JPH06322892A - コンクリート用補強材 - Google Patents
コンクリート用補強材Info
- Publication number
- JPH06322892A JPH06322892A JP13251393A JP13251393A JPH06322892A JP H06322892 A JPH06322892 A JP H06322892A JP 13251393 A JP13251393 A JP 13251393A JP 13251393 A JP13251393 A JP 13251393A JP H06322892 A JPH06322892 A JP H06322892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing material
- frp
- concrete
- tape
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小さい径で巻け、高い付着強度を有するコン
クリート用補強材を得ることを目的とするものである。 【構成】 補強材の形状を、厚さ0.1〜5mm、幅
1.0〜50mmのテープ状にし、その外表面に平均粒
径100〜1000μmの無機質粉粒体あるいは布帛状
の合成樹脂系繊維を被着させた補強材である。 【効果】 形状をテープ状にすることにより、ひずみを
小さくし、変形能力を向上させ、小さい径での巻き取り
が可能となった。またFRPテープの外表面に無機質粉
粒体、あるいは布帛状の繊維を被着させることで、補強
材の付着力が向上し、目標を満足させるコンクリート用
補強材の製造を可能とした。
クリート用補強材を得ることを目的とするものである。 【構成】 補強材の形状を、厚さ0.1〜5mm、幅
1.0〜50mmのテープ状にし、その外表面に平均粒
径100〜1000μmの無機質粉粒体あるいは布帛状
の合成樹脂系繊維を被着させた補強材である。 【効果】 形状をテープ状にすることにより、ひずみを
小さくし、変形能力を向上させ、小さい径での巻き取り
が可能となった。またFRPテープの外表面に無機質粉
粒体、あるいは布帛状の繊維を被着させることで、補強
材の付着力が向上し、目標を満足させるコンクリート用
補強材の製造を可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構造物に
おける補強材、特に繊維強化プラスチック(FRP)製
補強材に関する。
おける補強材、特に繊維強化プラスチック(FRP)製
補強材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートに補強材を用いる場合、そ
のほとんどはコンクリートの強度を補強材で補うことを
目的とするため、補強材の特性を発揮させるためには、
補強材の強度とつり合う付着強度が必要である。
のほとんどはコンクリートの強度を補強材で補うことを
目的とするため、補強材の特性を発揮させるためには、
補強材の強度とつり合う付着強度が必要である。
【0003】通常の鋼材やFRPロッドでは、表面積の
最も少ない形状(棒状、線状)を採用しており、外表面
も滑り易くなっているため、補強材の特徴を十分に発揮
できていない。
最も少ない形状(棒状、線状)を採用しており、外表面
も滑り易くなっているため、補強材の特徴を十分に発揮
できていない。
【0004】そこで、これまで付着強度を増大させる方
法として、補強材の表面を異形化することが研究されて
きた。
法として、補強材の表面を異形化することが研究されて
きた。
【0005】従来、一般に使用されているプレストレス
コンクリート鋼材では、1)表面に錆を発生させたも
の、2)表面に突起をつけたもの、3)より線にしたも
の、などが知られており、FRPロッドにおいては、特
開昭50−3417号公報にみられるように、繊維ロー
ビングを螺旋状に巻き、凹凸をつけ硬化させたものが知
られている。
コンクリート鋼材では、1)表面に錆を発生させたも
の、2)表面に突起をつけたもの、3)より線にしたも
の、などが知られており、FRPロッドにおいては、特
開昭50−3417号公報にみられるように、繊維ロー
ビングを螺旋状に巻き、凹凸をつけ硬化させたものが知
られている。
【0006】これらの中でも付着力に関して優れたもの
として、特開昭60―203761号公報に見られる、
繊維の表面に接着層を設け粉粒体を被着させたものが提
案されている。
として、特開昭60―203761号公報に見られる、
繊維の表面に接着層を設け粉粒体を被着させたものが提
案されている。
【0007】この特開昭60―203761号公報は、
棒状あるいは線状のFRP製補強材の外表面に合成樹脂
接着層を介して、無機質粉粒体が形成されたもので、こ
の粉粒体による凹凸で付着力を増大させたものである。
棒状あるいは線状のFRP製補強材の外表面に合成樹脂
接着層を介して、無機質粉粒体が形成されたもので、こ
の粉粒体による凹凸で付着力を増大させたものである。
【0008】しかしながら、この形状は棒状あるいは線
状のものであるため、最も付着面積の少ない形状をとっ
ている。
状のものであるため、最も付着面積の少ない形状をとっ
ている。
【0009】しかも、この形状では巻いたときに曲げ歪
を受け易いため、保管や運搬時にコイル状に巻き取ると
直径が大きくなるか、直径を小さくすればFRPロッド
に破壊が生じるおそれがある。
を受け易いため、保管や運搬時にコイル状に巻き取ると
直径が大きくなるか、直径を小さくすればFRPロッド
に破壊が生じるおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、小さい径で巻け、高い付着強度を有する繊維強
化コンクリート用補強材を得ることを目的とするもので
ある。
に鑑み、小さい径で巻け、高い付着強度を有する繊維強
化コンクリート用補強材を得ることを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
用補強材の付着力向上のために、補強材の形状を0.1
〜5mmのテープ状のFRPとし、その外表面に、無機
質粉粒体あるいは繊維を織って作った布を被着させたこ
とを特徴とするものである。
用補強材の付着力向上のために、補強材の形状を0.1
〜5mmのテープ状のFRPとし、その外表面に、無機
質粉粒体あるいは繊維を織って作った布を被着させたこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明に用いるテープ状のFRPは、ロー
ラー成形、プレス成形などを用いて、硬化前のFRPを
平板状に加工し、その後、所定の寸法に切断する方法で
作製できる。
ラー成形、プレス成形などを用いて、硬化前のFRPを
平板状に加工し、その後、所定の寸法に切断する方法で
作製できる。
【0013】無機質粉粒体の被着方法には、硬化前のF
RPの外表面に、粉粒体層を通して無機質粉粒体を付着
させ、上記のローラーあるいはプレス成形による外力
と、FRP硬化用の樹脂を利用し、FRPの硬化と同時
に無機質粉粒体を被着させる等の方法を用いることがで
きる。
RPの外表面に、粉粒体層を通して無機質粉粒体を付着
させ、上記のローラーあるいはプレス成形による外力
と、FRP硬化用の樹脂を利用し、FRPの硬化と同時
に無機質粉粒体を被着させる等の方法を用いることがで
きる。
【0014】また、繊維を織って作った布を被着させる
方法にも、上記の無機質粉粒体の被着方法と同様の方法
が適用できる。 なお、無機質粉粒体の被着方法には、
吹き付け法などでもよい。
方法にも、上記の無機質粉粒体の被着方法と同様の方法
が適用できる。 なお、無機質粉粒体の被着方法には、
吹き付け法などでもよい。
【0015】本発明にかかるコンクリート用補強材は、
繊維に樹脂を含侵付着し、FRP化したものであり、繊
維にはガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、芳香族
繊維などの長繊維を使用し、プラスチックにはエポキシ
系樹脂を使用している。
繊維に樹脂を含侵付着し、FRP化したものであり、繊
維にはガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、芳香族
繊維などの長繊維を使用し、プラスチックにはエポキシ
系樹脂を使用している。
【0016】無機質粉粒体は、珪砂、シラスなどの骨材
を用いたものや、炭化珪素、酸化アルミニウム、二酸化
珪素、ガラスなどの材料を用いたもので、概ね100〜
1000μmの粒度を有するものである。
を用いたものや、炭化珪素、酸化アルミニウム、二酸化
珪素、ガラスなどの材料を用いたもので、概ね100〜
1000μmの粒度を有するものである。
【0017】繊維を織って作った布は、幅が20mm以
下で、厚みは繊維の種類、織り方によって異なるが、概
ね50〜500μmのものが望ましく、繊維の織り方
は、より線にしたものをやや疎に織り込んだものが望ま
しい。
下で、厚みは繊維の種類、織り方によって異なるが、概
ね50〜500μmのものが望ましく、繊維の織り方
は、より線にしたものをやや疎に織り込んだものが望ま
しい。
【0018】布を作る繊維には、合成樹脂系繊維を使用
したポリプロピレン、アクリル、テトロン、ケブラーな
どの繊維を用いることができる。
したポリプロピレン、アクリル、テトロン、ケブラーな
どの繊維を用いることができる。
【0019】従来の棒状のFRPロッドでは、巻取りな
どで変形した際にひずみが大き過ぎ、破壊を起こす場合
があるが、本発明では、厚さを薄くすることにより、ひ
ずみを小さくし、変形能力を向上させた。
どで変形した際にひずみが大き過ぎ、破壊を起こす場合
があるが、本発明では、厚さを薄くすることにより、ひ
ずみを小さくし、変形能力を向上させた。
【0020】しかも、厚さを薄くすることは、付着面積
の増加につながり、付着強度も向上させることができ
る。また、FRPテープの外表面に無機質粉粒体、ある
いは繊維を織って作った布を被着させることは、補強材
に凹凸を付けるため、付着強度のさらなる向上につなが
り、補強材の特性を十分に発揮させることが可能となっ
た。
の増加につながり、付着強度も向上させることができ
る。また、FRPテープの外表面に無機質粉粒体、ある
いは繊維を織って作った布を被着させることは、補強材
に凹凸を付けるため、付着強度のさらなる向上につなが
り、補強材の特性を十分に発揮させることが可能となっ
た。
【0021】上記のFRPテープの用途は、連続生産す
るためにFRP補強材も連続状に巻き取りが要求される
ものであり、通常のFRPロッドでは不可能な連続生産
を可能とした。また、通常の補強材としての使用も可能
である。
るためにFRP補強材も連続状に巻き取りが要求される
ものであり、通常のFRPロッドでは不可能な連続生産
を可能とした。また、通常の補強材としての使用も可能
である。
【0022】本発明でFRPテープの厚みを0.1〜
5.0mmに限定したのは、5.0mm超では変形した
際に負荷がかかり過ぎ、破壊を起こす恐れがあり、0.
1mm未満では補強筋比が小さくなることと、製造にも
手間がかかることからである。
5.0mmに限定したのは、5.0mm超では変形した
際に負荷がかかり過ぎ、破壊を起こす恐れがあり、0.
1mm未満では補強筋比が小さくなることと、製造にも
手間がかかることからである。
【0023】幅については1.0〜50mm程度で、厚
さの5倍以上が望ましく、50mmを越えるとコンクリ
ートとFRPロッドが剥離する可能性がある。
さの5倍以上が望ましく、50mmを越えるとコンクリ
ートとFRPロッドが剥離する可能性がある。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づき本発明を説
明する。
明する。
【0025】実施例はテープ状、比較例は棒状の形状を
しており、実施例1、2及び比較例1はFRP補強材の
表面に平均粒径500μmの珪砂を一様に被着形成した
もので、実施例3は表面にポリプロピレン繊維で織って
作った布を被着させたもの、比較例2はFRPlcm当
り1.2cmのテトロン繊維(φ=0.2mm)を表面
に20本、連続的に螺旋状に巻き付けたもの、比較例3
はFRPロッド単独である。
しており、実施例1、2及び比較例1はFRP補強材の
表面に平均粒径500μmの珪砂を一様に被着形成した
もので、実施例3は表面にポリプロピレン繊維で織って
作った布を被着させたもの、比較例2はFRPlcm当
り1.2cmのテトロン繊維(φ=0.2mm)を表面
に20本、連続的に螺旋状に巻き付けたもの、比較例3
はFRPロッド単独である。
【0026】ここで用いたFRPの繊維は炭素繊維であ
り、珪砂の被着方法は、硬化前のFRPの外表面に珪砂
の層を通して付着させ、その後FRPをテープ状に加工
するローラーで、FRPと珪砂の付着強め、FRPの硬
化により珪砂を被着させた。
り、珪砂の被着方法は、硬化前のFRPの外表面に珪砂
の層を通して付着させ、その後FRPをテープ状に加工
するローラーで、FRPと珪砂の付着強め、FRPの硬
化により珪砂を被着させた。
【0027】上述した実施例1〜3、比較例1〜3を図
2に示すような形にコンクリートで成形し、単位長さ当
りの付着力を測定した。
2に示すような形にコンクリートで成形し、単位長さ当
りの付着力を測定した。
【0028】次に、このFRP補強材をコイル状に巻き
取る際の状態を調べた。
取る際の状態を調べた。
【0029】これらの試験結果を表1に示す。ここで付
着力は比較例3を基準(=1)とした値であり、巻き取
りは直径1mで巻き取った状態で、ここに示す記号の意
味は、以下の通りである。
着力は比較例3を基準(=1)とした値であり、巻き取
りは直径1mで巻き取った状態で、ここに示す記号の意
味は、以下の通りである。
【0030】◎:容易に巻き取り可能 ○:巻き取りは可能 ×:巻き取り時にFRPが損傷し、巻き取り不可能
【0031】以上の結果から実施例1〜3は付着力が高
く、小さい径で巻き取り可能なため実用的な補強材であ
るのに対し、比較例1〜3は、変形範囲が狭く、比較例
1を除いては付着力も低いため、実用的でないことが判
明した。
く、小さい径で巻き取り可能なため実用的な補強材であ
るのに対し、比較例1〜3は、変形範囲が狭く、比較例
1を除いては付着力も低いため、実用的でないことが判
明した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、FRP製
補強材の形状をテープ状にすることで小さい径で巻き取
りが可能で、かつ外表面に粉粒体あるいは繊維を織って
作った布を被着させることにより、高付着力を有するコ
ンクリート用補強材の製造を可能とした。
補強材の形状をテープ状にすることで小さい径で巻き取
りが可能で、かつ外表面に粉粒体あるいは繊維を織って
作った布を被着させることにより、高付着力を有するコ
ンクリート用補強材の製造を可能とした。
【図1】FRP補強材の断面形状および寸法を示す図で
ある。
ある。
【図2】付着力を測定するためのコンクリート試験体
と、FRPテープの挿入位置の上面・側面図を示してい
る。
と、FRPテープの挿入位置の上面・側面図を示してい
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 厚さ0.1〜5mmのテープ状の繊維強
化プラスチックの外表面に、無機質粉粒体を被着させた
ことを特徴とするコンクリート用補強材。 - 【請求項2】 厚さ0.1〜5mmのテープ状の繊維強
化プラスチックの外表面に、繊維を織って作った布状物
を被着させたことを特徴とするコンクリート用補強材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13251393A JPH06322892A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | コンクリート用補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13251393A JPH06322892A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | コンクリート用補強材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322892A true JPH06322892A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15083100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13251393A Withdrawn JPH06322892A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | コンクリート用補強材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322892A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002097746A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Dps Bridge Works Co Ltd | 定着具付きfrp補強材 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP13251393A patent/JPH06322892A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002097746A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Dps Bridge Works Co Ltd | 定着具付きfrp補強材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |