JPH06320749A - インクジェットカートリッジ - Google Patents

インクジェットカートリッジ

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Publication number
JPH06320749A
JPH06320749A JP13264593A JP13264593A JPH06320749A JP H06320749 A JPH06320749 A JP H06320749A JP 13264593 A JP13264593 A JP 13264593A JP 13264593 A JP13264593 A JP 13264593A JP H06320749 A JPH06320749 A JP H06320749A
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JP
Japan
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ink
tank
ink tank
supply pipe
ink supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP13264593A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Takagi
淳 高木
Junichi Yoshida
淳一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP13264593A priority Critical patent/JPH06320749A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンクの薄形化を図りながら、タンク
開口の封止部材の破断状態及びタンク開口周囲のシール
性能を良好に保ち、インクタンクとインクジェットヘッ
ドとを確実に連通接続する。 【構成】 インクジェットヘッド3のインク供給管4が
インクタンク1のタンク開口1aに挿入連結されるイン
クジェットカートリッジであって、非インク浸透性材料
からなる破砕可能な封止部材5にてインクタンク1のタ
ンク開口1aを封止し、一方、インクジェットヘッド3
のインク供給管4端面周囲には、インクタンク1装着時
にてインク供給管4がタンク開口1aの封止部材5に圧
接した際に封止部材5が破砕される複数の突起6を設け
ると共に、タンク開口1aに対応する封止部材5が非破
断部7を残して破片状に破断されるように少なくとも一
対の突起6間寸法mを他の突起6間寸法nより大きく設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクジェット記録
装置本体に着脱自在に装着されるインクジェットカート
リッジに係り、特に、インクジェットヘッドに対してイ
ンクタンクが交換可能なインクジェットカートリッジの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるインクジェット記録装置に
あっては、インクの供給性を向上させるという観点か
ら、インクタンクが交換可能に取り付けられるインクジ
ェットヘッドからなるインクジェットカートリッジをイ
ンクジェット記録装置本体に対し着脱自在に装着するよ
うにしたものが既に提供されている。
【0003】従来この種のインクジェットカートリッジ
としては、例えばインクジェットヘッド側に針状の供給
管を設ける一方、インクタンク側のタンク開口部には弾
性シール部材を介装し、この弾性シール部材に前記針状
供給管を突き刺してインクタンクとインクジェットヘッ
ドとを供給管を介して連通接続するようにしたものが提
供されている(特開平3−87266号公報参照)。し
かしながら、このタイプにあっては、インクタンク交換
時にインクジェットヘッド側の針状供給管が露呈した状
態にあるので、当該針状供給管が作業者の手に触れる虞
れがあり、作業安全上好ましいものではなかった。この
ような技術的課題を解決する従来のインクジェットカー
トリッジとしては、例えばインクジェットヘッド側に筒
状のインク供給管を突出する一方、インクタンク内には
インクが含浸しているインク吸収体を内蔵させ、タンク
開口にインクジェットヘッド側のインク供給管を挿入連
結させ、インク供給管をインク吸収体に圧接配置するよ
うにしたものが既に提供されている(特開平2−187
364号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプにあっては、未使用時のインクタンクのタンク開口
を通常テープ若しくは蓋で封止することが必要であるこ
とから、インクタンク交換時には、テープ若しくは蓋を
剥し、インクタンクのタンク開口を開放した後、当該イ
ンクタンクをインクジェットヘッド側に接続しなければ
ならなかった。従って、このタイプにあっては、テープ
若しくは蓋を剥すという手間が発生する分、インクタン
クの交換作業が面倒になってしまうばかりか、テープ若
しくは蓋を剥す際に、その振動等によってインクタンク
内のインクが飛翔し作業者の手を汚すという技術的課題
が見い出された。
【0005】このような技術的課題を解決するために、
本件出願人は、先に、インク供給用のタンク開口が開設
されているインクタンクと、このインクタンクが着脱自
在に装着され、インクタンク装着時にタンク開口に挿入
連結されるインク供給管を有し、このインク供給管を介
して供給されるインクタンクからのインクを画像情報に
応じて吐出するインクジェットヘッドとを備えたインク
ジェットカートリッジであって、非インク浸透性材料か
らなる破砕可能な封止部材にてインクタンクのタンク開
口を封止し、一方、インクジェットヘッドのインク供給
管には、インクタンク装着時にてインク供給管がタンク
開口の封止部材に圧接した際に封止部材が破砕される破
砕助長部を設けてなるものを出願した(特願平4−18
5868号)。
【0006】ところが、このタイプにあっては、破砕助
長部で完全に破断された封止部材がインク供給管の端部
にへばりつき、インク供給管へのインクの供給動作が阻
止されてしまう懸念がある。このような懸念を解消する
上で、破砕助長部としてインク供給管の端面に突起を設
けると共に、インク供給管の周壁に羽根状リブを設け、
突起で破砕した封止部材の破砕箇所を羽根状リブで積極
的に押し広げることにより、封止部材が完全には破断し
ない対策を講じたものも提供されているが、このタイプ
にあっては、羽根状リブの存在分だけインク供給管の径
寸法が増大してしまうため、必然的に、インクタンクの
タンク開口径が大きくなってしまう。
【0007】それゆえ、タンク開口径の増大に伴って必
然的にインクタンクが大型化してしまうばかりか、イン
クタンクの厚みを極力薄くしようとすると、インクタン
クの厚み方向に対してタンク開口の周囲面積を十分に広
く確保することが困難であり、タンク開口周囲に封止部
材を確実に接着固定するのが難しく、その分、封止部材
突き破り時の破断不良が発生し易くなり、また、インク
タンクとインク供給管との間のシール部材の接触面積を
十分に確保することが難しく、その分、シール部材によ
るシール性能の信頼性が低下するという技術的課題が生
ずる。
【0008】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、インクタンクの薄形化を
図りながら、タンク開口の封止部材の破断状態及びタン
ク開口周囲のシール性能を良好に保ち、インクタンクと
インクジェットヘッドとを確実に連通接続することがで
きるインクジェットカートリッジを提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1(a)(b)に示すように、インク2供給用のタン
ク開口1aが開設されているインクタンク1と、このイ
ンクタンク1が着脱自在に装着され、インクタンク1装
着時にタンク開口1aに挿入連結されるインク供給管4
を有し、このインク供給管4を介して供給されるインク
タンク1からのインク2を画像情報に応じて吐出するイ
ンクジェットヘッド3とを備えたインクジェットカート
リッジであって、非インク浸透性材料からなる破砕可能
な封止部材5にてインクタンク1のタンク開口1aを封
止し、一方、インクジェットヘッド3のインク供給管4
端面周囲には、インクタンク1装着時にてインク供給管
4がタンク開口1aの封止部材5に圧接した際に封止部
材5が破砕される複数の突起6を設けると共に、タンク
開口1aに対応する封止部材5が非破断部7を残して破
片状に破断されるように少なくとも一対の突起6間寸法
mを他の突起6間寸法nより大きく設定したことを特徴
とする。
【0010】このような技術的手段において、インクタ
ンク1としては、内部にインクが含浸したインク吸収体
を内蔵させ、大気連通口を設けるようにしたものでもよ
いし、内部に負圧空間が存在する状態でインクのみを充
填するようにしたものでもよい。また、インクジェット
ヘッド3の構造、インクの吐出方式等については適宜選
定して差し支えない。
【0011】また、上記封止部材5としては、非インク
浸透性の素材でタンク開口1aを封止し、かつ、破砕助
長部6にて破砕されるものであれば適宜選定して差し支
えなく、例えば厚さ20〜200μm程度のフィルムを
貼るようにすればよい。このとき、上記フィルムとして
は、例えばアルミ箔とポリエチレン、若しくは、ポリエ
ステルとポリエチレンを主体にした多層構造ラミネート
材料が使用することができる。尚、この材料はインクタ
ンク1に直接熱融着による接着も可能である。
【0012】また、インク供給管4の端面に形成される
複数の突起6については、タンク開口1aに対応する封
止部材5が非破断部7を残して破片状に破断される範囲
で上記突起6間の寸法m,nを適宜設定すればよく、例
えばインク供給管4端面の片側半面に突起6を密に配置
すると共に、他の片側半面の略中央に突起6を一つ配置
するようにしたり、あるいは、インク供給管4端面の片
側半面にのみ突起6を密に配置するようにする等適宜選
定して差し支えない。更に、突起6の形状については、
インク供給管4の外周面に向かうテーパ面を有するもの
でもよいし、インク供給管4の内周面に向かうテーパ面
を有するもの等適宜選定することができる。また、突起
6が形成されるインク供給管4の端面については平面、
曲面、あるいは、斜面のいずれでもよい。更にまた、突
起6の大きさ(特に高さ寸法)については、全て同じ大
きさであってもよいが、封止部材5の破断状態を積極的
に規制する観点からすれば、例えば複数箇所に破断開始
傷を付けた後に、非破断部7以外の破断すべき箇所の破
断開始傷間を破砕する等、突起6の大きさ段階的に変化
設定することが好ましい。
【0013】また、上記インク供給管4の入り口部分に
は塵埃除去用フィルタを設けることが好ましい。このフ
ィルタは濾過精度が10〜40μmを達成できるものが
好ましく、具体的には、SUSメッシュ、若しくは、S
USの細線をフェルト状にし、更に圧縮焼結させたもの
を基材としたフィルタが使用できる。
【0014】
【作用】上述したような技術的手段においては、インク
タンク1交換時には、インクタンク1をパッケージから
取り出し、そのままインクジェットヘッド3側のタンク
保持部に差し込む。すると、インクタンク1のタンク開
口1aを塞ぐ封止部材5にはインクジェットヘッド3側
のインク供給管4が圧接するが、インク供給管4端面の
複数の突起6がタンク開口1aに面した封止部材5の破
砕を助長し、インク供給管4の突き破りによってタンク
開口1aの封止部材5が破砕され、インク供給管4がタ
ンク開口1a内に挿入連結される。このとき、図1
(b)に示すように、少なくとも一対の突起6間の寸法
mが他の突起6間の寸法nよりも十分に大きく確保され
ていることから、インク供給管4の封止部材5に対する
突き破りが進んだとしても、図1(c)に示すように、
上記寸法mに対応する突起6間に対応する封止部材5部
分が非破断部7として残存し、タンク開口1aに対応す
る封止部材5は非破断部7を介して破片状に破断される
ことになり、破断さけた封止部材5がインク供給管4の
端面を閉塞する懸念はない。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2及び図3はこの発明が適用されたカラープリンタで
用いられるインクジェットカートリッジの一実施例を示
す。この実施例において、各色成分のインクジェットカ
ートリッジ30は、図2及び図3に示すように、インク
が充填されるインクタンク40及びこのインクタンク4
0が着脱自在に装着されるインクジェットヘッド50に
て構成され、走査用キャリッジ31上に着脱自在に装着
されるようになっている。この実施例において、走査用
キャリッジ31は、主走査方向に直交する幅方向の両側
を一対のガイドロッド32,33にて摺動案内支持する
ものであり、各インクジェットカートリッジ30が収容
保持される四つの収容凹部34を有し、各収容凹部34
の幅方向一側には収容されたインクジェットカートリッ
ジ30の幅方向位置が拘束される位置決め壁35を設け
ると共に、各収容凹部34の幅方向他側には収容された
インクジェットカートリッジ30のインクジェットヘッ
ド50が拘束保持されるロックレバー36を回動自在に
設けたものである。そして、この走査用キャリッジ31
は、図示外コンソールパネルからのプリント指示に従っ
て主走査方向に沿って適宜移動走査し、インクジェット
ヘッド50から画像情報に応じてインク滴を吐出するよ
うになっている。
【0016】また、この実施例で用いられるインクタン
ク40の詳細を図4〜図6に示す。同図において、イン
クタンク40は略中空直方体形状のもので、一側面が開
口したボックス本体401と、このボックス本体401
の一側面を閉塞する側蓋402とで構成されており、夫
々の要素がいずれも耐インク性の素材、例えばポリエス
テル樹脂にて型成形される。そして、上記インクタンク
40内には、インクタンク40の縦断面形状に対応する
縦断面五角形状のインク吸収体41が内蔵されており、
この実施例におけるインク吸収体41は例えばフェルト
にて構成され、所定の色インクを充分に含浸させてい
る。
【0017】また、上記インクタンク40の底壁404
には円形のタンク開口42が開設されており、一方、イ
ンクタンク40の上壁405の一端側には膨出部406
が形成され、この膨出部406の中央にはインクタンク
40内に連通する極めて小径の大気圧連通口43が開設
されている。尚、符号407はインクタンク40不使用
時に大気圧連通口43を封止する封止テープ、符号40
8はインクタンク40の上壁405に形成されるタンク
把持部である。
【0018】更に、上記タンク開口42は、非インク浸
透性の素材からなる矩形状の熱融着性フィルム44で封
止されている。この実施例においては、上記熱融着性フ
ィルム44は例えばアルミ箔とポリエチレンとの多層構
造ラミネート材料からなる厚さ70〜120μm程度の
もので、タンク開口42外周面に熱融着にて接着され
る。
【0019】更にまた、この実施例においては、上記タ
ンク開口42の内周縁には筒状部45が形成されてお
り、この筒状部45は、特に図6に示すように、インク
タンク40の内方に向かって約4mm程度突出し、その
外周面がインクタンク40の底壁404に向かって末広
がり形状に拡開すると共に、その内周面が円形断面孔と
して形成されている。そしてまた、上記タンク開口42
を塞ぐ熱融着性フィルム44の両側には一対のサポート
リブ46が突出形成されている。
【0020】また、この実施例においては、上記インク
タンク40の両側壁内面にはインク吸収体41に食い込
む微小突起410が適宜数形成されており、これによ
り、インク吸収体41の上下方向のズレを防止するよう
になっている。また、上記インクタンク40の両側壁内
面の上部には、複数のリブ411が相互に離間した状態
で対向配置されており、インクタンク40内のインク吸
収体41の上面が各リブ411の下端面に当接し、大気
圧連通口43からの大気がインク吸収体41の上面に均
一に作用するようになっている。尚、符号412はイン
クタンク40の側壁外面に形成され、後述するインクジ
ェットヘッド50のタンク保持ケース53に挿入係止さ
れる際に、タンク保持ケース53の係止孔534に係脱
する係止突起、413は後述するタンク保持ケース53
のガイド溝535に係合し、タンク保持ケース53にイ
ンクタンク40を収容保持する際の位置決め案内をする
ガイドリブである。
【0021】また、この実施例で用いられるインクジェ
ットヘッド50の詳細を図7〜図9に示す。図7〜図9
において、インクジェットヘッド50は、例えば画素密
度毎に配列されたノズル536内に画像情報に応じて発
熱するヒータを有し、このヒータの発熱動作に応じてイ
ンクが吐出されるヘッド本体51と、このヘッド本体5
1から生ずる熱を放出するヒートシンク52と、このヒ
ートシンク52に取付られてインクタンク40を着脱自
在に保持するタンク保持ケース53と、このタンク保持
ケース53に保持されたインクタンク40とヘッド本体
51とを連通するインク供給部材54と、上記ヒートシ
ンク52上に設けられ、電気コネクタ551から取り込
まれた画像情報をヘッド本体51側へ供給する電気基板
55とを備えている。
【0022】この実施例において、上記タンク保持ケー
ス53は、図7に示すように、左右に分割されたケース
部材531及び532を接合したものであり、ケース部
材531,532の上部中央には弾性変形可能な切り込
み片533が形成され、この切り込み片533部分にイ
ンクタンク40が挿入保持される際にインクタンク40
の係止突起412を係止する係止孔534が形成されて
いる。尚、図7中、符号535は上記インクタンク40
のガイドリブ413が摺動自在に案内されるガイド溝で
ある。
【0023】また、この実施例において、上記インク供
給部材54は、インクタンク40のタンク開口42に挿
入接続されるインク供給管60と、このインク供給管6
0とヘッド本体51とを連通するマニホールド70とで
構成されている。上記インク供給管60は、図8,図9
に示すように、一端がタンク開口42に挿入連結され且
つ他端が後述するマニホールド70の連結部71に挿入
連結される円筒管部61と、この円筒管部61の途中に
おいて半径方向に突設されるフランジ部62と、上記円
筒管部61のタンク開口42側端面に形成される複数の
突起63とで構成されている。
【0024】特に、この実施例において、上記突起63
は、図10及び図11に示すように、インク供給管60
の外周面側に向かうテーパ面を有する鋭利な山形断面状
に形成されるものであるが、異なる大きさの三つの組A
〜Cに分類される。より具体的に述べると、A組の突起
631は最も高さ寸法の高いもの(この実施例では2.
0mm)で、片側半面に90゜角度間隔で三つ(具体的
にはA1〜A3)配置されており、また、B組の突起63
2は最も高さ寸法の低いもの(この実施例では1.0m
m)で、A組の突起631のうちA1〜A2間A2〜A3間
に等角度(30゜)間隔で二つずつ計四つ(具体的には
B1〜B4)配置されており、更に、C組の突起633は
二番目に高さ寸法の高いもの(この実施例では1.5m
m)で、他の片側半面の中央部に一つ(具体的にはC)
配置されている。
【0025】また、この実施例では、上記インク供給管
60の先端側には例えばSUSメッシュからなる塵埃除
去フィルタ66が装着されている。この塵埃除去フィル
タ66は例えば0.9mm厚のもので、円筒管部61の
先端内周縁に形成された受け溝64に圧入して取り付け
られており、この塵埃除去フィルタ66の先端面は円筒
管部61の先端一般面から僅かに(この実施例では0.
4mm)だけ突出配置されるようになっている。尚、上
記円筒管部61の受け溝64の底部には塵埃除去フィル
タ66に食い込んで塵埃除去フィルタ66を位置決め固
定する断面三角形状の食い込み突条65として形成され
ている。
【0026】更に、塵埃除去フィルタ66直後の円筒管
部61内には、図11に示すように、絞り角度αが30
゜〜45゜程度の漏斗状インク流通路611が形成さ
れ、この漏斗状インク流通路611を介して円形均一断
面のインク流通路612が形成されている。尚、この実
施例においては、上記漏斗状インク流通路611の入り
口側開口径は5mmである。
【0027】また、上記インク供給管60のフランジ部
62のインクタンク40側面には断面矩形状の柔らかい
弾性素材、例えばスポンジ素材からなる弾性シール部材
67が配設されており、この弾性シール部材67はタン
ク開口42にインク供給管60を挿入連結する際にイン
ク供給管60の必要な挿入ストロークを許容するだけの
弾性を具備している。
【0028】一方、マニホールド70は、特に図8に示
すように、例えばポリエーテルイミド樹脂で一体成形し
たもので、インク供給管60の基部がOリング68を介
して挿入連結される連結部71を有し、この連結部71
から細い径寸法のインク供給管路72を設けると共に、
このインク供給管路72の先端にはヘッド本体51の長
さ方向に沿って延びる長尺な液室73を形成し、この液
室73の底部に面した領域にスリット開口74を開設し
たものである。尚、符号75はマニホールド70をヒー
トシンク52に位置決め固定するための位置決めボスで
ある。また、この実施例において、上記液室73は、イ
ンク供給管路72との連通部位置から下方側に向かって
次第に裾広がり形状の壁面731(水平方向に対して角
度α:この実施例では25゜〜45゜)を有しており、
インク供給管路72から液室73内に入り込んだインク
が直ちに液室73内に充填されるようになっている。そ
して、この実施例においては、上記マニホールド70の
スリット開口74に対応するヘッド本体51には複数の
連通孔523が開設され、マニホールド70の液室73
からのインクがヘッド本体51の共通インク室に均一に
供給されるようになっている。
【0029】次に、この実施例に係るインクジェットカ
ートリッジに対するインクタンクの交換作業について説
明する。インクタンク40交換時には、図12に示すよ
うに、インクタンク40をパッケージから取り出し、そ
のままインクジェットヘッド50のタンク保持ケース5
3に差し込む。このとき、上記インクタンク40のガイ
ドリブ413をタンク保持ケース53のガイド溝535
に係合させた状態で、インクタンク40を挿入するよう
にしているので、タンク開口42とインク供給管60と
を位置決めする上で特別な機構を必要とせずに、タンク
開口42に対してインク供給管60を正規な位置関係に
て接続することが可能である。また、インクタンク40
を挿入していくと、図13及び図14に示すように、イ
ンク供給管60の突起63がインクタンク40のタンク
開口42を塞いでいる熱融着性フィルム44に衝合する
が、上記突起63が熱融着性フィルム44を破砕し、上
記インク供給管60がタンク開口42に挿入されていく
と、上記熱融着性フィルム44は非破断部441を残し
て破片に破断される。
【0030】この熱融着性フィルム44の破断過程の詳
細を図15(a)(b)に示す。タンク保持ケース53
にインクタンク40を挿入した際、先ず、インク供給管
60の突起A1〜A3の三個が最初に熱融着性フィルム4
4に接触する。すると、熱融着性フィルム44には突起
A1〜A3に対応した三箇所に小孔が開く(ステップ
1)。更に、インクタンク40を押し込むことにより、
インク供給管60の突起Cが熱融着性フィルム44に接
触し、熱融着性フィルム44には突起Cに対応する小孔
が開く(ステップ2)。この状態から更にインクタンク
40を押し込むことにより、インク供給管60の突起B
1〜B4が熱融着性フィルム44に接触し、熱融着性フィ
ルム44には突起B1〜B4に対応する小孔が開く(ステ
ップ3)。これによって、熱融着性フィルム44の片側
半面のA1からA2を経てA3に至る部分が円周に沿って
安定的に破断され、また、インクタンク40の押し込み
動作に伴って、突起Cによる小孔は熱融着性フィルム4
4の他の片側半面の中央位置を境に二等分に分ける切れ
目として次第に破断される(ステップ4)。この突起C
による小孔の破断はインクタンク40の挿入抵抗をも低
減する働きをする。このように、積極的に熱融着性フィ
ルム44が二等分されることにより、熱融着性フィルム
44のCとA1及びCとA3の間に無理な力が作用するこ
とはなくなり、熱融着性フィルム44のCとA1及びC
とA3の領域が非破断部441として確実に残存し、熱
融着性フィルム44が二等分に分かれた破片442とし
て決まった方向性をもって破断される(ステップ5)。
従って、タンク開口42に対応した熱融着性フィルム4
4部分がちぎれて、インク供給管60の端面を塞ぐとい
う事態が生ずる懸念はなく、タンク開口42に対応した
熱融着性フィルム44はインク供給管60に突き破ら
れ、インク供給管60の端面を塞がない位置に確実に押
しやられる。
【0031】また、この実施例では、タンク保持ケース
53にインクタンク40を挿入する過程において、イン
ク供給管60がタンク開口42内に挿入連結され、つい
には、インク供給管60側の弾性シール部材67がイン
クタンク40の底面に弾接することになるが、当該弾性
シール部材67は十分に柔らかい弾性を具備しているの
で、インクタンク40の底面に弾接した弾性シール部材
67の弾性反力はそれほど大きなものにはならず、イン
クタンク40の挿入作業過程が損なわれることはなく、
また、インクジェットヘッド50が弾性シール部材67
の弾性反力によって位置ずれする懸念もない。
【0032】更に、この実施例では、インク供給管60
がタンク開口42内に挿入されると、塵埃除去フィルタ
66がインク吸収体41に接触し、インク吸収体41と
インク供給管60との流体的結合が図られる。このと
き、図14に示すように、上記インク供給管60の端面
に形成された突起63は先端が鋭利なので、突起63が
インク吸収体41に食い込んだとしても、インク吸収体
41がむやみに圧縮せしめられることはない。従って、
インク供給管60の突起63の周辺部とインク吸収体4
1との間に不要な空間(空気層)が形成されることはな
く、インク吸収体41内のインクは塵埃除去フィルタ6
6を経てインク供給管60内部に確実に導かれる。尚、
上記塵埃除去フィルタ66はインク供給管60の受け溝
64に圧入固定されるが、当該塵埃除去フィルタ66は
受け溝64の縦壁面及び底面の食い込み突条65にて二
重に圧接配置されているので、インク供給管60と塵埃
除去フィルタ66との接合部の気密性は良好に保たれ
る。
【0033】この後、プリンタ本体側にある図示外の負
圧発生装置によりヘッド本体51のノズル526側を強
制的に負圧状態とし、インク吸収体41からヘッド本体
51の共通インク室までインクを充填させれば、インク
の吐出動作に対する準備が完了する。従って、インクジ
ェットヘッド50側でインクの吐出動作が行われると、
ヘッド本体51側の共通インク室が負圧状態になり、こ
れに伴って、インクタンク40のインク吸収体41から
毛細管現象によりインクがインク供給管60及びマニホ
ールド70からなるインク供給部材54を介してヘッド
本体51の共通インク室に供給される。
【0034】また、この実施例において、例えばインク
タンク40の装着状態を再度やり直すような場合、図1
8に示すように、インクタンク40を抜き差しすること
になるが、仮に、インクタンク40を抜いたとしても、
筒状部45がインク吸収体41を圧縮した状態に保って
いるので、インク吸収体41が極端に伸長することはな
く、再度インクタンク40をタンク開口42に挿入した
としても、インク吸収体41が極端に圧縮することはな
い。よって、インクタンク40を抜き差ししたとして
も、インク吸収体41が大きく伸縮することはないの
で、インク吸収体41部分周りの伸縮に伴う気泡の発生
はほとんどなく、気泡がインク供給部材54を通じてヘ
ッド本体51側へ混入する懸念はほとんどない。
【0035】また、インクジェットヘッド50からイン
クタンク40を一旦取り外し、このインクタンク40を
机や床等に載置する場合、インクタンク40底面のサポ
ートリブ46が机や床等の載置面に当接し、インクタン
ク40のタンク開口42と机や床等の載置面との間に隙
間が確保されるため、インクタンク40のタンク開口4
2周縁のインクが机や床等の載置面に付着することはな
い。よって、インクタンク40の交換、着脱作業を安心
して行なうことが可能になる。
【0036】◎実施例2 この実施例は、インク供給管60の端面に形成される突
起63の構成が実施例1と異なる態様のものを示す。
尚、実施例1と同様な要素については実施例1と同様な
符号を付してここではその詳細な説明を省略する。すな
わち、この実施例において、上記突起63は、図16及
び図18に示すように、インク供給管60の外周面側に
向かうテーパ面を有する鋭利な山形断面状に形成される
ものであるが、異なる大きさの二つの組A,Bに分類さ
れる。具体的に述べると、A組の突起631は最も高さ
寸法の高いもの(この実施例では2.0mm)で、片側
半面に90゜角度間隔で三つ(具体的にはA1〜A3)配
置されており、また、B組の突起632はA組のものよ
り高さ寸法の低いもの(この実施例では1.0mm)
で、A組の突起631のうちA1〜A2間A2〜A3間に等
角度(30゜)間隔で二つずつ計四つ(具体的にはB1
〜B4)配置されている。言い換えれば、実施例1の突
起63のC組の突起633のない態様のものである。
【0037】次に、この実施例に係るインクジェットカ
ートリッジに対するインクタンクの交換作業について説
明すると、インクタンク40交換時には、インクタンク
40を挿入していくと、実施例1と同様に、インク供給
管60が熱融着性フィルム44を突き破り、タンク開口
42に連通接続される。このとき、熱融着性フィルム4
4は非破断部443を介して一つの破片444として破
断されることから、破断された熱融着性フィルム44が
インク供給管60の端面を塞ぐ懸念はない。
【0038】この熱融着性フィルム44の破断過程の詳
細を図18(a)(b)に示す。タンク保持ケース53
にインクタンク40を挿入した際、先ず、インク供給管
60の突起A1〜A3の三個が最初に熱融着性フィルム4
4に接触する。すると、熱融着性フィルム44には突起
A1〜A3に対応した三箇所に小孔が開く(ステップ
1)。この状態から更にインクタンク40を押し込むこ
とにより、インク供給管60の突起B1〜B4が熱融着性
フィルム44に接触し、熱融着性フィルム44には突起
B1〜B4に対応する小孔が開く(ステップ2)。これに
よって、熱融着性フィルム44の片側半面のA1からA2
を経てA3に至る部分が円周に沿って安定的に破断され
る(ステップ3)。このような破断過程を経た結果、熱
融着性フィルム44のA1とA3との他の突起がない片側
半面領域が非破断部443として確実に残存し、熱融着
性フィルム44が破片444として決まった方向性をも
って破断される(ステップ4)。この実施例によれば、
実施例1と異なり、突起Cがない分、インク供給管60
の挿入抵抗が若干大きくなるが、使用する熱融着性フィ
ルム44の厚みや各突起63の鋭利程度を適宜調整する
ことにより、熱融着性フィルム44を非破断部443を
介して破片444として破断することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、インクタンクを交換する際に、針状の供給管を用
いることなく、しかも、テープ若しくは蓋を剥すことな
く、単にインクジェットヘッド側のタンク保持部にイン
クタンクを挿入すれば、自動的にインク供給可能な状態
で連結できるようにしたので、インクタンク交換作業の
安全性を確保し、かつ、インクによる汚れを有効に防止
しながら、インクタンクの交換作業を極めて簡単に行う
ことができる。
【0040】また、インクジェットヘッド側のインク供
給管の端面に所定パターンの複数の突起を設け、この突
起パターンにより、インクタンクのタンク開口が閉塞さ
れる封止部材を非破断部を残した状態で破片状に破断す
るようにしたので、破断された封止部材がちぎれてイン
ク供給管の端面を塞ぐ懸念が全くなく、インクタンクと
インク供給管との連通状態を確実に維持することができ
る。
【0041】更に、この発明によれば、タンク開口が閉
塞される封止部材を破砕する上で、インク供給管の端面
に所定パターンの突起を設け、インク供給管の外周面に
羽状のリブ等を設ける必要がなくなるので、インク供給
管の外径寸法を小さくすることが可能になり、その分、
インクタンクのタンク開口径を小さくすることができ
る。このため、インクタンクを薄型にすることができる
ばかりか、インクタンクの厚み方向に対してタンク開口
の周囲面積をある程度広く確保することが可能になり、
これに伴って、タンク開口周囲に封止部材を確実に接着
固定することができ、その分、封止部材突き破り時の破
断不良の発生を回避することができ、また、インクタン
クとインク供給管との間のシール部材の接触面積を十分
に確保することが可能になり、その分、シール部材によ
るシール性能の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明に係るインクジェットカー
トリッジの構成を示す説明図、(b)はこの発明に係る
突起パターン例を示す説明図、(c)はこの発明を用い
た際の封止部材の破断状態例を示す説明図である。
【図2】 この発明が適用されたインクジェットカート
リッジの全体構成を示す実施例1の分解斜視図である。
【図3】 その取付状態を示す正面説明図である。
【図4】 実施例1で用いられるインクタンクの詳細を
示す分解斜視図である。
【図5】 実施例1で用いられるインクタンクの底部構
造を示す説明図である。
【図6】 実施例1で用いられるインクタンクのタンク
開口部構造を示す断面説明図である。
【図7】 実施例1に係るインクジェットヘッドの詳細
を示す分解斜視図である。
【図8】 実施例1に係るインクジェットヘッドのヘッ
ド本体及びインク供給部材の詳細を示す分解斜視図であ
る。
【図9】 実施例1に係るインク供給管の詳細を示す斜
視図である。
【図10】 実施例1に係るインク供給管の端面を示す
平面図である。
【図11】 図10中XI−XI線に相当する断面図で
ある。
【図12】 実施例1に係るインクジェットカートリッ
ジのインクタンク交換前の状態を示す説明図である。
【図13】 実施例1に係るインクジェットカートリッ
ジのインクタンク交換後の状態を示す説明図である。
【図14】 図13中XIV部拡大図である。
【図15】 (a)は実施例1のインク供給管と熱融着
性フィルムとの破断過程を示す断面説明図、(b)はそ
の平面図である。
【図16】 実施例2に係るインク供給管の端面を示す
平面図である。
【図17】 図10中XVII−XVII線に相当する
断面図である。
【図18】 (a)は実施例1のインク供給管と熱融着
性フィルムとの破断過程を示す断面説明図、(b)はそ
の平面図である。
【符号の説明】
1…インクタンク,1a…タンク開口,2…インク,3
…インクジェットヘッド,4…インク供給管,5…封止
部材,6…突起,7…非破断部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク(2)供給用のタンク開口(1
    a)が開設されているインクタンク(1)と、このイン
    クタンク(1)が着脱自在に装着され、インクタンク
    (1)装着時にタンク開口(1a)に挿入連結されるイ
    ンク供給管(4)を有し、このインク供給管(4)を介
    して供給されるインクタンク(1)からのインク(2)
    を画像情報に応じて吐出するインクジェットヘッド
    (3)とを備えたインクジェットカートリッジであっ
    て、非インク浸透性材料からなる破砕可能な封止部材
    (5)にてインクタンク(1)のタンク開口(1a)を
    封止し、一方、インクジェットヘッド(3)のインク供
    給管(4)端面周囲には、インクタンク(1)装着時に
    てインク供給管(4)がタンク開口(1a)の封止部材
    (5)に圧接した際に封止部材(5)が破砕される複数
    の突起(6)を設けると共に、タンク開口(1a)に対
    応する封止部材(5)が非破断部(7)を残して破片状
    に破断されるように少なくとも一対の突起(6)間寸法
    (m)を他の突起(6)間寸法(n)より大きく設定し
    たことを特徴とするインクジェットカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、複数の突
    起(6)はインク供給管(4)端面の片側半面に密に配
    置されると共に、他の片側半面の略中央に一つ配置され
    ていることを特徴とすることを特徴とするインクジェッ
    トカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、複数の突
    起(6)はインク供給管(4)端面の片側半面に密に配
    置されることを特徴とすることを特徴とするインクジェ
    ットカートリッジ。
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