JPH06314541A - ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法 - Google Patents
ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法Info
- Publication number
- JPH06314541A JPH06314541A JP10565493A JP10565493A JPH06314541A JP H06314541 A JPH06314541 A JP H06314541A JP 10565493 A JP10565493 A JP 10565493A JP 10565493 A JP10565493 A JP 10565493A JP H06314541 A JPH06314541 A JP H06314541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- correction lens
- forming
- flat
- curved
- fluorescent screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高解像度のブラウン管を得るための蛍光膜を
高精度に形成することのできる安価な補正レンズ、この
補正レンズ成形に好適な成形用金型、成形用金型の製作
方法及び製作装置、および補正レンズの成形方法を提供
する。 【構成】 基準面2cに対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面2bで構成されるブラウン管蛍光面パ
ターン形成用補正レンズにおいて、該複数個の平面ある
いは曲面2bの最下点を隣接面との境界部段差が最小に
なる箇所に設けること、及び又は該複数個の平面あるい
は曲面2bの一辺を2mm以下に細分化することによ
り、隣接面との境界部の段差2aを縮小せしめる。
高精度に形成することのできる安価な補正レンズ、この
補正レンズ成形に好適な成形用金型、成形用金型の製作
方法及び製作装置、および補正レンズの成形方法を提供
する。 【構成】 基準面2cに対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面2bで構成されるブラウン管蛍光面パ
ターン形成用補正レンズにおいて、該複数個の平面ある
いは曲面2bの最下点を隣接面との境界部段差が最小に
なる箇所に設けること、及び又は該複数個の平面あるい
は曲面2bの一辺を2mm以下に細分化することによ
り、隣接面との境界部の段差2aを縮小せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーブラウン管蛍光
面を露光及び現像により形成する場合の露光工程におい
て用いられる補正レンズとその金型の製造方法に関する
ものである。
面を露光及び現像により形成する場合の露光工程におい
て用いられる補正レンズとその金型の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管の高精細化が要求され
るに従い、蛍光面を露光及び現像により形成する場合の
露光工程に要求される精度も高まっている。ブラックマ
トリックス形式のカラーブラウン管の蛍光面形成におい
ては、多数のストライプ状またはドット状のホールを残
して黒色体が形成され、該ホールにストライプ状または
ドット状の蛍光膜を形成する。このため、該ホール及び
前記蛍光体膜の位置が一致することになるが、両者を電
子ビームの射突位置に正確に位置させることが重要とな
る。上記位置合わせ(レジストレーション補正)を行う
ために種々の補正レンズが使用されているが、連続曲面
を有するものと不連続の曲面を有するものとがあり、両
者共露光用光線を屈折させて実際の電子ビーム軌道に近
似させる目的のものであることから、非常に複雑な面形
状を呈している。前記ストライプ状の蛍光膜を有するカ
ラーブラウン管では、蛍光膜が垂直方向に長い帯状にな
るため、これを発光させるために投写させる電子ビーム
とストライプ状蛍光膜とが垂直方向に位置ずれを起こし
ても色ずれを起こすことがない。したがって、水平方向
へのビームずれのみを補正すればよいことから補正レン
ズの設計面での自由度は高い。しかし、この型式の蛍光
面は高密度で配列できないため、高い解像度は得られな
い。このため、高解像度が要求されるコンピュータ端末
用カラーブラウン管では、ドット状の蛍光膜を形成して
いる。上記ドット状の蛍光膜を形成したカラーブラウン
管の蛍光膜形成にあたっては、水平方向及び垂直方向の
補正を同時に行わなければならず、最適補正量が得られ
るように種々の補正レンズが用いられている。
るに従い、蛍光面を露光及び現像により形成する場合の
露光工程に要求される精度も高まっている。ブラックマ
トリックス形式のカラーブラウン管の蛍光面形成におい
ては、多数のストライプ状またはドット状のホールを残
して黒色体が形成され、該ホールにストライプ状または
ドット状の蛍光膜を形成する。このため、該ホール及び
前記蛍光体膜の位置が一致することになるが、両者を電
子ビームの射突位置に正確に位置させることが重要とな
る。上記位置合わせ(レジストレーション補正)を行う
ために種々の補正レンズが使用されているが、連続曲面
を有するものと不連続の曲面を有するものとがあり、両
者共露光用光線を屈折させて実際の電子ビーム軌道に近
似させる目的のものであることから、非常に複雑な面形
状を呈している。前記ストライプ状の蛍光膜を有するカ
ラーブラウン管では、蛍光膜が垂直方向に長い帯状にな
るため、これを発光させるために投写させる電子ビーム
とストライプ状蛍光膜とが垂直方向に位置ずれを起こし
ても色ずれを起こすことがない。したがって、水平方向
へのビームずれのみを補正すればよいことから補正レン
ズの設計面での自由度は高い。しかし、この型式の蛍光
面は高密度で配列できないため、高い解像度は得られな
い。このため、高解像度が要求されるコンピュータ端末
用カラーブラウン管では、ドット状の蛍光膜を形成して
いる。上記ドット状の蛍光膜を形成したカラーブラウン
管の蛍光膜形成にあたっては、水平方向及び垂直方向の
補正を同時に行わなければならず、最適補正量が得られ
るように種々の補正レンズが用いられている。
【0003】例えば、特公昭47−40983号公報に
開示されているような不連続補正レンズを組み込んだ露
光台について図面を用いて説明する。図4は上記公知例
に係る露光台の構成を示したものであり、光源1及びL
Cレンズ7及び補正レンズ2を内蔵した露光台3上にシ
ャドウマスク4を装着したフェースパネル5が設置され
る。補正レンズ2は図5(a)に示したような平面形状
を有し、かつ、同図5(b)、(c)に示したような水
平方向(x)、垂直方向(y)に傾きを有する断面形状
を有し、各方向に正方形あるいは長方形の複数個のブロ
ックに分割されている。図4において、光源1から出射
された露光用光線はLCレンズ7を通過し、補正レンズ
2で屈折した後シャドウマスク4のアパーチを介してフ
ェースパネル5の内面に達し、感光性膜6を露光する
が、補正レンズ2の不連続境界面の格子状のパターンが
感光性膜6に露光されるのを防ぐために、露光処理中に
補正レンズ2をx,yの2方向に揺動させている。しか
し、格子状明暗線パターンの影響によりドット形成が高
精度化できないため、種々の格子状明暗線パターンの発
生を抑止できる方法が使用されている。例えば特開昭6
2−154525号に開示されている補正レンズもその
ひとつの例である。
開示されているような不連続補正レンズを組み込んだ露
光台について図面を用いて説明する。図4は上記公知例
に係る露光台の構成を示したものであり、光源1及びL
Cレンズ7及び補正レンズ2を内蔵した露光台3上にシ
ャドウマスク4を装着したフェースパネル5が設置され
る。補正レンズ2は図5(a)に示したような平面形状
を有し、かつ、同図5(b)、(c)に示したような水
平方向(x)、垂直方向(y)に傾きを有する断面形状
を有し、各方向に正方形あるいは長方形の複数個のブロ
ックに分割されている。図4において、光源1から出射
された露光用光線はLCレンズ7を通過し、補正レンズ
2で屈折した後シャドウマスク4のアパーチを介してフ
ェースパネル5の内面に達し、感光性膜6を露光する
が、補正レンズ2の不連続境界面の格子状のパターンが
感光性膜6に露光されるのを防ぐために、露光処理中に
補正レンズ2をx,yの2方向に揺動させている。しか
し、格子状明暗線パターンの影響によりドット形成が高
精度化できないため、種々の格子状明暗線パターンの発
生を抑止できる方法が使用されている。例えば特開昭6
2−154525号に開示されている補正レンズもその
ひとつの例である。
【0004】このレンズ形状について次に説明する。図
6(a)は格子状明暗線パターンをある程度抑止するた
めの補正レンズの平面図、同図(b)はそのA−A断面
図である。補正レンズの有効面を複数の領域に分割し、
領域12aの中心の厚さをd1 、12bの中心の厚さを
d2 、12cの中心の厚さをd3 、12dの中心の厚さ
をd4 、12eの中心の厚さをd5 、12fの中心の厚
さをd6 とすると、これらd1 、d2 、d3 、d4 、d
5 、d6 を各領域間の段差部13a,13b,13c,
13d,13eが100μm程度の最小または極小とな
るように変化させる。このように各段差部を小さくする
ことにより、蛍光面上の格子状明暗線パターン(明暗線
縞)を軽減することが可能となる。
6(a)は格子状明暗線パターンをある程度抑止するた
めの補正レンズの平面図、同図(b)はそのA−A断面
図である。補正レンズの有効面を複数の領域に分割し、
領域12aの中心の厚さをd1 、12bの中心の厚さを
d2 、12cの中心の厚さをd3 、12dの中心の厚さ
をd4 、12eの中心の厚さをd5 、12fの中心の厚
さをd6 とすると、これらd1 、d2 、d3 、d4 、d
5 、d6 を各領域間の段差部13a,13b,13c,
13d,13eが100μm程度の最小または極小とな
るように変化させる。このように各段差部を小さくする
ことにより、蛍光面上の格子状明暗線パターン(明暗線
縞)を軽減することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、補
正レンズの不連続境界面の格子状のパターンが感光性膜
に露光されないために、改善策として露光時の補正レン
ズの揺動が用いられている。または、レンズ平面の中心
の厚さの調整により格子状明暗線パターンの発生を軽減
している。しかし、ブラウン管の高精細化のニーズに対
して、上記従来技術では、不十分である。この問題点に
ついて以下説明する。図7は従来の補正レンズの金型1
1の斜視図であるが、複数の平面11aの境界部に段差
11bが有るので、この金型を用いて成形したレンズに
光を通して感光性膜に露光すると、感光性膜に格子状明
暗線パターン(明暗縞)を生じ、ドットのバラツキが生
ずる。このため、高精細化に要求されているブラウン管
の実現が困難となる。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたものであって、従来技術の問題点を解消することを
目的とする。具体的には次の如くである。即ち、第1の
目的高解像度のブラウン管を得るための蛍光膜を高精度
に形成することのできる安価な補正レンズを、第2の目
的はその補正レンズを安易に加工方法により高精度の成
形用金型の製作方法を、第3の目的はその補正レンズの
成形方法を、第4の目的はこの補正レンズを用いて蛍光
膜を構成したブラウン管を、そして第5の目的はこの補
正レンズを用いて蛍光膜を構成したブラウン管を適応し
たテレビセットを、それぞれ提供することにある。
正レンズの不連続境界面の格子状のパターンが感光性膜
に露光されないために、改善策として露光時の補正レン
ズの揺動が用いられている。または、レンズ平面の中心
の厚さの調整により格子状明暗線パターンの発生を軽減
している。しかし、ブラウン管の高精細化のニーズに対
して、上記従来技術では、不十分である。この問題点に
ついて以下説明する。図7は従来の補正レンズの金型1
1の斜視図であるが、複数の平面11aの境界部に段差
11bが有るので、この金型を用いて成形したレンズに
光を通して感光性膜に露光すると、感光性膜に格子状明
暗線パターン(明暗縞)を生じ、ドットのバラツキが生
ずる。このため、高精細化に要求されているブラウン管
の実現が困難となる。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたものであって、従来技術の問題点を解消することを
目的とする。具体的には次の如くである。即ち、第1の
目的高解像度のブラウン管を得るための蛍光膜を高精度
に形成することのできる安価な補正レンズを、第2の目
的はその補正レンズを安易に加工方法により高精度の成
形用金型の製作方法を、第3の目的はその補正レンズの
成形方法を、第4の目的はこの補正レンズを用いて蛍光
膜を構成したブラウン管を、そして第5の目的はこの補
正レンズを用いて蛍光膜を構成したブラウン管を適応し
たテレビセットを、それぞれ提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は(1)
基準面に対して傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面の最下点
を、隣接面との境界部段差が最小になる箇所に設けたこ
とを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズにより、または、(2)基準面に対して傾きが異な
る複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン管
蛍光面パターン形成用補正レンズにおいて、該複数個の
平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化すること
により、隣接面との境界部段差が最小になることを特徴
とするブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズによ
り、達成される。
基準面に対して傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面の最下点
を、隣接面との境界部段差が最小になる箇所に設けたこ
とを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズにより、または、(2)基準面に対して傾きが異な
る複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン管
蛍光面パターン形成用補正レンズにおいて、該複数個の
平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化すること
により、隣接面との境界部段差が最小になることを特徴
とするブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズによ
り、達成される。
【0007】前記第2の目的は、(3)基準面に対し、
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製
造方法において、一方向あるいは多方向の傾き成分を有
する複数個の平面あるいは曲面をダイヤモンドバイト等
の切削工具による切削加工によって連続的に帯状に同一
個の金型材料表面に形成し、その平面、あるいは曲面の
最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になる
ように加工すること、または該複数個の平面あるいは曲
面の一辺を2mm以下に細分化するように加工するこ
と、またはその平面、あるいは曲面の最下点を隣接面と
の境界部段差が最小になる箇所になるように設定し、該
複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化
するように加工することを特徴としたブラウン管蛍光面
パターン形成用補正レンズの金型の製作方法及び金型加
工装置により、または、(4)基準面に対し、傾きが異
なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン
管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製造方法に
おいて、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパン
チを用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになる
よう位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平
面あるいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その
傾斜角を持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面と
の境界部段差が最小になる箇所になるように加工するこ
と、または該複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm
以下に細分化するように加工すること、またはその平
面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最
小になる箇所になるように設定し、該複数個の平面ある
いは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように加工す
ることを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形成用補
正レンズの金型製作方法及び金型加工装置により、達成
される。
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製
造方法において、一方向あるいは多方向の傾き成分を有
する複数個の平面あるいは曲面をダイヤモンドバイト等
の切削工具による切削加工によって連続的に帯状に同一
個の金型材料表面に形成し、その平面、あるいは曲面の
最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になる
ように加工すること、または該複数個の平面あるいは曲
面の一辺を2mm以下に細分化するように加工するこ
と、またはその平面、あるいは曲面の最下点を隣接面と
の境界部段差が最小になる箇所になるように設定し、該
複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化
するように加工することを特徴としたブラウン管蛍光面
パターン形成用補正レンズの金型の製作方法及び金型加
工装置により、または、(4)基準面に対し、傾きが異
なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン
管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製造方法に
おいて、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパン
チを用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになる
よう位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平
面あるいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その
傾斜角を持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面と
の境界部段差が最小になる箇所になるように加工するこ
と、または該複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm
以下に細分化するように加工すること、またはその平
面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最
小になる箇所になるように設定し、該複数個の平面ある
いは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように加工す
ることを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形成用補
正レンズの金型製作方法及び金型加工装置により、達成
される。
【0008】前記第3の目的は(5)基準面に対し、傾
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの成形方法に
おいて、その傾斜角を持った平面、あるいは曲面の最下
点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるよう
に加工すること、または該複数個の平面あるいは曲面の
一辺を2mm以下に細分化するように加工すること、ま
たはその平面,あるいは曲面の最下点を隣接面との境界
部段差が最小になる箇所になるように設定し、該複数個
の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化するよ
うに加工することを特徴とするブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型に、ポリメチルメタアクリレ
ート、光硬化樹脂、熱硬化樹脂等の光学プラスチック、
あるいはガラス材を加熱圧縮し、または紫外線照射によ
り硬化させるなどして成形するブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの成形方法により、または、(6)
基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズの成形方法において、その傾斜角を持った平面、あ
るいは曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最小にな
る箇所になるように加工すること、または該複数個の平
面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように
加工すること、またはその平面,あるいは曲面の最下点
を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるように
設定し、該複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以
下に細分化するように加工することを特徴とするブラウ
ン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型に、該単一
平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを用い、金型
材料に対して所望の傾きになるようパンチを位置決め
し、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲
面を同一個の金型材料表面に形成したブラウン管蛍光面
パターン形成用補正レンズの金型にポリメチルメタアク
リレート,熱硬化樹脂,光硬化樹脂等の光学プラスチッ
クあるいはガラス材を加熱圧縮して成形し、あるいは紫
外線照射で硬化させるなどして成形するブラウン管蛍光
面パターン形成用補正レンズの成形方法により、達成さ
れる。
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの成形方法に
おいて、その傾斜角を持った平面、あるいは曲面の最下
点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるよう
に加工すること、または該複数個の平面あるいは曲面の
一辺を2mm以下に細分化するように加工すること、ま
たはその平面,あるいは曲面の最下点を隣接面との境界
部段差が最小になる箇所になるように設定し、該複数個
の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化するよ
うに加工することを特徴とするブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型に、ポリメチルメタアクリレ
ート、光硬化樹脂、熱硬化樹脂等の光学プラスチック、
あるいはガラス材を加熱圧縮し、または紫外線照射によ
り硬化させるなどして成形するブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの成形方法により、または、(6)
基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成用補正レ
ンズの成形方法において、その傾斜角を持った平面、あ
るいは曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最小にな
る箇所になるように加工すること、または該複数個の平
面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように
加工すること、またはその平面,あるいは曲面の最下点
を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるように
設定し、該複数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以
下に細分化するように加工することを特徴とするブラウ
ン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型に、該単一
平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを用い、金型
材料に対して所望の傾きになるようパンチを位置決め
し、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲
面を同一個の金型材料表面に形成したブラウン管蛍光面
パターン形成用補正レンズの金型にポリメチルメタアク
リレート,熱硬化樹脂,光硬化樹脂等の光学プラスチッ
クあるいはガラス材を加熱圧縮して成形し、あるいは紫
外線照射で硬化させるなどして成形するブラウン管蛍光
面パターン形成用補正レンズの成形方法により、達成さ
れる。
【0009】前記第4の目的は、(7)前記補正レンズ
を用いて露光形成した蛍光膜を有するブラウン管、ある
いはパターン形成セットにより達成される。
を用いて露光形成した蛍光膜を有するブラウン管、ある
いはパターン形成セットにより達成される。
【0010】前記の第5の目的は、(8)前記のブラウ
ン管を適用したテレビセット、コンピュータ端末用モニ
ターにより達成される。
ン管を適用したテレビセット、コンピュータ端末用モニ
ターにより達成される。
【0011】
【作用】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成
用補正レンズにおいて、補正レンズの金型製造時に加工
基準線位置変更により、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成された金型にその傾斜角を
持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部
段差が最小になる箇所に設けたブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズでは、傾斜角を持った平面あるいは
曲面の最下点の位置が基準面と同一高さではないため、
または上記最下点位置をレンズ傾斜面の中心厚と設定し
たレンズではないため、不連続面境界部の形状及び段差
の極小化により、光を屈折せしめるとき、互いに干渉範
囲が小さくなるため、ドットを形成するための露光効果
が悪化する不連続境界部の格子状の明暗線パターンの幅
が小さくなり、露光効果を大きく上げ得る。又、金型自
体が同一個の金属材料で構成されるため、平面あるいは
曲面で構成される1ブロックの大きさに制限を受けるこ
とがなく、ブロックの細分化が可能となり、不連続面境
界部の段差を従来技術における段差に比較すると、約1
/100から1/1000まで縮小することができる。
その上、金型の製造方法においては、不連続面境界部の
段差が傾斜角に依存するため、レンズの設計要素が傾斜
角のみとなり、設計自由度が増し、金型の製造方法も簡
易になる。上記により、蛍光面パターンに要求される精
度に応じた補正レンズの製作が低コストで可能となり、
蛍光面パターンの高精度が達成できることから、高精細
なブラウン管を構成することができる。
るいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パターン形成
用補正レンズにおいて、補正レンズの金型製造時に加工
基準線位置変更により、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成された金型にその傾斜角を
持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部
段差が最小になる箇所に設けたブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズでは、傾斜角を持った平面あるいは
曲面の最下点の位置が基準面と同一高さではないため、
または上記最下点位置をレンズ傾斜面の中心厚と設定し
たレンズではないため、不連続面境界部の形状及び段差
の極小化により、光を屈折せしめるとき、互いに干渉範
囲が小さくなるため、ドットを形成するための露光効果
が悪化する不連続境界部の格子状の明暗線パターンの幅
が小さくなり、露光効果を大きく上げ得る。又、金型自
体が同一個の金属材料で構成されるため、平面あるいは
曲面で構成される1ブロックの大きさに制限を受けるこ
とがなく、ブロックの細分化が可能となり、不連続面境
界部の段差を従来技術における段差に比較すると、約1
/100から1/1000まで縮小することができる。
その上、金型の製造方法においては、不連続面境界部の
段差が傾斜角に依存するため、レンズの設計要素が傾斜
角のみとなり、設計自由度が増し、金型の製造方法も簡
易になる。上記により、蛍光面パターンに要求される精
度に応じた補正レンズの製作が低コストで可能となり、
蛍光面パターンの高精度が達成できることから、高精細
なブラウン管を構成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る補正レンズの
外観を示す斜視図である。図2は補正レンズの断面図で
ある。補正レンズ2を構成する材料としては光の透過度
が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラスチッ
クで構成され、基準面2cに対してx,y方向の傾きが
異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの集合で形成さ
れている。本実施例の補正レンズは、図1に示すごと
く、従来技術で製作された補正レンズに類似した形状を
有しているが、基準面2cに対してx,y方向の傾きが
異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの一辺の長さに
制約を受けないことより、異なる複数個の平面、あるい
は曲面2bの面積を極小にすることができること、及び
その傾斜角を持った平面、あるいは曲面2bの最下点位
置によりレンズ平面境界部の段差2aが約0.1から1
μmと、非常に小さくなることが特徴である。本発明で
は、図1に示した補正レンズの成形に用いる金型は、該
複数個の平面あるいは曲面が同一個の金型材料表面に形
成された金型を用いて成形するものであるため、複数個
の平面、あるいは曲面2bの一辺の長さに制約を受ける
ことができない。従って、その平面、あるいは曲面2b
の面積を細分化することができる。本発明者の実験によ
ると、1辺の長さを2mm以下とすることによって実用
的な効果が得られる。2mmよりも大きくては充分な効
果が得られない。
明する。図1は、本発明の一実施例に係る補正レンズの
外観を示す斜視図である。図2は補正レンズの断面図で
ある。補正レンズ2を構成する材料としては光の透過度
が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラスチッ
クで構成され、基準面2cに対してx,y方向の傾きが
異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの集合で形成さ
れている。本実施例の補正レンズは、図1に示すごと
く、従来技術で製作された補正レンズに類似した形状を
有しているが、基準面2cに対してx,y方向の傾きが
異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの一辺の長さに
制約を受けないことより、異なる複数個の平面、あるい
は曲面2bの面積を極小にすることができること、及び
その傾斜角を持った平面、あるいは曲面2bの最下点位
置によりレンズ平面境界部の段差2aが約0.1から1
μmと、非常に小さくなることが特徴である。本発明で
は、図1に示した補正レンズの成形に用いる金型は、該
複数個の平面あるいは曲面が同一個の金型材料表面に形
成された金型を用いて成形するものであるため、複数個
の平面、あるいは曲面2bの一辺の長さに制約を受ける
ことができない。従って、その平面、あるいは曲面2b
の面積を細分化することができる。本発明者の実験によ
ると、1辺の長さを2mm以下とすることによって実用
的な効果が得られる。2mmよりも大きくては充分な効
果が得られない。
【0013】図3は、傾斜面を細分化した場合の説明図
であって、(a)は従来例を示す。(b)は実施例であ
って、例えば従来例における面12aを、12a1 〜1
2a4 に細分してある。ドット成形するための露光効果
が大きく影響する不連続境界部の段差が大幅に短縮で
き、設計自由度が増すことができる。図9は従来の補正
レンズと本発明の1実施例に係る補正レンズとを対比し
て示した部分拡大断面図であって(a)は従来例,
(b)は実施例である。従来例を描いた図6および図9
(a)に示したように傾斜面の中央厚の変更によって不
連続境界部の段差を短縮する方法ではなく、図9(b)
に示すように、金型製造時に、隣接した2傾斜面2bと
2b1 との傾斜角の相対関係より、2b傾斜面の最下点
位置を、段差が最短となるように設定することにより、
ドット形成時に露光効果を大きく影響する不連続境界部
の格子状のパターンのハバがさらに小さくなるため、高
精細なブラウン管蛍光面を成形できる高精度補正レンズ
を得ることができる。
であって、(a)は従来例を示す。(b)は実施例であ
って、例えば従来例における面12aを、12a1 〜1
2a4 に細分してある。ドット成形するための露光効果
が大きく影響する不連続境界部の段差が大幅に短縮で
き、設計自由度が増すことができる。図9は従来の補正
レンズと本発明の1実施例に係る補正レンズとを対比し
て示した部分拡大断面図であって(a)は従来例,
(b)は実施例である。従来例を描いた図6および図9
(a)に示したように傾斜面の中央厚の変更によって不
連続境界部の段差を短縮する方法ではなく、図9(b)
に示すように、金型製造時に、隣接した2傾斜面2bと
2b1 との傾斜角の相対関係より、2b傾斜面の最下点
位置を、段差が最短となるように設定することにより、
ドット形成時に露光効果を大きく影響する不連続境界部
の格子状のパターンのハバがさらに小さくなるため、高
精細なブラウン管蛍光面を成形できる高精度補正レンズ
を得ることができる。
【0014】次に、図1に示した本発明の補正レンズの
成形に用いる金型について説明する。図8は図1に示し
た本発明の一実施例に係る補正レンズの成形に用いられ
る金型の外観を示す斜視図である。金型11の材料とし
ては後述する加工性の観点から非鉄軟質金属、例えばア
ルミニウム合金、真鍮、あるいは銅などが適している。
基準底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、ある
いは曲面11aの最下点が傾斜面の最上点と一致してい
る特徴とした金型11の表面が図1に示した補正レンズ
の転写面に相当して形成されているものである。11b
は段差である。次にこの金型の加工法について説明す
る。
成形に用いる金型について説明する。図8は図1に示し
た本発明の一実施例に係る補正レンズの成形に用いられ
る金型の外観を示す斜視図である。金型11の材料とし
ては後述する加工性の観点から非鉄軟質金属、例えばア
ルミニウム合金、真鍮、あるいは銅などが適している。
基準底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、ある
いは曲面11aの最下点が傾斜面の最上点と一致してい
る特徴とした金型11の表面が図1に示した補正レンズ
の転写面に相当して形成されているものである。11b
は段差である。次にこの金型の加工法について説明す
る。
【0015】図10は本発明の補正レンズ用成形金型の
切削加工装置を示した図である。図11は本発明の金型
の切削プロセスのフローチャートである。金型11はZ
テーブルでのピッチ方向の位置決めテーブル22上に保
持される。この金型表面上に上述した補正レンズ表面形
状の転写面を、ダイヤモンドバイトなどの切削工具を用
いて切削加工を行うものである。ダイヤモンドバイト2
0は、その、切刃先端中心を回転中心として、ロータリ
テーブル21に回転可能に保持され、金型11に対して
Y方向のテーブル19の移動によって切込みが与えら
れ、x方向にテーブル19を連続的に移動させて切削送
りをかけるものである。この切削加工を行う前に、予め
加工の目標とする平面,あるいは曲面11aの傾斜角に
より、不連続境界部の段差11bの高さを計算し、傾斜
面11aの最下点の位置を段差11bが最小となる位置
に決め、このサイクルを順次繰り返し、全不連続境界部
の段差における加工位置を決定した後、金型切削加工を
行う。この切削送りの位置に応じ、1個の平面あるいは
曲面11cの切削を終了するたびに、Zテーブル22の
ピッチ送りを行い、次に切削を行う平面あるいは曲面1
1cの所望のy方向の傾斜角にダイヤモンドバイト20
の姿勢をロータリテーブル21によって切削中に順次変
化させていく加工方式である。なお、ダイヤモンドバイ
ト20の切削方向xに直行する方向の切れ刃長さは、所
望の1個の平面あるいは曲面11cの一辺の長さにより
若干長く形成しておけばよい。
切削加工装置を示した図である。図11は本発明の金型
の切削プロセスのフローチャートである。金型11はZ
テーブルでのピッチ方向の位置決めテーブル22上に保
持される。この金型表面上に上述した補正レンズ表面形
状の転写面を、ダイヤモンドバイトなどの切削工具を用
いて切削加工を行うものである。ダイヤモンドバイト2
0は、その、切刃先端中心を回転中心として、ロータリ
テーブル21に回転可能に保持され、金型11に対して
Y方向のテーブル19の移動によって切込みが与えら
れ、x方向にテーブル19を連続的に移動させて切削送
りをかけるものである。この切削加工を行う前に、予め
加工の目標とする平面,あるいは曲面11aの傾斜角に
より、不連続境界部の段差11bの高さを計算し、傾斜
面11aの最下点の位置を段差11bが最小となる位置
に決め、このサイクルを順次繰り返し、全不連続境界部
の段差における加工位置を決定した後、金型切削加工を
行う。この切削送りの位置に応じ、1個の平面あるいは
曲面11cの切削を終了するたびに、Zテーブル22の
ピッチ送りを行い、次に切削を行う平面あるいは曲面1
1cの所望のy方向の傾斜角にダイヤモンドバイト20
の姿勢をロータリテーブル21によって切削中に順次変
化させていく加工方式である。なお、ダイヤモンドバイ
ト20の切削方向xに直行する方向の切れ刃長さは、所
望の1個の平面あるいは曲面11cの一辺の長さにより
若干長く形成しておけばよい。
【0016】これ以外にも、本発明の補正レンズの金型
を成形するための加工方式は、塑性加工方式、放電加工
方式などが挙げられる。次に、塑性加工方式について説
明する。図12は本発明の補正レンズ用成形金型の塑性
加工装置を示した図である。金型11はx・yテーブル
であって、直行2軸方向に移動可能に保持された位置決
めテーブル19上に保持される。この金型表面上に基準
底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、あるいは
曲面11aを形成するためのパンチ18が該パンチの加
工面を中心として回転可能にゴニオステージ14、15
にて保持され、該ゴニオステージは垂直方向に移動可能
なz軸16下端部に取り付けられている。尚、パンチ1
8の加工面への押力を制御、管理するための力センサー
などを含めた制御装置30もこのz軸16の下端部付近
に取付けられている。このz軸16はコラム17にて保
持されている。
を成形するための加工方式は、塑性加工方式、放電加工
方式などが挙げられる。次に、塑性加工方式について説
明する。図12は本発明の補正レンズ用成形金型の塑性
加工装置を示した図である。金型11はx・yテーブル
であって、直行2軸方向に移動可能に保持された位置決
めテーブル19上に保持される。この金型表面上に基準
底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、あるいは
曲面11aを形成するためのパンチ18が該パンチの加
工面を中心として回転可能にゴニオステージ14、15
にて保持され、該ゴニオステージは垂直方向に移動可能
なz軸16下端部に取り付けられている。尚、パンチ1
8の加工面への押力を制御、管理するための力センサー
などを含めた制御装置30もこのz軸16の下端部付近
に取付けられている。このz軸16はコラム17にて保
持されている。
【0017】次に、図12の装置を用いた補正レンズ用
成形金型の加工プロセスについて説明する。図13は本
発明の金型の塑性加工プロセスのフローチャートであ
る。金型加工を行う前に、予め加工の対象となる平面、
あるいは曲面11aの傾斜角により、不連続境界部の段
差11bの高さを計算し、傾斜面11aの最下点の位置
を段差11bが最小になるかつ最適した加工位置に決
め、このサイクルを順次繰り返し、全不連続境界部の段
差における加工位置を決定した後、金型加工を行うパン
チ18の材質としては、ダイヤモンド、CBNあるいは
超硬合金などの高硬度材料が適しており、下端部の加工
に関与する面の形状は所望の平面、あるいは曲面11a
の表面形状の転写面に加工しておく。該パンチ18の金
型11に対する姿勢を被加工面に要求される基準底面1
1cに対するx,y方向の傾きに一致するようにx方向
のゴニオステージ14、およびy方向のゴニオステージ
15をそれぞれパルスモータ等の駆動源で位置決めを行
う。また該パンチと金型11のx−y面内での相対位置
決めはxテーブル、yテーブルを駆動して行う。この相
対位置決めを行った後、パンチ18を保持しているz軸
16を下降させ金型11表面を押圧し、力センサーなど
を含めた装置30が押圧力を制御して、所望の平面,あ
るいは曲面11aとした金型を形成するものである。こ
のサイクルを順次繰り返し、金型を加工する。上記の加
工方式は、塑性加工方式を用いて、本発明の補正レンズ
の金型を成形するものである。上述した塑性加工方式又
は切削加工方式のいずれかを用いて金型加工を終了した
のち、金型表面に、前述した光の透過度が高いポリメチ
ルメタアクリレート等の光学プラスチックあるいは熱硬
化樹脂を加熱圧縮して補正レンズを成形する。なお、紫
外線硬化型樹脂を金型表面に流し込み、紫外線を照射し
て成形することもできる。
成形金型の加工プロセスについて説明する。図13は本
発明の金型の塑性加工プロセスのフローチャートであ
る。金型加工を行う前に、予め加工の対象となる平面、
あるいは曲面11aの傾斜角により、不連続境界部の段
差11bの高さを計算し、傾斜面11aの最下点の位置
を段差11bが最小になるかつ最適した加工位置に決
め、このサイクルを順次繰り返し、全不連続境界部の段
差における加工位置を決定した後、金型加工を行うパン
チ18の材質としては、ダイヤモンド、CBNあるいは
超硬合金などの高硬度材料が適しており、下端部の加工
に関与する面の形状は所望の平面、あるいは曲面11a
の表面形状の転写面に加工しておく。該パンチ18の金
型11に対する姿勢を被加工面に要求される基準底面1
1cに対するx,y方向の傾きに一致するようにx方向
のゴニオステージ14、およびy方向のゴニオステージ
15をそれぞれパルスモータ等の駆動源で位置決めを行
う。また該パンチと金型11のx−y面内での相対位置
決めはxテーブル、yテーブルを駆動して行う。この相
対位置決めを行った後、パンチ18を保持しているz軸
16を下降させ金型11表面を押圧し、力センサーなど
を含めた装置30が押圧力を制御して、所望の平面,あ
るいは曲面11aとした金型を形成するものである。こ
のサイクルを順次繰り返し、金型を加工する。上記の加
工方式は、塑性加工方式を用いて、本発明の補正レンズ
の金型を成形するものである。上述した塑性加工方式又
は切削加工方式のいずれかを用いて金型加工を終了した
のち、金型表面に、前述した光の透過度が高いポリメチ
ルメタアクリレート等の光学プラスチックあるいは熱硬
化樹脂を加熱圧縮して補正レンズを成形する。なお、紫
外線硬化型樹脂を金型表面に流し込み、紫外線を照射し
て成形することもできる。
【0018】上述した塑性加工方式又は切削加工方式の
何れかの加工プロセスで製作した金型では所望の平面,
あるいは曲面11aの大きさ及び金型表面形状を自由に
設計できるため、高精度な補正レンズを製作することが
可能となり、蛍光膜のパターン精度が向上するため、高
精細ブラウン管を露光することができる。
何れかの加工プロセスで製作した金型では所望の平面,
あるいは曲面11aの大きさ及び金型表面形状を自由に
設計できるため、高精度な補正レンズを製作することが
可能となり、蛍光膜のパターン精度が向上するため、高
精細ブラウン管を露光することができる。
【0019】次に、前記実施例で得られた補正レンズの
使用例について述べる。レンズ面を構成する平面あるい
は曲面の一辺の長さを従来例に比して10%〜30%ま
で細分化し、その上、傾斜角を持った平面、あるいは曲
面の最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所に
設けることを特徴とした補正レンズを用いたことによ
り、露光効果を悪化する格子状の明暗線パターンの幅が
小さくなり、露光効果を大きく上げられるため、蛍光膜
のパターンの精度が向上し、高精細のカラーブラウン管
を得ることができた。また上記カラーブラウン管を設置
した高精細テレビセット、および端末用モニターを得る
ことができた。
使用例について述べる。レンズ面を構成する平面あるい
は曲面の一辺の長さを従来例に比して10%〜30%ま
で細分化し、その上、傾斜角を持った平面、あるいは曲
面の最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所に
設けることを特徴とした補正レンズを用いたことによ
り、露光効果を悪化する格子状の明暗線パターンの幅が
小さくなり、露光効果を大きく上げられるため、蛍光膜
のパターンの精度が向上し、高精細のカラーブラウン管
を得ることができた。また上記カラーブラウン管を設置
した高精細テレビセット、および端末用モニターを得る
ことができた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、前述のとおり、露光効
果を大きく上げられるため、補正レンズ面を構成する平
面あるいは曲面の一辺の長さを従来のより細分化すると
ともに、所定の傾斜角を持った平面,あるいは曲面の最
下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所に設ける
ことを特徴とした微細形状の高精度補正レンズを、ま
た、この補正レンズの成形に好適な成形用金型を、ま
た、この金型を加工するための加工方法および加工装置
を、また、この金型から優れた補正レンズの成形方法
を、また、この補正レンズを用いて蛍光膜のパターン精
度を向上した高精細カラーブラウン管を、また、このカ
ラーブラウン管を設置した高精細テレビセット、および
端末用モニターを得ることができる。
果を大きく上げられるため、補正レンズ面を構成する平
面あるいは曲面の一辺の長さを従来のより細分化すると
ともに、所定の傾斜角を持った平面,あるいは曲面の最
下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所に設ける
ことを特徴とした微細形状の高精度補正レンズを、ま
た、この補正レンズの成形に好適な成形用金型を、ま
た、この金型を加工するための加工方法および加工装置
を、また、この金型から優れた補正レンズの成形方法
を、また、この補正レンズを用いて蛍光膜のパターン精
度を向上した高精細カラーブラウン管を、また、このカ
ラーブラウン管を設置した高精細テレビセット、および
端末用モニターを得ることができる。
【図1】本発明の1実施例に係る補正レンズの外観を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例に係る補正レンズの断面図で
ある。
ある。
【図3】レンズ面を細分化した結果を示し、(a)は従
来例、(b)は実施例である。
来例、(b)は実施例である。
【図4】露光台の構成を示す断面図である。
【図5】従来の補正レンズの平面図及び断面図よりなる
3面図である。
3面図である。
【図6】従来の補正レンズの平面図及び断面図よりなる
2面図である。
2面図である。
【図7】従来の補正レンズの金型の斜視図である。
【図8】本発明の一実施例に係る補正レンズの成形用金
型の外観を示す斜視図である。
型の外観を示す斜視図である。
【図9】従来の補正レンズと本発明の補正レンズとを対
比して示した部分拡大断面図である。
比して示した部分拡大断面図である。
【図10】本発明の補正レンズ用成形金型の切削加工装
置の1例を示す斜視図である。
置の1例を示す斜視図である。
【図11】本発明の金型の切削加工プロセスのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図12】本発明の補正レンズ用成形金型の塑性加工装
置の1例を示す斜視図である。
置の1例を示す斜視図である。
【図13】本発明の金型の塑性加工プロセスのフローチ
ャートである。
ャートである。
2…補正レンズ、11…補正レンズ用金型、2a…レン
ズ面境界部の段差、2b…レンズ面、18…パンチ、1
4,15…ゴニオステージ、19…ダイヤモンドバイ
ト、21…ロータリテーブル。
ズ面境界部の段差、2b…レンズ面、18…パンチ、1
4,15…ゴニオステージ、19…ダイヤモンドバイ
ト、21…ロータリテーブル。
Claims (10)
- 【請求項1】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは
曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所
に設けたことを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形
成用補正レンズ。 - 【請求項2】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは
曲面の一辺を2mm以下に細分化することにより、隣接
面との境界部段差を縮小せしめたことを特徴とするブラ
ウン管蛍光面パターン形成用補正レンズ。 - 【請求項3】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型の製造方法において、一方向
あるいは多方向の傾き成分を有する複数個の平面あるい
は曲面を切削工具による切削加工によって連続的に帯状
に同一個の金型材料表面に形成し、その平面、あるいは
曲面の最下点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所
になるように加工することを特徴とするブラウン管蛍光
面パターン形成用補正レンズの金型の製作方法。 - 【請求項4】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型の製造方法において、一方向
あるいは多方向の傾き成分を有する複数個の平面あるい
は曲面を切削工具による切削加工によって連続的に帯状
に同一個の金型材料表面に形成し、該複数個の平面ある
いは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように加工す
ることを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形成用補
正レンズの金型の製作方法。 - 【請求項5】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型の製造方法において、該単一
平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを用い、金型
材料に対してパンチを所望の傾きになるよう位置決め
し、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲
面を同一個の金型材料表面に形成し、その傾斜角を持っ
た平面、あるいは曲面の最下点を隣接面と境界部段差が
最小になる箇所になるように加工することを特徴とする
ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製
作方法。 - 【請求項6】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの金型の製造方法において、該単一
平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを用い、金型
材料に対してパンチを所望の傾きになるよう位置決め
し、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲
面を同一個の金型材料表面に形成し、該複数個の平面あ
るいは曲面の一辺を2mm以下に細分化するように加工
すること、またはその平面、あるいは曲面の最下点を隣
接面との境界部段差が最小になる箇所になるように設定
するとともに該複数個の平面あるいは曲面の一辺を2m
m以下に細分化するように加工することを特徴とするブ
ラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズの金型の製作
方法。 - 【請求項7】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの成形方法において、その傾斜角を
持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部
段差が最小になる箇所になるように加工し、または該複
数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化す
るように加工し、またはその平面、あるいは曲面の最下
点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるよう
に設定するとともに該複数個の平面あるいは曲面の一辺
を2mm以下に細分化するように加工したブラウン管蛍
光面パターン形成用補正レンズの金型に、光学プラスチ
ック、あるいはガラス材を加熱圧縮し、または紫外線照
射硬化せしめて成形することを特徴とするブラウン管蛍
光面パターン形成用補正レンズの成形方法。 - 【請求項8】 基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管蛍光面パター
ン形成用補正レンズの成形方法において、その傾斜角を
持った平面、あるいは曲面の最下点を隣接面との境界部
段差が最小になる箇所になるように加工し、または該複
数個の平面あるいは曲面の一辺を2mm以下に細分化す
るように加工し、またはその平面、あるいは曲面の最下
点を隣接面との境界部段差が最小になる箇所になるよう
に設定するとともに該複数個の平面あるいは曲面の一辺
を2mm以下に細分化するように加工したブラウン管蛍
光面パターン形成用補正レンズの金型を、該単一平面あ
るいは曲面の転写面を有するパンチを用い、金型材料に
対してパンチを所望の傾きになるように位置決めし、金
型材料表面に押しつけて構成し、上記の蛍光面パターン
形成用補正レンズの金型に光学プラスチックあるいはガ
ラス材を加熱圧縮し、あるいは紫外線照射硬化せしめて
成形することを特徴とするブラウン管蛍光面パターン形
成用補正レンズの成形方法。 - 【請求項9】 上記請求項1ないし図8に記載の補正レ
ンズを用いて蛍光膜を形成したブラウン管、あるいはパ
ターン形成セット。 - 【請求項10】 請求項9に記載のブラウン管を適用し
たテレビセット、コンピュータ端末用モニター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565493A JPH06314541A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565493A JPH06314541A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314541A true JPH06314541A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14413438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10565493A Pending JPH06314541A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314541A (ja) |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP10565493A patent/JPH06314541A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06314541A (ja) | ブラウン管蛍光面パターン形成用補正レンズとその金型の製作方法及び同補正レンズの成形方法 | |
| US5844355A (en) | Color cathode ray tube and method for manufacturing the same display screen for color | |
| JPH06267414A (ja) | ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型 | |
| US4226513A (en) | Exposure device for making a stripe screen on a faceplate of a color cathode ray tube | |
| JP3123381B2 (ja) | カラーブラウン管の製造方法及びカラーディスプレイ装置の製造方法 | |
| JP3839962B2 (ja) | 荷電ビーム用マスク及び、該マスクを用いたデバイス製造方法 | |
| JP2000340492A (ja) | 電子線露光用マスクとそれを用いた半導体装置製造方法 | |
| JP3233133B2 (ja) | カラーブラウン管及びカラーディスプレイ装置 | |
| JP3422322B2 (ja) | カラーブラウン管及びカラーディスプレイ装置 | |
| JPH0765720A (ja) | カラーブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ | |
| EP0415286B1 (en) | Method of manufacturing correction lens for forming phosphor screen on faceplate of color cathode ray tube | |
| EP0400629A1 (en) | A method of manufacturing a color cathode ray tube and an exposure apparatus for use in working the method | |
| JPH05217498A (ja) | 螢光面パターン形成用補正レンズとその成形方法、およびその金型と金型の加工方法並びに加工装置 | |
| KR100236877B1 (ko) | 컬러브라운 관 및 컬러디스플레이장치 | |
| US6020681A (en) | High-definition cathode-ray tube and manufacturing method thereof | |
| JP2003217471A (ja) | カラーブラウン管及びカラーディスプレイ装置 | |
| US9343323B2 (en) | Method of producing aperture member | |
| JPH03104112A (ja) | 電子ビーム露光装置 | |
| JPH11237728A (ja) | 描画方法及び描画装置 | |
| JPH0582424A (ja) | 電子線露光方法 | |
| JPH04123747A (ja) | カラー受像管の製造方法 | |
| JPH04284328A (ja) | カラー陰極線管螢光面露光用補正レンズ | |
| JPH0218836A (ja) | カラー陰極線管の蛍光面作成装置 | |
| JPH11273562A (ja) | カラー受像管の製造方法 | |
| JPH11144616A (ja) | カラー受像管の製造方法およびその製造装置 |