着した
ギア12に不図示の駆動系から動力を受けて図2におい
て反時計方向に回転駆動される。
【0032】11・11は左右一対のフランジ部材13
・13の各外方張り出し部13a・13aと不動部材1
5との間にそれぞれ縮設した加圧バネであり、この加圧
バネ11・11によりフィルム8を挟んで加熱体14と
加圧ローラ9とが所定の当接圧(例えばA4幅で総圧3
〜6Kg)をもって圧接状態にしてある。
【0033】フィルム8は耐熱性、トナー離形性、強靭
性を有する単層フィルム、あるいは所望の表面処理やラ
ミネート処理をした複合層フィルムである。
【0034】本実施例のフィルム8はポリイミド(P
I)フィルムであり、耐熱処理した30μm厚の単層フ
ィルム、あるいは更に4フッ化エチレン(PTFE)で
離形層付与処理した複合層フィルムである。
【0035】加熱体14は例えば図3のように、フィル
ム8の搬送方向aに対して直角方向を長手とする細長の
耐熱性、絶縁性、良熱伝導性のアルミナ等の基板14
a、該基板の表面側の短手方向の略中央部に基板長手に
沿って線状又は細帯状にスクリーン印刷等で形成具備さ
せたTaSiO2 、銀パラジウム(Ag/Pd)、Ta
2 N、RuO2 、ニクロム等の薄膜発熱抵抗体14b、
この抵抗体14bの長手両端部にスクリーン印刷等で形
成具備させたAg等の給電用電極14c・14c、抵抗
体14bを形成した加熱体表面を保護させた耐熱ガラス
等のオーバーコート層14d、基板裏面側に具備させた
加熱体温度を検知するサーミスタ等の検温素子14e等
からなる全体に低熱容量の線状加熱体である。
【0036】この加熱体14は抵抗体14bを形成具備
させた表面側を下向きにして下側のフィルム内面ガイド
部材10に固定支持させてあり、両端部電極14c・1
4c間に対する給電により抵抗体14bが長手全長にわ
たって発熱することで昇温し、その昇温が検温素子14
eで検知され、その検知温度が温度制御回路(不図示)
へフィードバックされて、加熱体14の温度が所定の定
着温度に維持されるように抵抗体14bへの通電が制御
される。
【0037】加圧ローラ9が図2において反時計方向に
回転駆動されることで加圧ローラの表面摩擦力で筒状の
フィルム8が加熱体14の表面に密着摺動してフィルム
内面ガイド部材10・10´の回りを時計方向aに回転
駆動される。ガイド部材10・10´はフィルム8の内
面を長手方向全域にわたってガイドする。回転フィルム
8は定着ニップ部Nを除いて、その周方向に張力が働い
ていない(テンションフリー)。
【0038】フィルム8が加圧ローラ9の回転駆動によ
り回転しており、また加熱体14が抵抗体14bへの通
電により所定に昇温した状態において、不図示の作像部
から搬送された被加熱部材としての、未定着トナー画像
Tを上面に担持した記録材(転写材)Pが定着ニップ部
Nの回転フィルム8と回転加圧ローラ9との間に導入さ
れる。
【0039】定着ニップ部Nに導入された記録材Pは回
転するフィルム8の外面に密着して該フィルム8と一緒
に定着ニップ部Nを挟持搬送されて加熱体14の熱をフ
ィルム8を介して与えられてトナー画像Tが加熱定着さ
れる。
【0040】フィルム8の回転過程におけるフィルム内
面ガイド部材の長手に沿う寄り移動はフィルム端部がフ
ランジ部材13の内面に受け止められることにより規制
される。
【0041】図5に定着フィルム8に寄りが発生した場
合の状態を説明する平面模型図(モデル図)を示す。定
着フィルム8の寄りは諸部材(特に加熱体14、加圧ロ
ーラ9)の位置精度がでていなかったり、加熱体長手方
向で温度分布が生じたりして定着フィルム8の搬送力が
フィルム幅方向で均一でない場合および定着フィルム8
の単品精度(膜厚、円筒度等)がでていない場合に起こ
るが、その時の定着フィルム端部の寄り状態は一様にし
て図5に示す形態をとる。
【0042】即ち上記要因によって生じる定着フィルム
搬送力差が、定着フィルム内周長Lと定着フィルムガイ
ド部材10及び10´の総周長L´の差(LーL´)に
よって定着フィルム中心軸を定着フィルムガイド部材、
フランジ部材に対してβ傾ける(寄り角)。
【0043】本実施例では、L≧L´≧0.8Lであ
る。加圧ローラ9の幅方向に垂直な力(摩擦力)Fによ
って定着フィルム8は Fsinβ=F・(LーL′)/D D:定着フィルム全長 の力で寄ることなる。
【0044】このとき、定着フィルム端部8aの周上の
1点Aは仮にフランジ部材13がなければ図5に示すよ
うに螺旋状の軌跡を描くはずであるが、規制フランジ1
3によりあたかも定着フィルムガイド部材に直交して回
転している様にみえる。
【0045】しかしながら定着フィルム8に回転力及び
寄り力を与える定着ニップ部Nでは定着フィルム端部は
寄り規制を受けないため図6の(a)・(b)に示すよ
うに、その軌跡は定着ニップ近傍で大きく変化する。従
って定着フィルム端部のダメージも定着ニップ近傍で発
生する。
【0046】定着フィルム端部は図6で示されるように
全面積で規制されているわけではなく、端面の一部分の
座屈耐力によって規制される。
【0047】本発明者らは数々の実験により、定着フィ
ルムの端面強度の限界とそのときの微小面積を以下のよ
うに見いだした。
【0048】寄り角 0.25° 定着フィルム内径 φ24 厚み 30μ 微小面積 0.755mm2 (中心角2π
/3) 定着フィルム寄り力に対する耐力(規制力)は寄り角に
依存し、定着フィルム内径に依らない。従って規制端部
面積(微小面積)は定着フィルム内径に依らず一定であ
る。
【0049】図7にこの断面における端面強度の指数と
なる断面2次モーメント算出要領図を示す。
【0050】断面2次モーメント算出式を下記する。
【0051】
【数1】 規制部分のIZ は P=π2 ・E・IZ /4/D2 D:定着フィルム全長 で与えられる座屈限界荷重の大きさを最もよく表す強度
指標となっている。
【0052】なぜならば寄り角によって荷重P(Fsi
nβ)は一定であり、また薄膜定着フィルムの挫屈は全
長Dに依らず生じるためテンションフリーで回転駆動さ
れる定着フィルムの使用限界強度は断面2次モーメント
Z とヤング率Eの積で代表されることになるからであ
る。
【0053】更に、定着フィルム材料ベースはポリイミ
ドであり、そのヤング率は定着フィルムの他の層の材料
に比べ非常に大きく、定着フィルムそのもののヤング率
に相当する。従って定着フィルムヤング率はポリイミド
のヤング率を用いることができる(定数)。
【0054】よって定着フィルムの使用限界を決める強
度の指標は規制面積における定着フィルムの膜厚、径お
よび中心角で与えられる断面2次モーメントIZ とな
る。
【0055】図7において扇形の規制面の図心Gは中心
軸xーxよりgの距離にあり、
【0056】
【数2】 図心を通りxーxに平行なgーg軸回りの断面2次モー
メントIG は中心軸回りの断面2次モーメントIX と断
面積Aに対して、 IG =IX −g2 ・A で与えられる。従ってIZ
【0057】
【数3】 前記(1)式となり、一定面積でr1 を増加するとIZ
は減少し、またr1 を減少させるとIZ は増加する。上
述IZ に実験で求めた径、膜厚、規制面積を代入する
と、定着フィルム使用限界強度指数(断面2次モーメン
ト)IZ が得られる。
【0058】IZ =2.49 上述の使用限度指数が得られたことによって以下の効果
がある。加熱体14から定着フィルム8を経て記録材P
に与えられる熱の効率をあげるためには、定着フィルム
8を寄り力に耐え得る強度をもちつつ薄膜化していく必
要があった。従来この定着フィルム強度は円筒の断面2
次モーメントを代表値とし下式
【0059】
【数4】 により径を増大していた。
【0060】しかしながら本発明によれば、規制面積を
一定にしつつ径を増加することは逆に強度の低下である
ことを証明し、強度を保ちつつ薄膜化するためには、径
を小さくして断面2次モーメントを大きくすることが必
要であることを定量的に証明している。
【0061】従って使用限界に対して明確なマージンを
もって部品設計をすることが可能になり、定着フィルム
8の規制端部における、折れ、シワ、破れがなくなり、
安定した定着フィルムの走行及び定着性が得られた。
【0062】逆に本体構成の都合上定着フィルム外径を
増やす場合には使用限界指数によって増すべき定着フィ
ルム厚みが算出される。従って良好な定着性を得るため
には、加熱体温度をどのくらい上昇させなければならな
いかという簡易設計が可能になった。
【0063】〈実施例2〉本施例1では定着フィルム材
料として、ポリイミドを用いたが、当然のごとく任意の
耐熱性材料によって定着フィルムは形成され得る。
【0064】この場合、定着フィルムの強度指数は、定
着フィルムのヤング率E´と断面2次モーメントの積で
与えられる。例えば定着フィルムベース材料に耐熱性樹
脂(PES)を用いた場合、ポリイミドベースの定着フ
ィルム強度限界が E・IZ =500(kg/mm2 )・2.49 で代表されるため、PES(E=200)定着フィルム
は同様に E´・IZ ´=E・IZ で表されるIZ ´=6.23でその仕様が決定出来る。
【0065】前述したようにE・IZがフィルムのそも
そもの強度限界を表わし、定着フィルム材料がPI(ポ
リイミド)の場合、Eは定数、強度指標がIZとなる。
他材料を使った場合(フィルムの座屈耐力に寄与するの
はフィルムのベース材料であり、表層の離型層等は考慮
に入れなくてよい)、他材料のE'とIZ´がポリイミド
E・IZ =E´・IZ´となるようにすれば強度上の問
題はない。よって下限値はポリイミドの E・IZ≧1245 となる。
【0066】以上の実施例1・2で説明したように、端
部を規制されつつ回転走行する定着フィルム8の端部限
界強度は、定着フィルムの断面積0.755mm2 当た
りの断面2次モーメントにより示すことが可能である。
【0067】これによって設計時の強度マージンを加え
た形で定着フィルム強度設計が可能になった。
【0068】従って、規制される定着フィルム8の端部
が折れたり、傷ついたりして生じる定着フィルムの走行
不良及び定着性不良を妨げることができた。
【0069】〈実施例3〉図8は例えば前述した実施例
1に示したような本発明に従うフィルム加熱方式の加熱
装置としての画像加熱定着装置7を組み込んだ画像形成
装置の一例の概略構成を示している。本例の画像形成装
置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式・プロセス
カートリッジ着脱方式の電子写真複写装置である。
【0070】100は装置機筺、101はその装置機筺
の上面板102上に配設したガラス板等の透明板部材よ
りなる往復動型の原稿載置台であり、機筺上面板101
上を図面上右方a、左方a´に夫々所定の速度で往復移
動駆動される。
【0071】Gは原稿であり、複写すべき画像面側を下
向きにして原稿載置台101の上面に所定の載置基準に
従って載置し、その上に原稿圧着板103をかぶせて押
え込むことによりセットされる。
【0072】104は機筺上面板102面に原稿載置台
101の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方
向)を長手として開口された原稿照明部としてのスリッ
ト開口部である。
【0073】原稿載置台101上に載置セットした原稿
Gの下向き画像面は原稿載置台101の右方aへの往動
移動過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開
口部104の位置を通過していき、その通過過程でラン
プ105の光Lをスリット開口部104、透明な原稿載
置台101を通して受けて照明走査され、その照明走査
光の原稿面反射光が像素子アレイ106によって感光ド
ラム107面に結像露光される。
【0074】感光ドラム107は例えば酸化亜鉛感光層
・有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支
軸108を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回
転駆動され、その回転過程で帯電器109により正極性
又は負極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に
前記の原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けるこ
とにより感光ドラム107面には結像露光した原稿画像
に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0075】この静電潜像は現像器110により加熱で
軟化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
111の配設部位へ移行していく。
【0076】Sは記録材としての転写材シートPを積載
収納したカセットであり、該カセット内のシートPが給
送ローラ112の回転により1枚宛繰出し給送され、次
いでレジストローラ113により、ドラム107上のト
ナー画像形成部の先端が転写放電器111の部位に到達
したとき転写材シートPの先端も転写放電器111と感
光ドラム107との間位置に丁度到達して両者一致する
ようにタイミングどりされて同期給送される。
【0077】そしてその給送シートPの面に対して転写
放電器111により感光ドラム107側のトナー画像が
順次に転写されていく。
【0078】転写部でトナー画像転写を受けたシートは
不図示の分離手段で感光ドラム107面から順次に分離
されて搬送装置114によって前述の定着装置7に導か
れて担持している未定着トナー画像の加熱定着を受け、
画像形成物(コピー)として排出ローラ116を通って
機外の排紙トレイ117上に排出される。
【0079】画像転写後の感光ドラム107の面はクリ
ーニング装置118により転写残りトナー等の付着汚染
物の除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0080】PCは装置本体100内のカートリッジ着
脱部120に着脱されるプロセスカートリッジであり、
本例の場合は、像担持体としての感光ドラム107、帯
電器109、現像器110、クリーニング装置118の
4つのプロセス機器を包含させて一括して装置本体10
0に対して着脱交換自在としてある。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明は、テンションフリ
ータイプのフィルム加熱方式の加熱装置において、フラ
ンジ部材に端部を受け止められて寄り移動を規制された
フィルムに折れ、シワおよび亀裂を生じることを防止し
て、フィルムの走行不良および耐久寿命の低下、画像加
熱定着装置にあっては定着画像の劣化を防ぐことを可能
にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の加熱装置(画像加熱定着装置)の
要部の正面図
【図2】 横断側面図
【図3】 加熱体の途中部省略・一部切欠き平面模型図
【図4】 装置の分解斜視図
【図5】 定着フィルムに寄りが発生した場合の状態を
説明する平面模型図(モデル図)
【図6】 (a)・(b)は定着フィルム端面規制部分
詳細図
【図7】 規制面積における断面2次モーメントの算式
説明図
【図8】 画像形成装置の一例の概略構成図
【図9】 フィルム加熱方式の加熱装置の一例の概略構
成図
【図10】 他の構成形態の装置(テンションフリータ
イプ)の概略構成図
【符号の説明】
7 加熱装置(画像加熱定着装置)の総括符号 8 筒型の耐熱性フィルム(定着フィルム) 9 加圧ローラ 10・10´ フィルム内面ガイド部材 13 フランジ部材 14 加熱体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定の加熱体と、 この加熱体に内面が圧接しつつ周長の少なくとも一部が
    テンションのかからない状態で回転駆動されるポリイミ
    ド材料を用いた筒状のエンドレス薄膜フィルムと、 前記加熱体の支持部と、前記フィルムの内面をガイドす
    るガイド部を有するフィルムガイド部材と、 前記フィルムを挟んで前記加熱体に圧接して回転駆動さ
    れ、前記フィルムを加熱体に圧接しつつ回転させる加圧
    回転体と、 前記フィルムの長手方向端部を受け止めて規制するフラ
    ンジ部材を有し、前記フィルムガイド部材の周長と、前
    記フィルムの内周長及び全長によって決定するフィルム
    寄り角が0.25°以上であり、前記フィルムを挟んで
    前記加熱体と前記加圧回転体との間に形成される圧接ニ
    ップ部のフィルムと加圧回転体との間に被加熱材を供給
    しフィルムと一緒に該圧接ニップ部を挟持搬送させるこ
    とでフィルムを介して加熱体の熱を被加熱材に与える加
    熱装置であり、 前記フィルムとして、断面積が0.755mm2 となる
    フィルム断面形状の弦に平行な図心回りの断面2次モー
    メントIG が、 IG ≧2.49 であるものを用いたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 任意の材料で形成された前記フィルムの
    断面形状IG とフィルムヤング率Eの積が、 E・IG ≧1245〔Kg/mm2 〕 であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 被加熱材が画像定着すべき記録材であ
    り、該記録材に未定着画像を加熱定着させる画像加熱定
    着装置であることを特徴とする請求項1又は同2に記載
    の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至同3の何れかに記載の
    加熱装置を、記録材に未定着画像を加熱定着させる画像
    加熱定着装置として備えていることを特徴とする画像形
    成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6014539A (en) * 1996-04-05 2000-01-11 Canon Kabushiki Kaisha Image heating device
US6944420B2 (en) 2002-04-25 2005-09-13 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus with flexible sleeve and flange members in contact with the sleeve
JP2006293225A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
US7242895B2 (en) * 2004-02-20 2007-07-10 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus having a flexible sleeve
JP2019028182A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 キヤノン株式会社 定着ベルトおよび定着装置

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