JPH06320169A - 水溶液中のシリカ回収法および回収装置 - Google Patents
水溶液中のシリカ回収法および回収装置Info
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- JPH06320169A JPH06320169A JP11192393A JP11192393A JPH06320169A JP H06320169 A JPH06320169 A JP H06320169A JP 11192393 A JP11192393 A JP 11192393A JP 11192393 A JP11192393 A JP 11192393A JP H06320169 A JPH06320169 A JP H06320169A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地熱熱水を始めとするシリカ含有水溶液中の
溶存シリカを効率よく回収する。 【構成】 流路3から供給される地熱熱水は、バルブ4
の作用により、改質物2が充填された容器1,1aの上
端に開口する分岐流路3a,3bのいずれかに流下され
る。また、容器1,1aの下端には分岐流路5a,5b
が接続され、分岐流路5a,5bは更に流路5にまとめ
られる。一方、薬液タンク6から循環路7を経て供給さ
れる多価陽イオンを含む薬液は、バルブ8の作用によ
り、容器1,1aの上端に開口する分岐循環路7a,7
bのいずれかに流下される。また、分岐流路5a,5b
にはバルブ9,10を介して分岐循環路11a,11b
が接続され、容器1,1a内の地熱熱水または薬液は、
バルブ9,10の作用により流路5または分岐循環路1
1a,11bのいずれかに流下される。更に、分岐循環
路11a,11bは薬液タンク6に接続された循環路1
1にまとめられる。
溶存シリカを効率よく回収する。 【構成】 流路3から供給される地熱熱水は、バルブ4
の作用により、改質物2が充填された容器1,1aの上
端に開口する分岐流路3a,3bのいずれかに流下され
る。また、容器1,1aの下端には分岐流路5a,5b
が接続され、分岐流路5a,5bは更に流路5にまとめ
られる。一方、薬液タンク6から循環路7を経て供給さ
れる多価陽イオンを含む薬液は、バルブ8の作用によ
り、容器1,1aの上端に開口する分岐循環路7a,7
bのいずれかに流下される。また、分岐流路5a,5b
にはバルブ9,10を介して分岐循環路11a,11b
が接続され、容器1,1a内の地熱熱水または薬液は、
バルブ9,10の作用により流路5または分岐循環路1
1a,11bのいずれかに流下される。更に、分岐循環
路11a,11bは薬液タンク6に接続された循環路1
1にまとめられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地熱熱水を始めとする
シリカ(珪酸イオン)含有水溶液中におけるシリカを吸
着、回収し、前記水溶液の流路に対するシリカスケール
の生成を防止する方法に関する。
シリカ(珪酸イオン)含有水溶液中におけるシリカを吸
着、回収し、前記水溶液の流路に対するシリカスケール
の生成を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地熱発電は、地中の高温地熱流体を噴出
させ、分離された水蒸気を用いて発電を行うものである
が、この場合、水蒸気とともにシリカを数百ppmの濃度
で含む地熱熱水が噴出する。噴出した地熱熱水は、地下
還元井を経て地中に還流されるが、地熱流体の温度が2
50℃〜350℃であるのに対し、還流される地熱熱水
の温度が97℃〜98℃と低温であるため、地熱熱水に
おけるシリカの溶解度が相対的に低下する。しかも、水
蒸気との分離に伴いシリカが濃縮されることから、地熱
熱水に含まれるシリカの一部は過飽和状態となる。
させ、分離された水蒸気を用いて発電を行うものである
が、この場合、水蒸気とともにシリカを数百ppmの濃度
で含む地熱熱水が噴出する。噴出した地熱熱水は、地下
還元井を経て地中に還流されるが、地熱流体の温度が2
50℃〜350℃であるのに対し、還流される地熱熱水
の温度が97℃〜98℃と低温であるため、地熱熱水に
おけるシリカの溶解度が相対的に低下する。しかも、水
蒸気との分離に伴いシリカが濃縮されることから、地熱
熱水に含まれるシリカの一部は過飽和状態となる。
【0003】この過飽和シリカはコロイド状をなし、シ
リカスケールとして地熱発電所内の熱水経路や前記地下
還元井の内壁等に析出、付着しやすいため、熱交換器の
熱効率低下や前記熱水経路の閉塞、あるいは前記地下還
元井の容量減少等の原因となっている。しかも、このシ
リカスケールは前記内壁等に強固に付着して除去が困難
であるため、シリカスケールの付着が進行した場合に
は、前記熱水経路あるいは地下還元井の使用を中断し、
スケールを除去しなければならない。このように、地熱
熱水中におけるシリカの存在は、地熱熱水の利用上大き
な障害となっている。
リカスケールとして地熱発電所内の熱水経路や前記地下
還元井の内壁等に析出、付着しやすいため、熱交換器の
熱効率低下や前記熱水経路の閉塞、あるいは前記地下還
元井の容量減少等の原因となっている。しかも、このシ
リカスケールは前記内壁等に強固に付着して除去が困難
であるため、シリカスケールの付着が進行した場合に
は、前記熱水経路あるいは地下還元井の使用を中断し、
スケールを除去しなければならない。このように、地熱
熱水中におけるシリカの存在は、地熱熱水の利用上大き
な障害となっている。
【0004】そこで、地熱熱水中に含有されるシリカを
除去し、前記熱水経路や前記地下還元井に対するシリカ
スケールの付着を防止する方法が従来より開発されてい
る。具体的には、コロイド状シリカを更に凝集させた
後、浮上分離または限外濾過により回収する方法、地熱
熱水に沈降性シードを添加し、この沈降性シードに過飽
和シリカを析出させて沈降性シードとともに除去した
後、上清中に残存するコロイド状シリカを限外濾過によ
り回収する方法等が挙げられる。また、コロイド状シリ
カを凝集させる方法としては、アルミニウムや鉄等の陽
イオンを添加したり、鉄粉等を添加後前記地熱熱水を曝
気し、その結果生じた水酸化物にコロイド状シリカを吸
着、凝集させる方法等がある。
除去し、前記熱水経路や前記地下還元井に対するシリカ
スケールの付着を防止する方法が従来より開発されてい
る。具体的には、コロイド状シリカを更に凝集させた
後、浮上分離または限外濾過により回収する方法、地熱
熱水に沈降性シードを添加し、この沈降性シードに過飽
和シリカを析出させて沈降性シードとともに除去した
後、上清中に残存するコロイド状シリカを限外濾過によ
り回収する方法等が挙げられる。また、コロイド状シリ
カを凝集させる方法としては、アルミニウムや鉄等の陽
イオンを添加したり、鉄粉等を添加後前記地熱熱水を曝
気し、その結果生じた水酸化物にコロイド状シリカを吸
着、凝集させる方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法のうち、浮上分離による方法では、凝集したシリカ
を浮上させるために浮選剤等の薬剤を投入する必要があ
り、かつ回収のための動力設備が必要となるためコスト
が増大するという問題があった。また、限外濾過法によ
る方法では、濾過膜が容易に目詰まりを起こし、その都
度洗浄もしくは交換する必要があるため回収効率が低
く、かつ濾過膜の交換に伴いコストが増大するという問
題があった。
方法のうち、浮上分離による方法では、凝集したシリカ
を浮上させるために浮選剤等の薬剤を投入する必要があ
り、かつ回収のための動力設備が必要となるためコスト
が増大するという問題があった。また、限外濾過法によ
る方法では、濾過膜が容易に目詰まりを起こし、その都
度洗浄もしくは交換する必要があるため回収効率が低
く、かつ濾過膜の交換に伴いコストが増大するという問
題があった。
【0006】しかも、コロイド状シリカを凝集させるた
めに陽イオンや鉄粉等を添加すると、余剰の陽イオンが
地熱熱水に残留し、その作用により逆にシリカスケール
の析出が促進される懸念があった。本発明は上記事情に
鑑みてなされたもので、陽イオンを用いた水溶液中のシ
リカの回収方法において、シリカの回収効率を向上させ
るとともに、シリカ除去後の地熱熱水における陽イオン
の残留量を低下させることをその目的としている。
めに陽イオンや鉄粉等を添加すると、余剰の陽イオンが
地熱熱水に残留し、その作用により逆にシリカスケール
の析出が促進される懸念があった。本発明は上記事情に
鑑みてなされたもので、陽イオンを用いた水溶液中のシ
リカの回収方法において、シリカの回収効率を向上させ
るとともに、シリカ除去後の地熱熱水における陽イオン
の残留量を低下させることをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、中性pH域に
て負に帯電する物質を多価陽イオンと接触させて前記物
質の表面を改質し、得られた正に帯電する改質物を地熱
熱水等シリカを含有する水溶液と接触させ、前記水溶液
中に溶存するシリカを前記改質物の表面に吸着させる水
溶液中のシリカ回収法および該回収法に適用されるシリ
カ回収装置である。
て負に帯電する物質を多価陽イオンと接触させて前記物
質の表面を改質し、得られた正に帯電する改質物を地熱
熱水等シリカを含有する水溶液と接触させ、前記水溶液
中に溶存するシリカを前記改質物の表面に吸着させる水
溶液中のシリカ回収法および該回収法に適用されるシリ
カ回収装置である。
【0008】特に、表面に吸着したシリカにより前記改
質物のシリカ吸着能力が低下した場合には、前記改質物
を前記多価陽イオンと接触させて前記改質物の表面に吸
着したシリカを改質し、得られた正に帯電する再改質物
を再度前記水溶液と接触させ、前記水溶液中に溶存する
シリカを前記再改質物の表面に吸着させることもでき
る。
質物のシリカ吸着能力が低下した場合には、前記改質物
を前記多価陽イオンと接触させて前記改質物の表面に吸
着したシリカを改質し、得られた正に帯電する再改質物
を再度前記水溶液と接触させ、前記水溶液中に溶存する
シリカを前記再改質物の表面に吸着させることもでき
る。
【0009】より具体的には、まず、中性pH域にて負
に帯電する物質が充填された複数の容器と、前記容器に
前記多価陽イオンを循環させる陽イオン循環手段と、前
記容器に前記水溶液を通水させる通水手段と、前記容器
への前記多価陽イオンの循環と前記水溶液の通水とを個
々の容器毎に切り換える切り替え手段とを具備する装置
を用意する。
に帯電する物質が充填された複数の容器と、前記容器に
前記多価陽イオンを循環させる陽イオン循環手段と、前
記容器に前記水溶液を通水させる通水手段と、前記容器
への前記多価陽イオンの循環と前記水溶液の通水とを個
々の容器毎に切り換える切り替え手段とを具備する装置
を用意する。
【0010】そして、前記容器に前記多価陽イオンを循
環させ、前記物質の表面を改質して正に帯電する改質物
とした後、前記切り替え手段を切り換えて前記容器に前
記水溶液を通水し、前記水溶液中に溶存するシリカを前
記改質物の表面に吸着させて回収する回収行程と、前記
切り替え手段を再度切り換えて前記容器に前記多価陽イ
オンを循環させ、前記改質物の表面に吸着したシリカを
改質して正に帯電する再改質物とする再改質行程とを個
々の容器毎に繰り返し行なう。この場合、前記回収行程
と前記再改質行程とは、前記複数の容器のうち少なくと
も2つの容器で並行して行なう。
環させ、前記物質の表面を改質して正に帯電する改質物
とした後、前記切り替え手段を切り換えて前記容器に前
記水溶液を通水し、前記水溶液中に溶存するシリカを前
記改質物の表面に吸着させて回収する回収行程と、前記
切り替え手段を再度切り換えて前記容器に前記多価陽イ
オンを循環させ、前記改質物の表面に吸着したシリカを
改質して正に帯電する再改質物とする再改質行程とを個
々の容器毎に繰り返し行なう。この場合、前記回収行程
と前記再改質行程とは、前記複数の容器のうち少なくと
も2つの容器で並行して行なう。
【0011】
【作用】水溶液中の溶存シリカはその表面に水酸基を有
し、常時負に帯電している。一方、本発明に用いられる
改質物は正に帯電している。従って、前記シリカはイオ
ン結合により前記改質物に吸着、回収される。また、回
収行程と再改質行程とを個々の容器毎に繰り返し行な
い、かつ前記回収行程と前記再改質行程とを、複数の容
器のうち少なくとも2つの容器で並行して行なうことに
より、シリカの回収が前記複数の容器のうちいずれかの
容器で常時行われる。更に、陽イオンは中性pH域にて
負に帯電する物質との接触にのみ用いられるため、前記
水溶液への前記陽イオンの添加が不要となり、シリカ回
収後の前記水溶液中における前記陽イオンの残留量が低
下する。
し、常時負に帯電している。一方、本発明に用いられる
改質物は正に帯電している。従って、前記シリカはイオ
ン結合により前記改質物に吸着、回収される。また、回
収行程と再改質行程とを個々の容器毎に繰り返し行な
い、かつ前記回収行程と前記再改質行程とを、複数の容
器のうち少なくとも2つの容器で並行して行なうことに
より、シリカの回収が前記複数の容器のうちいずれかの
容器で常時行われる。更に、陽イオンは中性pH域にて
負に帯電する物質との接触にのみ用いられるため、前記
水溶液への前記陽イオンの添加が不要となり、シリカ回
収後の前記水溶液中における前記陽イオンの残留量が低
下する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。図1は、本発明に係る水溶液中
のシリカ回収装置の例を示すものである。図中符号1,
1aは有底円筒状をなす容器で、これら容器1,1a内
には、正に帯電する改質物2が充填されている。容器
1,1aの上端には、地熱熱水の流路3からバルブ(切
り替え手段)4を介して分岐した分岐流路3a,3bの
端部がそれぞれ開口している。ここで、地熱熱水は、バ
ルブ4の切り替えにより流路3から分岐流路3a,3b
のいずれか一方にのみ流下可能となっている。
て更に詳しく説明する。図1は、本発明に係る水溶液中
のシリカ回収装置の例を示すものである。図中符号1,
1aは有底円筒状をなす容器で、これら容器1,1a内
には、正に帯電する改質物2が充填されている。容器
1,1aの上端には、地熱熱水の流路3からバルブ(切
り替え手段)4を介して分岐した分岐流路3a,3bの
端部がそれぞれ開口している。ここで、地熱熱水は、バ
ルブ4の切り替えにより流路3から分岐流路3a,3b
のいずれか一方にのみ流下可能となっている。
【0013】また、容器1,1aの下端には開口部が形
成され、この開口部には分岐流路5a,5bがそれぞれ
接続されている。分岐流路5a,5bは更に地熱熱水を
地熱発電設備等に流下させるための流路5にまとめられ
る。
成され、この開口部には分岐流路5a,5bがそれぞれ
接続されている。分岐流路5a,5bは更に地熱熱水を
地熱発電設備等に流下させるための流路5にまとめられ
る。
【0014】一方、符号6は、多価陽イオンを含有する
薬液が貯留された薬液タンクで、薬液タンク6から循環
路7およびバルブ(切り替え手段)8を介して分岐した
分岐流路7a,7bの端部が、容器1,1aの上端には
それぞれ開口している。ここで、前記薬液は、バルブ8
の切り替えにより循環路7から分岐循環路7a,7bの
いずれか一方にのみ流下可能となっている。なお、前記
多価陽イオンとしては、例えばアルミニウム、鉄、カル
シウム、マグネシウムから選択される物質のイオンが使
用される。
薬液が貯留された薬液タンクで、薬液タンク6から循環
路7およびバルブ(切り替え手段)8を介して分岐した
分岐流路7a,7bの端部が、容器1,1aの上端には
それぞれ開口している。ここで、前記薬液は、バルブ8
の切り替えにより循環路7から分岐循環路7a,7bの
いずれか一方にのみ流下可能となっている。なお、前記
多価陽イオンとしては、例えばアルミニウム、鉄、カル
シウム、マグネシウムから選択される物質のイオンが使
用される。
【0015】また、分岐流路5a,5bにはバルブ(切
り替え手段)9,10を介してそれぞれ分岐循環路11
a,11bが接続されている。ここで、容器1,1a内
の前記地熱熱水または前記薬液は、バルブ9,10の切
り替えによりそれぞれ流路5または分岐循環路11a,
11bのいずれか一方にのみ流下可能となっている。分
岐循環路11a,11bは循環路11にまとめられ、循
環路11は更に薬液タンク6に接続されている。なお、
符号12は循環路7中に設けられたポンプ、符号13は
薬液タンク6に薬液を供給する薬液供給部である。
り替え手段)9,10を介してそれぞれ分岐循環路11
a,11bが接続されている。ここで、容器1,1a内
の前記地熱熱水または前記薬液は、バルブ9,10の切
り替えによりそれぞれ流路5または分岐循環路11a,
11bのいずれか一方にのみ流下可能となっている。分
岐循環路11a,11bは循環路11にまとめられ、循
環路11は更に薬液タンク6に接続されている。なお、
符号12は循環路7中に設けられたポンプ、符号13は
薬液タンク6に薬液を供給する薬液供給部である。
【0016】次ぎに、上記構成を有するシリカ回収装置
を用いた水溶液中のシリカ回収方法について説明する。
まず、後述する水溶液中に析出したシリカスケール、石
英砂、籾殻焼却灰、硅藻土等、中性pH域にて負に帯電
する物質(以下、シードと称する。)を容器1,1a内
に充填する。次いで、バルブ8,9を切り替えるととも
にポンプ12を作動させ、前記薬液を、薬液タンク6か
ら、循環路7、バルブ8、分岐循環路7a、容器1、バ
ルブ9、分岐循環路11aおよび循環路11を経て再度
薬液タンク6へと循環させる。すると、容器1内に充填
された前記シードの表面が前記薬液中の前記多価陽イオ
ンの作用により改質され、正に帯電する改質物2が得ら
れる。
を用いた水溶液中のシリカ回収方法について説明する。
まず、後述する水溶液中に析出したシリカスケール、石
英砂、籾殻焼却灰、硅藻土等、中性pH域にて負に帯電
する物質(以下、シードと称する。)を容器1,1a内
に充填する。次いで、バルブ8,9を切り替えるととも
にポンプ12を作動させ、前記薬液を、薬液タンク6か
ら、循環路7、バルブ8、分岐循環路7a、容器1、バ
ルブ9、分岐循環路11aおよび循環路11を経て再度
薬液タンク6へと循環させる。すると、容器1内に充填
された前記シードの表面が前記薬液中の前記多価陽イオ
ンの作用により改質され、正に帯電する改質物2が得ら
れる。
【0017】容器1内に充填された前記シードが改質物
2へと改質されたら、バルブ4,9を切り替え、シリカ
を高濃度で含有する地熱熱水を、流路3から、バルブ
4、分岐流路3a、容器1、バルブ9および分岐流路5
aを経て流路5へと流下させる。
2へと改質されたら、バルブ4,9を切り替え、シリカ
を高濃度で含有する地熱熱水を、流路3から、バルブ
4、分岐流路3a、容器1、バルブ9および分岐流路5
aを経て流路5へと流下させる。
【0018】この場合、地熱熱水は容器1内にて改質物
2と接触するが、地熱熱水中のシリカがその表面に水酸
基を有し、常時負に帯電しているのに対し、改質物2が
正に帯電しているため、前記シリカはイオン結合により
改質物2に吸着、回収される。従って、流路5からは、
シリカ含有量の非常に小さい地熱熱水が流出し、その結
果、以降の熱水経路あるいは地下還元井におけるシリカ
スケールの析出、付着が防止される。これが回収行程で
ある。
2と接触するが、地熱熱水中のシリカがその表面に水酸
基を有し、常時負に帯電しているのに対し、改質物2が
正に帯電しているため、前記シリカはイオン結合により
改質物2に吸着、回収される。従って、流路5からは、
シリカ含有量の非常に小さい地熱熱水が流出し、その結
果、以降の熱水経路あるいは地下還元井におけるシリカ
スケールの析出、付着が防止される。これが回収行程で
ある。
【0019】また、前記回収行程中、バルブ8,10を
切り換えるとともにポンプ12を作動させ、前記薬液
を、薬液タンク6から、循環路7、バルブ8、分岐循環
路7b、容器1a、バルブ10、分岐循環路11bおよ
び循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させるこ
とにより、容器1a内に充填された前記シードの表面
を、前記薬液中の前記多価陽イオンの作用により改質
し、改質物2としておく。
切り換えるとともにポンプ12を作動させ、前記薬液
を、薬液タンク6から、循環路7、バルブ8、分岐循環
路7b、容器1a、バルブ10、分岐循環路11bおよ
び循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させるこ
とにより、容器1a内に充填された前記シードの表面
を、前記薬液中の前記多価陽イオンの作用により改質
し、改質物2としておく。
【0020】容器1内の改質物2を用いて長時間前記回
収行程を行うと、改質物2の表面に吸着したシリカによ
り改質物2の表面が被覆され、改質物2のシリカ吸着能
力が徐々に低下する。この場合には、バルブ8,9を切
り換えるとともにポンプ12を作動させ、前記薬液を、
薬液タンク6から、循環路7、バルブ8、分岐循環路7
a、容器1、バルブ9、分岐循環路11aおよび循環路
11を経て再度薬液タンク6へと循環させる。すると、
改質物2の表面を覆うシリカが前記薬液中の前記多価陽
イオンの作用により改質されて正に帯電し、シリカ回収
能力を有する再改質物が得られる。これが再改質行程で
ある。
収行程を行うと、改質物2の表面に吸着したシリカによ
り改質物2の表面が被覆され、改質物2のシリカ吸着能
力が徐々に低下する。この場合には、バルブ8,9を切
り換えるとともにポンプ12を作動させ、前記薬液を、
薬液タンク6から、循環路7、バルブ8、分岐循環路7
a、容器1、バルブ9、分岐循環路11aおよび循環路
11を経て再度薬液タンク6へと循環させる。すると、
改質物2の表面を覆うシリカが前記薬液中の前記多価陽
イオンの作用により改質されて正に帯電し、シリカ回収
能力を有する再改質物が得られる。これが再改質行程で
ある。
【0021】一方、容器1における再改質行程の開始と
ともに、バルブ4,10を切り替え、シリカを高濃度で
含有する地熱熱水を、流路3から、バルブ4、分岐流路
3b、容器1a、バルブ10および分岐流路5bを経て
流路5へと流下させる。その結果、今度は容器1a内に
充填された改質物2により前記回収行程が行われる。
ともに、バルブ4,10を切り替え、シリカを高濃度で
含有する地熱熱水を、流路3から、バルブ4、分岐流路
3b、容器1a、バルブ10および分岐流路5bを経て
流路5へと流下させる。その結果、今度は容器1a内に
充填された改質物2により前記回収行程が行われる。
【0022】更に、容器1a内に充填された改質物2の
シリカ吸着能力が低下した場合には、バルブ4,9を切
り替え、地熱熱水が流路3から、バルブ4、分岐流路3
a、容器1、バルブ9および分岐流路5aを経て流路5
へと流下させる。その結果、前記再改質行程によって得
られた容器1内の再改質物により再度前記回収行程が行
われる。
シリカ吸着能力が低下した場合には、バルブ4,9を切
り替え、地熱熱水が流路3から、バルブ4、分岐流路3
a、容器1、バルブ9および分岐流路5aを経て流路5
へと流下させる。その結果、前記再改質行程によって得
られた容器1内の再改質物により再度前記回収行程が行
われる。
【0023】同時に、バルブ8,10を切り換えるとと
もにポンプ12を作動させ、前記薬液を、薬液タンク6
から、循環路7、バルブ8、分岐循環路7b、容器1
a、分岐流路5b、バルブ10、分岐循環路11bおよ
び循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させるこ
とにより、容器1aにて再改質行程を行い、容器1a内
に充填された改質物2を再改質させる。
もにポンプ12を作動させ、前記薬液を、薬液タンク6
から、循環路7、バルブ8、分岐循環路7b、容器1
a、分岐流路5b、バルブ10、分岐循環路11bおよ
び循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させるこ
とにより、容器1aにて再改質行程を行い、容器1a内
に充填された改質物2を再改質させる。
【0024】そして、前記回収行程と、前記再改質行程
とを容器1,1a毎に交互に行なうことにより、前記再
改質物による地熱熱水からのシリカの回収と、再改質に
よる前記再改質物のシリカ回収機能の回復とが同時に行
われるとともに、前記回収行程を休止することなく行う
ことが可能となり、シリカの回収効率が向上する。ここ
で、前記シードの表面が多孔質とされていると、その表
面積が増大するため、改質物2とした場合におけるシリ
カの回収効率を更に向上させることができる。
とを容器1,1a毎に交互に行なうことにより、前記再
改質物による地熱熱水からのシリカの回収と、再改質に
よる前記再改質物のシリカ回収機能の回復とが同時に行
われるとともに、前記回収行程を休止することなく行う
ことが可能となり、シリカの回収効率が向上する。ここ
で、前記シードの表面が多孔質とされていると、その表
面積が増大するため、改質物2とした場合におけるシリ
カの回収効率を更に向上させることができる。
【0025】更に、前記薬液を循環させるだけで前記シ
ードまたは改質物2が改質されるため、シリカの回収に
際して地熱熱水に前記陽イオンを直接添加する必要はな
い。従って、シリカ回収後の地熱熱水中における残留陽
イオンが最小で済む。なお、薬液タンク6内の前記薬液
は、薬液供給部13より随時補給される。
ードまたは改質物2が改質されるため、シリカの回収に
際して地熱熱水に前記陽イオンを直接添加する必要はな
い。従って、シリカ回収後の地熱熱水中における残留陽
イオンが最小で済む。なお、薬液タンク6内の前記薬液
は、薬液供給部13より随時補給される。
【0026】また、前記回収行程と前記再改質行程の繰
り返しに伴い前記再改質物の粒径は次第に増大するが、
粒径が増大した前記改質物は、回収行程終了後定期的に
容器1,1aから抜き取り、一部は粉砕して再度前記シ
ードとして利用し、残りはセメント原料等に利用され
る。
り返しに伴い前記再改質物の粒径は次第に増大するが、
粒径が増大した前記改質物は、回収行程終了後定期的に
容器1,1aから抜き取り、一部は粉砕して再度前記シ
ードとして利用し、残りはセメント原料等に利用され
る。
【0027】一方、図2に示すように、容器1,1aの
上端に分岐流路3a,3bの端部をそれぞれ開口させる
とともに、分岐流路3a,3bに、循環路7から分岐し
た分岐流路7a,7bの端部をそれぞれバルブ(切り替
え手段)14,15を介して接続してもよい。この場
合、バルブ14,15を切り替えることにより、容器
1,1aには、地熱熱水または前記薬液のいずれか一方
のみが流入可能となっている。
上端に分岐流路3a,3bの端部をそれぞれ開口させる
とともに、分岐流路3a,3bに、循環路7から分岐し
た分岐流路7a,7bの端部をそれぞれバルブ(切り替
え手段)14,15を介して接続してもよい。この場
合、バルブ14,15を切り替えることにより、容器
1,1aには、地熱熱水または前記薬液のいずれか一方
のみが流入可能となっている。
【0028】図2に示す装置においては、バルブ9,1
4を切り替え、地熱熱水を流路3から、バルブ14、分
岐流路3a、容器1、バルブ9および分岐流路5aを経
て流路5へと流下させることにより、容器1にて回収行
程を行うとともに、バルブ10,15を切り替え、かつ
ポンプ12を作動させて、前記薬液を薬液タンク6か
ら、分岐循環路7b、バルブ15、容器1a、バルブ1
0、分岐循環路11bおよび循環路11を経て再度薬液
タンク6へと循環させることにより、容器1aにて前記
シードの改質または再改質行程を行う。
4を切り替え、地熱熱水を流路3から、バルブ14、分
岐流路3a、容器1、バルブ9および分岐流路5aを経
て流路5へと流下させることにより、容器1にて回収行
程を行うとともに、バルブ10,15を切り替え、かつ
ポンプ12を作動させて、前記薬液を薬液タンク6か
ら、分岐循環路7b、バルブ15、容器1a、バルブ1
0、分岐循環路11bおよび循環路11を経て再度薬液
タンク6へと循環させることにより、容器1aにて前記
シードの改質または再改質行程を行う。
【0029】また、容器1aにて回収行程を行う場合に
は、バルブ10,15を切り替え、地熱熱水を流路3か
ら、分岐流路3b、バルブ15、容器1a、バルブ10
および分岐流路5bを経て流路5へと流下させるととも
に、バルブ9,14を切り替え、かつポンプ12を作動
させて、前記薬液を薬液タンク6から、分岐循環路7
a、バルブ14、容器1、バルブ9、分岐循環路11a
および循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させ
ることにより、容器1にて前記シードの改質または再改
質行程を行う。
は、バルブ10,15を切り替え、地熱熱水を流路3か
ら、分岐流路3b、バルブ15、容器1a、バルブ10
および分岐流路5bを経て流路5へと流下させるととも
に、バルブ9,14を切り替え、かつポンプ12を作動
させて、前記薬液を薬液タンク6から、分岐循環路7
a、バルブ14、容器1、バルブ9、分岐循環路11a
および循環路11を経て再度薬液タンク6へと循環させ
ることにより、容器1にて前記シードの改質または再改
質行程を行う。
【0030】すなわち、図2に示す装置においては、バ
ルブ9,10,14,15を切り替え、容器1,1a間
で、回収行程と再改質行程とを交互に行うことにより、
前記再改質物による地熱熱水からのシリカの回収と、再
改質による前記再改質物のシリカ回収機能の回復とが同
時に行われるとともに、前記回収行程を休止することな
く行うことが可能となる。
ルブ9,10,14,15を切り替え、容器1,1a間
で、回収行程と再改質行程とを交互に行うことにより、
前記再改質物による地熱熱水からのシリカの回収と、再
改質による前記再改質物のシリカ回収機能の回復とが同
時に行われるとともに、前記回収行程を休止することな
く行うことが可能となる。
【0031】更に、図3に示すように、図2の装置では
循環路7中にあったポンプ12を循環路11中に移動
し、かつ容器1,1aの上端を塞ぐとともに分岐流路3
a,3bを接続することにより、容器1,1a内におい
て、その下端から上端に向かう流れを形成可能としても
よい。
循環路7中にあったポンプ12を循環路11中に移動
し、かつ容器1,1aの上端を塞ぐとともに分岐流路3
a,3bを接続することにより、容器1,1a内におい
て、その下端から上端に向かう流れを形成可能としても
よい。
【0032】この場合には、バルブ9,14を切り替
え、地熱熱水を流路5から、分岐流路5a、バルブ9、
容器1、バルブ14および分岐流路3aを経て流路3へ
と送水させることにより、容器1にて回収行程を行うと
ともに、バルブ10,15を切り替え、かつポンプ12
を作動させて、前記薬液を薬液タンク6から、循環路1
1、分岐循環路11b、バルブ10、容器1a、バルブ
15、分岐循環路7bおよび循環路7を経て再度薬液タ
ンク6へと循環させることにより、容器1aにて前記シ
ードの改質または再改質行程を行う。
え、地熱熱水を流路5から、分岐流路5a、バルブ9、
容器1、バルブ14および分岐流路3aを経て流路3へ
と送水させることにより、容器1にて回収行程を行うと
ともに、バルブ10,15を切り替え、かつポンプ12
を作動させて、前記薬液を薬液タンク6から、循環路1
1、分岐循環路11b、バルブ10、容器1a、バルブ
15、分岐循環路7bおよび循環路7を経て再度薬液タ
ンク6へと循環させることにより、容器1aにて前記シ
ードの改質または再改質行程を行う。
【0033】また、容器1aにて回収行程を行う場合に
は、バルブ10,15を切り替え、地熱熱水を流路5か
ら、分岐流路5b、バルブ10、容器1a、バルブ15
および分岐流路3bを経て流路3へと送水させる。この
場合、容器1においては、バルブ9,14を切り替える
とともにポンプ12を作動させることにより、前記薬液
が薬液タンク6から循環路11、分岐循環路11a、バ
ルブ9、容器1、バルブ14、分岐循環路7aおよび循
環路7を経て再度薬液タンク6へと循環され、その結
果、前記シードの改質または再改質行程が行われること
はいうまでもない。
は、バルブ10,15を切り替え、地熱熱水を流路5か
ら、分岐流路5b、バルブ10、容器1a、バルブ15
および分岐流路3bを経て流路3へと送水させる。この
場合、容器1においては、バルブ9,14を切り替える
とともにポンプ12を作動させることにより、前記薬液
が薬液タンク6から循環路11、分岐循環路11a、バ
ルブ9、容器1、バルブ14、分岐循環路7aおよび循
環路7を経て再度薬液タンク6へと循環され、その結
果、前記シードの改質または再改質行程が行われること
はいうまでもない。
【0034】図3に示す装置では、上記各行程中におい
て、地熱熱水および前記薬液がいずれも容器1,1aの
下端から上端に向かう流れを形成するため、上記各行程
中、容器1,1a内に充填された改質物2が容器1,1
aの下端側に高密度で詰まり、それに伴い改質物2に対
する地熱熱水または前記薬液の透過性が低下することは
ない。また、改質物2の表面における夾雑物の蓄積等が
防止されるという効果もある。
て、地熱熱水および前記薬液がいずれも容器1,1aの
下端から上端に向かう流れを形成するため、上記各行程
中、容器1,1a内に充填された改質物2が容器1,1
aの下端側に高密度で詰まり、それに伴い改質物2に対
する地熱熱水または前記薬液の透過性が低下することは
ない。また、改質物2の表面における夾雑物の蓄積等が
防止されるという効果もある。
【0035】なお、上記各実施例の場合、バルブ4,
8,9,10,14,15の切り替えおよびポンプ12
の作動はいずれもタイマー制御等による自動制御により
行うものとするが、これらバルブ4,8,9,10,1
4,15の切り替えやポンプ12の作動を、前記シリカ
回収装置から排出された地熱熱水中におけるシリカ濃度
を測定するセンサと連動させたり、または手動とするこ
とももちろん可能である。
8,9,10,14,15の切り替えおよびポンプ12
の作動はいずれもタイマー制御等による自動制御により
行うものとするが、これらバルブ4,8,9,10,1
4,15の切り替えやポンプ12の作動を、前記シリカ
回収装置から排出された地熱熱水中におけるシリカ濃度
を測定するセンサと連動させたり、または手動とするこ
とももちろん可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る水溶液
中のシリカ回収法およびシリカ回収装置においては、シ
リカがイオン結合により改質物に吸着、回収されるた
め、シリカの回収効率が高いという効果がある。しか
も、回収行程と再改質行程とを個々の容器毎に繰り返し
行ない、かつ前記回収行程と前記再改質行程とを、複数
の容器のうち少なくとも2つの容器で並行して行なうた
め、シリカの回収が前記複数の容器のうちいずれかの容
器で常時行われ、その結果、シリカの回収効率が更に高
められる。
中のシリカ回収法およびシリカ回収装置においては、シ
リカがイオン結合により改質物に吸着、回収されるた
め、シリカの回収効率が高いという効果がある。しか
も、回収行程と再改質行程とを個々の容器毎に繰り返し
行ない、かつ前記回収行程と前記再改質行程とを、複数
の容器のうち少なくとも2つの容器で並行して行なうた
め、シリカの回収が前記複数の容器のうちいずれかの容
器で常時行われ、その結果、シリカの回収効率が更に高
められる。
【0037】また、陽イオンは中性pH域にて負に帯電
する物質との接触にのみ用いられるため、前記水溶液へ
の前記陽イオンの添加が不要となる。その結果、シリカ
回収後の前記水溶液中における前記陽イオンの残留量が
低下する。
する物質との接触にのみ用いられるため、前記水溶液へ
の前記陽イオンの添加が不要となる。その結果、シリカ
回収後の前記水溶液中における前記陽イオンの残留量が
低下する。
【図1】本発明に係るシリカ回収装置の構造を示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るシリカ回収装置の構造を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係るシリカ回収装置の構造を示す図で
ある。
ある。
1,1a 容器 2 改質物 3,5 流路 3a,3b,5a,5b 分岐流路 4,8,9,10,14,15 バルブ(切り替え手
段) 6 薬液タンク 7,11 循環路 7a,7b,11a,11b 分岐循環路 12 ポンプ 13 薬液供給部
段) 6 薬液タンク 7,11 循環路 7a,7b,11a,11b 分岐循環路 12 ポンプ 13 薬液供給部
Claims (7)
- 【請求項1】 中性pH域にて負に帯電する物質を多価
陽イオンと接触させて前記物質の表面を改質し、得られ
た正に帯電する改質物をシリカを含有する水溶液と接触
させ、前記水溶液中に溶存するシリカを前記改質物の表
面に吸着させることを特徴とする水溶液中のシリカ回収
法。 - 【請求項2】 前記物質として、前記水溶液中に析出す
るシリカスケール、石英砂、籾殻焼却灰、硅藻土から選
択される物質が使用されることを特徴とする請求項1記
載の水溶液中のシリカ回収法。 - 【請求項3】 前記物質の表面が多孔質とされているこ
とを特徴とする請求項1または2記載の水溶液中のシリ
カ回収法。 - 【請求項4】 表面に吸着したシリカによりシリカ吸着
能力が低下した前記改質物を前記多価陽イオンと接触さ
せて前記改質物の表面に吸着したシリカを改質し、得ら
れた正に帯電する再改質物をシリカを含有する水溶液と
接触させ、前記水溶液中に溶存するシリカを前記再改質
物の表面に吸着させることを特徴とする請求項1,2ま
たは3記載の水溶液中のシリカ回収法。 - 【請求項5】 前記多価陽イオンとして、アルミニウ
ム、鉄、カルシウム、マグネシウムから選択される物質
のイオンが使用されることを特徴とする請求項1,2,
3または4記載の水溶液中のシリカ回収法。 - 【請求項6】 中性pH域にて負に帯電する物質が充填
された複数の容器と、前記容器に前記多価陽イオンを循
環させる陽イオン循環手段と、前記容器に前記水溶液を
通水させる通水手段と、前記容器への前記多価陽イオン
の循環と前記水溶液の通水とを個々の容器毎に切り換え
る切り替え手段とを具備することを特徴とする水溶液中
のシリカ回収装置。 - 【請求項7】 中性pH域にて負に帯電する物質が充填
された複数の容器と、前記容器に前記多価陽イオンを循
環させる陽イオン循環手段と、前記容器に前記水溶液を
通水させる通水手段と、前記容器への前記多価陽イオン
の循環と前記水溶液の通水とを個々の容器毎に切り換え
る切り替え手段とを具備する装置を用いる水溶液中のシ
リカ回収法であって、 前記容器に前記多価陽イオンを循環させ、前記物質の表
面を改質して正に帯電する改質物とした後、前記切り替
え手段を切り換えて前記容器にシリカを含有する水溶液
を通水し、前記水溶液中に溶存するシリカを前記改質物
の表面に吸着させて回収する回収行程と、前記切り替え
手段を再度切り換えて前記容器に前記多価陽イオンを循
環させ、前記改質物の表面に吸着したシリカを改質して
正に帯電する再改質物とする再改質行程とが個々の容器
毎に繰り返し行われるとともに、前記複数の容器のうち
少なくとも2つの容器で、前記回収行程と前記再改質行
程とが並行して行われることを特徴とする水溶液中のシ
リカ回収法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192393A JPH06320169A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 水溶液中のシリカ回収法および回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192393A JPH06320169A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 水溶液中のシリカ回収法および回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06320169A true JPH06320169A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14573510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11192393A Withdrawn JPH06320169A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 水溶液中のシリカ回収法および回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06320169A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11239702A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-07 | Mitsubishi Materials Corp | 地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設備 |
| JPH11244867A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Mitsubishi Materials Corp | シリカ含有地熱熱水処理方法 |
| JPH11285602A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Mitsubishi Materials Corp | 地熱熱水からの懸濁物質回収装置および方法 |
| JP2001324296A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Kurita Water Ind Ltd | 開放循環式冷却設備 |
| JP2002167213A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シリカ回収方法およびシリカ回収装置 |
| JP2018126723A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 株式会社クラレ | シリカ含有水の処理方法及びその処理装置 |
| CN110745832A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-04 | 河南骏化发展股份有限公司 | 一种沉淀法白炭黑生产的节水装置及工艺 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP11192393A patent/JPH06320169A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11239702A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-07 | Mitsubishi Materials Corp | 地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設備 |
| JPH11244867A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Mitsubishi Materials Corp | シリカ含有地熱熱水処理方法 |
| JPH11285602A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Mitsubishi Materials Corp | 地熱熱水からの懸濁物質回収装置および方法 |
| JP2001324296A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Kurita Water Ind Ltd | 開放循環式冷却設備 |
| JP2002167213A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シリカ回収方法およびシリカ回収装置 |
| JP2018126723A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 株式会社クラレ | シリカ含有水の処理方法及びその処理装置 |
| CN110745832A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-04 | 河南骏化发展股份有限公司 | 一种沉淀法白炭黑生产的节水装置及工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |