JPH06314789A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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JPH06314789A
JPH06314789A JP10484293A JP10484293A JPH06314789A JP H06314789 A JPH06314789 A JP H06314789A JP 10484293 A JP10484293 A JP 10484293A JP 10484293 A JP10484293 A JP 10484293A JP H06314789 A JPH06314789 A JP H06314789A
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JP
Japan
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electrode
thin film
film transistor
gate
semiconductor layer
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Application number
JP10484293A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kawai
勝博 川合
Mikio Katayama
幹雄 片山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to EP94303130A priority patent/EP0622855B1/en
Priority to DE69427556T priority patent/DE69427556T2/de
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構成の小型化を図ることができ、且つ信頼性
と応答特性とを向上した薄膜トランジスタを提供する。 【構成】 液晶表示装置31に用いられている薄膜トラ
ンジスタ20は、ガラスなどの絶縁性基板29上に、金
属材料から作成されるゲート電極21、ゲート絶縁膜2
8、真性アモルファスシリコンからなる半導体層27、
エッチングストッパー層26、燐を添加したn+微結晶
シリコンからなるオーミックコンタクト層24、25、
金属材料からなるソース電極22およびドレイン電極2
3を、この順に積層した構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば絵素電極と、
該絵素電極毎の絵素電極選択用のスイッチング素子とを
マトリックス状に配列して高密度表示を行うアクティブ
マトリクス液晶表示装置に於ける該スイッチング素子と
して用いられる薄膜トランジスタに関するものである。
【0002】
【従来技術】図16は第1の従来技術の薄膜トランジス
タの平面図であり、図17は図16の切断面線X17−
X17から見た断面図である。従来から、アクティブマ
トリクス表示装置等に用いられている薄膜トランジスタ
は、図16及び図17に示すように、絶縁性基板9上
に、ゲート電極1、ゲート絶縁膜8、非結晶シリコンの
半導体層7、エッチングストッパー層6、燐をドープし
たオーミックコンタクト層4、5、ソース電極2および
ドレイン電極3を、この順に積層した構造を有してい
る。このような薄膜トランジスタは、その構造に関し
て、逆スタガー型と呼ばれている。
【0003】図18は、第2の従来技術の薄膜トランジ
スタの平面図であり、図19は図18の切断面線X19
−X19から見た断面図である。この従来技術の薄膜ト
ランジスタは、前述したような逆スタガー型であって、
しかも図18及び図19に示すように、前記第1の従来
技術の薄膜トランジスタに於けるようなエッチングスト
ッパー層を有していない。
【0004】図20は、第3の従来技術の薄膜トランジ
スタの平面図であり、図21は図20の切断面線X21
−X21から見た断面図である。本従来例の薄膜トラン
ジスタは、図20及び図21に示すように、絶縁性基板
9上に、ソース電極2およびドレイン電極3、燐をドー
プしたオーミックコンタクト層4、5、非結晶シリコン
の半導体層7、ゲート絶縁膜8及びゲート電極1を、こ
の順に積層してなる構造を有している。このような薄膜
トランジスタは、その構造に関して、順スタガー型と呼
ばれている。このほか、逆コプレナ型、順コプレナ型と
称される構造を有する薄膜トランジスタも用いられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の薄膜トラン
ジスタにおいて、上述したような各種の構造のいずれに
於いても、オーミックコンタクト層4、5として燐をド
ープした非結晶シリコン層を用いている。また、従来の
各構造の薄膜トランジスタにおいて、例として、図16
に示すように、ソース電極2及びドレイン電極3の各一
部とゲート電極1とがゲート絶縁膜8を介して互いに重
畳し、重畳部10を有している。
【0006】ゲート電極8とソース電極2およびドレイ
ン電極3との重畳部10が無い場合のソース電極2及び
ドレイン電極3を、図16及び図17に、2点鎖線で示
す。ソース電極2あるいはドレイン電極3がゲート電極
1に対して重畳していない部分、即ち薄膜トランジスタ
のチャンネル11からソース電極2あるいはドレイン電
極3までの非重畳部12は、薄膜トランジスタチャネル
などのオン抵抗に対して無視できない程度の直列抵抗と
成る。このため、薄膜トランジスタの特性が著しく悪化
する。
【0007】したがって、薄膜トランジスタを設計する
場合、実際には、薄膜トランジスタにおける各種パター
ン作製の為のフォトリソグラフィック工程に於ける作成
されるパターンの位置ずれを十分見込んだ設計をする必
要がある。その結果、前記重畳部10の面積が必要最小
限の面積よりも大きくなってしまう。これにより、薄膜
トランジスタのサイズ(占有面積)が過度に大きくな
る。
【0008】一方、前記ソース電極2及びドレイン電極
3とゲート電極1との間に於いて、寄生容量が発生す
る。この寄生容量によって、薄膜トランジスタの応答特
性が悪化する。このような応答特性の悪化を低減しよう
とする場合、前記重畳部10の面積は、できるだけ小さ
いことが望ましい。しかし、従来技術に於いて、前述し
たように、重畳部10の面積を減少することは、困難で
ある。従って、従来の薄膜トランジスタに於いて、構成
が大型であり、且つ寄生容量の発生により応答特性が悪
いという問題点を有している。
【0009】本発明は、上記問題点を解決しようとして
なされたものであり、構成の小型化を図ることができ、
且つ信頼性と応答特性とを向上した薄膜トランジスタを
提供することが本発明の目的である。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タは、電気絶縁性基板と、該電気絶縁性基板上に配置さ
れている帯状のゲート電極と、該ゲート電極の表面を被
覆しているゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜に関して該
ゲート電極と反対側に配置され、該ゲート絶縁膜と接触
する半導体層と、該半導体層に関して前記ゲート絶縁膜
と反対側に配置され、半導体層に接触し、かつ導電性を
有する複数のコンタクト層と、該複数のコンタクト層の
一方に接続されているソース電極及び該複数のコンタク
ト層の他方に接続されているドレイン電極とを有し、前
記複数のコンタクト層は、比抵抗が10Ωcm以下のn
型微結晶シリコンから形成され、該ソース電極及びドレ
イン電極の少なくともいずれか一方は、該ゲート電極と
重なり合う範囲以外の領域に形成されてされており、そ
のことにより、前記目的を達成することができる。
【0011】また、他の発明の薄膜トランジスタは、電
気絶縁性基板と、該電気絶縁性基板上に配置されている
帯状のゲート電極と、該ゲート電極の表面を被覆するゲ
ート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜に関して該ゲート電極と
反対側に配置され、該ゲート絶縁膜と接触する半導体層
と、該半導体層に関して前記ゲート絶縁膜と反対側に配
置されているチャネル保護層と、該半導体層に関して前
記ゲート絶縁膜と反対側に配置され、該半導体層に接触
し、かつ前記チャネル保護層を境界として分割された複
数の導電性を有するコンタクト層と、該複数のコンタク
ト層の一方に接続されているソース電極及び該複数のコ
ンタクト層の他方に接続されているドレイン電極とを有
し、前記複数のコンタクト層は、比抵抗が10Ωcm以
下のn型微結晶シリコンから形成され、該ソース電極及
びドレイン電極の少なくともいずれか一方は、前記チャ
ネル保護層に重なり合う範囲以外の領域に形成されてお
り、そのことにより、前記目的を達成することができ
る。
【0012】前記各発明に於いて、前記電気絶縁性基板
上に、前記ゲート電極とゲート絶縁膜と半導体層と、相
互に併設されているコンタクト層とソース電極及びドレ
イン電極とが、この順序に積層されている場合がある。
【0013】前記各発明に於いて、前記電気絶縁性基板
上に、相互に併設されている前記ソース電極及びドレイ
ン電極と、コンタクト層と、半導体層と、ゲート絶縁膜
と、ゲート電極とが、この順序に積層されている場合が
ある。
【0014】前記各発明に於いて、前記電気絶縁性基板
上に配置されているゲート電極とゲート絶縁膜と半導体
層とコンタクト層とソース電極及びドレイン電極とは、
逆コプレナ構造に形成されている場合がある。
【0015】前記各発明に於いて、前記電気絶縁性基板
上に配置されているゲート電極とゲート絶縁膜と半導体
層とコンタクト層とソース電極及びドレイン電極とは、
コプレナ構造に形成されている場合がある。
【0016】
【作用】上記本発明の薄膜トランジスタの構造によれ
ば、コンタクト層の材料を、比抵抗10Ωcm以下のn型
微結晶シリコンからなる材料とすることにより、このコ
ンタクト層を実質的に電極と等価な層として用いること
ができる。このため、ソース電極あるいはドレイン電極
を、ゲート電極に重畳する必要が無くなる。またチャネ
ル保護層を有するような薄膜トランジスタの構造におい
て、チャネル保護層に対してソース電極及びドレイン電
極を重畳させる必要が無くなる。その結果、コンタクト
層、ソース電極及びドレイン電極などのパターンに於け
るゲート電極やチャネル保護層に対する重畳面積を小さ
く出来る。
【0017】これにより、薄膜トランジスタの小型化を
図ることができる。また、コンタクト層、ソース電極及
びドレイン電極などが、ゲート電極やチャネル保護層に
対して重畳していない構成としたので、コンタクト層、
ソース電極及びドレイン電極などと、ゲート電極との間
で発生する寄生容量のが低減される。これにより、前記
寄生容量に起因する薄膜トランジスタの応答特性の悪化
を抑制することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の薄膜トランジス
タ20の平面図であり、図2は図1の切断面線X2−X
2から見た断面図であり、図3は本実施例の薄膜トラン
ジスタ20が用いられる例えばアクティブマトリックス
液晶表示装置31の分解斜視図である。本実施例に於い
て、エッチングストッパーを有する逆スタガー型の薄膜
トランジスタを示す。
【0019】本実施例の薄膜トランジスタ20が用いら
れているアクティブマトリクス液晶表示装置(以下、液
晶表示装置)31は、図3に示すように、ガラス基板な
どの絶縁性基板29上に、相互に平行な複数のゲートラ
イン32と、各ゲートライン32に直交する複数のソー
スライン33とが配置されている。これらのゲートライ
ン32とソースライン33との各交差点付近に、それぞ
れ絵素電極34が形成され、複数の絵素電極34は、絶
縁性基板29上でマトリックス状に配置されている。各
絵素電極34とゲートライン32とソースライン33と
の間に、薄膜トランジスタ20がそれぞれ接続されてい
る。
【0020】一方、絶縁性基板29と対向し、やはり、
ガラスなどからなる絶縁性基板35が用いられる。絶縁
性基板35上に、共通電極36が形成される。絶縁性基
板29、35間に液晶が注入され、液晶層39が絵素電
極34と共通電極36とで挟まれる。絶縁性基板29、
35の外方表面に於いて、偏光板37、38が貼り付け
られる。
【0021】このような液晶表示装置31に用いられて
いる薄膜トランジスタ20は、図1及び図2に示すよう
に、ガラスなどの絶縁性基板29上に、金属材料からな
るゲート電極21、ゲート絶縁膜28、真性アモルファ
スシリコンからなる半導体層27、エッチングストッパ
ー層26、燐を添加したn+微結晶シリコンからなるオ
ーミックコンタクト層24、25、金属材料からなるソ
ース電極22およびドレイン電極23を、この順に積層
した構造を有している。
【0022】以下、本実施例の薄膜トランジスタ20の
製造工程を詳述する。
【0023】まず、絶縁性基板29上にゲート電極21
を形成する。本実施例では絶縁性基板29としてガラス
を採用した。この絶縁性基板29上に、Al、Ti、T
aなどの低抵抗な材料からなる導電膜をスパッタリング
法を用いて堆積させ、これをパターニングして幅W1の
ゲート電極21が形成される。本実施例において、ゲー
ト電極21の材料としてTaが採用された。次に、ゲー
ト電極21上に、ゲート絶縁膜28が積層される。本実
施例において、プラズマCVD法を用いてSiNx膜を
膜厚t1(例として、約300nm)に積層し、ゲート
絶縁膜28とした。
【0024】続いて、ゲート絶縁膜28上に、半導体層
27及びエッチングストッパー層26を、プラズマCV
D法を用いて連続して作成する。半導体層27を作成す
るための真性半導体アモルファスシリコン(以下、a−
Si(i)と称する)層を成膜した後、エッチングスト
ッパー層26を作成するためのゲート絶縁膜28の材料
と同じSiNx層とを連続して成膜した。各a−Si
(i)層とSiNx層との膜厚t2、t3は、それぞれ
30nm、200nmに選ばれた。SiNx層からなる
エッチングストッパー層26がパターニングされて、エ
ッチングストッパー層26が形成される。
【0025】続いて、リンを添加したn+型微結晶シリ
コン層(以下、μc−Si(n+)と称する)層を、プ
ラズマCVD法によって層厚t4(例として、50n
m)に積層した。このμc−Si(n+)層は、たとえ
ばモノシラン対ホスフィン対水素流量比を1:1:10
0の比とし、従来よりハイパワーで放電することにより
成膜をおこなうことができる。
【0026】この後、μc−Si(n+)層及びa−S
i(i)層のパターニングを行い、半導体層27、及び
相互に間隔L1を隔て、幅L2のオーミックコンタクト
層24、25が形成される。このオーミックコンタクト
層24、25に挟まれる半導体層27にチャネル領域4
2が形成される。このμc−Si(n+)層は、前記半
導体層27と、この後に形成されるソース電極22また
はドレイン電極23の間のオーミックコンタクトを良好
に実現する。更に、本実施例のオーミックコンタクト層
24、25は、従来技術に於けるn+アモルファスシリ
コンからなるオーミックコンタクト層の導電率と比べ
て、100倍〜1000倍程度の導電率を有している。
例として、n+アモルファスシリコンの比抵抗が100
0Ωcm程度であるのに対し、μc−Si(n+)層の
比抵抗は10Ωcm以下である。従って薄膜トランジス
タ20の駆動状態において、オーミックコンタクト層2
4、25を実質的に電極22、23と同じように扱うこ
とができる。
【0027】次に、この絶縁性基板29の全面に於い
て、ソース電極22及びドレイン電極23を作成するた
めの導電体として、Ti、Al、Cr、Mo等の金属層
をスパッタリング法によって形成した。この金属層にパ
ターニングを行って、ソース電極22、ドレイン電極2
3を形成した。本実施例において、各電極22、23の
材料としてTiを使用した。このとき、従来技術と異な
り、ソース電極22、ドレイン電極23を、ゲート電極
21に重畳しない位置に形成する。
【0028】具体的には、ソース電極22及びドレイン
電極23の相互に対向する端部22a、23aと、ゲー
ト電極21の端部21a、21bとの間に、ゲート電極
21の前記幅方向に沿う長さL3、L4の間隔を隔てる
ように、ソース電極22及びドレイン電極23が、ゲー
ト絶縁膜28及びオーミックコンタクト層24、25を
部分的に被覆して形成される。即ち、前記端部22a、
23aと、ゲート電極21の端部21a、21bとの間
に、非重畳部40、41が形成される。
【0029】本実施例の薄膜トランジスタ20の構造
を、従来のa−Si(n+)をオーミックコンタクト層
の材料に用いて実現した場合、薄膜トランジスタ20の
前記チャネル領域42の端部からソース電極22あるい
はドレイン電極23までのa−Si(n+)部分が、薄
膜トランジスタ20のオン抵抗に対する直列抵抗成分と
して加算され、トランジスタのソース電流あるいはドレ
イン電流を制限することになる。従って、薄膜トランジ
スタ20の予め定めるレベルのオン電流を実現すること
が困難である。
【0030】これに対し、本実施例に於いて、オーミッ
クコンタクト層24、25にμc−Si(n+)を使用
しているので、この部分の抵抗値が薄膜トランジスタ2
0のオン抵抗に比べて十分小さい。その結果、ソース電
極22及びドレイン電極23がゲート電極21に重畳し
ない場合においても従来と変わらない薄膜トランジスタ
20の応答特性を得ることができる。また、ソース電極
22及びドレイン電極23は、ゲート電極21と重畳し
ない位置に形成されている。従って、オーミックコンタ
クト層24、25とゲート電極21との、あるいは、オ
ーミックコンタクト層24、25とチャネル保護層即ち
エッチングストッパー層26との重なりマージン(領
域)を小さくすることができる。
【0031】本実施例の薄膜トランジスタ20と従来技
術の薄膜トランジスタとを、同一の製造プロセスにおけ
る重なりマージンで設計し製造する場合に於いて、それ
だけ小型のトランジスタを作成することが可能となる。
その結果、トランジスタに発生する寄生容量を抑制する
ことができ、トランジスタの応答特性も改善されること
になる。
【0032】また、オーミックコンタクト層24、25
が、ソース電極22あるいはドレイン電極23の部分と
して機能するので、ソース電極22及びドレイン電極2
3がゲート電極21に対して重畳していない場合に於い
て、該重畳していない部分、即ち薄膜トランジスタ20
の前記非重畳部40、41が、薄膜トランジスタ20の
チャネル領域42などのオン抵抗に対して無視できない
程度の直列抵抗と成る事態が防止されている。したがっ
て、ソース電極22及びドレイン電極23を形成する場
合、薄膜トランジスタ20における各種パターン作製の
為のフォトリソグラフィック工程に於ける作成されるパ
ターンの位置ずれを見込む必要が解消される。その結
果、薄膜トランジスタ20のサイズ(占有面積)を減少
することができる。
【0033】図4は、本発明の第2の実施例の薄膜トラ
ンジスタ20aの平面図であり、図5は図4の切断面線
X5−X5から見た断面図である。本実施例は、前記第
1実施例に類似し、対応する部分には、同一の参照符号
を付す。本実施例において、ソース電極22およびドレ
イン電極23は、エッチングストッパー層26とは重畳
しないが、ゲート電極21とは重畳する位置に形成され
ている。更に詳細に説明すると、ソース電極22の端部
22aは、前記ゲート電極21の幅方向に沿って、ゲー
ト電極21の端部21aとエッチングストッパー層26
の端部26aとの間に位置する。また、ドレイン電極2
3の端部23aは、前記ゲート電極21の幅方向に沿っ
て、ゲート電極21の端部21bとエッチングストッパ
ー層26の端部26bとの間に位置する。
【0034】この様な構成の実施例に於いても、前記第
1実施例で述べた効果と同一の効果を達成することがで
きる。前述した薄膜トランジスタ20の製造工程に続く
後工程に於いて、薄膜トランジスタ20の特性を検査し
た時、薄膜トランジスタ20に短絡あるいは断線が発見
されることがある。このような場合、欠陥薄膜トランジ
スタ20は動作しないように処理される。本実施例に於
いて、薄膜トランジスタ20aが欠陥品であるとされた
場合、ゲート電極21とソース電極22との重畳部43
あるいはゲート電極21とドレイン電極23との重畳部
44にレーザー光を照射する。これにより、重畳部43
あるいは重畳部44に於いて、ゲート電極21とソース
電極22との間、あるいはゲート電極21とドレイン電
極23との間を短絡状態とするレーザーメルト処理が可
能となる。これにより、薄膜トランジスタ20の信頼性
と使用性とを向上することができる。
【0035】図6は本発明の第3の実施例の薄膜トラン
ジスタ20bの平面図であり、図7は図6の切断面線X
7−X7から見た断面図である。本実施例は、前述の各
実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付
す。本実施例の薄膜トランジスタ20bに於いて、ドレ
イン電極23のみがゲート電極21と重畳せず、ソース
電極22は、ゲート電極21に重畳し、且つエッチング
ストッパー26と重畳しないような構造である。このよ
うな構造の薄膜トランジスタ20bにおいて、前記第1
実施例で述べた効果及び第2実施例で述べた効果を併せ
て達成することができる。
【0036】このように、例えば、図6及び図7の薄膜
トランジスタ20bの製造工程の後工程に於いて、ゲー
ト電極21とソース電極22あるいはゲート電極21と
ドレイン電極23とを前述したようにレーザーメルトす
るために、ソース電極22とドレイン電極23とのいず
れか一方だけをゲート電極21と重畳させたままにして
おいても、前記各実施例で述べた効果と同一の効果を達
成することができる。図8は本発明の第4の実施例の薄
膜トランジスタ20cの平面図であり、図9は図8の切
断面線X9−X9から見た断面図である。本実施例の薄
膜トランジスタ20cは、前記各実施例に於けるエッチ
ングストッパー層が設けられていない構造を有してい
る。本実施例に於いて、半導体層27aを、前記各実施
例に於ける半導体層27の層厚よりも厚い層厚となるよ
うにしている。オーミックコンタクト層24、25をパ
ターンニングする際に、半導体層27もエッチングさ
れ、凹所27bが形成される。前記本実施例に特有な半
導体層27aの層厚は、半導体層27aにおいて凹所2
7b以外の部分に於いて、薄膜トランジスタ20cの予
め定めるチャネル領域42を形成するに十分な程度に選
ばれる。
【0037】本実施例に於いて、ソース電極22及びド
レイン電極23のいずれも、ゲート電極21と重畳しな
い位置に形成されている。これにより、本実施例に於
て、前記第1実施例に於いて述べた効果と同様の効果を
達成することができる。
【0038】本実施例の変形例として、前記第3実施例
と同様に、ソース電極22及びドレイン電極23のいず
れか一方がゲート電極21と重畳するように形成され、
ソース電極22及びドレイン電極23のいずれか他方が
ゲート電極21と重畳しないように形成される構造とす
る場合がある。このような場合には、前記第3実施例に
於いて述べた効果と同様の効果を達成することができ
る。
【0039】図10及び図11に、本発明の第5の実施
例の薄膜トランジスタ20dの構造を示す。本実施例
は、本発明をいわゆるスタガー構造のトランジスタに適
用した例である。本実施例の薄膜トランジスタ20d
は、絶縁性基板29上に、ソース電極22およびドレイ
ン電極23、前述したように形成されるオーミックコン
タクト層24、25、半導体層27、ゲート絶縁膜28
及びゲート電極21を、この順に積層してなる構造を有
している。
【0040】本実施例に於いても、ソース電極22及び
ドレイン電極23を、ゲート電極21と重畳しない範囲
に形成することができる。また、ソース電極22及びド
レイン電極23の少なくともいずれか一方をゲート電極
21と重畳しない範囲に形成し、前記いずれ片方をゲー
ト電極21と重畳する範囲に形成するようにしてもよ
い。
【0041】このような本実施例に於いて、前記各実施
例に於いて述べた効果と同様な効果を達成することがで
きる。
【0042】図12及び図13に本発明の第6の実施例
の薄膜トランジスタ20eを示す。本実施例は、本発明
をいわゆる逆コプレナ構造のトランジスタに適用した例
である。本実施例の薄膜トランジスタ20eは、絶縁性
基板29上に、ゲート電極21と、ゲート電極21を被
覆する範囲に形成されるゲート絶縁膜28とが積層して
形成される。ゲート絶縁膜28の外方の絶縁性基板29
上に、ソース電極22およびドレイン電極23が形成さ
れる。
【0043】ゲート電極21と重畳するように、ゲート
絶縁膜28とソース電極22とを被覆するオーミックコ
ンタクト層24と、ゲート絶縁膜28とドレイン電極2
3とを被覆するオーミックコンタクト層25とが形成さ
れる。オーミックコンタクト層24、25と、オーミッ
クコンタクト層24、25の間に於いて上方に露出した
ゲート絶縁膜28とを被覆して半導体層27が形成され
る。
【0044】本実施例に於いても、ソース電極22及び
ドレイン電極23を、ゲート電極21と重畳しない範囲
に形成することができる。また、ソース電極22及びド
レイン電極23の少なくともいずれか一方をゲート電極
21と重畳しない範囲に形成し、前記いずれ片方をゲー
ト電極21と重畳する範囲に形成するようにしてもよ
い。
【0045】このような本実施例に於いて、前記各実施
例に於いて述べた効果と同様な効果を達成することがで
きる。
【0046】図14及び図15に、本発明の第7の実施
例の薄膜トランジスタ20fの構造を示す。本実施例
は、本発明をいわゆるコプレナ構造のトランジスタに適
用した例である。本実施例の薄膜トランジスタ20f
は、絶縁性基板29上に、半導体層27と、半導体層2
7上に於いて、チャネル領域44を形成するための間隔
L1を隔てて形成されるオーミックコンタクト層24、
25と、該オーミックコンタクト層24、25を、それ
ぞれ部分的に被覆するソース電極22及びドレイン電極
23と、ソース電極22、オーミックコンタクト層2
4、半導体層27、オーミックコンタクト層25及びド
レイン電極23を被覆してゲート絶縁膜28が形成され
る。
【0047】このゲート絶縁膜28上であって、該オー
ミックコンタクト層24、25と重畳し、且つソース電
極22及びドレイン電極23とは重畳しない範囲に、ゲ
ート電極21が形成される。
【0048】本実施例に於いて、ソース電極22及びド
レイン電極23を、ゲート電極21と重畳しない範囲に
形成している。また、ソース電極22及びドレイン電極
23の少なくともいずれか一方をゲート電極21と重畳
しない範囲に形成し、前記いずれ片方をゲート電極21
と重畳する範囲に形成するようにしてもよい。
【0049】このような本実施例に於いて、前記各実施
例に於いて述べた効果と同様な効果を達成することがで
きる。
【0050】本発明の薄膜トランジスタは、前記各実施
例のように、液晶表示装置のスイッチング素子で有るに
限らず、集積回路内に於いて形成される薄膜トランジス
タなどであってもよく、その用途は限定されない。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、トランジ
スタのオーミックコンタクト部分を、n型微結晶シリコ
ンで形成した上で、ソース電極およびドレイン電極をゲ
ート電極と重複しない構造をとるため、オーミックコン
タクトとゲート電極あるいはエッチングストッパーとの
重なりマージンを小さくすることができる。それゆえ、
同じフォトリソグラフィックルールでトランジスタを設
計した場合、チャネル長を減少させたトランジスタを作
る事が可能となる。このようなトランジスタはオン電流
を増大できるだけでなく、ゲート電極が小さくなるの
で、ソース電極とゲート電極との間、及びドレイン電極
とゲート電極との間に発生する各寄生容量も小さくな
る。これにより、本発明の薄膜トランジスタの小型化を
図ることができると共に、薄膜トランジスタの信頼性と
応答特性とを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の薄膜トランジスタ20の
平面図である。
【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。
【図3】本発明に従う液晶表示装置31の分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の薄膜トランジスタ20a
の平面図である。
【図5】図4の切断面線X5−X5から見た断面図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の薄膜トランジスタ20b
の平面図である。
【図7】図6の切断面線X7−X7から見た断面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例の薄膜トランジスタ20c
の平面図である。
【図9】図8の切断面線X9−X9から見た断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施例の薄膜トランジスタ20
dの平面図である。
【図11】図10の切断面線X11−X11から見た断
面図である。
【図12】本発明の第6実施例の薄膜トランジスタ20
eの平面図である。
【図13】図12の切断面線X13−X13から見た断
面図である。
【図14】本発明の第7実施例の薄膜トランジスタ20
fの平面図である。
【図15】図14の切断面線X15−X15から見た断
面図である。
【図16】逆スタガー型薄膜トランジスタの従来例を示
す平面図である。
【図17】図16の切断面線X17−X17から見た断
面図である。
【図18】逆スタガー型薄膜トランジスタの別の従来例
を示す平面図である。
【図19】図18の切断面線X19−X19から見た断
面図である。
【図20】スタガー型薄膜トランジスタの従来例を示す
平面図である。
【図21】図20の切断面線X21−X21から見た断
面図である。
【符号の説明】
20、20a、20b、20c、20d、20e、20
f 薄膜トランジスタ 21 ゲート電極 22 ソース電極 23 ドレイン電極 24、25 オーミックコンタクト層 26 エッチングストッパー層 27 半導体層 28 ゲート絶縁膜 29 絶縁性基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性基板と、該電気絶縁性基板上
    に配置されている帯状のゲート電極と、該ゲート電極の
    表面を被覆しているゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜に
    関して該ゲート電極と反対側に配置され、該ゲート絶縁
    膜と接触する半導体層と、該半導体層に関して前記ゲー
    ト絶縁膜と反対側に配置され、半導体層に接触し、かつ
    導電性を有する複数のコンタクト層と、該複数のコンタ
    クト層の一方に接続されているソース電極及び該複数の
    コンタクト層の他方に接続されているドレイン電極とを
    有し、 前記複数のコンタクト層は、比抵抗が10Ωcm以下の
    n型微結晶シリコンから形成され、 該ソース電極及びドレイン電極の少なくともいずれか一
    方は、該ゲート電極と重なり合う範囲以外の領域に形成
    されている薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 電気絶縁性基板と、該電気絶縁性基板上
    に配置されている帯状のゲート電極と、該ゲート電極の
    表面を被覆するゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜に関し
    て該ゲート電極と反対側に配置され、該ゲート絶縁膜と
    接触する半導体層と、該半導体層に関して前記ゲート絶
    縁膜と反対側に配置されているチャネル保護層と、該半
    導体層に関して前記ゲート絶縁膜と反対側に配置され、
    該半導体層に接触し、かつ前記チャネル保護層を境界と
    して分割された複数の導電性を有するコンタクト層と、
    該複数のコンタクト層の一方に接続されているソース電
    極及び該複数のコンタクト層の他方に接続されているド
    レイン電極とを有し、 前記複数のコンタクト層は、比抵抗が10Ωcm以下の
    n型微結晶シリコンから形成され、 該ソース電極及びドレイン電極の少なくともいずれか一
    方は、前記チャネル保護層に重なり合う範囲以外の領域
    に形成されている薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記電気絶縁性基板上に、前記ゲート電
    極とゲート絶縁膜と半導体層とコンタクト層と、相互に
    併設されているソース電極及びドレイン電極とが、この
    順序に積層されている請求項1または2のいずれかに記
    載の薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁性基板上に、相互に併設さ
    れている前記ソース電極及びドレイン電極と、コンタク
    ト層と、半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と
    が、この順序に積層されている請求項1に記載の薄膜ト
    ランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記電気絶縁性基板上に配置されている
    ゲート電極とゲート絶縁膜と半導体層とコンタクト層と
    ソース電極及びドレイン電極とは、逆コプレナ構造に形
    成されている請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  6. 【請求項6】 前記電気絶縁性基板上に配置されている
    ゲート電極とゲート絶縁膜と半導体層とコンタクト層と
    ソース電極及びドレイン電極とは、コプレナ構造に形成
    されている請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
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