JPH0633034A - 制振材組成物及びその複合材 - Google Patents
制振材組成物及びその複合材Info
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- JPH0633034A JPH0633034A JP22315492A JP22315492A JPH0633034A JP H0633034 A JPH0633034 A JP H0633034A JP 22315492 A JP22315492 A JP 22315492A JP 22315492 A JP22315492 A JP 22315492A JP H0633034 A JPH0633034 A JP H0633034A
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- vibration damping
- damping material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温から高温にかけて巾広い温度範囲におい
て制振性があり、硬質基材と接着性が良好な制振材を提
供する。 【構成】 (a)合成ゴム90〜20重量部と(b)オ
レフィン系重合体10〜80重量部との合計100重量
部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量部、
(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、(e)多
官能性モノマー0.1〜10重量部、及び(f)有機過
酸化物0.01〜5重量部を混合し変性してなる制振材
組成物。 【効果】 本発明の制振材は制振性が高く、金属等の硬
質基材との接着性が良好である。
て制振性があり、硬質基材と接着性が良好な制振材を提
供する。 【構成】 (a)合成ゴム90〜20重量部と(b)オ
レフィン系重合体10〜80重量部との合計100重量
部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量部、
(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、(e)多
官能性モノマー0.1〜10重量部、及び(f)有機過
酸化物0.01〜5重量部を混合し変性してなる制振材
組成物。 【効果】 本発明の制振材は制振性が高く、金属等の硬
質基材との接着性が良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温から高温にかけて
巾広い温度範囲において制振性があり、接着力が高く、
金属板等の硬質基材とのラミネート板にした時の加工性
の良い制振材組成物、及び該制振材組成物と上記硬質基
材との複合材に関するものである。
巾広い温度範囲において制振性があり、接着力が高く、
金属板等の硬質基材とのラミネート板にした時の加工性
の良い制振材組成物、及び該制振材組成物と上記硬質基
材との複合材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動あるいは騒音を発生する機械、設備
において、そのカバーとして用いられる金属板には、振
動、騒音を防止もしくは減少させ、また共振、共鳴を防
ぐ目的で、金属板に加硫ゴム等の振動減衰性材料(制振
材)を貼りつけたり、制振材を金属板で拘束した制振性
複合材(板)が用いられてきた。
において、そのカバーとして用いられる金属板には、振
動、騒音を防止もしくは減少させ、また共振、共鳴を防
ぐ目的で、金属板に加硫ゴム等の振動減衰性材料(制振
材)を貼りつけたり、制振材を金属板で拘束した制振性
複合材(板)が用いられてきた。
【0003】また、最近はマンション等の衝撃音をカッ
トする方法として、床の柱の下に制振材を敷いたり、パ
ーティクルボート間に制振、防音材をサンドイッチする
方法がとられている。その他、OA機器、自動車用オイ
ルパン、床、エンジンルームと客室との間仕切り等に、
制振、防音材を鋼板にサンドイッチする事も行われてい
る。
トする方法として、床の柱の下に制振材を敷いたり、パ
ーティクルボート間に制振、防音材をサンドイッチする
方法がとられている。その他、OA機器、自動車用オイ
ルパン、床、エンジンルームと客室との間仕切り等に、
制振、防音材を鋼板にサンドイッチする事も行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述の制振材及びそ
れらの複合材は効果的であるが、反面解決すべき問題点
が残っている。
れらの複合材は効果的であるが、反面解決すべき問題点
が残っている。
【0005】すなわち、従来の制振材には、使用可能な
温度範囲が常温から60℃までと狭く高温下では適さな
い、燃焼時に有毒ガスを発生する、可塑剤を多量に含み
接着強度が低い、あるいは溶剤タイプの場合には作業環
境上及び取扱い上の問題がある等の欠点がある。
温度範囲が常温から60℃までと狭く高温下では適さな
い、燃焼時に有毒ガスを発生する、可塑剤を多量に含み
接着強度が低い、あるいは溶剤タイプの場合には作業環
境上及び取扱い上の問題がある等の欠点がある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、従来公
知の制振材及びそれらの複合材の有する問題点を解決す
べく鋭意検討した結果、特定の制振材組成物に特定の接
着剤組成物を積層してなる制振材によって上記の問題点
が解決されることを知見した。
知の制振材及びそれらの複合材の有する問題点を解決す
べく鋭意検討した結果、特定の制振材組成物に特定の接
着剤組成物を積層してなる制振材によって上記の問題点
が解決されることを知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、(1)(a)合成ゴム90〜20重量部と(b)オ
レフィン系重合体10〜80重量部との合計100重量
部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量部、
(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、(e)多
官能性モノマー0.1〜10重量部、及び(f)有機過
酸化物0.01〜5重量部を混合し変性してなる制振材
組成物を提供するものである。
で、(1)(a)合成ゴム90〜20重量部と(b)オ
レフィン系重合体10〜80重量部との合計100重量
部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量部、
(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、(e)多
官能性モノマー0.1〜10重量部、及び(f)有機過
酸化物0.01〜5重量部を混合し変性してなる制振材
組成物を提供するものである。
【0008】また、本発明は、上記制振材組成物層を、
硬質基材に積層されてなる複合材を提供するものであ
る。
硬質基材に積層されてなる複合材を提供するものであ
る。
【0009】
【作用】本系においては、有機過酸化物から生成するラ
ジカルにより、合成ゴム((a)成分)及び/又はオレ
フィン系重合体((b)成分)及び/又はロジン又は石
油樹脂((d)成分)に対して多官能性モノマー
((e)成分)がグラフト重合するものと考えられる。
多官能性モノマー((e)成分)の化学構造によって
は、このグラフト重合により、合成ゴム((a)成分)
及び/又はオレフィン系重合体((b)成分)及び/又
はロジン又は石油樹脂((d)成分)が上記多官能性モ
ノマー((e)成分)のグラフト鎖を介して軽微に橋か
けされる。上記により、制振材組成物の凝集力は増大
し、接着強度が向上する。
ジカルにより、合成ゴム((a)成分)及び/又はオレ
フィン系重合体((b)成分)及び/又はロジン又は石
油樹脂((d)成分)に対して多官能性モノマー
((e)成分)がグラフト重合するものと考えられる。
多官能性モノマー((e)成分)の化学構造によって
は、このグラフト重合により、合成ゴム((a)成分)
及び/又はオレフィン系重合体((b)成分)及び/又
はロジン又は石油樹脂((d)成分)が上記多官能性モ
ノマー((e)成分)のグラフト鎖を介して軽微に橋か
けされる。上記により、制振材組成物の凝集力は増大
し、接着強度が向上する。
【0010】以下、本発明の制振材組成物及びその複合
材について詳述する。本発明において使用される合成ゴ
ム((a)成分)としては、ポリイソプレン、ポリブタ
ジエン、ニトリルゴム、ブチルゴム、ポリイソブチレ
ン、EPR、SIS、SBS等および、これらの水添
物、酸変性物等が挙げられる。
材について詳述する。本発明において使用される合成ゴ
ム((a)成分)としては、ポリイソプレン、ポリブタ
ジエン、ニトリルゴム、ブチルゴム、ポリイソブチレ
ン、EPR、SIS、SBS等および、これらの水添
物、酸変性物等が挙げられる。
【0011】また、本発明において使用されるオレフィ
ン系重合体((b)成分)としては、エチレン、プロピ
レン等のオレフィンの単独重合体、エチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、ジェ
ン(例えばエチリデンノルボルネン)等のランダム又は
ブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリエチレンアイオノマー〔三井デュ
ポン(株)製のハイミラン等〕等および、これらの酸変
性物等が挙げられる。
ン系重合体((b)成分)としては、エチレン、プロピ
レン等のオレフィンの単独重合体、エチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、ジェ
ン(例えばエチリデンノルボルネン)等のランダム又は
ブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリエチレンアイオノマー〔三井デュ
ポン(株)製のハイミラン等〕等および、これらの酸変
性物等が挙げられる。
【0012】また、本発明において粘着付与剤として使
用されるロジン又は石油樹脂((d)成分)としては、
例えば、ロジン、水添ロジン、酸変性ロジン、石油樹
脂、水添石油樹脂、フェノール樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂、ポリテルペン樹脂等が挙げられる。
用されるロジン又は石油樹脂((d)成分)としては、
例えば、ロジン、水添ロジン、酸変性ロジン、石油樹
脂、水添石油樹脂、フェノール樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂、ポリテルペン樹脂等が挙げられる。
【0013】また、本発明において変性に使用される多
官能性モノマー((e)成分)は、分子中にビニル基、
アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などの重
合性二重結合を2個以上有するモノマー、あるいは分子
中に前記重合性二重結合を1個以上とグリシジル基など
の官能基を1個以上有するモノマーをいう。例えば、グ
リシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、
ジエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレ
ングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オ
リゴエステルジアクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、オリ
ゴエステルジメタクリレート等が挙げられる。
官能性モノマー((e)成分)は、分子中にビニル基、
アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などの重
合性二重結合を2個以上有するモノマー、あるいは分子
中に前記重合性二重結合を1個以上とグリシジル基など
の官能基を1個以上有するモノマーをいう。例えば、グ
リシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、
ジエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレ
ングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オ
リゴエステルジアクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、オリ
ゴエステルジメタクリレート等が挙げられる。
【0014】前記変性剤の量は、ポリマー成分(前記
(a)成分と前記(b)成分との合計量)100重量部
に対して0.1〜10重量部、特に0.1〜5重量部が
好ましい。
(a)成分と前記(b)成分との合計量)100重量部
に対して0.1〜10重量部、特に0.1〜5重量部が
好ましい。
【0015】前記の変性に使用される有機過酸化物とし
ては、特に制限はなく、例えばt−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等が挙
げられる。
ては、特に制限はなく、例えばt−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等が挙
げられる。
【0016】上記有機過酸化物の量は、上記ポリマー成
分100重量部に対して0.01〜5重量部、特に0.
01〜1重量部が好ましい。
分100重量部に対して0.01〜5重量部、特に0.
01〜1重量部が好ましい。
【0017】また、本発明の制振材組成物には、前記成
分(a),(b),(d),(e)及び(f)に、さら
に(c)無機充填剤、例えば、炭酸カルシウム、タル
ク、金属酸化物、マイカ、クレー、ケイ酸、石こう、カ
ーボンブラック、グラファイト、金属粉、カーボン繊
維、金属繊維、無機繊維の織布等を配合することができ
る。これら無機充填剤のうち導電性物の添加はスポット
溶接を可能にする。
分(a),(b),(d),(e)及び(f)に、さら
に(c)無機充填剤、例えば、炭酸カルシウム、タル
ク、金属酸化物、マイカ、クレー、ケイ酸、石こう、カ
ーボンブラック、グラファイト、金属粉、カーボン繊
維、金属繊維、無機繊維の織布等を配合することができ
る。これら無機充填剤のうち導電性物の添加はスポット
溶接を可能にする。
【0018】また、本発明の制振材組成物には、ゴム
類、ポリオレフィン類に使用されるアミン系、フェノー
ル系、イオウ系、イミダゾール系等の耐熱剤が適量使用
されてもよい。
類、ポリオレフィン類に使用されるアミン系、フェノー
ル系、イオウ系、イミダゾール系等の耐熱剤が適量使用
されてもよい。
【0019】本発明の制振材組成物は、前記各成分を公
知の方法によって混合し、溶融混練することで変性とし
て得られる。例えば、これらの全成分を同時に混合し、
溶融混練して変性し、制振材組成物とすることもできる
し、また、実施例に示すように、成分の一部を溶融混練
してマスターペレットを作成し、これを希釈して制振材
組成物とすることもできる。また、溶融混練による変性
と同時に変性物を冷却することなくフィルム化し硬質基
材に接着することもできる。これらの成分の溶融混練に
よる変性温度は120〜300℃、好ましくは140〜
250℃である。
知の方法によって混合し、溶融混練することで変性とし
て得られる。例えば、これらの全成分を同時に混合し、
溶融混練して変性し、制振材組成物とすることもできる
し、また、実施例に示すように、成分の一部を溶融混練
してマスターペレットを作成し、これを希釈して制振材
組成物とすることもできる。また、溶融混練による変性
と同時に変性物を冷却することなくフィルム化し硬質基
材に接着することもできる。これらの成分の溶融混練に
よる変性温度は120〜300℃、好ましくは140〜
250℃である。
【0020】ポリマー成分(前記(a)成分と前記
(b)成分との合計量)100重量部中の前記合成ゴム
(a)の量が90重量部より多いと制振材組成物の高温
側での損失係数ηの低下が大きく、前記合成ゴム(a)
の量が20重量部より少ないと組成物の制振効果が小さ
くなる。
(b)成分との合計量)100重量部中の前記合成ゴム
(a)の量が90重量部より多いと制振材組成物の高温
側での損失係数ηの低下が大きく、前記合成ゴム(a)
の量が20重量部より少ないと組成物の制振効果が小さ
くなる。
【0021】また前記ロジン又は石油樹脂(d)の量が
上記ポリマー成分100重量部に対して100重量部よ
り多いと低温側のηの低下が大きく、5重量部より少な
いと接着強度が減少する。また、前記無機充填剤(c)
の量が上記ポリマー成分100重量部に対して120重
量部より多いと組成物の柔軟性がなくなりもろくなり低
温側でのηが小さくなる。
上記ポリマー成分100重量部に対して100重量部よ
り多いと低温側のηの低下が大きく、5重量部より少な
いと接着強度が減少する。また、前記無機充填剤(c)
の量が上記ポリマー成分100重量部に対して120重
量部より多いと組成物の柔軟性がなくなりもろくなり低
温側でのηが小さくなる。
【0022】本発明の制振材組成物は、通常、常法によ
りシート化又はフィルム化して使用される。これらのシ
ート又はフィルムの厚さは、シート化又はフィルム化の
際、T−ダイ等のリップ開度と引取速度によって調整す
ることができ、特に制限はないが好ましくは0.04〜
3mm程度である。
りシート化又はフィルム化して使用される。これらのシ
ート又はフィルムの厚さは、シート化又はフィルム化の
際、T−ダイ等のリップ開度と引取速度によって調整す
ることができ、特に制限はないが好ましくは0.04〜
3mm程度である。
【0023】本発明の制振材組成物は、種々の無機ある
いは有機の基材に適用できる。例えば、本発明の制振材
組成物をシート化して床と床の支柱の間に挿入したり、
パーティクルボードの下に入れたり、シートに接着剤を
付与して金属板等の硬質基材に貼りつけたり、パーティ
クルボード間に入れたりして適用できるが、特に金属に
好適に適用できる。金属としては特に制限されないが、
鉄、アルミニウム、銅あるいはこれらの金属を含む合
金、例えばステンレスが好ましい。これらの金属は箔
状、板状、管状、棒状その他任意の形状の剛体であって
もよい。板状の場合には厚さは0.01〜5mm、特に
0.2〜1.5mmが好ましい。金属に本発明の制振材
組成物を積層するにあたっては金属表面をあらかじめ清
浄しておくことが好ましく、所望によりサンドブラス
ト、あるいは燐酸塩、クロム酸塩処理等の表面処理を行
ってもよい。表面処理の程度は要求される性能から公知
の技術によって適宜決められる。
いは有機の基材に適用できる。例えば、本発明の制振材
組成物をシート化して床と床の支柱の間に挿入したり、
パーティクルボードの下に入れたり、シートに接着剤を
付与して金属板等の硬質基材に貼りつけたり、パーティ
クルボード間に入れたりして適用できるが、特に金属に
好適に適用できる。金属としては特に制限されないが、
鉄、アルミニウム、銅あるいはこれらの金属を含む合
金、例えばステンレスが好ましい。これらの金属は箔
状、板状、管状、棒状その他任意の形状の剛体であって
もよい。板状の場合には厚さは0.01〜5mm、特に
0.2〜1.5mmが好ましい。金属に本発明の制振材
組成物を積層するにあたっては金属表面をあらかじめ清
浄しておくことが好ましく、所望によりサンドブラス
ト、あるいは燐酸塩、クロム酸塩処理等の表面処理を行
ってもよい。表面処理の程度は要求される性能から公知
の技術によって適宜決められる。
【0024】次に、本発明の制振材組成物の層を、上述
の金属板等の硬質基材に積層してなる、本発明の複合材
について詳述する。
の金属板等の硬質基材に積層してなる、本発明の複合材
について詳述する。
【0025】上記硬質基材としては、特に制限はなく、
種々の無機あるいは有機の硬質基材が適用できるが、特
に金属が好適に使用できる。かかる金属としては、その
種類、形状には特に制限はないが、上述の板状金属が好
ましい。
種々の無機あるいは有機の硬質基材が適用できるが、特
に金属が好適に使用できる。かかる金属としては、その
種類、形状には特に制限はないが、上述の板状金属が好
ましい。
【0026】而して、前記の制振材組成物を、上記硬質
基材に積層するには、上記硬質基材それらを直接積層さ
せるか、又は別の接着剤組成物層を介して積層させる。
基材に積層するには、上記硬質基材それらを直接積層さ
せるか、又は別の接着剤組成物層を介して積層させる。
【0027】従って、本発明の複合材において、硬質基
材として金属板を使用する場合(他の場合にもこれに準
じて実施できる)の構成としては、制振材組成物層/金
属板層、制振材組成物層/接着組成物層/金属板層、金
属板層/制振材組成物層/金属板層、金属板層/接着組
成物層/制振材組成物層/接着組成物層/金属板層やこ
れらの組み合わせが挙げられる。特に制振材組成物を中
間層として両面に金属板が積層された形態のサンドイッ
チ構造の金属積層(複合)板(金属板層/ポリマーコア
層/金属板層:ポリマーコア層は制振材組成物層のみで
あってもよく、又は接着組成物層/制振材組成物層/接
着組成物層の3層からなるものであってもよい。)の厚
さは0.1〜15mm、特に0.3〜10mmであるこ
とが好ましい。2枚の金属板は異種でも同種でもよい。
また、金属板の表面は平坦でもよくエンボス処理等によ
って凹凸状であってもよい。制振材組成物層と金属板と
は接着剤組成物で点接着させてもよい。
材として金属板を使用する場合(他の場合にもこれに準
じて実施できる)の構成としては、制振材組成物層/金
属板層、制振材組成物層/接着組成物層/金属板層、金
属板層/制振材組成物層/金属板層、金属板層/接着組
成物層/制振材組成物層/接着組成物層/金属板層やこ
れらの組み合わせが挙げられる。特に制振材組成物を中
間層として両面に金属板が積層された形態のサンドイッ
チ構造の金属積層(複合)板(金属板層/ポリマーコア
層/金属板層:ポリマーコア層は制振材組成物層のみで
あってもよく、又は接着組成物層/制振材組成物層/接
着組成物層の3層からなるものであってもよい。)の厚
さは0.1〜15mm、特に0.3〜10mmであるこ
とが好ましい。2枚の金属板は異種でも同種でもよい。
また、金属板の表面は平坦でもよくエンボス処理等によ
って凹凸状であってもよい。制振材組成物層と金属板と
は接着剤組成物で点接着させてもよい。
【0028】金属板と前記のポリマーコア層とはプレス
成形、ロールによる連続成形等により熱融着される。
成形、ロールによる連続成形等により熱融着される。
【0029】金属板と前記ポリマーコア層とを積層する
ときの条件は、圧力:金属板盤面に対して1〜200k
g/cm2、温度:ポリマー成分の融点〜300℃、時
間:0.1〜60分間が好ましい。加熱後、好適には加
圧下に冷却される。
ときの条件は、圧力:金属板盤面に対して1〜200k
g/cm2、温度:ポリマー成分の融点〜300℃、時
間:0.1〜60分間が好ましい。加熱後、好適には加
圧下に冷却される。
【0030】本発明の複合材は、低温から高温にかけて
巾広い温度範囲において制振性があり、常温における加
工性が良好であり、公知の方法によって冷間加工等で成
形して自動車の内外装材、土木建築材料、工業用材料、
機械、設備その他の用途に使用することができる。
巾広い温度範囲において制振性があり、常温における加
工性が良好であり、公知の方法によって冷間加工等で成
形して自動車の内外装材、土木建築材料、工業用材料、
機械、設備その他の用途に使用することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を示す。以下の記載で部は重量
部、%は重量%を各々示す。また、以下の各例におい
て、複合板の損失係数の温度依存性は、供試材を恒温槽
内にセットして各温度に設定し、ブリエルケアー社製の
振動解析装置を用い、機械インピーダンスの共振点鋭度
から500Hzでの損失係数ηを測定した。
部、%は重量%を各々示す。また、以下の各例におい
て、複合板の損失係数の温度依存性は、供試材を恒温槽
内にセットして各温度に設定し、ブリエルケアー社製の
振動解析装置を用い、機械インピーダンスの共振点鋭度
から500Hzでの損失係数ηを測定した。
【0032】実施例1 マレイン化ポリプロピレン(宇部興産製)40部、SI
S(シェル化学製TR1107)20部、ロジン(荒川
化学製A125)61.5部、グリシジルメタクリレー
ト(日本油脂製ブレンマーG)0.12部、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
(日本油脂製パーヘキサ25B)0.04部をヘンシェ
ルミキサーにて混合した。
S(シェル化学製TR1107)20部、ロジン(荒川
化学製A125)61.5部、グリシジルメタクリレー
ト(日本油脂製ブレンマーG)0.12部、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
(日本油脂製パーヘキサ25B)0.04部をヘンシェ
ルミキサーにて混合した。
【0033】この混合物をダイ温度200℃に設定した
押出機にてペレット化した。このペレット121.6部
にSIS(シェル化学製TR1107)を40部ブレン
ドし、Tダイを取りつけた押出機(200℃)にて厚さ
60μの本発明の制振材組成物のフィルムを作成した。
押出機にてペレット化した。このペレット121.6部
にSIS(シェル化学製TR1107)を40部ブレン
ドし、Tダイを取りつけた押出機(200℃)にて厚さ
60μの本発明の制振材組成物のフィルムを作成した。
【0034】このフィルムを0.6mm厚さの2枚の冷
延鋼板の間にはさみ、熱プレス(170℃、30秒、5
kg/cm2)で溶融接着し、加圧した状態で70℃ま
で冷却し、0.6/0.05/0.6mmの積層板(本
発明の複合材)を得た。この積層板から20×220×
1.25の板を切出し、制振性能を測定した。損失係数
の値を図1に示す。
延鋼板の間にはさみ、熱プレス(170℃、30秒、5
kg/cm2)で溶融接着し、加圧した状態で70℃ま
で冷却し、0.6/0.05/0.6mmの積層板(本
発明の複合材)を得た。この積層板から20×220×
1.25の板を切出し、制振性能を測定した。損失係数
の値を図1に示す。
【0035】また、この積層板を用い、JIS K68
50に従って引張りせん断接着強度の試験、また、この
積層板のT剥離強度を測定した。その結果を表1に示
す。
50に従って引張りせん断接着強度の試験、また、この
積層板のT剥離強度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0036】実施例2〜5及び比較例1 表1に示した配合割合でそれぞれ実施例1と同様にして
積層板を得た。得られた積層板の損失係数の値をそれぞ
れ図1に示す。また、引張りせん断接着強度及びT剥離
強度を表1に示す。
積層板を得た。得られた積層板の損失係数の値をそれぞ
れ図1に示す。また、引張りせん断接着強度及びT剥離
強度を表1に示す。
【0037】実施例6〜10及び比較例2 二種三層インフレダイス(口径400mm)を装備した
多層インフレ装置を使用し、該ダイスの内外層には、押
出機を通してイタコン酸変性ポリプロピレン(宇部興産
製ZP639)を溶融ゾーン190℃、ダイス温度19
0℃の条件で供給し、該ダイスの中間層には、押出機を
通して実施例1〜5、比較例1で用いた樹脂を溶融ゾー
ン190℃、ダイス温度190℃の条件で供給し、各層
に供給した樹脂は該ダイスの内部で貼合し、三層構造の
管状体を、引取速度10m/minで引取り、折径10
00mm、各層の厚みは内外層(両側の接着剤組成物
層)10μ、中間層(制振材組成物層)60μである三
層構造のフィルムを得た。
多層インフレ装置を使用し、該ダイスの内外層には、押
出機を通してイタコン酸変性ポリプロピレン(宇部興産
製ZP639)を溶融ゾーン190℃、ダイス温度19
0℃の条件で供給し、該ダイスの中間層には、押出機を
通して実施例1〜5、比較例1で用いた樹脂を溶融ゾー
ン190℃、ダイス温度190℃の条件で供給し、各層
に供給した樹脂は該ダイスの内部で貼合し、三層構造の
管状体を、引取速度10m/minで引取り、折径10
00mm、各層の厚みは内外層(両側の接着剤組成物
層)10μ、中間層(制振材組成物層)60μである三
層構造のフィルムを得た。
【0038】このフィルムを0.6mm厚さの2枚の冷
延鋼板の間にはさみ、熱プレス(170℃、30秒、5
kg/cm2)で溶融接着し、加圧した状態で70℃ま
で冷却し、積層板(本発明の複合材)を得た。得られた
積層板の損失係数の値を図1に示す。また、引張りせん
断接着強度及びT剥離強度を表2に示す。
延鋼板の間にはさみ、熱プレス(170℃、30秒、5
kg/cm2)で溶融接着し、加圧した状態で70℃ま
で冷却し、積層板(本発明の複合材)を得た。得られた
積層板の損失係数の値を図1に示す。また、引張りせん
断接着強度及びT剥離強度を表2に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明の制振材組成物は、低温から高温
にかけて巾広い温度範囲において制振性があり、接着力
が高く、金属板等の硬質基材とのラミネート板にした時
の加工性の良いものである。また、本発明の複合材は、
低温から高温にかけて巾広い温度範囲において制振性が
あり、常温における加工性が良好であり、公知の方法に
よって冷間加工等で成形して自動車の内外装材、土木建
築材料、工業用材料、機械、設備その他の用途に使用す
ることができる。
にかけて巾広い温度範囲において制振性があり、接着力
が高く、金属板等の硬質基材とのラミネート板にした時
の加工性の良いものである。また、本発明の複合材は、
低温から高温にかけて巾広い温度範囲において制振性が
あり、常温における加工性が良好であり、公知の方法に
よって冷間加工等で成形して自動車の内外装材、土木建
築材料、工業用材料、機械、設備その他の用途に使用す
ることができる。
【図1】本発明の複合材の損失係数と温度との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)合成ゴム90〜20重量部と
(b)オレフィン系重合体10〜80重量部との合計1
00重量部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量
部、(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、
(e)多官能性モノマー0.1〜10重量部、及び
(f)有機過酸化物0.01〜5重量部を混合し変性し
てなる制振材組成物。 - 【請求項2】 (a)合成ゴム90〜20重量部と
(b)オレフィン系重合体10〜80重量部との合計1
00重量部に対して、(c)無機充填剤0〜120重量
部、(d)ロジン又は石油樹脂5〜100重量部、
(e)多官能性モノマー0.1〜10重量部、及び
(f)有機過酸化物0.01〜5重量部を混合し変性し
てなる制振材組成物の層が硬質基材に積層されてなる複
合材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22315492A JPH0633034A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 制振材組成物及びその複合材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22315492A JPH0633034A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 制振材組成物及びその複合材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633034A true JPH0633034A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16793642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22315492A Pending JPH0633034A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 制振材組成物及びその複合材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633034A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116285093A (zh) * | 2023-05-12 | 2023-06-23 | 科建高分子材料(上海)股份有限公司 | 一种丁基阻尼聚合物及其制备方法和应用 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP22315492A patent/JPH0633034A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116285093A (zh) * | 2023-05-12 | 2023-06-23 | 科建高分子材料(上海)股份有限公司 | 一种丁基阻尼聚合物及其制备方法和应用 |
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