JPH06324041A - 間接凝集免疫測定法及びこれに用いる沈降パターン測定装置 - Google Patents
間接凝集免疫測定法及びこれに用いる沈降パターン測定装置Info
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- JPH06324041A JPH06324041A JP13907693A JP13907693A JPH06324041A JP H06324041 A JPH06324041 A JP H06324041A JP 13907693 A JP13907693 A JP 13907693A JP 13907693 A JP13907693 A JP 13907693A JP H06324041 A JPH06324041 A JP H06324041A
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Abstract
定用試薬の粒子を強制沈降させたのち、マイクロプレー
トを所定の角度に傾斜させてウエル底部に粒子の流れ出
しによる沈降パターンを形成させて測定する間接凝集免
疫測定法と、これに使用する沈降パターン測定装置を提
供する。 【構成】 所定角度で傾斜するベース本体11上にマイ
クロプレート載置台14を傾斜方向に移動自在に設ける
と共に、該マイクロプレート載置台12の前方に所定数
の光センサー21a・・・・を直線状に配したセンサー
ブロック20を移動方向と直交させて設け、マイクロプ
レート15のウエルの底部に形成された沈降パターンを
複数の地点において光センサーによって測定し、得られ
た長さを沈降パターンの長さとして免疫反応を有無を判
定する。
Description
各ウエルの底部に免疫測定用試薬の粒子を強制沈降させ
たのち、マイクロプレートを所定の角度に傾斜させてウ
エル底部に粒子の流れ出しによる沈降パターンを形成さ
せて測定する間接凝集免疫測定法と、この間接凝集免疫
測定法に用いる沈降パターン測定装置に関するものであ
る。
状またはV字状に形成したマイクロプレートのウエル内
に所定の希釈検体溶液に所定の試薬粒子液を添加混合
し、反応後に粒子を含む成分を各ウエル底部に磁力によ
って強制沈降させたのち、マイクロプレートを傾斜さ
せ、沈降した粒子のウエルからの剥離状況から免疫反応
の有無を判断する間接凝集免疫測定方法とその装置を特
開平3−144367号として提案した。この間接凝集
免疫測定法におけるマイクロプレート中の粒子の流れ出
しによる沈降パターンを大別すると、免疫反応によって
粒子・粒子間の結合が生じてマイクロプレートを傾けて
も粒子が動かずウエルの底に点状になる反応陽性の沈降
パターンと、免疫反応が起こらなかったために粒子・粒
子間の結合がなく、マイクロプレートを傾けることによ
って粒子が流れ出しウエルの側壁にまで達する反応陰性
の沈降パターンおよび両者の中間にあたる沈降パターン
の3通りがある。しかして、これらマイクロプレートの
ウエルの底に形成された粒子の流れ出しによる沈降パタ
ーンを読み取る手段としては、たとえばテレビカメラで
マイクロプレートを上方から写し取る方法や、ラインセ
ンサーを使用し、かつ画像処理技術を用いて写し取り、
各々の沈降パターンの流れ出した長さを計測して免疫反
応の有無と関連付ける方法などが存在する。
367号公報に開示した間接凝集免疫測定法は、マイク
ロプレートのウエル内に粒子を自然沈降させ、粒子の沈
降パターンから抗原抗体反応の有無を調べる静置法など
に比べて短時間に精度よく免疫反応の有無を判定できる
点で優れたものであるが、粒子の流れ出しによる沈降パ
ターンをテレビカメラやラインセンサーを使用して読み
取ることが不可欠である。しかしながら、これらテレビ
カメラやラインセンサーによる画像取込み方法において
は、テレビカメラやラインセンサーとマイクロプレート
の間の距離を要するため沈降パターン判定のための装置
が大型にならざるを得ず、両者間の距離が短い場合には
U字状またはV字状のマイクロプレートにあっては、底
部中央と周辺部では距離が一定ではないためピントにズ
レが生じて画像に歪みが生ずるなどの不都合があった。
また、間接凝集免疫測定法に使用するガラス製またはポ
リスチレン等の合成樹脂製のマイクロプレートは、一般
的にウエルの底部がU字状またはV字状で、一つのマイ
クロプレートに96ケ(縦12列×横8列)設けたもの
であるが、マイクロプレートの成形に際してウエルは底
部をU字状もしくはV字状に形成するためウエル底周辺
のエッジ部に成形時の歪みが生ずるので、各ウエルの縦
もしくは横方向における整列位置が必ずしも同一線上に
なく、沈降パターンの形成後にセンサーを縦または横方
向にウエル底部の中心部に沿って移動させても、前記整
列性のズレによって沈降パターン長さの計測が不正確と
なる。このようなマイクロプレート成形上におけるウエ
ルの整列性のズレは、免疫反応の基準となる沈降パター
ンの測定精度を不確実とし、免疫反応の有無の正確な判
定の障害となると共に、データーの再現性を大きく変動
させるものである。
に使用するマイクロプレートに設けられる多数のウエル
の整列性に成形上の誤差があっても、粒子の流れ出しに
よる沈降パターンの長さを精度よく測定することができ
る間接凝集免疫測定法と、この間接凝集免疫測定法に用
いる沈降パターン測定装置を提供せんとするものであ
る。
め、この発明の間接凝集免疫測定法は、基本的には、ウ
エルの底部に免疫測定用試薬の粒子を沈降させたのち、
ウエルを所定角度に傾斜させてウエル底部に粒子の流れ
出しによる沈降パターンを形成させて免疫反応の有無を
判定するに際し、ウエルを傾斜させてウエル底部に沈降
パターンを形成させ、形成された沈降パターンを流れ出
し方向に直交する状態でマイクロプレートまたは光セン
サーを移動させて沈降パターンの長さを複数地点におい
て測定し、得られた長さを沈降パターンの長さとして免
疫反応の有無を判定することを特徴とするものである。
法は、マイクロプレートの各ウエルの底部に免疫測定用
試薬の粒子を沈降させたのち、マイクロプレートを所定
角度に傾斜させてウエル底部に粒子の流れ出しによる沈
降パターンを形成させて免疫反応の有無を判定するに際
し、各ウエルの粒子の流れ出し方向における沈降パター
ンの長さのサーチすべき区間を光センサーをによって測
定したのち、マイクロプレートを傾斜させてウエル底部
に沈降パターンを形成させ、形成された沈降パターンを
流れ出し方向に直交する状態でマイクロプレートまたは
光センサーを移動させて沈降パターンの長さを複数地点
において測定し、得た沈降パターン計測値と前記沈降パ
ターンの長さのサーチすべき区間の測定値と比較して最
も長い沈降パターンを沈降パターンとして免疫反応の有
無を判定することを特徴とするものである。
測定法は、マイクロプレートの各ウエルの底部に免疫測
定用試薬の磁性体粒子または磁性体を含む粒子を含有し
た成分を磁力によって強制沈降させたのち、マイクロプ
レートを所定角度に傾斜させてウエル底部に粒子の流れ
出しによる沈降パターンを形成させて免疫反応の有無を
判定するに際し、沈降パターンの形成前に各ウエルの粒
子の流れ出し方向における沈降パターンの長さのサーチ
すべき区間をあらかじめ光センサーによって測定し、該
沈降パターンの長さのサーチすべき区間の測定後にマイ
クロプレートを傾斜させてウエル底部に沈降パターンを
形成させ、形成された沈降パターンを流れ出し方向に直
交する状態でマイクロプレートまたは光センサーを微小
移動させて沈降パターンの長さを複数地点において測定
し、得た沈降パターン計測値とあらかじめ測定した沈降
パターンの長さのサーチすべき区間の測定値を比較して
最も長い長さを沈降パターンとして免疫反応の有無を判
定することを特徴とするものである。
疫測定法は、所定角度で傾斜するベース本体上にマイク
ロプレート載置台を傾斜方向に沿って移動可能に設け、
該マイクロプレート載置台の移動方向における前方位置
にマイクロプレートの縦列もしくは横列に形成されたウ
エルと同数の光センサーを同一線上に設けたセンサーブ
ロックをマイクロプレート載置台の移動方向と直交させ
て設けた沈降パターン測定装置を使用し、沈降パターン
の形成前に各ウエルの粒子の流れ出し方向における沈降
パターンの長さのサーチすべき区間をマイクロプレート
または光センサーを微小づつ移動させながら各ウエルに
ついて測定し、該沈降パターンの長さのサーチすべき区
間の測定後にベース本体を傾斜させてマイクロプレート
の各ウエル底部に沈降パターンを形成させ、形成された
沈降パターンを流れ出し方向に直交する状態でマイクロ
プレートまたは光センサーを微小移動させて沈降パター
ンの長さを複数地点において測定し、得た沈降パターン
計測値とあらかじめ測定した沈降パターンの長さのサー
チすべき区間の測定値を比較して最も長い長さを沈降パ
ターンとして免疫反応の有無を判定することを特徴とす
るものである。
る沈降パターン測定装置は、所定角度で傾斜するベース
本体上にマイクロプレートを載置するマイクロプレート
載置台を傾斜方向に沿って移動可能に設け、該マイクロ
プレート載置台の移動方向における前方位置にマイクロ
プレートの縦列もしくは横列に形成されたウエルと同数
の光センサーを同一線上に設けたセンサーブロックをマ
イクロプレート載置台の移動方向と直交する状態で設
け、該センサーブロックまたはマイクロプレート載置台
のいずれか一方を微小移動できるよう構成したことを特
徴とするものである。
とは、磁性体粒子、強磁性体を含んだゼラチン粒子、磁
性体を血清アルブミンで被覆した粒子、磁性体を合成ポ
リマーで被覆した粒子、合成ポリマー中磁性体を含んだ
粒子、特公昭63−29223号公報に記載されたゼラ
チン粒子、ウサギや羊またはヤギなどの各種動物赤血
球、シリカ、カリオン等の無機粒子などである。また、
マイクロプレートの各ウエルの底部への粒子の強制沈降
は、磁力によるものであっても、遠心力による強制沈降
であってもよいが、免疫測定方法の自動化の点からは前
記した各種磁性粒子を用いて磁力による強制沈降が望ま
しい。
の流れ出し方向における沈降パターンの長さのサーチす
べき区間とは、粒子の流れ出し方向におけるウエルの前
方の円周上における一点と該一点に対応する後方の円周
上の一点間の距離を流れ出し方向に直交する状態でマイ
クロプレートまたは光センサーを微小移動させて複数地
点において測定したものである。
しては、遠心力による方法とマイクロプレートを適宜手
段によって傾斜させて行う方法があるが、マイクロプレ
ートを傾斜させて行う場合には、マイクロプレートを粒
子の流れ出し方向に50°〜70°の角度で傾斜させて
行う。その際、マイクロプレートがV字状の底面を有す
る場合には、沈降パターンを形成する面が水平方向に対
して20°〜40°の角度で傾斜させることによって沈
降パターンを効率よく形成させることができる。
れ出し方向における沈降パターンの長さのサーチすべき
区間の測定は、マイクロプレートもしくは光センサーの
いずれか一方を他方に対して直交状態で微小移動させて
行うものであるが、具体的には、所定角度で傾斜するベ
ース本体上にマイクロプレートを載置するためのマイク
ロプレート載置台を傾斜方向に移動自在に取付け、該マ
イクロプレート載置台の移動方向の前方に光センサーを
同一線上に多数設けたセンサーブロックを、その上方も
しくは下方をマイクロプレート載置台が通過することが
できる沈降パターン測定装置を構成し、センサーブロッ
クをマイクロプレート載置台に対して直交する状態で微
小移動させて行うものである。
サーブロックは、マイクロプレートの縦列もしくは横列
に形成されたウエルと同数の光センサーを同一線上に設
けて構成したもので、この光センサーは透過型光センサ
ーや反射型光センサー等であって、透過型光センサーの
場合には、マイクロプレートを挟んで光センサーの反対
側に光源を設け、反射型光センサーの場合には、前記光
源の代わりに反射板を用いるものである。また、このセ
ンサーブロックは、ベース本体の下方に設けたセンサー
ブロック移動用モータの回転軸に直結して外周縁に複数
の円弧部と同数の直線部を交互に形成したカム部材の外
周縁とスプリングの付勢力によって常時当接するよう設
けられた回転子の軸部材と連動し、カム部材の回動によ
ってセンサーブロックをマイクロプレートの移動方向と
直交する方向に微小移動させるよう構成したものであ
る。
レートの各ウエルの底部に免疫測定用試薬の粒子を強制
沈降させたのち、マイクロプレートを所定角度に傾斜さ
せてウエル底部に粒子の流れ出しによる沈降パターンを
形成させ、形成された沈降パターンを流れ出し方向に直
交する状態でマイクロプレートまたは光センサーを微小
移動させて沈降パターンの長さを複数地点において測定
し、得られた最も長い長さを沈降パターンとすることが
できるので、沈降パターンの測定を簡単かつ正確に求め
ることができる。
成分を含む粒子の流れ出しによる沈降パターンの形成前
に、各ウエルについて沈降パターンの長さのサーチすべ
き区間をあらかじめ測定することによって、マイクロプ
レートの移動方向におけるウエル間のピッチ誤差を補正
できる。また、マイクロプレートを傾斜させてウエル底
部に沈降パターンを形成させ、形成された沈降パターン
を流れ出し方向に直交する状態でマイクロプレートもし
くは光センサーを微小移動させて沈降パターンの長さを
複数地点において測定するので、マイクロプレートの移
動方向に直交するウエル間のピッチ誤差を補正できる。
可能なベース本体上にマイクロプレートを載置するマイ
クロプレート載置台を傾斜方向に沿って移動可能に設
け、該マイクロプレート載置台の移動方向における前方
位置にマイクロプレートの縦列もしくは横列に形成され
たウエルと同数の光センサーを同一線上に設けたセンサ
ーブロックをその上方もしくは下方をマイクロプレート
載置台が通過でき、かつ移動方向と直交する状態で微小
移動できるよう設けたので、ウエル底部への沈降パター
ン形成前においては、各ウエルについて沈降パターンの
測長のサーチすべき区間をあらかじめ測定でき、沈降パ
ターン形成後は沈降パターンの長さを複数地点において
測定することができる。
れに使用する沈降パターン測定装置の一実施例を添付の
図面を引用して具体的に説明する。この発明の沈降パタ
ーン測定装置10は、図1に示すように所定方向に最大
70°の角度で傾斜するベース本体11と、該ベース本
体11上に傾斜方向に沿って進退するマイクロプレート
載置台14と、該マイクロプレート載置台14をベース
本体11上で移動させるための駆動機構と、前記マイク
ロプレート載置台14に着脱自在に載置されるマイクロ
プレート15の縦列におけるウエルと同数の12個の反
射型光センサー21a,21b・・・・21lを同一線
上に取り付けたセンサーブロック20と、該センサーブ
ロック20をマイクロプレート載置台14の移動方向と
直交する方向に微小範囲で移動させる移動機構とから構
成されるものである。
もので、短手方向の両端縁に沿ってガイド取付板12
a,12bを対向させて設けると共に、該ガイド板12
a,12bに所定の間隔を存して一対のガイドロッド1
3,13を架設したもので、該ベース本体11は、その
裏面に設けられた傾斜機構(図示せず)によって前記ガ
イド取付板12bの内側近傍を基端として最大70°の
角度でガイド取付板12a側が持ち上がり傾斜するよう
構成されている。
にウエルのU字状またはV字状の底部の中心部に免疫測
定用試薬の磁性体粒子又は磁性体を含む粒子を含有した
成分を磁力によって強制沈降させたマイクロプレート1
5を着脱自在に取付け、測定のためマイクロプレート1
5を載置した状態で前記一対のガイドロッド13,13
にガイドされてベース本体11上を矢印X方向に前後動
するものである。前記マイクロプレート15は、合成樹
脂またはガラス製の市販品で、長辺(縦方向)に沿って
12個のウエルを一列として短辺(横方向)方向に8列
の計96個のウエルが一体的に形成されている。このマ
イクロプレート載置台14の移動は、ベース本体11の
長手方向における一側縁に沿って設けられたタイミング
ベルト16によって行うもので、該タイミングベルト1
6はステッピングモータ17と連動し、該ステッピング
モータ17は前記マイクロプレート載置台14の移動方
向における一方の側面部にマイクロプレート15の短辺
側のウエルの数(実施例においては8つ)に対応して突
設した測定位置検出用の各センサー18a,18b・・
・・18hが移動方向の前方に設けた測定位置センサー
19とそれぞれ接触することによって駆動し、マイクロ
プレート載置台14が横に一列づつ前進するよう構成さ
れている。
サーチすべき区間と粒子の流れ出しによる沈降パターン
の長さを測定するセンサーブロック20は、その上面に
マイクロプレート15の縦方向に設けた12個のウエル
と対応して反射板(図示せず)から得られる回帰光を測
定する12個の反射型の光センサー21a,21b・・
・・21lを横一列となるよう取付けて構成したもの
で、図1に示すようにマイクロプレート載置台14の前
方にその上方をマイクロプレート載置台14が通過で
き、かつマイクロプレート載置台14の移動方向と直交
する方向に微小距離づつ移動できるようベース本体11
上に設けたものである。すなわち、図2および図3に示
すようにベース本体11の下方に設けたセンサーブロッ
ク移動用のモータ22の回転軸22aに直結して外周縁
に3つの円弧部23a,23bおよび23cと3つの直
線部23d,23e,23fを交互に形成したカム部材
23を設け、該カム部材23の外周縁上にカム部材23
の外周縁と常時当接する回転子24を設け、該回転子2
4内に設けたベアリングと係合する軸部材25の基端部
をベース本体11上に突設して前記センサーブロック2
0の底面部と係合させると共に、該回転子24の軸部材
25をスプリング26によって付勢し、回転子24とカ
ム部材23の外周縁部とを常時当接させたもので、モー
タ22の回転によってカム部材23が回動し、該カム部
材23の外周縁に形成された円弧部23a〜23cが回
転子25と当接した時に前記センサーブロック20をマ
イクロプレート載置台14の移動方向と直交する方向に
約0.1mm程度の微小距離分移動させるよう構成した
ものである。なお、前記カム部材23の裏面に突設され
た円柱部27の外周部には、3つの光センサー28a,
28b,28cがそれぞれ120°づつずらした位置に
配設され、前記円柱部27の外周部に設けられた円板状
の検出板29の外周縁上に形成された切欠部30が光セ
ンサー28a,28b,28cと対応する位置に回動し
てくると、光センサーが作動し、センサーブロック20
の微小移動の開始や停止を制御するものである。
使用してこの発明の間接凝集免疫測定法について説明す
る。この沈降パターン測定装置10のマイクロプレート
載置台14に載置されるマイクロプレート15は、各ウ
エル内のU字状またはV字状の底部の中心部に免疫測定
用試薬の磁性体粒子又は磁性体を含む粒子を含有した成
分を磁力等によって強制沈降させたものであるが、使用
するマイクロプレート15はマイクロプレートの成形に
際してウエルは底部をU字状もしくはV字状に形成する
ためウエル底部周辺のエッジ部に成形時の歪みが生ずる
ので、各ウエルの縦もしくは横方向における整列位置が
必ずしも同一線上にない。したがって、図4に示すよう
にマイクロプレート15をX軸方向に移動させながら沈
降パターンの長さを測定する場合、マイクロプレートの
移動方向における最先端位置にあるウエルの底部の中心
を通るよう光センサーをセットして測定すると、光セン
サーは最先端のウエルW1 の沈降パターンA1 は光セン
サーの描く軌跡X線上を通るx1 −x2 の2点で正確に
測定することができる。しかしながら、ウエルの整列性
にズレがあって、たとえばウエルW2 の中心が軌跡X線
に対して右寄りに位置していた場合あるいはウエルW3
の中心が軌跡X線に対して左寄りに位置していた場合
は、それぞれ計測される沈降パターンA2あるいはA3
は短く測定されるため計測が不正確となる。
は、光センサーを使用してウエル底部に流れ出した沈降
パターンの計測に際し、ウエル底部周辺のエッジ部の成
形時の歪みによる整列性のズレによって生ずる誤差を補
正して計測を正確にするため、粒子の流れ出しによる沈
降パターンの成形前に、各ウエルごとに沈降パターンの
長さのサーチすべき区間をあらかじめ求めて座標として
コンピュータに記憶させたのち、沈降パターン形成後に
おいて、沈降パターンの長さを複数の地点において測定
し、両方の測定結果を比較して計測上最も長い沈降パタ
ーンを基準に免疫反応の有無を判定しようとするもので
ある。すなわち、図1に示すように粒子を強制沈降させ
たマイクロプレート15を縦列のウエルがマイクロプレ
ート載置台14がベース本体11上を移動する方向と直
交するようマイクロプレート載置台14に載せ、ベース
本体11を所定の角度に傾斜させてウエル内に沈降パタ
ーンを形成させる前にマイクロプレート載置台14をガ
イドロッド13,13に沿ってベース本体11上をX方
向に移動させ、マイクロプレート15の縦列のウエルと
同数の光センサー21a・・・・21lを設けたセンサ
ーブロック20上に位置させる。ついで、図5に示すよ
うにマイクロプレート15の移動方向における最前列に
位置するウエルW1 ,ウエルW9 , ウエルW1 7 ・・・
・ウエルWn(nは12)の底部周辺のエッジの円周上
に位置するA1 −B1 ,A2 −B2 およびA3 −B3 間
の長さを合計96個のウエルすべてについて測定する。
この測定に際しては、前記沈降パターン測定装置10に
おけるセンサーブロック20をマイクロプレート15の
移動方向と直交する方向、すなわちY方向にカム部材等
を駆動させて微小の間隔(約0.1mm)づつ移動させ
て3回に渡って計測するものである。
長のサーチすべき区間の計測が終了すると、マイクロプ
レート載置台14をもとの位置に戻したのち、ベース本
体11を約60°の傾斜角となるよう傾斜させてウエル
底部に粒子の流れ出しによる沈降パターンを形成させ
る。この沈降パターンの形成が終わると、ベース本体1
1をもとの水平状態に復帰させたのち、マイクロプレー
ト載置台14をマイクロプレート15の最前列のウエル
W1 がセンサーブロック20上に位置するよう移動さ
せ、図6に示すようにまずラインX1 上においてP1 −
Q1 間を、ラインX2 上においてP2 −Q2 間を、ライ
ンX3 上においてP3 −Q3 間のパターンの長さを測定
する。しかして、ラインX2 は基本的には各ウエルの中
心線上を意味し、ラインX2及びX3 は中心線を挟む前
後の円周上の地点である。これら各ウエルにおける3か
所における沈降パターンの長さの測定は、センサーブロ
ック20をY方向に微小の間隔(約0.1mm間隔)づ
つ移動させて実施するもので、検体溶液が注入されたウ
エルの全てについて実施するもので、通常は96個のウ
エル全てについて行う。その際、マイクロプレート載置
台14のX方向への移動は、マイクロプレート載置台1
4の側方に突出させた各センサー18a,18b・・・
・18hが移動方向の前方に設けた測定位置センサー1
9とそれぞれ接触することによってマイクロプレート載
置台14が横に一列づつ前進するものである。かくして
マイクロプレート15に設けられた96個のウエル全て
について位置をずらしての沈降パターンの長さの計測が
終わると、この計測値と沈降パターン形成前に実施した
計測値をコンピュータによって比較し、各ウエルとも一
番長い計測値の長さをもって免疫反応の有無を判定する
ものである。
するマイクロプレートにウエル底部周辺にエッジ部の成
形時に歪みが生ずることによってウエル間のピッチに誤
差があったとしても成分を含む粒子の流れ出しによる沈
降パターンの長さを精度良く測定することができ、かつ
データの再現性も向上させることができる。
沈降パターン測定装置は、マイクロプレートの成形に際
して生ずるウエルのピッチに誤差があっても、光センサ
ーをマイクロプレートの移動方向に直交する方向に微小
づつ移動させて各ウエルごとに沈降パターンの測長のサ
ーチすべき区間と、形成された沈降パターンの長さを複
数地点において正確に測定することができるものであ
る。
斜視図である。
一部切欠き側面図である。
一部切欠き平面図である。
ズレによる沈降パターン測定長さが異なることを示す平
面図である。
パターンの測長のサーチすべき区間を示す平面図であ
る。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 各ウエルの底部に免疫測定用試薬の粒子
を沈降させたのち、ウエルを所定角度に傾斜させてウエ
ル底部に粒子の流れ出しによる沈降パターンを形成させ
て免疫反応の有無を判定するに際し、ウエルを傾斜させ
てウエル底部に沈降パターンを形成させ、形成された沈
降パターンを流れ出し方向に直交する状態でウエルまた
は光センサーを移動させて沈降パターンの長さを複数地
点において測定し、得られた長さを沈降パターンの長さ
として免疫反応の有無を判定することを特徴とする間接
凝集免疫測定法。 - 【請求項2】 マイクロプレートの各ウエルの底部に免
疫測定用試薬の粒子を沈降させたのち、マイクロプレー
トを所定角度に傾斜させてウエル底部に粒子の流れ出し
による沈降パターンを形成させて免疫反応の有無を判定
するに際し、各ウエルの粒子の流れ出し方向における沈
降パターンの長さのサーチすべき区間を光センサーをに
よって測定したのち、マイクロプレートを傾斜させてウ
エル底部に沈降パターンを形成させ、形成された沈降パ
ターンを流れ出し方向に直交する状態でマイクロプレー
トまたは光センサーを移動させて沈降パターンの長さを
複数地点において測定し、得た沈降パターン計測値と前
記沈降パターンの長さのサーチすべき区間の測定値と比
較して最も長い沈降パターンを沈降パターンとして免疫
反応の有無を判定することを特徴とする間接凝集免疫測
定法。 - 【請求項3】 マイクロプレートの各ウエルの底部に免
疫測定用試薬の磁性体粒子または磁性体を含む粒子を含
有した成分を磁力によって強制沈降させたのち、マイク
ロプレートを所定角度に傾斜させてウエル底部に粒子の
流れ出しによる沈降パターンを形成させて免疫反応の有
無を判定するに際し、沈降パターンの形成前に各ウエル
の粒子の流れ出し方向における沈降パターンの長さのサ
ーチすべき区間をあらかじめ光センサーによって測定
し、該沈降パターンの長さのサーチすべき区間の測定後
にマイクロプレートを傾斜させてウエル底部に沈降パタ
ーンを形成させ、形成された沈降パターンを流れ出し方
向に直交する状態でマイクロプレートまたは光センサー
を微小移動させて沈降パターンの長さを複数地点におい
て測定し、得た沈降パターン計測値とあらかじめ測定し
た沈降パターンの長さのサーチすべき区間の測定値を比
較して最も長い長さを沈降パターンとして免疫反応の有
無を判定することを特徴とする間接凝集免疫測定法。 - 【請求項4】 所定角度で傾斜するベース本体上にマイ
クロプレート載置台を傾斜方向に沿って移動可能に設
け、該マイクロプレート載置台の移動方向における前方
位置にマイクロプレートの縦列もしくは横列に形成され
たウエルと同数の光センサーを同一線上に設けたセンサ
ーブロックをマイクロプレート載置台の移動方向と直交
させて設けた沈降パターン測定装置を使用し、沈降パタ
ーンの形成前に各ウエルの粒子の流れ出し方向における
沈降パターンの長さのサーチすべき区間をマイクロプレ
ートまたは光センサーを微小づつ移動させながら各ウエ
ルについて測定し、該沈降パターンの長さのサーチすべ
き区間の測定後にベース本体を傾斜させてマイクロプレ
ートの各ウエル底部に沈降パターンを形成させ、形成さ
れた沈降パターンを流れ出し方向に直交する状態でマイ
クロプレートまたは光センサーを微小移動させて沈降パ
ターンの長さを複数地点において測定し、得た沈降パタ
ーン計測値とあらかじめ測定した沈降パターンの長さの
サーチすべき区間の測定値を比較して最も長い長さを沈
降パターンとして免疫反応の有無を判定することを特徴
とする間接凝集免疫測定法。 - 【請求項5】 マイクロプレートの各ウエルの粒子の流
れ出し方向における沈降パターンの長さのサーチすべき
区間は、粒子の流れ出し方向におけるウエルの前方の円
周上における一点と該一点に対応する後方の円周上の一
点間の距離を流れ出し方向に直交する状態でマイクロプ
レートまたは光センサーを微小移動させて複数地点にお
いて測定したものであることを特徴とする請求項2,請
求項3又は請求項4記載の間接凝集免疫測定法。 - 【請求項6】 所定角度で傾斜するベース本体上にマイ
クロプレートを載置するマイクロプレート載置台を傾斜
方向に沿って移動可能に設け、該マイクロプレート載置
台の移動方向における前方位置にマイクロプレートの縦
列もしくは横列に形成されたウエルと同数の光センサー
を同一線上に設けたセンサーブロックをマイクロプレー
ト載置台の移動方向と直交する状態で設け、該センサー
ブロックまたはマイクロプレート載置台のいずれか一方
を移動できるよう構成したことを特徴とする沈降パター
ン測定装置。 - 【請求項7】 前記センサーブロックは、その上方もし
くは下方をマイクロプレート載置台が通過でき、かつマ
イクロプレート載置台の移動方向に対して直交状態で微
小移動できるよう構成したことを特徴とする請求項6記
載の沈降パターン測定装置。 - 【請求項8】 前記センサーブロックは、ベース本体の
下方に設けたセンサーブロック移動用モータの回転軸に
直結して外周縁に複数の円弧部と同数の直線部を交互に
形成したカム部材の外周縁とスプリングの付勢力によっ
て常時当接するよう設けられた回転子の軸部材と連動
し、カム部材の回動によってセンサーブロックをマイク
ロプレートの移動方向と直交する方向に微小移動させる
よう構成したことを特徴とする請求項6又は請求項7記
載の沈降パターン測定装置。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139076A JP2809047B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 間接凝集免疫測定法及びこれに用いる沈降パターン測定装置 |
| AU63107/94A AU686604B2 (en) | 1993-05-17 | 1994-05-16 | Method and apparatus for performing an indirect agglutination immunoassay |
| TW083104397A TW351766B (en) | 1993-05-17 | 1994-05-16 | Method and apparatus for indirect agglutination immunoassay |
| KR1019940010606A KR0166111B1 (ko) | 1993-05-17 | 1994-05-16 | 간접 응집 면역 측정 방법 및 장치 |
| CA002123644A CA2123644C (en) | 1993-05-17 | 1994-05-16 | Method and apparatus for indirect agglutination immunoassay |
| DE69429206T DE69429206T2 (de) | 1993-05-17 | 1994-05-17 | Verfahren und Vorrichtung zum indirekten Nachweis der Agglutination durch Immunreaktion |
| ES94107640T ES2169051T3 (es) | 1993-05-17 | 1994-05-17 | Procedimiento y aparato para ensayo inmunologico de aglutinacion indirecta. |
| EP94107640A EP0625708B1 (en) | 1993-05-17 | 1994-05-17 | Method and apparatus for indirect agglutination immunoassay |
| US08/933,583 US6124139A (en) | 1993-05-17 | 1997-09-19 | Method and apparatus for indirect agglutination immunoassay |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139076A JP2809047B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 間接凝集免疫測定法及びこれに用いる沈降パターン測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324041A true JPH06324041A (ja) | 1994-11-25 |
| JP2809047B2 JP2809047B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=15236933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5139076A Expired - Fee Related JP2809047B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 間接凝集免疫測定法及びこれに用いる沈降パターン測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2809047B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000121511A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-28 | Hitachi Koki Co Ltd | 自動分離抽出装置及びその制御方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5811835A (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-22 | Olympus Optical Co Ltd | 粒子凝集判定装置および判定容器 |
| JPH03108638A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-08 | Toray Ind Inc | 粒子凝集パターン判定方法 |
| JPH03144367A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-19 | Fujirebio Inc | 間接凝集免疫測定方法及び装置 |
| JPH03191864A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-21 | Fujirebio Inc | 間接凝集免疫測定方法及び装置 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5139076A patent/JP2809047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5811835A (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-22 | Olympus Optical Co Ltd | 粒子凝集判定装置および判定容器 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2000121511A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-28 | Hitachi Koki Co Ltd | 自動分離抽出装置及びその制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2809047B2 (ja) | 1998-10-08 |
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