JPH0631929A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0631929A
JPH0631929A JP18674892A JP18674892A JPH0631929A JP H0631929 A JPH0631929 A JP H0631929A JP 18674892 A JP18674892 A JP 18674892A JP 18674892 A JP18674892 A JP 18674892A JP H0631929 A JPH0631929 A JP H0631929A
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JP
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ink
head
inkjet recording
cleaning
recording head
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JP18674892A
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Akira Shimoda
明良 霜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入後に行うヘッドクリーニングにおい
て、インクの消費量を抑制するとともに、インクジェッ
ト記録装置の小型化を図る。 【構成】 ヘッドクリーニングを行うインク流入手段
と、ヘッドクリーニングを行わせる印字制御手段と、キ
ャッピング手段を有するインクジェット記録装置におい
て、インクジェット記録ヘッド2の電源投入時における
検出された位置がキャッピング位置にあったか否かを判
別し、なかった場合にのみヘッドクリーニングを行うよ
うにシーケンスを変化させるにあたり、クリーニング動
作を一度実行した後、1秒以上の間隔をあけ、再度吸引
動作をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクタンクと、インク滴を吐出するイ
ンクジェット記録ヘッドとを備えるインクジェット記録
装置は、一般的に、先の細いノズル状の吐出口からイン
クを吐出して印字を行うため、インクの乾燥、さらには
吐出口に付着したゴミなどによって、吐出口が目づまり
し、印字不良を起こしやすい。したがって、これを防ぐ
ため、インクジェット記録ヘッドに対して吸引手段ある
いは加圧手段などのインク流入手段により強制的にイン
クを流入し、インクの排出とともに乾燥インクやゴミな
どを除去するクリーニング装置を備えたものが提案され
ている。そして、このような強制的インク流入によるヘ
ッドクリーニング動作は、インクジェット記録装置に備
えられたスイッチによる手動操作や、装置の電源投入直
後に、毎回、一定回数、インクを流入させるといった方
法によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の技術にあっては、電源投入後に行うヘッドクリー
ニングは、必要不必要に関係無く一定の回数を毎回行う
ため、インク流量が増え、この結果、インク消費量が増
大する。さらに、それにともなって、排出したインクを
ためておくための排インクタンクの大型化につながり、
これはインクジェット記録装置小型化の妨げにもなると
いう問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、効
率よくインクジェット記録ヘッドに対するインク流入を
行うことにより、インクジェット記録ヘッドを常に正確
なインク吐出が行える状態に保つことのできるインクジ
ェット記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、インクジェット記録ヘッドに対して強
制的にインクを流入させてヘッドクリーニングを行うイ
ンク流入手段と、電源投入時に該インク流入手段を駆動
してヘッドクリーニングを行わせる印字制御手段と、電
源切断時に前記インクジェット記録ヘッドを保護するキ
ャッピング手段と、を備えたインクジェット記録装置に
おいて、前記インクジェット記録ヘッドの電源投入時に
おける位置検出手段と、検出された位置が前記インクジ
ェット記録ヘッドの保護を行うキャッピング位置にあっ
たか否かを判別し、キャッピング位置になかった場合に
のみヘッドクリーニングを行うようヘッドクリーニング
のシーケンスを変化させるにあたり、クリーニング動作
を一度実行した後、1秒以上の間隔をあけ、再度吸引動
作をする手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、インクジェット記録ヘッドの
電源投入時における検出された位置が、電源切断中にイ
ンクジェット記録ヘッドの保護を行うキャッピング位置
であったかどうかの判断を行い、キャッピング位置にな
かった場合にのみ強力なクリーニングを行うことによっ
て、不要なインクを消費することなく効果的にヘッドク
リーニングを行うとともに、排出した排インクタンクの
容量を抑えてインクジェット記録装置の小型化にも寄与
することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0008】第1の実施例に係るインクジェット記録装
置は、図1に示すように、インクジェット記録ヘッド2
およびインクタンク(不図示)を一体化したカートリッ
ジ型ヘッド1が装着されたキャリッジ3を備えている。
キャリッジ3は、駆動モータ5の駆動力を伝達する駆動
ベルト4の一部に連結されて、互いに平行に配置された
2本のガイドシャフト6A,6Bに対して移動可能に取
付けられており、駆動モータ5の駆動力により、インク
ジェット記録ヘッド2がその吐出面に対向して配置され
たプラテン7に媒体給送装置(不図示)から給送される
記録紙の全幅にわたって往復運動して記録紙への記録を
行う構成となっている。
【0009】インクジェット記録ヘッド2は、図2に示
すように、記録紙の記録面に対向する吐出面に、インク
の吐出を行う細いパイプ状の複数のヘッドノズル21が
並設されており、さらに、カートリッジ型ヘッド1内に
一体化されたインクタンクから供給されるインクに膜沸
騰を生じさせる吐出エネルギーを与える電気熱変換体2
2が設けられている。
【0010】また、本実施例のインクジェット記録装置
には、インクジェット記録ヘッド2の記録動作における
往復運動の範囲外で、ヘッドクリーニング動作の際にイ
ンクジェット記録ヘッド2が移動される位置(図1中、
ガイドシャフト6Aの左端)(以下、クリーニングポジ
ションと称す。)において、インクジェット記録ヘッド
2の吐出面に対向して電動機構11を介したクリーニン
グ用モータ10の駆動力によって駆動されるとともに、
インクジェット記録ヘッド2の吐出面をキャッピングす
るキャップ部材8A備えたキャッピング手段としてのヘ
ッドクリーニング装置8が設けられている。
【0011】このヘッドクリーニング装置8は、ヘッド
クリーニング動作の際に、キャップ部材8Aによるイン
クジェット記録ヘッド2の吐出面のキャッピングに関連
して、インク流入手段であるインクの吸引を行い、イン
クを強制的に排出させることにより、各ヘッドノズル2
1内の増粘インクを除去するヘッドクリーニング動作を
行う。また、電源切断時には、ヘッドクリーニング装置
8は、インクジェット記録ヘッド2に対してキャッピン
グを行い、ノズルの乾燥によるインクの増粘、目詰まり
を防ぐ機能をはたしている。
【0012】さらに、ヘッドクリーニング装置8の側面
には、シリコンゴムで形成されるワイピング部材として
のブレード9がブレード保持部材9Aによってカンチレ
バー形態で保持され、プレード9は、ヘッドクリーニン
グ装置8と同様に、クリーニング用モータ10および伝
動機構11によって作動し、インクジェット記録ヘッド
2の吐出面との係合が可能となる。これにより、ヘッド
クリーニング動作後に、ブレード9をインクジェット記
録ヘッド2の移動経路中に突出させ、インクジェット記
録ヘッド2の移動動作にともなってインクジェット記録
ヘッド2の吐出面における結露、濡れあるいは塵埃など
をふき取る機能をはたしている。
【0013】また、本実施例のインクジェット記録装置
は、光学的センサー(不図示)をキャリッジ3上にも
ち、ガイドシャフト6A、6B上を移動した際に、ホー
ムポジション検出用部材12が光学的センサーを遮るこ
とで、インクジェット記録ヘッド2が基準位置(以下、
ホームポジションHPと称す。)にあることを検出でき
る位置検出手段になっている。
【0014】上記インクジェット記録装置は、外部のホ
スト機器などから入力された文章情報、制御コマンドな
どのデータを、後述する印字制御手段で受け取ることに
より、受け取ったデータに従って文章情報の一連の記録
動作が行われる。
【0015】ここで、本実施例のインクジェット記録装
置の印字制御手段について、図3を参照して説明する。
【0016】図3に示す印字制御手段30は、CPU3
1と、記憶部であるROM32およびRAM33と、外
部装置であるホスト機器41に合体するインターフェー
ス回路34と、前記駆動モータ5、クリーニング用モー
タ10およびホームポジションセンサーを駆動するモー
タ制御回路35と、前記インクジェット記録ヘッド2の
電気熱変換体13を駆動するヘッド制御回路36と、ヘ
ッドクリーニング装置8を駆動するクリーニング制御回
路37とで構成されている。
【0017】CPU31は、ROM32に予め格納され
ているプログラム、あるいはホスト機器41からインタ
ーフェース回路34を介して入力される制御コマンドに
従ってモータ制御回路35、ヘッド制御回路36および
クリーニング制御回路37を駆動し、インクジェット記
録装置の動作全般の制御を行う。本実施例においては、
上記のプログラムによって、インクジェット記録装置の
電源投入時にヘッドクリーニング動作が行われるように
設定されている記憶部であるROM32には、CPU3
1が動作するためのプログラムが格納されている他、ヘ
ッドクリーニング時の制御テーブルが予め格納されてい
る。また、RAM33は、CPU31の演算時等のワー
クエリア、あるいはホスト機器41からインターフェー
ス回路34を介して入力された制御データ等の一時格納
エリアとして使用される。インターフェース回路34
は、ホスト機器41からインクジェット記録装置への制
御コマンドや制御データの入出力の際のインターフェー
ス部である。
【0018】モータ制御回路35は、CPU31の指示
により、記録動作時は、駆動モータ5を駆動してキャリ
ッジ3を移動させ、ヘッドクリーニング動作時はヘッド
クリーニング用のモータ10を駆動して、ヘッドクリー
ニング装置8のキャップ部材8Aによるインクジェット
記録ヘッド2のキャッピングを行わせるとともに、ヘッ
ドクリーニング装置8によるインクの吸引が終了したと
きには、ブレード9をインクジェット記録ヘッド2の移
動経路中に突出させる。
【0019】また、ヘッド制御回路36は、CPU31
から転送される印字データに従って、インクジェット記
録ヘッド2の電気熱変換体13を駆動して各ヘッドノズ
ル21からインクの吐出を行わせる。
【0020】図4は本発明の電源投入時におけるヘッド
クリーニング動作を示すフローチャートであるが、以
下、図4に示されるフローチャートに添い、本実施例の
動作を説明する。
【0021】まず電源が投入されると(ステップS10
1)キャリッジを移動する(ステップS102)。この
とき、駆動モータ5に加えられた駆動パルスをカウント
することで(ステップS103)、駆動パルス数と比例
関係にある実際に移動した距離を把握する。また、駆動
モータ5に位置制御用のエンコーダを搭載する場合に
は、その出力パルスを使用してもよい。
【0022】ホームポジションHPを検出すると(ステ
ップS104)、実際に移動した距離がホームポジショ
ンHPとキャッピングポジションCP間の距離と同じで
あるかの比較を行う(ステップS105)。ここで比較
結果が一致すれば、インクジェット記録ヘッド2には電
源切断中にもキャップがされていたものとみなし、キャ
リッジをキュッピング位置迄移動し(ステップS10
6)、通常の回復動作であるクリーニング動作1を行う
(ステップS107)。
【0023】前記ステップS105で比較結果が一致し
なかった場合には、電源切断時にインクジェット記録ヘ
ッド2はキャッピング状態になく、インクの乾燥による
増粘、ノズルの目詰まりが予想されるので、キャリッジ
をキャッピング位置に移動した後(ステップS20
9)、強力な回復動作であるクリーニング動作2を行う
(ステップS210)。
【0024】ここで、通常の回復動作であるクリーニン
グ動作1とは、キャッピング状態でクリーニングモータ
10を1度だけ動かす場合を言う。これに対して、クリ
ーニング動作2は、電源切断時にキャッピングがなされ
ていないことによって起こるインクジェット記録ヘッド
2のヘッドノズル21の目詰まりや、増粘インクの除去
が目的であるため、クリーニングモータ10を1度動作
させてクリーニング動作を一度実行した後、1秒以上、
好ましくは1〜10秒、より好ましくは1〜3秒の間隔
をあけ、インクの乾燥や増粘によって固着した成分を、
吸引されたインクの水分によって排出しやすい状態にす
る。その後に再度吸引動作をして、排出物を完全に取り
去る動作を言う。これにより、クリーニング動作をスム
ースに行うことができる。1秒以上間隔をあけるのは、
増粘等が生じたインク成分を吸引されたインクの水分に
よって排出しやすい状態にするためであり、10秒を越
えないようにするのは、10秒を越えると記録に要する
トータル時間が必要以上に長くなりすぎ、効率的でない
からに他ならない。
【0025】一方、ステップS104でホームポジショ
ンHPが発見されない場合にも、ステップS103でカ
ウントした駆動パルス数から把握しているキャリッジ3
の移動距離が、ある値、即ちキャリッジの移動範囲の左
端にあるキャッピングポジションCPからホームポジシ
ョンHP間の距離を越えた場合には、電源投入時にキャ
リッジ3はホームポジションHPよりも右側にあったも
のと判断し(ステップS205)、駆動方向を反転する
(ステップS206)。さらに、逆方向駆動を続け(ス
テップS207)、ホームポジションHPを発見するま
でキャリッジを移動させる(ステップS208)。
【0026】ステップS208でホームポジションHP
を検出するのは、ホームポジションHPを基準にして正
しくキャッピングポジションCPへキャリッジ3を移動
するためである。この後、一連の印字記録動作において
も、ホームポジションHPは基準位置として使用され
る。
【0027】その後のフローチャートに示すように、駆
動方向を反転しなければならないと判断した場合には
(ステップS205)、当然、電源切断時にキャッピン
グはなされていなかったわけであるから、キャリッジ3
をキャッピング位置CPへ移動した後(ステップS20
8)、クリーニング動作2を行う(ステップS21
0)。
【0028】このように、電源投入時にキャリッジ3の
位置が何処にあったかをホームポジションHPまでの移
動距離により検出することで、インクジェット記録ヘッ
ド2がキャッピング状態にあったかどうかを判別するこ
とが可能となり、クリーニング動作のシーケンスを変化
させることができる。
【0029】このことによって不必要なクリーニング動
作は行わずにすみ、インクの消費量を最小限に抑えなが
らインクジェット記録ヘッドの状態を良好に保つことが
できる。
【0030】一方、前実施例では電源投入時のキャリッ
ジ3の位置をホームポジションHPまでの移動距離によ
って判断していた。これによってキャッピングポジショ
ンCPに独立した位置センサーをもたなくてもよいとい
うメリットがある半面、電源投入時にキャリッジ3の移
動制御が複雑になるというデメリットも合わせもってい
る。そこで、装置の構成条件によっては、専用の位置セ
ンサーをもったほうがよい場合もある。この点を改良し
たのが、第2の実施例であり、以下、図1および図5を
用いて説明する。
【0031】すなわち第2の実施例においては、ガイド
シャフト6の左端近くにマイクロスイッチ(不図示)が
設けられている。マイクロスイッチは、キャリッジ3が
キャピングポジションCPにある場合にキャリッジ3本
体の一部によって機械的にオンするように配置されてい
る。
【0032】図5は、第2の実施例の動作を表したフロ
ーチャートであるが、第1の実施例との相違点は、キャ
ッピングポジションCPの検出をマイクロスイッチの出
力によっている点である。
【0033】すなわち、まず電源が投入されると(ステ
ップS301)、マイクロスイッチの出力からキャリッ
ジ3がキャッピングポジションCPにあるかを判定する
(ステップS302)。その結果、キャッピングポジシ
ョンCPにあった場合には、第1の実施例と同様、通常
の回復動作であるクリーニング動作1を行う(ステップ
S303)。また、キャッピングポジションCPになか
った場合には、キャリッジ3をキャッピングポジション
CPまで移動させた後(ステップS305,ステップS
306)、クリーニング動作2を行う(ステップS30
7)ものである。
【0034】このことによって、印字制御手段30の制
御プロクラムを複雑化することなく、第1の実施例の場
合と同様なインクジェット記録ヘッド2に対する効果的
なクリーニングを行うことができる。
【0035】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用される
エネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気
熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。かかる
方式によれば記録の高密度化,高精細化が達成できるか
らである。
【0036】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0037】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0038】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0039】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0040】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0041】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0042】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0043】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、図面に示した実施例にもとずいて
説明したように、本発明のインクジェット記録装置によ
れば、電源投入時のインクジェット記録ヘッドの検出さ
れた位置がキャッピング位置にあったか否かを判別し、
キャッピング位置になかった場合にのみヘッドクリーニ
ングを行うようシーケンスを変化させるにあたり、クリ
ーニング動作を一度実行した後、1秒以上の間隔をあ
け、再度吸引動作をするようになっているので、インク
の消費量を抑制することができるとともに、排インクタ
ンクの容量を小さくすることができるから、インクジェ
ット記録装置の小型化に寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の全体構
成を示す斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置を構成するイ
ンクジェット記録ヘッドの拡大斜視図である。
【図3】印字制御手段のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例における電源投入時のク
リーニング動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例における電源投入時のク
リーニング動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カートリッジ型ヘッド 2 インクジェット記録ヘッド 3 キャリッジ 4 駆動ベルト 5 駆動モータ 6A,6B ガイドシャフト 7 プラテン 8 ヘッドクリーニング装置 8A キャップ部材 9 ブレード 9A ブレード保持部材 10 クリーニング用モータ 11 伝動機構 12 ホームポジション検出用部材 21 ヘッドノズル 22 電気熱変換体 30 印字制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドに対して強制
    的にインクを流入させてヘッドクリーニングを行うイン
    ク流入手段と、 電源投入時に該インク流入手段を駆動してヘッドクリー
    ニングを行わせる印字制御手段と、 電源切断時に前記インクジェット記録ヘッドを保護する
    キャッピング手段と、を備えたインクジェット記録装置
    において、 前記インクジェット記録ヘッドの電源投入時における位
    置検出手段と、 検出された位置が前記インクジェット記録ヘッドの保護
    を行うキャッピング位置にあったか否かを判別し、キャ
    ッピング位置になかった場合にのみヘッドクリーニング
    を行うようヘッドクリーニングのシーケンスを変化させ
    るにあたり、クリーニング動作を一度実行した後、1秒
    以上の間隔をあけ、再度吸引動作をする手段と、を備え
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クを吐出するために利用されるエネルギー発生素子とし
    て、インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生す
    る電気熱変換体を有することを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録装置。
JP18674892A 1992-07-14 1992-07-14 インクジェット記録装置 Pending JPH0631929A (ja)

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