JPH06321690A - 半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法 - Google Patents
半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法Info
- Publication number
- JPH06321690A JPH06321690A JP5111526A JP11152693A JPH06321690A JP H06321690 A JPH06321690 A JP H06321690A JP 5111526 A JP5111526 A JP 5111526A JP 11152693 A JP11152693 A JP 11152693A JP H06321690 A JPH06321690 A JP H06321690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diamond film
- semiconductor diamond
- phase synthesis
- forming
- semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクセプタ準位を形成するB原子を気相合成
時に効率よく導入し、導電性の高い(すなわち、活性化
率の高い)p形の半導体ダイヤモンド膜を形成する方法
を提供すると共に、気相合成後の半導体ダイヤモンド膜
の活性化率を高めることのできる処理方法を提供する。 【構成】 気相合成法によって半導体ダイヤモンド膜を
形成するに際し、反応ガス中に、BR3 (R;炭化水素
基)の構造からなるホウ素化合物を、反応ガス中の炭素
原子数に対するホウ素原子数の比;B/Cが100〜1
0000ppmとなるように添加する。また、気相合成
法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に、800
〜1500℃の温度で加熱処理を施すか又は紫外線を照
射する。
時に効率よく導入し、導電性の高い(すなわち、活性化
率の高い)p形の半導体ダイヤモンド膜を形成する方法
を提供すると共に、気相合成後の半導体ダイヤモンド膜
の活性化率を高めることのできる処理方法を提供する。 【構成】 気相合成法によって半導体ダイヤモンド膜を
形成するに際し、反応ガス中に、BR3 (R;炭化水素
基)の構造からなるホウ素化合物を、反応ガス中の炭素
原子数に対するホウ素原子数の比;B/Cが100〜1
0000ppmとなるように添加する。また、気相合成
法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に、800
〜1500℃の温度で加熱処理を施すか又は紫外線を照
射する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子工業において耐環
境性素子などの半導体材料として用いられる半導体ダイ
ヤモンド膜の形成方法及び処理方法に関する。
境性素子などの半導体材料として用いられる半導体ダイ
ヤモンド膜の形成方法及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体特性を示すダイヤモンドを形成す
るためには、ドナー準位やアクセプタ準位を形成する不
純物元素をダイヤモンドの格子中に導入する必要があ
る。一般的に、シリコンやダイヤモンドのようなIV族
元素半導体の場合には、ホウ素(B)のようなIII族
元素を導入することにより、p形の導電性制御を行うこ
とができると考えられおり、実際に天然のダイヤモンド
においてもBを含むp形のダイヤモンドの存在が知られ
ている。
るためには、ドナー準位やアクセプタ準位を形成する不
純物元素をダイヤモンドの格子中に導入する必要があ
る。一般的に、シリコンやダイヤモンドのようなIV族
元素半導体の場合には、ホウ素(B)のようなIII族
元素を導入することにより、p形の導電性制御を行うこ
とができると考えられおり、実際に天然のダイヤモンド
においてもBを含むp形のダイヤモンドの存在が知られ
ている。
【0003】また、メタンや一酸化炭素などの炭素源ガ
スと水素ガスなどを混合した原料ガスをプラズマなどで
分解することによってダイヤモンドを合成する気相合成
(CVD)法においても、合成時の反応ガス中にジボラ
ン(B2 H6 )ガスや粉末ほう酸(B2 O3 )を溶媒に
溶かし気化させたガスを添加することにより、p形の膜
が得られている。
スと水素ガスなどを混合した原料ガスをプラズマなどで
分解することによってダイヤモンドを合成する気相合成
(CVD)法においても、合成時の反応ガス中にジボラ
ン(B2 H6 )ガスや粉末ほう酸(B2 O3 )を溶媒に
溶かし気化させたガスを添加することにより、p形の膜
が得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、p形の半導
体特性を示すダイヤモンド膜を気相合成(CVD)法に
よって効率よく形成するためには、B原子が反応ガス中
の仕込量に対しどれだけダイヤモンド格子に置換するか
の割合、いわゆる活性化率を高くする必要がある。
体特性を示すダイヤモンド膜を気相合成(CVD)法に
よって効率よく形成するためには、B原子が反応ガス中
の仕込量に対しどれだけダイヤモンド格子に置換するか
の割合、いわゆる活性化率を高くする必要がある。
【0005】しかし、上記のように反応ガス中にジボラ
ン(B2 H6 )や気化されたほう酸(B2 O3 )を添加
する方法を採用しても、その活性化率は非常に低く、1
%以下の値しか得られていない。
ン(B2 H6 )や気化されたほう酸(B2 O3 )を添加
する方法を採用しても、その活性化率は非常に低く、1
%以下の値しか得られていない。
【0006】以上のように、これまでに行われてきた半
導体ダイヤモンド膜の形成方法は効率の点などで不十分
であるため、活性化率の高い新しい添加ガスが必要とさ
れていた。
導体ダイヤモンド膜の形成方法は効率の点などで不十分
であるため、活性化率の高い新しい添加ガスが必要とさ
れていた。
【0007】また、気相合成後の半導体ダイヤモンド膜
になんらかの処理を施すことによって活性化率を高める
ような試みも一切行われていなかった。本発明は、前記
従来技術の課題を解決するため、アクセプタ準位を形成
するB原子を気相合成時に効率よく導入し、導電性の高
い(すなわち、活性化率の高い)p形の半導体ダイヤモ
ンド膜を形成する方法を提供すると共に、気相合成後の
半導体ダイヤモンド膜の活性化率を高めることのできる
処理方法を提供することを目的とする。
になんらかの処理を施すことによって活性化率を高める
ような試みも一切行われていなかった。本発明は、前記
従来技術の課題を解決するため、アクセプタ準位を形成
するB原子を気相合成時に効率よく導入し、導電性の高
い(すなわち、活性化率の高い)p形の半導体ダイヤモ
ンド膜を形成する方法を提供すると共に、気相合成後の
半導体ダイヤモンド膜の活性化率を高めることのできる
処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体ダイヤモンド膜の形成方法は、
気相合成法による半導体ダイヤモンド膜の形成方法であ
って、反応ガス中に所定量のBR3 (但し、Rは炭化水
素基)の構造からなるホウ素化合物を含ませて堆積させ
ることを特徴とする。
め、本発明に係る半導体ダイヤモンド膜の形成方法は、
気相合成法による半導体ダイヤモンド膜の形成方法であ
って、反応ガス中に所定量のBR3 (但し、Rは炭化水
素基)の構造からなるホウ素化合物を含ませて堆積させ
ることを特徴とする。
【0009】また、前記本発明の形成方法の構成におい
ては、反応ガス中の炭素原子数に対するホウ素原子数の
比(B/C)値が100〜10000ppmであるのが
好ましい。
ては、反応ガス中の炭素原子数に対するホウ素原子数の
比(B/C)値が100〜10000ppmであるのが
好ましい。
【0010】また、前記本発明の形成方法の構成におい
ては、Rがメチル基であるのが好ましい。また、本発明
に係る半導体ダイヤモンド膜の第1の処理方法は、気相
合成法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に、所
定温度で加熱処理を施すものである。
ては、Rがメチル基であるのが好ましい。また、本発明
に係る半導体ダイヤモンド膜の第1の処理方法は、気相
合成法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に、所
定温度で加熱処理を施すものである。
【0011】また、前記第1の処理方法の構成において
は、800〜1500℃の温度で加熱処理を施すのが好
ましい。また、前記第1の処理方法の構成においては、
加熱処理を施す半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR
3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合
物を含んだ反応ガスによって形成された膜であるのが好
ましい。
は、800〜1500℃の温度で加熱処理を施すのが好
ましい。また、前記第1の処理方法の構成においては、
加熱処理を施す半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR
3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合
物を含んだ反応ガスによって形成された膜であるのが好
ましい。
【0012】また、本発明に係る半導体ダイヤモンド膜
の第2の処理方法は、気相合成法によって形成された半
導体ダイヤモンド膜に、紫外線を照射するものである。
また、前記第2の処理方法の構成においては、紫外線を
照射する半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但
し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を含
んだ反応ガスによって形成された膜であるのが好まし
い。
の第2の処理方法は、気相合成法によって形成された半
導体ダイヤモンド膜に、紫外線を照射するものである。
また、前記第2の処理方法の構成においては、紫外線を
照射する半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但
し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を含
んだ反応ガスによって形成された膜であるのが好まし
い。
【0013】また、前記第2の処理方法の構成において
は、紫外線としてエキシマレーザを用いるのが好まし
い。
は、紫外線としてエキシマレーザを用いるのが好まし
い。
【0014】
【作用】前記本発明の形成方法の構成によれば、反応時
の分解が容易で、かつダイヤモンド格子に取り込まれ易
いため、活性化率の向上を図ることができ、その結果、
導電率の高いp形の半導体ダイヤモンド膜を制御性よく
形成することができる。
の分解が容易で、かつダイヤモンド格子に取り込まれ易
いため、活性化率の向上を図ることができ、その結果、
導電率の高いp形の半導体ダイヤモンド膜を制御性よく
形成することができる。
【0015】また、前記本発明の形成方法の構成におい
て、Rがメチル基であるという好ましい構成によれば、
添加が容易で、かつ制御性よくBをドーピングすること
ができるので、p形の半導体ダイヤモンド膜を効率よく
形成することができる。
て、Rがメチル基であるという好ましい構成によれば、
添加が容易で、かつ制御性よくBをドーピングすること
ができるので、p形の半導体ダイヤモンド膜を効率よく
形成することができる。
【0016】また、前記本発明の第1の処理方法によれ
ば、半導体ダイヤモンド膜中に取り込まれている不活性
なB原子を活性な形に変換することができる。また、前
記第1の処理方法の構成において、加熱処理を施す半導
体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但し、Rは炭化
水素基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ反応ガス
によって形成された膜であるという好ましい構成によれ
ば、B原子の活性化率をより効率的に向上させることが
できる。
ば、半導体ダイヤモンド膜中に取り込まれている不活性
なB原子を活性な形に変換することができる。また、前
記第1の処理方法の構成において、加熱処理を施す半導
体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但し、Rは炭化
水素基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ反応ガス
によって形成された膜であるという好ましい構成によれ
ば、B原子の活性化率をより効率的に向上させることが
できる。
【0017】また、前記本発明の第2の処理方法によれ
ば、半導体ダイヤモンド膜中に取り込まれている不活性
なB原子を容易かつ迅速に活性化することができる。ま
た、前記第2の処理方法の構成において、紫外線を照射
する半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但し、
Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ
反応ガスによって形成された膜であるという好ましい構
成によれば、B原子の活性化率をより効率的に向上させ
ることができる。
ば、半導体ダイヤモンド膜中に取り込まれている不活性
なB原子を容易かつ迅速に活性化することができる。ま
た、前記第2の処理方法の構成において、紫外線を照射
する半導体ダイヤモンド膜が、所定量のBR3 (但し、
Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ
反応ガスによって形成された膜であるという好ましい構
成によれば、B原子の活性化率をより効率的に向上させ
ることができる。
【0018】また、前記第2の処理方法の構成におい
て、紫外線としてエキシマレーザを用いるという好まし
い構成によれば、高エネルギー密度の紫外線を容易に得
ることができるので、紫外線の照射を効率よく行うこと
ができる。
て、紫外線としてエキシマレーザを用いるという好まし
い構成によれば、高エネルギー密度の紫外線を容易に得
ることができるので、紫外線の照射を効率よく行うこと
ができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。まず、反応ガス中に所定量のBR3 (R;
炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を添加して半
導体ダイヤモンド膜を形成する方法について説明する。
に説明する。まず、反応ガス中に所定量のBR3 (R;
炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を添加して半
導体ダイヤモンド膜を形成する方法について説明する。
【0020】本発明の方法による半導体ダイヤモンド膜
を得るための気相合成(CVD)法としては、一般的に
行われているいずれの方法でもよく、例えば、マイクロ
波プラズマCVD法、熱フィラメント法、DCプラズマ
CVD法などが挙げられる。中でも、マイクロ波プラズ
マCVD法は再現性や得られるダイヤモンド膜の膜質の
点で好ましい。また、これらの気相合成法において、所
定量のBR3 (R;炭化水素基)の構造からなるホウ素
化合物を添加する原料ガスとしては、ごく一般的に用い
られているものでよく、例えば、一酸化炭素やメタンを
水素ガスで1〜10%程度に希釈したものでよい。ホウ
素化合物の添加量は、目的とする半導体ダイヤモンド膜
の導電率などの特性値に合せて制御するが、一般的な値
としては反応ガス中の炭素原子数に対するホウ素原子数
の比(B/C値)が100〜10000ppm程度とな
るようにする。また、使用する基板の素材も特に限定さ
れるものではないが、通常、シリコン、石英、ダイヤモ
ンド等が用いられる。
を得るための気相合成(CVD)法としては、一般的に
行われているいずれの方法でもよく、例えば、マイクロ
波プラズマCVD法、熱フィラメント法、DCプラズマ
CVD法などが挙げられる。中でも、マイクロ波プラズ
マCVD法は再現性や得られるダイヤモンド膜の膜質の
点で好ましい。また、これらの気相合成法において、所
定量のBR3 (R;炭化水素基)の構造からなるホウ素
化合物を添加する原料ガスとしては、ごく一般的に用い
られているものでよく、例えば、一酸化炭素やメタンを
水素ガスで1〜10%程度に希釈したものでよい。ホウ
素化合物の添加量は、目的とする半導体ダイヤモンド膜
の導電率などの特性値に合せて制御するが、一般的な値
としては反応ガス中の炭素原子数に対するホウ素原子数
の比(B/C値)が100〜10000ppm程度とな
るようにする。また、使用する基板の素材も特に限定さ
れるものではないが、通常、シリコン、石英、ダイヤモ
ンド等が用いられる。
【0021】次に、気相合成(CVD)法によって形成
した半導体ダイヤモンド膜に、所定温度の加熱処理を施
す方法について説明する。加熱処理を施す半導体ダイヤ
モンド膜は、通常の方法で形成された半導体ダイヤモン
ド膜でよいが、特に上記のようにBR3 (R;炭化水素
基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ反応ガスによ
って形成された半導体ダイヤモンド膜を用いれば、B原
子の活性化率をより効率的に向上させることができ好ま
しい。
した半導体ダイヤモンド膜に、所定温度の加熱処理を施
す方法について説明する。加熱処理を施す半導体ダイヤ
モンド膜は、通常の方法で形成された半導体ダイヤモン
ド膜でよいが、特に上記のようにBR3 (R;炭化水素
基)の構造からなるホウ素化合物を含んだ反応ガスによ
って形成された半導体ダイヤモンド膜を用いれば、B原
子の活性化率をより効率的に向上させることができ好ま
しい。
【0022】加熱方法としては、一般的にアニール処理
に用いられる管状炉又は赤外線ランプによる加熱でよい
が、加熱温度は800℃以上が好ましい。尚、ダイヤモ
ンドの場合、1500℃以上でグラファイト化が起こる
ので、加熱温度の上限は1300℃程度が好ましい。ま
た、加熱処理は、アルゴン雰囲気中かまたは圧力が10
-6Torr以下の真空中で行うのが好ましい。加熱時間
は、処理温度や雰囲気との兼ね合いもあり、特に限定す
ることはできないが、通常、10〜30分程度である。
に用いられる管状炉又は赤外線ランプによる加熱でよい
が、加熱温度は800℃以上が好ましい。尚、ダイヤモ
ンドの場合、1500℃以上でグラファイト化が起こる
ので、加熱温度の上限は1300℃程度が好ましい。ま
た、加熱処理は、アルゴン雰囲気中かまたは圧力が10
-6Torr以下の真空中で行うのが好ましい。加熱時間
は、処理温度や雰囲気との兼ね合いもあり、特に限定す
ることはできないが、通常、10〜30分程度である。
【0023】次に、気相合成(CVD)法によって形成
された半導体ダイヤモンド膜に、紫外線を照射する方法
について説明する。この場合においても、加熱処理を施
す場合と同様、紫外線を照射する半導体ダイヤモンド膜
は、通常の方法で形成された半導体ダイヤモンド膜でよ
いが、特に上記のようにBR3 (R;炭化水素基)の構
造からなるのホウ素化合物を含んだ反応ガスによって形
成された半導体ダイヤモンド膜を用いれば、B原子の活
性化率をより効率的に向上させることができ好ましい。
された半導体ダイヤモンド膜に、紫外線を照射する方法
について説明する。この場合においても、加熱処理を施
す場合と同様、紫外線を照射する半導体ダイヤモンド膜
は、通常の方法で形成された半導体ダイヤモンド膜でよ
いが、特に上記のようにBR3 (R;炭化水素基)の構
造からなるのホウ素化合物を含んだ反応ガスによって形
成された半導体ダイヤモンド膜を用いれば、B原子の活
性化率をより効率的に向上させることができ好ましい。
【0024】紫外線の光源としては、重水素ランプ、窒
素レーザ、エキシマレーザなどが挙げられる。中でも、
エキシマレーザ(波長;248nmや179nmなど)
は、高エネルギー密度の紫外線を容易に得ることができ
るために、紫外線の照射を効率よく行うことができ好ま
しい。照射方法としては、連続光又はパルス光のいずれ
でもよく、また、照射紫外線のエネルギー密度を0.1
〜10J/cm2 程度に高めるためにレンズで集光する
手段も用いられる。尚、照射面積が大きく、紫外線を広
い範囲にわたって照射することができない場合には、半
導体ダイヤモンド膜を並進移動させるか、又は紫外線を
スキャンさせるなどの方法が用いられる。また、この方
法による紫外線照射は、酸素雰囲気中かまたは圧力が1
0-6Torr以下の真空中で行うのが好ましい。
素レーザ、エキシマレーザなどが挙げられる。中でも、
エキシマレーザ(波長;248nmや179nmなど)
は、高エネルギー密度の紫外線を容易に得ることができ
るために、紫外線の照射を効率よく行うことができ好ま
しい。照射方法としては、連続光又はパルス光のいずれ
でもよく、また、照射紫外線のエネルギー密度を0.1
〜10J/cm2 程度に高めるためにレンズで集光する
手段も用いられる。尚、照射面積が大きく、紫外線を広
い範囲にわたって照射することができない場合には、半
導体ダイヤモンド膜を並進移動させるか、又は紫外線を
スキャンさせるなどの方法が用いられる。また、この方
法による紫外線照射は、酸素雰囲気中かまたは圧力が1
0-6Torr以下の真空中で行うのが好ましい。
【0025】以下に具体的実施例を挙げて、本発明をよ
り詳細に説明する。 (実施例1)添加するホウ素化合物として、トリメチル
ボロン(B(CH3 )3 ;R=CH 3 )を用いた場合に
ついて説明する。
り詳細に説明する。 (実施例1)添加するホウ素化合物として、トリメチル
ボロン(B(CH3 )3 ;R=CH 3 )を用いた場合に
ついて説明する。
【0026】半導体ダイヤモンド膜を堆積する方法とし
ては、マイクロ波プラズマCVD法を用いた。また、基
板としては、ダイヤモンド基板を用いた。まず、基板を
設置した真空槽内を真空ポンプによって十分に排気した
後、反応ガスである一酸化炭素(CO)とトリメチルボ
ロンが混合された水素ガス(H2+B(CH3 )3 )を
真空槽内に導入した。その導入量は、一酸化炭素を5s
ccm、トリメチルボロンが混合された水素ガスを95
sccmにし、反応ガス中に含まれているB原子の量
は、水素によるトリメチルボロンの希釈率を変化させる
ことによって制御した。本実施例1における制御幅は、
B/C値=100〜5000ppmである。半導体ダイ
ヤモンド膜の形成は、これらのガスが導入された真空槽
内の圧力を20Torrに調節した後、マイクロ波(3
00W)を基板付近に印加することによって行った。マ
イクロ波を印加することにより、反応ガスがプラズマ状
となり、基板上にp形の単結晶ダイヤモンド膜を形成す
ることができた。尚、この時の基板温度は800〜90
0℃である。比較のため、添加するホウ素化合物として
ジボラン(B2 H6 )を用い、同じB/C値、同じ堆積
条件で半導体ダイヤモンド膜を形成した。得られた半導
体ダイヤモンド膜をラマン分光法やカソードルミネセン
ス(CL)等で評価したところ、いずれの添加ガスを用
いた場合も良質であり、構造的な相違も見られなかっ
た。
ては、マイクロ波プラズマCVD法を用いた。また、基
板としては、ダイヤモンド基板を用いた。まず、基板を
設置した真空槽内を真空ポンプによって十分に排気した
後、反応ガスである一酸化炭素(CO)とトリメチルボ
ロンが混合された水素ガス(H2+B(CH3 )3 )を
真空槽内に導入した。その導入量は、一酸化炭素を5s
ccm、トリメチルボロンが混合された水素ガスを95
sccmにし、反応ガス中に含まれているB原子の量
は、水素によるトリメチルボロンの希釈率を変化させる
ことによって制御した。本実施例1における制御幅は、
B/C値=100〜5000ppmである。半導体ダイ
ヤモンド膜の形成は、これらのガスが導入された真空槽
内の圧力を20Torrに調節した後、マイクロ波(3
00W)を基板付近に印加することによって行った。マ
イクロ波を印加することにより、反応ガスがプラズマ状
となり、基板上にp形の単結晶ダイヤモンド膜を形成す
ることができた。尚、この時の基板温度は800〜90
0℃である。比較のため、添加するホウ素化合物として
ジボラン(B2 H6 )を用い、同じB/C値、同じ堆積
条件で半導体ダイヤモンド膜を形成した。得られた半導
体ダイヤモンド膜をラマン分光法やカソードルミネセン
ス(CL)等で評価したところ、いずれの添加ガスを用
いた場合も良質であり、構造的な相違も見られなかっ
た。
【0027】そこで、これらの膜の電気的特性を調べる
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定及びホール測定を行った。その結
果、同じB/C値で形成した膜であるにもかかわらず、
トリメチルボロンを用いて形成した膜の方が導電率が高
かった。例えばB/C=500ppmの場合、300ケ
ルビンにおける導電率は、ジボランを添加した場合は4
×10-1(1/Ω・cm)であったのに対し、トリメチ
ルボロンを添加した場合は1×100 (1/Ω・cm)
であった。また、B/C値を変えた場合においても、導
電率はトリメチルボロンを添加した場合の方がジボラン
を添加した場合よりも2〜5倍程度大きかった。また、
ホール測定から得られた移動度も、トリメチルボロンを
添加して形成した膜の値はジボランを添加して形成した
膜の値と同程度か若干大きい値が得られた。これらのこ
とから、トリメチルボロンを添加した反応ガスを用いれ
ば、B原子の活性化率の向上を図れることが分かった。
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定及びホール測定を行った。その結
果、同じB/C値で形成した膜であるにもかかわらず、
トリメチルボロンを用いて形成した膜の方が導電率が高
かった。例えばB/C=500ppmの場合、300ケ
ルビンにおける導電率は、ジボランを添加した場合は4
×10-1(1/Ω・cm)であったのに対し、トリメチ
ルボロンを添加した場合は1×100 (1/Ω・cm)
であった。また、B/C値を変えた場合においても、導
電率はトリメチルボロンを添加した場合の方がジボラン
を添加した場合よりも2〜5倍程度大きかった。また、
ホール測定から得られた移動度も、トリメチルボロンを
添加して形成した膜の値はジボランを添加して形成した
膜の値と同程度か若干大きい値が得られた。これらのこ
とから、トリメチルボロンを添加した反応ガスを用いれ
ば、B原子の活性化率の向上を図れることが分かった。
【0028】尚、基板としてダイヤモンド以外のもの、
例えば、石英やシリコンを用いて、多結晶状のp形ダイ
ヤモンド膜を形成した場合においても、同様の結果が得
られた。
例えば、石英やシリコンを用いて、多結晶状のp形ダイ
ヤモンド膜を形成した場合においても、同様の結果が得
られた。
【0029】また、原料ガス中の炭素源ガスとして一酸
化炭素の代わりにメタンを用いた場合や他の堆積方法
(例えば、熱フィラメント法等)で行った場合において
も、同様の結果が得られた。
化炭素の代わりにメタンを用いた場合や他の堆積方法
(例えば、熱フィラメント法等)で行った場合において
も、同様の結果が得られた。
【0030】(実施例2)次に、マイクロ波プラズマC
VD法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に加熱
処理を施す場合について説明する。
VD法によって形成された半導体ダイヤモンド膜に加熱
処理を施す場合について説明する。
【0031】試料としては、反応ガスとして一酸化炭素
(CO)と水素ガス、添加ガスとしてジボラン又はトリ
メチルボロンを用い、石英基板上に形成された多結晶の
半導体ダイヤモンド膜を使用した。いずれの添加ガスを
用いる場合も、B/C=2000ppmとした。また、
半導体ダイヤモンド膜の加熱方法としては、赤外線によ
るランプアニール装置を用いた。
(CO)と水素ガス、添加ガスとしてジボラン又はトリ
メチルボロンを用い、石英基板上に形成された多結晶の
半導体ダイヤモンド膜を使用した。いずれの添加ガスを
用いる場合も、B/C=2000ppmとした。また、
半導体ダイヤモンド膜の加熱方法としては、赤外線によ
るランプアニール装置を用いた。
【0032】まず、基板を設置した真空槽内を真空ポン
プによって1×10-7Torrまで排気し、赤外線ラン
プ加熱によって1200℃まで昇温し、10分間にわた
って1200℃を保持した後、ランプを切って冷却し
た。この冷却過程において、半導体ダイヤモンド膜の温
度が600℃程度になった段階で真空槽内に酸素を導入
し、加熱中に形成されたグラファイト層の除去を行っ
た。このようにして加熱処理を施した半導体ダイヤモン
ド膜を、ラマン分光法やカソードルミネセンス(C
L)、電子エネルギー損失分光法(EELS)等で評価
した結果、グラファイト層は観測されなかった。
プによって1×10-7Torrまで排気し、赤外線ラン
プ加熱によって1200℃まで昇温し、10分間にわた
って1200℃を保持した後、ランプを切って冷却し
た。この冷却過程において、半導体ダイヤモンド膜の温
度が600℃程度になった段階で真空槽内に酸素を導入
し、加熱中に形成されたグラファイト層の除去を行っ
た。このようにして加熱処理を施した半導体ダイヤモン
ド膜を、ラマン分光法やカソードルミネセンス(C
L)、電子エネルギー損失分光法(EELS)等で評価
した結果、グラファイト層は観測されなかった。
【0033】そこで、これらの膜の電気的特性を調べる
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定を行った。その結果、加熱処理を
施す前後でジボランを添加した膜又はトリメチルボロン
を添加した膜のいずれの場合にも、導電率の向上が確認
された。中でも、トリメチルボロンを添加した膜の方が
導電率の向上の割合が大きかった。また、基板としてダ
イヤモンド基板を用い、単結晶のp形ダイヤモンド膜を
形成した場合においても、同様の結果を得ることができ
た。
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定を行った。その結果、加熱処理を
施す前後でジボランを添加した膜又はトリメチルボロン
を添加した膜のいずれの場合にも、導電率の向上が確認
された。中でも、トリメチルボロンを添加した膜の方が
導電率の向上の割合が大きかった。また、基板としてダ
イヤモンド基板を用い、単結晶のp形ダイヤモンド膜を
形成した場合においても、同様の結果を得ることができ
た。
【0034】(実施例3)次に、マイクロ波プラズマC
VD法で形成された半導体ダイヤモンド膜に紫外線を照
射する場合について説明する。
VD法で形成された半導体ダイヤモンド膜に紫外線を照
射する場合について説明する。
【0035】試料としては、反応ガスとして一酸化炭素
(CO)と水素ガス、添加ガスとしてジボラン又はトリ
メチルボロンを用い、石英基板上に形成された多結晶の
半導体ダイヤモンド膜を使用した。いずれの添加ガスを
用いる場合も、B/C=2000ppmとした。また、
紫外線の照射方法としては、KrFのエキシマレーザ
(波長;248nm)光を用いた。
(CO)と水素ガス、添加ガスとしてジボラン又はトリ
メチルボロンを用い、石英基板上に形成された多結晶の
半導体ダイヤモンド膜を使用した。いずれの添加ガスを
用いる場合も、B/C=2000ppmとした。また、
紫外線の照射方法としては、KrFのエキシマレーザ
(波長;248nm)光を用いた。
【0036】まず、基板を設置した真空槽内を真空ポン
プによって1×10-7Torrまで排気した後、レーザ
光を1パルス当り100〜200mJのエネルギー条件
で10〜1000回だけ照射した。その時の平均照射エ
ネルギー密度は0.5〜2J/cm2 であった。紫外線
を照射した後、試料を酸素雰囲気中で600℃に加熱
し、10分間にわたってアニール処理を行った。これ
は、紫外線照射によって形成されたグラファイト層を除
去するための処理である。このようにして紫外線照射と
アニール処理を施された半導体ダイヤモンド膜を、ラマ
ン分光法やカソードルミネセンス(CL)、電子エネル
ギー損失分光法(EELS)等で評価した結果、グラフ
ァイト層は観測されなかった。
プによって1×10-7Torrまで排気した後、レーザ
光を1パルス当り100〜200mJのエネルギー条件
で10〜1000回だけ照射した。その時の平均照射エ
ネルギー密度は0.5〜2J/cm2 であった。紫外線
を照射した後、試料を酸素雰囲気中で600℃に加熱
し、10分間にわたってアニール処理を行った。これ
は、紫外線照射によって形成されたグラファイト層を除
去するための処理である。このようにして紫外線照射と
アニール処理を施された半導体ダイヤモンド膜を、ラマ
ン分光法やカソードルミネセンス(CL)、電子エネル
ギー損失分光法(EELS)等で評価した結果、グラフ
ァイト層は観測されなかった。
【0037】そこで、これらの膜の電気的特性を調べる
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定を行った。その結果、紫外線を照
射する前後でジボランを添加した膜又はトリメチルボロ
ンを添加した膜のいずれの場合にも、導電率の向上が確
認された。中でも、トリメチルボロンを添加した膜の方
が導電率の向上の割合が大きかった。また、基板として
ダイヤモンド基板を用い、単結晶のp形ダイヤモンド膜
を形成した場合においても、同様の結果を得ることがで
きた。
ために、電子ビーム蒸着法によってチタン(Ti)電極
を形成し、導電率測定を行った。その結果、紫外線を照
射する前後でジボランを添加した膜又はトリメチルボロ
ンを添加した膜のいずれの場合にも、導電率の向上が確
認された。中でも、トリメチルボロンを添加した膜の方
が導電率の向上の割合が大きかった。また、基板として
ダイヤモンド基板を用い、単結晶のp形ダイヤモンド膜
を形成した場合においても、同様の結果を得ることがで
きた。
【0038】上記した手順において、紫外線照射後の酸
素雰囲気中でのアニール処理を省くために、酸素雰囲気
中で紫外線の照射を行った。基板を設置した真空槽内を
真空ポンプによって1×10-7Torrまで排気し、真
空槽内に酸素ガスを導入し、圧力が1Torr前後にな
るように調節した後、レーザ光を照射した。レーザ光の
照射は、上記と同じ条件で行った。このようにすること
により、紫外線照射後のアニール処理を行うことなくグ
ラファイト層を除去することが可能となり、半導体ダイ
ヤモンド膜の導電率をさらに向上させることができた。
素雰囲気中でのアニール処理を省くために、酸素雰囲気
中で紫外線の照射を行った。基板を設置した真空槽内を
真空ポンプによって1×10-7Torrまで排気し、真
空槽内に酸素ガスを導入し、圧力が1Torr前後にな
るように調節した後、レーザ光を照射した。レーザ光の
照射は、上記と同じ条件で行った。このようにすること
により、紫外線照射後のアニール処理を行うことなくグ
ラファイト層を除去することが可能となり、半導体ダイ
ヤモンド膜の導電率をさらに向上させることができた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体ダイヤモンド膜の形成方法によれば、反応時の分解が
容易で、かつダイヤモンド格子に取り込まれ易いため、
活性化率の向上を図ることができ、その結果、導電率の
高いp形の半導体ダイヤモンド膜を制御性よく形成する
ことができる。これにより、半導体ダイヤモンド膜を用
いた種々のデバイスの作製が可能となり、耐環境性半導
体素子への応用など本発明の工業的価値は高い。
体ダイヤモンド膜の形成方法によれば、反応時の分解が
容易で、かつダイヤモンド格子に取り込まれ易いため、
活性化率の向上を図ることができ、その結果、導電率の
高いp形の半導体ダイヤモンド膜を制御性よく形成する
ことができる。これにより、半導体ダイヤモンド膜を用
いた種々のデバイスの作製が可能となり、耐環境性半導
体素子への応用など本発明の工業的価値は高い。
【0040】また、本発明の形成方法の構成において、
Rがメチル基であるという好ましい構成によれば、添加
が容易で、かつ制御性よくBをドーピングすることがで
きるので、p形の半導体ダイヤモンド膜を効率よく形成
することができる。
Rがメチル基であるという好ましい構成によれば、添加
が容易で、かつ制御性よくBをドーピングすることがで
きるので、p形の半導体ダイヤモンド膜を効率よく形成
することができる。
【0041】また、本発明に係る半導体ダイヤモンド膜
の第1の処理方法によれば、半導体ダイヤモンド膜中に
取り込まれている不活性なB原子を活性な形に変換する
ことができる。
の第1の処理方法によれば、半導体ダイヤモンド膜中に
取り込まれている不活性なB原子を活性な形に変換する
ことができる。
【0042】また、本発明第1の処理方法の構成におい
て、加熱処理を施す半導体ダイヤモンド膜が、所定量の
BR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素
化合物を含んだ反応ガスによって形成された膜であると
いう好ましい構成によれば、B原子の活性化率をより効
率的に向上させることができる。
て、加熱処理を施す半導体ダイヤモンド膜が、所定量の
BR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素
化合物を含んだ反応ガスによって形成された膜であると
いう好ましい構成によれば、B原子の活性化率をより効
率的に向上させることができる。
【0043】また、本発明に係る半導体ダイヤモンド膜
の第2の処理方法によれば、半導体ダイヤモンド膜中に
取り込まれている不活性なB原子を容易かつ迅速に活性
化することができる。
の第2の処理方法によれば、半導体ダイヤモンド膜中に
取り込まれている不活性なB原子を容易かつ迅速に活性
化することができる。
【0044】また、本発明の第2の処理方法の構成にお
いて、紫外線を照射する半導体ダイヤモンド膜が、所定
量のBR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホ
ウ素化合物を含んだ反応ガスによって形成された膜であ
るという好ましい構成によれば、B原子の活性化率をよ
り効率的に向上させることができる。
いて、紫外線を照射する半導体ダイヤモンド膜が、所定
量のBR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造からなるホ
ウ素化合物を含んだ反応ガスによって形成された膜であ
るという好ましい構成によれば、B原子の活性化率をよ
り効率的に向上させることができる。
【0045】また、本発明の第2の処理方法の構成にお
いて、紫外線としてエキシマレーザを用いるという好ま
しい構成によれば、高エネルギー密度の紫外線を容易に
得ることができるので、紫外線の照射を効率よく行うこ
とができる。
いて、紫外線としてエキシマレーザを用いるという好ま
しい構成によれば、高エネルギー密度の紫外線を容易に
得ることができるので、紫外線の照射を効率よく行うこ
とができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 気相合成法による半導体ダイヤモンド膜
の形成方法であって、反応ガス中に所定量のBR3 (但
し、Rは炭化水素基)の構造からなるホウ素化合物を含
ませて堆積させることを特徴とする半導体ダイヤモンド
膜の形成方法。 - 【請求項2】 反応ガス中の炭素原子数に対するホウ素
原子数の比(B/C)値が100〜10000ppmで
ある請求項1に記載の半導体ダイヤモンド膜の形成方
法。 - 【請求項3】 Rがメチル基である請求項1に記載の半
導体ダイヤモンド膜の形成方法。 - 【請求項4】 気相合成法によって形成された半導体ダ
イヤモンド膜に、所定温度で加熱処理を施す半導体ダイ
ヤモンド膜の処理方法。 - 【請求項5】 800〜1500℃の温度で加熱処理を
施す請求項4に記載の半導体ダイヤモンド膜の処理方
法。 - 【請求項6】 加熱処理を施す半導体ダイヤモンド膜
が、所定量のBR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造か
らなるホウ素化合物を含んだ反応ガスによって形成され
た膜である請求項4に記載の半導体ダイヤモンド膜の処
理方法。 - 【請求項7】 気相合成法によって形成された半導体ダ
イヤモンド膜に、紫外線を照射する半導体ダイヤモンド
膜の処理方法。 - 【請求項8】 紫外線を照射する半導体ダイヤモンド膜
が、所定量のBR3 (但し、Rは炭化水素基)の構造か
らなるホウ素化合物を含んだ反応ガスによって形成され
た膜である請求項7に記載の半導体ダイヤモンド膜の処
理方法。 - 【請求項9】 紫外線としてエキシマレーザを用いる請
求項7に記載の半導体ダイヤモンド薄膜の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111526A JPH06321690A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111526A JPH06321690A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06321690A true JPH06321690A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14563574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111526A Pending JPH06321690A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06321690A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008108925A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 不純物イオン注入層の電気的活性化方法 |
| US7407549B2 (en) | 2003-12-26 | 2008-08-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Diamond single crystal composite substrate and method for manufacturing the same |
| JP2012176889A (ja) * | 2012-05-10 | 2012-09-13 | Apollo Diamond Inc | 合成ダイヤモンドを生成するためのシステム及び方法 |
| US8974599B2 (en) | 1998-05-15 | 2015-03-10 | SCIO Diamond Technology Corporation | Boron doped single crystal diamond electrochemical synthesis electrode |
| JP2016213409A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 不純物ドープダイヤモンド及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5111526A patent/JPH06321690A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8974599B2 (en) | 1998-05-15 | 2015-03-10 | SCIO Diamond Technology Corporation | Boron doped single crystal diamond electrochemical synthesis electrode |
| US7407549B2 (en) | 2003-12-26 | 2008-08-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Diamond single crystal composite substrate and method for manufacturing the same |
| JP2008108925A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 不純物イオン注入層の電気的活性化方法 |
| JP2012176889A (ja) * | 2012-05-10 | 2012-09-13 | Apollo Diamond Inc | 合成ダイヤモンドを生成するためのシステム及び方法 |
| JP2016213409A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 不純物ドープダイヤモンド及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2020117430A (ja) | 酸化ガリウムの製造方法 | |
| JPH06321690A (ja) | 半導体ダイヤモンド膜の形成方法及び処理方法 | |
| JPS6223450B2 (ja) | ||
| JP2747036B2 (ja) | 薄膜形成方法 | |
| JPH0657432A (ja) | 酸化タンタル薄膜の形成方法 | |
| JPS6383273A (ja) | 窒化ホウ素膜の合成方法 | |
| EP0684632B1 (en) | Method of forming a film at low temperature for a semiconductor device | |
| JP2002110551A (ja) | 半導体薄膜の形成方法及び装置 | |
| JP2758247B2 (ja) | 有機金属ガス利用薄膜形成装置 | |
| US6083354A (en) | Treatment method for diamonds | |
| JPH04330717A (ja) | 半導体膜の製造方法 | |
| JPH0648716A (ja) | ダイヤモンドの欠陥除去方法 | |
| JPH0345534B2 (ja) | ||
| JPH0645257A (ja) | 半導体薄膜形成方法 | |
| JPS62186527A (ja) | 堆積膜形成法 | |
| JP3190100B2 (ja) | 炭素材料作製装置 | |
| CN121751982A (zh) | 六方氮化硼薄膜及其制备方法、能带调控方法和宽光谱紫外光电探测器 | |
| JP2654456B2 (ja) | 高品質igfetの作製方法 | |
| JPH0424431B2 (ja) | ||
| JP3126176B2 (ja) | 半導体薄膜 | |
| JPH0590157A (ja) | n型半導体薄膜 | |
| JPH07277899A (ja) | ダイヤモンド半導体の製造方法 | |
| CN120041786A (zh) | 一种用于光电晶体管的新型氧化镓薄膜制备方法 | |
| JP2003163211A (ja) | 低誘電率膜の成膜方法および成膜装置並びにその膜を用いた電子装置 | |
| JPS63206390A (ja) | ダイヤモンド薄膜の作製方法 |