JPH0632778Y2 - 軸受取付構造 - Google Patents
軸受取付構造Info
- Publication number
- JPH0632778Y2 JPH0632778Y2 JP17323687U JP17323687U JPH0632778Y2 JP H0632778 Y2 JPH0632778 Y2 JP H0632778Y2 JP 17323687 U JP17323687 U JP 17323687U JP 17323687 U JP17323687 U JP 17323687U JP H0632778 Y2 JPH0632778 Y2 JP H0632778Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- fixed shaft
- tip
- groove
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は軸受取付構造に関するものであり、さらに詳
しくは、例えば空気調和機の室内機等におけるクロスフ
ローファンのファンロータに直結される直流ブラシレス
モータ等を構成する際に利用される軸受取付構造に関す
る。
しくは、例えば空気調和機の室内機等におけるクロスフ
ローファンのファンロータに直結される直流ブラシレス
モータ等を構成する際に利用される軸受取付構造に関す
る。
従来、空気調和機等に使用されるクロスフローファンの
回転駆動は、例えば交流誘導電動機等の別体の電動機を
上記クロスフローファンに隣接させて装置内に配置し、
その駆動軸とファンロータの回転軸とをカップリングで
連結する構成となされている。このため上記電動機を収
納するためのスペースを装置内に必要とし、装置が大形
化する等の欠点があった。そこで近年においては、例え
ば実開昭61-178095号公報に示されているように、直流
ブラシレスモータの回転子をファンロータの側板に直結
する構成とすることによって、装置の小形化を図る試み
がなされている。
回転駆動は、例えば交流誘導電動機等の別体の電動機を
上記クロスフローファンに隣接させて装置内に配置し、
その駆動軸とファンロータの回転軸とをカップリングで
連結する構成となされている。このため上記電動機を収
納するためのスペースを装置内に必要とし、装置が大形
化する等の欠点があった。そこで近年においては、例え
ば実開昭61-178095号公報に示されているように、直流
ブラシレスモータの回転子をファンロータの側板に直結
する構成とすることによって、装置の小形化を図る試み
がなされている。
上記においては、回転子を支持する回転軸を、固定子の
固着された中空円筒状の固定軸内部に貫通させ、上記回
転軸と固定軸との各端部をそれぞれ独立に装置壁面で軸
支する構成となされており、このため構造が複雑になる
という問題等があった。そこで本出願人は、構造の簡素
化を図るために、回転子と固定子とを共通の固定軸で支
持する構成を先に提案した(特願昭62-194080号参
照)。その構成を第11図を参照して説明すると、同図に
おいて、81はクロスフローファンのファンロータであ
り、このファンロータ81の一方の側板82には、回転子83
の略カップ状のケーシング84における垂直端面が、弾性
体より成る連結部材85を介して連結されている。上記ケ
ーシング84の垂直端面の軸心位置には、上記ファンロー
タ81側に突出する中心膨出部86が形成され、この中心膨
出部86内に軸受87が圧入されている。一方、同図におい
て、91は空気調和機の室内機内部に固定されるエンドブ
ラケットであり、このエンドブラケット91の軸心位置に
は固定軸92が立設され、この固定軸92の中途部に固定子
93が固着されている。そして上記固定軸92の先端側を上
記軸受87に挿通させることによって、上記固定子93の外
周面に対面する位置に、上記ケーシング84の円筒部内壁
面に取着された永久磁石94が位置することとなり、ファ
ンロータ81に直流ブラシレスモータ形式のファンモータ
が連結されたファン装置が構成される。上記エンドブラ
ケット91を空気調和機の室内機内部に固定することによ
って、上記固定軸92は、固定子93と共に、回転子83側の
支持軸としても機能するようになされている。なお図中
95は、上記固定子93に回転磁界を発生するために必要な
制御回路部品を取着したプリント基板である。
固着された中空円筒状の固定軸内部に貫通させ、上記回
転軸と固定軸との各端部をそれぞれ独立に装置壁面で軸
支する構成となされており、このため構造が複雑になる
という問題等があった。そこで本出願人は、構造の簡素
化を図るために、回転子と固定子とを共通の固定軸で支
持する構成を先に提案した(特願昭62-194080号参
照)。その構成を第11図を参照して説明すると、同図に
おいて、81はクロスフローファンのファンロータであ
り、このファンロータ81の一方の側板82には、回転子83
の略カップ状のケーシング84における垂直端面が、弾性
体より成る連結部材85を介して連結されている。上記ケ
ーシング84の垂直端面の軸心位置には、上記ファンロー
タ81側に突出する中心膨出部86が形成され、この中心膨
出部86内に軸受87が圧入されている。一方、同図におい
て、91は空気調和機の室内機内部に固定されるエンドブ
ラケットであり、このエンドブラケット91の軸心位置に
は固定軸92が立設され、この固定軸92の中途部に固定子
93が固着されている。そして上記固定軸92の先端側を上
記軸受87に挿通させることによって、上記固定子93の外
周面に対面する位置に、上記ケーシング84の円筒部内壁
面に取着された永久磁石94が位置することとなり、ファ
ンロータ81に直流ブラシレスモータ形式のファンモータ
が連結されたファン装置が構成される。上記エンドブラ
ケット91を空気調和機の室内機内部に固定することによ
って、上記固定軸92は、固定子93と共に、回転子83側の
支持軸としても機能するようになされている。なお図中
95は、上記固定子93に回転磁界を発生するために必要な
制御回路部品を取着したプリント基板である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、固定軸92で回転子83をも支持する構成と
することによって、構造が簡素になると共に、固定軸92
の先端側を軸受87に挿通させるだけの極めて簡単な作業
で組立てを行うことができる。そして上記の組付状態に
おいて回転子83側の軸方向の位置は、永久磁石94から固
定子93に作用する磁気吸引力によって、両者94、93の各
軸方向中心位置が略一致するような位置に自動的に維持
される。しかしながら、このような磁気吸引力による自
動調心力は、永久磁石94と固定子93との相対ずれ量に略
比例するものであるために、ずれ量が小さい間は上記自
動調心力は小さく、したがって回転子83側の軸方向移動
力が生ずる場合には、その移動力が小さい場合にも、回
転子83側に小さな軸方向移動が生じ得る構成となってい
る。このため、ファンロータ81の回転駆動時に生ずる振
動等によって、軸受87が固定軸92に沿って軸方向に往復
動する微小な振動が生じ、このため騒音が発生するとい
う問題を生じている。このような騒音を防止するために
は、固定軸92に対する軸受87の移動を規制する組付けが
必要となるが、上記構成においては、軸受87に固定軸92
を挿通した後には固定軸92の先端側はファンロータ81で
覆われるために、従来より軸受の固定具として用いられ
ている止め輪等の取付けは行うことができず、或いはそ
の他、軸受87固定軸92の先端を圧入する構成とする場合
等には、ファンロータ1に組付けられた回転子83を保持
するための複雑な圧入治具等が必要となり、組立作業が
繁雑になる等の問題を生じることとなる。
することによって、構造が簡素になると共に、固定軸92
の先端側を軸受87に挿通させるだけの極めて簡単な作業
で組立てを行うことができる。そして上記の組付状態に
おいて回転子83側の軸方向の位置は、永久磁石94から固
定子93に作用する磁気吸引力によって、両者94、93の各
軸方向中心位置が略一致するような位置に自動的に維持
される。しかしながら、このような磁気吸引力による自
動調心力は、永久磁石94と固定子93との相対ずれ量に略
比例するものであるために、ずれ量が小さい間は上記自
動調心力は小さく、したがって回転子83側の軸方向移動
力が生ずる場合には、その移動力が小さい場合にも、回
転子83側に小さな軸方向移動が生じ得る構成となってい
る。このため、ファンロータ81の回転駆動時に生ずる振
動等によって、軸受87が固定軸92に沿って軸方向に往復
動する微小な振動が生じ、このため騒音が発生するとい
う問題を生じている。このような騒音を防止するために
は、固定軸92に対する軸受87の移動を規制する組付けが
必要となるが、上記構成においては、軸受87に固定軸92
を挿通した後には固定軸92の先端側はファンロータ81で
覆われるために、従来より軸受の固定具として用いられ
ている止め輪等の取付けは行うことができず、或いはそ
の他、軸受87固定軸92の先端を圧入する構成とする場合
等には、ファンロータ1に組付けられた回転子83を保持
するための複雑な圧入治具等が必要となり、組立作業が
繁雑になる等の問題を生じることとなる。
この考案は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、固定軸の自由端側に外嵌される軸受の組付作業性を
損なうことなく、上記軸受の軸方向の位置規制をなし
得、この結果、例えば上記したクロスフローファンの回
転駆動時における騒音等を低減し得る軸受取付構造を提
供することにある。
は、固定軸の自由端側に外嵌される軸受の組付作業性を
損なうことなく、上記軸受の軸方向の位置規制をなし
得、この結果、例えば上記したクロスフローファンの回
転駆動時における騒音等を低減し得る軸受取付構造を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の軸受取付構造は、固定軸6の自由端側
に軸受8を外嵌させて成る軸受取付構造であって、上記
固定軸6には、その中途部に凹部33を、また上記軸受8
の内周面と略同径の自由端側先端部外周に軸方向に延び
る凹入溝38をそれぞれ形成する一方、上記凹部33に嵌合
させることによって軸方向の移動が規制される固定部41
と、この固定部41から上記凹入溝38に沿って先端側に延
びると共にこの凹入溝38内を径方向に弾性変形可能な可
撓部43とを有する軸受固定部材40を設け、さらに上記可
撓部43の軸方向中途部には上記凹入溝38内に位置する先
端部に連なると共に上記凹入溝38より径方向外方に突出
する位置規制部44を形成し、上記固定軸6先端からの上
記軸受8の嵌入位置が、上記軸受8の内周面で押圧され
て上記凹入溝38内に埋没した上記位置規制部44を越える
位置迄達したときには、上記軸受8の先端側端面の角部
に当接する上記位置規制部44を径方向外方へと復帰させ
る上記可撓部43の弾性復帰力によって、上記軸受8の先
端側への移動が規制されるべく構成している。
に軸受8を外嵌させて成る軸受取付構造であって、上記
固定軸6には、その中途部に凹部33を、また上記軸受8
の内周面と略同径の自由端側先端部外周に軸方向に延び
る凹入溝38をそれぞれ形成する一方、上記凹部33に嵌合
させることによって軸方向の移動が規制される固定部41
と、この固定部41から上記凹入溝38に沿って先端側に延
びると共にこの凹入溝38内を径方向に弾性変形可能な可
撓部43とを有する軸受固定部材40を設け、さらに上記可
撓部43の軸方向中途部には上記凹入溝38内に位置する先
端部に連なると共に上記凹入溝38より径方向外方に突出
する位置規制部44を形成し、上記固定軸6先端からの上
記軸受8の嵌入位置が、上記軸受8の内周面で押圧され
て上記凹入溝38内に埋没した上記位置規制部44を越える
位置迄達したときには、上記軸受8の先端側端面の角部
に当接する上記位置規制部44を径方向外方へと復帰させ
る上記可撓部43の弾性復帰力によって、上記軸受8の先
端側への移動が規制されるべく構成している。
(作用) 上記の軸受取付構造においては、固定軸6の先端側から
軸受8を嵌入させていく際に、上記固定軸6に取付けた
軸受固定部材40の位置規制部44は、上記軸受8の内周面
で押圧されて凹入溝38内に埋没した後、凹入溝38より径
方向外方へと突出して上記軸受8の先端側端面の角部に
当接し、上記軸受8の先端側への移動を規制するように
なされている。したがって例えば前記したクロスフロー
ファンへの直流ブラシレスモータ形式のファンモータの
組付等においては、固定軸の段差部と上記位置規制部44
との間に軸受8を軸方向に挟持する構成とすることによ
って、上記のように、従来と略同様の固定軸6の先端側
を軸受8に挿通させるという簡単な組付作業で、軸受8
の軸方向移動が機械的にも規制された取付状態となり、
例えばファンロータの回転駆動時における騒音を低減す
ること等が可能となる。
軸受8を嵌入させていく際に、上記固定軸6に取付けた
軸受固定部材40の位置規制部44は、上記軸受8の内周面
で押圧されて凹入溝38内に埋没した後、凹入溝38より径
方向外方へと突出して上記軸受8の先端側端面の角部に
当接し、上記軸受8の先端側への移動を規制するように
なされている。したがって例えば前記したクロスフロー
ファンへの直流ブラシレスモータ形式のファンモータの
組付等においては、固定軸の段差部と上記位置規制部44
との間に軸受8を軸方向に挟持する構成とすることによ
って、上記のように、従来と略同様の固定軸6の先端側
を軸受8に挿通させるという簡単な組付作業で、軸受8
の軸方向移動が機械的にも規制された取付状態となり、
例えばファンロータの回転駆動時における騒音を低減す
ること等が可能となる。
(実施例) 次にこの考案の軸受取付構造の具体的な実施例につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図には、空気調和機の室内機におけるクロスフロー
ファンのファンロータ1の一方の側板(以下、右側板と
言う)2側の構成を示しており、上記右側板2には、こ
の考案を適用して構成した直流ブラシレスモータ形式の
ファンモータMが連結されている。上記ファンモータM
は、上記右側板2に連結部材3を介して連結された回転
子4と、固定子5とから構成され、この固定子5が取着
された固定軸6の基端側(図において右端側)は、エン
ドブラケット7に固着されている。そして上記固定軸6
の先端側(図において左端側)で、上記回転子4の軸心
位置に装着されている軸受8を介して上記回転子4側を
回転自在に支持する構成となされている。上記エンドブ
ラケット7は、空気調和機の室内機の背面パネルを構成
する本体フレーム9に設けられた下側取付部10と、上記
本体フレーム9に上方よりねじ締結されるモータカバー
11に設けられた上側取付部12とに全周を囲繞された状態
で、上下方向(ねじ締結方向)に押圧力を受けて上記本
体フレーム9に固定されている。
ファンのファンロータ1の一方の側板(以下、右側板と
言う)2側の構成を示しており、上記右側板2には、こ
の考案を適用して構成した直流ブラシレスモータ形式の
ファンモータMが連結されている。上記ファンモータM
は、上記右側板2に連結部材3を介して連結された回転
子4と、固定子5とから構成され、この固定子5が取着
された固定軸6の基端側(図において右端側)は、エン
ドブラケット7に固着されている。そして上記固定軸6
の先端側(図において左端側)で、上記回転子4の軸心
位置に装着されている軸受8を介して上記回転子4側を
回転自在に支持する構成となされている。上記エンドブ
ラケット7は、空気調和機の室内機の背面パネルを構成
する本体フレーム9に設けられた下側取付部10と、上記
本体フレーム9に上方よりねじ締結されるモータカバー
11に設けられた上側取付部12とに全周を囲繞された状態
で、上下方向(ねじ締結方向)に押圧力を受けて上記本
体フレーム9に固定されている。
初めに上記回転子4の構成を、第3図の分解斜視図を参
照して説明する。この回転子4は、ケーシング13と、4
箇の円弧状永久磁石20・・20と、略円筒状の蓋体21とか
ら構成されている。上記ケーシング13は、垂直面14と、
この垂直面14の外周縁から、図において右側へと延びて
右側において開口する円筒部15とを有するカップ状に形
成されており、まず上記垂直面14が、前記連結部材3を
介してファンロータ1の右側板2に固着される。上記連
結部材3は、ファンロータ1における回転振れによる振
動の伝播を減衰するための防振機能を有するものであっ
て、合成ゴム等の弾性材料によって、リング状かつ断面
略U字状に形成されている。次いで、上記ケーシング13
の円筒部15内周面に沿わせて上記各永久磁石20・・20が
装着される。このために、上記垂直面14には、上記円筒
部15と同心の円周を4等分する位置で開口端側にそれぞ
れ切起こされた4個の略弓状の係止片16・・16と、これ
らの係止片16・・16の間の円周上各2箇所の位置でそれ
ぞれ切起された短寸の爪状の突起17・・17とが形成され
ている。一方、上記各永久磁石20は、上記円筒部15の内
周を略4等分する円弧長を有する形状に構成されてお
り、各永久磁石20を、それぞれ隣合う弓状係止片16、16
の間に位置させ、円筒部15の内周面に沿わせてケーシン
グ13の開口端側から軸方向に押込んでいくことにより、
上記円筒部15の内周面に各永久磁石20の外周面が密着し
た取付状態となるようになされている。つまり各永久磁
石20の周方向両端部の内周面側には、半径方向に対して
傾斜する傾斜面がそれぞれ形成されており、隣合う傾斜
面間に上記弓状係止片16が嵌入し、当接することによっ
て、上記弓状係止片16から各永久磁石20に対して円周方
向と共に径方向外方へと押圧する力が作用し、この結
果、各永久磁石20の半径方向の位置固定及び周方向の位
置固定が同時に、かつ精度良く与えられるようになされ
ているのである。
照して説明する。この回転子4は、ケーシング13と、4
箇の円弧状永久磁石20・・20と、略円筒状の蓋体21とか
ら構成されている。上記ケーシング13は、垂直面14と、
この垂直面14の外周縁から、図において右側へと延びて
右側において開口する円筒部15とを有するカップ状に形
成されており、まず上記垂直面14が、前記連結部材3を
介してファンロータ1の右側板2に固着される。上記連
結部材3は、ファンロータ1における回転振れによる振
動の伝播を減衰するための防振機能を有するものであっ
て、合成ゴム等の弾性材料によって、リング状かつ断面
略U字状に形成されている。次いで、上記ケーシング13
の円筒部15内周面に沿わせて上記各永久磁石20・・20が
装着される。このために、上記垂直面14には、上記円筒
部15と同心の円周を4等分する位置で開口端側にそれぞ
れ切起こされた4個の略弓状の係止片16・・16と、これ
らの係止片16・・16の間の円周上各2箇所の位置でそれ
ぞれ切起された短寸の爪状の突起17・・17とが形成され
ている。一方、上記各永久磁石20は、上記円筒部15の内
周を略4等分する円弧長を有する形状に構成されてお
り、各永久磁石20を、それぞれ隣合う弓状係止片16、16
の間に位置させ、円筒部15の内周面に沿わせてケーシン
グ13の開口端側から軸方向に押込んでいくことにより、
上記円筒部15の内周面に各永久磁石20の外周面が密着し
た取付状態となるようになされている。つまり各永久磁
石20の周方向両端部の内周面側には、半径方向に対して
傾斜する傾斜面がそれぞれ形成されており、隣合う傾斜
面間に上記弓状係止片16が嵌入し、当接することによっ
て、上記弓状係止片16から各永久磁石20に対して円周方
向と共に径方向外方へと押圧する力が作用し、この結
果、各永久磁石20の半径方向の位置固定及び周方向の位
置固定が同時に、かつ精度良く与えられるようになされ
ているのである。
一方、この組付状態における軸方向の固定は、各永久磁
石20の左端面が前記した各爪状突起17の先端部に当接す
ることによってまず左端側での位置決めがなされ、この
状態において前記蓋体21をケーシング13に覆せることに
よって与えられる。この蓋体21にはその周側面の適当箇
所に嵌合穴22・・22が穿設されており、一方上記ケーシ
ング13の円筒部15には径方向外方へと突出成形された円
弧状の係止片18・・18が形成されている。上記蓋体21を
軸方向に押込み、上記係止片18を嵌合穴22内に嵌入させ
ることによって、上記ケーシング13への蓋体21の固定取
付けがなされる。このとき、蓋体21の右側端面には、径
方向内方へと曲げ成形されると共に各永久磁石20端面の
外周側を全周に渡ってわずかに覆う固定面23が設けられ
ており、この固定面23と上記各爪状突起17との間で各永
久磁石20が挟持されることとなって、軸方向の固定が行
われる。なお上記回転子4のケーシング13における垂直
面14の軸心位置には、ファンロータ1側に突出する中心
膨出部19が形成されており、この中心膨出部19内に前記
軸受8が圧入されている。
石20の左端面が前記した各爪状突起17の先端部に当接す
ることによってまず左端側での位置決めがなされ、この
状態において前記蓋体21をケーシング13に覆せることに
よって与えられる。この蓋体21にはその周側面の適当箇
所に嵌合穴22・・22が穿設されており、一方上記ケーシ
ング13の円筒部15には径方向外方へと突出成形された円
弧状の係止片18・・18が形成されている。上記蓋体21を
軸方向に押込み、上記係止片18を嵌合穴22内に嵌入させ
ることによって、上記ケーシング13への蓋体21の固定取
付けがなされる。このとき、蓋体21の右側端面には、径
方向内方へと曲げ成形されると共に各永久磁石20端面の
外周側を全周に渡ってわずかに覆う固定面23が設けられ
ており、この固定面23と上記各爪状突起17との間で各永
久磁石20が挟持されることとなって、軸方向の固定が行
われる。なお上記回転子4のケーシング13における垂直
面14の軸心位置には、ファンロータ1側に突出する中心
膨出部19が形成されており、この中心膨出部19内に前記
軸受8が圧入されている。
一方、固定子5は、前記エンドブラケット7に右端が固
着された固定軸6の中途部に取着される訳であるが、こ
の固定子5の組付けの前に、エンドブラケット7に相対
向させてプリント回路基板24が配設される。上記エンド
ブラケット7は略正方形の垂直面25を有すると共に、こ
の垂直面25の外周縁からは固定子5側に延びる短寸の立
上げ縁26が形成されている。この立上げ縁26の先端側で
外周を囲繞される位置に上記回路基板24が配設されるの
である。この回路基板24には、上記ファンモータMの回
転制御に必要な制御回路部品が取付けられている。そし
て上記の回路基板24に取着された各回路部品において、
発熱量の大きなパワートランジスタQ1〜Q7は回路基板24
の外周縁側にそれぞれ配置すると共に、それらの放熱面
が上記エンドブラケット7の垂直面25と平行になるよう
に、各リード部の曲げ成形を行った取付け状態としてい
る。一方、前記エンドブラケット7には、垂直面25の外
周を囲う立上げ縁26において上記各パワートランジスタ
Q1〜Q7を外方より臨む箇所をそれぞれ切欠いている。そ
して第4図或いは第5図に示すような略U字状のクリッ
プバネ27、28を用いて、第6図及び第7図に示すよう
に、例えばパワートランジスタQ1、Q6等の冷却フィン部
を上記エンドブラケット7の垂直面25の周縁側と一体的
に挟持することによって、上記各パワートランジスタの
放熱面側を上記エンドブラケット7に密着させた状態で
保持し得るようになされている。
着された固定軸6の中途部に取着される訳であるが、こ
の固定子5の組付けの前に、エンドブラケット7に相対
向させてプリント回路基板24が配設される。上記エンド
ブラケット7は略正方形の垂直面25を有すると共に、こ
の垂直面25の外周縁からは固定子5側に延びる短寸の立
上げ縁26が形成されている。この立上げ縁26の先端側で
外周を囲繞される位置に上記回路基板24が配設されるの
である。この回路基板24には、上記ファンモータMの回
転制御に必要な制御回路部品が取付けられている。そし
て上記の回路基板24に取着された各回路部品において、
発熱量の大きなパワートランジスタQ1〜Q7は回路基板24
の外周縁側にそれぞれ配置すると共に、それらの放熱面
が上記エンドブラケット7の垂直面25と平行になるよう
に、各リード部の曲げ成形を行った取付け状態としてい
る。一方、前記エンドブラケット7には、垂直面25の外
周を囲う立上げ縁26において上記各パワートランジスタ
Q1〜Q7を外方より臨む箇所をそれぞれ切欠いている。そ
して第4図或いは第5図に示すような略U字状のクリッ
プバネ27、28を用いて、第6図及び第7図に示すよう
に、例えばパワートランジスタQ1、Q6等の冷却フィン部
を上記エンドブラケット7の垂直面25の周縁側と一体的
に挟持することによって、上記各パワートランジスタの
放熱面側を上記エンドブラケット7に密着させた状態で
保持し得るようになされている。
上記のように各パワートランジスタQ1〜Q7の放熱面をエ
ンドブラケット7に密着保持することによって、通電時
に発熱を伴う各パワートランジスタQ1〜Q7に対して上記
エンドブラケット7全体が放熱面として作用することと
なり、したがって過熱が防止されて、より安定した動作
特性が得られることとなる。そして上記のような密着保
持状態は、クリップバネ27、28を押し込んでいくだけの
極めて簡単な作業で与えることができる。また各パワー
トランジスタQ1〜Q7を上記のように密着保持することに
よって、回路基板24全体が上記エンドブラケット7に対
して位置固定され、したがって回路基板24をエンドブラ
ケット7に固着するための、例えばねじ締結作業等も不
要にすることができる。
ンドブラケット7に密着保持することによって、通電時
に発熱を伴う各パワートランジスタQ1〜Q7に対して上記
エンドブラケット7全体が放熱面として作用することと
なり、したがって過熱が防止されて、より安定した動作
特性が得られることとなる。そして上記のような密着保
持状態は、クリップバネ27、28を押し込んでいくだけの
極めて簡単な作業で与えることができる。また各パワー
トランジスタQ1〜Q7を上記のように密着保持することに
よって、回路基板24全体が上記エンドブラケット7に対
して位置固定され、したがって回路基板24をエンドブラ
ケット7に固着するための、例えばねじ締結作業等も不
要にすることができる。
上記のように回路基板24の取付けを行った後、第8図に
示すように、星形に成形された6極の磁極を有すると共
に、それぞれコイル29・・29の巻装された固定子5を、
上記エンドブラケット7の中心位置に立設されている固
定軸6へ取付ける。この固定軸6は、図のように、エン
トブラケット7側の後端側が径大部31として形成され、
この径大部31から先端側に、上記径大部31より径小の固
定子嵌合部32、そして後述する軸受固定部材40の軸方向
位置を固定するための凹部となる径小の環状溝33、さら
に上記固定子嵌合部32と略同径の軸受当接部34、この軸
受当接部34よりも径小であると共に上記環状溝33よりも
径大の軸受嵌入部35が順次形成され、先端テーパ部36に
連なっている。そして上記固定子嵌合部32から軸受嵌入
部35に至る外周には、軸対称位置でそれぞれ軸方向に延
びる平面部37が形成されており、これらの平面部間の幅
は、上記環状溝33の径に略同一となされている。また上
記軸受嵌入部35の外周における平面部37には、さらに上
記先端テーパ部36に至る凹入溝38が軸方向に形成されて
いる。
示すように、星形に成形された6極の磁極を有すると共
に、それぞれコイル29・・29の巻装された固定子5を、
上記エンドブラケット7の中心位置に立設されている固
定軸6へ取付ける。この固定軸6は、図のように、エン
トブラケット7側の後端側が径大部31として形成され、
この径大部31から先端側に、上記径大部31より径小の固
定子嵌合部32、そして後述する軸受固定部材40の軸方向
位置を固定するための凹部となる径小の環状溝33、さら
に上記固定子嵌合部32と略同径の軸受当接部34、この軸
受当接部34よりも径小であると共に上記環状溝33よりも
径大の軸受嵌入部35が順次形成され、先端テーパ部36に
連なっている。そして上記固定子嵌合部32から軸受嵌入
部35に至る外周には、軸対称位置でそれぞれ軸方向に延
びる平面部37が形成されており、これらの平面部間の幅
は、上記環状溝33の径に略同一となされている。また上
記軸受嵌入部35の外周における平面部37には、さらに上
記先端テーパ部36に至る凹入溝38が軸方向に形成されて
いる。
一方、前記固定子5の軸心位置には、上記固定子嵌合部
32の断面と略同一形状の挿通穴39が形成されており、両
者32、39の各平面部が同一の周方向位置となるように位
置させて、固定軸6を上記挿通穴39に挿入し、同図中二
点鎖線で示すように、上記固定子5の後端面が、上記固
定子嵌合部32と径大部31との間の段差部に当接する位置
に位置させる。次いで、軸受固定部材40を上記固定軸6
に側方より取着する。
32の断面と略同一形状の挿通穴39が形成されており、両
者32、39の各平面部が同一の周方向位置となるように位
置させて、固定軸6を上記挿通穴39に挿入し、同図中二
点鎖線で示すように、上記固定子5の後端面が、上記固
定子嵌合部32と径大部31との間の段差部に当接する位置
に位置させる。次いで、軸受固定部材40を上記固定軸6
に側方より取着する。
上記軸受固定部材40は、薄鋼板を成形して構成している
ものであって、円弧状の固定部41と、この固定部41の後
端面から互いに軸対称位置を平行にそれぞれ後方に延び
る固定子規制片42、42と、さらに上記固定部41の前端面
から、上記各固定子規制片42、42がそれぞれ延びる方向
を前方にそれぞれ延びる可撓部43、43とを有している。
上記固定部41は前記固定軸6の環状溝33と略同径の内周
面と、軸方向幅とで形成されている。そして上記各固定
子規制片42、42を上記固定軸6の各平面部37に沿うよう
に位置させて、上記円弧状の固定部41を、その開口側を
やや押し広げながら上記環状溝33に外嵌させることによ
って、上記固定部41の内周面が環状溝33に密着した取付
状態となるようになされており、上記固定部41は、固定
子嵌合部32と環状溝33との間の段差部、及び軸受当接部
34と上記環状溝33との間の段差部によって軸方向の移動
が規制され、したがって上記固定軸6に対する上記軸受
固定部材40の軸方向位置の固定された取付状態となるの
である。そしてこのとき、上記軸受固定部材40の固定子
規制片42、42の後端面が、前記固定子5の先端側端面に
当接し、この固定子5の先端側への移動が規制される。
つまり、この固定子5に対する軸方向の取付位置の固定
が上記固定子規制片42によって与えられるようになされ
ている。
ものであって、円弧状の固定部41と、この固定部41の後
端面から互いに軸対称位置を平行にそれぞれ後方に延び
る固定子規制片42、42と、さらに上記固定部41の前端面
から、上記各固定子規制片42、42がそれぞれ延びる方向
を前方にそれぞれ延びる可撓部43、43とを有している。
上記固定部41は前記固定軸6の環状溝33と略同径の内周
面と、軸方向幅とで形成されている。そして上記各固定
子規制片42、42を上記固定軸6の各平面部37に沿うよう
に位置させて、上記円弧状の固定部41を、その開口側を
やや押し広げながら上記環状溝33に外嵌させることによ
って、上記固定部41の内周面が環状溝33に密着した取付
状態となるようになされており、上記固定部41は、固定
子嵌合部32と環状溝33との間の段差部、及び軸受当接部
34と上記環状溝33との間の段差部によって軸方向の移動
が規制され、したがって上記固定軸6に対する上記軸受
固定部材40の軸方向位置の固定された取付状態となるの
である。そしてこのとき、上記軸受固定部材40の固定子
規制片42、42の後端面が、前記固定子5の先端側端面に
当接し、この固定子5の先端側への移動が規制される。
つまり、この固定子5に対する軸方向の取付位置の固定
が上記固定子規制片42によって与えられるようになされ
ている。
一方、上記の取付状態において、前記可撓部43、43は、
前記固定軸6の先端側に形成されている凹入溝38に沿っ
て、軸方向先端側にそれぞれ延びている。そして上記各
可撓部43、43には、第8図に示しているように、それら
の中途部から先端側の形状が、径方向外方に突出するく
字状にそれぞれ形成されており、これらのく字状部の先
端は、上記凹入溝38内に位置すると共に、上記く字状部
の各頂点部領域は、上記凹入溝38から外方に突出し、後
述するように、軸受8の先端側への抜脱を防止するため
の位置規制部44となされている。
前記固定軸6の先端側に形成されている凹入溝38に沿っ
て、軸方向先端側にそれぞれ延びている。そして上記各
可撓部43、43には、第8図に示しているように、それら
の中途部から先端側の形状が、径方向外方に突出するく
字状にそれぞれ形成されており、これらのく字状部の先
端は、上記凹入溝38内に位置すると共に、上記く字状部
の各頂点部領域は、上記凹入溝38から外方に突出し、後
述するように、軸受8の先端側への抜脱を防止するため
の位置規制部44となされている。
上記のような軸受固定部材40を固定軸6に取着して、こ
の固定軸6への固定子5の取付けを行った後、上記固定
軸6の先端側を、前記回転子4の軸心位置に圧入されて
いる軸受8に挿通させる。第2図は、上記挿通過程の途
中の状態を示している。上記軸受8の、図において右端
面における内周面角部は、固定軸6の先端テーパ部36か
ら軸受嵌入部35へと移行していく際に、上記可撓部43
の、前記凹入溝38内に位置する先端から前記位置規制部
44へと径方向外方へと傾斜する傾斜面にまず当接し、そ
してさらに上記傾斜面に摺接する状態で上記軸受8への
挿通操作を継続させることによって、上記可撓部43に
は、固定部41側を支点とし、凹入溝38内に沈むような弾
性撓み変形を徐々に生じ、そして図に示すように、上記
位置規制部44における外方頂点部も、上記軸受8の内周
面で径方向内方への押圧力を受けて上記凹入溝38内に埋
没する過渡状態となる。そしてこの過渡状態を経て上記
軸受8の右端面が前記軸受当接部34に当接したときに
は、この軸受8の先端側(図において左端側)端面にお
ける内周面側角部が、上記位置規制部44の外方頂点部を
越える位置に位置するようになされており、この結果、
第1図に示すように、上記可撓部43の弾性復元力によっ
て上記位置規制部44の外方頂点部は上記凹入溝38より径
方向外方に上記軸受8の内周面を越えて位置することと
なり、上記位置規制部44の外方頂点部から固定部41側に
傾斜する傾斜面に、上記軸受8の左端面における内周側
角部が当接する。そしてこのように傾斜面に上記軸受8
が当接するために、上記可撓部43の径方向外方への弾性
復元力は、上記軸受8に対してはこれを固定軸6の基端
側(図において右端側)へと押圧する力としても作用
し、上記軸受8は軸受固定部材40の位置規制部44と固定
軸6の軸受当接部34との間で軸方向に挟持された取付状
態となされるのである。以上のように、軸受8に固定軸
6の先端側を挿通させる従来と略同様の作業によって、
固定子5側の回転子4への組付けを行うことができ、そ
してこのとき、永久磁石20から固定子5に作用する磁気
吸引力による回転子4側の軸方向位置の位置規制力と共
に、上記のように軸受8に対する機械的な位置規制も与
えられ、この結果、回転子4側の軸方向移動の抑制され
た、より精度の良い、また強固な取付状態が与えられる
ものとなっている。
の固定軸6への固定子5の取付けを行った後、上記固定
軸6の先端側を、前記回転子4の軸心位置に圧入されて
いる軸受8に挿通させる。第2図は、上記挿通過程の途
中の状態を示している。上記軸受8の、図において右端
面における内周面角部は、固定軸6の先端テーパ部36か
ら軸受嵌入部35へと移行していく際に、上記可撓部43
の、前記凹入溝38内に位置する先端から前記位置規制部
44へと径方向外方へと傾斜する傾斜面にまず当接し、そ
してさらに上記傾斜面に摺接する状態で上記軸受8への
挿通操作を継続させることによって、上記可撓部43に
は、固定部41側を支点とし、凹入溝38内に沈むような弾
性撓み変形を徐々に生じ、そして図に示すように、上記
位置規制部44における外方頂点部も、上記軸受8の内周
面で径方向内方への押圧力を受けて上記凹入溝38内に埋
没する過渡状態となる。そしてこの過渡状態を経て上記
軸受8の右端面が前記軸受当接部34に当接したときに
は、この軸受8の先端側(図において左端側)端面にお
ける内周面側角部が、上記位置規制部44の外方頂点部を
越える位置に位置するようになされており、この結果、
第1図に示すように、上記可撓部43の弾性復元力によっ
て上記位置規制部44の外方頂点部は上記凹入溝38より径
方向外方に上記軸受8の内周面を越えて位置することと
なり、上記位置規制部44の外方頂点部から固定部41側に
傾斜する傾斜面に、上記軸受8の左端面における内周側
角部が当接する。そしてこのように傾斜面に上記軸受8
が当接するために、上記可撓部43の径方向外方への弾性
復元力は、上記軸受8に対してはこれを固定軸6の基端
側(図において右端側)へと押圧する力としても作用
し、上記軸受8は軸受固定部材40の位置規制部44と固定
軸6の軸受当接部34との間で軸方向に挟持された取付状
態となされるのである。以上のように、軸受8に固定軸
6の先端側を挿通させる従来と略同様の作業によって、
固定子5側の回転子4への組付けを行うことができ、そ
してこのとき、永久磁石20から固定子5に作用する磁気
吸引力による回転子4側の軸方向位置の位置規制力と共
に、上記のように軸受8に対する機械的な位置規制も与
えられ、この結果、回転子4側の軸方向移動の抑制され
た、より精度の良い、また強固な取付状態が与えられる
ものとなっている。
上記のようにファンロータ1に回転子4と固定子5とを
組立てた後、この組立体は空気調和機の室内機に組付け
られる。第9図には、上記ファンロータ1の、上記右側
板2とは反対側の側板(以下、左側板と言う)51の室内
機への取付構造を示している。同図のように、上記左側
板51の軸心位置には回転支軸52が立設されており、この
回転支軸52を、室内機内部の左側壁53に取着されている
軸受54に挿通させることによって、上記左側板51側の取
付けが行われる。上記軸受54は、左側壁53の取付穴に圧
入されている軸受外体55内に装着されているものであっ
て、上記軸受外体55は防振機能を有する合成ゴム等の弾
性材料より構成されると共に、内部には球面座が形成さ
れており、この球面座に沿って摺動回転自在に、球状外
周面を有する上記軸受54が装着されている。
組立てた後、この組立体は空気調和機の室内機に組付け
られる。第9図には、上記ファンロータ1の、上記右側
板2とは反対側の側板(以下、左側板と言う)51の室内
機への取付構造を示している。同図のように、上記左側
板51の軸心位置には回転支軸52が立設されており、この
回転支軸52を、室内機内部の左側壁53に取着されている
軸受54に挿通させることによって、上記左側板51側の取
付けが行われる。上記軸受54は、左側壁53の取付穴に圧
入されている軸受外体55内に装着されているものであっ
て、上記軸受外体55は防振機能を有する合成ゴム等の弾
性材料より構成されると共に、内部には球面座が形成さ
れており、この球面座に沿って摺動回転自在に、球状外
周面を有する上記軸受54が装着されている。
上記左側板51側の取付後、第10図に示しているように、
前記右側板2側の取付けを行う。このために、壁掛け形
の室内機における背面パネルを構成する前記本体フレー
ム9の右端側には、上記エンドブラケット7の固定のた
めの下側取付部10が形成されている。この下側取付部10
には、上記エンドブラケット7の、図において下側半分
の外周縁に沿う略U字状の嵌入溝が形成されている。こ
の嵌入溝に上記エンドブラケット7の下側を嵌入させ、
そして上記下側取付部10の嵌入溝と上下に対称な逆U字
状の嵌入溝を有する前記モータカバー11を本体フレーム
9にネジで締結していくことによって、エンドブラケッ
ト7の周縁部が全周に渡って上記各嵌入溝に嵌入すると
共に、ネジ締結方向、すなわち上下方向の押圧力が作用
して、上記エンドブラケット7が固定される。
前記右側板2側の取付けを行う。このために、壁掛け形
の室内機における背面パネルを構成する前記本体フレー
ム9の右端側には、上記エンドブラケット7の固定のた
めの下側取付部10が形成されている。この下側取付部10
には、上記エンドブラケット7の、図において下側半分
の外周縁に沿う略U字状の嵌入溝が形成されている。こ
の嵌入溝に上記エンドブラケット7の下側を嵌入させ、
そして上記下側取付部10の嵌入溝と上下に対称な逆U字
状の嵌入溝を有する前記モータカバー11を本体フレーム
9にネジで締結していくことによって、エンドブラケッ
ト7の周縁部が全周に渡って上記各嵌入溝に嵌入すると
共に、ネジ締結方向、すなわち上下方向の押圧力が作用
して、上記エンドブラケット7が固定される。
上記の組立てがなされた後、例えば第10図において、フ
ァンロータ1の上流側、図において右上方側に室内熱交
換器(図示せず)が配設され、さらに上記下側取付部10
の右上方側には室内制御装置(図示せず)が収納され、
この室内制御装置と上記回路基板24におけるターミナル
との電気配線がなされた後、前面パネル(図示せず)を
前記本体フレーム9に取付けることによって室内機の組
立が完了する。
ァンロータ1の上流側、図において右上方側に室内熱交
換器(図示せず)が配設され、さらに上記下側取付部10
の右上方側には室内制御装置(図示せず)が収納され、
この室内制御装置と上記回路基板24におけるターミナル
との電気配線がなされた後、前面パネル(図示せず)を
前記本体フレーム9に取付けることによって室内機の組
立が完了する。
以上の説明のように上記実施例においては、回転子4の
軸心位置に装着された軸受8に固定軸6の先端側を挿通
させる極めて簡単な作業で、固定子5側の組付けを行う
ことができ、そして上記軸受8には、上記固定軸6に対
する軸方向移動を規制する機械的な保持力が与えられる
ので、例えばファンロータ1の回転駆動時に軸受8に軸
方向移動力が生ずるような場合にも、その移動が阻止さ
れ、この結果、従来生じていた騒音の発生を防止するこ
とが可能となる。また輸送時におけるファンロータ1の
軸方向移動によるガタつきも防止される。また上記実施
例においては、軸受固定部材40を固定軸6の側方より嵌
着させるだけで軸方向に固定される構成となされてお
り、上記軸受固定部材を固定するためのねじ部品等は不
要であり、また上記軸受固定部材40以外には別体の部品
を必要としないので、組立が容易であると共に、安価な
製作費で構成することが可能である。さらに上記実施例
においては、軸受固定部材40によって固定子5の固定軸
6への固定も行えるようになされており、この結果、従
来、固定子の軸方向の固定を、例えば接着等で行ってい
た場合に比べて、作業時間が短縮され、また作業能率を
大幅に向上することが可能なものとなっている。
軸心位置に装着された軸受8に固定軸6の先端側を挿通
させる極めて簡単な作業で、固定子5側の組付けを行う
ことができ、そして上記軸受8には、上記固定軸6に対
する軸方向移動を規制する機械的な保持力が与えられる
ので、例えばファンロータ1の回転駆動時に軸受8に軸
方向移動力が生ずるような場合にも、その移動が阻止さ
れ、この結果、従来生じていた騒音の発生を防止するこ
とが可能となる。また輸送時におけるファンロータ1の
軸方向移動によるガタつきも防止される。また上記実施
例においては、軸受固定部材40を固定軸6の側方より嵌
着させるだけで軸方向に固定される構成となされてお
り、上記軸受固定部材を固定するためのねじ部品等は不
要であり、また上記軸受固定部材40以外には別体の部品
を必要としないので、組立が容易であると共に、安価な
製作費で構成することが可能である。さらに上記実施例
においては、軸受固定部材40によって固定子5の固定軸
6への固定も行えるようになされており、この結果、従
来、固定子の軸方向の固定を、例えば接着等で行ってい
た場合に比べて、作業時間が短縮され、また作業能率を
大幅に向上することが可能なものとなっている。
なお上記実施例はこの考案を限定するものではなく、こ
の考案の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記
実施例においては、固定軸6に設ける凹部を環状溝33と
して構成した例について説明したが、例えば上記固定軸
6に径方向に凹入する孔を穿設し、軸受固定部材40側に
は上記孔に嵌入するピン状の突起を設ける等のその他の
凹凸嵌合構造を採用して構成することが可能である。ま
た可撓部43の中途部をく字状に形成して位置規制部44と
した例について説明したが、例えば円弧状等のその他の
形状にすることも可能である。さらに上記はクロスフロ
ーファンのファンロータに連結される直流ブラシレスモ
ータ形式のファンモータ構造に適用した例についての説
明であるが、この考案はその他の装置における軸受取付
構造に適用することが可能である。
の考案の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記
実施例においては、固定軸6に設ける凹部を環状溝33と
して構成した例について説明したが、例えば上記固定軸
6に径方向に凹入する孔を穿設し、軸受固定部材40側に
は上記孔に嵌入するピン状の突起を設ける等のその他の
凹凸嵌合構造を採用して構成することが可能である。ま
た可撓部43の中途部をく字状に形成して位置規制部44と
した例について説明したが、例えば円弧状等のその他の
形状にすることも可能である。さらに上記はクロスフロ
ーファンのファンロータに連結される直流ブラシレスモ
ータ形式のファンモータ構造に適用した例についての説
明であるが、この考案はその他の装置における軸受取付
構造に適用することが可能である。
(考案の効果) 上記のようにこの考案の軸受取付構造においては、軸受
を固定軸の自由端側先端部に嵌入させるだけの簡単な作
業で、上記軸受に対して自由端側への移動を規制する機
械的な規制力が作用するようになされているので、例え
ば前記のクロスフローファンに連結される直流ブラシレ
スモータ形式のファンモータに適用した場合等には、そ
の組立作業性を損なうことなく、かつファンロータの回
転駆動時における騒音の低減等が可能である。
を固定軸の自由端側先端部に嵌入させるだけの簡単な作
業で、上記軸受に対して自由端側への移動を規制する機
械的な規制力が作用するようになされているので、例え
ば前記のクロスフローファンに連結される直流ブラシレ
スモータ形式のファンモータに適用した場合等には、そ
の組立作業性を損なうことなく、かつファンロータの回
転駆動時における騒音の低減等が可能である。
第1図〜第10図はこの考案の一実施例における説明図で
あって、第1図はこの考案を適用して構成したファンモ
ータの連結されたクロスフローファンにおけるファンロ
ータの右側板側の構造を示す断面図、第2図は軸受への
固定軸の挿通過程の説明図、第3図は上記ファンロータ
の右側板側の分解斜視図、第4図及び第5図はそれぞれ
パワートランジスタをエンドブラケットに密着保持する
ために用いるクリップバネの斜視図、第6図及び第7図
は上記各クリップバネによる密着保持状態の説明図、第
8図は固定軸への固定子と軸受固定部材との組立説明
図、第9図は上記ファンロータの左側板側の取付構造を
示す断面図、第10図は上記右側板側の取付けの説明図、
第11図は従来装置の断面図である。 6……固定軸、8……軸受、33……環状溝(凹部)、38
……凹入溝、40……軸受固定部材、41……固定部、43…
…可撓部、44……位置規制部。
あって、第1図はこの考案を適用して構成したファンモ
ータの連結されたクロスフローファンにおけるファンロ
ータの右側板側の構造を示す断面図、第2図は軸受への
固定軸の挿通過程の説明図、第3図は上記ファンロータ
の右側板側の分解斜視図、第4図及び第5図はそれぞれ
パワートランジスタをエンドブラケットに密着保持する
ために用いるクリップバネの斜視図、第6図及び第7図
は上記各クリップバネによる密着保持状態の説明図、第
8図は固定軸への固定子と軸受固定部材との組立説明
図、第9図は上記ファンロータの左側板側の取付構造を
示す断面図、第10図は上記右側板側の取付けの説明図、
第11図は従来装置の断面図である。 6……固定軸、8……軸受、33……環状溝(凹部)、38
……凹入溝、40……軸受固定部材、41……固定部、43…
…可撓部、44……位置規制部。
Claims (1)
- 【請求項1】固定軸(6)の自由端側に軸受(8)を外
嵌させて成る軸受取付構造であって、上記固定軸(6)
には、その中途部に凹部(33)を、また上記軸受(8)の
内周面と略同径の自由端側先端部外周に軸方向に延びる
凹入溝(38)をそれぞれ形成する一方、上記凹部(33)に嵌
合させることによって軸方向の移動が規制される固定部
(41)と、この固定部(41)から上記凹入溝(38)に沿って先
端側に延びると共にこの凹入溝(38)内を径方向に弾性変
形可能な可撓部(43)とを有する軸受固定部材(40)を設
け、さらに上記可撓部(43)の軸方向中途部には上記凹入
溝(38)内に位置する先端部に連なると共に上記凹入溝(3
8)より径方向外方に突出する位置規制部(44)を形成し、
上記固定軸(6)先端からの上記軸受(8)の嵌入位置
が、上記軸受(8)の内周面で押圧されて上記凹入溝(3
8)内に埋没した上記位置規制部(44)を越える位置迄達し
たときには、上記軸受(8)の先端側端面の角部に当接
する上記位置規制部(44)を径方向外方へと復帰させる上
記可撓部(43)の弾性復帰力によって、上記軸受(8)の
先端側への移動が規制されるべく構成していることを特
徴とする軸受取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17323687U JPH0632778Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 軸受取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17323687U JPH0632778Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 軸受取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0179361U JPH0179361U (ja) | 1989-05-29 |
| JPH0632778Y2 true JPH0632778Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31465164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17323687U Expired - Lifetime JPH0632778Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 軸受取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632778Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP17323687U patent/JPH0632778Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0179361U (ja) | 1989-05-29 |
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