JPH06317877A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH06317877A
JPH06317877A JP10553193A JP10553193A JPH06317877A JP H06317877 A JPH06317877 A JP H06317877A JP 10553193 A JP10553193 A JP 10553193A JP 10553193 A JP10553193 A JP 10553193A JP H06317877 A JPH06317877 A JP H06317877A
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dye
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silver halide
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JP10553193A
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Koji Hattori
康志 服部
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】写真特性に悪影響をもたない着色されたフィル
ター層を有する写真感光材料を提供する。 【構成】フィルター層に固体分散染料を含有し、該染料
粒子の平均粒径が0.6μm以下であり、かつ該粒子の
厚み(t)と長さ(D)の比(D/t)の平均値が8以
上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体粒子状のフィルタ
ー染料を含む親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写
真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料において、特
定の波長域の光を吸収させる目的で、写真乳剤層または
その他の層を着色することがしばしば行なわれる。写真
乳剤層に入射すべき光の分光組成を制御することが必要
なとき、写真感光材料上の写真乳剤層よりも支持体から
遠い側に着色層が設けられる。このような着色層はフィ
ルター層と呼ばれる。重層カラー感光材料の如く写真乳
剤層が複数ある場合にはフィルター層がそれらの中間に
位置することもある。特に近年白色光または室内光の中
で取り扱うことのできる写真材料が望まれており、これ
を提供するためフィルター層の使用は重要である。この
ような着色層は、親水性コロイドから成る場合が多く、
したがってその着色のためには通常、染料を層中に含有
させる。この染料は下記のような条件を満足することが
必要である。 (1)使用目的に応じた適正な分光吸収を有すること。 (2)写真化学的に不活性であること。つまりハロゲン
化銀写真乳剤層の性能に悪影響、たとえば感度の低下、
画像濃度の低下、コントラストの低下、カブリあるいは
潜像退行を与えないこと。 (3)写真処理課程において、脱色されるか、溶解除去
されて、処理後の写真感光材料上に有害な着色を残さな
いこと。
【0003】特定の親水性コロイド層の選択的着色のた
めにはいくつかの方法がある。親水性コロイド層に染料
イオンと反対の荷電をもつ部分を含む親水性ポリマーを
媒染剤として共存させ、これと染料分子との相互作用
(荷電による吸引および疏水性結合と考えられる)によ
って、染料を特性層中に局在化する方法が最も多く用い
られる。しかし、媒染の方法を用いた場合、染料を加え
た層と他の親水コロイド層とが湿潤状態で接触すると、
染料の一部が前者から後者へ拡散することがしばしば生
ずることがある。このような染料の拡散は、媒染剤の化
学構造に依存することは勿論であるが、用いられた染料
の化学構造にも依存するものである。また、高分子媒染
剤が用いられた場合、写真処理、特に処理時間の短縮さ
れた写真処理の後に、感光材料上の着色の残留が特に生
じ易い。これは、媒染剤の染料に対する結合力は現像液
のようなアルカリ性の液中ではかなり弱くなるけれど
も、なお若干の結合力が残っているため染料あるいは可
逆性脱色生成物が媒染剤含む層中に残留するからである
と考えられる。また染料を写真感光材料中の特定の層に
留める他の手段として特開昭56−12639号、同5
5−155350号、同55−155351号、同52
−92716号、同63−197943号、同63−2
7838号、同64−40827号、特開平2−110
453号、同2−277045号、ヨーロッパ特許00
15601B1号、同0276566A1号、国際出願
公開88/04794号に開示されているように染料を
分散固体で存在させることが提案さている。
【0004】しかし、染料を分子状で用いる媒染等に比
べ単位分子量あたりの吸光度が低くなる、また、固体粒
子状の染料を分散したある種の分散体では、これをフィ
ルター層に含有させたときに写真特性を悪化させるもの
があった。さらに、ある種の固体染料の分散体は脱色あ
るいは溶解除去されるのに要する時間が長くなることが
観察され、近年求められている迅速処理の課程において
処理後にステインや色が残るものがあり、問題となって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は第1に、写真乳剤の写真特性に悪影響をもたない染料
によって着色されたフィルター層を有するハロゲン化銀
写真感光材料を提供することである。本発明の目的は第
2に、所望の親水性コロイド層のみが染料によって十分
選択的に染色され、しかも迅速処理において優れた脱色
性を有し、かつ、写真乳剤の写真性に悪影響を及ぼさな
いフィルター染料層を有するハロゲン化銀写真感光材料
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】支持体に対して感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層の外側に少なくとも一層の非感光性親
水性コロイド層を持ち、該非感光性コロイド層中に微粒
子状に固体分散された染料を少なくとも1つ含有するハ
ロゲン化銀写真感光材料において、該染料の平均粒径が
0.6μm以下でありかつ該染料層に垂直な断面におけ
る該染料粒子の厚み(t)と長さ(D)の比(D/t)
の平均値が8以上であることこを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料を用いることで本発明の目的は達成され
た。
【0007】本発明のごとく、染料を固体分散状態で用
いる場合、染料層の染料の塗布量あたりの吸光度は、染
料粒子の平均粒径、形状に依存してくる。染料の塗布
量、球相当平均粒径が同一の場合、染料層の吸光度は、
染料粒子が球形、針状、板状になるにつれて高くなる。
【0008】本発明の特徴は固体分散染料の形状にあ
る。即ち、D/tの平均値が8以上である事は染料粒子
が針状又は平板状である事を意味する。本発明において
は、特に平板状である事が好ましい。一般に、平板状又
は針状粒子を含有する親水性コロイド層を塗設すると、
該粒子はその塗布方向に配向する。従って本発明におい
て、個々の染料粒子のD/tの値を測定する為には、塗
布方向を含む主平面に垂直な断面からD及びtの値を測
定する。具体的には、染料層に対して平行な方向の粒子
の長さの平均が最大となる染料層に垂直な断面において
各染料粒子の厚さ(t)と長さ(D)を測定すればよ
い。例えば、染料層の主平面に垂直に切断し、断面
(a)とし、次に主平面に垂直で断面(a)に対して2
0度毎に断面(b)〜(j)をとり、この断面(a)〜
(j)を走査型電子顕微鏡で観察、撮影し、各粒子に対
して厚さ(t)と長さ(D)を測定することが出来る。
本発明におけるD/tの平均値は8以上であるが、好ま
しくは15以上、特に20以上である。しかし、D/t
の値が大きすぎるとかえって膜強度を低下させる為、3
0以下であることが好ましい。
【0009】本発明分散体中の染料は、平均粒径が0.
6μm以下でありかつ粒径が感光層中のハロゲン化銀粒
子の平均粒径に対して20倍以上である染料は染料全体
重量の25%未満であることが好ましい。ここで好まし
くは平均粒径が0.01〜0.5μmの範囲の染料であ
り、さらに好ましくは粒径がハロゲン化銀粒子の平均粒
径に対して20倍以上である染料は染料全体重量の20
%未満である分散体であることが好ましく、特に好まし
くはかかる大サイズの染料は実質的に含まれないことで
ある。平均粒子サイズが小さくなるほど染料の塗布量あ
たりの吸光度は上昇し好ましい。しかし、細かくしすぎ
ると、分散した染料をゼラチン等に混合する際、凝集等
をひきおこすのでこのましくない。また、本発明よりも
多くの大粒子含むフィルター染料を用いると、フィルタ
ー濃度が下がりフィルターとしての性能が落ちる他、処
理性が劣ったり、特に大きな問題として階調や最大濃度
など写真性が変化することがある。これは染料粒子の一
部が乳剤層に達して光のイラジェーションを妨げたり、
あるいはハロゲン化銀粒子の均一性が損なわれるため
か、あるいは/及びフィルター層の大きな染料粒子によ
り光が遮へいされ、言わゆる“網点効果”により、目的
とは異なる写真性を与えたためと考えられる。固体粒子
の染料をフィルター層に使うには染料の大きさの制御は
重要である。
【0010】大粒子を除去する方法としては遠心分離、
ろ過等が行われる。また、大粒子を含む分散体をポリト
ロンあるいはデゾルバーで攪拌し、粒子を粉砕する方法
も好ましく用いられる。しかし、本発明は、これによっ
て限定されるものではない。染料の使用量としては、感
光材料上の面積1m2当り1〜1000mg用いられ、好ま
しくは1m2当り1〜800mg用いられる。
【0011】本発明の固体染料の粒径は云わゆる球相当
直径で表わされる。具体的な染料の粒径の測定方法とし
ては、例えば Malvern Instrument 社製のマスターサイ
ザーで測定することができる。本発明に於て、染料の粒
径とハロゲン化銀粒子の粒径を比較する際のハロゲン化
銀粒子は、ハロゲン化銀乳剤層が2層以上からなる場合
は該染料含有非感光性層に最も近い乳剤層のハロゲン化
銀粒子である。染料の分散固体はフィルター染料として
効果のある任意の量を使用できるが、光学濃度が0.0
5ないし3.5の範囲になるように使用するのが好まし
い。添加時期は塗布される前のいかなる工程でも良い。
親水性コロイドとしては、ゼラチンが代表的なものであ
るが、その他写真用に使用しうるものとして従来知られ
ているものはいずれも使用できる。染料層の親水性コロ
イドの塗布量としては、多すぎると現像処理等の吸水量
がふえ、乾燥過程に負荷をかけ好ましくない。また、少
なすぎると膜強度が弱くなり好ましくない。したがっ
て、塗布量は好ましくは0.2g/m2〜1.5g/m2
らに好ましくは0.3g/m2〜1g/m2である。
【0012】本発明の染料は処理後に感材から溶出して
いることが望まれ、処理前の感材では特定の層に固定し
ていることが望まれる。(拡散すると感度低下生じる)
本発明において、好ましい染料は感光性ハロゲン化銀乳
剤層の感光する波長域と一部重なる波長域に吸収を有す
る。特に好ましくは第1光源で乳剤層の感光する波長域
の光を吸収するもので、これにより第1光源の下で取扱
い、像露光は乳剤層の感光する第2光源で行なうことを
可能とするものである。このような目的の染料としては
下記のものがあげられる。
【0013】
【化1】
【0014】式中、Dは発色団を有する化合物を表わ
し、XはDに直接もしくは2価の連結基を介して結合し
た解離性プロトン又は解離性プロトンを有する基を表わ
し、yは1〜7の整数を表わす。
【0015】以下に一般式(I)について詳細に説明す
る。Dで表わされる発色団を有する化合物は多くの周知
の色素化合物の中から選ぶことができる。これらの化合
物としては、オキソノール色素、メロシアニン色素、シ
アニン色素、アリーリデン色素、アゾメチン色素、トリ
フェニルメタン色素、アゾ色素、アントラキノン色素、
インドアニリン色素等を挙げることができる。
【0016】Xで表わされる解離性プロトン又は解離性
プロトンを有する基は、一般式(I)で表わされる化合
物が本発明のハロゲン化銀写真感光材料中に添加された
状態では非解離であり、一般式(I)の化合物を実質的
に水不溶性にする特性を有し、同材料が現像処理され工
程では解離して一般式(I)の化合物を実質的に水可溶
性にする特性を有する。これらの基の例としては、カル
ボン酸基、スルホンアミド基、アリールスルファモイル
基、スルホニルカルバモイル基、カルボニルスルファモ
イル基、オキソノール色素のエノール基、フェノール性
水酸基等を挙げることができる。
【0017】一般式(I)で表わされる化合物のうちよ
り好ましいものは下記一般式(II)、(III) 、(IV)、
(V)で表わされる化合物である。
【0018】
【化2】
【0019】式中、A1 、A2 は各々酸性核を表わし、
1 は塩基性核を表わし、Qはアリール基又は複素環基
を表わし、L1 、L2 、L3 は各々メチン基を表わし、
mは0、1、2を表わし、n、pは各々0、1、2、3
を表わす。但し、一般式(II)〜(V)の化合物は1分
子中に、カルボン酸基、スルホンアミド基、アリールス
ルファモイル基、スルホニルカルバモイル基、カルボニ
ルスルファモイル基、オキソノール色素のエノール基、
フェノール性水酸基からなる群の中より選ばれる少なく
とも1個の基を有し、それ以上の水溶性基(例えば、ス
ルホン酸基、リン酸基)を有しないこととする。
【0020】A1 又はA2 で表わされる酸性核は、環状
のケトメチレン化合物又は電子吸引性基によってはさま
れたメチレン基を有する化合物が好ましい。環状のケト
メチレン化合物の例としては、2−ピラゾリン−5−オ
ン、ロダニン、ヒダントイン、チオヒダントイン、2,
4−オキサゾリジンジオン、イソオキサゾロン、バルビ
ツール酸、チオバルビツール酸、インダンジオン、ジオ
キソピラゾロピリジン、ヒドロキシピリドン、ピラゾリ
ジンジオン、2,5−ジヒドロフランを挙げることがで
き、それぞれ置換基を有していてもよい。
【0021】電子吸引性基によってはさまれたメチレン
基を有する化合物はZ1 CH2 2と表わすことがで
き、ここにZ1 、Z2 は各々CN、SO2 1 、COR
1 、COOR2 、CONHR2 、SO2 NHR2 、C
〔=C(CN)2 〕R1 、C〔=C(CN)2 〕NHR
1 を表わし、R1 はアルキル基、アリール基、複素環基
を表わし、R2 は水素原子、R1 で表わされる基を表わ
し、それぞれ置換基を有していてもよい。
【0022】B1 で表わされる塩基性核の例としては、
ピリジン、キノリン、インドレニン、オキサゾール、イ
ミダゾール、チアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾ
イミダゾール、ベンゾチアゾール、オキサゾリン、ナフ
トオキサゾール、ピロールを挙げることができ、それぞ
れ置換基を有していてもよい。
【0023】Qで表わされるアリール基の例としては、
フェニル基、ナフチル基を挙げることができ、それぞれ
置換基を有していてもよい。Qで表わされる複素環基の
例としては、ピロール、インドール、フラン、チオフェ
ン、イミダゾール、ピラゾール、インドリジン、キノリ
ン、カルバゾール、フェノチアジン、フェノキサジン、
インドリン、チアゾール、ピリジン、ピリダジン、チア
ジアジン、ピラン、チオピラン、オキサジアゾール、ベ
ンゾキノリン、チアジアゾール、ピロロチアゾール、ピ
ロロピリダジン、テトラゾール、オキサゾール、クマリ
ン、クマロンを挙げることができそれぞれ置換基を有し
ていてもよい。
【0024】L1 、L2 、L3 で表わされるメチン基
は、置換基を有していてもよく、その置換基どうしが連
結して5又は6員環(例えば、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン)を形成していてもよい。
【0025】上記した各基が有していてもよい置換基
は、以上(I)〜(V)の化合物をpH5〜pH7の水
に実質的に溶解させるような置換基でなければ特に制限
はない。例えば、カルボン酸基、炭素数1〜10のスル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、ベンゼ
ンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、n−オクタ
ンスルホンアミド)、炭素数0〜10のスルファモイル
基(例えば、無置換のスルファモイル、メチルスルファ
モイル、フェニルスルファモイル、ブチルスルファモイ
ル)、炭素数2〜10のスルホニルカルバモイル基(例
えば、メタンスルホニルカルバモイル、プロパンスルホ
ニルカルバモイル、ベンゼンスルホニルカルバモイ
ル)、炭素数1〜10のアシルスルファモイル基(例え
ば、アセチルスルファモイル、プロピオニルスルファモ
イル、ピバロイルスルファモイル、ベンゾイルスルファ
モイル)、炭素数1〜8の鎖状又は環状のアルキル基
(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、ヘ
キシル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、2−ヒドロキシエチル、4−カルボキシブチル、
2−メトキシエチル、ベンジル、フェネチル、4−カル
ボキシベンジル、2−ジエチルアミノエチル)、炭素数
2〜8のアルケニル(例えば、ビニル、アリル)、炭素
数1〜8のアルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ、ブトキシ)、ハロゲン原子(例えば、F、Cl、B
r)、炭素数0〜10のアミノ基(例えば、無置換のア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、カルボキシエ
チルアミノ)、炭素数2〜10のエステル基(例えば、
メトキシカルボニル)、炭素数1〜10のアミド基(例
えば、アセチルアミノ、ベンズアミド)、炭素数1〜1
0のカルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル、
メチルカルバモイル、エチルカルバモイル)、炭素数6
〜10のアリール基(例えば、フェニル、ナフチル、4
−カルボキシフェニル、3−カルボキシフェニル、3,
5−ジカルボキシフェニル、4−メタンスルホンアミド
フェニル、4−ブタンスルホンアミドフェニル)、炭素
数6〜10のアリーロキシ基(例えば、フェノキシ、4
−カルボキシフェノキシ、3−メチルフェノキシ、ナフ
トキシ)、炭素数1〜8のアルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、エチルチオ、オクチルチオ)、炭素数6〜1
0のアリールチオ基(例えば、フェニルチオ、ナフチル
チオ)、炭素数1〜10のアシル基(例えば、アセチ
ル、ベンゾイル、プロパノイル)、炭素数1〜10のス
ルホニル基(例えば、メタンスルホニル、ベンゼンスル
ホニル)、炭素数1〜10のウレイド基(例えば、ウレ
イド、メチルウレイド)、炭素数2〜10のウレタン基
(例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボ
ニルアミノ)、シアノ基、水酸基、ニトロ基、複素環基
(例えば、5−カルボキシベンゾオキサゾール環、ピリ
ジン環、スルホラン環、フラン環、ピロール環、ピロリ
ジン環、モルホリン環、ピペラジン環、ピリミジン環)
等を挙げることができる。本発明の固体微粒子分散状の
一般式(I)で表わされる化合物の添加量は、5×10
-2モル〜5×10-7モル/m2が好ましく、特に1×10
-3〜5×10-5モル/m2が好ましい。以下に本発明に用
いられる一般式(I)〜(V)で表わされる化合物の具
体例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0026】
【化3】
【0027】
【化4】
【0028】
【化5】
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】D/tが本発明の範囲の染料粒子を得るに
は、染料を国際特許WO88/04794号、ヨーロッ
パ特許EP0274723A1号、同276,566
号、同299,435号、特開昭52−92716号、
同55−155350号、同55−155351号、同
61−205934号、同48−68623号、米国特
許第2527583号、同3486897号、同374
6539号、同3933798号、同4130429
号、同4040841号、特願平1−50874号、同
1−103751号、同1−307363号に準じて合
成する際の染料晶析時に界面活性剤あるいは高分子ポリ
マー等の吸着物質を存在させること、あるいは、晶析後
染料を分散する間に界面活性剤あるいは高分子ポリマー
の存在下で加熱処理すること、あるいは両方の併用によ
り得られる。また、通常は染料の生成後、濾過した結晶
を乾燥工程を経て溶媒を除去してから分散を行なうが、
乾燥工程を経る際、染料の一次粒子の成長、一次粒子同
士が分散困難な集合体をつくることから、生成した結晶
を乾燥させることは本発明においては好ましくない。
【0032】本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤は、
臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀
が好ましい。ここで好ましくは塩化銀含有量30モル%
以上のハロゲン化銀が使用される。本発明に使用される
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体のような規則的
(regular)な結晶形を有するもの、また球状、板状など
のような変則的 (irregular)な結晶形をもつもの、ある
いはこれらの結晶形の複合形をもつものである。また種
々の結晶形の粒子の混合から成るものも使用できるが、
規則的な結晶形を使用するのが好ましい。本発明に使用
されるハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相をも
っていても、均一な相から成っていてもよい。また潜像
が主として表面に形成されるような粒子(例えばネガ型
乳剤)でもよく、粒子内部に主として形成されるような
粒子(例えば、内部潜像型乳剤、予めかぶらせた直接反
転型乳剤)であってもよい。本発明に使用されるハロゲ
ン化銀乳剤は、特にその粒子サイズが小さいものが好ま
しく、例えば平均粒子サイズ(球相当直径)が1.0μ
m以下、特に0.6μm以下、中でも0.3〜0.05
μmであることが好ましく、統計学上の変動係数が20
%以下である単分散乳剤が好ましい。また平板粒子乳剤
および単分散乳剤を2種以上混合してもよい。本発明に
用いられる写真乳剤はピー・グラフキデス (P. Glafkid
es) 著、シミー・エ・フィジーク・フォトグラフィーク
(Chimie et Physique Photographique) (ポールモンテ
ル社刊、1967年)、ジー・エフ・ダフィン (G. F.
Duffin) 著、フォトグラフィック・エマルジョン・ケミ
ストリー (Photographic Emulsion Chemistry)(フォー
カルプレス刊、1966年)、ブイ・エル・ゼリクマン
(V. L. Zelikman)ら著、メーキング・アンド・コーテ
ィング・フォトグラフィック・エマルジョン(Making a
nd Coating Photographic Emulsion) (フォーカルプレ
ス刊、1964年)などに記載された方法を用いて調製
することができる。またこのハロゲン化銀粒子の形成時
には粒子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀
溶剤として例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアン
モン、チオエーテル化合物(例えば米国特許第3,27
1,157号、同第3,574,628号、同第3,7
04,130号、同第4,297,439号、同第4,
276,374号など)、チオン化合物(例えば特開昭
53−144319号、同53−82408号、同55
−77737号など)、アミン化合物(例えば特開昭5
4−100717号など)などを用いることができる。
【0033】本発明において好ましくはハロゲン化銀粒
子形成または物理熟成の過程においてロジウム塩または
ロジウム錯塩の内の1つあるいは複数を共存させ、ハロ
ゲン化銀粒子内部に銀1モル当りロジウム1×10-6
ル以上含有させる。特に1×10-6〜1×10-2モルで
あることが好ましい。
【0034】また本発明においてハロゲン化銀粒子は塩
化銀が30モル%以上であり、ハロゲン化銀粒子形成ま
たは物理熟成の過程においてイリジウムの塩または錯塩
を少なくとも1つ、かつ鉄、レニウム、ルテニウム、オ
スニウムの塩または錯塩の内1つあるいは複数を共存さ
せ、ハロゲン化銀粒子内部に銀1モル当り10-6モル以
下(好ましくは10-9モル以上)のイリジウム化合物を
含有し、かつ10-3モル以下(好ましくは10-8以上)
の鉄、レニウム、ルテニウム、オスミウム化合物の少な
くとも1種を含有させるのが好ましい。ロジウムあるい
はイリジウム、鉄などを含有させることで最大濃度を高
くすることができる。この効果はルテニウムなどの他の
遷移金属のみを含有させる場合より大きい。
【0035】本発明の写真感光材料に用いられる各種添
加剤等については特に制限は無く例えば、以下の該当箇
所に記載のものを用いる事が出来る。 項 目 該 当 箇 所 1)ハロゲン化銀乳剤と 特開平2−68539号公報第8頁右下欄下から6 その製法 行目から同第10頁右上欄12行目、同3−245 37号公報第2頁右下欄10行目ないし第6頁右上 欄1行目、同第10頁左上欄16行目ないし第11 頁左下欄19行目、特願平2−225637号。 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12行 目から同第21頁左下欄14行目及び特開平2−1 2236号公報第7頁右上欄19行目から同第8頁 左下欄12行目、特願平3−116573号。 2)化学増感方法 特開平2−68539号公報第10頁右上欄13行 目から同左上欄16行目、特願平3−105035 号。 3)カブリ防止剤、安定剤 特開平2−68539号公報第10頁左下欄17行 目から同第11頁左上欄7行目及び同第3頁左下欄 2行目から同第4頁左下欄。 特開平2−103526号公報第17頁右下欄19 行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行 目から5行目、さらに特開平1−237538号公 報に記載のチオスルフィン酸化合物。 4)色調改良剤 特開昭62−276539号公報第2頁左下欄7行 目から同第10頁左下欄20行目、特開平3−94 249号公報第6頁左下欄15行目から第11頁右 上欄19行目。 5)分光増感色素 特開平2−68539号公報第4頁右下欄4行目か ら同第8頁右下欄。 特開平2−55349号公報第7頁左上欄8行目か ら同第8頁右下欄8行目、同2−39042号公報 第7頁右下欄8行目から第13頁右下欄5行目。 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行目 から同右下欄4行目、同2−103536号公報第 16頁右下欄3行目から同第17頁左下欄20行目 、さらに特開平1−112235号、同2−124 560号、同3−7928号、特願平3−1895 32号及び同3−411064号に記載の分光増感 色素。 6)界面活性剤 特開平2−68539号公報第11頁左上欄14行 帯電防止剤 目から同第12頁左上欄9行目。 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目か ら同右下欄7行目及び特開平2−18542号公報 第2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行目 。 7)マット剤、滑り剤 特開平2−68539号公報第12頁左上欄10行 可塑剤 目から同右上欄10行目、同第14頁左下欄10行 目から同右下欄1行目。 特開平2−103526号公報第19頁左上欄15 行目から同第19頁右上欄15行目。 8)親水性コロイド 特開平2−68539号公報第12頁右上欄11行 目から同左下欄16行目。 9)硬膜剤 特開平2−68539号公報第12頁左下欄17行 目から同第13頁右上欄6行目。 特開平2−103526号公報第18頁右上欄5行 目から同17行目。 10) 染料 特開平2−103526号公報第17頁右下欄1行 目から同18行目、同2−39042号公報第4頁 右上欄1行目から第6頁右上欄5行目。 11) バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目か ら20行目。 12) ポリヒドロキシ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から同 ベンゼン類 第12頁左下欄、EP特許第452772A号公報 。 特開平2−55349号公報第11頁左上欄9行目 から同右下欄17行目。
【0036】 13) ポリマーラテックス 特開平2−103526号公報第18頁左下欄12 行目から同20行目。 14) 酸基を有する化合物 特開平2−103526号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目、及び同2−553 49号公報第8頁右下欄13行目から同第11頁左 上欄8行目。 15) ヒドラジン造核剤 特開平2−12236号公報第2頁右上欄19行目 から同第7頁右上欄3行目の記載、同3−1741 43号公報第20頁右下欄1行目から同第27頁右 上欄20行目の一般式(II)及び化合物例II−1ない しII−54。 16) 造核促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13行 目から同第16頁左上欄10行目の一般式(II−m )ないし(II−p)及び化合物例II−1ないしII− 22、特開平1−179939号公報に記載の化合 物。 17) 黒ポツ防止剤 米国特許第4956257号及び特開平1−118 832号公報に記載の化合物。 18) レドックス化合物 特開平2−301743号公報の一般式(I)で表 される化合物(特に化合物例1ないし50)、同3 −174143号公報第3頁ないし第20頁に記載 の一般式(R−1)、(R−2)、(R−3)、化 合物例1ないし75、さらに特願平3−69466 号、同3−15648号に記載の化合物。 19) モノメチン化合物 特開平2−287532号公報の一般式(II)の化合 物(特に化合物例II−1ないしII−26)。 20) 層構成 特開平3−198041号公報。 21) 現像処理方法 特開平2−103037号公報第16頁右上欄7行 目から同第19頁左下欄15行目、及び特開平2− 115837号公報第3頁右下欄5行目から同第6 頁右上欄10行目。 特開平2−55349号公報第13頁右下欄1行目 から同第16頁左上欄10行目。 次に本発明について具体的に説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0037】
【実施例】
実施例1
【0038】(1) 色素 III−3の合成 1−(4−カルボキシフェニル)−3−メチル−2−ピ
ラゾリン−5−オン(26.2g)、グルタコンアルデ
ヒドジアニル塩酸塩(14.2g)、N,N−ジメチル
ホルムアミド(200ml)の混合物にトリエチルアミン
(30.3g)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液
にメタノール(100ml)を加え除塵濾過した後、塩酸
−メタノール溶液(36%濃塩酸53mlとメタノール8
0mlの混合液)を、攪拌しながら20〜25℃、15分
で滴下した。滴下後20〜25℃で30分攪拌した後、
生成物を吸引濾過し、メタノール(200mlで3回)で
洗浄した。次いで、濾液が中性になるまで水で洗浄し、
色素 III−3の水湿潤物(以下 III−3−Aとする。)
83g(色素 III−3の含量28.5%)を得た。
【0039】(1−1)加熱処理 (i) 乾燥(加熱なし) III−3−A 60gを室温で送風乾燥(1週間)し
た。乾燥後の III−3の重量17.1g、これを III−
3−Bとする。
【0040】(ii)加熱乾燥 色素 III−3−A(60g)を60〜70℃で3日間常
圧で加熱乾燥した。乾燥後の III−3の重量17.1
g、これを III−3−Cとする。
【0041】(iii) 溶媒中での加熱処理 色素 III−3−B(10g)に水60mlを加えて攪拌し
ながら40時間加熱・還流し、室温まで冷却した後、固
形分を吸収濾過して取り出した。加熱処理した色素 III
−3の水湿潤物25g(色素 III−3の含量40%)を
得た。これを III−3−Dとする。
【0042】 (iv)カルボキシメチルセルロース共存下での加熱処理 色素 III−3−B(10g)にカルボキシメチルセルロ
ース1%水溶液100mlを加えて、40時間加熱・還流
した。室温まで冷却した水懸濁液を III−3−Eとす
る。
【0043】(1−2)分散 前記方法で得た色素 III−3のB〜Eを以下の方法で分
散し、分散物(1) 〜(4) を得た。但し、すでに水やカル
ボキシメチルセルロースを含むもの(例えば、D、E)
は、記載の比率となるように水やカルボキシメチルセル
ロースの量を調節した。色素 III−3 3.75g(固
形分として)に分散剤としてカルボキシメチルセルロー
ス1%水溶液を37.5ml加えてプレミックスした後、
更に水53.7mlを加え、横型媒体分散機である Eiger
Motor Mill M−50を使用しジルコニアビーズにて2
4時間分散した。ジルコニアビーズを濾過して除いた
後、分散液を水で希釈して色素濃度を2%にした。分散
物(4) の作成で分散時間を3時間とし、分散物(5) を作
成した。分散物(1) 〜(5) のD/tの平均を評価し、表
1に記載した。
【0044】(ハロゲン化銀乳剤の調製)H2O 850ml
にゼラチン34gを溶解し、65℃に加温された容器に
塩化ナトリウム1.7g、臭化カリウム0.1g、およ
び下記化合物(A)
【0045】
【化8】
【0046】を70mg入れた後、170gの硝酸銀を含
む水溶液500mlと、イリジウムと完成ハロゲン化銀モ
ル比が5×10-7となるようなヘキサクロロイリジウム
(III)酸カリウムさらに塩化ナトリウム12g及び臭化
カリウム98gを含む水溶液500mlとをダブルジェッ
ト法により添加して、平均粒子サイズ0.4μmの立方
体単分散塩臭化銀粒子を調製した。この乳剤を脱塩処理
後、ゼラチン50gを加え、pH6.5、pAg 8.1に合
わせてチオ硫酸ナトリウム2.5mgと塩化金酸5mgを加
えて、65℃で化学増感を施した後、4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン0.
2gを加え、急冷固化した(乳剤A)。次に上記ゼラチ
ン溶液の加温を40℃とした以外は乳剤Aと同様にして
0.3μmの立方体単分散塩臭化銀粒子を調製し、脱塩
処理後、ゼラチン50gを加え、pH6.5、pAg 8.1
に合わせた。この乳剤にチオ硫酸ナトリウム2.5mgと
塩化金酸5mgを加えて、65℃で化学増感後、4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイン
デン0.2gを加え、急冷固化し乳剤Bを調整した。乳
剤(A)と(B)を重量比1:1で混合し、ハロゲン化
銀1モル当り下記添加剤を加え乳剤塗布液とした。
【0047】(乳剤塗布液処方)
【0048】 イ.分光増感色素〔2〕 1.0×10-4モル ロ.強色増感剤〔3〕 0.7×10-3モル ハ.保存性改良剤〔4〕 1×10-3モル ニ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ホ.デキストラン 10g へ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 1.2g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)の ラテックス 12g リ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンア セトアミド) 3.0g ヌ.1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾール 50mg ル.安定剤
〔9〕 100mg
【0049】分光増感色素〔2〕
【0050】
【化9】
【0051】強色増感剤〔3〕
【0052】
【化10】
【0053】保存性改良剤〔4〕
【0054】
【化11】
【0055】安定剤
〔9〕
【0056】
【化12】
【0057】乳剤層の表面保護層塗布液の調製
【0058】容器を40℃に加温し、下記に示す処方で
添加剤を加えて塗布液とした。
【0059】(乳剤層の表面保護層塗布液処方)
【0060】 イ.ゼラチン 100g ロ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 12g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンア セトアミド) 2.2g ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイ ズ2.0μm) 2.7g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォ ン酸ナトリウム 1.8g ト. C16H33O−(CH2CH2O)10 −H 4.0g チ.ポリアクリル酸ソーダ 6.0g リ. C8F17SO3K 70mg ヌ. C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4−SO3Na 70mg ル.NaOH(1N) 6ml ヲ.メタノール 90ml ワ.1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾール 80mg カ.化合物(5) 0.06g ヨ.染料(III −3) 表−1記載の合成方法、量
【0061】
【化13】
【0062】感光材料1〜6の作製 支持体上に前述の乳剤塗布液と表面保護層塗布液とを、
銀総塗布量が2.3g/m2で、乳剤層のゼラチン塗布量
が1.4g/m2、かつ表面保護層のゼラチン塗布量が
1.0g/m2となるように支持体に塗布し感光材料1〜
6を作成した。各単独の乳剤の感度は、以下に示すセン
シトメトリー法に基いて測定した。
【0063】センシトメトリーの方法 こうして作成した感光材料1〜6を用いて下記の方法で
センシトメトリーを行ない、感度とガンマを測定した。
感光材料1〜6を25℃で60%の温湿度に保って塗布
後7日間放置し、室温で780nmの半導体レーザー(富
士写真フイルム(株)製FCR7000 Laser Image P
rinter タイプ CR−LP414)を用いてスキャニ
ング露光を行ない、同社製FCR7000自現機を用い
て現像温度35℃、 Dry to Dry 67秒にて現像処理を
行なった。この時、搬送スピードは1400mm/分であ
った。光学濃度が(未露光部の現像温度+1.0)にお
ける露光量の逆数を感光材料1を100とする相対値に
て示した。
【0064】 <現像液組成> KOH 57.5g Na2 SO3 87.5g K2 SO3 110g ジエチレントリアミン五酢酸 5g 硼酸 25g K2 CO3 32.5g ハイドロキノン 87.5g ジエチレングリコール 125g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル −3−ピラゾリドン 10g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.15g 2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2−チオキソ −4(1H)キナゾリノン 0.25g 2−メルカプトベンズイミダゾール−5−スルフォン酸 ナトリウム 0.35g KBr 7.5g 1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾール 0.15g 水を加えて 1リットル <定着液組成> チオ硫酸アンモニウム 145g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水塩 30mg Na2S2O3・5H2O 15g メタ重亜硫酸ナトリウム 13.3g NaOH 12.6g 酢酸(90重量%) 30g KI 0.5g 水を加えて 1リットル セーフライト性テスト 富士写真フイルム(株)製セーフライトフィルターSC
F105をつけた10Wの裸電球から30cmの距離に感
光材料1〜6を30min 間放置した後上記自動現像機処
理を行ない感光材料の黒化濃度をマクベス濃度計にて測
定し、結果を表1に示した。 残色の評価 前記自動現像機処理をし、Dmin の目視観察し残色の評
価を行ない結果を表1に示した。 ○:実用上問題なし △:実用上やや問題あり ×:実用上問題あり
【0065】
【表1】
【0066】表1に示したごとく本発明によりセーフラ
イト性にすぐれ高感で残色のよい感光材料が得られるこ
とがわかる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】特定の親水性コロイド層の選択的着色のた
めにはいくつかの方法がある。親水性コロイド層に染料
イオンと反対の荷電をもつ部分を含む親水性ポリマーを
媒染剤として共存させ、これと染料分子との相互作用
(荷電による吸引および疎水性結合と考えられる)によ
って、染料を特性層中に局在化する方法が最も多く用い
られる。しかし、媒染の方法を用いた場合、染料を加え
た層と他の親水コロイド層とが湿潤状態で接触すると、
染料の一部が前者から後者へ拡散することがしばしば生
ずることがある。このような染料の拡散は、媒染剤の化
学構造に依存することは勿論であるが、用いられた染料
の化学構造にも依存するものである。また、高分子媒染
剤が用いられた場合、写真処理、特に処理時間の短縮さ
れた写真処理の後に、感光材料上の着色の残留が特に生
じ易い。これは、媒染剤の染料に対する結合力は現像液
のようなアルカリ性の液中ではかなり弱くなるけれど
も、なお若干の結合力が残っているため染料あるいは可
逆性脱色生成物が媒染剤含む層中に残留するからである
と考えられる。また染料を写真感光材料中の特定の層に
留める他の手段として特開昭56−12639号、同5
5−155350号、同55−155351号、同52
−92716号、同63−197943号、同63−2
7838号、同64−40827号、特開平2−110
453号、同2−277045号、ヨーロッパ特許00
15601B1号、同0276566A1号、国際出願
公開88/04794号に開示されているように染料を
分散固体で存在させることが提案さている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の特徴は固体分散染料の形状にあ
る。即ち、D/tの平均値が8以上である事は染料粒子
が針状又は平板状である事を意味する。本発明において
は、特に平板状である事が好ましい。一般に、平板状又
は針状粒子を含有する親水性コロイド層を塗設すると、
該粒子はその塗布方向に配向する。従って本発明におい
て、個々の染料粒子のD/tの値を測定する為には、塗
布方向を含む主平面に垂直な断面からD及びtの値を測
定する。具体的には、染料層に対して平行な方向の粒子
の長さの平均が最大となる染料層に垂直な断面において
各染料粒子の厚さ(t)と長さ(D)を測定すればよ
い。例えば、染料層の主平面に垂直に切断し、断面
(a)とし、次に主平面に垂直で断面(a)に対して2
0度毎に断面(b)〜(j)をとり、この断面(a)〜
(j)を透過型電子顕微鏡で観察、撮影し、各粒子に対
して厚さ(t)と長さ(D)を測定することが出来る。
本発明におけるD/tの平均値は8以上であるが、好ま
しくは15以上、特に20以上である。しかし、D/t
の値が大きすぎるとかえって膜強度を低下させる為、3
0以下であることが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【化7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】
【化9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に対して感光性ハロゲン化銀乳剤
    層の外側に少なくとも一層の非感光性親水性コロイド層
    を持ち、該非感光性コロイド層中に微粒子状に固体分散
    された染料を少なくとも1つ含有するハロゲン化銀写真
    感光材料において、該染料の平均粒径が0.6μm以下
    でありかつ該染料層に垂直な断面における該染料粒子の
    厚み(t)と長さ(D)の比(D/t)の平均値が8以
    上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】 D/tの平均値が15以上であることを
    特徴とする請求項1のハロゲン化銀写真感光材料。
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