JPH06326030A - 半導体製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体製造方法及び製造装置

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JPH06326030A
JPH06326030A JP5111614A JP11161493A JPH06326030A JP H06326030 A JPH06326030 A JP H06326030A JP 5111614 A JP5111614 A JP 5111614A JP 11161493 A JP11161493 A JP 11161493A JP H06326030 A JPH06326030 A JP H06326030A
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JP
Japan
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film
hydrogen
gas
amorphous silicon
plasma treatment
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JP5111614A
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English (en)
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Kazuaki Tashiro
和昭 田代
Izumi Tabata
泉 田畑
Takayuki Ishii
石井  隆之
Masato Yamanobe
正人 山野辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜推積と水素プラズマ処理の条件を最適化
し、膜質の向上を図ることができる半導体製造方法及び
製造装置を提供する。 【構成】 基板上にアモルファスシリコンアロイ膜を堆
積する工程とこのアモルファスシリコンアロイ膜にプラ
ズマ処理を施す工程とを交互に繰り返しながら堆積を行
うに当り、推積時とプラズマ処理時のプロセス条件を独
立に制御するようにした半導体の製造方法及び製造装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体の製造方法及び製
造装置に関するものである。特に、アモルファスシリコ
ンアロイを作成する半導体製造方法とその製造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年アモルファスシリコンアロイを利用
した半導体装置の開発が盛んである。特に大面積低コス
トで生産できる太陽電池の開発や、液晶ディスプレイ用
薄膜トランジスタの開発、軽量小型に作れるファクシミ
リ用固体撮像装置の開発も盛んである。従来これらの半
導体装置に使われるアモルファスシリコンアロイ、特に
水素化アモルファスシリコンの製造方法としては、シラ
ンSiH4 またはジシランSi26 を成膜ガスとする
RFプラズマCVD法やマイクロ波プラズマCVD法、
あるいは水素ガス存在下でSiターゲットをArプラズ
マ中でスパッタする反応性スパッタリング法などが用い
られてきた。実験的にはこの他にも光CVD法、ECR
CVD法、水素原子存在下でのSiの真空蒸着法、など
の報告があり、Si26 などによる熱CVD法での成
功例もある。これらの方法により得られる水素化アモル
ファスシリコン膜はほとんど水素を10%またはそれ以
上含む膜である。
【0003】このような水素化アモルファスシリコン膜
の製造方法としてもっとも普及しているのはプラズマC
VD法で、多くの場合SiH4 、Si26 ガスを用
い、必要に応じて水素ガスで希釈を行い13.56MH
zまたは2.54GHzの高周波でプラズマを発生さ
せ、プラズマにより成膜ガスを分解して反応性のある活
性種をつくり、基板上に水素化アモルファスシリコン膜
を堆積させる。推積ガスにPH3 、B26 、BF3
どのドーピングガスを混ぜればn型またはp型の水素化
アモルファスシリコン膜を形成することができるので、
これらの膜を用いて、このようなアモルファスシリコン
デバイスを作ることができる。
【0004】しかしながら、これらの膜では光劣化(い
わゆるstaebler−Wronski効果)が大き
いという問題があり、これらを解決するために水素プラ
ズマ処理を繰り返す方法(たとえば応用物理学会関係連
合講演会予稿集1990年春季31a−2D−8,31
a−2D−11,1988年秋季5p−2F−1など)
が提案されている。
【0005】この成膜方法によると、時間tD の間水素
化アモルファスシリコン膜を堆積した後、この堆積した
膜に対して時間tA だけ水素プラズマ放電を行い、この
とき発生する原子状水素に暴露させる(以下水素プラズ
マ処理)という一組のステップを繰り返しながら成膜す
る。このために推積ガスをON/OFFさせて、この繰
り返しを行う方法が取られている。
【0006】tA の間、堆積膜表面は原子状水素の暴露
を受ける。この間に表面で起こっている現象のメカニズ
ムは必ずしも明らかではないが、原子状水素が堆積膜の
中へ、あるいは堆積表面を、ある程度拡散し、過剰の水
素を引き抜きつつSiネットワークの組み替え(構造緩
和)が起こっていると考えられる。
【0007】まず原子状水素暴露の効果を説明する。
【0008】図7は膜中水素濃度のtA 依存を示す。a
は各サイクルでの膜厚が50Åの場合であり、bは膜厚
100Åの場合である。cはaと比較して原子状水素濃
度を増やした場合である(この例ではRFパワーを上げ
ている)。各ステップでの膜厚が100Å以上だと原子
状水素暴露をいくら行っても構造緩和は進まなくなるこ
とが分かる。原子状水素濃度は大きいほうが、同じ膜中
水素濃度に達するのにより短い時間ですむことが分か
る。tD 間に堆積する膜厚は、10Å以上100Å以
下、望ましくは50Å以下である必要がある。
【0009】図8はtD 間の堆積膜厚と膜中水素濃度の
関係を示している。原子状水素暴露時間あるいは堆積時
間を制御することで、膜中水素濃度を制御できることが
分かる。tD の間に堆積する水素化アモルファスシリコ
ン膜の膜厚は2原子層以上であることが望ましく、実際
上10Å以上であることが望ましい。なぜならば堆積し
た膜が1原子層しかないとアモルファス構造を安定に保
つことができず、原子状水素暴露により結晶化が進んで
しまうからである。この原因としては原子状水素による
過度の水素の引き抜きが考えられる。堆積膜が薄く、水
素が引き抜かれすぎれば構造緩和が極度に起こり、結晶
化までいってしまう。原子状水素暴露による過度の緩和
を防ぎ、制御性良く緩和を進めるには10Å以上の水素
化アモルファスシリコン膜の堆積が必要である。
【0010】図9は膜中水素濃度と光学的バンドギャッ
プの関係を示す。膜中水素濃度は水素プラズマ中の原子
状水素濃度に依存する。
【0011】このように推積時に膜中水素を制御する、
つまり構造緩和を起こしながら、膜中水素濃度を低減す
ることにより、これが原因と考えられている膜中のウイ
ークボンドを減らすことが可能となり、これに起因する
光劣化を押えることができる。
【0012】このような製造方法を実現するために従来
考案されている製造装置を図10に示す。図10におい
て300は反応チャンバー、301は基板、302はア
ノード電極、303はカソード電極、304は基板加熱
用ヒーター、305は接地用端子である。306はマッ
チングボックス、307は13.56MHzのRF電源
である。308は圧力コントロール用ゲートバルブであ
る。309はターボ分子ポンプ、310はロータリーポ
ンプである。311は推積ガスライン、312は水素ガ
スライン、313は捨てガスラインである。314、3
15はエアーバルブである。これらのエアーバルブは制
御用シーケンサに接続され、制御される。エアーバルブ
314、315を切りかえることにより、成膜ガスのチ
ャンバーへのON/OFFを行う。推積ガスであるシラ
ンガスSiH4 のみの流れをON/OFF制御するだけ
で水素化アモルファスシリコン膜堆積と原子状水素暴露
の両方を容易に切り替えることができる。図11に推積
時と水素プラズマ処理時の動作を示す。水素ガス、アル
ゴンガスの流量は一定、RFパワーも、成膜、水素プラ
ズマ処理を通して一定である。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
の従来例の様に推積ガスのみをON/OFFさせて、推
積と水素プラズマ処理とを交互に行う場合、以下のよう
な問題があった。推積時と水素プラズマ処理時では最適
条件が一致するとは限らず、ガス流量、ガス比、RFパ
ワー、圧力の合せこみをやろうと思っても、装置の制約
上できなかった。たとえば図11に示されているよう
に、推積時の条件としては、シランガスSiH4:H
2 :Ar=1:1:1であるが、ここでシランガスを切
るとチャンバー内の圧力は水素ガスとアルゴンガスの分
圧のみとなり、必然的に初期の半分の値になる。ここで
原子状水素の量を増やすために最適の圧力にしようと考
えて、これより高い圧力の方へもっていくとすると、現
状では流量比を変えることにより、初期条件で水素リッ
チにしなければならない。しかしながら、このとき推積
時の条件も水素リッチとなり、推積条件としては、微結
晶化しやすくなるなどの問題が起こる。またRFパワー
においても、水素プラズマ処理時は高パワーの方が好ま
しいが、推積時は、高パワーにすると、ポリシランが生
じたり、微結晶化しやすくなるなどの問題が起こる。そ
こで従来の条件は推積と水素プラズマの折衷案的条件と
なり、一定パワーで推積と水素プラズマ処理を行ってい
た。
【0014】
【課題を解決する手段】上記問題点を解決するために、
基板上にアモルファスシリコンアロイ膜を堆積する工程
と、このアモルファスシリコンアロイ膜にプラズマ処理
を施す工程とを交互に繰り返しながら堆積を行う半導体
製造方法及び半導体製造装置において、推積時とプラズ
マ処理時のプロセス条件を独立に制御することを特徴と
する半導体製造方法及び半導体製造装置を提供すること
により、上記問題点を解決し、特性の優れた膜を作成す
る。
【0015】
【作用】上記方法による半導体製造装置では、推積時と
プラズマ処理時のプロセス条件を最適に設定することが
できる。これにより最適化された膜を得ることができ
た。
【0016】
【実施例】実施例1 図1に本発明になる半導体製造装置を示す。
【0017】図1において100は反応チャンバー、1
01は基板、102はアノード電極、103はカソード
電極、104は基板加熱用ヒーター、105は接地用端
子である。106はマッチングボックス、107は1
3.56MHzのRF電源である。108は圧力コント
ロール用ゲートバルブである。109はターボ分子ポン
プ、110はロータリーポンプである。111は捨てガ
スライン、119は成膜用ガスライン、120は水素プ
ラズマ処理用ガスライン、115、116、117、1
18はエアーバルブである。これらのエアーバルブは制
御用コンピューターに接続されている。112はターボ
分子ポンプ、113はロータリーポンプである。114
は制御用コンピューター成膜ガスであるシランガスSi
4 と水素ガスをON/OFF制御するだけで水素化ア
モルファスシリコン膜堆積と原子状水素暴露の両方を容
易に切り替えることができる。121、123は水素ガ
スラインのバルブ、124、126はシランガスライン
のバルブ、127、129は水素ガスラインのバルブ、
130、132はアルゴンガスラインのバルブ、13
3、135はホスフィンガスラインのバルブである。1
36、138はジボランガスラインのバルブである。1
22、125、128、131、134、137は各ラ
インのマスフローコントローラーである。
【0018】本発明になる製造装置の動作とその作用を
述べる。一般に膜堆積時のプロセス条件としては、水素
ガス分圧が大きくなると、微結晶化が起こりやすくなる
ので、水素ガスの分圧は小さくする方が良い。その場合
シランガス分圧が減少するとそれに応じて推積速度も減
少する。それを防ぐためには、水素の流量比を一定に保
って、全体の圧力を上げれば良いが、そうするとポリシ
ランを生成し易くなる。そこで本実施例では以上のこと
を考慮に入れて、シランガス10sccm、水素ガス1
0sccmを流し、全体の圧力を0.1Torrとし
た。RFパワーについては、高いパワー密度で成膜する
と、やはり微結晶化し易くなったり、ポリシランができ
易くなったりするので避けなければならない。しかしな
がら水素プラズマ処理時には、RFパワーの大きいほう
が効果の大きいことが分かっている。図7のcは、RF
パワーのみをかえて、他の条件を一定にしたときの膜中
水素濃度のtA 依存を示す。RFパワーの大きい条件で
は、同じ膜中水素を達成するのにより短いtA ですむこ
とが分かる。そこで本発明による方法によれば、推積時
と水素プラズマ時のRFパワーを独自に制御できるの
で、ここでは推積時には5mW/cm2 、水素プラズマ
処理時には20mW/cm2 とした。こうすることによ
って、水素プラズマ処理時間を短縮することができ、全
体として推積時間を短縮することができる。これにより
膜質の改善を計りながら、しかも推積のコストダウンも
できる。水素プラズマ処理時の条件としては、アルゴン
ガスを適当に混合することにより、原子状水素を増加さ
せうることが分かっているので、混合比Ar/H2 =1
/1として水素ガスラインにH2 ガス20sccm、ア
ルゴンガス20sccmを流す。圧力は全体で0.1T
orrとした。
【0019】図3から分かるように推積時にはシランガ
スラインを利用し、RFパワー5mW/cm2 で推積す
る。水素プラズマ処理時には水素ガスラインを利用し、
RFパワー20mW/cm2 で処理を行う。これらの切
り替えは全て制御用コンピューターで行う。シランガ
ス、水素ガス、アルゴンガスの流量比や圧力、RFパワ
ーは適宜変更することができる。以上の条件での目標膜
中水素濃度は4%とした。tD =30Å、tA =5se
cで成膜をすると、推積速度は1.5Å/secとなっ
た。従来同様の膜中水素濃度を出す場合、推積速度は
1.0Å/secであったので、1.5倍の向上となっ
ている。
【0020】次に本発明の半導体製造装置によりイント
リンシック(i型)な水素化アモルファスシリコン膜を
作成し、このi型膜を光電変換膜に利用した太陽電池を
作成した場合を以下に示す。太陽電池の構成は図5に示
す。
【0021】ガラス基板701上に、Alなどの金属膜
を用い下電極702を形成した後、チャンバー100の
中のアノード電極上に取りつけ、ポンプ109、110
により排気し、10-6Torrとした。バルブ121、
123、124、126、133、135を開けてSi
4 ガスを30sccm、H2 ガスを30sccm流
し、H2 ガスで1%に希釈したPH3 ガスを30scc
m流した。チャンバー内圧を0.5Torrにして基板
温度は300℃に設定し、1時間保持した。50mW/
cm2 のRFパワーを投入し7分間放電しn+ 型水素化
マイクロクリスタルシリコン層を400Å堆積した。ガ
ス供給を停止した後、チャンバー内を10 -6Torr以
下に排気した。
【0022】次に本発明になる成膜方法で、i型水素化
アモルファスシリコン膜を堆積した。エアーバルブ11
6、118を閉め、115、117を開けた後、バルブ
121、123、124、126、127、129を開
けて、SiH4 ガス10sccm、水素ガス20scc
mを推積ガスライン119に、水素ガス20sccm、
アルゴンガス20sccmを水素ガスライン120に流
した。チャンバー内圧力を0.1Torrに保ち、基板
温度を300℃に設定し、1時間保持した。エアーバル
ブの切り替えと、RF電源はすべて同期しており、制御
用コンピューターで制御プログラムを走らせ、制御して
いる。コンピューターを作動させ、成膜時のRFパワー
5mW/cm2 、水素プラズマ処理時のRFパワー20
mW/cm2 で、放電を開始した。本例での推積時間t
D は30Åの膜厚とした。tA は5secとした。目標
の膜中水素濃度は4%とした。全ステップ数は200回
とし、i型層の全膜厚は6000Åとした。図3に推積
のシーケンスが描かれている。推積時にはアルゴンガス
を入れなかった。水素プラズマ処理時には、水素だけで
は、切り替え時などに放電が不安定になるので、アルゴ
ンガスを入れ、放電の安定をはかった。またアルゴンガ
スを適度に混合すると(本実施例の場合Ar/H2 =1
/1とした。)原子状水素の増加がみられるので、その
効果をも狙った。またRFパワーは、推積時は低めのパ
ワーとし、水素プラズマ時には高めのパワー設定とし
た。
【0023】つぎにp+ 型水素化マイクロクリスタルシ
リコン膜を堆積した。チャンバー内の真空度を10-6
orr以下に排気し、バルブ121、123、124、
126、127、129、136、138を開けてSi
4 ガス1sccmとH2 ガスで1%に希釈したB2
6 ガス1sccmとH2 ガス300sccmを流し、チ
ャンバー内圧力を0.5Torrに保ち基板温度を20
0℃に変えた後、1時間保持した。その後RF電力を5
0mW/cm2 を投入して、プラズマ放電を5分間行
い、p+ 型膜を500Å堆積した。
【0024】最後に、上部電極を透明導伝膜(ITO
膜)で700Å形成した。
【0025】このようにして作成したpin型太陽電池
は、従来の方法により成膜したものに比べ、最適化され
た条件で作成することができたので、劣化の改善が実現
できた。図6にその様子を示す。bは従来の劣化の様
子、aは本実施例のデバイスの劣化の様子である。条件
の最適化により、明らかに改善されていることが分か
る。さらに作成時間の短縮をはかることができた。
【0026】本実施例では水素化アモルファスシリコン
膜についてのみ述べたが、同様の方法において、炭素、
窒素、ゲルマニウムなどの元素を含む水素化アモルファ
スシリコンアロイを作成しても、同様の効果をあげるこ
とができる。またプラズマ処理として水素プラズマ処理
ばかりでなく、Ar,He,Xe,Ne等の希ガスを用
いたプラズマ処理、あるいはこれらの混合の処理を採用
しても本発明の効果をあげることができる。
【0027】また本実施例ではRF放電のみで原子状水
素を発生させたが、マイクロ波放電プラズマを利用し、
より効率よく原子状水素を発生させることもできる。こ
の場合水素ガスラインのチャンバーとバルブ117との
間にマイクロ波プラズマ発生管を取り付ける。ここで原
子状水素を発生させ、チャンバーに導入する。さらにマ
イクロ波パワーとRFパワーをコンピューターで制御す
る。例えば成膜時にはマイクロ波パワーを落し、必要以
上の原子状水素の発生を押え、水素プズマ処理時にはマ
イクロ波パワーを増し、十分な原子状水素を得る様にす
る。
【0028】実施例2 上記実施例では、エアーバルブの開閉で制御していた
が、本実施例では、マスフローコントローラーとエアー
バルブの制御でプロセス条件を制御する。図2に本実施
例の製造装置を示す。
【0029】図2において200は反応チャンバー、2
01は基板、202はアノード電極、203はカソード
電極、204は基板加熱用ヒーター、205は接地用端
子である。206はマッチングボックス、207は1
3.56MHzのRF電源である。208は圧力コント
ロール用ゲートバルブである。209はターボ分子ポン
プ、210はロータリーポンプである。211は成膜ガ
ス導入ラインであり、212は制御用コンピューターで
ある。213、216、219はエアーバルブである。
これらのエアーバルブは制御用コンピューターに接続さ
れ、自動制御される。215はシランガスラインのバル
ブ、218は水素ガスラインのバルブ、221はアルゴ
ンガスラインのバルブ、222、224はホスフィンガ
スラインのバルブである。225、227はジボランガ
スラインのバルブである。214、217、220、2
23、226は各ラインのマスフローコントローラーで
ある。このうち214と217と219は自動で流量が
制御できるようになっており、その制御は制御用コンピ
ューターで行う。
【0030】本実施例による動作原理は、エアーバルブ
の開閉の替わりに、シランガス、水素ガス、アルゴンガ
スの導入管は共通として、各ガスのマスフローコントロ
ーラーを制御して、プロセス条件を調整し成膜と水素プ
ラズマ処理を行うことを特徴とする。この形式であれ
ば、実施例1でのように捨てガス用のラインと排気系を
用意する必要がなく設備が簡略化される。そのため装置
上のコストを低減することができる。さらに流量も制御
できるので、プロセス条件の調整範囲が広がる。図4に
その動作の一例を示す。シラン10sccm、水素各ガ
スを成膜時10sccm、水素プラズマ時20sccm
流す。アルゴンは水素プラズマ時のみ20sccm流
す。これらの制御は予めプログラムされており、成膜時
にはこれをコンピューター上で走らせれば良い。マスフ
ローコントローラーのON/OFFと流量の制御、RF
パワーの制御を行うことができ、最適の条件を設定する
ことができる。
【0031】本発明になる装置により、太陽電池を作成
して評価したところ良好な特性のものが得られた。
【0032】本実施例では水素化アモルファスシリコン
膜についてのみ述べたが、同様の方法において、炭素、
窒素、ゲルマニウムなどの元素を含む水素化アモルファ
スシリコンアロイを作成しても、同様の効果をあげるこ
とができる。本実施例においてもプラズマ処理ばかりで
はなく、Ar,Ne,He,Xe等の希ガスのプラズマ
処理、あるいはこれら混合の処理を採用しても、本発明
の効果をあげることができる。
【0033】また本実施例ではRF放電のみで原子状水
素を発生させたが、マイクロ波放電プラズマを利用し、
より効率よく原子状水素を発生させることもできる。こ
の場合ガスライン211上のチャンバーとバルブ群との
間にマイクロ波プラズマ発生管を取り付ける。ここで原
子状水素を発生させ、チャンバーに導入する。さらにマ
イクロ波パワーとRFパワーをコンピューターで制御す
る。例えば成膜時にはマイクロ波パワーをとめ、プラズ
マ発生管内でシランガスが分解されないようにし、水素
プズマ処理時にはマイクロ波パワーを入れ、十分な原子
状水素を得る様にする。同時にRFパワーも上記実施例
のようにすれば良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、基板上に水素
化アモルファスシリコンアロイ膜を堆積する工程と、こ
のアモルファスシリコンアロイ膜にプラズマ処理を施す
工程とを交互に繰り返しながら堆積を行う半導体製造方
法及び半導体製造装置において、推積時とプラズマ処理
時のプロセス条件を独立に制御する半導体製造装置及び
製造方法を提供することにより、成膜と推積プラズマ処
理の条件を最適化し、膜質の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例である半導体製造装
置を示す図
【図2】本発明による第2の実施例である半導体製造装
置を示す図
【図3】本発明による第1の実施例である半導体製造装
置の動作を示す図
【図4】本発明による第2の実施例である半導体製造装
置の動作を示す図
【図5】本発明による方法により作成した太陽電池の構
成を示す図
【図6】光劣化特性を示す図
【図7】膜中水素濃度のtA 依存を示す図
【図8】膜中水素濃度と各ステップでの推積膜厚との関
係を示す図
【図9】膜中濃度と光学的ワイドバンドギャップとの関
係を示す図
【図10】従来例である半導体製造装置を示す図
【図11】従来例である半導体製造装置の動作を示す図
【符号の説明】
100,200,300 チャンバー 101,201,301 基板 102,202,302 アノード電極 103,203,303 カソード電極 104,204,304 過熱用ヒーター 105,205,305 接地用端子 106,206,306 マッチングボックス 107,207,307 RF電源 108,208,308 ゲートバルブ 109,112,209,309,316 ターボ分
子ポンプ 110,113,210,310,317 ロータリ
ーポンプ 111,313 捨てガスライン 119,211,311 成膜ガスライン 115,116,117,118,213 216,219,314,315 エアーバ
ルブ 114,212 制御用コンピューター 121,123,124,126,127 129,130,132,133,135 136,138,215,218,221 224,227,318,320,321 323,324,326,327,329 330,332 バルブ 122,125,128,131,134 137,214,217,220,223 226,319,322,325,328 331 マスフロ
ーコントローラー 701 ガラス基板 702 下電極 703 n+ 型膜 704 i型膜 705 p+ 型膜 706 透明電極 707 上電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野辺 正人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に水素化アモルファスシリコンア
    ロイ膜を堆積する工程と、該水素化アモルファスシリコ
    ンアロイ膜に原子状水素を曝露する工程とを交互に繰り
    返しながら膜堆積を行う半導体の製造方法において、膜
    を堆積する工程でのプロセス条件とプラズマ処理を施す
    工程でのプロセス条件を独立に制御することを特徴とす
    る半導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体の製造方法におい
    て、プラズマ処理が少なくとも水素プラズマ放電により
    生成される原子状水素を膜表面に曝露する処理であるこ
    とを特徴とする半導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に水素化アモルファスシリコンア
    ロイ膜を堆積する工程と、該水素化アモルファスシリコ
    ンアロイ膜にプラズマ処理を施す工程とを交互に繰り返
    しながら膜堆積を行う半導体製造方法において、膜を堆
    積する工程でのプロセス条件とプラズマ処理を施す工程
    でのプロセス条件とを独立に制御するための機構を兼ね
    備えたことを特徴とする半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体製造装置におい
    て、プラズマ処理が少なくとも水素プラズマ放電により
    生成される原子状水素を、膜表面に曝露する処理である
    ことを特徴とする半導体製造装置。
JP5111614A 1993-05-13 1993-05-13 半導体製造方法及び製造装置 Pending JPH06326030A (ja)

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