JPH06325962A - 希土類磁石の湿式成形装置 - Google Patents
希土類磁石の湿式成形装置Info
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- JPH06325962A JPH06325962A JP5111405A JP11140593A JPH06325962A JP H06325962 A JPH06325962 A JP H06325962A JP 5111405 A JP5111405 A JP 5111405A JP 11140593 A JP11140593 A JP 11140593A JP H06325962 A JPH06325962 A JP H06325962A
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Landscapes
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸素含有量が低く、高い磁気特性のR
−Fe−B系希土類焼結磁石を製造する安全性の高い湿
式成形装置を提供する。 【構成】 原料粉末と疎水性有機物とからなる混
合物を容積式ポンプにより金型に注入充填し、配向磁場
を印加しながら、金型内の混合物を攪拌した後、加圧成
形する湿式成形機とし、混合物と成形体が大気に曝され
る箇所を囲い、囲い内の雰囲気を制御する制御装置を設
け、成形体を疎水性有機物中に保管する成形体取り出し
保管装置をもうけた希土類磁石の湿式成形装置。
−Fe−B系希土類焼結磁石を製造する安全性の高い湿
式成形装置を提供する。 【構成】 原料粉末と疎水性有機物とからなる混
合物を容積式ポンプにより金型に注入充填し、配向磁場
を印加しながら、金型内の混合物を攪拌した後、加圧成
形する湿式成形機とし、混合物と成形体が大気に曝され
る箇所を囲い、囲い内の雰囲気を制御する制御装置を設
け、成形体を疎水性有機物中に保管する成形体取り出し
保管装置をもうけた希土類磁石の湿式成形装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高性能のR−Fe−B
系希土類焼結磁石を安定に製造する装置に係り、特に成
形時の原料粉末の酸化を防止し、安全性が高く、高磁気
特性のR−Fe−B系希土類焼結磁石の湿式成形装置に
関するものである。
系希土類焼結磁石を安定に製造する装置に係り、特に成
形時の原料粉末の酸化を防止し、安全性が高く、高磁気
特性のR−Fe−B系希土類焼結磁石の湿式成形装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】希土類焼結磁石は原料金属を溶解し、鋳
型に注湯して得られたインゴットを粉砕、成形、焼結、
熱処理、加工の粉末冶金技術を用いて製造されるが、そ
の中でR−Fe−B系希土類焼結磁石(RはYを含む希
土類元素のうち一種または二種以上)は高性能磁石とし
て注目されている。しかし、インゴットを粉砕して得ら
れる希土類焼結磁石用合金粉末は化学的に非常に活性で
ある為、大気中において極めて急激に酸化して含有酸素
量が増加し、磁気特性の劣化を招いてしまう。また希土
類焼結磁石用合金粉末は、急激な酸化により発熱するだ
けでなく、甚だしい場合は発火してしまう為、安全性の
面でも問題があった。従来は、このような急激な酸化を
防止する方法として、窒素、アルゴン等の不活性ガス中
に長時間放置し表面を安定化する処理が行われていた
が、処理に長時間を要する為量産性に問題があった。更
に、希土類焼結磁石用合金粉末は吸水性があり、大気中
に放置すると大気中の水分を吸着し、製造された希土類
焼結磁石の特性を劣化させるという問題点があった。
型に注湯して得られたインゴットを粉砕、成形、焼結、
熱処理、加工の粉末冶金技術を用いて製造されるが、そ
の中でR−Fe−B系希土類焼結磁石(RはYを含む希
土類元素のうち一種または二種以上)は高性能磁石とし
て注目されている。しかし、インゴットを粉砕して得ら
れる希土類焼結磁石用合金粉末は化学的に非常に活性で
ある為、大気中において極めて急激に酸化して含有酸素
量が増加し、磁気特性の劣化を招いてしまう。また希土
類焼結磁石用合金粉末は、急激な酸化により発熱するだ
けでなく、甚だしい場合は発火してしまう為、安全性の
面でも問題があった。従来は、このような急激な酸化を
防止する方法として、窒素、アルゴン等の不活性ガス中
に長時間放置し表面を安定化する処理が行われていた
が、処理に長時間を要する為量産性に問題があった。更
に、希土類焼結磁石用合金粉末は吸水性があり、大気中
に放置すると大気中の水分を吸着し、製造された希土類
焼結磁石の特性を劣化させるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題に関し特開昭
61−114505号公報ではR−Fe−B系(RはY
を含む希土類元素の内一種または二種以上)合金粉末と
有機溶媒との混合物を作成し、この混合物を磁場中にて
圧縮し有機溶媒をろ過して得た成形体を乾燥、焼結及び
熱処理する永久磁石の製造方法が提案されている。この
製造方法によれば、湿式で成形する為、酸化、水分の吸
着の問題が解決される。近時R−Fe−B系永久磁石で
より高い磁気特性を得る為の検討が盛んに行われてい
る。そのためには、より含有酸素量を低減すること、お
よび磁石の配向度を向上する必要がある。そこで本発明
は、より酸素含有量を低減でき、また配向度を向上する
ことができる湿式成形装置を提供することを目的とす
る。
61−114505号公報ではR−Fe−B系(RはY
を含む希土類元素の内一種または二種以上)合金粉末と
有機溶媒との混合物を作成し、この混合物を磁場中にて
圧縮し有機溶媒をろ過して得た成形体を乾燥、焼結及び
熱処理する永久磁石の製造方法が提案されている。この
製造方法によれば、湿式で成形する為、酸化、水分の吸
着の問題が解決される。近時R−Fe−B系永久磁石で
より高い磁気特性を得る為の検討が盛んに行われてい
る。そのためには、より含有酸素量を低減すること、お
よび磁石の配向度を向上する必要がある。そこで本発明
は、より酸素含有量を低減でき、また配向度を向上する
ことができる湿式成形装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、R−Fe−B
系(RはYを含む希土類元素のうち一種または二種以
上)希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性有機物との混合
物を加圧成形する希土類磁石の湿式成形装置において、
雰囲気制御室内に加圧成形手段を配置することを特徴と
する。また本発明は、R−Fe−B系(RはYを含む希
土類元素のうち一種または二種以上)希土類焼結磁石用
原料粉末と疎水性有機物との混合物を加圧成形する希土
類磁石の湿式成形装置において、加圧成形手段のキャビ
ティ内に充填された前記混合物を攪拌する攪拌手段を有
することを特徴とする。
系(RはYを含む希土類元素のうち一種または二種以
上)希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性有機物との混合
物を加圧成形する希土類磁石の湿式成形装置において、
雰囲気制御室内に加圧成形手段を配置することを特徴と
する。また本発明は、R−Fe−B系(RはYを含む希
土類元素のうち一種または二種以上)希土類焼結磁石用
原料粉末と疎水性有機物との混合物を加圧成形する希土
類磁石の湿式成形装置において、加圧成形手段のキャビ
ティ内に充填された前記混合物を攪拌する攪拌手段を有
することを特徴とする。
【0005】以下に、本発明を詳述する。粉末の成形工
程において、原料粉末と成形体の酸化による磁気特性の
劣化と有機溶媒の外部への蒸発飛散を防ぐ必要がある。
疎水性有機物としてはn−ヘキサン、トルエン、フルオ
ロカ−ボン等を用いるが、全て揮発性が良く容易に大気
中に蒸発、飛散しやすく、また大部分、引火性、吸入被
毒性があり安全上、健康上対策が必要である。そこで、
粉末と疎水性有機物との混合物および加圧成形後の成形
体が大気に曝される箇所を大気から遮断し、雰囲気を制
御する雰囲気制御室を設ける。この雰囲気制御室には、
不活性ガスを雰囲気制御室内に供給する不活性ガス供給
手段を設け、雰囲気制御室内の雰囲気に応じて不活性ガ
ス供給手段からの不活性ガス流量を制御するとよい。不
活性ガス流量の制御は次のようにしておこなうことがで
きる。すなわち、雰囲気制御室内に、各々前記不活性ガ
ス供給手段への流量制御指令機能を有する酸素濃度検知
センサ、または疎水性有機物濃度センサを設け、各々の
センサが予め設定された酸素濃度または疎水性有機物濃
度を検知したときに流量制御指令信号を前記不活性ガス
供給手段へ発することにより、不活性ガスの流量を制御
すればよい。なお、酸素濃度検知センサおよび疎水性有
機物濃度センサの両者を設けてもよい。
程において、原料粉末と成形体の酸化による磁気特性の
劣化と有機溶媒の外部への蒸発飛散を防ぐ必要がある。
疎水性有機物としてはn−ヘキサン、トルエン、フルオ
ロカ−ボン等を用いるが、全て揮発性が良く容易に大気
中に蒸発、飛散しやすく、また大部分、引火性、吸入被
毒性があり安全上、健康上対策が必要である。そこで、
粉末と疎水性有機物との混合物および加圧成形後の成形
体が大気に曝される箇所を大気から遮断し、雰囲気を制
御する雰囲気制御室を設ける。この雰囲気制御室には、
不活性ガスを雰囲気制御室内に供給する不活性ガス供給
手段を設け、雰囲気制御室内の雰囲気に応じて不活性ガ
ス供給手段からの不活性ガス流量を制御するとよい。不
活性ガス流量の制御は次のようにしておこなうことがで
きる。すなわち、雰囲気制御室内に、各々前記不活性ガ
ス供給手段への流量制御指令機能を有する酸素濃度検知
センサ、または疎水性有機物濃度センサを設け、各々の
センサが予め設定された酸素濃度または疎水性有機物濃
度を検知したときに流量制御指令信号を前記不活性ガス
供給手段へ発することにより、不活性ガスの流量を制御
すればよい。なお、酸素濃度検知センサおよび疎水性有
機物濃度センサの両者を設けてもよい。
【0006】雰囲気制御室に連接された排気管内には疎
水性有機物回収手段を設け、疎水性有機物の外部への飛
散防止をはかる。疎水性有機物回収手段としては、冷凍
式、活性炭式等種々あるが、目的を達成できればその方
式は特に限定されない。
水性有機物回収手段を設け、疎水性有機物の外部への飛
散防止をはかる。疎水性有機物回収手段としては、冷凍
式、活性炭式等種々あるが、目的を達成できればその方
式は特に限定されない。
【0007】次に、成形後の成形体は酸化を防ぐ為に直
ちに脱溶媒し焼結することが望ましいが、現実の生産ラ
インにおいては溶媒、焼結するまで保管を行う場合があ
る。成形直後の成形体は、有機溶媒により湿潤状態にあ
るが、有機溶媒は揮発しやすいために短時間で蒸発する
ことにより成形体表面が大気に曝され、酸化作用をうけ
磁気特性が劣化してしまう。特に、活性な希土類元素を
含みかつ酸素含有量の低い成形体を大気中に曝すと発火
さえも生じる。そこで、雰囲気制御室内に疎水性有機物
を保持した成形体保管容器を設置し、必要な時まで成形
体を前記成形体保管容器内で保管することが望ましい。
ちに脱溶媒し焼結することが望ましいが、現実の生産ラ
インにおいては溶媒、焼結するまで保管を行う場合があ
る。成形直後の成形体は、有機溶媒により湿潤状態にあ
るが、有機溶媒は揮発しやすいために短時間で蒸発する
ことにより成形体表面が大気に曝され、酸化作用をうけ
磁気特性が劣化してしまう。特に、活性な希土類元素を
含みかつ酸素含有量の低い成形体を大気中に曝すと発火
さえも生じる。そこで、雰囲気制御室内に疎水性有機物
を保持した成形体保管容器を設置し、必要な時まで成形
体を前記成形体保管容器内で保管することが望ましい。
【0008】原料粉末と疎水性有機物とからなる混合物
を金型内に注入充填する装置は種々あるが、本混合物の
場合は、粉末の比重が極度に大きく、また粉末の粒径が
比較的大きいため沈降しやすく、一定重量を金型内に安
定して注入充填することが難しい。金型内に充填される
該混合物の量のバラツキは成形後の成形体重量バラツキ
となり、焼結体寸法バラツキとなり、加工時の能率が低
下するのみならず寸法不良をきたす。そこで容積式ポン
プを設け該混合物を蓄積する容器の底部より該混合物を
吸引し金型内に注入充填することが望ましい。
を金型内に注入充填する装置は種々あるが、本混合物の
場合は、粉末の比重が極度に大きく、また粉末の粒径が
比較的大きいため沈降しやすく、一定重量を金型内に安
定して注入充填することが難しい。金型内に充填される
該混合物の量のバラツキは成形後の成形体重量バラツキ
となり、焼結体寸法バラツキとなり、加工時の能率が低
下するのみならず寸法不良をきたす。そこで容積式ポン
プを設け該混合物を蓄積する容器の底部より該混合物を
吸引し金型内に注入充填することが望ましい。
【0009】次に、金型内に注入された混合物には磁場
を印加して、原料粉末粒子の配向を行うが、疎水性有機
物の粘度が高いために配向を十分に高くすることができ
ない。配向性が悪いと磁気特性が低下する。故に、配向
磁場を印加した状態で何等かの手段で金型内の混合物を
攪拌し、粉末を分散させ配向しやすくする必要がある。
攪拌手段としては攪拌羽根、攪拌棒を動力で自転、公転
させる装置や振動源により攪拌する装置が適用される。
攪拌後に混合物は加圧成形手段により、一定圧力で加
圧、圧縮されて適度な密度の成形体となる。
を印加して、原料粉末粒子の配向を行うが、疎水性有機
物の粘度が高いために配向を十分に高くすることができ
ない。配向性が悪いと磁気特性が低下する。故に、配向
磁場を印加した状態で何等かの手段で金型内の混合物を
攪拌し、粉末を分散させ配向しやすくする必要がある。
攪拌手段としては攪拌羽根、攪拌棒を動力で自転、公転
させる装置や振動源により攪拌する装置が適用される。
攪拌後に混合物は加圧成形手段により、一定圧力で加
圧、圧縮されて適度な密度の成形体となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって具体的に説明
するが、本発明の内容は、これに限定されるものではな
い。図1に本発明湿式成形装置の一例の模式図を示す。
希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性有機物との混合物7
を混合物タンク6内に収容する。混合物タンク6に接続
した容積式ポンプ8を移動装置(図示せず)にて、断続
できる配向磁場中に配置された金型1内のキャビティ上
に移動させる。そして容積式ポンプ8にてキャビティ内
に混合物7を一定量注入充填し、移動装置(図示せず)
により容積ポンプ8を元の位置に戻す。配向磁場用コイ
ル2により配向磁場を印加し、攪拌装置搬送機(図示せ
ず)にて攪拌装置9をキャビティ内に搬送しキャビティ
内の混合物7を攪拌することにより混合物7中の微粉末
の配向性を良くした後、攪拌装置搬送機(図示せず)に
て攪拌装置9を元の位置に退避させ上パンチ3を下降さ
せ圧力をかけると有機溶媒は下パンチ4上に置かれたフ
ィルタ−18を通して下パンチ4に設けられた溶媒排出
用穴5を通し排出され粉末が圧縮成形される。混合物7
を圧縮している間は配向磁場を印加してもしなくても構
わないが、粉末の配向性を維持する為、及び金型1と上
・下パンチ3、4のクリアランスから有機溶媒とともに
粉末の吹き出しを防止する為には圧縮が完了するまで配
向磁場を印加した状態を維持することが望ましい。
するが、本発明の内容は、これに限定されるものではな
い。図1に本発明湿式成形装置の一例の模式図を示す。
希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性有機物との混合物7
を混合物タンク6内に収容する。混合物タンク6に接続
した容積式ポンプ8を移動装置(図示せず)にて、断続
できる配向磁場中に配置された金型1内のキャビティ上
に移動させる。そして容積式ポンプ8にてキャビティ内
に混合物7を一定量注入充填し、移動装置(図示せず)
により容積ポンプ8を元の位置に戻す。配向磁場用コイ
ル2により配向磁場を印加し、攪拌装置搬送機(図示せ
ず)にて攪拌装置9をキャビティ内に搬送しキャビティ
内の混合物7を攪拌することにより混合物7中の微粉末
の配向性を良くした後、攪拌装置搬送機(図示せず)に
て攪拌装置9を元の位置に退避させ上パンチ3を下降さ
せ圧力をかけると有機溶媒は下パンチ4上に置かれたフ
ィルタ−18を通して下パンチ4に設けられた溶媒排出
用穴5を通し排出され粉末が圧縮成形される。混合物7
を圧縮している間は配向磁場を印加してもしなくても構
わないが、粉末の配向性を維持する為、及び金型1と上
・下パンチ3、4のクリアランスから有機溶媒とともに
粉末の吹き出しを防止する為には圧縮が完了するまで配
向磁場を印加した状態を維持することが望ましい。
【0011】圧縮成形された成形体は下パンチ4の上昇
により金型1の上面まで押し出され、成形体取り出し装
置14により成形体保管容器16まで搬送され、成形体
の酸化を防止する為に疎水性有機物17中に保管され
る。一方成形前後に混合物7と成形体が大気に曝され酸
化されるのを防止するため、および疎水性有機物の大気
拡散による火災、吸入被毒性防止等の安全、健康上の対
策の為、混合物7と成形体が大気に曝される箇所を大気
と遮断するために雰囲気制御室10を設けている。雰囲
気制御室10には酸素濃度検知センサ11と疎水性有機
物濃度検知センサ12が設けられており、雰囲気制御室
10内のガス濃度を検知する。雰囲気制御室10内の酸
素濃度と疎水性有機物のガス濃度を検知し、管理基準値
を外れた場合に不活性ガス流量調整弁13に信号を送
り、不活性ガス導入口19より不活性ガスを導入するよ
うにしている。雰囲気制御室10内のガスは、雰囲気制
御室10に連通した排気管20より排気され、排気ガス
中の疎水性有機物は排気管20に設けた疎水性有機物回
収機15により回収される。疎水性有機物回収機15は
冷凍式、活性炭式等があるがこれに限定されるものでは
ない。
により金型1の上面まで押し出され、成形体取り出し装
置14により成形体保管容器16まで搬送され、成形体
の酸化を防止する為に疎水性有機物17中に保管され
る。一方成形前後に混合物7と成形体が大気に曝され酸
化されるのを防止するため、および疎水性有機物の大気
拡散による火災、吸入被毒性防止等の安全、健康上の対
策の為、混合物7と成形体が大気に曝される箇所を大気
と遮断するために雰囲気制御室10を設けている。雰囲
気制御室10には酸素濃度検知センサ11と疎水性有機
物濃度検知センサ12が設けられており、雰囲気制御室
10内のガス濃度を検知する。雰囲気制御室10内の酸
素濃度と疎水性有機物のガス濃度を検知し、管理基準値
を外れた場合に不活性ガス流量調整弁13に信号を送
り、不活性ガス導入口19より不活性ガスを導入するよ
うにしている。雰囲気制御室10内のガスは、雰囲気制
御室10に連通した排気管20より排気され、排気ガス
中の疎水性有機物は排気管20に設けた疎水性有機物回
収機15により回収される。疎水性有機物回収機15は
冷凍式、活性炭式等があるがこれに限定されるものでは
ない。
【0012】以上説明した装置を用い希土類焼結磁石を
製造した。出発原料として、電解鉄、フェロボロン、N
dを所定量秤量し、高周波溶解炉にて溶解、鋳造するこ
とにより、重量%でNd=31%、B=1.0%、Al
=0.3%、残部Feなるインゴットを製造した。この
インゴットを粗粉砕し、次いでジェットミルを用い雰囲
気の酸素量が10ppmの窒素中で微粉砕した。微粉末の
平均粒径は4.1μmであった。粉砕して得られた微粉
末を窒素雰囲気中でn−ヘキサンに浸漬して微粉末と疎
水性有機物の混合物を得て混合物タンクに供給した。そ
の後前述の流れにしたがって成形体を得た。すなわち、
前記混合物を金型1のキャビティ内に充填し、配向磁場
用コイル2に電流を流し配向磁場強度15kOeで微粉末
と有機溶媒の混合物内の微粉末を配向させ、その状態の
まま上パンチ3により加圧した。加圧された微粉末と有
機溶媒の混合物中の大部分の有機溶媒はフィルタ−18
を通し下パンチ4に設けられた溶媒排出用穴5を通し排
出された。その後配向磁場用電流を切った後、成形体を
取り出し、成形体を直ちにn−ヘキサンに浸漬させた。
得られた成形体を、n−ヘキサンから取り出し焼結炉に
挿入し圧力5×10-2Torrで室温から150℃まで1.
5℃/minで昇温し、その温度で1時間保持の後500
℃まで1.5℃/minで昇温、成形体中の有機溶媒を除
去し、圧力5×10-4Torrで500℃から1100℃ま
で20℃/minで昇温、2時間保持しその後炉冷した。
得られた焼結体を900℃で1時間、600℃で1時間
時効処理した後、焼結体の酸素量、炭素量、磁気特性を
測定したところ表1に示すように十分な特性がえられ
た。
製造した。出発原料として、電解鉄、フェロボロン、N
dを所定量秤量し、高周波溶解炉にて溶解、鋳造するこ
とにより、重量%でNd=31%、B=1.0%、Al
=0.3%、残部Feなるインゴットを製造した。この
インゴットを粗粉砕し、次いでジェットミルを用い雰囲
気の酸素量が10ppmの窒素中で微粉砕した。微粉末の
平均粒径は4.1μmであった。粉砕して得られた微粉
末を窒素雰囲気中でn−ヘキサンに浸漬して微粉末と疎
水性有機物の混合物を得て混合物タンクに供給した。そ
の後前述の流れにしたがって成形体を得た。すなわち、
前記混合物を金型1のキャビティ内に充填し、配向磁場
用コイル2に電流を流し配向磁場強度15kOeで微粉末
と有機溶媒の混合物内の微粉末を配向させ、その状態の
まま上パンチ3により加圧した。加圧された微粉末と有
機溶媒の混合物中の大部分の有機溶媒はフィルタ−18
を通し下パンチ4に設けられた溶媒排出用穴5を通し排
出された。その後配向磁場用電流を切った後、成形体を
取り出し、成形体を直ちにn−ヘキサンに浸漬させた。
得られた成形体を、n−ヘキサンから取り出し焼結炉に
挿入し圧力5×10-2Torrで室温から150℃まで1.
5℃/minで昇温し、その温度で1時間保持の後500
℃まで1.5℃/minで昇温、成形体中の有機溶媒を除
去し、圧力5×10-4Torrで500℃から1100℃ま
で20℃/minで昇温、2時間保持しその後炉冷した。
得られた焼結体を900℃で1時間、600℃で1時間
時効処理した後、焼結体の酸素量、炭素量、磁気特性を
測定したところ表1に示すように十分な特性がえられ
た。
【0013】(比較例1)実施例と同じインゴットを実
施例と同様の粉砕を行い、窒素雰囲気中でn−ヘキサン
に浸漬することなく大気中に開放したところ、即座に発
火し微粉の回収を行うことはできなかった。 (比較例2)実施例と同じインゴットを実施例と同様の
粉砕を行い、窒素ガス中で気密容器に回収し、48時間
大気圧の窒素ガス中で安定化処理した微粉末を大気中、
配向磁場強度15KOe、成形圧1ton/cm2で成形し、得ら
れた成形体を圧力5×10-4Torrで室温から1100℃
まで20℃/minで昇温、2時間保持後炉冷した。得ら
れた焼結体を900℃で1時間、600℃で1時間熱処
理した後、焼結体の酸素量、炭素量、磁気特性を測定し
たところ表1に示すように、実施例より酸素量が高く、
特性も実施例より低い結果となった。
施例と同様の粉砕を行い、窒素雰囲気中でn−ヘキサン
に浸漬することなく大気中に開放したところ、即座に発
火し微粉の回収を行うことはできなかった。 (比較例2)実施例と同じインゴットを実施例と同様の
粉砕を行い、窒素ガス中で気密容器に回収し、48時間
大気圧の窒素ガス中で安定化処理した微粉末を大気中、
配向磁場強度15KOe、成形圧1ton/cm2で成形し、得ら
れた成形体を圧力5×10-4Torrで室温から1100℃
まで20℃/minで昇温、2時間保持後炉冷した。得ら
れた焼結体を900℃で1時間、600℃で1時間熱処
理した後、焼結体の酸素量、炭素量、磁気特性を測定し
たところ表1に示すように、実施例より酸素量が高く、
特性も実施例より低い結果となった。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明装置によ
ればR−Fe−B系希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性
有機物からなる混合物を容積式ポンプにより金型内に注
入充填した後、配向磁場を印加しながら、金型内の混合
物を攪拌装置で攪拌し、粉末の配向性を良くした後、加
圧成形する湿式成形機とし、混合物と成形体が大気に曝
される箇所を囲い、囲い内の雰囲気を制御する装置を導
入し、成形体を疎水性有機物中に保管する成形体取り出
し保管装置を設けたことにより、酸素量が極めて低い焼
結体を得ることができ、磁気特性も向上させることがで
きた。また、火災や吸入被毒対策を施したことにより安
全性の高い装置となった。
ればR−Fe−B系希土類焼結磁石用原料粉末と疎水性
有機物からなる混合物を容積式ポンプにより金型内に注
入充填した後、配向磁場を印加しながら、金型内の混合
物を攪拌装置で攪拌し、粉末の配向性を良くした後、加
圧成形する湿式成形機とし、混合物と成形体が大気に曝
される箇所を囲い、囲い内の雰囲気を制御する装置を導
入し、成形体を疎水性有機物中に保管する成形体取り出
し保管装置を設けたことにより、酸素量が極めて低い焼
結体を得ることができ、磁気特性も向上させることがで
きた。また、火災や吸入被毒対策を施したことにより安
全性の高い装置となった。
【図1】本発明の湿式成形装置の模式図である。
1 金型 2 配向磁場用コイル 3 上パンチ 4 下パンチ 5 溶媒排出用穴 6 混合物タンク 7 混合物 8 容積式ポンプ 9 攪拌装置 10 雰囲気制御室 11 酸素濃度検知センサ 12 疎水性有機物濃度検知センサ 13 不活性ガス流量調整弁 14 成形体取り出し装置 15 疎水性有機物回収機 16 成形体保管容器 17 疎水性有機物 18 フィルタ− 19 不活性ガス導入口 20 排気管
Claims (9)
- 【請求項1】 R−Fe−B系(RはYを含む希土類元
素のうち一種または二種以上)希土類焼結磁石用原料粉
末と疎水性有機物との混合物を加圧成形する希土類磁石
の湿式成形装置において、雰囲気制御室内に加圧成形手
段が配置されたことを特徴とする希土類磁石の湿式成形
装置。 - 【請求項2】 雰囲気制御室に、流量制御機能を有する
不活性ガス供給手段が連接された請求項1に記載の希土
類磁石の湿式成形装置。 - 【請求項3】 雰囲気制御室に、疎水性有機物回収手段
を備えた排気管が連接された請求項1または2に記載の
希土類磁石の湿式成形装置。 - 【請求項4】 雰囲気制御室に、前記不活性ガス供給手
段への流量制御指令機能を有する酸素濃度検知センサが
設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の希土類磁石
の湿式成形装置。 - 【請求項5】 雰囲気制御室に、前記不活性ガス供給手
段への流量制御指令機能を有する疎水性有機物濃度検知
センサが設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の希
土類磁石の湿式成形装置。 - 【請求項6】 雰囲気制御室内に、疎水性有機物を保持
した成形体保管容器を設置した請求項1〜5のいずれか
に記載の希土類磁石の製造装置。 - 【請求項7】 R−Fe−B系(RはYを含む希土類元
素のうち一種または二種以上)希土類焼結磁石用原料粉
末と疎水性有機物との混合物を加圧成形する希土類磁石
の湿式成形装置において、加圧成形手段のキャビティ内
に充填された前記混合物を攪拌する攪拌手段を有するこ
とを特徴とする希土類磁石の湿式成形装置。 - 【請求項8】 攪拌手段が、攪拌羽根もしくは攪拌棒で
ある請求項7に記載の希土類磁石の湿式成形装置。 - 【請求項9】 攪拌手段が、キャビティに振動を与える
ものである請求項7に記載の希土類磁石の湿式成形装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111405A JPH06325962A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 希土類磁石の湿式成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111405A JPH06325962A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 希土類磁石の湿式成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06325962A true JPH06325962A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14560326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111405A Pending JPH06325962A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 希土類磁石の湿式成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06325962A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009081978A1 (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-02 | Ulvac, Inc. | 永久磁石の製造方法 |
| JP2015070141A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日立金属株式会社 | R−t−b系焼結磁石の製造方法 |
| CN111180161A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-19 | 浙江鑫盛永磁科技有限公司 | 一种用于磁流体制备的高效生产系统 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5111405A patent/JPH06325962A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009081978A1 (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-02 | Ulvac, Inc. | 永久磁石の製造方法 |
| JP4914922B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-04-11 | 株式会社アルバック | 永久磁石の製造方法 |
| US8328954B2 (en) | 2007-12-25 | 2012-12-11 | Ulvac, Inc. | Method of manufacturing permanent magnet |
| JP2015070141A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日立金属株式会社 | R−t−b系焼結磁石の製造方法 |
| CN111180161A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-19 | 浙江鑫盛永磁科技有限公司 | 一种用于磁流体制备的高效生产系统 |
| CN111180161B (zh) * | 2020-01-15 | 2020-09-29 | 浙江鑫盛永磁科技有限公司 | 一种用于磁流体制备的高效生产系统 |
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