JPH06320994A - 交通機関用補助マット - Google Patents
交通機関用補助マットInfo
- Publication number
- JPH06320994A JPH06320994A JP11074093A JP11074093A JPH06320994A JP H06320994 A JPH06320994 A JP H06320994A JP 11074093 A JP11074093 A JP 11074093A JP 11074093 A JP11074093 A JP 11074093A JP H06320994 A JPH06320994 A JP H06320994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backing layer
- ethylene
- mat
- vinyl acetate
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】適度の重量を有して安定性、保形性が良く、し
かも不快臭がなく、かつ焼却処理しても有害物質の生じ
ない交通機関用補助マットを提供する。 【構成】カーペット状のマット基材1の裏面側に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体および/またはポリエチレン
を主材とする第1裏打ち層2が設けられる。さらにその
裏面側に、線状低密度ポリエチレンと、エチレン−酢酸
ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共重
合体とを含有する樹脂組成物を架橋、発泡させてなる第
2裏打ち層3が設けられている。好ましくは第2裏打ち
層3の裏面に、樹脂製の線状剛性突起からなる係合片6
が群立状態に植設されたシート状のすべり止め部材4が
貼着されてなる。
かも不快臭がなく、かつ焼却処理しても有害物質の生じ
ない交通機関用補助マットを提供する。 【構成】カーペット状のマット基材1の裏面側に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体および/またはポリエチレン
を主材とする第1裏打ち層2が設けられる。さらにその
裏面側に、線状低密度ポリエチレンと、エチレン−酢酸
ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共重
合体とを含有する樹脂組成物を架橋、発泡させてなる第
2裏打ち層3が設けられている。好ましくは第2裏打ち
層3の裏面に、樹脂製の線状剛性突起からなる係合片6
が群立状態に植設されたシート状のすべり止め部材4が
貼着されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車、列車等の交
通機関の運転席、助手席あるいは座席の足元等におい
て、予め敷設されている内装用カーペット等の上に着脱
自在に敷設して用いられるいわゆるセカンドマットと称
される交通機関用補助マットに関する。
通機関の運転席、助手席あるいは座席の足元等におい
て、予め敷設されている内装用カーペット等の上に着脱
自在に敷設して用いられるいわゆるセカンドマットと称
される交通機関用補助マットに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような交通機関用補助マットとし
て、パイル糸等を植設したカーペット状の表面を有する
ものが、従来より一般に用いられている。かかる補助マ
ットは、カーペット状のマット基材の裏面側に、保形
性、重量安定性、強度等を確保するための裏打ち層が設
けられた基本構成を有しているが、従来、かかる裏打ち
層としては、専らポリ塩化ビニル樹脂(PVC)により
形成されたものが用いられていた。
て、パイル糸等を植設したカーペット状の表面を有する
ものが、従来より一般に用いられている。かかる補助マ
ットは、カーペット状のマット基材の裏面側に、保形
性、重量安定性、強度等を確保するための裏打ち層が設
けられた基本構成を有しているが、従来、かかる裏打ち
層としては、専らポリ塩化ビニル樹脂(PVC)により
形成されたものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリ塩
化ビニル樹脂による裏打ち層ではマットの重量が増し
(塗布量は通常1300〜3000g/m2 )、このた
め敷設や取外しに際しての扱いが面倒であり、付着した
砂、土、泥等を払い落とすために頻繁に取り外される自
動車マット等の交通機関用補助マットとして必ずしも好
適なものではなかった。しかも、燃費向上のために昨今
要求されている車両等の軽量化に対して、これを妨げる
一因ともなっていた。
化ビニル樹脂による裏打ち層ではマットの重量が増し
(塗布量は通常1300〜3000g/m2 )、このた
め敷設や取外しに際しての扱いが面倒であり、付着した
砂、土、泥等を払い落とすために頻繁に取り外される自
動車マット等の交通機関用補助マットとして必ずしも好
適なものではなかった。しかも、燃費向上のために昨今
要求されている車両等の軽量化に対して、これを妨げる
一因ともなっていた。
【0004】さらに、車や列車の室内は気密性が高いた
め、ポリ塩化ビニル樹脂に添加された可塑剤の臭いや樹
脂臭により、不快感を起こさせるという問題もあった。
め、ポリ塩化ビニル樹脂に添加された可塑剤の臭いや樹
脂臭により、不快感を起こさせるという問題もあった。
【0005】更にまた、燃焼時に有毒な塩化水素ガスを
多量に発生するため焼却処理が困難であり、このためマ
ット製造時の端材や不要マットは埋立処分されているの
が現状であるが、埋立て場所の飽和等とも絡んでその処
理が憂慮されているというような問題もあった。
多量に発生するため焼却処理が困難であり、このためマ
ット製造時の端材や不要マットは埋立処分されているの
が現状であるが、埋立て場所の飽和等とも絡んでその処
理が憂慮されているというような問題もあった。
【0006】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであって、適度の重量を有して敷設安定性、保形性
が良く、しかも不快臭がなく、かつ焼却処理しても有害
物質の生じない交通機関用補助マットの提供を目的とす
る。
ものであって、適度の重量を有して敷設安定性、保形性
が良く、しかも不快臭がなく、かつ焼却処理しても有害
物質の生じない交通機関用補助マットの提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、図1及び図2の符号を参照して示す
と、カーペット状のマット基材(1)の裏面側に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体および/またはポリエチレン
を主材とする第1裏打ち層(2)が設けられ、さらにこ
の第1裏打ち層の裏面側に、線状低密度ポリエチレン
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体またはエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体とを含有する樹脂組成物を架
橋、発泡させてなる第2裏打ち層(3)が設けられてい
ることを特徴とする交通機関用補助マット(A)を要旨
とするものである。
に、この発明は、図1及び図2の符号を参照して示す
と、カーペット状のマット基材(1)の裏面側に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体および/またはポリエチレン
を主材とする第1裏打ち層(2)が設けられ、さらにこ
の第1裏打ち層の裏面側に、線状低密度ポリエチレン
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体またはエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体とを含有する樹脂組成物を架
橋、発泡させてなる第2裏打ち層(3)が設けられてい
ることを特徴とする交通機関用補助マット(A)を要旨
とするものである。
【0008】前記マット基材(1)は、従来と同様のカ
ーペット状のものであり、例えばポリプロピレン、ポリ
エステルからなる織布あるいは不織布等の基布にパイル
糸(1a)を植設したタフテッドカーペットの他、ニード
ルパンチカーペット、パイル織物、パイル編物等の中か
ら適宜選択使用し得る。
ーペット状のものであり、例えばポリプロピレン、ポリ
エステルからなる織布あるいは不織布等の基布にパイル
糸(1a)を植設したタフテッドカーペットの他、ニード
ルパンチカーペット、パイル織物、パイル編物等の中か
ら適宜選択使用し得る。
【0009】前記第1裏打ち層(2)は、マット基材
(1)を支持する支持部材としての機能及び後述する第
2裏打ち層を接着する接着剤としての機能を担うと共
に、マットとしての適度の重量を付与して敷設安定性、
保形性を確保する役割を果たすものである。かかる性質
を満たし、かつ焼却処理可能なものとして、この発明で
は、第1裏打ち層(2)をエチレン−酢酸ビニル共重合
体および/またはポリエチレンを主材とする樹脂により
形成する。つまり、第1裏打ち層をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体単独又はこれを主成分とする樹脂により形成
しても良いし、ポリエチレン単独又はこれを主成分とす
る樹脂により形成しても良いし、エチレン−酢酸ビニル
共重合体とポリエチレンを混合して用いても良い。ま
た、エチレン−酢酸ビニル共重合体単独樹脂、ポリエチ
レン単独樹脂あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体と
ポリエチレンの混合樹脂に対して、粉末充填剤を混合し
ても良い。充填剤の種類は特に限定されることはなく、
一例として、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム等を挙げることができる。かかる粉末
充填剤は、第1裏打ち層の軟化点の上昇、寸法安定性の
向上、、剛性の向上、難燃性の向上、比重増大による重
量性の付与、価格低減等の目的で添加されるものである
が、樹脂に対する充填剤の量が少なすぎると上記の効果
がなく、逆に多すぎると均一な塗布ができず脆くなる。
このため、充填剤はその含有量が、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に対しては全体の0〜80重量%、好ましく
は50〜70重量%となるように、またポリエチレンに
対しては0〜65重量%、好ましくは30〜50重量%
となるように添加するのが、造膜性、加工性、硬度、可
撓性等の点からも望ましい。
(1)を支持する支持部材としての機能及び後述する第
2裏打ち層を接着する接着剤としての機能を担うと共
に、マットとしての適度の重量を付与して敷設安定性、
保形性を確保する役割を果たすものである。かかる性質
を満たし、かつ焼却処理可能なものとして、この発明で
は、第1裏打ち層(2)をエチレン−酢酸ビニル共重合
体および/またはポリエチレンを主材とする樹脂により
形成する。つまり、第1裏打ち層をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体単独又はこれを主成分とする樹脂により形成
しても良いし、ポリエチレン単独又はこれを主成分とす
る樹脂により形成しても良いし、エチレン−酢酸ビニル
共重合体とポリエチレンを混合して用いても良い。ま
た、エチレン−酢酸ビニル共重合体単独樹脂、ポリエチ
レン単独樹脂あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体と
ポリエチレンの混合樹脂に対して、粉末充填剤を混合し
ても良い。充填剤の種類は特に限定されることはなく、
一例として、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム等を挙げることができる。かかる粉末
充填剤は、第1裏打ち層の軟化点の上昇、寸法安定性の
向上、、剛性の向上、難燃性の向上、比重増大による重
量性の付与、価格低減等の目的で添加されるものである
が、樹脂に対する充填剤の量が少なすぎると上記の効果
がなく、逆に多すぎると均一な塗布ができず脆くなる。
このため、充填剤はその含有量が、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に対しては全体の0〜80重量%、好ましく
は50〜70重量%となるように、またポリエチレンに
対しては0〜65重量%、好ましくは30〜50重量%
となるように添加するのが、造膜性、加工性、硬度、可
撓性等の点からも望ましい。
【0010】第1裏打ち層を形成する樹脂として、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体を用いる場合、酢酸ビニル含
有量が5〜35重量%のものが、硬度、可撓性、成形性
等の点で好ましい。また、第1裏打ち層を形成する樹脂
としてポリエチレンを用いる場合、該ポリエチレンは低
密度のものが望ましい。また、上記の第1裏打ち層に
は、さらに、ポリプロピレン等小量のオレフィン系樹脂
を混合しても良いし、安定剤、顔料、オイル等、通常用
いられている添加剤、助剤を混合しても良いことは勿論
である。
レン−酢酸ビニル共重合体を用いる場合、酢酸ビニル含
有量が5〜35重量%のものが、硬度、可撓性、成形性
等の点で好ましい。また、第1裏打ち層を形成する樹脂
としてポリエチレンを用いる場合、該ポリエチレンは低
密度のものが望ましい。また、上記の第1裏打ち層に
は、さらに、ポリプロピレン等小量のオレフィン系樹脂
を混合しても良いし、安定剤、顔料、オイル等、通常用
いられている添加剤、助剤を混合しても良いことは勿論
である。
【0011】上記第1裏打ち層(2)のマット基材
(1)に対する塗布量は、エチレン−酢酸ビニル共重合
体の場合には、充填剤を含めた全重量で500〜120
0g/m2 程度、特に好ましくは700〜900g/m
2 とするのが良く、ポリエチレンの場合には200〜8
00g/m2 程度、特に好ましくは350〜500g/
m2 とするのが良い。いずれも少なすぎると、重量不足
により敷設安定性、保形性に劣るものとなり、位置ずれ
等を起こし易くなる。逆に多すぎると、重量過多とな
り、軽量化の要請に反するものとなる。
(1)に対する塗布量は、エチレン−酢酸ビニル共重合
体の場合には、充填剤を含めた全重量で500〜120
0g/m2 程度、特に好ましくは700〜900g/m
2 とするのが良く、ポリエチレンの場合には200〜8
00g/m2 程度、特に好ましくは350〜500g/
m2 とするのが良い。いずれも少なすぎると、重量不足
により敷設安定性、保形性に劣るものとなり、位置ずれ
等を起こし易くなる。逆に多すぎると、重量過多とな
り、軽量化の要請に反するものとなる。
【0012】なお、上記の第1裏打ち層(2)は、マッ
ト基材(1)の裏面に直接塗布しても良いし、あるいは
図示は省略したが、マット基材の裏面にパイル糸(1a)
等の抜糸、あそび毛防止のためのプレコート層を塗布形
成し、該プレコート層の裏面に塗布しても良い。プレコ
ート層は、例えばSBR、アクリル、EVAあるいはこ
れらの混合品を主成分とするラテックスコンパウンドを
塗布することにより形成し得る。ラテックスコンパウン
ドにおける充填剤の含有量は0〜70重量%、好ましく
は0〜30重量%に設定するのが良い。コンパウンドの
塗布量は、固形分で50〜500g/m2 、好ましくは
100〜200g/m2 とするのが良い。
ト基材(1)の裏面に直接塗布しても良いし、あるいは
図示は省略したが、マット基材の裏面にパイル糸(1a)
等の抜糸、あそび毛防止のためのプレコート層を塗布形
成し、該プレコート層の裏面に塗布しても良い。プレコ
ート層は、例えばSBR、アクリル、EVAあるいはこ
れらの混合品を主成分とするラテックスコンパウンドを
塗布することにより形成し得る。ラテックスコンパウン
ドにおける充填剤の含有量は0〜70重量%、好ましく
は0〜30重量%に設定するのが良い。コンパウンドの
塗布量は、固形分で50〜500g/m2 、好ましくは
100〜200g/m2 とするのが良い。
【0013】前記第2裏打ち層(3)は、前記第1裏打
ち層(2)と協働して、マットに適度の硬さ、しなやか
さを付与するとともに、優れた機械的強度を付与するも
のである。第2裏打ち層(3)に用いられる線状低密度
ポリエチレンとは、例えば中低圧下のイオン重合反応に
より、エチレンにプロピレン、ブテン−1、ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、4メチルペンテン−
1等のα−オレフィンを少量(約1〜10モル%)共重
合させることにより、直線状の幹ポリマーに適当数の短
鎖分岐を導入し、それにより密度を通常の高圧法低密度
ポリエチレンの範囲まで低下させたポリマーであり、密
度0.915〜0.94g/cm3 、メルトインデック
ス0.5〜50g/10分のものが好ましく、より好ま
しくはメルトインデックスが1.0〜10.0g/10
分のものであり、例えばUltzex−3021F、2
020L(三井石油化学(株)製)、DNGA734
2、CRSN7345(ユニオンカーバイト社製)等が
挙げられる。
ち層(2)と協働して、マットに適度の硬さ、しなやか
さを付与するとともに、優れた機械的強度を付与するも
のである。第2裏打ち層(3)に用いられる線状低密度
ポリエチレンとは、例えば中低圧下のイオン重合反応に
より、エチレンにプロピレン、ブテン−1、ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、4メチルペンテン−
1等のα−オレフィンを少量(約1〜10モル%)共重
合させることにより、直線状の幹ポリマーに適当数の短
鎖分岐を導入し、それにより密度を通常の高圧法低密度
ポリエチレンの範囲まで低下させたポリマーであり、密
度0.915〜0.94g/cm3 、メルトインデック
ス0.5〜50g/10分のものが好ましく、より好ま
しくはメルトインデックスが1.0〜10.0g/10
分のものであり、例えばUltzex−3021F、2
020L(三井石油化学(株)製)、DNGA734
2、CRSN7345(ユニオンカーバイト社製)等が
挙げられる。
【0014】第2裏打ち層(3)に用いられるエチレン
−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル含有量が5
〜28重量%のものが、発泡体の柔軟性、成形性等の面
から好ましい。酢酸ビニル含有量が少なすぎると発泡体
の柔軟性が乏しくなり、多すぎると成形性が悪くなる。
−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル含有量が5
〜28重量%のものが、発泡体の柔軟性、成形性等の面
から好ましい。酢酸ビニル含有量が少なすぎると発泡体
の柔軟性が乏しくなり、多すぎると成形性が悪くなる。
【0015】第2裏打ち層(3)に用いられるエチレン
−アクリル酸エチル共重合体としては、アクリル酸エチ
ルの含有量が7〜25重量%のものが発泡体の成形性、
柔軟性等の面から好ましい。アクリル酸エチルの含有量
が少なすぎると柔軟性が乏しくなり、多すぎると成形性
が悪くなる。
−アクリル酸エチル共重合体としては、アクリル酸エチ
ルの含有量が7〜25重量%のものが発泡体の成形性、
柔軟性等の面から好ましい。アクリル酸エチルの含有量
が少なすぎると柔軟性が乏しくなり、多すぎると成形性
が悪くなる。
【0016】而して、第2裏打ち層(3)は、線状低密
度ポリエチレンと、エチレン−酢酸ビニル共重合体また
はエチレン−アクリル酸エチル共重合体との混合物、あ
るいはさらに通常の低密度ポリエチレン等を混合した混
合物を架橋発泡させてなるが、具体的には次のとおりで
ある。即ち、上記樹脂混合物に発泡剤を配合し、リボン
ブレンダー等を使用して均一に混合した混合物を、押出
機またはカレンダーロールによって発泡剤が実質的に分
解しない温度、圧力で混練溶融してシート状に成形し、
該シート状成形体に電離性放射線を照射することによっ
て架橋し、その後発泡剤の分解温度以上に加熱すること
により架橋発泡体を得るか、もしくは上記樹脂組成物に
発泡剤、架橋剤を配合しこれを均一に混合した混合物を
押出機またはカレンダーロールによって発泡剤及び架橋
剤が実質的に分解しない温度、圧力で混練溶融してシー
ト状に成形し、これを架橋剤が分解する温度に加熱する
ことによって架橋し、さらに発泡剤の分解温度以上に加
熱することにより架橋発泡体を得る方法が挙げられる。
度ポリエチレンと、エチレン−酢酸ビニル共重合体また
はエチレン−アクリル酸エチル共重合体との混合物、あ
るいはさらに通常の低密度ポリエチレン等を混合した混
合物を架橋発泡させてなるが、具体的には次のとおりで
ある。即ち、上記樹脂混合物に発泡剤を配合し、リボン
ブレンダー等を使用して均一に混合した混合物を、押出
機またはカレンダーロールによって発泡剤が実質的に分
解しない温度、圧力で混練溶融してシート状に成形し、
該シート状成形体に電離性放射線を照射することによっ
て架橋し、その後発泡剤の分解温度以上に加熱すること
により架橋発泡体を得るか、もしくは上記樹脂組成物に
発泡剤、架橋剤を配合しこれを均一に混合した混合物を
押出機またはカレンダーロールによって発泡剤及び架橋
剤が実質的に分解しない温度、圧力で混練溶融してシー
ト状に成形し、これを架橋剤が分解する温度に加熱する
ことによって架橋し、さらに発泡剤の分解温度以上に加
熱することにより架橋発泡体を得る方法が挙げられる。
【0017】発泡剤としては、加熱によって分解ガスを
発生するアゾジカルボンアミド、N−N´−ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン等の化学発泡剤が使用上特別
な装置を要しないので好ましい。
発生するアゾジカルボンアミド、N−N´−ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン等の化学発泡剤が使用上特別
な装置を要しないので好ましい。
【0018】樹脂を架橋せしめる電離性放射線は、β
線、γ線、ニュートロン、電子線等が使用され、その照
射量としては0.5〜20Mradの範囲が好ましい。
また、樹脂を架橋せしめる手段として架橋剤を使用する
場合は、ジクミルバーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジターシヤリーパーオキシヘキサン、ジターシ
ヤリーブチルパーテレフタレート等の有機過酸化物が使
用される。
線、γ線、ニュートロン、電子線等が使用され、その照
射量としては0.5〜20Mradの範囲が好ましい。
また、樹脂を架橋せしめる手段として架橋剤を使用する
場合は、ジクミルバーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジターシヤリーパーオキシヘキサン、ジターシ
ヤリーブチルパーテレフタレート等の有機過酸化物が使
用される。
【0019】線状低密度ポリエチレンと、エチレン−酢
酸ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共
重合体との重量混合比としては、1:1〜4:1の範囲
が発泡体の機械的強度、柔軟性、成形性等の面から好ま
しい。線状低密度ポリエチレンが少なすぎると機械的強
度が不足し、多すぎると柔軟性が不足する。上記混合に
おいて、エチレン−酢酸ビニル共重合体とエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体とを一緒に用いても良いし、さ
らに混合物に、通常の低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピ
レン等の樹脂を加えることも可能である。例えば、通常
の低密度ポリエチレンを加える場合は、その密度が0.
91〜0.93g/cm3 、メルトインデックス1〜1
0g/10分のものが好ましく、全体の樹脂混合物の5
0重量%まで好適に加えることができる。
酸ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共
重合体との重量混合比としては、1:1〜4:1の範囲
が発泡体の機械的強度、柔軟性、成形性等の面から好ま
しい。線状低密度ポリエチレンが少なすぎると機械的強
度が不足し、多すぎると柔軟性が不足する。上記混合に
おいて、エチレン−酢酸ビニル共重合体とエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体とを一緒に用いても良いし、さ
らに混合物に、通常の低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピ
レン等の樹脂を加えることも可能である。例えば、通常
の低密度ポリエチレンを加える場合は、その密度が0.
91〜0.93g/cm3 、メルトインデックス1〜1
0g/10分のものが好ましく、全体の樹脂混合物の5
0重量%まで好適に加えることができる。
【0020】なお、上記の架橋発泡体からなる第2裏打
ち層を製造するに際して、安定剤、紫外線吸収剤、滑
剤、顔料、帯電防止剤、充填剤、補強材等、通常用いら
れている添加剤、助剤を混合しても良いことは勿論であ
る。
ち層を製造するに際して、安定剤、紫外線吸収剤、滑
剤、顔料、帯電防止剤、充填剤、補強材等、通常用いら
れている添加剤、助剤を混合しても良いことは勿論であ
る。
【0021】上記のような第2裏打ち層(3)の量は、
50〜400g/m2 程度、特に好ましくは100〜2
00g/m2 とするのが良い。少なすぎると、柔軟性、
クッション性に劣るものとなり、多すぎると重量増を招
くものとなる。厚さは発泡倍率にもよるが0.8〜3.
0mm、好ましくは1.0〜2.0mm程度とするのが
良い。発泡倍率は5〜20倍、好ましくは8〜15倍が
良い。
50〜400g/m2 程度、特に好ましくは100〜2
00g/m2 とするのが良い。少なすぎると、柔軟性、
クッション性に劣るものとなり、多すぎると重量増を招
くものとなる。厚さは発泡倍率にもよるが0.8〜3.
0mm、好ましくは1.0〜2.0mm程度とするのが
良い。発泡倍率は5〜20倍、好ましくは8〜15倍が
良い。
【0022】この発明に係る自動車用マットを製造する
には、第1裏打ち層(2)を構成する樹脂を、例えばT
ダイから200℃程度の溶融状態で押し出しながら、裏
向きのカーペット基材(1)の上面に所定厚みに塗工し
た後、別途製作した第2裏打ち層(3)形成用の発泡体
シートを被着することにより行えば良い。
には、第1裏打ち層(2)を構成する樹脂を、例えばT
ダイから200℃程度の溶融状態で押し出しながら、裏
向きのカーペット基材(1)の上面に所定厚みに塗工し
た後、別途製作した第2裏打ち層(3)形成用の発泡体
シートを被着することにより行えば良い。
【0023】この発明の好ましい実施態様として、マッ
トの下面全面あるいは所要部分(図示実施例ではマット
の前後左右に合計4個)に、すべり止め部材(4)を設
けるものとしても良い。このすべり止め部材(4)は、
車床のカーペット状内装材の上に敷設される場合に、マ
ットのより一層の横ずれを防止するものである。
トの下面全面あるいは所要部分(図示実施例ではマット
の前後左右に合計4個)に、すべり止め部材(4)を設
けるものとしても良い。このすべり止め部材(4)は、
車床のカーペット状内装材の上に敷設される場合に、マ
ットのより一層の横ずれを防止するものである。
【0024】このすべり止め部材(4)は、シート状の
基布(5)に、樹脂製の線状剛性突起からなる係合片
(6)が、群立状態に植設されてなるものである。基布
(5)は、この実施例ではナイロンにより形成されてい
るが、他の繊維例えばポリエステル、ポリプロピレン、
綿の混紡または混織により構成しても良い。
基布(5)に、樹脂製の線状剛性突起からなる係合片
(6)が、群立状態に植設されてなるものである。基布
(5)は、この実施例ではナイロンにより形成されてい
るが、他の繊維例えばポリエステル、ポリプロピレン、
綿の混紡または混織により構成しても良い。
【0025】また、前記係合片(6)は、この実施例で
はポリプロピレンのモノフィラメントにより形成してあ
るが、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニリデン、また
はこれら1種または2種以上のブレンド体により形成し
ても良い。そして、かかるすべり止め部材(4)は、基
布(5)の裏面に塗布された耐熱アクリル系粘着剤等を
介して第2裏打ち層(3)に貼着されている。なお、か
かるすべり止め部材(4)はパイル織編物と同様の方法
で製造すれば良い。
はポリプロピレンのモノフィラメントにより形成してあ
るが、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニリデン、また
はこれら1種または2種以上のブレンド体により形成し
ても良い。そして、かかるすべり止め部材(4)は、基
布(5)の裏面に塗布された耐熱アクリル系粘着剤等を
介して第2裏打ち層(3)に貼着されている。なお、か
かるすべり止め部材(4)はパイル織編物と同様の方法
で製造すれば良い。
【0026】前記係合片(6)は、自動車内に敷設され
ている内装用カーペット等に対して、その表面に食い込
むことにより、マットの位置ずれを防止するものである
が、ずれ方向の力に対してより大きな抗力を生じるよう
に、複数列に整列されるとともに、各列においては側面
視逆V字状又は逆U字状をなすように交互に斜向又は平
行突出状態に植設されている。なお、各係合片(6)の
先端は膨出状またはかぎ状となされている方が抜け止め
効果に優れたものとなるが、この発明では、第1、第2
裏打ち層(2)(3)の作用効果により、敷設安定性に
優れてカール状の反りやめくれを生じることがなく、従
って係合片(6)による抜け止めを考慮する必要がな
い。むしろ、係合片(6)の先端を膨出形成したときに
は、マットの取り外しのときに、内装カーペットの表面
起毛部が膨出部に引っ掛かって起毛部の損傷を招くこと
から、これを防止するため、係合片(6)はその先端に
至るまで同一径でほぼ直線状に形成されている。
ている内装用カーペット等に対して、その表面に食い込
むことにより、マットの位置ずれを防止するものである
が、ずれ方向の力に対してより大きな抗力を生じるよう
に、複数列に整列されるとともに、各列においては側面
視逆V字状又は逆U字状をなすように交互に斜向又は平
行突出状態に植設されている。なお、各係合片(6)の
先端は膨出状またはかぎ状となされている方が抜け止め
効果に優れたものとなるが、この発明では、第1、第2
裏打ち層(2)(3)の作用効果により、敷設安定性に
優れてカール状の反りやめくれを生じることがなく、従
って係合片(6)による抜け止めを考慮する必要がな
い。むしろ、係合片(6)の先端を膨出形成したときに
は、マットの取り外しのときに、内装カーペットの表面
起毛部が膨出部に引っ掛かって起毛部の損傷を招くこと
から、これを防止するため、係合片(6)はその先端に
至るまで同一径でほぼ直線状に形成されている。
【0027】
【実施例】次に、この発明の実施例を示す。
【0028】
【表1】
【表2】 実施例1〜8 上記表1に示すA〜D4種類の組成の第1裏打ち層形成
用樹脂組成物を、Tダイから200℃程度の溶融状態で
押し出しながら、パイル糸を植設した住江織物株式会社
製のタフテッドカーペットからなるマット基材(基布:
ポリエステル不織布、パイル糸:ナイロン、厚さ:8m
m)の裏面上に塗工した後、第1裏打ち層が未だ溶融状
態のうちに、別途製作した表2に示すイ、ロ、ハ3種類
の第2裏打ち層形成用の発泡体シートを被着することに
より、自動車用マットを製作した。第1裏打ち層形成用
樹脂組成物と第2裏打ち層形成用の発泡体シートの組み
合わせは、後記表3のとおりとし、また第1裏打ち層の
塗布量は800g/m2 、第2裏打ち層の厚さは1.2
mm、量は120g/m2 とし、裏打ち層全体の厚さは
2mmであった。
用樹脂組成物を、Tダイから200℃程度の溶融状態で
押し出しながら、パイル糸を植設した住江織物株式会社
製のタフテッドカーペットからなるマット基材(基布:
ポリエステル不織布、パイル糸:ナイロン、厚さ:8m
m)の裏面上に塗工した後、第1裏打ち層が未だ溶融状
態のうちに、別途製作した表2に示すイ、ロ、ハ3種類
の第2裏打ち層形成用の発泡体シートを被着することに
より、自動車用マットを製作した。第1裏打ち層形成用
樹脂組成物と第2裏打ち層形成用の発泡体シートの組み
合わせは、後記表3のとおりとし、また第1裏打ち層の
塗布量は800g/m2 、第2裏打ち層の厚さは1.2
mm、量は120g/m2 とし、裏打ち層全体の厚さは
2mmであった。
【0029】なお、第2裏打ち層形成用の発泡体シート
は、表2に示す各樹脂等を混合し、押出機でシート状に
押出成形し、その後、電子線照射機にて2.5Mrad
の電子線を照射して架橋し、次に250℃のオーブンを
連続的に通して加熱発泡させることにより製造し、均一
に分散された独立気泡を有しており、発泡倍率約10
倍、比重約0.1であった。
は、表2に示す各樹脂等を混合し、押出機でシート状に
押出成形し、その後、電子線照射機にて2.5Mrad
の電子線を照射して架橋し、次に250℃のオーブンを
連続的に通して加熱発泡させることにより製造し、均一
に分散された独立気泡を有しており、発泡倍率約10
倍、比重約0.1であった。
【0030】比較例1 上記実施例と同じマット基材の裏面に、充填剤としての
炭酸カルシウム50PHRを含有するアクリル系ラテッ
クスを主成分とするラテックスコンパウンドを介して、
表2に示すイの第2裏打ち層形成用の発泡体シートを貼
合わせた。ラテックスの塗布量は固形分で250g/m
2 、第2裏打ち層の量は120g/m2であり、裏打ち
層全体の厚さは1.2mmであった。
炭酸カルシウム50PHRを含有するアクリル系ラテッ
クスを主成分とするラテックスコンパウンドを介して、
表2に示すイの第2裏打ち層形成用の発泡体シートを貼
合わせた。ラテックスの塗布量は固形分で250g/m
2 、第2裏打ち層の量は120g/m2であり、裏打ち
層全体の厚さは1.2mmであった。
【0031】比較例2 上記実施例と同じカーペット基材の裏面に、SBR系溶
剤型接着剤を介して、表2に示すイの第2裏打ち層形成
用の発泡体シートを貼合わせた。上記接着剤の塗布量は
固形分200g/m2 、第2裏打ち層の量は120g/
m2 であり、裏打ち層全体の厚さは1.2mmであっ
た。
剤型接着剤を介して、表2に示すイの第2裏打ち層形成
用の発泡体シートを貼合わせた。上記接着剤の塗布量は
固形分200g/m2 、第2裏打ち層の量は120g/
m2 であり、裏打ち層全体の厚さは1.2mmであっ
た。
【0032】従来例 上記実施例と同じマット基材の裏面に、裏打ち層とし
て、フタル酸ジオクチル(DOP)からなる可塑剤及び
充填剤入りの再生塩化ビニル樹脂を塗布し、従来の自動
車用マットを製作した。塩化ビニル樹脂の塗布量は18
00g/m2 であり、裏打ち層の厚さは1.0mmであ
った。
て、フタル酸ジオクチル(DOP)からなる可塑剤及び
充填剤入りの再生塩化ビニル樹脂を塗布し、従来の自動
車用マットを製作した。塩化ビニル樹脂の塗布量は18
00g/m2 であり、裏打ち層の厚さは1.0mmであ
った。
【0033】上記により得た各種の自動車用マットにつ
き、マットの重量感、不快臭の有無、車床へのフィット
性を調べたところ、表3のとおりであった。
き、マットの重量感、不快臭の有無、車床へのフィット
性を調べたところ、表3のとおりであった。
【0034】
【表3】 上記表3からわかるように、本発明実施品1〜7は、適
度の重量、硬さ、しなやかさを有し、車床へもぴったり
とフィットするものであり、また、実施品8は実施品1
〜7に較べてやや軽くしなやかさに欠けるが、凹凸の少
ない床形状では問題なく使用でき、またいずれも無臭で
あり不快臭はなかった。これに対し、第2裏打ち層をラ
テックスコンパウンドまたは溶剤型接着剤を介して貼合
わせた比較品1および2は、無臭ではあるが重量、硬さ
共に不足しており、敷設安定性に欠けるものであった。
度の重量、硬さ、しなやかさを有し、車床へもぴったり
とフィットするものであり、また、実施品8は実施品1
〜7に較べてやや軽くしなやかさに欠けるが、凹凸の少
ない床形状では問題なく使用でき、またいずれも無臭で
あり不快臭はなかった。これに対し、第2裏打ち層をラ
テックスコンパウンドまたは溶剤型接着剤を介して貼合
わせた比較品1および2は、無臭ではあるが重量、硬さ
共に不足しており、敷設安定性に欠けるものであった。
【0035】また、本発明に係る第2裏打ち層の表面強
度を調べるため、表2イに示す樹脂及び一般の低密度ポ
リエチレンを用いて発泡倍率を各種に変えた発泡シート
を製作し、それぞれの表皮強度を調べた。表皮強度は次
の条件で測定した。即ち、ビニルクロステープ(積水化
学(株)製)を発泡シートに貼り付けてその上から圧着
ロール(4kg)を2回往復させて接着したのち、15
分間以上標準状態に放置した。その後、各試験片を引張
試験機に取り付け、200mm/分の速さで完全に表皮
が剥離するまで引張り、そのときの強度を測定した。そ
してこれを複数回行い、その平均値で評価した。その結
果を表4に示す。
度を調べるため、表2イに示す樹脂及び一般の低密度ポ
リエチレンを用いて発泡倍率を各種に変えた発泡シート
を製作し、それぞれの表皮強度を調べた。表皮強度は次
の条件で測定した。即ち、ビニルクロステープ(積水化
学(株)製)を発泡シートに貼り付けてその上から圧着
ロール(4kg)を2回往復させて接着したのち、15
分間以上標準状態に放置した。その後、各試験片を引張
試験機に取り付け、200mm/分の速さで完全に表皮
が剥離するまで引張り、そのときの強度を測定した。そ
してこれを複数回行い、その平均値で評価した。その結
果を表4に示す。
【0036】
【表4】 上記表4の結果から、本発明の組成を満足する第2裏打
ち層用の発泡シートは、表皮強度に優れており、従って
本発明に係るマットは、第2裏打ち層の表皮剥離の危険
性を低減できることを確認し得た。
ち層用の発泡シートは、表皮強度に優れており、従って
本発明に係るマットは、第2裏打ち層の表皮剥離の危険
性を低減できることを確認し得た。
【0037】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、カーペット
状のマット基材の裏打ち層を、エチレン−酢酸ビニル共
重合体および/またはペリエチレンを主成分とする第1
裏打ち層と、線状低密度ポリエチレンと、エチレン−酢
酸ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共
重合体とを含有する樹脂組成物を架橋、発泡させてなる
第2裏打ち層とで構成したから、適度の重量、しなやか
さを有して、敷設安定性、保形性に優れ、敷設と取り外
しが頻繁に行われる自動車その他の交通機関用補助マッ
トとして好適なものとなしうる。しかも、第2裏打ち層
が表面強度に優れているため、マット裏面即ち第2裏打
ち層の表面が、床面その他の部位と接触したりこすれた
り、あるいは引っ掛かったりしても、第2裏打ち層の表
皮剥離の危険性を低減でき、強度、耐久性ともに優れた
マットとなしうる。
状のマット基材の裏打ち層を、エチレン−酢酸ビニル共
重合体および/またはペリエチレンを主成分とする第1
裏打ち層と、線状低密度ポリエチレンと、エチレン−酢
酸ビニル共重合体またはエチレン−アクリル酸エチル共
重合体とを含有する樹脂組成物を架橋、発泡させてなる
第2裏打ち層とで構成したから、適度の重量、しなやか
さを有して、敷設安定性、保形性に優れ、敷設と取り外
しが頻繁に行われる自動車その他の交通機関用補助マッ
トとして好適なものとなしうる。しかも、第2裏打ち層
が表面強度に優れているため、マット裏面即ち第2裏打
ち層の表面が、床面その他の部位と接触したりこすれた
り、あるいは引っ掛かったりしても、第2裏打ち層の表
皮剥離の危険性を低減でき、強度、耐久性ともに優れた
マットとなしうる。
【0038】しかもまた、ポリ塩化ビニル樹脂のような
不快臭がなく、かつ裏打ち層が塩素を含まないから焼却
時にも塩素ガスのような有害物質の発生がなく、従って
焼却処理が可能な環境破壊の恐れのないマットとなしう
る。
不快臭がなく、かつ裏打ち層が塩素を含まないから焼却
時にも塩素ガスのような有害物質の発生がなく、従って
焼却処理が可能な環境破壊の恐れのないマットとなしう
る。
【0039】また、第1裏打ち層に粉末充填剤が配合さ
れている場合には、第1裏打ち層ひいてはマット全体に
対して、軟化点の上昇、寸法安定性の向上、剛性の向
上、難燃性の向上、比重増大による重量性の付与、価格
低減等の効果を付与することができる。
れている場合には、第1裏打ち層ひいてはマット全体に
対して、軟化点の上昇、寸法安定性の向上、剛性の向
上、難燃性の向上、比重増大による重量性の付与、価格
低減等の効果を付与することができる。
【0040】また、第2裏打ち層の裏面に、樹脂製の線
状剛性突起からなる係合片が群立状態に植設されたシー
ト状のすべり止め部材が貼着されてなる場合には、床面
に予め敷設されたカーペット状内装材に対して係合片が
食い込んむことにより、マットの一層の横ずれを防止で
きる。
状剛性突起からなる係合片が群立状態に植設されたシー
ト状のすべり止め部材が貼着されてなる場合には、床面
に予め敷設されたカーペット状内装材に対して係合片が
食い込んむことにより、マットの一層の横ずれを防止で
きる。
【図1】この発明を自動車用マットに適用した状態の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
A…マット 1…マット基材 2…第1裏打ち層 3…第2裏打ち層 4…すべり止め部材 6…係合片
Claims (3)
- 【請求項1】 カーペット状のマット基材(1)の裏面
側に、エチレン−酢酸ビニル共重合体および/またはポ
リエチレンを主材とする第1裏打ち層(2)が設けら
れ、さらにこの第1裏打ち層の裏面側に、線状低密度ポ
リエチレンと、エチレン−酢酸ビニル共重合体またはエ
チレン−アクリル酸エチル共重合体とを含有する樹脂組
成物を架橋、発泡させてなる第2裏打ち層(3)が設け
られていることを特徴とする交通機関用補助マット。 - 【請求項2】第1裏打ち層(2)に粉末充填剤が配合さ
れてなる請求項1に記載の交通機関用補助マット。 - 【請求項3】第2裏打ち層(3)の裏面に、樹脂製の線
状剛性突起からなる係合片(6)が群立状態に植設され
たシート状のすべり止め部材(4)が貼着されてなるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の交通機関用補
助マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11074093A JPH06320994A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 交通機関用補助マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11074093A JPH06320994A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 交通機関用補助マット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06320994A true JPH06320994A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14543330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11074093A Pending JPH06320994A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 交通機関用補助マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06320994A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100556825B1 (ko) * | 2004-03-03 | 2006-03-10 | 주식회사 익성 | 차량용 바닥재 및 그 제조방법 |
| JP2006068225A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Orix Interior Corp | 敷物 |
| KR100774769B1 (ko) * | 2006-07-07 | 2007-11-07 | 기아자동차주식회사 | 차량용 플로우카페트 |
| JP2012157496A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Daiwa:Kk | 敷物の裏張り材、敷物及び自動車用マット |
| KR101499063B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-03-09 | 동양화성(주) | 자동차 바닥용 매트 및 그의 제조방법 |
| JP2016084104A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-19 | 林テレンプ株式会社 | 自動車用内装材、及び、その製造方法 |
| US10253452B2 (en) | 2013-12-08 | 2019-04-09 | Hyundai Motor Company | Auxiliary mat for vehicle and apparatus for processing the same |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP11074093A patent/JPH06320994A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100556825B1 (ko) * | 2004-03-03 | 2006-03-10 | 주식회사 익성 | 차량용 바닥재 및 그 제조방법 |
| JP2006068225A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Orix Interior Corp | 敷物 |
| KR100774769B1 (ko) * | 2006-07-07 | 2007-11-07 | 기아자동차주식회사 | 차량용 플로우카페트 |
| JP2012157496A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Daiwa:Kk | 敷物の裏張り材、敷物及び自動車用マット |
| KR101499063B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-03-09 | 동양화성(주) | 자동차 바닥용 매트 및 그의 제조방법 |
| US10253452B2 (en) | 2013-12-08 | 2019-04-09 | Hyundai Motor Company | Auxiliary mat for vehicle and apparatus for processing the same |
| JP2016084104A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-19 | 林テレンプ株式会社 | 自動車用内装材、及び、その製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20140017439A1 (en) | Carpet Comprising A Propylene-Based Elastomer and Methods of Making the Same | |
| KR20010013018A (ko) | 낮은 모듈러스의 열가소성 올레핀 조성물 | |
| JPH05254369A (ja) | 成形性敷物 | |
| DE3043674A1 (de) | Extrudierbare masse fuer die herstellung einer thermoplastischen, schall- und waermedaemmenden unterschicht fuer teppiche sowie teppiche mit einer solchen, extrudierten unterschicht und verfahren zu deren herstellung | |
| CN1132533A (zh) | 低弹的和尺寸稳定的地毯 | |
| JPH06320994A (ja) | 交通機関用補助マット | |
| JP4160874B2 (ja) | 壁紙およびその製造方法 | |
| CN114263045B (zh) | 层压板 | |
| WO2023232272A1 (en) | Sheet containing a thermoplastic elastomer, preparation method and use | |
| JP3145073B2 (ja) | 装飾シート及びその製造方法 | |
| JPH11129421A (ja) | 発泡積層シート | |
| JP2006037274A (ja) | 床材用シート、及びタイルカーペット | |
| JP2007536440A (ja) | ポリビニルブチラールを含む床の敷物およびそれを作製する方法 | |
| JP2747440B2 (ja) | マット | |
| JPH0651220U (ja) | 滑り止め手袋及び靴下 | |
| JP2005312782A (ja) | 無公害タイプのリサイクルカーペットおよびその製造方法 | |
| JP2514802B2 (ja) | カ−ペツト用裏打ち組成物 | |
| JP3749760B2 (ja) | カーペット | |
| JPH11181166A (ja) | オレフィン系共重合体組成物及び装飾シート | |
| JP2003293219A (ja) | 難燃性ポリオレフィン繊維およびこれを用いた繊維組成物と繊維積層体 | |
| JPS60226333A (ja) | 自動車用カ−ペツト | |
| JP2004174768A (ja) | 透湿性シート及びそれを用いた糞尿堆積物被覆材 | |
| JP2000079659A (ja) | レザ―調物品用素材及びそれが基材に積層されたレザ―調物品 | |
| JPH0118426Y2 (ja) | ||
| KR20250118084A (ko) | 자동차 시트커버용 열가소성 폴리올레핀 인조가죽 및 이의 제조방법 |