JPH06322511A - Ti−Al系金属間化合物の表面処理方法 - Google Patents

Ti−Al系金属間化合物の表面処理方法

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Publication number
JPH06322511A
JPH06322511A JP10957693A JP10957693A JPH06322511A JP H06322511 A JPH06322511 A JP H06322511A JP 10957693 A JP10957693 A JP 10957693A JP 10957693 A JP10957693 A JP 10957693A JP H06322511 A JPH06322511 A JP H06322511A
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JP
Japan
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intermetallic compound
test piece
film
ingot
heating
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Pending
Application number
JP10957693A
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English (en)
Inventor
Masaki Kumagai
正樹 熊谷
Kazuhisa Shibue
和久 渋江
Bokujiyun Kin
睦淳 金
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐酸化性に優れたTi−Al系金属間化合物
を製造することができるTi−Al系金属間化合物の表
面処理方法を提供すること。 【構成】 F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少なく
とも1種以上を容積基準で2ppm〜1%含むとともに、
酸素を0.1%以上含む混合ガス中で、Ti−Al系金
属間化合物の表面を700〜1125℃に加熱すること
により、該表面に緻密なAl23皮膜を形成することを
特徴とするTi−Al系金属間化合物の表面処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車分野,航空宇宙
分野,産業機械分野等に使用されるTi−Al系金属間
化合物に関し、特に軽量,高温強度,高比剛性,耐酸化
性が要求されるTi−Al系金属間化合物の表面処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車等の分野において
は、軽量化や高性能化が求められ、特にエンジン用部品
においても軽量化が要求されている。例えばエンジンバ
ルブにおいては、従来より鋼或はNi合金が使用されて
いるが、これらは密度が大きなものであるので慣性質量
が大きく、エンジンの高回転化の妨げになっていた。よ
って、このバルブを軽量化すれば、バルブの慣性質量を
小さくすることができるので、エンジンの高回転化が可
能となり、よって自動車の高性能化が図られるものと期
待されている。そこで、軽量でしかも耐熱性等の優れた
性質を備えた材料として、Ti−Al系金属間化合物が
注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ti−
Al系金属間化合物は、主に以下の理由によりその実用
化が阻害されている。 常温延性が乏しいこと。
【0004】難加工材のため、部品への形状付与が困
難であること。 耐酸化性が必ずしも十分ではないこと。 これらの課題を克服するために、近年では下記に示す様
な種々の研究開発が行われている。
【0005】常温延性については、Mn,Cr,V等
の添加によって改善されることが明らかになっている。 難加工性については、Ti或はTi合金粉末とAl或
はAl合金粉末とを混合、脱気、真空封入した後に、反
応合成温度以下で塑性変形し、得られた混合体を反応合
成温度以上に加熱することを特徴とする反応焼結法によ
って改善されることが明らかになっている(特公平1−
30898号公報参照)。
【0006】耐酸化性については、Nb,Mo,W,
Si等の添加によってある程度は改善されることが明ら
になったが必ずしも十分でない。 尚、前記添加物による改善の研究については、下記の文
献を参照されたい。 (Nb):鶴見ら:学振耐熱材料第123委員会研究報
告、29(1988)、77 (Mo):穴田ら:日本金属学会秋期大会講演概要、(1
990)、274 (W) :穴田ら:日本金属学会秋期大会講演概要、(1
991)、561 (Si):笠原ら:日本金属学会秋期大会講演概要、54
(1990)、948 本発明は、Ti−Al系金属間化合物の特性の改善につ
いて多面的に研究を実施した結果として得られたもので
あり、その目的は、耐酸化性に優れたTi−Al系金属
間化合物を製造することができるTi−Al系金属間化
合物の表面処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、F,Cl,Br,Iのハロゲ
ンのうち少なくとも1種以上を容積基準で2ppm〜1%
含むとともに、酸素を0.1%以上含む混合ガス中で、
Ti−Al系金属間化合物の表面を700〜1125℃
に加熱することにより、該表面に緻密なAl23皮膜を
形成することを特徴とするTi−Al系金属間化合物の
表面処理方法を要旨とする。
【0008】ここで、前記数値を規定する理由を説明す
る。 1)ハロゲン量 下限値未満では、Al23皮膜厚さが不均一で耐酸化性
が十分でない。また、上限値を超えると、健全なAl2
3皮膜が形成されず、耐酸化性が十分でない。
【0009】2)酸素量 下限値未満では、Al23皮膜が薄く耐酸化性が十分で
ない。 3)処理温度 下限値未満では、Al23皮膜が薄く耐酸化性が十分で
ない。また、上限値を超えると、酸化し易いα相が生成
するためAl23皮膜が不均一になり、耐酸化性が十分
でない。
【0010】また、前記混合ガス中に、更に窒素ガス又
はその他の不活性ガスを含んでいてもよく、この混合ガ
ス中には、不可避不純物が含まれていてもよい。また、
前記その他の不活性ガスとしては、Arガス等があげら
れるが、混合ガス中に複数の種類の不活性ガスが含まれ
ていてもよい。
【0011】
【作用】本発明は、Ti−Al系金属間化合物の耐酸化
性の改善について多面的に研究を実施した結果として得
られたものであり、特にハロゲン(ハロゲン化物)を添
加することにより、Ti−Al系金属間化合物の耐酸化
性が著しく改善されることを見いだしてなされたもので
ある。
【0012】つまり、本発明では、Ti−Al系金属間
化合物を加熱する際の周囲雰囲気中に、F,Cl,B
r,Iのハロゲンのうち少なくとも1種以上を容積基準
で2ppm〜1%含んでいる。このハロゲンは、700〜
1125℃の温度範囲にて加熱を行なう場合に、Ti−
Al系金属間化合物の表面に侵入する。それとともに、
この表面に侵入したハロゲンの存在により、前記温度範
囲にて加熱を行なう際に、表面に緻密でマトリクスと密
着性のよいAl23皮膜が形成される。これによって、
Ti系酸化物の成長が抑制されるので、耐酸化性が向上
することになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を、比較例
とともに説明する。 (実施例1)Ti及びAlの地金を、Ti−36重量%
Alとなる様に配合し、プラズマアーク溶解により3回
反転し溶解して、インゴットを作製した。そして、この
インゴットから、7mm×7mm×7mmの試験片を削り出
し、表面を#800のエメリー紙で研磨した。次に、こ
の研磨した試験片を、フッ素:50ppm,酸素:20
%,残部窒素の雰囲気中にて、875℃で12時間加熱
し、試験片の表面に耐酸化性を有するAl23皮膜を形
成した。その後、このAl23皮膜を形成した試験片
(No.1)に対し、雰囲気を空気に換えて、950℃で
24時間加熱して、加熱前後の酸化増量を測定した。こ
の実験条件及び結果を下記表1に記す。
【0014】(実施例2)Ti,Al,Mnの地金を、
Ti−33.5重量%Al−2.5重量%Mnとなる様
に配合し、前記実施例1と同様にして、インゴットを作
製した。そして、このインゴットから、φ4mm×5mmの
試験片を削り出し、表面を#800のエメリー紙で研磨
した。次に、この研磨した試験片を、塩素:200pp
m,酸素20%,残部窒素の雰囲気中にて、950℃で
4時間加熱し、Al23皮膜を形成した。その後、この
皮膜を形成した試験片(No.2)に対し、前記実施例1
と同様にして、加熱前後の酸化増量を測定した。この実
験条件及び結果を同じく下記表1に記す。
【0015】(実施例3)Ti,Al,Crの地金を、
Ti−34重量%Al−2重量%Crとなる様に配合
し、前記実施例2と同様にして、インゴットを作製し、
インゴットから試験片を削り出して表面を研磨した。次
に、この研磨した試験片を、臭素:500ppm,残部酸
素の雰囲気中にて、1000℃で30分加熱し、Al2
3皮膜を形成した。その後、この皮膜を形成した試験
片(No.3)に対し、前記実施例1と同様にして、加熱
前後の酸化増量を測定した。この実験条件及び結果を同
じく下記表1に記す。
【0016】(実施例4)Ti,Al,Vの地金を、T
i−33.0重量%Al−3.0重量%Vとなる様に配
合し、前記実施例2と同様にして、インゴットを作製
し、インゴットから試験片を削り出して表面を研磨し
た。次に、この研磨した試験片を、ヨウ素:8000pp
m,酸素100ppm,残部窒素の雰囲気中にて、750℃
で30時間加熱し、Al23皮膜を形成した。その後、
この皮膜を形成した試験片(No.4)に対し、前記実施
例1と同様にして、加熱前後の酸化増量を測定した。こ
の実験条件及び結果を同じく下記表1に記す。
【0017】(実施例5)Ti及びAlの地金を、Ti
−36重量%Alとなる様に配合し、前記実施例2と同
様にして、インゴットを作製し、インゴットから試験片
を削り出して表面を研磨した。次に、この研磨した試験
片を、フッ素:20ppm,塩素1000ppm,酸素1%,
残部窒素の雰囲気中にて、1000℃で100分間加熱
し、Al23皮膜を形成した。その後、この皮膜を形成
した試験片(No.5)に対し、前記実施例1と同様にし
て、加熱前後の酸化増量を測定した。この実験条件及び
結果を同じく下記表1に記す。
【0018】(実施例6〜8)Ti−Al系金属間化合
物の組成と表面処理雰囲気を下記表1の試料No.6〜8
に示す通りとし、その他の条件は前記実施例1と同様に
して、Al23皮膜を形成し、加熱前後の酸化増量を測
定した。この実験条件及び結果を同じく下記表1に記
す。
【0019】(比較例1)Ti及びAlの地金を、Ti
−36重量%Alとなる様に配合し、前記実施例2と同
様にして、インゴットを作製し、インゴットから試験片
を削り出して表面を研磨した。次に、この研磨した試験
片を、フッ素:1ppm,残部酸素の雰囲気中にて、10
00℃で6時間加熱し、Al23皮膜を形成した。その
後、この皮膜を形成した試験片(No.9)に対し、前記
実施例1と同様にして、加熱前後の酸化増量を測定し
た。この実験条件及び結果を同じく下記表1に記す。
【0020】(比較例2)Ti,Al,Mnの地金を、
Ti−33.5重量%Al−2.5重量%Mnとなる様
に配合し、前記実施例2と同様にして、インゴットを作
製し、インゴットから試験片を削り出して表面を研磨し
た。次に、この研磨した試験片を、塩素:1.1%,酸
素20%,残部窒素の雰囲気中にて、850℃で10時
間加熱し、Al23皮膜を形成した。その後、この皮膜
を形成した試験片(No.10)に対し、前記実施例1と
同様にして、加熱前後の酸化増量を測定した。この実験
条件及び結果を同じく下記表1に記す。
【0021】(比較例3)Ti及びAlの地金を、Ti
−36重量%Alとなる様に配合し、前記実施例2と同
様にして、インゴットを作製し、インゴットから試験片
を削り出して表面を研磨した。次に、この研磨した試験
片を、臭素:500ppm,酸素5ppm,残部窒素の雰囲気
中にて、725℃で2時間加熱し、Al23皮膜を形成
した。その後、この皮膜を形成した試験片(No.11)
に対し、前記実施例1と同様にして、加熱前後の酸化増
量を測定した。この実験条件及び結果を同じく下記表1
に記す。
【0022】(比較例4)Ti,Al,Mnの地金を、
Ti−33.5重量%Al−2.5重量%Mnとなる様
に配合し、前記実施例2と同様にして、インゴットを作
製し、インゴットから試験片を削り出して表面を研磨し
た。次に、この研磨した試験片を、酸素20%,残部窒
素の雰囲気中にて、900℃で20時間加熱し、Al2
3皮膜を形成した。その後、この皮膜を形成した試験
片(No.12)に対し、前記実施例1と同様にして、加
熱前後の酸化増量を測定した。この実験条件及び結果を
同じく下記表1に記す。
【0023】
【表1】
【0024】この表1から明らかな様に、本実施例の試
料No.1〜8のものは、酸化増量が10[g/m3]以下と
極めて少なく、耐酸化性に優れているので好適である。
それに対して比較例の試料No.9〜12のものは、酸化
増量が59[g/m3]以上と多く、耐酸化性に劣り好まし
くない。
【0025】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ず、本発明の要旨の範囲内において各種の態様で実施で
きることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかな様に、本
発明のTi−Al系金属間化合物の表面処理方法では、
前記所定量のハロゲンと酸素とを含む混合ガス中で、前
記所定温度にて加熱するので、Ti−Al系金属間化合
物の表面の表面に緻密なAl23皮膜を形成できる。よ
って、この皮膜によって、Ti系酸化物の成長を抑制で
きるので、Ti−Al系金属間化合物の耐酸化性を向上
させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少
    なくとも1種以上を容積基準で2ppm〜1%含むととも
    に、酸素を0.1%以上含む混合ガス中で、Ti−Al
    系金属間化合物の表面を700〜1125℃に加熱する
    ことにより、該表面に緻密なAl23皮膜を形成するこ
    とを特徴とするTi−Al系金属間化合物の表面処理方
    法。
JP10957693A 1992-07-17 1993-05-11 Ti−Al系金属間化合物の表面処理方法 Pending JPH06322511A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10957693A JPH06322511A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 Ti−Al系金属間化合物の表面処理方法
US08/091,601 US5451366A (en) 1992-07-17 1993-07-13 Product of a halogen containing Ti-Al system intermetallic compound having a superior oxidation and wear resistance
DE69309167T DE69309167T2 (de) 1992-07-17 1993-07-15 Erzeugnis aus einer intermetallischen Verbindung des Ti-Al-Systems mit hoher Widerstandsfähigkeit gegen Oxidation und Verschleiss und Verfahren zur Herstellung dieses Erzeugnisses
EP93111398A EP0580081B1 (en) 1992-07-17 1993-07-15 A product of a Ti-Al system intermetallic compound having a superior oxidation resistance and wear resistance and a method of manufacturing the product
KR1019930013428A KR940005825A (ko) 1992-07-17 1993-07-16 내산화성과 내마모성을 갖는 티타늄-알루미늄계 금속간 화합물 제품 및 이를 제조하기 위한 방법

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054536A1 (ja) 2007-10-24 2009-04-30 Air Water Inc. Ti-Al系合金の表面処理方法およびそれによって得られたTi-Al系合金

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