JPH0633107Y2 - コンクリート型枠用板体 - Google Patents

コンクリート型枠用板体

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JPH0633107Y2
JPH0633107Y2 JP1988032105U JP3210588U JPH0633107Y2 JP H0633107 Y2 JPH0633107 Y2 JP H0633107Y2 JP 1988032105 U JP1988032105 U JP 1988032105U JP 3210588 U JP3210588 U JP 3210588U JP H0633107 Y2 JPH0633107 Y2 JP H0633107Y2
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concrete
nail
plate
holes
transparent sheet
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四男 今枝
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、コンクリート打設の際に用いられるコンクリ
ート型枠を形成するためのコンクリート型枠用板体の改
良に関する。
ロ 従来の技術 土木、建築分野において、コンクリートを打設する場合
は、従来コンクリートパネルと称される厚手の合板によ
って形成されたコンクリート型枠が用いられている。こ
のコンクリート型枠は必要なくなれば解体して取り外
し、また加工されたものは処分され、再利用可能なもの
は繰り返し利用される。しかしコンクリートパネルは、
木製のベニヤ単体を積層して互いに接着形成されたもの
であるため、水分を含むと剥離や腐敗を起こしやすく、
しかも繰り返し使用する場合には、コンクリートパネル
の表面に付着した塗料やコンクリートの剥離、穴埋め、
釘抜きといった煩雑な作業が必要であった。またコンク
リートパネルは、切断加工が容易であることから型枠の
形状や大きさは自在に形成できるが、いったん切断加工
して利用されたコンクリートパネルは、作業員が利用し
たがらない傾向が強いとの理由から、再度使用に供され
ることなく略100%廃棄処分されているのが実情であ
る。
従って常時大量のコンクリートパネルを在庫として確保
しておかなければならず、風雨から守ることのできる格
納場所の確保や、木材の価格変動に対処するなど管理が
難しかった。また再利用できなくなったコンクリートパ
ネルの利用価値は全くなく、焼却処分に頼らざるを得な
かった。
そこで本考案の出願人は、耐久性に優れ、取り扱い容易
で、従来使用されていたコンクリートパネルに代わる建
築材料として、谷筋及び山筋を交互に並設してなる重合
可能な波板の谷筋及び山筋、またはそのいずれか一方の
筋に沿って釘穴を穿設したコンクリート型枠用板体(実
願昭59−96671号)を先に提案し、コンクリート
パネルの欠点を改善するのに一応の成果を納め、更にコ
ンクリート型枠用板体によって形成された型枠から、流
し込まれたコンクリートが釘穴から漏れ出さないよう、
該釘穴が穿設された各筋に合成樹脂製の透明シートを貼
着し、前記釘穴を該透明シートで被覆したコンクリート
型枠用板体(実願昭60−160651号)を考案し
た。
ハ 考案が解決しようとする問題点 上記従来のコンクリート型枠用板体は、予め釘穴が穿設
されており、その釘穴を透明シートで被覆することによ
り釘穴からコンクリートの漏れを防ぐことはできるが、
逆にコンクリート中の水分は全く排出されず、養生期間
が非常に長くなるために作業全体の効率が低下すると共
に、冬期間中は水分が凍結してコンクリートに亀裂を生
じさせるという新たな欠点を生じる結果となった。
ニ 問題点を解決するための手段 そこで本考案は上記欠点に鑑み、簡単且つ合理的な構成
によって、コンクリート型枠用板体からの有効適切な水
抜きを可能にするために、次のように構成した。
即ち本考案は、谷筋及び山筋を交互に並設してなる重合
可能な波状板の谷筋及び山筋、またはそのいずれか一方
の筋に沿って斜めの長孔状の釘穴を穿設し、且つ前記釘
穴が穿設された各筋に合成樹脂製の透明シート体を貼着
して、前記釘穴を前記透明シート体で被覆し、更に前記
釘穴を被覆した前記透明シート体に多数の針穴を設けた
ことにある。
ホ 作用 本考案のコンクリート型枠用板体に形成された針穴によ
って、コンクリート中の余剰水分の抜けは多くもなく少
なくもないように調節可能となる。
ヘ 実施例 本考案の実施一例を図面に従って説明すると、図面に示
すコンクリート型枠用板体1は、180cm×90cm、厚さ1.2
mmのキーストンプレートの谷筋1aに、該谷筋方向に対し
て略45度傾斜した長孔からなる釘穴2が、等間隔且つ
板体中心に対して放射方向に向いて各筋一例ずつ穿設さ
れている。前記キーストンプレートの断面は、第3図の
ように谷筋1aは底面35.2mm、上部開口面45.6mm、高さが
14mmの台形をしていて、該谷筋1aと上下対称の形をした
山筋1bとが交互に形成されている。また釘穴2は、幅が
約3mm長さが21mmで、谷筋1aの全面に穿設されており、
該谷筋1aには幅約40mmの合成樹脂(ポリプロピレン)製
で、片面に接着剤(アクリル系接着剤)が塗布されてい
る透明シート3を貼着することによって該釘穴2は全て
該透明シート3によって被覆されている。該透明シート
及び接着剤の材質としては、例示した以外のもの、例え
ばビニール、ポリエチレン、ポリアミド等の合成樹脂を
用いることもできる。該釘穴2を被覆した該透明シート
3には、第4図のごとく該釘穴2の長手方向と平行に、
針穴7が一例に穿設されている。この針穴7の数、配置
形状は当実施例にとらわれるものではないが、前記針穴
7の直径は徐々に水抜きされる程度の直径1mm程度が好
ましく、流し込むコンクリートの量、質により変更して
もよい。針穴7の穿設方法は、該透明シート3を貼着後
釘穴2に針穴7を穿設しても良く、または第6図のよう
に全面に針穴7を穿設した該透明シート3の片面に接着
剤を塗布した後、キーストンプレートの谷筋1aに貼着し
てもよい。上記キーストンプレートは、谷筋及び山筋を
それぞれ合致させて重合すれば、筋方向へ自由にスライ
ドさせることができるし、筋のピッチ幅毎ずらして重合
することも可能であるから、複数枚を前後、左右に連設
した場合、大きさは自由に調整することができる。その
際どのように重合させても重合部においては正方形の釘
穴の打ち込み用貫通孔が形成される。よって該貫通孔を
利用して釘の打ち込みが可能となり、コンクリートパネ
ル板と同様な使用に供し得るのである。
なお当該実施例の釘穴は、全ての谷筋に、斜めの長孔を
板体中心に対して放射方向を向くように配列させてある
が、全てが同一方向を向くように配列したり、部分的に
設けたり、あるいは円形と長円形との組み合わせとする
等、重合部に貫通孔が形成可能な組み合わせの長孔形状
であれば、数や大きさもそれらに限定されるものではな
い。またキーストンプレートの断面形状も、重合可能で
ある限り実施例以外でも差し支えない。
次に上記のように構成されたコンクリート型枠用板体を
用い、地上階における各フロアーのコンクリート打ち込
み用型枠の施工について説明すると、まず伸縮性(通例
サポートと称される)4に大引き5を所定間隔ずつ隔て
て平行に横架してなる基礎を形成する。そして該基礎上
へ本考案のコンクリート型枠用板体1を載置し、端部を
重合させながら前後左右へ連設する。実施例のコンクリ
ート型枠用板体は、重合部分において前記したごとく斜
めの長孔形状した釘穴2が×状に交差し、交差の中央部
分に透孔が形成される。よって大引き5に当接する釘穴
2または重合部に形成された釘穴2に、透明シート3を
貫かせて釘6を打ち込み、該大引き5に固定させる。こ
のようにすれば、従来使用されていたコンクリートパネ
ルと同じ要領で型枠の施工が行える。該施工過程におい
て、板体の筋方向へは重合部を加減して自由に調節する
ことができ、筋方向と直交方向へは筋ピッチ毎にしか調
節することができないが、筋のピッチに満たない部分
は、ベニヤ板等で補充する。その他は従来のコンクリー
トパネルの場合と同様であるから、ここではこれ以上の
詳しい説明は省略する。完成された型枠にコンクリート
を流し込んだ場合には、釘穴2が透明シートによって塞
がれているが、針穴7が設けてあるのでそこから水分が
僅かずつ漏れ、養生時間を短縮し、強化させる効果があ
る。また解体した場合には、釘はたやすく外すことがで
き、透明シート3の釘挿通跡は合成樹脂自体の弾力によ
ってほとんど元の状態が塞がれるから、再度使用する場
合にも問題はない。
上記実施例のコンクリート型枠用板体は、板体の全面に
わたって釘穴が設けられているから、型枠の施工作業中
該釘穴から光が差し込んで作業場は明るく保たれる。そ
してコンクリート型枠用板体は用度及び耐久性に優れて
いるため、根太を省いた型枠の施工が可能となって木材
の消費量を低くできると共に、繰り返し使用の回数を大
幅に向上できる。なお本考案においてコンクリート型枠
用板体の材質としては軽量金属が最も適しているが、他
の金属や合成樹脂製とすることもでき、所望面にコンク
リートとの剥離性に優れた塗装を施しておくと効果的で
ある。
ト 効果 本考案は以上のように構成するものであるから、従来の
コンクリート型枠用板体におけるメリットはそのまま
に、打ち込まれたコンクリートの余剰水分を効率よく除
くことができ、コンクリートの強化が図れるので、より
完成度の高いコンクリート型枠用板体といえる。よって
従来のコンクリートパネルに代わる有望な建築材料とし
て高く評価され、その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンクリート型枠用板体の実施例
を示す斜視図、第2図は該コンクリート型枠用板体の部
分拡大斜視図、第3図はA−A線断面図、第4図、第5
図は釘穴部分の拡大平面図、第6図は施工例の説明図、
第7図は釘止め部の断面図である。 1…コンクリート型枠用板体、2…釘穴、3…透明シー
ト、4…伸縮柱、5…大引き、6…釘、7…針穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】谷筋及び山筋を交互に並設してなる重合可
    能な波状板の谷筋及び山筋、またはそのいずれか一方の
    筋に沿って斜めの長孔状の釘穴を穿設し、且つ前記釘穴
    が穿設された各筋に合成樹脂製の透明シート体を貼着し
    て、前記釘穴を前記透明シート体で被覆し、更に前記釘
    穴を被覆した前記透明シート体に多数の針穴を設けたこ
    とを特徴とするコンクリート型枠用板体。
JP1988032105U 1988-03-10 1988-03-10 コンクリート型枠用板体 Expired - Lifetime JPH0633107Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988032105U JPH0633107Y2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 コンクリート型枠用板体

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JP1988032105U JPH0633107Y2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 コンクリート型枠用板体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01143839U JPH01143839U (ja) 1989-10-03
JPH0633107Y2 true JPH0633107Y2 (ja) 1994-08-31

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ID=31258417

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JP1988032105U Expired - Lifetime JPH0633107Y2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 コンクリート型枠用板体

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6269544U (ja) * 1985-10-19 1987-05-01
JPH0330499Y2 (ja) * 1985-10-19 1991-06-27

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Publication number Publication date
JPH01143839U (ja) 1989-10-03

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