JPH11239702A - 地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設備 - Google Patents
地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設備Info
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- JPH11239702A JPH11239702A JP10044044A JP4404498A JPH11239702A JP H11239702 A JPH11239702 A JP H11239702A JP 10044044 A JP10044044 A JP 10044044A JP 4404498 A JP4404498 A JP 4404498A JP H11239702 A JPH11239702 A JP H11239702A
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Abstract
たは球状微粉末製造後に回収し、シリカスケールの防止
を図り、また、未利用低温地熱熱水の熱エネルギーの回
収率を向上させ、発電能力の向上を図る地熱熱水からの
懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設
備を提供する。 【解決手段】 熱水供給管路13に接続状態の流入口3
aを有する密閉円筒容器1が設けられ、密閉円筒容器内
に略円筒状の流体流通性容器2が、密閉円筒容器と略同
心状に配設され、流体流通性容器内に流体流通性の集流
体管路11が、流体流通性容器と略同心状に配設され、
流体流通性容器内部で集流性管路の外部の空間には、流
体流通性容器の外壁から流入する地熱熱水中の懸濁物質
を捕捉分離する濾過材10が流動可能に収容され、集流
体管路には、濾過地熱熱水を集流体管路に集めて密閉円
筒容器の外部に吐出する熱水吐出手段19が付設されて
いる。
Description
物質(過飽和シリカ等)を分離・濾過・回収または球状
粉末製造後に回収し、地熱発電設備でのシリカスケール
防止を図る地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およ
びこれを用いた地熱発電設備に関する。また、未利用低
温地熱熱水のエネルギーの回収率を向上させ発電能力の
向上を図るとともに、さらにヒ素を除去した温水の有効
利用を図る手段に関する。
させ、分離させた水蒸気を用いて発電を行うものである
が、この場合、水蒸気とともにシリカを数100ppm
の濃度で含む過飽和状態の地熱熱水が噴出する。噴出し
た地熱熱水は、地下還元井を経て地中に還元されるが、
地下における地熱流体の温度は250℃〜350℃、圧
力90atm前後の状態でシリカが飽和状態にあると考
えられるのに対し、環流される地熱熱水の温度は97℃
〜98℃と低温であるため、地熱熱水におけるシリカ等
の溶解度は相対的に低下する。しかも、水蒸気との分離
に伴い地熱熱水中のシリカ等が濃縮されることから、地
熱熱水に含まれるシリカ等の一部は過飽和状態となる。
て付着しやすいため、地熱発電設備の熱水経路や前記還
元井の地中内壁に析出し、前記熱水経路の閉塞や還元井
の流動減少等の原因となっている。しかも、このシリカ
スケールは、前記内壁等に強固に付着しているため除去
が困難で、シリカスケール付着が進行した場合には、前
記熱水経路や還元井の使用を中断し、シリカスケールを
除去しなければならない。このように、地熱熱水中のシ
リカ等の存在は、地熱熱水の利用上大きな障害となって
いる。
除去し、前記熱水経路あるいは地下還元井に対するシリ
カスケールの付着を防止する目的で、従来より例えば、
特開昭63−1496号公報に開示された方法が知られ
ている。これは、地熱熱水の一部を滞留してシリカコロ
イドを生成させた後、滞留した地熱熱水と残りの地熱熱
水とを接触させることにより、前記シリカコロイドに地
熱熱水中のシリカを吸着させ、成長したシリカコロイド
を限外濾過等により回収するものである。
Fe(鉄)等の多価陽イオンを添加してシリカを凝集さ
せ、この凝集シリカを核としてシリカコロイドを生成さ
せた後に、このシリカコロイドを浮上分離等により回収
する方法もある。
来の方法のうち、特開昭63−1496号公報に開示の
方法では、得られたシリカコロイドの粒径が小さいた
め、濾過膜の細孔径に近似の大きさのコロイドにより濾
過膜が閉塞するおそれがあった。また、多価陽イオンを
添加する方法では、使用する全ての地熱熱水に多価陽イ
オンを添加する必要があるため、多量の多価陽イオンが
必要となりコストが増大するという問題があった。しか
も、上記方法では、いずれの場合も、シリカ回収後の上
澄み液に白色の懸濁物質が浮遊し、その清澄度が低いと
いう点も問題となっていた。
で、地熱熱水中の懸濁物質を分離・濾過・回収または球
状微粉末製造後に回収し、地熱発電設備でのシリカスケ
ールの防止を図り、また、未利用低温地熱熱水の熱エネ
ルギーの回収率を向上させ、発電能力の向上を図るとと
もに、さらに砒素を除去した温水を提供する地熱熱水か
らの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発
電設備を提供することを目的とする。
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
に係る地熱熱水からの懸濁物質回収装置では、地熱熱水
を供給する熱水供給管路に接続状態の流入口を有する密
閉円筒容器が設けられ、該密閉円筒容器内に略円筒状の
流体流通性容器が、密閉円筒容器と略同心状に配設さ
れ、前記流体流通性容器内に流体流通性の集流体管路が
流体流通性容器と略同心状に配設され、前記流体流通性
容器内部で前記集流性管路の外部の空間には、前記流入
口からの流入後に気水分離されて流体流通性容器の外壁
から流入する地熱熱水中の懸濁物質を捕捉分離する濾過
材が流動可能に収容され、前記集流体管路には、前記濾
過材を通過した濾過された地熱熱水を集流体管路に集め
て前記密閉円筒容器の外部に吐出する熱水吐出手段が付
設されてなる技術が採用される。
質回収方法では、高温の地熱熱水の流入口を有する密閉
円筒容器内に略同心状に配設した略円筒状の流体流通性
容器と該流体流通性容器内に略同心状に配設された流体
流通性の集流体管路との空間に、前記流入口からの流入
後に気水分離されて流体流通性容器の外壁から流入する
地熱熱水中の懸濁物質を捕捉分離する濾過材を流動可能
に収容し、前記濾過材を通過して濾過された地熱熱水を
前記集流体管路に集めて前記密閉円筒容器の外部に吐出
させる技術が採用される。
外壁面の一部もしくは全体が流体としての地熱熱水を通
し、容器外の地熱熱水が容器内に流れ込んだり容器内の
地熱熱水が容器外に流出したりすることができるように
構成された容器であり、内部に濾過材を収容することが
できるものであれば如何なる構造のものでも構わない。
このような容器は、好適には、濾過材の粒径より小なる
流体流通間隙を持つ材料で外壁が形成されたものであ
り、外壁形成材としては地熱熱水の性状、濾過材の粒径
または大きさに応じて、金属、高分子材料、天然あるい
は人工の繊維を用いた布、不織布等を適宜選択すること
ができる。
容器は略円筒状をなしており、円筒の長さは任意であ
り、径が全長に対して短い筒状のものでもよいし、径が
全長に対して小さい円盤状のものでも構わない。
に、これもまた流体流通性であって流体流通性容器の外
径よりも小なる外径を有する集流体管路が、好適には、
各流体流通性容器に軸心をほぼ一致させて、それぞれ配
設される。各集流体管路は、流体流通性容器の場合と同
様に、外壁の一部または全体が流体としての地熱熱水を
通し、濾過材を通さないものであれば、如何なる構造の
ものでも構わないが、好適には、外周壁が多孔性をなす
配管もしくは通気性スクリーンにより構成できる。
って上記集流体管路の外部の空間には濾過材が収容さ
れ、地熱熱水が流体流通性容器内に流入し該濾過材を通
過する際に、地熱熱水中の懸濁物質(シリカ等)が濾過
材に捕捉され分離されるように構成されている。ここ
で、流体流通性容器は、前述のように円筒状に構成され
ているが、濾過すべき地熱熱水はかかる円筒状容器の外
周側から流入して軸心方向に移動し、濾過材の層を通
る。そして、濾過材間隙より大きい懸濁物質はその間隙
を通過することができずに捕捉され、またその間隙を通
過した固体粒子は、該固体粒子と地熱熱水との質量差に
よる慣性力の違いで濾過材に衝突して流速が低下するこ
とにより、あるいは濾過材表面の液体の表面張力によ
り、捕捉される。
熱水は円筒状の流体流通性容器の外周側から流入して軸
心方向に向けて移動し、円環状の収容空間に充填収容さ
れている濾過材を放射状方向に移動して通過するように
なっているので、地熱熱水に接する表面積を、一方向濾
過である装置の場合と比較して、同じ体積であっても格
段に大きく取ることができ、濾過材体積当たりの懸濁物
質捕集効率が高くなる。従って、濾過層の必要厚さは、
地熱熱水に要求される濾過性状に応じて決まるが、最小
限の濾過材体積で所望の濾過性能を達成することがで
き、また濾過層の厚さ全体に渡って地熱熱水中の固形分
を均一に阻止抑留できるので、小さな直径でも極めて効
率の良い濾過層厚さを持った装置を製作することができ
る。
通性容器内に保持され得る粒径または大きさで、地熱熱
水中の汚濁物質を捕捉分離することができるものであれ
ば、従来から濾過処理において使用されているものはも
とより、如何なるものでも構わない。
濾過材を例示すると、含水珪酸塩鉱物(ゼオライト族)
を主成分とする土壌成分、天然または人工の珪酸塩鉱物
(軽量発泡コンクリート(ALC)等)の塊粒状物質、
多孔質で吸着性を有する炭化物の塊粒状物質、高分子材
料の顆粒状もしくは立体網目構造状塊粒もしくはブラシ
状団塊物質、無機もしくは有機材料の中空円柱状もしく
は中空球状体物資を挙げることができ、これらを、単独
もしくは混合状態で、使用することができる。
かでも、特に比重が1以下の軽量の濾過材を選択するの
が好ましい。後で詳細に説明するように、本発明では、
流体流通性容器内部の濾過材を流動させる運動エネルギ
ー供給手段を採用する場合に、このように軽量な濾過材
を選択して流体流通性容器に収容しておくと、濾過材自
体の自己浮揚力に加えて、運動エネルギー供給手段によ
って濾過材に加える運動エネルギーが少なくても、濾過
材が容易に流動攪拌となる。また、軽量の濾過材は取扱
い、運搬が容易であるという利点もある。
器内に少なくとも部分的には流動可能に充填される。す
なわち、濾過材は、流体流通性容器の容積に対して一定
の空間容積を持たせて収容されており、例えば、地熱熱
水の圧力エネルギー、その他の作用により、濾過材が少
なくとも部分的には流体流通性容器の中で移動でき、相
互に接触できる状態にされている。
容器が垂直方向に軸線を有して設置され、前記密閉円筒
容器に流入させた地熱熱水に内周方向に沿って一方向に
回転する力を加える熱水回転手段が付設されているの
で、回転する地熱熱水中の懸濁物質の多くが遠心分離に
よって外周側に移動(これをサイクロン分離効果とい
う)し、さらに多くの懸濁物質が分離された状態で地熱
熱水が中心側に配される流体流通性容器の外周から流入
して、濾過材により濾過された後に集流体管路から外部
に吐出される。
較的大きな懸濁物質を予め地熱熱水中から除去するとと
もに、残りの懸濁物質を流体流通性容器内の濾過材で捕
獲することにより、懸濁物質を2段階で効率的に地熱熱
水中から分離できる。
記流入口から前記密閉円筒容器の内周壁の接線方向に向
けて噴出させる熱水流入手段を備えていることが好まし
い。すなわち、加圧された地熱熱水を流入口から密閉円
筒容器の内周壁の接線方向に向けて噴出、流入させるこ
とにより、地熱熱水は密閉円筒容器の内周に沿って一方
向に回転するので、比較的簡便な構成によって容易にサ
イクロン分離効果を得ることができる。特に、上記流入
口を、密閉円筒容器の上部に配することにより、地熱熱
水中の懸濁物質は上部から下部に落下しながら繰り返し
回転するため、効率的に外周側に移動分離される。
地熱熱水の回転によって遠心分離されるとともに密閉円
筒容器下部に沈殿した地熱熱水中の懸濁物質を外部に排
出する沈殿物排出手段を備えていることが好ましい。す
なわち、遠心分離等により懸濁物質の沈殿物が下部に蓄
積してしまい、流体流通性容器にまで及ぶようになると
地熱熱水の濾過能力が低下するため、上記沈殿物排出手
段を設けることにより、沈殿物の排出処理が可能となっ
て健全な濾過能力が維持される。
濾過材を流動させ、該濾過材に捕捉分離された懸濁物質
を流体流通性容器外部に排出させる運動エネルギー供給
手段を備えることにより、容器内の濾過材は運動エネル
ギーを受けて攪拌流動させられる。
て、弾性支持された前記流体流通性容器に振動を加え前
記濾過材を流動させる加振機構を備えることにより、加
振機構により弾性支持された流体流通性容器に振動を加
えると、該容器内の濾過材は振動のエネルギーを受けて
攪拌流動させられる。また、上記運動エネルギー供給手
段として、前記流体流通性容器の下部から流体流通性容
器の内圧より高い圧力の地熱熱水を供給することにより
濾過材を流動させる熱水供給手段を備えることにより、
熱水供給手段からの地熱熱水が流体流通性容器の下部か
ら内部に供給され、地熱熱水の圧力により容器内の濾過
材が攪拌流動させられる。
いる濾過材は、容器に固着、付着等しておらず、その全
部もしくは一部が移動可能な状態であり、運動エネルギ
ーを受ける時間差、自重による位置エネルギー及び/ま
たは地熱熱水流による流体エネルギーにより運動エネル
ギー及び移動ベクトル方向がそれぞれの濾過材で相互に
異なるため、流体流通性容器内の濾過材は容器内で移動
し、濾過材同士が相互接触する。
着した懸濁物質等が地熱熱水中に放出されると同時に、
濾過材の一部も摩滅して地熱熱水中に溶出し拡散され
る。このようにして、濾過材は摩滅すると、その物理化
学的機能が回復し、また粒径が小さくなると、微小懸濁
物質を濾過材に捕捉して分離することができるようにな
り、流体流通性容器の外壁の間隙より小さくなれば、流
体流通性容器から外部に排出される。流体流通性容器内
の濾過材の量が減少したら、濾過材は補給される。
筒容器の内圧より高い圧力で供給する濾過材供給手段を
備えることにより、例えば、流体流通性容器の上部に設
けた濾過材の供給口から濾過材供給手段によって、摩滅
して減少した濾過材を容易に供給口から適宜補給するこ
とができる。さらに、流体流通性容器の下部に設けられ
密閉円筒容器の下部に濾過材を排出する濾過材排出手段
とを備えることにより、例えば、流体流通性容器の下部
に排出口を設け、濾過材排出手段によって排出口から摩
滅した濾過材や懸濁物質を捕捉した濾過材を容易に外部
に適宜排出することができる。
熱水供給手段による地熱熱水の供給についても、常時行
う必要はなく、それぞれ間欠運転でも構わない。要は、
捕捉された懸濁物質が排除され、濾過材同士が相互接触
して磨滅し、その濾過機能の回復が図られれば良い。
ー供給手段として加振機構や熱水供給手段を備えたもの
では、濾過材を流動させるために流体流通性容器を回転
させる等の必要がなく、回転させるための機構が不要と
なって構造が簡素化されるとともに、容器が回転しない
ので濾過材を容易に補給することができる利点がある。
流通性容器の略接線方向でかつ若干上向きに加振すれ
ば、濾過材の流動に方向性を持たせることができ、濾過
材を流体流通性容器内で回転させることが可能である。
また、上記熱水供給手段を備えた場合に、流体流通性容
器の下部から一様に地熱熱水を供給するのではなく、例
えば、下部の片側から上方に供給することにより、地熱
熱水が供給された部分の濾過材が地熱熱水の圧力で上方
に流動するので、容器内で濾過材を回転させることが可
能となる。
少した小さな粒径の濾過材が混在していても、流体流通
性容器の振動や地熱熱水の供給等による濾過材の洗浄に
より、流体流通性容器の目詰まりが発生することがない
ので、濾過性能に影響はないが、この濾過材の洗浄は、
流体流通性容器の振動速度や地熱熱水の供給量等を適宜
調整することにより、最適な状態とすることができる。
この場合、大小の濾過材による相互攪拌洗浄により、濾
過材に捕捉分離された懸濁物質を破砕し、物理化学的、
生物化学的処理を促進させる効果もある。
に、濾過材を通過した濾過された地熱熱水を集流体管路
に集めて密閉円筒容器の外部に吐出する熱水吐出手段が
付設されている。この熱水吐出手段は、濾過すべき地熱
熱水が流体流通性容器内にその外周から導き入れられ、
濾過材を通じて濾過された後、集流体管路に導かれた濾
過された地熱熱水を流体流通性容器の外部に放出するこ
とができる手段であれば、如何なるものでも構わない。
地熱熱水を容器外に吐出する手段を吐出側に設けること
は当然にできるが、必ずしも吐出側に設ける手段に限る
ものではなく、供給側に熱水流入供給手段を設けて流通
させ、これにより地熱熱水を容器外に吐出させる構造で
あっても良い。例えば、流体流通性容器の外周側の水頭
圧を集流体管路側より高くする構造すると、かかる構造
が熱水流入手段を構成する。また、集流体管路の吐出側
に吐出ポンプ、吸引ブロアを設置することもできる。
弾性部材を摺動させて付着物を除去する内面洗浄手段が
付設される。すなわち、上記内面洗浄手段を備えること
により、集流体管路内面にブラシ部材等の弾性部材が当
接して摺動することにより、内面の付着物が弾性部材と
の接触摩擦によって擦り取られ、管路内が洗浄される。
付着した異物を除去する手段を設けても良く、このよう
な手段としては、上記容器の外周面に摺動する付着物排
除板、またはブラシ状(回転型も含む)除去手段、もし
くは流体噴出洗浄手段を、単独あるいは組み合わせて用
いることが考えられる。
えたものでは、流体流通性容器を収容する密閉円筒容器
と流体流通性容器とを接続する部材および管路に弾性継
手を設けていることが好ましい。すなわち、流体流通性
容器が弾性継手によって密閉円筒容器に弾性的に接続さ
れているので、加振機構による振動が密閉円筒容器側に
伝わり難いとともに流体流通性容器に効果的に加えるこ
とができる。
容器の下部に接続されるとともに他端が前記流入口に接
続され沈殿した懸濁物質の一部を再び流入口から密閉円
筒容器内に供給し懸濁物質の結晶析出の核とする沈殿物
循環管路を備えていることが好ましい。
懸濁物質の一部を沈殿物循環管路で戻し、再び密閉円筒
容器内に供給することによって、地熱熱水中の懸濁物質
の結晶析出の核(シード)とするので、懸濁物質の結晶
核成長がより促進されるとともに結晶粒数を増加させる
ことが可能となる。
内に薬剤を供給する薬剤注入手段を備えていることが好
ましい。
とともに薬剤、好適には、少なくとも懸濁物質の結晶粒
の成長を促進する結晶核成長促進材または懸濁物質の結
晶粒の凝集沈殿を促進する凝集沈殿材のいずれか一方を
密閉円筒容器内に供給することにより、結晶粒の成長促
進や凝集沈殿の促進を行うことができる。
が1m2/g以上に設定され二酸化硅素または珪酸塩化
合物であることが好ましい。すなわち、上記二酸化硅素
または珪酸塩化合物を添加することにより、これらが核
(シード)となって懸濁物質であるシリカの結晶核成長
がより促進されるからである。
マグネシウム、鉄、カルシウム、銅若しくはマンガンを
含む金属化合物、または含窒素カチオン化合物のうちい
ずれか一種類または二種類以上の混合物であることが好
ましい。すなわち、上記金属化合物や含窒素カチオン化
合物を添加することにより、これらの化合物が地熱熱水
中に溶在して、多価陽イオンや二次的に生成された物質
によって懸濁物質であるシリカがより凝集し易くなるか
らである。なお、沈殿物の循環量や薬剤は、それぞれ単
独、あるいは併用して用いられ、その使用量、濃度など
は地熱熱水の性状に応じて決定すればよい。
分離器で地熱熱水から気水分離された蒸気を発電機に送
って発電させる地熱発電設備であって、前記気水分離器
は、本発明に係る上記の地熱熱水からの懸濁物質回収装
置とされ、該懸濁物質回収装置は、前記密閉円筒容器に
内部で前記地熱熱水から気水分離された蒸気を前記発電
機に送り込む蒸気排出管路が接続されている技術が採用
される。
の懸濁物質を捕捉分離して回収するだけでなく、密閉円
筒容器内に流入した地熱熱水が気水分離されて蒸気が発
生する。したがって、この地熱発電設備は、上述した懸
濁物質回収装置を地熱熱水の気水分離器として用い、気
水分離された蒸気を蒸気排出管路で発電機に送り込むこ
とによって、地熱熱水からの蒸気が発電に供される。
高圧用タービンと低圧の蒸気で回転する低圧用タービン
とが設けられ、懸濁物質回収装置は、少なくとも2以上
配設され、これらの懸濁物質回収装置のうち第1の懸濁
物質回収装置は、熱水供給管路が地熱熱水の生産井に接
続され、前記2以上の懸濁物質回収装置のうち第2の懸
濁物質回収装置は、熱水供給管路に第1の懸濁物質回収
装置の熱水吐出手段が接続されて第1の懸濁物質回収装
置と直列状態とされ、第1の懸濁物質回収装置の蒸気排
出管路は、高圧用タービンに接続され、第2の懸濁物質
回収装置の蒸気排出管路は、低圧用タービンに接続され
ていることが好ましい。
第1の懸濁物質回収装置および第2の懸濁物質回収装置
の蒸気排出管路が高圧用タービンおよび低圧用タービン
にそれぞれ接続されているので、第1の懸濁物質回収装
置で気水分離して発生した高圧の蒸気が高圧用タービン
に送られるとともに、第2の懸濁物質回収装置で気水分
離して発生した低圧の蒸気が低圧用タービンに送られ
る。
によって、生産井からの地熱熱水における懸濁物質が少
なくとも2段で連続式に回収される。すなわち、地熱熱
水から懸濁物質が効率的に除去されるとともに、各懸濁
物質回収装置における蒸気をその圧力に対応して使用圧
力の異なるタービンへそれぞれ送り込むことにより、各
懸濁物質回収装置からの蒸気を無駄無く効率的に発電に
利用することが可能となる。
とも2以上配設され、前記地熱熱水の生産井には、前記
2以上の懸濁物質回収装置の各熱水供給管路がそれぞれ
並列状態に接続され、前記熱水供給管路または前記生産
井には、地熱熱水を流通させる熱水供給管路を前記2以
上の懸濁物質回収装置の熱水供給管路から任意に選択し
て地熱熱水が供給される懸濁物質回収装置を切り替え可
能な運転切替機構が設けられていることが好ましい。
以上の懸濁物質回収装置の熱水供給管路から任意に選択
して地熱熱水が供給される懸濁物質回収装置を切り替え
可能な運転切替機構が設けられているので、運転切替機
構により適宜任意に運転に供する懸濁物質回収装置を選
ぶことにより、蒸気生産量の変動に対する濾過流速の均
一化および濾過材の全交換等の保守が容易となる。
の上記懸濁物質回収装置を設置するとともに、上述した
直列的・並列的な配列の組み合わせを行い、生産量の変
動があっても十分に対応できるようにしてもよい。
段から吐出され濾過された地熱熱水を温水として用いる
温水利用設備を設けても構わない。すなわち、熱水吐出
手段から吐出された地熱熱水は、懸濁物質回収装置の濾
過機能により、砒素等の有害物質が含まれる懸濁物質が
除去されているので、この地熱熱水を温水として、例え
ば、温泉・温水プールおよび暖房設備等の温水利用設備
に供給することにより、有効利用を図ることができる。
濁物質回収装置の一実施形態を図1および図2を参照し
ながら説明する。
に示すように、垂直方向に軸線を有する縦型密閉円筒容
器1と、該縦型密閉円筒容器1内に略同心状に配設され
た中空略円筒状の濾過槽本体(流体流通性容器)2とを
備えている。
設され、円筒中央部3と、該円筒中央部3の上部に固定
された上部鏡板4と、円筒中央部3の下部に固定された
円錐状本体下部5とから構成されている。また、前記濾
過槽本体2は、流体流通性容器を構成するもので、円筒
中央スクリーン6と、該円筒中央スクリーン6の上部に
設けられ外径が円筒中央スクリーン6より小なる部分を
有する上部スクリーン7と、円筒中央スクリーン6の下
部に設けられ逆円錐状に形成された下部スクリーン8と
を備えている。
下部外周に突出して設けられた内筒側支持部6aと円錐
状本体下部5の上部に内側に突出して設けられた外筒側
支持部5aとの間に挟持状態に配されたバネまたはゴム
等の内筒支持弾性体9を介して、縦型密閉円筒容器1に
弾性支持されている。
ン7および下部スクリーンは、外部の地熱熱水の原水を
濾過槽本体2内に流入させるが濾過槽本体2の内部に充
填される濾過材10を外部に流出させないような一定の
メッシュの金網で形成されている。さらに、上記濾過槽
本体2の内部には、濾過槽本体2の外径より十分に小な
る径を有する集水管(集流体管路)11が、該濾過槽本
体2と同軸に固定して配設されている。集水管11は、
下端が閉塞され、外壁部は多孔板により形成され、濾過
熱水は流通させるが濾過材10は通過させないようにな
っている。
11の外部の空間に、上記濾過材10が流動可能に充填
されている。すなわち、濾過材10は、濾過槽本体2中
に一定の空間容積を残して充填されており、濾過槽本体
2の振動等により濾過材10が流動するように構成され
ている。ここで、濾過材10については、前述した材料
を用い、上記濾過槽本体2の外壁を通過しない程度の粒
径を持つものであれば良い。
口端を覆うように固定され、上部中央に設けられ地熱熱
水の原水中に含まれる蒸気や気化した蒸気を外部に吐出
させる上部吐出口4aと、該上部吐出口4aに前記蒸気
を図中の矢印に示すように案内するために、上部スクリ
ーン7上方に下部開口端を配して設けられた蒸気案内管
4bとを備えている。また、上部鏡板4には、濾過材1
0を濾過槽本体2に投入するための濾過材投入管12が
挿通状態に支持され、該濾過材投入管12の先端は、上
部スクリーン7の上部開口端(供給口)7aに配され
て、濾過材投入管12内を落下する濾過材10が濾過槽
本体2内に投入されるように設定されている。
て、内周壁に地熱熱水の原水の流入口3aが形成され、
該流入口3aには、円筒中央部3の内周壁の接線方向に
向けて流入管(熱水供給管路)13が接続されている。
すなわち、流入管13内を高圧状態で送られてくる地熱
熱水の原水は、流入口3aから内部に円筒中央部3の内
周壁の接線方向に向けて噴出される。
過槽本体2に振動を加える加振機構として、加振器15
がベローズ状の円筒状弾性継手16によって弾性支持さ
れ、加振器15と濾過槽本体2とは円筒状弾性継手16
および円筒中央部3の貫通孔3bに挿通された連結部材
17で連結されている。すなわち、加振器15による振
動が、連結部材17を介して濾過槽本体2に伝達される
ように設定されているとともに、円筒状弾性継手16に
よって縦型密閉円筒容器1に振動が加わり難く設定され
ている。
の接線方向に延在するように濾過槽本体2に接続されて
おり、加振器15の振動が濾過槽本体2の接線方向に加
わるように設定しているため、濾過槽本体2を周方向に
加振させることができる。これによって、濾過槽本体2
内部の濾過材10は、濾過槽本体2の周方向に振動、移
動される。
として下端部に外筒排出弁18が取り付けられている。
該外筒排出弁18は、円錐状本体下部5に沈殿堆積した
懸濁物質(シリカ等)等の沈殿物Hを縦型密閉円筒容器
1の外部に排出させるための開閉弁である。
結管19の一端が接続され、該吐出用連結管19は、半
径方向に延びて円筒中央部3の下部に形成された下部吐
出口3cに他端が連結弾性継手3dを介して接続されて
いる。すなわち、集水管11および下部吐出口3cは、
地熱熱水の原水を外部に吐出させるための熱水吐出手段
として機能する。
を除去する内面洗浄手段として、上部に固定され集水管
11内に同軸上に挿通状態の回転シャフト20aを有す
るブラシ駆動モータ20と、回転シャフト20aに沿っ
て螺旋状に取り付けられ集水管11の内面に摺動可能と
されたステンレス製のワイヤーブラシからなるブラシ部
材(弾性部材)21とを備えている。
排出弁(排出口)22が設けられている。該内筒排出弁
22は、下部スクリーン8内の摩滅した濾過材10を排
出する場合や濾過材10の交換の際に濾過材10を円錐
状本体下部5内に排出するための開閉弁である。
を流動させる熱水供給手段として、複数の熱水噴き出し
用の孔が開けられた円環状の熱水吐出管23が配置さ
れ、該熱水吐出管23は、円錐状本体下部5に設けられ
た貫通孔5aから挿通される熱水配管24と接続されて
いる。該熱水配管24は、高圧状態の地熱熱水を熱水吐
出管23に送出するものである。なお、熱水吐出管23
の上方近傍には、該熱水吐出管23を保護するために下
部スクリーン8から内側に突出したじゃま板としての保
護板25が配設されている。
該縦型密閉円筒容器1に沈殿した懸濁物質等を流入管1
3へと戻すシリカ循環ライン(沈殿物循環管路)30の
一端が接続され、該シリカ循環ライン30の他端は、エ
ゼクター14を介して流入管13に接続されている。
介して縦型密閉円筒容器1に薬剤を供給する薬剤注入手
段31が接続されている。該薬剤注入手段31は、図2
に示すように、薬剤が貯留された助剤タンク32と、該
助剤タンク32の下部に接続されたラインミキサー33
と、ラインミキサー33に接続された注入用ポンプ34
と、該注入用ポンプ34から送られる薬剤を流入管13
に注入するため注入用ポンプ35と流入管13とを接続
するエゼクター14とを備えている。
の成長を促進する結晶核成長促進材または懸濁物質の結
晶粒の凝集沈殿を促進する凝集沈殿材のいずれか一方と
される。この結晶核成長促進材は、比表面積が1m2/
g以上に設定され二酸化硅素または珪酸塩化合物とさ
れ、凝集沈殿材は、アルミニウム、マグネシウム、鉄、
カルシウム、銅若しくはマンガンを含む金属化合物、ま
たは含窒素カチオン化合物のうちいずれか一種類または
二種類以上の混合物が用いられる。
熱水からの懸濁物質(シリカ等)の回収方法について、
以下に説明する。
態である地熱熱水の原水を流入管13内に送り込むとと
もに、流入口3aから縦型密閉円筒容器1内部に円筒中
央部3の内周壁の接線方向に向けて噴出する。このと
き、地熱熱水の原水は、縦型密閉円筒容器1の内周方向
に沿って一方向に回転しながら渦流状態で落下し、回転
する地熱熱水の原水中の懸濁物質の多くが遠心分離によ
って外周側に移動する。すなわち、流入管13は、地熱
熱水の原水を縦型密閉円筒容器1の内周方向に沿って一
方向に回転する力を加える熱水回転手段として機能す
る。
質が分離された状態で中心側に配される濾過槽本体2の
外周から流入して、濾過材10により濾過された後に集
水管11から吐出用連結管19を介して濾過熱水として
外部に吐出される。すなわち、サイクロン分離効果によ
って比較的大きな懸濁物質を予め地熱熱水の原水中から
除去するとともに、残りの懸濁物質を濾過槽本体2内の
濾過材10で捕獲することにより、懸濁物質を2段階で
効率的に地熱熱水の原水中から分離でき、処理量を大幅
に向上させるとともに、濾過材10の捕捉能力をより長
く維持することができる。
した懸濁物質の一部を再びシリカ循環ライン30で流入
管13に戻し、再び縦型密閉円筒容器1内に供給するこ
とによって、地熱熱水中の懸濁物質の結晶析出の核(シ
ード)とするので、懸濁物質の結晶核成長がより促進さ
れるとともに結晶粒数を増加させることができる。同時
に、薬剤注入手段31によって地熱熱水とともに結晶核
成長促進材や凝集沈殿材等の薬剤を密閉円筒容器内に供
給するので、結晶粒の成長促進や凝集沈殿の促進を行う
ことができる。
面積が1m2/g以上に設定され二酸化硅素または珪酸
塩化合物を添加することにより、これらが核(シード)
となって懸濁物質であるシリカの結晶核成長がより促進
される。また、前記凝集沈殿材として、アルミニウム、
マグネシウム、鉄、カルシウム、銅若しくはマンガンを
含む金属化合物、または含窒素カチオン化合物のうちい
ずれか一種類または二種類以上の混合物を添加すること
により、これらの化合物が地熱熱水中に溶在して、多価
陽イオンや二次的に生成された物質によって懸濁物質で
あるシリカがより凝集し易くなる。
動させて、濾過槽本体2に振動を加える。すなわち、濾
過槽本体2は、円筒状弾性継手16および内筒支持弾性
体9によって弾性支持されており、振動で内部の濾過材
10に運動エネルギーを与えて濾過材10を流動させ
る。特に、加振器15と濾過槽本体2とを連結する連結
部材17が濾過槽本体2の接線方向に延在し振動が周方
向に加わるため、濾過材10が特に濾過槽本体2の周方
向に流動する。
熱熱水を、熱水配管24を介して熱水吐出管23から下
部スクリーン8内に上方に向けて噴出させ供給する。こ
のとき、地熱熱水の圧力によって濾過槽本体2内の濾過
材10が攪拌流動させられる。
とともに、捕捉懸濁物質が下方に降下して円錐状本体下
部5に沈殿する。この沈殿物Hは、サイクロン分離効果
により分離沈殿したシリカを多く含む懸濁物質とともに
外筒排出弁18から外部に排出され、乾燥工程等に送ら
れて回収される。なお、濾過材10の充填量の減少に伴
って、濾過材投入管12を用いて濾過材10を上部スク
リーン7の上部開口端7aから濾過槽本体2に適宜補充
する。
モータ20を駆動させてブラシ部材21を回転させる
と、集水管11の内面にブラシ部材21が摺動するた
め、付着物が擦り取られて、管内が洗浄される。なお、
ブラシ部材21は、集水管11の内面に当接状態で回転
シャフト20aに螺旋状に取り付けられているので、回
転することにより集水管11の内面全体に摺動可能とさ
れ、内面全体を洗浄することができる。
に係る地熱発電設備の一実施形態について、図2を参照
して説明する。
ように、3つの懸濁物質回収装置A1、A2、A3を懸
濁物質(シリカ等)の回収装置および地熱熱水の気水分
離器として用いて、懸濁物質回収装置A1、A2、A3
において地熱熱水から気水分離された蒸気を発電機36
に送って発電させるものである。
は、いずれも同様の縦型密閉円筒容器1からなり、その
内部構造も前述した懸濁物質回収装置Aと同様である
が、薬剤注入手段31は懸濁物質回収装置A1のみに付
設され、懸濁物質回収装置A2、A3には、接続されて
いない。また、懸濁物質回収装置A3には、シリカ循環
ライン30およびエゼクター14は設けられていない。
7に一端が接続され2相流である高温高圧の地熱熱水を
地熱発電設備に導入する熱水導入ライン38を備え、該
熱水導入ライン38の他端は、懸濁物質回収装置A1の
流入管13に接続されている。なお、前記熱水導入ライ
ン38には、生産井37からの地熱熱水の量を調整する
主蒸気弁39が設けられている。
は、懸濁物質回収装置A2の流入管13に接続され、ま
た、懸濁物質回収装置A2の吐出用連結管19は、懸濁
物質回収装置A3の流入管13に接続され、懸濁物質回
収装置A1、A2、A3は、互いに地熱熱水の流路とし
て直列的に配列されている。
結管19は、タンク連結ライン40に接続され、該タン
ク連結ライン40は、濾過後の地熱熱水を貯留するリザ
ーバータンク41に接続されている。前記リザーバータ
ンク41には、還元用連結ライン42が接続され、該還
元用連結ライン42は、地熱熱水の還元井43に接続さ
れている。また、リザーバータンク41には、温水供給
ライン44が接続され、該温水供給ライン44は、濾過
後の地熱熱水を温水として暖房設備等に利用する温水利
用設備45に接続されている。
吐出口4aには、蒸気排出管路46の一端がそれぞれ接
続されている。懸濁物質回収装置A1、A2の蒸気排出
管路46は、縦型密閉円筒容器1に内部で地熱熱水から
気水分離された蒸気を発電機36に送り込むものであ
る。なお、懸濁物質回収装置A3の蒸気排出管路46
は、気水分離された蒸気をリザーバータンク41に送る
ものである。
は、高圧側蒸気管として高圧側ミストセパレータ47お
よび高圧側オリフィス48の順に接続され、その他端が
発電機36の高圧用タービン49に接続されている。
路46は、低圧側蒸気管として低圧側ミストセパレータ
50および低圧側オリフィス51の順に接続され、その
他端が発電機36の低圧用タービン52に接続されてい
る。高圧用タービン49および低圧用タービン52は、
発電機本体53の回転軸に同軸に連結されて回転可能に
支持されているものであり、高圧用タービン49は、高
圧の蒸気に対応して設計されているとともに、低圧用タ
ービン52は低圧の蒸気に対応して設計され、蒸気によ
り発電機本体53の回転軸を回転させて発電を行うもの
である。
52には、両タービンを回転させて圧力が低下した蒸気
を排出するタービン蒸気排出ライン54がそれぞれ接続
され、該タービン蒸気排出ライン54は、復水器55に
接続されている。該復水器55には、蒸気が冷却されて
生じた排水を還元井43に送る排水送出ライン56が接
続され、該排水送出ライン56は還元用連結ライン42
を介して還元井43に接続されている。
内の水をクーリングタワー57に送る第1冷却水ライン
58の一端が接続され、該第1冷却水ライン58は、循
環用ポンプ59を介して他端がクーリングタワー57内
の上部に接続されている。また、該クーリングタワー5
7の下部には、クーリングタワー57で冷却された水を
復水器55に送る第2冷却水ライン60の一端が接続さ
れ、該第2冷却水ライン60の他端は復水器55内の上
部に接続されている。
は、第1沈殿物排出ライン61に接続され、該第1沈殿
物排出ライン61は、沈殿物Hを貯留する沈殿物タンク
62に接続されている。また、懸濁物質回収装置A2、
A3の外筒排出弁18は、第2沈殿物排出ライン63に
接続され、該第2沈殿物排出ライン63は、沈殿物タン
ク62に接続されている。
攪拌手段を備えた圧力容器であって、送られてくる沈殿
物Hを一時滞留させるとともに、攪拌手段で攪拌して均
一化させるものである。また、沈殿物タンク62は、そ
の下部に沈殿物Hをピット64に排出する排出弁65を
備えたピット側排出管66が接続されているとともに、
その上部に沈殿物タンク62内のガスを外部に排出する
排気管67が接続されている。
インフィルター68を介して沈殿物Hをスプレイドライ
ヤー69へ送り込む噴霧ライン70の一端が配され、該
噴霧ライン70は、その他端に設けられたノズル71が
スプレイドライヤー69内の上部に配されている。な
お、噴霧ライン70は、その一端が沈殿物Hの吸い込み
口となって沈殿物タンク62内において排出弁65の上
方に下向きに配されている。また、ラインフィルター6
8は、噴霧ライン70で送られる沈殿物Hを濾過する濾
過手段として機能するものである。
を熱風気流中にノズル71から加圧噴霧して乾燥させ、
シリカの球状乾燥微粉末に創成する熱風気流乾燥機であ
る。このスプレイドライヤー69は、略円筒状に形成さ
れた乾燥塔69aの周壁部に高温の蒸気および地熱熱水
を流通させスプレイドライヤー69内部を加熱する熱水
流路69bが設けられている。また、スプレイドライヤ
ー69内の上部には、図3に示すように、地熱熱水から
得られた熱風を内部に供給する熱風送風ライン72の吹
出口72aが配されている。
風ライン72の吹出口72aが、乾燥熱風を乾燥塔69
aの周壁部内面の接線方向に向けて噴出させるように設
定され、また、吹出口72aの近傍にはノズル71が配
されて、乾燥熱風をノズル71に吹き付けるように設定
されている。すなわち、ノズル71から噴き出す沈殿物
Hを乾燥熱風とともに、乾燥塔69a内で渦流状態と
し、乾燥塔69a内を回転させながらシリカの球状乾燥
微粉末として成長させるためである。
ャケット100が覆うように設けられ、内部に前記熱水
流路69bが形成されている。該熱水流路69bは、懸
濁物質回収装置A1の蒸気排出管路46に接続される加
熱用蒸気ライン75と上部で接続されるとともに、下部
で排水管101と接続されている。
よび地熱熱水による排水を圧力調整弁102を介してド
レン103に排出するように先端が配されている。さら
に、スプレイドライヤー69の下端部には、得られたシ
リカの球状乾燥微粉末を排出するシリカ排出弁73が設
けられ、該シリカ排出弁73は、シリカの球状乾燥微粉
末の貯蔵タンク74に接続されている。なお、スプレイ
ドライヤー69の上部には、熱風の排気口69cが設け
られ、該排出口69cには、熱風排出管69dが接続さ
れている。また、シリカ排出弁73の代わりに、排出ポ
ンプを用いても構わない。
して熱交換機76の内部に導入されている。該熱交換機
76には、上部に熱風送風ライン72が接続されるとと
もに、下部に送風機77が接続されている。すなわち、
該送風機77によって熱交換機76の内部に送られる乾
燥空気が、高温蒸気の流通で高温状態とされた加熱用蒸
気ライン75によって加熱され、乾燥熱風となって熱風
送風ライン72に送られる。
排出ライン61とは、加熱用蒸気ライン75の蒸気を第
1沈殿物排出ライン61へ導入可能にする蒸気供給弁7
8を有した蒸気連結ライン79によって接続されてい
る。また、懸濁物質回収装置A1、A2、A3の各濾過
材投入管12は、フィードポンプ80を介して濾過材1
0を貯留した濾過材補給タンク81に接続されている。
なお、図2において、記号90はそれぞれ弁である。
用いた発電方法および地熱熱水からのシリカの回収方法
について、以下に説明する。
ず、主蒸気弁39を開けて生産井37から地熱熱水の原
水を熱水導入ライン38へと供給する。この地熱熱水の
原水は、熱水導入ライン38からエゼクター14を介し
て懸濁物質回収装置A1の流入管13に導入される。
プ34を作動させ、助剤タンク32の薬剤をラインミキ
サー33を介してエゼクター14から流入管13に導入
し、地熱熱水の原水とともに縦型密閉円筒容器1内に注
入する。流入管13から導入された地熱熱水の原水は、
懸濁物質回収装置A1内に供給され、気水分離および懸
濁物質の分離が行われる。
水は、一次熱水として吐出用連結管19を介して懸濁物
質回収装置A2の流入管13に供給される。一次熱水
は、懸濁物質回収装置A2内で再び気水分離および懸濁
物質の分離が行われ、二次熱水として吐出用連結管19
を介して懸濁物質回収装置A3の流入管13に供給され
る。
後の気水分離および懸濁物質の分離が行われ、温水とし
て吐出用連結管19を介してタンク連結ライン40に供
給されるとともにリザーバータンク41に貯留される。
該リザーバータンク41に貯留された温水は、還元用連
結ライン42を介して還元井43に戻されるか、または
温水供給ライン44を介して温水利用設備45に供給さ
れる。
水分離された高圧蒸気は、蒸気排出管路46内を高圧側
ミストセパレータ47および高圧側オリフィス48を介
して高圧用タービン49に供給され、該高圧用タービン
49を回転させる。一方。懸濁物質回収装置A2内で気
水分離された低圧蒸気は、蒸気排出管路46内を低圧側
ミストセパレータ50および低圧側オリフィス51を介
して低圧用タービン52に供給され、該低圧用タービン
52を回転させる。すなわち、回転する高圧用タービン
49および低圧用タービン52が発電機本体53の回転
軸を回転させて発電が行われる。
52を回転させ圧力の低下した蒸気は、タービン蒸気排
出ライン54を介して復水器55に送られ、冷却され排
水とされる。そして、この排水は、排水送出ライン56
および還元用連結ライン42を介して還元井43に戻さ
れる。なお、この復水器55内に生じた排水の一部は、
循環用ポンプ59によって第1冷却水ライン58からク
ーリングタワー57に送られ、冷却された後に第2冷却
水ライン60を介して復水器55上部から噴射され、蒸
気の冷却処理に利用される。
1、A2、A3で分離された懸濁物資である沈殿物H
は、第1沈殿物排出ライン61および第2沈殿物排出ラ
イン63を介して沈殿物タンク62へと送られ、該沈殿
物タンク62で一時的に滞留させられる。沈殿物タンク
62内で攪拌され均一化された沈殿物Hは、噴霧ライン
70およびラインフィルター68を介してスプレイドラ
イヤー69に送られる。
を開けることにより、懸濁物質回収装置A1の加熱用蒸
気ライン75から加圧蒸気が第1沈殿物排出ライン61
を介して沈殿物タンク62に送られる。このとき、沈殿
物タンク62は、流入する加圧蒸気によって加圧される
ため、滞留された沈殿物Hが吸い込み口から噴霧ライン
70に流れ込むようになっている。
Hは、ノズル71からスプレイドライヤー69内に噴霧
される。噴霧された沈殿物Hは、熱風送風ライン72か
らの乾燥熱風によってシリカの球状乾燥微粉末に創成さ
れた後、貯蔵タンク74に送られて貯蔵される。
置A1で分離された懸濁物質(シリカ等)である沈殿物
Hの一部は、シリカ循環ライン30を通ってエゼクター
14から流入管13に戻され、再び地熱熱水の原水とと
もに縦型密閉円筒容器1内に投入され、結晶析出の核と
される。
直列状態とされた懸濁物質回収装置A1および懸濁物質
回収装置A2の蒸気排出管路46が高圧用タービン49
および低圧用タービン52にそれぞれ接続されているの
で、懸濁物質回収装置A1で気水分離して発生した高圧
の蒸気が高圧用タービン49に送られるとともに、懸濁
物質回収装置A2で気水分離して発生した低圧の蒸気が
低圧用タービン52に送られる。
A1、A2によって、生産井37からの地熱熱水におけ
る懸濁物質が少なくとも2段で連続式に回収される。す
なわち、地熱熱水から懸濁物質が効率的に除去されると
ともに、懸濁物質回収装置A1、A2における蒸気をそ
の圧力に対応して使用圧力の異なるタービンへそれぞれ
送り込むことにより、懸濁物質回収装置A1、A2から
の蒸気を無駄無く効率的に発電に利用することが可能と
なる。
管19から吐出され濾過された地熱熱水を温水として用
いる温水利用設備45を設けているので、濾過された地
熱熱水は、懸濁物質回収装置A1、A2、A3の濾過機
能により、砒素等の有害物質が含まれる懸濁物質が除去
されているので、この地熱熱水を温水として、例えば、
温泉・温水プールおよび暖房設備等の温水利用設備45
に供給することにより、有効利用を図ることができる。
含むものである。
回収装置が少なくとも2以上配設され、地熱熱水の生産
井に前記2以上の懸濁物質回収装置の各熱水供給管路が
それぞれ並列状態に接続されたものを採用しても構わな
い。そして、熱水供給管路または生産井に、地熱熱水を
流通させる熱水供給管路を前記2以上の懸濁物質回収装
置の熱水供給管路から任意に選択する運転切替機構(例
えば、三方弁等の開閉弁)を設けることにより、地熱熱
水が供給される懸濁物質回収装置を切り替え可能にして
もよい。
からの地熱熱水の流路となる各熱水供給管路がそれぞれ
並列に配設され、地熱熱水を流通させる熱水供給管路を
前記2以上の懸濁物質回収装置の熱水供給管路から任意
に選択して地熱熱水が供給される懸濁物質回収装置を切
り替え可能な運転切替機構が設けられているので、運転
切替機構により適宜任意に運転に供する懸濁物質回収装
置を選ぶことにより、蒸気生産量の変動に対する濾過流
速の均一化および濾過材の全交換等の保守が容易とな
る。
地熱熱水を噴出させることにより、濾過材10を単に流
動攪拌するだけでなく、捕捉した懸濁物質を排出させて
逆洗するように設定しても構わない。
き出し用の孔を、周方向において全周に一様に配するの
ではなく、一部に偏らせて配してもよい。この場合、地
熱熱水が部分的に偏って供給され、地熱熱水が供給され
た部分の濾過材10が選択的に地熱熱水に押し上げられ
て流動するので、濾過槽本体2内で濾過材10を対流さ
せることができる。
向に沿って一方向に回転させる熱水回転手段として、例
えば、縦型密閉円筒容器1内に流入させた地熱熱水を内
部に設けた回転駆動される回転翼によって回転流動さ
せ、渦流を発生させてサイクロン分離効果を得る手段を
用いても構わない。
および請求項19記載の地熱熱水からの懸濁物質回収方
法では、濾過材を通過した濾過された地熱熱水を集流体
管路に集めて密閉円筒容器の外部に吐出するので、最小
限の濾過材で、地熱熱水中のシリカ等の懸濁物質を濾過
分離して清澄度の高い濾過熱水が得られるとともに、最
小限の運転動力で濾過材を均一にムラ無く洗浄すること
ができ、これにより捕捉分離された懸濁物質等を回収す
るようにし、安価な設備費・運転費で実施することがで
きる。
物質回収装置および請求項20記載の地熱熱水からの懸
濁物質回収方法では、垂直方向に軸線を有して設置され
た密閉円筒容器に流入させた地熱熱水に内周方向に沿っ
て一方向に回転する力を加えて懸濁物質を遠心分離する
ので、サイクロン分離効果と濾過材とによって懸濁物質
を2段階で効率的に地熱熱水中から分離でき、回収効率
および処理量を大幅に向上させることができるととも
に、濾過材の捕捉能力をより長く維持することができ
る。
物質回収装置および請求項21記載の地熱熱水からの懸
濁物質回収方法では、地熱熱水を流入口から密閉円筒容
器の内周壁の接線方向に向けて噴出させるので、地熱熱
水を密閉円筒容器の内周に沿って一方向に容易に回転さ
せることができ、比較的簡便な構成によってサイクロン
分離効果を得ることができる。
物質回収装置では、密閉円筒容器下部に沈殿した地熱熱
水中の懸濁物質を外部に排出する沈殿物排出手段を備え
ているので、沈殿物の排出処理が可能となって健全な濾
過能力を維持することができる。
物質回収装置では、流体流通性容器内部の濾過材を流動
させ、該濾過材に捕捉分離された懸濁物質を流体流通性
容器外部に排出させる運動エネルギー供給手段を備えて
いるので、容器内の濾過材に運動エネルギーを与えて攪
拌流動させ、濾過材を摩滅再生させることができるとと
もに、捕捉懸濁物質を排出させることができる。
物質回収装置では、運動エネルギー供給手段が、弾性支
持された流体流通性容器に振動を加え濾過材を流動させ
る加振機構を備えているので、加振機構による振動のエ
ネルギーを容器内の濾過材に与えて攪拌流動させること
ができる。
物質回収装置では、運動エネルギー供給手段が、流体流
通性容器の下部から流体流通性容器の内圧より高い圧力
の地熱熱水を供給することにより濾過材を流動させる熱
水供給手段を備えているので、熱水供給手段からの地熱
熱水の圧力によって容器内の濾過材を攪拌流動させるこ
とができる。
物質回収装置では、濾過材を流体流通性容器内に密閉円
筒容器の内圧より高い圧力で供給する濾過材供給手段を
備えているので、摩滅して減少した濾過材を適宜補給す
ることができ、良好な濾過特性を維持することが可能と
なる。
物質回収装置では、流体流通性容器の下部に設けられ密
閉円筒容器の下部に濾過材を排出する濾過材排出手段と
を備えているので、摩滅した濾過材や懸濁物質を捕捉し
た濾過材を外部に適宜排出することができ、濾過材の交
換等が容易となる。
懸濁物質回収装置および請求項22記載の地熱熱水から
の懸濁物質回収方法では、密閉円筒容器に沈殿した懸濁
物質を取り出し再び流入口から密閉円筒容器内に供給し
て懸濁物質の結晶析出の核とするので、懸濁物質の結晶
核成長がより促進されるとともに結晶粒数を増加させる
ことが可能となる。
懸濁物質回収装置では、前記流入口に接続され密閉円筒
容器内に薬剤を供給する薬剤注入手段を備えているの
で、薬剤注入手段によって地熱熱水とともに特定の効果
を有する薬剤を供給して、密閉円筒容器内の地熱熱水の
性状を変化させ、懸濁物質の回収性の向上を図ることが
可能となる。
懸濁物質回収装置では、薬剤注入手段として、少なくと
も懸濁物質の結晶粒の成長を促進する結晶核成長促進材
または懸濁物質の結晶粒の凝集沈殿を促進する凝集沈殿
材のいずれか一方を密閉円筒容器内に供給するので、結
晶粒の成長促進や凝集沈殿の促進を行うことができる。
懸濁物質回収装置では、前記結晶核成長促進材が比表面
積が1m2/g以上に設定され二酸化硅素または珪酸塩
化合物であるので、これらが核(シード)となって懸濁
物質であるシリカの結晶核成長がより促進される。
懸濁物質回収装置では、前記凝集沈殿材が、アルミニウ
ム、マグネシウム、鉄、カルシウム、銅若しくはマンガ
ンを含む金属化合物、または含窒素カチオン化合物のう
ちいずれか一種類または二種類以上の混合物であるの
で、これらの化合物が地熱熱水中に溶在して、多価陽イ
オンや二次的に生成された物質によって懸濁物質である
シリカがより凝集し易くなる。
は、気水分離器が請求項1から14のいずれかに記載の
地熱熱水からの懸濁物質回収装置とされ、該懸濁物質回
収装置には、密閉円筒容器に内部で地熱熱水から気水分
離された蒸気を発電機に送り込む蒸気排出管路が接続さ
れているので、懸濁物質回収装置で地熱熱水から懸濁物
質が良好に除かれ、気水分離された蒸気によって良好な
発電を行うことができ、シリカスケールの付着も防止す
ることができる。
は、直列配置された第1の懸濁物質回収装置の蒸気排出
管路が高圧用タービンに接続され、第2の懸濁物質回収
装置の蒸気排出管路が低圧用タービンに接続されている
ので、直列に配設された懸濁物質回収装置によって、2
段気水分離(ダブルフラッシュ)を行い、熱エネルギー
の回収率を向上させ、発電能力の向上を図るとともに、
砒素等を除去した温水を提供することができる。
は、2以上の懸濁物質回収装置の熱水供給管路から任意
に選択して地熱熱水が供給される懸濁物質回収装置を切
り替え可能な運転切替機構が設けられているので、適宜
運転に供する懸濁物質回収装置を選んで、蒸気生産量の
変動に対する濾過流速の均一化および濾過材の全交換等
の保守を容易に行うことができる。
は、懸濁物質回収装置の熱水吐出手段から吐出され濾過
された地熱熱水を温水として用いる温水利用設備を設け
ているので、懸濁物質回収装置の濾過機能により、砒素
等の有害物質が含まれる懸濁物質を除去した地熱熱水を
温水として、例えば、暖房設備等の温水利用設備に供給
することにより、気水分離および濾過後の地熱熱水を有
効利用することができる。
置の一実施形態を示す断面図である。
置を用いた地熱発電設備の一実施形態を示す配管系統図
である。
置を用いた地熱発電設備の一実施形態におけるスプレイ
ドライヤーを示す断面図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 地熱熱水を供給する熱水供給管路に接続
状態の流入口を有する密閉円筒容器が設けられ、 該密閉円筒容器内に略円筒状の流体流通性容器が、密閉
円筒容器と略同心状に配設され、 前記流体流通性容器内に流体流通性の集流体管路が、流
体流通性容器と略同心状に配設され、 前記流体流通性容器内部で前記集流性管路の外部の空間
には、前記流入口からの流入後に気水分離されて流体流
通性容器の外壁から流入する地熱熱水中の懸濁物質を捕
捉分離する濾過材が流動可能に収容され、 前記集流体管路には、前記濾過材を通過した濾過された
地熱熱水を集流体管路に集めて前記密閉円筒容器の外部
に吐出する熱水吐出手段が付設されてなることを特徴と
する地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項2】 前記密閉円筒容器は、垂直方向に軸線を
有して設置され、 前記密閉円筒容器に流入させた地熱熱水に内周方向に沿
って一方向に回転する力を加える熱水回転手段が付設さ
れていることを特徴とする請求項1記載の地熱熱水から
の懸濁物質回収装置。 - 【請求項3】 前記熱水回転手段は、前記地熱熱水を前
記流入口から前記密閉円筒容器の内周壁の接線方向に向
けて噴出させる熱水流入手段を備えていることを特徴と
する請求項2記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項4】 前記密閉円筒容器下部に設けられ前記地
熱熱水の回転によって遠心分離されるとともに密閉円筒
容器下部に沈殿した地熱熱水中の懸濁物質を外部に排出
する沈殿物排出手段を備えていることを特徴とする請求
項2または3記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項5】 前記流体流通性容器内部の濾過材を流動
させ、該濾過材に捕捉分離された懸濁物質を流体流通性
容器外部に排出させる運動エネルギー供給手段を備えて
いることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項6】 前記運動エネルギー供給手段は、弾性支
持された前記流体流通性容器に振動を加え前記濾過材を
流動させる加振機構を備えていることを特徴とする請求
項5記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項7】 前記運動エネルギー供給手段は、前記流
体流通性容器の下部から流体流通性容器の内圧より高い
圧力の前記地熱熱水を供給することにより前記濾過材を
流動させる熱水供給手段を備えていることを特徴とする
請求項5記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項8】 前記濾過材を前記流体流通性容器内に前
記密閉円筒容器の内圧より高い圧力で供給する濾過材供
給手段を備えていることを特徴とする請求項1から7の
いずれかに記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項9】 前記流体流通性容器の下部に設けられ前
記密閉円筒容器の下部に濾過材を排出する濾過材排出手
段とを備えていることを特徴とする請求項1から8のい
ずれかに記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項10】 一端が前記密閉円筒容器の下部に接続
されるとともに他端が前記流入口に接続され沈殿した前
記懸濁物質の一部を再び流入口から密閉円筒容器内に供
給し懸濁物質の結晶析出の核とする沈殿物循環管路を備
えていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに
記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項11】 前記流入口に接続され前記密閉円筒容
器内に薬剤を供給する薬剤注入手段を備えていることを
特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の地熱熱水
からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項12】 前記薬剤注入手段は、前記薬剤が少な
くとも前記懸濁物質の結晶粒の成長を促進する結晶核成
長促進材または懸濁物質の結晶粒の凝集沈殿を促進する
凝集沈殿材のいずれか一方であることを特徴とする請求
項11記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装置。 - 【請求項13】 前記結晶核成長促進材は、比表面積が
1m2/g以上に設定され二酸化硅素または珪酸塩化合
物であることを特徴とする請求項12記載の地熱熱水か
らの懸濁物質回収装置。 - 【請求項14】 前記凝集沈殿材は、アルミニウム、マ
グネシウム、鉄、カルシウム、銅若しくはマンガンを含
む金属化合物、または含窒素カチオン化合物のうちいず
れか一種類または二種類以上の混合物であることを特徴
とする請求項12記載の地熱熱水からの懸濁物質回収装
置。 - 【請求項15】 気水分離器で地熱熱水から気水分離さ
れた蒸気を発電機に送って発電させる地熱発電設備であ
って、 前記気水分離器は、請求項1から14のいずれかに記載
の地熱熱水からの懸濁物質回収装置とされ、 該懸濁物質回収装置は、前記密閉円筒容器に内部で前記
地熱熱水から気水分離された蒸気を前記発電機に送り込
む蒸気排出管路が接続されていることを特徴とした地熱
発電設備。 - 【請求項16】 前記発電機には高圧の蒸気で回転する
高圧用タービンと低圧の蒸気で回転する低圧用タービン
とが設けられ、 前記懸濁物質回収装置は、少なくとも2以上配設され、 これらの懸濁物質回収装置のうち第1の懸濁物質回収装
置は、前記熱水供給管路が前記地熱熱水の生産井に接続
され、 前記2以上の懸濁物質回収装置のうち第2の懸濁物質回
収装置は、前記熱水供給管路に前記第1の懸濁物質回収
装置の熱水吐出手段が接続されて第1の懸濁物質回収装
置と直列状態とされてなり、 前記第1の懸濁物質回収装置の蒸気排出管路は、前記高
圧用タービンに接続され、 前記第2の懸濁物質回収装置の蒸気排出管路は、前記低
圧用タービンに接続されていることを特徴とする請求項
15記載の地熱発電設備。 - 【請求項17】 前記懸濁物質回収装置は、少なくとも
2以上配設され、 前記地熱熱水の生産井には、前記2以上の懸濁物質回収
装置の各熱水供給管路がそれぞれ並列状態に接続され、 前記熱水供給管路または前記生産井には、前記地熱熱水
を流通させる熱水供給管路を前記2以上の懸濁物質回収
装置の熱水供給管路から任意に選択して地熱熱水が供給
される懸濁物質回収装置を切り替え可能な運転切替機構
が設けられていることを特徴とする請求項15記載の地
熱発電設備。 - 【請求項18】 前記懸濁物質回収装置の熱水吐出手段
から吐出され濾過された地熱熱水を温水として用いる温
水利用設備が設けられていることを特徴とする請求項1
5から17のいずれかに記載の地熱発電設備。 - 【請求項19】 高温の地熱熱水の流入口を有する密閉
円筒容器内に略同心状に配設した略円筒状の流体流通性
容器と該流体流通性容器内に略同心状に配設された流体
流通性の集流体管路との空間に、前記流入口からの流入
後に気水分離されて流体流通性容器の外壁から流入する
地熱熱水中の懸濁物質を捕捉分離する濾過材を流動可能
に収容し、 前記濾過材を通過して濾過された地熱熱水を前記集流体
管路に集めて前記密閉円筒容器の外部に吐出させること
を特徴とする地熱熱水からの懸濁物質回収方法。 - 【請求項20】 垂直方向に軸線を有して設置された前
記密閉円筒容器に流入させた地熱熱水に内周方向に沿っ
て一方向に回転する力を加えて懸濁物質を遠心分離する
ことを特徴とする請求項19記載の地熱熱水からの懸濁
物質回収方法。 - 【請求項21】 前記地熱熱水を前記流入口から前記密
閉円筒容器の内周壁の接線方向に向けて噴出させること
を特徴とする請求項20記載の地熱熱水からの懸濁物質
回収方法。 - 【請求項22】 前記密閉円筒容器に沈殿した前記懸濁
物質を取り出し再び前記流入口から密閉円筒容器内に供
給して懸濁物質の結晶析出の核とすることを特徴とする
請求項19から21のいずれかに記載の地熱熱水からの
懸濁物質回収方法。
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| JP04404498A JP3314707B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 地熱熱水からの懸濁物質回収方法、装置およびこれを用いた地熱発電設備 |
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