JPH06329389A - ブームを有する作業車の旋回制動装置 - Google Patents

ブームを有する作業車の旋回制動装置

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JPH06329389A
JPH06329389A JP14282693A JP14282693A JPH06329389A JP H06329389 A JPH06329389 A JP H06329389A JP 14282693 A JP14282693 A JP 14282693A JP 14282693 A JP14282693 A JP 14282693A JP H06329389 A JPH06329389 A JP H06329389A
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JP
Japan
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turning
pressure
control signal
boom
braking
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Application number
JP14282693A
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English (en)
Inventor
Kimiharu Sato
公治 佐藤
Hideki Imai
秀記 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Tadano Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Tadano Iron Works Co Ltd
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 旋回モータ1ひいては旋回台B(ブームC)
を遅い速度で旋回駆動している状態でブームCが旋回減
速領域に入った場合に生じる制動遅れの問題を解決した
旋回制動装置を提供する。 【構成】 パイロット油路5,6の油圧を検出する油圧
検出器10,11を設けこの検出信号を制御信号出力手
段9に入力し、制御信号出力手段9は、ブームCが旋回
制動領域ΘB〜ΘLに達していない状態では、減圧弁
7,8の二次圧が油圧検出器10,11の検出圧力とな
るような制御信号を減圧弁7,8に出力するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧パイロット操作式
の旋回制御弁で以てブーム旋回駆動用の旋回モータを駆
動制御する作業車に用いられ、ブームの旋回動作を自動
停止する旋回制動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の作業車には、移動式クレーンあ
るいは高所作業車等がある。図2は、作業車の一例とし
ての移動式クレーンを示す。図2において、移動式クレ
ーンは、車輌A、車輌A上に旋回駆動自在に搭載した旋
回台B、旋回台Bに起伏駆動自在に取り付けたブーム
C、ブームCの先端部に吊下した吊具を巻き上げ巻き下
げ駆動するウインチDを備えている。前記旋回台Bの旋
回駆動、ブームCの起伏駆動、ブームCの伸縮駆動、お
よび、ウインチDの巻き上げ巻き下げ駆動は、それぞれ
旋回モータ、起伏シリンダー、伸縮シリンダー、および
ウインチモータで駆動されるようになっている。
【0003】図3は、移動式クレーン(作業車)の旋回
モータ1の制御回路を示す。図3に示す如く、旋回モー
タ1には、四方向三位置型の旋回制御弁2を介して油圧
ポンプ3からの吐出油が供給されるようになっている。
4は、旋回操作レバー4aの中立位置からの正逆操作量
にそれぞれ対応する一対のパイロット圧を発生するパイ
ロット圧発生手段であって、発生する一対のパイロット
圧をそれぞれパイロット油路5,6を介して前記旋回制
御弁2の各パイロット圧作用部2a,2bに作用させる
ようになっている。そして、前記旋回操作レバー4aを
操作することで、旋回モータ1の回転方向および回転速
度を手動制御できるようになっている。前記パイロット
油路5はブームCの右旋回駆動用のパイロット油路5で
あり、パイロット油路6はブームCの左旋回駆動用のパ
イロット油路である。前記起伏シリンダー、伸縮シリン
ダー、およびウインチモータの制御回路の説明は省略す
るが、上記した旋回モータ1の制御回路と同様な周知の
ものが採用されている。
【0004】このように構成した移動式クレーン(ブー
ムを有する作業車)には、ブームCが建造物等に衝突し
ないようにするためあるいは移動式クレーンが転倒する
ことがないようにするため、図4に示す如くブームCの
旋回停止位置ΘL1およびΘL2が存在している。旋回
停止位置ΘL1はブームCの右旋回駆動時の停止位置で
あり、旋回停止位置ΘL2はブームCの左旋回駆動時の
旋回停止位置である。このため、この移動式クレーン
(ブームを有する作業車)には、ブームCの旋回動作
(旋回台Bの旋回駆動)をこの旋回停止位置ΘL1また
はΘL2で自動停止する旋回制動装置が取り付けられて
いる。
【0005】従来の旋回制動装置は図3に示す如く、パ
イロット圧発生手段4と旋回制御弁2のパイロット圧作
用部2a,2bに接続したパイロット油路5,6にそれ
ぞれ介装された電磁比例式の減圧弁7,8、および、こ
れらの減圧弁7,8へ制御信号を出力する制御信号発生
手段9とから構成されている。減圧弁7は、ブームC
(旋回台B)の右旋回駆動時にその二次圧(二次側に生
ずる圧力の上限値)を低減して旋回制御弁2を中立復帰
させ、ブームCを右旋回停止位置ΘL1で停止するため
のものである。また、減圧弁8は、ブームC(旋回台
B)の左旋回駆動時にその二次圧(二次側に生ずる圧力
の上限値)を低減して旋回制御弁2を中立復帰させ、ブ
ームCを右旋回停止位置ΘL2で停止するためのもので
ある。
【0006】前記各減圧弁7,8は、制御信号出力手段
9の発生する制御信号によってその設定圧(減圧弁7,
8の二次側に生ずる圧力の上限値)を連続的に変更でき
るようになっている。そして、その設定圧の変更範囲
は、旋回制御弁2を最大操作するに必要なパイロット圧
(以下、旋回制御弁最大操作圧力という)と、零圧力と
の間に設定されている。
【0007】前記制御信号出力手段9は、移動式クレー
ン(ブームを有する作業車)のブームCの実際の旋回位
置(旋回台Bの実際の旋回位置)Θ0を検出する旋回位
置検出器9a、移動式クレーン(作業車)の旋回停止位
置ΘL1又はΘL2の手前に位置する旋回制動領域ΘB
1〜ΘL1又はΘB2〜ΘL2(図4参照)を算出する
旋回領域算出部9b、および、前記旋回位置検出器9a
と前記旋回領域算出部9bからの信号に基づきブームC
の実際の旋回位置Θ0が前記旋回制動領域ΘB1〜ΘL
1又はΘB2〜ΘL2に達したことを検出して前記減圧
弁7又は8へ制御信号を出力する制御信号発生部9cと
で以て構成されている。
【0008】前記旋回領域算出部9bは、移動式クレー
ン(作業車)のブームCの右旋回停止位置ΘL1とこの
右旋回停止位置ΘL1の手前に位置する右旋回制動領域
ΘB1〜ΘL1(図4参照)を画定する右旋回制動開始
位置ΘB1とを算出する右旋回制動領域算出部9b1
と、ブームCの左旋回停止位置ΘL2とこの左旋回停止
位置ΘL2の手前に位置する左旋回制動領域ΘB2〜Θ
L2(図4参照)を画定する左旋回制動開始位置ΘB2
とを算出する左旋回制動領域算出部9b2とから構成し
ている。
【0009】また、前記制御信号出力部9cは、前記旋
回位置検出器9aと前記旋回領域算出部9bにおける右
旋回制動領域算出部9b1からの信号とから、ブームC
の右旋回駆動を、旋回制動領域ΘB1〜ΘL1で制動し
て停止するための制御信号を前記減圧弁7に出力する右
制御信号出力部9c1と、前記旋回位置検出器9aと前
記旋回領域算出部9bにおける左旋回制動領域算出部9
b2からの信号とから、ブームCの左旋回駆動を、旋回
制動領域ΘB2〜ΘL2で制動して停止するための制御
信号を前記減圧弁8に出力する左制御信号出力部9c2
とで以て構成されている。前記旋回位置検出器9aは、
車輌Aと旋回台B間に配置され車輌Aに対する旋回台B
の旋回位置を検出するポテンショメータで以て構成され
ている。
【0010】制御信号出力手段9と減圧弁7,8で構成
された旋回制動装置は、上述したように、右旋回制動系
と左旋回制動系とから形成されている。右旋回制動系
は、旋回位置検出器9a、旋回領域算出部9bにおける
右旋回制動領域算出部9b1、制御信号出力部9cにお
ける右制御信号出力部9c1、および減圧弁7とでもっ
て形成されている。また、旋回制動系は、旋回位置検
出器9a、旋回領域算出部9bにおける旋回制動領域
算出部9b2、制御信号出力部9cにおける制御信号
出力部9c2、および減圧弁8とでもって形成されてい
る。右旋回制動系と左旋回制動系は、制動すべき旋回駆
動方向が異なるのみであるので、以下右旋回制動系につ
いて説明する。
【0011】旋回領域算出部9bにおける右旋回制動領
域算出部9b1は、前記したように移動式クレーン(作
業車)のブームCの右旋回停止位置ΘL1とこの右旋回
停止位置ΘL1の手前に位置する右旋回制動領域ΘB1
〜ΘL1(図4参照)を画定する右旋回制動開始位置Θ
B1とを算出するものである。右旋回停止位置ΘL1
は、当該右旋回制動領域算出部9b1中に予め記憶させ
ておいても良いし、移動式クレーンの動作パラメータ
(ブームCの起伏角度、ブームCの長さ、およびブーム
Cに作用する負荷)をこの旋回領域算出部9bに入力
し、これらの動作パラメータ値から移動式クレーンの性
能限界としてのブームCの右旋回停止位置ΘL1を算出
するようにしても良い。また、右旋回制動開始位置ΘB
1は、ブームCの右旋回停止位置ΘL1の手前に所定の
旋回制動領域を持たせるようにして定めても良いし、移
動式クレーンの動作パラメータ(ブームCの起伏角度、
ブームCの長さ、およびブームCに作用する負荷)をこ
の旋回領域算出部9bに入力しこれら動作パラメータの
関数として算出した制動領域幅が、ブームCの右旋回停
止位置ΘL1の手前に位置するようにして定めても良
い。更に、移動式クレーンの旋回速度Vに関する情報お
よび別途算出した旋回制動時間Tの情報とから、現在の
旋回速度Vを旋回制動時間Tで一定の減速加速度で停止
させるに必要な旋回制動領域幅ΘB1〜ΘL1幅を算出
し、この算出した右旋回制動領域幅がブームCの右旋回
停止位置ΘL1の手前に位置するようにして定めても良
い。後者の場合、現在の旋回速度Vは、旋回領域算出部
9bに入力される旋回位置検出器1aからの信号を時間
で微分して求めれば良い。また、旋回制動時間Tは、吊
り荷(移動式クレーンのブーム先端部から吊下された吊
り荷)の吊下距離をその吊下距離とする振り子の一振動
周期時間を別途算出して使用すれば良い。
【0012】前記制動信号出力部9cにおける右制御信
号出力部9C1は、旋回領域算出部9bの右旋回制動領
域算出部9b1の算出に係る旋回制動領域ΘB1〜ΘL
1に関する信号と、旋回位置検出器9aからの実際の旋
回位置Θ0に関する信号とから、実際のブームC(旋回
台B)の旋回位置Θ0が旋回制動領域ΘB1〜ΘL1に
達したことを検出して前記減圧弁7へ制御信号を出力す
るものであるが、この制御信号は、ブームCの旋回位置
Θ0が旋回制動領域ΘB1〜ΘL1に達した位置(ブー
ムCの実際の旋回位置Θ0が旋回制動開始位置ΘB1に
達した位置)から減圧弁7の設定圧(減圧弁7の二次側
に生ずる圧力の上限値)を漸減させ旋回制御弁2をブー
ムCの旋回停止位置ΘL1で旋回停止相当位置に復帰さ
せるようなものである。
【0013】右制御信号出力部9c1をより詳細に説明
する。右制御信号出力部9c1は、 ・減圧弁7の設定圧が弁最大操作圧力となるレベルの制
御信号(以下弁最大操作圧力対応制御信号という)を、
制御信号伝達ライン7aを介して減圧弁7に出力する基
準制御信号出力部9c1a、 ・上記信号伝達ライン7aに介装された係数掛け算器9
c1bであって、基準制御信号出力部9c1aからの弁
最大操作圧力対応制御信号に、後述する係数算出部9c
1dから出力される係数kを乗じた値を、減圧弁7に伝
達する係数掛け算器9c1b、 ・旋回領域算出部9bにおける右旋回制動領域算出部9
b1から旋回制動領域ΘB1〜ΘL1に関する信号(制
動開始旋回位置ΘB1と旋回停止位置ΘL1の信号を含
む)、および旋回位置検出器9aからの実際の旋回位置
Θ0に関する信号とから、ブームCの実際の旋回位置Θ
0が旋回制動領域ΘB1〜ΘL1に入域したことを検出
して入域信号Pを出力する制動領域入域算出部9c1
c、および、 ・制動領域入域算出部9c1cから入域信号P、右旋回
制動領域算出部9b1からの制動領域ΘB1〜ΘL1に
関する信号(制動開始位置ΘB1と旋回停止位置ΘL1
の信号を含む)、および旋回位置検出器9aからの実際
の旋回位置Θ0に関する信号を受け取り、演算算出して
前記係数掛け算部9c1bに係数を出力する係数算出部
9c1dであって、ブームCの実際の旋回位置Θ0が旋
回領域ΘB1〜ΘL1に入る前は係数1を出力し、ブー
ムCの実際の旋回位置Θ0が旋回制動領域ΘB1〜ΘL
1に入った時点(Θ0とΘB1が一致した時点)から旋
回制動領域ΘB1〜ΘL1の終端に到る(Θ0とΘL1
が一致した時点)間、1から0に漸減する係数を出力す
る係数算出部9c1d、とから構成されている。 以上右旋回制動系について説明したが、左旋回制動系は
制動すべき旋回駆動方向が異なるのみであるので、その
説明を省略する。
【0014】このように構成した従来のブームを有する
作業車の旋回制動装置は、ブームCがその旋回停止位置
ΘLの手前に設定された旋回制動領域ΘB〜ΘLに入っ
ていない状態では、旋回操作レバー4aによりブームC
(旋回台B)を任意の方向へ任意の速度で旋回駆動でき
るものである。そして、ブームCがその旋回停止位置Θ
Lの手前に設定した旋回制動領域ΘB〜ΘLに入ると、
制御信号出力手段9における制御信号出力部9cから制
御信号が出力され、この制御信号によって減圧弁7,8
の設定圧(減圧弁7,8の二次側に生ずる圧力の上限
値)が自動的に漸減するものであるから、旋回操作レバ
ー4aの操作に優先して(旋回操作レバー4aを中立復
帰操作せずとも)旋回制御弁2が中立復帰し、ブームC
の旋回動が自動停止するのである。
【0015】従って、移動式クレーン(作業車)のオペ
レータは、ブームCの旋回停止位置ΘLを気にすことな
く移動式クレーン(作業車)のブームCを旋回操作する
ことができるので、作業の安全を期す上で極めて効果的
なものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ブームを有する作業車の旋回制動装置は、ブームCがそ
の旋回停止位置ΘLの手前に設定した旋回制動領域ΘB
〜ΘLに入っていない状態では、減圧弁7,8の設定圧
(減圧弁7,8の二次側に生ずる圧力の上限値)が少な
くとも前記旋回制御弁を最大操作するに足る圧力(以
下、弁最大操作圧力という)となるようになっている。
このように減圧弁7,8の設定圧を弁最大操作圧力に設
定していなければ、パイロット圧発生手段4からのパイ
ロット圧で以て旋回制御弁2を最大操作できないためで
ある。このため、ブームCがその旋回停止位置の手前に
設定した旋回移動領域ΘB〜ΘLに入った場合、減圧弁
7,8の設定圧は、制御信号出力手段9における制御信
号出力部9cから出力される制御信号により、弁最大操
作圧力に設定されていた設定圧から漸減するよう制御さ
れることになる。
【0017】このような従来の旋回制動装置は、旋回操
作レバー4aを最大操作してパイロット圧発生手段4か
ら旋回制御弁2のパイロット圧作用部2aまたは2b
に、弁最大操作圧力を作用させ旋回モータ1ひいては旋
回台B(ブームC)を最大速度で旋回駆動している状態
で、ブームCが旋回減速領域ΘB〜ΘLに入域すると、
当該入域に即応して、減圧弁7または8の設定圧が弁最
大操作圧力から漸減を開始するので、ブームCが旋回減
速領域ΘB〜ΘLにはいった時から直ちに旋回制御弁2
の中立復帰動作が開始され、旋回モータ1ひいてはブー
ムCの旋回動が減速を開始するのである。
【0018】しかしながら、パイロット圧発生手段4か
ら旋回制御弁2のパイロット圧作用部2aまたは2b
に、旋回制御弁最大操作圧力よりもかなり低い圧力を作
用させ、旋回モータ1ひいては旋回台B(ブームC)を
遅い速度で旋回駆動している状態で、ブームCが旋回減
速領域ΘB〜ΘLに入った場合には、その設定圧が弁最
大操作圧力に調整されている減圧弁7,8の設定圧は、
弁最大操作圧力から漸減することになり、旋回制御弁
7,8のパイロット圧入力部2aまたは2bに現に作用
している圧(弁最大操作圧力よりもかなり低い圧力)を
漸減し始めるまでに時間遅れが生ずる。従って、この場
合には、ブームCが旋回減速領域ΘB〜ΘLに入ると直
ちに旋回制御弁2の中立復帰動作が開始されないので、
ブームC(旋回台B)の制動が遅れるという問題があっ
た。本発明の目的は、上記従来技術の問題、即ち、旋回
モータ1ひいては旋回台B(ブームC)を遅い速度で旋
回駆動している状態でブームCが旋回減速領域に入った
場合に生じる制動遅れの問題を解決した旋回制動装置を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のブームを有する作業車の旋回制動装置は、
従来の旋回制動装置に下記の構成を付加したものであ
る。即ち、上記した従来の旋回制動装置において、各パ
イロット油路5,6に当該油路の油圧を検出する油圧検
出器10,11をそれぞれ取り付けてこれら油圧検出器
10,11の検出信号を前記制動信号出力手段9の制御
信号出力部9cに入力すると共に、前記制御信号出力部
9cは、少なくともブームCの実際の旋回位置Θ0が旋
回制動領域ΘB〜ΘLの直前の旋回領域では前記減圧弁
7,8の設定圧が対応する油圧検出器10,11の検出
した検出圧力となる如き制御信号を対応する減圧弁7,
8に出力し、ブームCの実際の旋回位置Θ0が旋回制動
領域ΘB〜ΘLに達したことを検出した時は前記減圧弁
の7,8設定圧がその直前の前記検出圧力から漸減する
ような制御信号を対応する減圧弁7,8に出力するよう
構成したのである。
【0020】
【作用】上記の如く構成した本発明の旋回制動装置は、
ブームCがその旋回停止位置の手前に設定した旋回制動
領域ΘB〜ΘLに入っていない状態では、減圧弁7,8
の設定圧(減圧弁7,8の二次側に生ずる圧力の上限
値)が、制御信号出力手段9における制御信号出力部9
cからの制御信号で以て、対応する油圧検出器10,1
1の検出した検出圧力となるよう自動調整されるのであ
る。そして、ブームCの実際の旋回位置が旋回制動領域
ΘB〜ΘLに達したことを検出した時は前記減圧弁の
7,8設定圧がその直前の前記検出圧力から漸減するよ
う制御されるのである。このため、パイロット圧発生手
段4から旋回制御弁2のパイロット圧作用部2aまたは
2bに、弁最大操作圧力よりもかなり低い圧力を作用さ
せ、旋回モータ1ひいては旋回台B(ブームC)を遅い
速度で旋回駆動している状態で、ブームCが旋回減速領
域ΘB〜ΘLに入った場合においても、旋回制御弁2の
パイロット圧作用部2a,2bに作用している圧力が直
ちに漸減を開始するので、制動遅れの問題が解消される
のである。
【0021】
【実施例】以下本発明のブームを有する作業車の旋回制
動装置の実施例を、図1に基づいて説明する。本発明の
旋回制動装置は、図3に示し上述した従来のブームを有
する作業車の旋回制動装置に一部構成を付加したもので
あるから、上記の従来技術の説明において用いた符号お
よびその構成については、以下の説明においてもそのま
ま援用するものとする。
【0022】図1において、10および11は、それぞ
れパイロット油路5および6に取り付けられた油圧検出
器である。この油圧検出器10および11は、パイロッ
ト油路5および6の油圧を検出するものである。油圧検
出器10および11の検出信号は、制御信号出力手段9
における制御信号出力部9cに入力されるようになって
いる。油圧検出器10の検出信号は制御信号出力部9c
における右制御信号出力部9c1に入力されるようにな
っており、油圧検出器11の検出信号は、制御信号出力
部9cにおける左制御信号出力部9c2に入力されるよ
うになっている。
【0023】従来技術の説明においても説明した如く、
旋回駆動装置における右旋回制動系と左旋回制動系の関
係は、制動すべき旋回方向が異なるのみてあるので、以
下、右旋回制動系について説明する。9c1eは、制御
信号出力部9cにおける右制御信号出力部9c1に取り
付け基準制御信号変換部であって、この基準制御信号変
換部9c1eは、基準制御信号出力部9c1aから係数
掛け算器9c1bに到る制御信号伝達ライン7aに介装
されており、前記圧力検出器10の検出信号および制動
領域入域算出部9c1cの入域信号Pを受け取って演算
算出し、係数掛け算器9c1bに入力される制御信号を
変換するものである。基準制御信号変換部9c1eは、
制動領域入域算出部9c1cから入域信号Pが入力され
ていない状態(ブームCが制動領域ΘB1〜ΘL1に入
っていない状態)では、係数掛け算器9c1bに入力さ
れる制御信号が、減圧弁7をしてその設定圧が圧力検出
器10の検出圧力と等しい圧力または圧力検出器10の
検出圧力に微小圧力を加味した圧力とせしめる如き値
を、算出出力するようになっている。また、制動領域入
域算出部9c1cから入域信号Pが入力した状態(ブー
ムCが制動領域ΘB1〜ΘL1に入った状態)では、入
力信号Pが入力される直前(ブームCが制動領域ΘB1
〜ΘL1に入る直前)に当該基準制御信号変換部9c1
eが算出出力していた制御信号レベルを維持出力するよ
うになっている。
【0024】今、ブームCがその旋回停止位置の手前に
設定した旋回制動領域ΘB1〜ΘL1に入っていない状
態では、減圧弁7の設定圧(減圧弁7の二次側に生ずる
圧力の上限値)が、制御信号出力手段9の制御信号出力
部9cにおける右制御信号出力部9c1からの制御信号
で以て、油圧検出器10の検出した検出圧力と同等また
は検出圧力よりもやや高い圧力なるよう自動調整される
のである。次いで、ブームCが旋回制動領域ΘB1〜Θ
L1に入ると、係数算出部9c1dから漸減する係数
(1から漸減する係数)が係数掛け算器9c1bに入力
される。従って、ブームCの旋回制動領域ΘB1〜ΘL
1への入域に即応して旋回制御弁3のパイロット圧作用
部2aに作用するパイロット圧が漸減して、ブームC
(旋回台B)の旋回駆動が制動されるのである。
【0025】以上は、旋回制動装置における右旋回制動
系について説明したが、左旋回制動系は右旋回制動系に
対して旋回制動方向が異なるのみであるから、ここでの
説明を省略する。尚、制御信号出力手段9は、上記の実
施例の如く機能すれば良いものであり、マイクロコンピ
ュータとそのインターフエースで以て構成しても良いこ
と勿論である。その際には、右旋回制動系および左旋回
制動系もまたこのマイクロコンピュータに内在されるこ
とになる。
【0026】また、上記の実施例では、制御信号出力手
段9は、ブームCの実際の旋回位置Θ0が旋回制動領域
ΘB〜ΘLに達する前は、常に減圧弁7,8の設定圧が
対応する油圧検出器10,11の検出した検出圧力レベ
ルとなる如き制御信号を対応する減圧弁に出力するよう
にしたが、ブームCの実際の旋回位置Θが旋回制動領域
ΘB〜ΘLに達する直前の旋回領域でのみ同様な制御信
号を出力するように構成しても良いこと勿論である。
【0027】さらに上記実施例では、各パイロット油路
5,6の油圧を検出する油圧検出器10,11を、パイ
ロット油路5,6における減圧弁7,8の前段に取り付
けた例を示しているが、これらの油圧検出器10,11
は、減圧弁7,8の後段(パイロット圧作用部2a,2
b側)に取り付けても良いこと勿論である。
【0028】なお、この発明は、旋回台B(ブームC)
が遅い速度で旋回駆動している状態でブームCが旋回制
動領域に入った場合に生ずる制動開始時点の遅れを無く
することを目的とし、各パイロット油路5,6に油圧検
出器10,11を取り付けると共に、パイロット油路
5,6に取り付けた減圧弁7,8の設定圧を、少なくと
もブームCが旋回制動領域ΘB〜ΘLに入る直前におい
て対応する油圧検出器10,11の検出した油圧に略同
一となるよう自動制御するものである。従って、油圧検
出器10,11をパイロット油路5,6における減圧弁
7,8の後段(パイロット圧作用部2a,2b側)に取
り付けたものにおいては、当該油圧検出器5,6の検出
値を、ブームCが旋回制動領域ΘB〜ΘLに入ったの後
において制御信号出力部9cからの制御信号(漸減する
制御信号)に対応して減圧弁7,8の設定圧を制御する
際のフイードバック信号として用いても良い。勿論、ブ
ームCが旋回制動領域ΘB〜ΘLに入った後において減
圧弁7,8の設定圧を、制御信号出力部9cからの制御
信号(漸減する制御信号)により制御するに当たって
は、減圧弁7,8の設定圧と制御信号レベルの関係に関
するデータを予め制御信号出力手段9に記憶しておき、
このデータに基づいて加工した制御信号を減圧弁7,8
に出力するようにした所謂フィードフォワード制御を行
うようにしても良いこと勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明の旋回制動装
置は、ブームCがその旋回停止位置の手前に設定した旋
回制動領域ΘB〜ΘLに入っていない状態では、減圧弁
7,8の設定圧(減圧弁7,8の二次側に生ずる圧力の
上限値)が、制御信号出力手段9における制御信号出力
部9cからの制御信号で以て、対応する油圧検出器1
0,11の検出した検出圧力となるよう自動調整される
のである。また、ブームCの実際の旋回位置が旋回制動
領域ΘB〜ΘLに達したことを検出した時は前記減圧弁
の7,8設定圧がその直前の前記検出圧力から漸減する
よう制御されるのである。従って、パイロット圧発生手
段4から旋回制御弁2のパイロット圧作用部2aまたは
2bに、弁最大操作圧力よりもかなり低い圧力を作用さ
せ、旋回モータ1ひいては旋回台B(ブームC)を遅い
速度で旋回駆動している状態で、ブームCが旋回減速領
域ΘB〜ΘLに入った場合においても、旋回制御弁2の
パイロット圧作用部2a,2bに作用している圧力が直
ちに漸減を開始するので、制動遅れの問題が解消される
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブームを有する作業車の旋回制動
装置の説明図である。
【図2】ブームを有する作業車の説明図である。
【図3】従来のブームを有する作業車の旋回制動装置の
説明図である。
【図4】ブームを有する作業車のブームの旋回制動領域
に関する説明図である。
【符号の説明】
A;車輌、B;旋回台、C;ブーム、D;ウインチ、
1;旋回モータ、2;旋回制御弁、2a,2b;パイロ
ット圧作用部、3;油圧ポンプ、4;パイロット圧発生
部、4a;旋回操作レバー、5,6;パイロット油路、
7,8;減圧弁、9;制御信号出力手段、9a;旋回位
置検出器、9b;旋回領域算出部、9c;制御信号出力
部、10,11;圧力検出器、
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/24 F 7515−3F 11/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回操作レバー4aの中立位置からの正
    逆操作量にそれぞれ対応する一対のパイロット圧を発生
    するパイロット圧発生手段4の前記一対のパイロット圧
    を、それぞれパイロット油路5,6を介して旋回制御弁
    2のパイロット圧作用部2a,2bに作用させ、この旋
    回制御弁2により油圧ポンプ3の吐出油を旋回モータ1
    に供給し旋回モータ1の回転方向および回転速度を手動
    制御するよう構成してなるブームを有する作業車に適用
    される旋回制動装置であって、前記各パイロット油路
    5,6にそれぞれ介装され入力される制御信号によって
    その設定圧を制御される電磁比例式の減圧弁7,8と、
    これらの減圧弁7,8に制御信号を出力する制御信号出
    力手段9とからなり、前記制御信号出力手段9が、作業
    車の実際の旋回位置Θ0を検出する旋回位置検出器9
    a、作業車の旋回停止位置ΘLの手前に位置する旋回制
    動領域ΘB〜ΘLを算出する旋回領域算出部9b、およ
    び、前記旋回位置検出器9aと前記旋回制動領域算出部
    9bとからの信号に基づきブームの実際の旋回位置Θ0
    が前記旋回制動領域ΘB〜ΘLに達したことを検出して
    前記減圧弁7,8の設定圧を漸減するための制御信号を
    出力する制御信号出力部9cとで以て構成されており、
    制御信号出力手段9の制御信号出力部9cが出力する制
    御信号により前記旋回操作レバー4aの操作に優先して
    前記旋回制御弁2を中立復帰させるよう構成したものに
    おいて、 前記各パイロット油路5,6に当該油路の油圧を検出す
    る油圧検出器10,11をそれぞれ取り付けてこれら油
    圧検出器10,11の検出信号を前記制動信号出力手段
    9の制御信号出力部9cに入力すると共に、前記制御信
    号出力部9cは、少なくともブームCの実際の旋回位置
    Θ0が旋回制動領域ΘB〜ΘLの直前の旋回領域では前
    記減圧弁7,8の設定圧が対応する油圧検出器10,1
    1の検出した検出圧力となる如き制御信号を対応する減
    圧弁7,8に出力し、ブームCの実際の旋回位置Θ0が
    旋回制動領域ΘB〜ΘLに達したことを検出した時は前
    記減圧弁7,8の設定圧がその直前の前記検出圧力から
    漸減するような制御信号を対応する減圧弁7,8に出力
    するよう構成してあることを特徴とするブームを有する
    作業車の旋回制動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019210091A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の旋回駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019210091A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の旋回駆動装置

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