JPH06330121A - 高炉出銑樋の整備装置及び整備方法 - Google Patents

高炉出銑樋の整備装置及び整備方法

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JPH06330121A
JPH06330121A JP14436993A JP14436993A JPH06330121A JP H06330121 A JPH06330121 A JP H06330121A JP 14436993 A JP14436993 A JP 14436993A JP 14436993 A JP14436993 A JP 14436993A JP H06330121 A JPH06330121 A JP H06330121A
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JP
Japan
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dismantling
refractory
iron
blast furnace
gutter
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Application number
JP14436993A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Anami
靖彦 阿波
Naoto Kishikawa
直人 岸川
Takayuki Uchida
貴之 内田
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉鋳床上において、一台の装置により、耐
火物及び残銑の解体作業とその解体屑の除去作業とを行
うことができ、且つ、狭隘部においても確実に解体・除
去作業を行うことができ、又、出銑樋内面を平滑に解体
することができ、さらに、解体屑を確実かつ効率良く除
去することができる、高炉出銑樋の整備装置及び整備方
法を提供する。 【構成】 移動台車11上に、出銑樋13の内面に固着
した残銑Fを切断するための残銑切断装置17と、出銑
樋13の内面に施工した劣化した耐火物13bを解体す
るための耐火物解体装置25と、これにより解体された
解体屑13cを除去するための解体屑除去装置32とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融銑鉄及びスラグが
通過することによって劣化した出銑樋内面を高炉鋳床上
で補修する作業に使用する装置及び方法に係り、特に耐
火物及び残銑の解体作業とその解体屑の除去作業とを一
台の装置により行う高炉出銑樋の整備装置及び整備方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉から出銑された溶融銑鉄は、長さ約
20mの出銑樋を通過するが、通常、高炉には二本以上
の出銑樋が設けられている。この出銑樋には高温の溶融
銑鉄やスラグが流れるので、出銑樋の内面に施工した耐
火物が磨耗したり、化学的劣化を起こす。また、出銑口
の切り替えによる冷却の繰り返し等によっても、出銑樋
の内面に施工した耐火物が著しく劣化する。
【0003】従って、各樋には、その内面の劣化した耐
火物の解体と新たな耐火物の施工及び乾燥とからなる補
修作業が、月に一回程度の頻度で行われている。従来、
このような一連の作業は、出銑樋を鋳床上に据えつけた
ままか或いは揚上機で鋳床内に設けられた整備場所に一
旦移動して行われていた。
【0004】従来、この耐火物の解体作業には、例え
ば、図7に示すような解体装置1が使用されていた。図
示されているように、この解体装置1は、履帯式走行台
車2の旋回ベース3の前後に二本のブーム4a,4bが
設けられている。そして、一方のブーム4aの先端に
は、ビット6が螺旋状に配設された掘削ドラム7が取り
付けられている。また、他方のブーム4bの先端には、
ショベル8が取り付けられている。
【0005】この種の解体装置1を使用してなされる耐
火物の解体作業は、先ず、高炉出銑樋(図示せず)の上
方に解体装置1を設置し、履帯式走行台車2により移動
しながら、一方のブーム4aの先端に取り付けた掘削ド
ラム7により出銑樋内面に施工した耐火物を掘削する。
具体的には、オペレーターの操作によって劣化した不定
形耐火物の表層部分を厚さで平均:100mm、最大:
250mm程度掘削する。次に、上記旋回ベース3を旋
回して、他方のブーム4bの先端に取り付けたショベル
8により解体屑を掻き取り、バケット(図示せず)を用
いて排出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の解体
装置1にあっては、一台の装置により耐火物の解体作業
とその解体屑の除去作業とを行うことができる点では優
れているが、高炉デッキ下やマッドガン等の機器が設け
られている狭隘部には、上記ブーム4a,4bの先端に
取り付けた掘削ドラム7やショベル8が届かず、その部
分の耐火物の解体及び除去ができないという問題があっ
た。
【0007】また、履帯式走行台車2により移動しなが
ら、掘削ドラム7により耐火物の解体作業を行うので、
移動中に履帯式走行台車2が走行面の凹凸に応じて上
下,左右動し、出銑樋の底面や側面を平滑に掘削するこ
とができないという問題があった。
【0008】さらに、上記掘削ドラム7では、出銑樋内
面に固着した残銑を解体することができないという問題
があった。
【0009】そして、耐火物の解体屑の除去作業は、シ
ョベル8による間欠的な作業であり、又、解体屑をオペ
レータが確認しながら行わなければならないため、その
除去効率が非常に悪く、且つ、小粒や粉状の解体屑を除
去することができないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記課題に鑑み、高炉鋳
床上において、一台の装置により、耐火物及び残銑の解
体作業とその解体屑の除去作業とを行うことができ、且
つ、狭隘部においても確実に解体・除去作業を行うこと
ができ、又、出銑樋内面を平滑に解体することができ、
さらに、解体屑を確実かつ効率良く除去することができ
る、高炉出銑樋の整備装置及び整備方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る高炉出銑樋の整備装置は、移動台車上に、高
炉出銑樋内面に固着した残銑を切断するための残銑切断
装置と、出銑樋内面に施工した劣化した耐火物を解体す
るための耐火物解体装置と、この耐火物解体装置により
解体された解体屑を除去するための解体屑除去装置とを
備えているものである。
【0012】上記高炉出銑樋の整備装置の構成におい
て、好ましくは、上記移動台車に複数の伸縮アームが進
退自在に設けられ、少なくとも上記耐火物解体装置及び
解体屑除去装置が上記伸縮アームの先端に具備されてい
るものである。
【0013】また、好ましくは、上記残銑切断装置が、
ダイヤモンドカッタを三次元的に移動自在に具備してい
るものである。
【0014】さらに、好ましくは、上記耐火物解体装置
が、コニカルビット付回転ドラムを三次元的に移動自在
に具備しているものである。
【0015】そして、好ましくは、上記解体屑除去装置
が、出銑樋内面に倣うように移動自在に設けられ、この
樋内面に臨んで開口された吸引箱と、この吸引箱の近傍
に回転自在に設けられ、この吸引箱へと耐火物の解体屑
を掻き寄せるための掻き寄せ回転ブラシと、上記吸引箱
の開口部内に回転自在に設けられ、この吸引箱内へと上
記解体屑を導入するための吸い込み回転ブラシと、上記
吸引箱に接続され、上記解体屑を吸引し補集するための
解体屑補集装置とを備えているものである。
【0016】他方、本発明に係る高炉出銑樋の整備方法
は、走行台車に残銑切断装置,耐火物解体装置及び解体
屑除去装置を搭載してこれらを出銑樋内に位置し、上記
走行台車により残銑固着部に上記残銑切断装置を位置さ
せ、この残銑切断装置により出銑樋内面に固着した残銑
を切断した後、上記耐火物解体装置により切断残銑を剥
離すると共に、出銑樋内面の耐火物を解体し、解体終了
後、上記解体屑除去装置により解体屑を収集し、出銑樋
外へ排出するようにしたものである。
【0017】
【作用】上記高炉出銑樋の整備装置の構成によれば、一
台の移動台車上に、残銑切断装置,耐火物解体装置及び
解体屑除去装置とが備えられている。従って、高炉鋳床
上において、出銑樋内面に固着した残銑を切断する残銑
の切断作業と、出銑樋内面内面に施工した劣化した耐火
物を解体する耐火物の解体作業と、その解体屑の除去作
業とが、一台の装置で行われるものである。
【0018】また、上記移動台車には、複数の伸縮アー
ムが進退自在に設けられている。そして、少なくとも上
記耐火物解体装置及び解体屑除去装置が、上記伸縮アー
ムの先端に具備されている。従って、伸縮アームを進出
させることにより、高炉デッキ下やマッドガン等の機器
が設けられている狭隘部に、上記耐火物解体装置や解体
屑除去装置が届くので、このような狭隘部においても確
実に解体作業が行われ、その解体屑は上記解体屑除去装
置により除去されるものである。
【0019】さらに、上記残銑切断装置には、ダイヤモ
ンドカッタが三次元的に移動自在に具備されている。こ
のダイヤモンドカッタによる切断対象となる残銑の成分
は、炭素濃度が4〜5%と極めて高く、鉄中における炭
素の固溶限界を超えているため、炭素の拡散が進み難
い。長寿命のダイヤモンドカッタを使用することができ
る。このダイヤモンドカッタは三次元的に移動自在であ
るので、その切断作業が容易であり、その切断効率にも
優れている。
【0020】そして、上記耐火物解体装置には、コニカ
ルビット付回転ドラムが三次元的に移動自在に具備され
ている。このような破砕式のコニカルビット付回転ドラ
ムによる耐火物の解体作業であるので、その解体効率が
良い。また、このコニカルビット付回転ドラムは三次元
的に移動自在であるので、上記走行台車を停止した状態
で上記伸縮アームにより上記耐火物解体装置を移動させ
れば、走行面の凹凸に左右されず、出銑樋の内面が平滑
に解体される。さらに、破砕式のコニカルビット付回転
ドラムであるので、上記耐火物解体装置により切断残銑
をも剥離することができるものである。
【0021】また、上記解体屑除去装置には、吸引箱が
出銑樋内面に倣うように位置され、この樋内面に臨んで
開口されている。また、この吸引箱の近傍には、掻き寄
せ回転ブラシが回転自在に設けられている。さらに、上
記吸引箱の開口部内には、吸い込み回転ブラシが回転自
在に設けられている。そして、この吸引箱には、解体屑
補集装置が接続されている。即ち、この高炉出銑樋の整
備装置の解体屑除去装置による除去作業は、先ず、上記
掻き寄せ回転ブラシによって、出銑樋の底面に散在して
いる耐火物の解体屑を上記吸引箱の開口部へと掻き寄せ
る。次に、掻き寄せられた解体屑は、上記吸引箱の開口
部内に設けた吸い込み回転ブラシで初速が与えられると
共に、その接続系内へ送り込まる。そして、接続系内へ
と導入された解体屑は、上記解体屑補集装置へ移送さ
れ、出銑樋外へ排出されることになる。従って、小粒や
粉状の解体屑をも除去されるので、耐火物の解体屑が確
実かつ効率良く除去されるものである。
【0022】他方、上記高炉出銑樋の整備方法の構成に
よれば、先ず、一台の走行台車に残銑切断装置,耐火物
解体装置及び解体屑除去装置が搭載された上記高炉出銑
樋の整備装置を、出銑樋内に位置する。次に、上記走行
台車により残銑固着部に上記残銑切断装置を位置させ、
該走行台車を停止する。そして、この残銑切断装置によ
り出銑樋内面に固着した残銑を切断した後、上記耐火物
解体装置により切断残銑を剥離すると共に、出銑樋内面
の耐火物を解体する。その際、上記走行台車を停止した
状態で、上記伸縮アームを適宜の長さに調整しながら解
体作業を行う。この解体終了後、上記解体屑除去装置に
より解体屑を収集し、出銑樋外へ排出する。その際、上
記走行台車を停止した状態で、上記伸縮アームを適宜の
長さに調整しながら解体屑の除去作業を行うものであ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る高炉出銑樋の整備装置及
び整備方法の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本発明に係る高炉出銑樋の整備装置
の一実施例を示す平面図であり、図2は、そのII−I
I線矢視図である。図示されているように、本実施例の
整備装置10には、移動台車11が備えられている。本
実施例にあっては、この移動台車11は履帯式走行台車
にて形成されており、この移動台車11上には水平方向
へ回動自在に旋回ベース12が設けられている。上記移
動台車11は出銑樋13を跨ぐように配置され、出銑樋
13の上部両側面をその長手方向に沿って走行する。従
って、この移動台車11には、走行用駆動装置(図示せ
ず)が設けられている。そして、この移動台車11の両
側の前後部には、該移動台車11の停止時にその幅方向
外方へ張り出して、これを支持するためのアウトリガー
15がそれぞれ進退自在に設けられている。尚、図1
中、14は高炉デッキ、16はマッドガンであり、図2
中13aは出銑口である。
【0024】また、上記移動台車11の本体11aの下
部には、出銑樋13の内面に固着した残銑を切断するた
めの残銑切断装置17が具備されている。具体的には、
上記移動台車11の本体11aの下部には、その幅方向
に沿ってスライドベッド18が設けられている。このス
ライドベッド18に、上記残銑切断装置17の本体17
aがスライド移動自在に支持・垂下されている。このス
ライドベッド18による残銑切断装置本体17aの移動
は、例えば、ラック・アンド・ピニオンやシリンダ装置
等の駆動装置によりなされる。
【0025】さらに、図2乃至図4に示すように、上記
残銑切断装置本体17aは、例えば、内筒体17bと外
筒体17cとからなり、進退自在に形成されている。こ
の残銑切断装置本体17aの下方に位置された外筒体1
7cには、上記移動台車本体11aからカッタ昇降シリ
ンダ装置19が掛け渡されており、このカッタ昇降シリ
ンダ装置19のシリンダ19aからピストンロッド19
bを進退させることによって上記残銑切断装置本体17
aが伸縮長するようになっている。
【0026】そして、上記残銑切断装置本体17aの外
筒体17c下部には、カッタ支持部材20が水平方向へ
回転自在に設けられている。このカッタ支持部材20の
回転軸には従動ギヤ21が固定されており、この従動ギ
ヤ21には上記上記残銑切断装置本体17aの外筒体1
7cに固定されたカッタ旋回駆動装置22のピニオンギ
ヤ22aが噛合している。
【0027】また、上記カッタ支持部材20の下端部に
は、円板状のカッタ23が回転自在に支承されている。
このカッタ23は、本実施例にあっては、ダイヤモンド
カッタを採用する。このダイヤモンドカッタ23は、一
般には、コンクリート,アスファルト,石材及び耐火煉
瓦等の硬質非金属材料を対象として用いられている。一
方、被加工材が金属、中でも鉄系材料の場合は、ダイヤ
モンドの炭素が、切断作業中に高温状態下で被加工材に
拡散するため、早期に磨耗するのでダイヤモンドは適さ
ず、替わりにCBNが用いられるのが一般的である。し
かし、このダイヤモンドカッタ23による切断対象とな
る残銑の成分は、炭素濃度が4〜5%と極めて高く、鉄
中における炭素の固溶限界を超えているため、炭素の拡
散が進み難くく、上述のような問題は生じないので、ダ
イヤモンドを効果的に用いることができる。勿論、CB
Nを用いても問題はないが、切断の際、残銑の裏側の耐
火物13bを同時に切断することが多いので、寿命を考
慮するとダイヤモンドカッタ23の方が好ましい。
【0028】さらに、上記カッタ支持部材20の上端部
には、このダイヤモンドカッタ23をベルト駆動するた
めのカッタ駆動装置24が固定されている。図示されて
いるように、このダイヤモンドカッタ23は、上下方向
に沿って回転するように支承されている。
【0029】以上のように、上記残銑切断装置17に
は、スライドベッド18,カッタ昇降シリンダ装置19
及びカッタ旋回駆動装置22が設けられているので、上
記ダイヤモンドカッタ23を三次元的に移動自在に具備
しているものである。
【0030】また、本実施例の整備装置10には、出銑
樋13の内面に施工した劣化した耐火物13bを解体す
るための耐火物解体装置25が備えられている。具体的
には、この耐火物解体装置25は、上記旋回ベース12
から走行台車11の進行方向一方へ向けて延出された解
体装置用伸縮アーム26の先端に、進行方向に沿って揺
動自在に軸支されている。この伸縮アーム26は、上記
旋回ベース12内から進行方向に沿って水平に進退する
ように設けられており、上記旋回ベース12から該伸縮
アーム26の先端部近傍に掛け渡されたアーム用シリン
ダ装置27のシリンダ27aからピストンロッド27b
を進退させることによって作動されるようになってい
る。
【0031】さらに、上記耐火物解体装置25の本体
は、ビット昇降シリンダ装置28にて形成されている。
このビット昇降シリンダ装置28には回転軸が挿通され
ており、その下端部には回転ドラム29が回転自在に支
承され、その上端部には該回転ドラム29を回転駆動す
るためのビット駆動装置30が固定されている。従っ
て、上記回転ドラム29は、ビット昇降シリンダ装置2
8のシリンダ28aからピストンロッド28bを進退さ
せることにより昇降移動するようになっている。
【0032】そして、上記伸縮アーム26の先端部近傍
から上記ビット昇降シリンダ装置28のシリンダ28a
にビット傾動シリンダ装置31が傾斜して掛け渡されて
いる。従って、上記回転ドラム29は、傾動シリンダ装
置31のシリンダ31aからピストンロッド31bを進
退させることにより、軸Aを支点として進行方向に沿っ
て傾動移動するようになっている。
【0033】尚、上記回転ドラム29は、一般のトンネ
ル掘削において硬岩の破砕掘削に用いるものと同様のも
のであり、寸法が出銑樋13の形状に合わせるため若干
異なる。回転ドラム29は逆円錐台状を呈しており、そ
の表面にはコニカルビット29a等の破砕式切刃が螺旋
状に配置されている。そして、この回転ドラム29は出
銑樋13の断面形状に応じてドラムの径・高さ,ビット
数,ビットの取り付け配置・角度が決められる。各ビッ
トは超硬が一般的であるが、逆円錐台の軸回りに回転可
能な構造になっており、特殊な角度に向けて取り付けら
れているため、掘削時に加工物との摩擦力によって連れ
回ることになり、自己研削できるように工夫されてい
る。
【0034】以上のように、上記耐火物解体装置25に
は、ビット昇降シリンダ装置28及びビット傾動シリン
ダ装置31が設けられており、上記旋回ベース12が水
平に旋回するので、上記コニカルビット付回転ドラム2
9を三次元的に移動自在に具備しているものである。
【0035】また、本実施例の整備装置10には、上記
耐火物解体装置25により解体された解体屑13cを除
去するための解体屑除去装置32が備えられている。具
体的には、この解体屑除去装置32は、上記旋回ベース
12から走行台車11の進行方向他方へ向けて延出され
た除去装置用伸縮アーム33の先端に、進行方向に沿っ
て揺動自在に軸支されている。この伸縮アーム33は、
上記旋回ベース12内から進行方向に沿って水平に進退
するように設けられており、上記旋回ベース12から該
伸縮アーム33の先端部近傍に掛け渡されたアーム用シ
リンダ装置34のシリンダ34aからピストンロッド3
4bを進退させることによって作動されるようになって
いる。
【0036】この解体屑除去装置32は、図5に示すよ
うに、出銑樋13の底面に倣うように位置され、この樋
底面に臨んで開口された吸引箱35が備えられている。
この吸引箱35は中空直方体状を呈しており、その底面
全体が開口されている。この吸引箱35の開口部内に
は、大粒の解体屑を通過させるに充分な開口面積を有す
る吸引口35aが形成されている。そして、この吸引箱
35の正面及び背面側には、それぞれ一対ずつ走行滑車
36が設けられている。
【0037】また、この吸引箱35の近傍には、一対の
掻き寄せ回転ブラシ37が回転自在に設けられている。
具体的には、これら掻き寄せ回転ブラシ37は、上記吸
引箱35の両側において、走行台車11の進行方向の前
方部に位置されており、モータ等の駆動装置38によっ
て回転駆動されるようになっている。上記掻き寄せ回転
ブラシ37は所謂カップブラシ等によって形成されてお
り、その回転軸は上記樋底面に対して略垂直に設けられ
ている。さらに、上記進行方向へ向かって右側に位置さ
れた掻き寄せ回転ブラシ37aは反時計回りに回転し、
左側に位置された掻き寄せ回転ブラシ37bは時計回り
に回転するようになっており、このように相反する方向
に回転することにより耐火物の解体屑を上記吸引箱35
へと掻き寄せるようになっている。そして、これら掻き
寄せ回転ブラシ37には移動装置39がそれぞれ備えら
れており、これら移動装置39によって掻き寄せ回転ブ
ラシ37は樋幅方向へ移動自在となっている。これら移
動装置39は、図6に示すように、シリンダアーム40
を屈伸して掻き寄せ回転ブラシ37を回動させることに
より、これら掻き寄せ回転ブラシ37の軸間距離を可変
にするものである。即ち、一対の掻き寄せ回転ブラシ3
7の軸間隔は、上記樋底面の幅に応じて可変となってい
る。
【0038】また、上記吸引箱35の開口部内後方に
は、吸い込み回転ブラシ41が設けられている。これら
吸い込み回転ブラシ41は、モータ等の駆動装置42に
より回転駆動されるようになっている。具体的には、上
記吸い込み回転ブラシ41は所謂ローラ状ブラシ等によ
って形成されており、その回転軸は上記樋底面に対して
略平行で進行方向に対して直交するように設けられてい
る。さらに、この吸い込み回転ブラシ41は、図5にお
いて、反時計回りに回転するようになっている。即ち、
上記吸引箱35の吸引口35aを挟んで、前方に上記掻
き寄せ回転ブラシ37が位置され、後方に上記吸い込み
回転ブラシ41が位置されている。従って、上記掻き寄
せ回転ブラシ37によって吸引箱35へと掻き寄せられ
た解体屑13cを、上記吸い込み回転ブラシ41がその
吸引口35a内へと送り込むものである。
【0039】そして、上記吸引箱35の吸引口35aに
は、吸引管43が接続されている。この吸引管43は立
ち上がり、上記伸縮アーム33に沿った後、樋幅方向の
一方へ延出されている。この吸引管43の延出端部は解
体屑補集装置(図示せず)に接続されており、その中間
部には吸引ダクト44及びフレキシブルホース45が介
設されている。上記解体屑補集装置には、解体屑を収容
するための補集ホッパや、上記吸引箱35及びこれに接
続された吸引管43内に吸引力を付与するための吸引ブ
ロワ等が備えられている。尚、上記吸引ダクト44は、
伸縮アーム33の進退に応じて伸縮するように形成され
ている。
【0040】また、図2に示したように、上記吸引管4
3は内管43aと外管43bとからなり、上記伸縮アー
ム33の先端部近傍から外管43bに吸引管昇降シリン
ダ装置46が掛け渡されている。従って、この吸引管昇
降シリンダ装置46のシリンダ46aからピストンロッ
ド46bを進退させることにより、吸引箱35及び外管
43bが昇降移動するようになっている。
【0041】さらに、上記伸縮アーム33の先端部近傍
から上記吸引管43の内管43aに傾動シリンダ装置4
7が傾斜して掛け渡されている。従って、上記吸引管4
3は、傾動シリンダ装置47のシリンダ47aからピス
トンロッド47bを進退させることにより、軸Bを支点
として進行方向に沿って傾動移動するようになってい
る。
【0042】次に、上記実施例における作用を、本発明
に係る高炉出銑樋の整備方法を説明しながら述べる。本
実施例の高炉出銑樋の整備装置10は、一台の走行台車
11に残銑切断装置17,耐火物解体装置25及び解体
屑除去装置32を搭載している。この整備装置10を使
用して行う整備方法は、先ず、走行台車11により当該
整備装置10を出銑樋13の所定の場所に位置させる。
この所定の場所とは、上記残銑切断装置17が残銑Fの
固着部に位置することをいう。
【0043】次に、上記カッタ昇降シリンダ装置19に
よりダイヤモンドカッタ23を残銑固着部Fに一定の力
で押し付ける。このダイヤモンドカッタ23は、カッタ
駆動装置24により回転し、スライドベッド18上を樋
幅方向に動いて、図3に示したように、残銑Fを巾切り
する。この際、上記走行台車11を移動させて何度か巾
切りする。また、上記カッタ旋回駆動装置22によりダ
イヤモンドカッタ23を旋回させれば、図4に示したよ
うに、残銑Fを縦切りすることもできる。このように、
ダイヤモンドカッタ23は三次元的に移動自在であるの
で、その切断作業を容易に行うことができ、その切断効
率が極めて良いものである。
【0044】切断の終了した残銑F上に、コニカルビッ
ト付回転ドラム29を有する耐火物解体装置25を移動
させる。このコニカルビット付回転ドラム29を、上記
ビット昇降シリンダ装置28により当該残銑Fに押し付
けると、コニカルビット29aが破砕式切刃であるた
め、切断残銑Fは非常に簡単に剥離する。この剥離させ
た切断残銑Fは、別途、リフティングマグネット(図示
せず)により、出銑樋13外へ吊り出すものである。
【0045】そして、上記旋回ベース12による水平方
向の旋回、走行台車11による長手方向の移動、及びビ
ット昇降シリンダ装置28による上下方向の移動によっ
て、上記コニカルビット付回転ドラム29を出銑樋13
の底面や両内側面に押し付けて、ビット駆動装置30を
駆動して耐火物13bの解体作業を行う。この際、アー
ム用シリンダ装置27により移動する伸縮アーム26
と、上記ビット昇降シリンダ装置28とを、一定の速度
で動かすようにすれば、所定の面を自動解体することが
できる。このように、破砕式のコニカルビット付回転ド
ラム29による耐火物13bの解体作業であるので、そ
の解体効率を向上させることができる。また、このコニ
カルビット付回転ドラム29は三次元的に移動自在であ
るので、上記走行台車11を停止した状態で上記伸縮ア
ーム26により上記耐火物解体装置25を移動させれ
ば、走行面の凹凸に左右されず、出銑樋13の内面を平
滑に解体することができるものである。
【0046】特に、出銑口13aの近くには、高炉デッ
キ14下やマッドガン16等の機器が設けられている狭
隘部が存在するので、上記アーム用シリンダ装置27に
より伸縮アーム26を伸長させて、解体作業を行う。
尚、走行台車11が不安定な場所に来たら、その両側前
後部に設けたアウトリガー15を幅方向外方に延出さ
せ、該アウトリガー15により走行台車11を支持固定
する。また、上記旋回ベース12を旋回するときは、上
記傾動シリンダ装置31によりコニカルビット付回転ド
ラム29を出銑樋13の上方へ向けて傾動させる。
【0047】その後、上記旋回ベース12による水平方
向の旋回、走行台車11による長手方向の移動、及びア
ーム用シリンダ装置34による伸縮アーム33の進退移
動によって、上記解体屑除去装置32を解体の終了した
場所に移動し、吸引管昇降シリンダ装置46により吸引
箱35に設けた掻き寄せ回転ブラシ37及び吸い込み回
転ブラシ41が出銑樋13の底面に当接するまで降下さ
せる。そして、上記吸引箱35の両側前方部に設けた一
対の掻き寄せ回転ブラシ37によって、出銑樋13の底
面に散在している耐火物の解体屑を上記吸引箱35の開
口部へとその幅に納まるように掻き寄せる。具体的に
は、既述のように上記進行方向へ向かって右側に位置さ
れた掻き寄せ回転ブラシ37aを反時計回りに回転さ
せ、左側に位置された掻き寄せ回転ブラシ37bを時計
回りに回転させることにより、解体屑を上記吸引箱35
へと掻き寄せるものである。この際、上記移動装置39
のシリンダアーム40を屈伸して掻き寄せ回転ブラシ3
7を回動させることにより、これら掻き寄せ回転ブラシ
37の軸間隔を調整すれば、出銑樋13の底面幅に対応
させて解体屑を掻き寄せることができる。従って、樋幅
一杯に散布状態にある解体屑13cを上記吸引箱35の
開口部幅内へ効率良く収集できる。
【0048】次に、上記吸引箱35の開口部へと掻き寄
せられた解体屑13cは、該開口部内に設けられた吸い
込み回転ブラシ41の回転により初速が与えられると共
に、その接続系である吸引管43内へと送り込まる。そ
して、この吸引管43内へと導入された解体屑13c
は、上記解体屑補集装置の吸引ブロワにより吸引管4
3,吸引ダクト44及びフレキシブルホース45内を吸
引移送され、出銑樋13の外へと排出されることにな
る。このように上記吸い込み回転ブラシ41により解体
屑に初速が効果的に与えられるため、一般のバキューム
方式に比して比較的大きな径の解体屑まで除去ができ、
その吸引効率を向上させることができる。従って、耐火
物13bの解体屑13cを確実かつ効率良く除去するこ
とができる。また、バキューム方式を採用するため、粉
塵の発生が無く、衛生的な除去作業であり、小粒や粉状
の解体屑13cをも除去されるので、出銑樋13の内面
も綺麗になるものである。尚、上記旋回ベース12を旋
回するときは、傾動シリンダ装置47により吸引管43
及び吸引箱35等を出銑樋13の上方へ向けて傾動させ
るものである。
【0049】このように、本実施例の高炉出銑樋の整備
装置10は、伸縮アーム26,33を進出させることに
より、高炉デッキ14下やマッドガン16等の機器が設
けられている狭隘部に、上記耐火物解体装置25や解体
屑除去装置32が届くので、このような狭隘部において
も確実に解体作業を行うことができ、その解体屑13a
は上記解体屑除去装置32により確実に除去することが
できるものである。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る高炉出
銑樋の整備装置及び整備方法によれば、高炉鋳床上にお
いて、一台の装置により、耐火物及び残銑の解体作業と
その解体屑の除去作業とを行うことができ、且つ、狭隘
部においても確実に解体・除去作業を行うことができ、
又、出銑樋内面を平滑に解体することができ、さらに、
解体屑を確実かつ効率良く除去することができるという
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高炉出銑樋の整備装置の一実施例
を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】本実施例における残銑解体装置の巾切り状況を
示す説明図である。
【図4】本実施例における残銑解体装置の縦切り状況を
示す説明図である。
【図5】本実施例における解体屑除去装置を示す側面図
である。
【図6】本実施例における解体屑除去装置を示す平面図
である。
【図7】従来の高炉出銑樋の解体装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 高炉出銑樋の整備装置 11 移動台車 13 出銑樋 13b 耐火物 13c 解体屑 17 残銑切断装置 25 耐火物解体装置 32 解体屑除去装置 F 残銑
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 貴之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社中央研究本部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動台車上に、高炉出銑樋内面に固着し
    た残銑を切断するための残銑切断装置と、出銑樋内面に
    施工した劣化した耐火物を解体するための耐火物解体装
    置と、該耐火物解体装置により解体された解体屑を除去
    するための解体屑除去装置とを備えていることを特徴と
    する、高炉出銑樋の整備装置。
  2. 【請求項2】 前記移動台車に複数の伸縮アームが進退
    自在に設けられ、少なくとも上記耐火物解体装置及び解
    体屑除去装置が上記伸縮アームの先端に具備されてい
    る、請求項1に記載の高炉出銑樋の整備装置。
  3. 【請求項3】 前記残銑切断装置が、ダイヤモンドカッ
    タを三次元的に移動自在に具備している、請求項1また
    は請求項2に記載の高炉出銑樋の整備装置。
  4. 【請求項4】 前記耐火物解体装置が、コニカルビット
    付回転ドラムを三次元的に移動自在に具備している、請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の高炉出銑樋の整
    備装置。
  5. 【請求項5】 前記解体屑除去装置が、出銑樋内面に倣
    うように移動自在に設けられ、該樋内面に臨んで開口さ
    れた吸引箱と、該吸引箱の近傍に回転自在に設けられ、
    該吸引箱へと耐火物の解体屑を掻き寄せるための掻き寄
    せ回転ブラシと、上記吸引箱の開口部内に回転自在に設
    けられ、該吸引箱内へと上記解体屑を導入するための吸
    い込み回転ブラシと、上記吸引箱に接続され、上記解体
    屑を吸引し補集するための解体屑補集装置とを備えてい
    る、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の高炉出銑
    樋の整備装置。
  6. 【請求項6】 走行台車に残銑切断装置,耐火物解体装
    置及び解体屑除去装置を搭載してこれらを出銑樋内に位
    置し、上記走行台車により残銑固着部に上記残銑切断装
    置を位置させ、該残銑切断装置により出銑樋内面に固着
    した残銑を切断した後、上記耐火物解体装置により切断
    残銑を剥離すると共に、出銑樋内面の耐火物を解体し、
    解体終了後、上記解体屑除去装置により解体屑を収集
    し、出銑樋外へ排出するようにしたことを特徴とする、
    高炉出銑樋の整備方法。
JP14436993A 1993-05-25 1993-05-25 高炉出銑樋の整備装置及び整備方法 Withdrawn JPH06330121A (ja)

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