JPH06320089A - 電子写真用感光体の感光層塗布装置と感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真用感光体の感光層塗布装置と感光体の製造方法

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JPH06320089A
JPH06320089A JP11079793A JP11079793A JPH06320089A JP H06320089 A JPH06320089 A JP H06320089A JP 11079793 A JP11079793 A JP 11079793A JP 11079793 A JP11079793 A JP 11079793A JP H06320089 A JPH06320089 A JP H06320089A
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JP
Japan
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coating
substrate
cylinder
dipping
tank
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JP11079793A
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Inventor
Akira Takahashi
章 高橋
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒状導電性基体を塗布液から引き上げる際、
溶剤の蒸気相を通り外気流の影響を受けにくいようにす
る筒を設け、塗布むらを抑制する電子写真用感光体の感
光層塗布装置とその感光体の製造方法を得る。 【構成】電子写真用感光体の製造装置の浸漬槽1の外周
を取り巻く受皿1aとその受皿1aを覆う基体11を浸
漬するための孔1cを設けた覆い蓋1bの孔1c部に円
形または多角形の筒1dを設けてなる製造装置とし、こ
の製造装置を用いて製造条件を設定し電子写真用感光体
の製造方法を求める。またかかる構成において、筒の高
さは下記数式(1)に示される値を満たすこととする。 【数1】H≧D/2 (1) 〔筒の高さをHmm、基体の外径をDmmとする〕

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真用感光体の
感光層塗布装置に係わり、特に円筒状導電性基体表面に
浸漬法により有機感光層の薄膜を形成する装置に関す
る。
【従来の技術】電子写真用感光体は、アルミニウムなど
の導電性金属を円筒状に加工して導電性基体を形成し、
この円筒状導電性基体(以下基体と称する)の表面に光
導電材料を成膜して製作する。この場合、光導電材料と
して硫化カドミウム、アモルファスセレン、セレンひ
素、酸化亜鉛などの無機材料あるいはポリビニルカルバ
ゾール、フタロシアニンなどの有機材料を単独またはバ
インダー樹脂に分散して使用し、この材料を基体の表面
に層状に成膜するものである。一般的に物体表面の成膜
には塗装方法が採用され、その代表的な方法として刷毛
塗りやスプレーガンによる吹付けなどがある。このよう
な塗装方法は膜厚がたとえば10μm程度以上の薄膜を
得るのに有効である。すなわち被塗装物の下地色を隠蔽
するための顔料を含有する塗料による成膜や被塗装物の
防錆のための成膜のようにどちらかというと薄膜の厚い
方が望ましい場合が多く、そのような場合の薄膜形成に
非常に有効な方法である。一方、近年電子写真用感光体
の基体表面に形成される感光層では、従来に比較してよ
り薄い薄膜が要求されるようになってきている。さらに
このような薄膜はその基体上でその機能が均一であるこ
とが要求され、従来問題とならなかった僅かな膜厚のば
らつきでもその機能の大幅な低下につながるようになっ
てきている。そのため従来の刷毛塗りやスプレーガンに
よる吹付け塗装は適用できず、均一な膜厚が得られるス
ピンコートやディッピングによる塗布方法が主として用
いられる。しかしながらこの発明にかかる感光体のよう
に円筒状の基体表面の塗布にはスピンコート法は適して
いないので、ディッピングによる塗布が広く採用され
る。ディッピング法では機能性の材料(例えば硫化カド
ミウム,酸化亜鉛など)をバインダー樹脂(例えばポリ
カーボネート樹脂,ポリエステル樹脂など)と共に有機
溶剤に溶解あるいは分散させ、場合によってはさらに粘
着剤,可塑剤などを加えて塗布液を作成し、この塗布液
を浸漬槽の中に貯溜し、基体をこの浸漬槽の中の塗布液
に浸漬し、ついで基体を浸漬槽より引き上げたのち基体
表面に付着している塗布液を乾燥させて薄膜を形成す
る。このディッピング法は簡便であり、しかも塗布後の
粘度、基体を塗布液から引き上げる速度を調整すれば比
較的簡単に薄膜を得ることができる。図3は従来例の塗
布装置であり、浸漬槽1と、貯溜槽4と、接続配管3
b,3c、とポンプ5等からなり、浸漬槽1に常に溢れ
る状態に塗布液2を充填し、この浸漬槽1から溢れ出た
塗布液2は浸漬槽1の外周を取り巻くドーナツ状の受皿
1aから、この受皿1aに接続された配管3aを介して
貯溜槽4に上部から流入するようにしている。なお受皿
1aの開口部には基体11が挿入し得る孔1cを有する
覆い蓋1bが着脱可能な状態で取付けてある。貯溜槽4
内の塗布液2、貯溜槽4の下部に設けられた配管3bと
それに接続されているポンプ5の駆動により、このポン
プ5と浸漬槽1の間に接続された配管3cを流れて浸漬
槽1に下部から流入し、浸漬槽1から塗布液2が溢れ出
るように常に循環させ浸漬槽1の液面を一定に保ってい
る。また浸漬槽1の横側に置かれた基台6に垂直に固着
したガイドレール7に昇降機8が取付けられ、昇降機8
から水平に伸張しているアーム9の先端に基体保持具1
0が取付けられている。基体11はその一端を基体保持
具10で保持されて昇降機8により矢印P方向へ下降し
覆い蓋1bの孔1cを通って塗布液2に浸漬され、その
後矢印Q方向へ上昇して塗布液2より引き上げられる。
前述の操作を別々の塗布装置で順次繰り返すことによ
り、図4の感光体の層構成を示す概念図のように電荷発
生層20aおよび電荷輸送層20bが基体11の表面状
に層状に形成されてなる感光層20を有する感光体が作
成される。
【発明が解決しようとする課題】前述の方法によれば、
前記塗布装置を使用して、ディピッグ法により基体を浸
漬槽内の塗布液に浸漬したのち塗布液より引上げる過程
で、基体表面が塗布液を離れる時点で覆い蓋の孔から直
ぐ外気に触れるため、外気に触れたところの塗布膜に含
まれる溶剤が瞬時に蒸発して自然乾燥する際に、外気流
の影響も受けて不均一な乾燥となり易く、このため塗布
むら(膜厚のばらつき)が生じ易いという問題が発生し
ている。この発明は前記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は基体を塗布液から引き上げる際、外
気流の影響を受けにくい構造の塗布装置にすることによ
り、塗布形成された感光層の塗布むらを抑制する電子写
真用感光体の感光層塗布装置とその感光体の製造方法を
提供することにある。
【課題を解決するための手段】この発明によれば前記の
目的は 塗布液を充填した浸漬槽と、円筒状導電性基体
を浸漬させ、この円筒状導電性基体を浸漬槽より引上げ
るための基体昇降装置と、浸漬槽から溢れた塗布液を一
時的に貯留する貯留槽と、浸漬槽と貯留槽との間で塗布
液を循環させながら、浸漬槽の液面を一定に保つ塗布循
環機構とを備える電子写真用感光体の感光層塗布装置に
おいて、前記浸漬槽はその外周を取り巻く形状を有する
受皿と、その受皿を覆いかつ前記基体を浸漬させるため
の孔を備えた覆い蓋を有し、さらにこの孔の周縁には前
記基体の急激な乾燥を防ぐための筒が立てられているこ
とにより達成される。またかかる構成において筒の高さ
は下記数式(1)に示される値を満たしていることと、
【数2】H≧D/2 (1) 〔筒の高さをHmm、円筒状導電性基体の外径をDmm
とする〕電荷発生層と電荷輸送層とを形成するための各
塗布液が充填された電子写真用感光体の感光層塗布装置
を用い、円筒状導電性基体を塗布槽に浸漬し、つづいて
引き上げて乾燥して、電荷発生層と電荷輸送層を有する
感光層を形成することとする。
【作用】この発明による電子写真用感光体の感光層の成
膜方法によれば、浸漬槽上の覆い蓋上に筒を設け、筒の
高さをH≧D/2(筒の高さをHmm、基体の外径をD
mmとする)としたため、基体表面が塗布液を離れ自然
乾燥する時点で直ぐ外気に触れることがないため外気流
による影響を受けにくくなる。さらに筒の中の溶剤の蒸
気相を通る時間を長く保てるため溶剤の蒸気相の働きに
よりゆっくりとした乾燥となる。それらの結果、塗布液
の表面張力による膜厚のばらつきが均等化され、塗布む
らが生じにくくなる。またこの感光層塗布装置を用いる
と電荷発生層と電荷輸送層を塗布むらなく形成できるの
で、均一な膜厚を備え画像濃度偏差のない電子写真用感
光体を製造することができる。
【実施例】図1にこの実施例による電子写真用感光体の
感光層塗布装置を示し、図2に図1のR部拡大図を示
す。図4は電子写真用感光体の導電性基体と感光層の層
構成を示す概念図である。以下これらの図に基づいて説
明する。浸漬槽1および貯溜槽4の大きさはそれぞれφ
300〜500mm×500mmLおよびφ500mm
×500mmLの円柱形の槽である。また昇降機8は振
動を発生しない構造のものであれば特に限定されるもの
ではない。覆い蓋1bに設ける孔1cおよび筒1dの平
面形状は円形あるいは多角形でも良く、さらには孔1c
および筒1dの形状は基体11に接触することなく通過
し、かつ外気流を防ぎ筒内に塗布液の蒸気相が存在する
空間を有するものであればどのような形状でも良い。基
体11の表面に電荷発生層20a(以下CG層)を形成
する時は塗布液2として例えばポリエステル樹脂1:ジ
クロロメタン100なる重量比率の溶液の中にアゾ系顔
料を混合分散させたものを使用する。また画像濃度偏差
の生じない製造条件を決定するために、基体11の直径
×長さをそれぞれφ30mm×250mmL、φ80m
m×360mmLの2種類の寸法形状の基体11を用意
した。基体11を基体保持具10に取付け、昇降機8を
駆動して基体11を下降させ、浸漬層1内の塗布液2に
浸漬させる。次に塗布液2が付着している基体11を引
上げるときは再び昇降機8を駆動して、5〜15mm/秒
の範囲で速度を変え、基体11を上昇させる。基体11
を基体保持具10より取外し、図示せぬ乾燥機にて基体
11を乾燥させる。引上げ速度が5mm/秒以下では時間
がかかりすぎて製造効率が悪く、また15mm/秒以上で
は速すぎて外気流を乱し易く均一な乾燥とならない。こ
のCG層20aが形成された基体11にさらに電荷輸送
層20b(以下CT層)を形成するときは、別の図示せ
ぬ塗布装置を使用するが、そのときの塗布液としては例
えばヒドラゾン誘導体とポリカーボネート樹脂1:ジク
ロロメタン9なる重量比率液との混合溶液を使用する。
基体11の浸漬,引上げ動作は前述と同様なので省略す
るが、この場合の基体11の引上げ速度は2mm/秒(通
常1〜5mm/秒の範囲である)に固定した。このように
してCG層20aとCT層20bが形成された基体11
の表面上の感光層の全膜厚を20μmとした。このよう
にして製作した電子写真用感光体を、この発明による電
子写真用感光体の感光層塗布装置を用いて、筒の高さ寸
法を5〜100mmおよび引上げ速度を5〜15mm/秒
に変えながら、CG層20aの軸方向、周方向膜厚偏差
に伴うCG層20aの明度偏差、実機画像による画像濃
度偏差およびダングステンランプ照射による明部電位偏
差について求めたところ次の表のような結果が得られ
た。筒の高さが5mmより低い場合は従来技術の筒のな
いものと同じであり、100mm以上では100mmの
ものとほぼ同程度の効果であった。また筒の孔の直径に
ついてはこの発明の効果にはほとんど影響がないことも
判っている。
【表1】 基体11の寸法 φ30mm×250mmLの場合
【表2】 基体11の寸法 φ80mm×360mmLの場合 CG層の明度偏差は色差計で測定したものであり数字が
小さいほうが良く、実機画像による画像濃度偏差は無い
のが良く、ダングステンランプ照射による明部電位偏差
は電圧で表示され数字が小さいほうが良い。表1より筒
1dの高さ5mmのときは引上げ速度15mm/秒では画
像濃度偏差がなく良い結果が得られたが、引上げ速度1
5mm/秒以下では画像濃度偏差があって良くなく筒1d
の高さ15mm以上ではいずれも良い結果が得られてい
る。表2より筒1dの高さ5mmのときは引上げ速度の
如何にかかわらず画像濃度偏差があるため好ましくな
い。同じく筒1dの高さ15mmでは浸漬槽1からの基
体11の引上げ速度が10mm/秒以下のときに画像濃度
偏差が有るという結果であるが、引上げ速度15mm/秒
にするといずれの特性値についても良い結果になってい
る。また引上げ速度15mm/秒以上では筒の高さが高い
ほど良い結果になっている。以上の結果、浸漬槽上の覆
い蓋上の筒の高さはH≧D/2の条件を満足し、引き上
げ速度の早い方が、感光層の塗布むらを防止することが
でき画像濃度偏差が生じないことが判明した。
【発明の効果】この発明によれば、覆い蓋の孔部に円形
または多角形の筒を設け外的影響を受けにくくし、この
装置を用いた電子写真感光体の製造方法を確立したた
め、膜厚のばらつきが少なくなり、感光層の塗布むらを
防止することができ画像濃度偏差が生じない電子写真用
感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例による電子写真用感光体の感光層塗
布装置の構成図である
【図2】図1のR部拡大図である
【図3】従来例の塗布装置の構成図である
【図4】電子写真用感光体の層構成を示す概念図である
【符号の説明】
1 浸漬槽 1a 受け皿 1b 覆い蓋 1c 孔 1d 筒 2 塗布液 3a 配管 3b 配管 3c 配管 4 貯溜槽 5 ポンプ 6 基台 7 ガイドレール 8 昇降機 9 アーム 10 基体保持具 11 基体(円筒状導電性基体) 20 感光層 20a 電荷発生層 20b 電荷輸送層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を充填した浸漬槽と、円筒状導電性
    基体を浸漬させ、この円筒状導電性基体を浸漬槽より引
    上げるための基体昇降装置と、浸漬槽から溢れた塗布液
    を一時的に貯留する貯留槽と、浸漬槽と貯留槽との間で
    塗布液を循環させながら、浸漬槽の液面を一定に保つ塗
    布循環機構とを備える電子写真用感光体の感光層塗布装
    置において、前記浸漬槽はその外周を取り巻く形状を有
    する受皿と、その受皿を覆いかつ前記基体を浸漬させる
    ための孔を備えた覆い蓋を有し、さらにこの孔の周縁に
    は前記基体の急激な乾燥を防ぐための筒が立てられてい
    ることを特徴とする電子写真用感光体の感光層塗布装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、筒の高さは
    下記数式(1)に示される値を満たすことを特徴とする
    電子写真用感光体の感光層塗布装置。 【数1】H≧D/2 (1) 〔筒の高さをHmm、円筒状導電性基体の外径をDmm
    とする〕
  3. 【請求項3】電荷発生層と電荷輸送層とを形成するため
    の各塗布液が充填された請求項1および2記載の電子写
    真用感光体の感光層塗布装置を用い、円筒状導電性基体
    を塗布槽に浸漬し、つづいて引き上げて乾燥して、電荷
    発生層と電荷輸送層を有する感光層を形成することを特
    徴とする電子写真用感光体の製造方法。
JP11079793A 1993-05-13 1993-05-13 電子写真用感光体の感光層塗布装置と感光体の製造方法 Pending JPH06320089A (ja)

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