JPH0632715U - プラスチック製ナット - Google Patents

プラスチック製ナット

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JPH0632715U
JPH0632715U JP7387592U JP7387592U JPH0632715U JP H0632715 U JPH0632715 U JP H0632715U JP 7387592 U JP7387592 U JP 7387592U JP 7387592 U JP7387592 U JP 7387592U JP H0632715 U JPH0632715 U JP H0632715U
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JP
Japan
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nut
end surface
bolt
opening
inner end
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JP7387592U
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English (en)
Inventor
達也 井口
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付けトルクが必要以上加えられたプラスチ
ック製ナットの破損防止。多段状の弾性片の成形容易
化。 【構成】 筒体には、レンチ締め部13と、ボルトAと
螺合する該筒体の円周方向に向けられ、かつ、前記筒体
の軸方向に亙る複数段の弾性片14aと、成形窓15が
設けられている。前記弾性片14aは、この成形窓15
に隣接する筒体の内壁に、該成形窓15の開口内端面1
5aに連続して設けられており、該弾性片14aの幅
は、前記開口内端面15aから該開口内端面15aに向
き合う開口内端面15bの延長線E上の位置以内とされ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乗用車等の車両の配線、配管等を固定するクランプ等を、該車両 のパネルに立設されるスタッドボルト等との間で固定するために、該スタッドボ ルト等に螺着されるプラスチック製ナットに関し、より詳細には、ナットに対し て所定の締付けトルクを越えるトルクが加わっても、超過分のトルクを吸収して ナット自体の破損等を生ずることのないプラスチック製ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の配線、配管等を固定するクランプ等は、防錆、車両の軽量化、製造コス トの低廉化等の見地から、プラスチック製のナットをもってスタッドボルト等の ボルトAに固定されることが多い。 こうしたプラスチック製ナットとしては、図6に示されるナット100が従来 より用いられている。 すなわち該ナット100は、一端をレンチ締め部101とし、他端よりスタッ ドボルトAを受け入れる連通穴102を有し、ボルトAの基部縁のパネルPとの 間でクランプ等の被固定物Bを挟持、固定する外鍔103を有するプラスチック 製の筒状体であり、被固定物Bに設けられる所定の穴等にボルトAを受け入れた 後、このボルトAの先端より嵌込み、前記外鍔103と前記パネルPとの間で被 固定物Bを挟持、固定するように用いられている。 そしてこのナット100のボルトAへの嵌込みにあたっては、ボルトAの直径 よりも稍縮径とされる前記連通穴102に対して、該ナットをインパクトレンチ 等の治具をもって回転させながら、ボルトAの基部縁のパネルP面にナット10 0の連通穴102の開口縁部が当接するまでねじ込み、このねじ込みにより何等 雌螺子等が形成されていない前記連通穴102穴壁にボルトAの雄螺子により雌 螺子を刻装させて、この刻装された雌螺子とボルトAの雄螺子とを嵌り合わせる ことにより、前記ボルトAとナット100との螺着による嵌込みが行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前記従来のナット100では、所定の締付けトルクを越えるトルクがナ ット100に加わった場合、ボルトAの基部縁のパネルP面にナット100の連 通穴102の開口縁部が当接した後は、ナット100自体はその位置を変化させ ずにボルトAを前記連通穴102内に収めた状態で状態で更に回転させられるこ とになるため、一旦形成されたナット100の雌螺子がボルトAの雄螺子に削り 取られて破壊されてしまう不都合があった。そしてこうしてナット100の雌螺 子が破壊された場合、ボルトAに対してナット100を再び螺着することはでき なくなる。 このことから従来は、該ナット100を締付けるインパクトレンチ等の調整に あたっても、該レンチが空転を開始する所定のトルク数を厳密に設定しておく必 要があった。
【0004】 こうしたことからこの考案は、従来のこの種のプラスチック製ナット100の 不都合を一掃して、ナットに所定の締付けトルク以上のトルクが加わってもナッ ト自体の破損を招くことがなく、従ってナットの締付けにあたってナットに加わ るトルクを厳密に調整する必要もないプラスチック製ナットを提供することを第 1の目的とする。 そしてこうした目的を達成するためには、スタッドボルトAの雄螺子によりナ ット100の雌螺子を刻装させて両者を螺着させるのではなく、ナットのスタッ ドボルトの受入れ穴内にスタッドボルトAの雄螺子に螺着する弾性片を設けて、 ナットに加わる必要以上のトルクに起因するナットの過回転によりスタッドボル トAの雄螺子が該弾性片を圧迫する力を弾性片の撓み込みにより逃がす構成を採 用すべきところ、スタッドボルトAに対するナットの組み付けを充分ならしめる ためには弾性片をナットの軸線方向に向けて多段状に設ける必要があり、こうし た多段状の弾性片をナットの前記受入れ穴内に設けながら該ナットを成形するこ とは困難である。このことからこの考案は、こうした多段状の弾性片を有するナ ットを容易に成形可能な構造をもったこの種のプラスチック製ナットを提供する ことを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案では、前記従来のこの種のプラスチック製ナットの不都合を解消すべ く、プラスチック製ナットを、一方側がレンチ締め部13とされている筒体の他 方側の開口部11aより該筒体内に収められるボルトAと螺合可能な弾性片14 aを該筒体の円周方向に向けて、かつ、前記筒体の軸方向に亙って複数段有する ナットであって、前記筒体には該筒体の接線に平行な開口内端面15aを有する 一又は二以上の成形窓15が開設されていると共に、前記弾性片14aがこの成 形窓15の円周方向に隣接する筒体の内壁に、該成形窓15の開口内端面15a に連続し、かつ、該開口内端面15aから該開口内端面15aに向き合う開口内 端面15bの延長線E上の位置以内に収まる幅に設けられている構造のものとし た。
【0006】
【作用】
この考案では、プラスチック製ナットを、一方側がレンチ締め部13とされて いる筒体の他方側の開口部11aより該筒体内に収められるボルトAと螺合可能 な弾性片14aを該筒体の円周方向に向けて、かつ、前記筒体の軸方向に亙って 複数段有する構造のものとするので、ボルトAの立設方向に向けてナットが移動 しない状態でナットが回転させられても、ボルトAの雄螺子A’が弾性片14a を圧迫する力を弾性片14aを撓み込ませて逃がすことができる。 またこの考案に係るプラスチック製ナットでは、該ナットを構成する筒体に該 筒体の接線に平行な開口内端面15aを有する一又は二以上の成形窓15を開設 していると共に、前記弾性片14aがこの成形窓15の円周方向に隣接する筒体 の内壁に、該成形窓15の開口内端面14aに連続し、かつ、該開口内端面14 aから該開口内端面14aに向き合う開口内端面14aの延長線上Eの位置以内 に収まる幅に設ている構造を採用するので、この成形窓15よりスライドコアを 抜き出して、前記弾性片14aを筒体の内壁に成形することができる。
【0007】
【実施例】 以下では、この考案に係る典型的な実施例を図1ないし図6に基づいて説明す る。
【0008】 図1はこの実施例に係るナットの斜視図、図2は同部分破断側面図、図3は同 平面図、図4は同底面図、図5は同使用状態を示す側断面図である。
【0009】 この実施例に係るナットは、スタッドボルト等のボルトA等のボルト挿通穴1 1をもった筒状本体10の一方の開口端縁に外鍔12を有すると共に、この外鍔 12上に、前記ボルト挿通穴11と同心で且つ該ボルト挿通穴11と連通する穴 をもった6角ナット状のレンチ締め部13を一体に有している。
【0010】 前記筒状本体10の前記ボルト挿通穴11穴壁には、前記筒状本体10の前記 レンチ締め部13が設けられていない側の開口部11aより前記ボルト挿通穴1 1内に収められるボルトA等の雄螺子A’に螺合可能な弾性片14aが、該筒状 本体10の円周方向に向けて不連続状に、かつ、前記筒体の軸方向に亙って等間 隔に4段設けられており、雌螺合部14が形成されている。 この雌螺合部14は、このナットの前記外鍔12より下方で、かつ、前記開口 部11aよりの、前記ボルト挿通穴11穴壁にこのナットの中心軸を挟んだ対称 位置に、対をなすように設けられている。 この雌螺合部14を構成する前記各弾性片14aは、前記開口部11a側より 前記外鍔12側に向けて傾斜する断面形状を持ち、このナットの中心に向けて突 き出し状に設けられている。また、前記対をなす雌螺合部14、14の設けられ ている位置は、このナットの軸線方向に向けて前記弾性片14aの一片分、一方 の雌螺合部14が他方の雌螺合部14に対しこのナットの前記外鍔13よりに偏 って設けられる構成とされており、ボルトAの雄螺子A’のリード角に対応して 該雌螺合部14、14の前記弾性片14a〜14aが該ボルトAの雄螺子A’の ミゾと嵌り合う構造とされている。 また、該雌螺合部14、14間の寸法は、受け入れられるボルトAの直径より も稍小さい寸法とされており、したがってボルト挿通穴11内にボルトAを受け 入れた場合には、該雌螺合部14、14を構成する各弾性片14a〜14aは前 記ボルト挿通穴11壁側に押し込まれた状態でボルトAの雄螺子A’のミゾに先 端を係当させながら該ボルトAと弾性的に嵌り合う。なお、該雌螺合部14、1 4を構成する各弾性片14a〜14aのうち、このナットの前記開口部11aに 最も近い弾性片14aは、他の弾性片14aよりも前記ボルト挿通穴11壁面か らの立ち上がり寸法が稍小さくされており、前記ボルトAを該雌螺合部14、1 4間に受け入れ易くしている。
【0011】 また、前記筒状本体10の前記開口部11a縁は、このナットの外方より前記 ボルト挿通穴11側に向けて内窄まり状の環状テーパー面11bとされており、 ボルト挿通穴11内にボルトAを呼び込み易くしている。
【0012】 前記筒状本体10にはまた、該筒状本体10の接線に平行な開口内端面15a を有し、かつ、長辺を該筒状本体10の軸方向に向けて位置させる長方形状の成 形窓15が、該筒状本体10の軸中心線Eを挟んだ線対称位置に二ケ所開設され ている。
【0013】 前記弾性片14aは、前記筒状本体10の円周方向に隣接する前記成形窓15 の開口内端面15aに連続して設けられており、かつ、該開口内端面15aから 該開口内端面15aに向き合う開口内端面15bの延長線上の位置以内に収まる 幅とされている。またこうして設けられる前記弾性片14a〜14aにより構成 される前記雌螺合部14の前記筒状本体10の軸方向に亙る幅寸法も、該成形窓 15の長辺よりも短い寸法とされている。すなわち、この実施例に係るナットの 側方より該成形窓15を覗いた場合、該成形窓15内に前記各雌螺合部14、1 4を収めた状態で前記各雌螺合部14、14を覗める寸法に前記各雌螺合部14 、14は構成されている。
【0014】 なおこの実施例に係るナットは、前記弾性片14a〜14aに所定の弾性変形 特性を持たせる見地から、熱可塑性樹脂を材料として射出成形により成形するこ とが好ましい。
【0015】
【考案の効果】
この考案に係るプラスチック製ナットでは、ボルトの立設方向に向けてナット を移動しない状態でナットが回転された場合に、ボルトの雄螺子がナットの弾性 片をネジ切ろうと圧迫する力を、該弾性片を撓み込ませて逃がすことができるの で、ナットの締付けにあたりナットに必要以上のトルクが加わっても該弾性片が 破損することはなく、ナットとスタッドボルトとの螺合状態を確保、維持できる 。すなわちナットに必要以上のトルクが加えられた場合、ナットの開口部縁がス タッドボルトの基部縁のパネル面に当接した後もナットが回転することになるの で、一旦ナットの弾性片を螺子ミゾに収めて該弾性片と嵌り合ったスタッドボル トの雄螺子は該螺子ミゾより該弾性片を押し出し、螺子山部で押圧するが、この 押圧力を該弾性片は撓み込みにより吸収し、ナットの回転が終了した時点で再び 弾性復帰してスタッドボルトの雄螺子の螺子ミゾと嵌り合うことができる。 従ってこの考案に係るプラスチック製ナットによれば、ナットの締付けにあた ってナットに加わる締付けトルクを厳密に調整する必要がない。
【0016】 またこの考案に係るプラスチック製ナットでは、該ナットを構成する筒体にス ライドコアを抜き出す成形窓を開設しているので、スタッドボルト等のボルトに 対する締付け力の強い多段状の弾性片を容易に筒体の内壁に成形することができ る。
【0017】 さらに前記成形窓は筒体の接線に平行な開口内端面を有し、前記弾性片は該開 口内端面に連続し、かつ、該開口内端面に向き合う開口内端面の延長線上の位置 以内に収まる幅とされているので、前記成形窓より前記弾性片を成形するスライ ドコアを無理なく抜き出すことができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナットの斜視図である。
【図2】ナットの部分破断側面図である。
【図3】ナットの平面図である。
【図4】ナットの底面図である。
【図5】ナットの使用状態を示す側断面図である。
【図6】従来のナットの使用状態を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
10 筒状本体 11 ボルト挿通穴 11a 開口部 11b 環状テーパー面 12 外鍔 13 レンチ締め部 14 雌螺合部 14a 弾性片 15 成形窓 15a 開口内端面 15b 開口内端面 A ボルト A’ 雄螺子 E 延長線 P パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側がレンチ締め部とされている筒体
    の他方側の開口部より該筒体内に収められるボルトと螺
    合可能な弾性片を該筒体の円周方向に向けて、かつ、前
    記筒体の軸方向に亙って複数段有するナットであって、
    前記筒体には該筒体の接線に平行な開口内端面を有する
    一又は二以上の成形窓が開設されていると共に、前記弾
    性片がこの成形窓の円周方向に隣接する筒体の内壁に、
    該成形窓の開口内端面に連続し、かつ、該開口内端面か
    ら該開口内端面に向き合う開口内端面の延長線上の位置
    以内に収まる幅に設けられていることを特徴とするプラ
    スチック製ナット。
JP7387592U 1992-10-01 1992-10-01 プラスチック製ナット Pending JPH0632715U (ja)

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JP7387592U JPH0632715U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 プラスチック製ナット

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JP7387592U Pending JPH0632715U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 プラスチック製ナット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039015A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 株式会社ニフコ 留め具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039015A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 株式会社ニフコ 留め具
JP2013061036A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Nifco Inc 留め具

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