JPH06323406A - 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 - Google Patents

車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置

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JPH06323406A
JPH06323406A JP34578193A JP34578193A JPH06323406A JP H06323406 A JPH06323406 A JP H06323406A JP 34578193 A JP34578193 A JP 34578193A JP 34578193 A JP34578193 A JP 34578193A JP H06323406 A JPH06323406 A JP H06323406A
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JP
Japan
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shift lever
shaft
shift
around
automatic transmission
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Application number
JP34578193A
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English (en)
Inventor
Shuzo Moroto
脩三 諸戸
Masashi Hattori
雅士 服部
Juichi Obara
重一 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の変速レンジ切換えと手動の選速とを行
うシフト装置におて、シフトレバーの中立復帰を可能と
する。 【構成】 シフト装置は、車体に取付けられる静止部材
1と、静止部材1に軸X回り前後揺動可能な揺動リテー
ナ2と、軸X回り回転可能な交叉スリーブ6の軸Y回り
に回転可能に支持され、前後左右回転自在で、軸Y回り
左右回転で揺動リテーナ2に係脱するシフトレバー3
と、シフトレバー3の軸Y回り回転で揺動リテーナ2を
静止部材1に係脱させるロック部材5とを備える。スプ
リング66が軸Y周りに配設され、その対向する作動端
661,662間に揺動リテーナ2とシフトレバー3に
設けられた当接部材65,331が挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機のシ
フト装置に関し、特に、通常の変速レンジ切換えと手動
の選速とを可能とするシフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機における変速操作部の
シフトパターンは、パーキング(P)、リバース
(R)、ニュートラル(N)、ドライブ(D)の各レン
ジのほかに、山道等でエンジンブレーキを働かせるセカ
ンド(S)、ロー(L)といったレンジが直列した経路
に沿い並べられたIパターンで構成されている。そし
て、現状の自動変速機は、その摩擦係合要素を作動させ
る油圧サーボ制御回路中におけるマニュアルバルブの機
械的切換えにより、P、R、N、D、S、Lの各レンジ
を定めるレンジの切換えと、電子制御で前記油圧サーボ
制御回路中のソレノイドバルブを車速とスロットル開度
に応じて動作させて、前記定められたレンジ内の特定の
速度段を選択する選速との2つの組合せによる変速を行
う構成とされている。そして、走行レンジに当たるD、
S、Lレンジでは各レンジ内での選速が自動的に行われ
る。
【0003】これに対して、最近、より人間の感性に適
合した走行を実現すべく、積極的にドライバーの意志を
走行に反映させることや運転の面白味を考慮して、特定
の速度段の意図的選択を可能とする手動選速機構を付加
したシフト装置が開発されている。このようなシフト装
置の一例として、特開平2−8545号公報(従来例
1)に開示された技術がある。この装置は、シフトレバ
ーを通常のIパターンに沿う第1のシフト路内で旋回さ
せることにより従来どおりの自動変速を行い、シフトレ
バーを横道を経て第1のシフト路と平行な第2のシフト
路に切換えてからそのシフト路内で旋回させることによ
り手動選速を行うものである。そして、この装置では、
前記第1のシフト路内でのシフトレバーの旋回が連行部
材を介して機械的に変速機に伝達され、第2のシフト路
内でのシフトレバーの旋回はセンサで検出されて電気的
に変速機に伝達されるようにしている。
【0004】そして、このシフト装置では、第1及び第
2のシフト路へのシフトレバーの位置付けは、連行部材
と係脱されるヒンジフレームに支持されたばね係止部材
の作動端とシフトレバーとの係合により行われている
が、第2のシフト路から第1のシフト路へのシフトレバ
ーの自動復帰手段(従来の手動変速用シフト装置におけ
るいわゆる中立復帰手段に相当するもの)は設けられて
いない。このように中立復帰手段を欠くと、特に第1の
シフト路を挟んで両側に手動選速用の第2、第3のシフ
ト路を設ける場合、シフトレバーの位置を感覚的に認識
することが困難となる。
【0005】ところで、手動変速機用シフト装置におい
ては、上述のようにシフトレバーを特定のシフト路に対
応するセレクト位置に自動復帰させる中立復帰手段が設
けられている。こうした中立復帰手段の一例として、三
菱自動車工業株式会社製の乗用車「ミラージュ」に搭載
のマニュアルシフト装置(従来例2)に設けられたもの
がある。この中立復帰手段は、レバー(シフトレバーを
前後揺動及び左右傾動可能に支持するという意味におい
て前記ヒンジフレームに相当する)の傾動軸周りに配設
されたリターンスプリングの両作動端でブラケット側の
当接部材と上記レバー側の当接部材を挟持する構成を採
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例2における中立復帰機構は、静止部材であるブラケ
ットと可動部材であるレバーとの間において復帰力を作
用させるものであり、これをシフトレバーと連行部材と
の係脱を伴う従来例1のような手動選速機構付の自動変
速用シフト装置にそのまま適用することはできない。
【0007】そこで、本発明は、スプリングの配設手法
を工夫して、車両用自動変速機におけるシフトレバーの
中立復帰を可能とした、手動選速機構付シフト装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、車体に取付けられる静止部材と、該静止
部材に設けられた第1の軸回りに揺動可能に支持され自
動変速機に接続された揺動リテーナと、前記第1の軸及
び該軸と直交する第2の軸回りに回転自在に支持され該
第2の軸回りの回転により前記揺動リテーナに係脱する
シフトレバーとを備える車両用自動変速機の手動選速機
構付シフト装置において、前記シフトレバーの前記第2
の軸回りの回転により前記揺動リテーナを前記静止部材
に係脱させるロック部材が前記揺動リテーナに支持して
設けられ、前記第1の軸回りに回転可能に支持して前記
第2の軸を支持する交叉スリーブが設けられ、対向する
作動端を有するスプリングが前記第2の軸周りに配設さ
れ、前記交叉スリーブと前記シフトレバーには、それぞ
れ当接部材が設けられ、前記スプリングの対向する作動
端間に前記両当接部材が挟持されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
に係る車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置で
は、第2の軸周りに配設されたスプリングの両作動端で
両当接部材を挟持することで、揺動リテーナとシフトレ
バーの第2の軸回りの位置を常に整合させるスプリング
負荷を与えているので、シフトレバーを第2軸回りに回
転操作した時には、スプリングは、揺動リテーナ側の当
接部材に一方の作動端を支持され、シフトレバー側の当
接部材に他方の作動端を押されて拡開し、整合位置に戻
す方向の付勢力をシフトレバーに負荷する。この付勢力
が回転操作力を解除されたときの中立復帰力となる。
【0010】したがって、本発明によれば、従来の手動
変速シフト装置と同様の感覚で操作できる、シフトレバ
ーの中立復帰を可能とした車両用自動変速機の手動選速
機構付シフト装置を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例について
説明する。図1及び図2は本発明の一実施例の全体構造
を示すもので、図1はその分解斜視図、図2はその各構
成部材を重合わせて示す背面図である。なお、以下の実
施例の説明において、前後、左右、上下等の表現は、説
明の便宜上実施例装置の車両への配設状態に則した記載
としたものであって、これらの表現は本発明の思想を限
定するものではない。
【0012】図1に示すように、このシフト装置は、図
示しない車体に取付けられる静止部材1と、静止部材1
に設けられた第1の軸(以下「左右軸」という)X回り
に前後揺動可能に支持された揺動リテーナ2と、左右軸
X及びこれと直交する第2の軸(以下「前後軸」とい
う)Y回りに前後左右回転自在に支持され、前後軸Y回
りの左右回転により揺動リテーナ2に係脱するシフトレ
バー3と、シフトレバー3の回転を検出する手段として
スイッチボックス4とを備えている。そして、シフトレ
バー3の前後軸Y回りの回転により揺動リテーナ2を静
止部材1に係脱させるロック部材(本例においてロック
プレート)5が揺動リテーナ2に支持して設けられ、左
右軸X回りに回転可能に支持して前後軸Yを支持する交
叉スリーブ6が設けられ、対向する作動端661,66
2を有するスプリング(本例においてトーションスプリ
ング)66が前後軸Y周り(本例において交叉スリーブ
6のスリーブ部62の外周)に配設され、交叉スリーブ
6(本例においてそのスリーブ部61)とシフトレバー
3(本例においてその腕部33)には、それぞれ当接部
材65,331が設けられ、スプリング66の対向する
作動端661,662間に両当接部材65,331が挟
持されている。
【0013】さらに各部の詳細な構成について説明する
と、先ず、静止部材1は、図示しない車体にボルト止め
される皿状の支持部11(図2参照)と、その上面に溶
接固定された前方が開いたコ字状の本体部12とから構
成されている。そして、支持部11にはその中央部で下
方に突出する一対のブラケット111を切起こし形成さ
れ、ブラケット111には左右軸Xを構成する軸ボルト
112を挿通するボルト孔113が穿設されている。本
体部12の左右一対の側壁の上方には孔121が打抜き
形成され、孔の前後面がロックプレート5の揺動ロック
面122を構成している。さらに、本体部12の左方の
側壁中央部には、インヒビット孔123が打抜き形成さ
れており、この孔の上面がインヒビットカム面を構成し
ている。
【0014】次に、揺動リテーナ2は、下方が開いたコ
字状に構成された本体21と、その上壁に4隅をボルト
止めされるプラスティック製のゲートプレート22と、
その右側壁内下端に溶接固定されたマニュアルバルブ連
結部材23(この部材と自動変速機との接続関係につい
ては後に詳記する。)とからなる。本体21の両側壁下
方には前記ボルト112を挿通する孔211が穿設さ
れ、両側壁前方の縁から突出してスイッチボックス4を
取付支持するブラケット212が形成され、さらに左側
壁には、インヒビットプレート7(後に詳記する)の長
孔72に係合してその上下動を案内する3個のガイドポ
スト213が取付けられている。本体21の上壁にはシ
フトレバー3を挿通する孔214と、ディテントブロッ
ク223(後に詳記する)を挿通する孔215が打抜き
形成されており、さらに上壁から左方に突出して一対の
バネ支持突起部216が形成されている。
【0015】一方、ゲートプレート22には、シフトレ
バー3を挿通される孔221と、孔221と直交する方
向にロックプレート5を摺動案内する一対の溝付鍔22
2と、下面から突出しその下面にカム面を備えるディテ
ントブロック223が形成されている。孔221は、I
形の孔をそれらの中央部で相互に接続したH形に形成さ
れており、孔の接続部の前後長はほぼそこに挿通されれ
るシフトレバーの連結部32の前後幅に相当する寸法と
されている。したがって、シフトレバー3がゲートプレ
ート22の孔の接続部に位置した状態で左右軸回りに前
後回転させられるとき、シフトレバー3の動きはゲート
プレート22を介して本体21に伝達される。
【0016】ロックプレート5は、プラスティック製で
十字状に構成されており、その中央にはシフトレバー3
の連結部32を挿通させるI形の長孔53が形成されて
いる。長孔53の幅は長孔内に挿通されたシフトレバー
の連結部32の左右幅にほぼ相当しており、長さはゲー
トプレート22の溝付鍔222の間隔とほぼ一致してい
る。したがって、ロックプレート5はシフトレバー3が
前後軸Y回りに左右回転するときには溝付鍔222に案
内され、連動してゲートプレート22の孔221と直交
する方向に摺動するが、シフトレバー3が左右軸X回り
に前後回転するときにはシフトレバー3の動きとは連動
しない。
【0017】シフトレバー3は、操作ノブを取付けられ
たステム31と、その下端に溶接固定された連結部32
と、その下端にボルト止めされたコ字状の腕部33とを
備えている。そして、ステム31の下部には従来のシフ
トレバーと同様にインヒビットピン34が上下動可能に
配設されている。また、連結部32の上縁にはスイッチ
ボックス4を切換作動させる操作腕35が溶接固定され
ており、その先端には球状部351が形成されている。
腕部33は前後軸Y回りに左右回転可能とすべくスリー
ブ部62を挿通する軸ボルト63を介して交叉スリーブ
6に支持されている。
【0018】交叉スリーブ6は、左右軸Xを構成するボ
ルト112と前後軸Yを構成するボルト63とを挿通す
る互いに直交したスリーブ部61,62を備えており、
スリーブ部61の左方上面から起立してディテントプラ
ンジャ機構64が設けられている。この機構64は、前
記ディテントブロック223と協働してシフトレバー3
の揺動リテーナ2に対するディテント機構を構成するも
のであり、スプリングにより押上げられるプランジャ6
41の上端がディテントブロック223の下向きカム面
と協働してシフトレバー3の各選速位置への保持と、各
選速位置間を移動する際の節度感を生じさせるためのも
のである。
【0019】さらに、スリーブ部62と平行にスリーブ
6の右方上面から後方に延びるトーションスプリング当
接部材65が設けられている。この当接部材65は、ス
リーブ62の後部外周にコイル部を巻回されたトーショ
ンスプリング66の両作動端661,662の間に挟み
込まれてそれらを支持するものであり、前記腕部33に
は、これと同様のトーションスプリング当接部材331
が前方に突出して設けられている。そして、後方に延び
るスリーブ6側の当接部材65と前方に延びる腕部33
側の当接部材331とはトーションスプリング66のコ
イル部の外径側で内外径位置関係にあり、前後軸Yの軸
線方向に重合している。この配置は、トーションスプリ
ング66と両当接部材65,331で構成される中立復
帰手段を前後軸Yに関して最小の軸方向寸法とすること
に役立っている。こうした配置により、シフトレバー3
が交叉スリーブ6に対して左右に回転させられると、当
接部材331がトーションスプリング66の両作動端6
61,662の何れか一方を引離すのに対して、作動端
の他方は当接部材65に支持されているので、シフトレ
バー3にはこのトーションスプリング66による中立復
帰力が作用する。
【0020】インヒビットプレート7は、そのほぼ中央
部に、静止部材本体部12の前記インヒビット孔123
に挿通され、インヒビットカム面と協働してインヒビッ
ト機構を構成するプレートピン71を植設されており、
その両側には、揺動リテーナ2の本体21に取付けられ
たガイドポスト213を嵌挿する長孔72が打抜き形成
され、上部には前記ロックプレート5の十字形の左右耳
部が挿通する孔73が打抜き形成されており、さらに下
端の両側にはバネ支持突起74が形成されている。な
お、インヒビットプレート7の上縁75は上昇位置にお
いて左右軸Xを中心とする円弧状に形成され、シフトレ
バー3の揺動によるインヒビットピン34との干渉をさ
けながら、その変位をインヒビットプレート7に伝達す
る役割をはたしている。
【0021】図3は前記マニュアルバルブ連結部材と自
動変速機との連結機構を示す斜視図であって、前記のマ
ニュアルバルブ連結部材23は、コントロールロッド8
1を介してマニュアルシャフト82の一端に取付けられ
たアウターレバー83に連結されている。マニュアルシ
ャフト82の他端にはディテントレバー84が取付けら
れ、これとバルブボディ85内を摺動するマニュアルバ
ルブ86がロッド87を介して連結されている。ディテ
ントレバー84の周面にはカムノッチ841が形成さ
れ、このカムノッチ841に作動端を当接してディテン
トスプリング88が配設されている。
【0022】本体部21のブラケット212にはスイッ
チボックス4がネジ止めされている。図4はスイッチボ
ックスの詳細を分解斜視図で示すもので、このスイッチ
ボックス4は、ケース41と、その内部を摺動するスラ
イダ42と、プリント回路基板(以下「PCボード」と
いう)43とを備えており、スライダ42にはコンタク
トプレート45が取付けられ、ケース41とスライダ4
2との間にはスライダガイド44が介装されている。ス
ライダガイド44は、その上面に突設された図示しない
突起をケース41の下面に刻設されたガイド溝412に
嵌合案内されてケース41内を前後に摺動し、スライダ
42がケース開口411から上方へ抜出すのを防ぐ抜止
めとスライダ42の左右への案内手段を構成している。
スライダ42は、そのブロック部421上面から起立し
てケース開口411を通し外部へ突出する継手部422
を有し、この内部に形成された円筒面423(図1参
照)に操作腕35の球状部351が摺動自在に嵌合して
いる。スライダ42のブロック部421には前方2箇
所、後方1箇所の切欠き422〜424が設けられ、コ
ンタクトプレート45の突片部451〜453がこれら
切欠きに嵌合し、突片部451〜453に設けられた切
起こし部(その中の1つを符号454で示す)が前記切
欠き422〜424の段部(その中の1つを符号425
で示す)に係合して抜止め支持されている。コンタクト
プレート45の下面には三角形の頂点に位置して3個の
接点455〜457が突設形成されており、これら接点
の背後に、スライダ42のブロック部421に形成され
た孔内に収容されたスプリング46が圧縮状態で配設さ
れている。したがって、コンタクトプレート45の3個
の接点455〜457は、適宜のバネ力によりPCボー
ド43に圧接されている。なお、図示を省略してある
が、ケース41後方の段部には接続端子が配設されてい
る。
【0023】図5はPCボードの回路パターンとそれに
接触する3個の接点の位置関係を示す平面図であり、図
に示すように、PCボード43は互いに分離した6個の
導体部431〜436を備えている。中央の導体部43
1は常にコンタクトプレート45の何れかの接点と接触
し、他の導体部は、コンタクトプレート45の移動によ
り、後方2つの接点456,457の何れかに接触す
る。この例では、導体部432が第1速用、434が第
2速用、435が第3速用、436が第4速用であり、
433は使用されていない。各接点は、シフトレバーの
P,R,N,D位置において、図に○を付したDで示す
位置関係にある。
【0024】次に、このように構成されたシフト装置の
動作について順を追って説明する。図6(a)〜(d)
はシフト装置の各部材の動きを示すべくそれらを重合わ
せて示す側面図、図7はシフト装置のロックプレートの
動作を示す平面図である。なお、図7において揺動リテ
ーナの傾斜により生じる各部材の傾きは無視して示され
ている。
【0025】図6(a)及び図7(a)はP位置を示し
ており、この位置で、揺動リテーナ2は最も前方に揺動
傾斜した状態にあり、シフトレバー3はロックプレート
5により左右方向を位置決めされ、ゲートプレート22
のH形の孔221の接続部に位置している。そして、イ
ンヒビットプレート7のプレートピン71は図には示さ
れていないが、図1に示すインヒビット孔123のカム
面の最も前方のノッチに嵌まってインヒビット状態にあ
る。
【0026】このP位置からノブのボタンを押しながら
シフトレバー3を後方へ引くと、インヒビットピン34
の押下げでインヒビットプレート7の上縁75が下方へ
押され、インヒビットプレート7はその長孔72をガイ
ドポスト213に案内されて下降し、プレートピン71
はインヒビット孔123のカム面の最も前方のノッチか
ら外れる。そして、シフトレバー3とゲートプレート2
2とはH形の孔221の中央接続部で前後方向に係合し
ているため、揺動リテーナ2はシフトレバー3と共に後
方へ揺動し、R位置、N位置を経て図6(b)に示すD
位置に達する。この間、シフトレバー3の左右方向への
回転は、図7(a)に示すように、ロックプレート5の
回転規制面51と本体部12の側壁内面との当接摺動に
より規制される。この動作で、図3に示すように、マニ
ュアルバルブ連結部材23は左右軸X回りに前後揺動
し、その下端に連結されたコントロールロッド81を前
方へ押出すためアウターレバー83は、矢印で示すよう
に図示反時計回りに揺動し、マニュアルシャフト82及
びディテントレバー84の同方向への揺動によりロッド
87を後退させる結果、マニュアルバルブ86は切換え
操作される。この操作における節度感は、ディテントレ
バー84の動作に抗するディテントスプリング88のバ
ネ力により与えられる。これまでの操作は、従来の自動
変速機のシフト装置の操作と格別異なるものではない。
【0027】シフトレバー3がD位置に達すると、ロッ
クプレート5の回転規制面51は本体部21の側壁に形
成された孔121に合致した位置となるため、ロックプ
レート5の左右回転規制が解かれて、回転が許容される
ようになる。
【0028】この位置で、第1速を選択するには、シフ
トレバー3を左に倒し、次いで前方に押す操作を行う。
この左に倒す動作で、シフトレバー3はロックプレート
5を左方へ押すため、その左方への摺動により揺動規制
面52が本体部12の孔121の揺動ロック面122に
係合し、揺動リテーナ2の前後揺動は規制され、シフト
レバー3だけが規制されない状態となる。この動作の際
に、シフトレバー3に固定された操作腕35の球状部3
51はスイッチボックス4のスライダ42を左方へ摺動
させる。なお、このとき、シフトレバー3にはトーショ
ンスプリング66(図1及び図2参照)による中立復帰
バネ力がかかるため、従来のマニュアルシフト装置と同
様の抵抗感が運転者に伝えられる。
【0029】そして、次の前方へ押す動作では、図7
(b)に示すように、シフトレバー3の連結部32は、
ロックプレート5の長孔53に沿って前方へ移動し、ス
イッチボックス4のスライダ42を前方に移動させる。
その際、交叉スリーブ6のプランジャ641はディテン
トブロック223のカム面の中央のノッチから前方のノ
ッチへ中間の山部を乗越えて移動するが、そのときのプ
ランジャ押上げスプリングのバネ力による操作抵抗が節
度感として運転者に伝えられ、P位置からD位置までの
切換えの際にディテントスプリング88とカムノッチ8
41(図3参照)とにより得られると同様のシフト感覚
を得ることができる。当然ながらディテントプランジャ
機構64とディテントブロック223とはディテント機
能を果たし、シフトレバー3を第1速位置に保持する。
これら両方の動きで、スイッチボックス4のスライダ4
2は左前方へ移動するため、図5にで示すように、各
接点は移動し、コンタクトプレート45の接点456は
導体部432と接触し、接点457を介して導体部43
1と導体部432とが導通し、第1速信号を出力する接
続関係となる。一方、図3に示すマニュアルバルブ連結
部材23は揺動リテーナ2の静止部材1への拘束により
不動であるため、コントロールロッド81を介してのマ
ニュアルバルブ86の切換えは生じない。
【0030】次に、図6及び図7に戻って、第2速を選
択するには、シフトレバー3を左に倒し、次いで後方に
引く操作を行う。この左に倒す動作では前記と同様揺動
リテーナ2の前後揺動は規制され、シフトレバー3だけ
が規制されない状態となる。この動作の際に球状部35
1はスイッチボックス4のスライダ42を左方へ摺動さ
せる。そして、次の後方へ引く動作では、図7(c)に
示すように、シフトレバー3の連結部32は、ロックプ
レート5の長孔53に沿って後方へ移動し、スイッチボ
ックス4のスライダ42を後方へ移動させる。これら両
方の動きで、図5に示すコンタクトプレート45の各接
点はの経路で移動する。すなわち、接点456は左後
方へ移動するため、接点456と接点457を介して導
体部431と導体部434が導通し、第2速信号を出力
する接続関係となる。この場合もマニュアルバルブ連結
部材23は揺動リテーナ2の静止部材1への拘束により
不動であるため、コントロールロッド81を介してのマ
ニュアルバルブ86の切換は生じない。
【0031】第3速の選択は前記第2速の場合とD位置
を中心として点対称の動きとなり、D位置からレバーを
右に倒し、次いで前方へ押す操作となる。このときの各
部材の動作及び機能は、前記動作説明から推して明らか
であるので、冗長を避けるため順を追った説明を省略す
るが、シフトレバー3及びロックプレート5の位置は図
6(c)及び図7(d)に示すようになり、スイッチボ
ックス4のスライダ42は右前方の位置をとり、コンタ
クトプレート45の各接点はの経路をとり、第3速信
号を出力する接続関係となる。
【0032】そして、第4速の選択は前記第1速の場合
とD位置を挟んで点対称の動きとなり、シフトレバー3
の位置は、図6(d)に示す位置となる。この場合、ス
イッチボックス4のスライダ42は右後方の位置をと
り、コンタクトプレート45の接点はの位置となり、
第4速信号を出力する接続関係となる。
【0033】このようにして得られた選速信号は、通常
の自動変速機においてDレンジで車速とスロットル開度
に応じて出力される変速信号と同様に処理され、変速用
ソレノイドバルブの制御に用いられる。
【0034】以上、詳説したように、このシフト装置に
おける中立復帰手段は、前後軸Y周りに配設されたト−
ションスプリング66の両作動端661,662で両当
接部材65,331を挟持することで、交叉スリーブ6
即ち揺動リテーナ2ひいては静止部材1とシフトレバー
3の前後軸Y回りの位置を常に整合させるスプリング負
荷を与えているので、シフトレバー3を前後軸Y回りに
回転操作した時には、スプリング66は、交叉スリーブ
6側の当接部材65に一方の作動端を支持され、シフト
レバー3側の当接部材331にシフトレバー3の回転方
向に応じた他方の作動端を押されて拡開し、整合位置に
戻す方向の付勢力をシフトレバー3に負荷する。この付
勢力が回転操作力を解除されたときの中立復帰力とな
る。したがって、従来の手動変速シフト装置と同様の感
覚で操作できる、シフトレバーの中立復帰が可能とな
る。
【0035】なお、このシフト装置では、十字状に構成
されたロックプレート5の左右耳部が自動変速の際にシ
フトレバー3のIパターンに沿う動きの案内手段として
の機能を果たすとともに、手動選速操作の際に揺動リテ
ーナ2のロック手段としての機能をも果たすため、単一
の部材に2つの機能を持たせることによる装置のコンパ
クト化が達成される。また、このようなロックプレート
5と静止部材1との関連配置により、シフト装置を車両
のセンターコンソール100(図6(a)参照)内に収
容可能なものとしているので、外観を考慮する必要な
く、ロック機構としての十分な強度を確保することがで
きるばかりでなく、センターコンソール100のアッパ
ープレートに強度を持たせて案内手段とせざるを得ない
従来のものと比して、アッパープレート101のデザイ
ン上の制約をなくすことができる副次的な効果も得られ
る。さらに、この実施例のスイッチ配置によれば、スイ
ッチボックス4を揺動リテーナ2に取付けることでP,
R,N,D位置間のシフトレバー3の移動中のスイッチ
ボックス4とシフトレバー3の相対移動をなくし、スイ
ッチ接点に要求されるストロークを最小限に抑えること
ができるため、スイッチボックス4の小型化をも達成し
ている。
【0036】以上、本発明を一つの実施例に基づき詳説
したが、本発明は上記実施例の開示内容のみに限定され
ることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種
々に細部の具体的構成を変更して実施可能なものである
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す分解斜視図
である。
【図2】各構成部材を重ね合わせて全体構造を示す背面
図である。
【図3】実施例装置の自動変速機への連結態様を示す斜
視図である。
【図4】実施例装置のスイッチボックスの分解斜視図で
ある。
【図5】スイッチボックス内のPCボードの平面図であ
る。
【図6】実施例装置の動作を順を追って示す側面図であ
る。
【図7】実施例装置のロックプレートの動作を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 静止部材 2 揺動リテーナ 3 シフトレバー 5 ロックプレート(ロック部材) 6 交叉スリーブ 33 腕部 61 スリーブ部 62 スリーブ部 65 当接部材 66 トーションスプリング(スプリング) 331 当接部材 661,662 作動端 X 左右軸(第1の軸) Y 前後軸(第2の軸)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付けられる静止部材と、該静止
    部材に設けられた第1の軸回りに揺動可能に支持され自
    動変速機に接続された揺動リテーナと、前記第1の軸及
    び該軸と直交する第2の軸回りに回転自在に支持され該
    第2の軸回りの回転により前記揺動リテーナに係脱する
    シフトレバーとを備える車両用自動変速機の手動選速機
    構付シフト装置において、 前記シフトレバーの前記第2の軸回りの回転により前記
    揺動リテーナを前記静止部材に係脱させるロック部材が
    前記揺動リテーナに支持して設けられ、 前記第1の軸回りに回転可能に支持して前記第2の軸を
    支持する交叉スリーブが設けられ、 対向する作動端を有するスプリングが前記第2の軸周り
    に配設され、 前記交叉スリーブと前記シフトレバーには、それぞれ当
    接部材が設けられ、 前記スプリングの対向する作動端間に前記両当接部材が
    挟持されたことを特徴とする車両用自動変速機の手動選
    速機構付シフト装置。
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